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健診での採血に伴う合併症頻度についての検討─採血部位および使用針による違い─

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Academic year: 2021

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健診での採血に伴う合併症頻度 ▶▶▶ はじめに  健診における採血においても頻度は少ないもの の、痛み・痺れといった神経損傷、内出血・腫れと いった血管損傷、迷走神経反応などの合併症が生じ うる。当センターでは、2016年以降、大西らの推奨 に従い、穿刺血管の選択は橈側皮静脈、肘正中皮静 脈の順とし、尺側皮静脈はやむを得ない場合のみ使 用することとし、使用針は翼状針の使用を推奨する としてきた1-3)  しかし、その後の報告でも推奨されている安全な 採血方法については、必ずしも見解が一致していな い4, 5)。当センターの採血法の現状を把握し、さらに 合併症について、採血記録から拾い上げ採血部位 別、使用針別に合併症頻度を検討し、より安全な採 血方法の構築を目指した。 ▶▶▶ 対象と方法  対象は2018年 4 月から12月に、当センターを受診 した52,830(男性26,209、女性26,621)名で、平均年 齢は55.1±17.0(男性54.0±17.3、女性56.2±16.7) 歳である。採血記録より、採血部位別(橈側皮静 脈、肘正中皮静脈、尺側皮静脈)使用針〔採血針 (ホルダー採血用両方向直針)、翼状針、注射針(注 射器採血に用いる直針)〕別に合併症の頻度を比較 した。統計解析ソフトは、EZRver1.36(自治医科大 学付属病院・付属さいたま医療センター)を用い、 群間の有意差検定はχ2 乗検定を行った。 ▶▶▶ 結 果  選択された静脈の部位は、肘正中皮静脈が最多 (58.7%)で、次に橈側皮静脈(24.0%)、尺側皮静

抄 録

 健診時の採血においても合併症は発生する。採血部位別、使用針別に合併症頻度を検討し、より安全な採血方 法を探った。対象は2018年 4 月から12月まで、当センターを受診した 52, 830人で、採血部位(橈側皮静脈、 肘正中皮静脈、尺側皮静脈)別、使用針〔採血針(ホルダー採血用の両方向直針)、翼状針、注射針(注射器採 血に用いる直針)〕別に合併症の頻度を比較した。全体の合併症は0. 17%、採血部位別では、橈側19/12, 663例 (0. 15%)、正中39/31, 025例(0. 13%)、尺側29/8, 227(0. 35%)で、橈側と正中では差を認めず、尺側で 橈側(p<0. 01)、正中(p<0. 001)に比し有意に多かった。針別には、採血針14/11, 792例(0. 12%)、翼状 針70/39, 371例(0. 18%)、注射針9/1, 667例(0. 54%)で、採血針と翼状針の間に差は無かったが、採血針 と注射針(p<0. 001)、翼状針と注射針(p<0. 001)の間には有意差を認めた。合併症の種類は、痛みが 37. 2%と最多で、内出血・腫れが28. 7%、血管迷走神経反応が24. 5%、痺れが9. 6%だった。神経損傷が疑わ れる合併症(痛み・痺れ)に比し血管合併症(内出血・腫れ)は、より年齢の高い層に多い傾向にあったが、血 管迷走神経反射は若年層に多く発生した。翼状針は成功率が高く合併症が少ないとされているが、今回は直針と の間に差を認めなかった。以上の結果より、当センターでは、翼状針の使用を推奨し、採血部位は尺側皮静脈を 避け、目視で良好な橈側、肘正中皮静脈については直針の使用も可能とした。 (総合健診.2021;48:243-247.) キーワード 健診、採血、合併症、神経損傷、血管迷走神経反射

健診での採血に伴う合併症頻度についての検討

─採血部位および使用針による違い─

小笠原 翼

1)

 佐藤ひとみ

1)

 菅原由紀江

1)

奥山千佳子

1)

 後藤 敏和

1)

 菊地  惇

1) 〔論文受付日:2020年 8 月18日〕〔論文受理日:2020年11月 2 日〕 〔J-STAGE 早期公開日:2021年 1 月20日〕 1 )公益財団法人やまがた健康推進機構山形検診センター

報 告

報 告

(2)

脈(15.6%)、その他(1.7%)の順であった。合併 症頻度は全体で0.17%。部位別では、尺側皮静脈が 最多で0.35%、次に橈側皮静脈(0.15%)、肘正中皮 静脈(0.13%)の順であった。橈側皮静脈と肘正中 皮静脈の間には有意差は認められず、尺側皮静脈と 橈側皮静脈(p<0.01)、肘正中皮静脈の間(p< 0.001)に有意差を認めた(表 1 )。  使用された針は、翼状針74.5%、採血針22.3%、 注射針3.2%であった。合併症の頻度は、注射針 0.54%、翼状針0.18%、採血針0.12%、であった。 採血針と翼状針の間には有意差は認められず、注射 針と採血針(p<0.001)および翼状針(p<0.01) の間に有意差を認めた(表 2 )。  合併症の内訳は、痛み37.2%、痺れ9.6%、内出 血・腫れ28.7%、血管迷走神経反応(VVR)24.5% であった(表 3 )。  痛み・痺れを神経損傷として扱い、発生頻度をみ ると神経損傷が0.085%と最多で、内出血・腫れを 合 わ せ た 血 管 合 併 症 が0.051%、迷 走 神 経 反 応 (VVR)が0.044%であった。男女別の合併症頻度に は合併症の種類を問わず差を認めなかった(表 4 )。  年齢階層別の比較では、神経損傷(痛み・痺れ) に比し、血管合併症(内出血・腫れ)は、男女とも により年齢の高い層に多い傾向がみられた。逆に、 血管迷走神経反応(VVR)は、若年層に多くみられ た(表 5 )。  全体の合併症頻度を、中学生・高校生の若年層と 18歳 以 上 の 群 に 分 け て 比 較 す る と、18歳 以 上 0.16%に比し、若年層で1.54%と10倍近く若年層で 高かった(p<0.001)(表 6 )。 部位 採血人数 (%)割合 合併 症数 (%)頻度 橈 側 12, 663  24. 0 19 0. 15 正 中 31, 025  58. 7 39 0. 13 尺 側 8, 256  15. 6 29 0. 35 その他 886   1. 7  6 0. 68 計 52, 830 100 93 0. 17 n.s. p<0. 001 p<0. 01 表 2 使用針別の合併症頻度 使用針 採血人数 (%)割合 合併症数 (%)頻度 採血針 11, 792  22. 3 14 0. 12 翼状針 39, 371  74. 5 70 0. 18 注射針 1, 667   3. 2  9 0. 54 計 52, 830 100 93 0. 17 n.s. p<0. 01 p<0. 001 表 3 合併症の種類(当日) ( ):重複例 症 状 件数 頻度(%) 痛み 35(2) 37. 2 痺れ 9  9. 6 内出血・腫れ 27(2) 28. 7 血管迷走神経反応(VVR) 23 24. 5 ( ):重複例 症 状 性別 症状なし(人) 症状あり(人) (%)頻度 神経損傷 (痛み・痺れ) 男 26, 189 20(1) 0. 08 女 26, 596 25(1) 0. 09 内出血 腫れ 男 26, 198 11(1) 0. 04 女 26, 605 16(1) 0. 06 血管迷走神経反応 (VVR) 男 26, 196 13 0. 05 女 26, 611 10 0. 04 n.s. n.s. n.s. 表 5 年齢階層別の合併症の種類 ( ):重複例 年齢 神経損傷 (痛み・痺れ) 内出血 腫れ 血管迷走神経 反応(VVR) 計 男 女 男 女 男 女 10~19 3 1 3  7 20~29 3 5 1 8 3 20 30~39 7 4 2 1 14 40~49 3(1) 3(1) 1(1) 4(1) 3 14 50~59 1 2 2 1 3  9 60~69 3 7 4 5 19 70~79 3 2 3  8 80~ 2 1  3 表 6 若年層と18歳以上の群での合併症頻度 区 分 採血人数 (%)割合 合併症数 (%)頻度 大学生 専門生 社会人 (18歳以上) 52, 506  99. 4 88 0. 16 中学生 高校生 324   0. 6  5 1. 54 計 52, 830 100 93 0. 17 p<0. 001

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健診での採血に伴う合併症頻度 ▶▶▶ 考 案  採血に伴う正確な合併症の頻度は定義が統一され ていないこともあり、必ずしも明らかでない6)。木 村は大学病院における約33万例の採血例において、 採血後に疼痛、腫れ、皮下出血、痺れなどの症状を 訴えた症例は53例、約0.02%だったと報告してい る7)。今回の検討では0.17%と木村らの報告よりも 高率であった。原因は明らかでないが、対象の違い も要因の一つと考えられる。病院の患者にとって採 血は診療上必須の医療行為であり、軽度の合併症に ついては申告していない可能性が推測される。  個々の合併症のうち、神経損傷の頻度について は、報告によりばらつきがあるが、約 1 万~10万回 に 1 回で発生するとされている4)。渡辺らは大学病 院の103,190名の採血で採血時に強い痛みや痺れを 訴えたものは135名(0.13%)で後遺症を残したもの は 7 名(0.007%)で 6 名は 6 カ月以内に治癒し 1 名は 1 年経っても後遺症を残したと報告している8) 今回の検討でも、合併症のうち痛み・痺れを加えた 神経損傷の発生頻度は0.085%で合併症のうち最多 であった。女性と若年者に多いという報告がある が9)、今回の検討では男女差は認めなかった。採血 部位は重要で、大西らは穿刺血管別のしびれの発生 頻度は、尺側皮静脈0.13%、正中皮静脈0.045%、撓 側皮静脈0.024%で尺側皮静脈で高いと報告し2)、木 村も尺側部では他の 2 部位に比し痛み・痺れが多 かったとしている7)。今回の検討でも合併症頻度は、 尺側で有意に高かった。  出血や血腫などの出血性合併症の正確な頻度は明 らかでないが4)、Galena らは、保険加入時の健診 3 年間の4,050件の静脈穿刺で内出血と血腫を12.3%に 認めたとしている10)。本邦では岡崎らが採血時の血 液漏出率は0.04%と報告し11)、報告者により差があ る。今回の検討では0.051%で岡崎らの数値に近 かった。また今回の検討では神経損傷に比し、血管 合併症はより高齢者に多く認められたが、高齢者ほ ど血管の脆弱性が高いことが要因と推測される。  血管迷走神経反応の頻度も報告者により0.01~ 1 %と幅がある4)。前述の Galena の健診における報 告では2.6%で、失神を来したのは 1 %未満であっ たとしている10)。藤田らは、病院における採血で中 央採血室では0.01%だったのに対し、自己血採血で は、2.1%と高かったと報告し、自己血採血者におい ては基礎疾患を有し手術を前に不安、緊張状態にあ るため高いのであろうと推測している12)。また日本 赤十字社から、本邦における献血時の頻度は0.76% と報告されている13)。今回の検討では0.04%で藤田 らの中央採血室のデータに近かったが、自己血採血 時、献血時には採血針が太く、採血量が多いことが VVR 発生頻度が高い要因と推測された。VVR は若 年者に多いと報告されているが10)、今回の検討でも 同様であった。採血の経験が少ない若年者が多い学 校健診などでは頻度が多いとされているが4)、今回 の検討において中学・高校生で18歳以上に比し合併 症頻度が高いことの要因となっている可能性があ る。  推奨されている最適な採血部位については、必ず しも一致していない。2019年発行の標準採血法ガイ ドラインでは、重症となりうる正中神経損傷を避け るために、深い位置の尺側・正中皮静脈の穿刺を避 ける、と記載され4)、2017年発行の、月刊ナーシン グ、注射・採血手技の最新エビデンスには、静脈弁 の数が少ないことから、第一選択部位は正中皮静脈 としている5)。一方大西らは、神経損傷回避のため、 穿刺血管の選択は①橈側皮静脈②肘正中皮静脈③翼 状針使用の尺側皮静脈の順としている1)。Mikuni ら は128体の死体において、皮静脈、皮神経、動脈、 静脈弁の位置関係から肘窩における安全な静脈穿刺 部位を検討し、正中静脈の中間点から正中静脈と橈 側静脈合流部までが最も安全としている14)  翼状針の使用は、成功率を上げ不快感を低下さ せ、特に採血困難例で有効であったと報告されてい る15)。標準採血ガイドラインでも、翼状針が採血針 よりも不成功頻度が少なく、痛み等の不快感・神経 損傷の頻度が少ないとし4)、Ohnishi らは、翼状針使 用を推奨した後、神経損傷の発生頻度は10万回あた り11.28から5.81に減少したと報告している3)  今回の検討では、採血針と翼状針で合併症の頻度 に差を認めなかったが、選択した静脈の違いによる 可能性も考えられる。今回の検討では、穿刺部位別 の使用針の種類について検討しておらず、評価でき なかった。他方、直針に比し翼状針は 2 倍以上価格 が高いことは費用対効果を考える上ではマイナスの 要因となる。  本研究の限界は前述の如く穿刺部位別の使用針の 種類を検討しなかったこと、および合併症が採血日 から数日以内に訴えられたものしか把握していない ことであり、実際の合併症頻度はより高い可能性が ある。

(4)

ターの採血方法を以下の如くとした。 1 .尺側皮静 脈は避ける。 2 .翼状針は、どの採血部位に関わら ず、使用を推奨する。 3 .目視で良好な橈側、肘正 中皮静脈は、直針の使用を可とする。  また合併症の再発防止策として、受診者情報共有 システムを使用し、過去の採血時、何らかの問題が あればコメントを入力し、次回の受診時に表示され るようにした。 ▶▶▶ 結 語  当センターの採血に関わる合併症発症頻度を検討 した。採血部位については肘正中皮静脈と橈側皮静 脈に比し尺側皮静脈で高かった。使用針について は、採血針と翼状針に比し、注射針で高かった。合 併症の内訳は、痛み・痺れが最多で内出血、腫れが 続いた。血管迷走神経反応は若年者に多く発症し た。  本研究の内容は、第48回日本総合健診医学会、 (2020年 2 月 7 日、東京都)にて発表した。  本論文の発表については、公益財団法人やまがた 健康推進機構の倫理審査委員会(2020年 7 月28日) にて承認を得た。    著者の COI(conflict of interest)開示:本論文発表内容 に関連して特に申告なし ▶▶▶ 文 献 1 ) 大西宏明:採血に伴う神経損傷回避への取り組み.臨病 2 ) 大西宏明:第15回「首都圏ラボラトリーフォーラム」資 料【神経損傷予防のポイント】 2015; 1-4. 3 ) Ohnishi H, Watanabe M, Watanabe T: Butterfly nee-dles  reduce  the  incidence  of  nerve  injury  during  phlebotomy. Arch Pathol Lab Med 2012; 136: 352. 4 ) 日本臨床検査標準協議会:標準採血法ガイドライン第 1 版(GP4-A3),東京,学術広告社,2019. 5 ) 藤田 浩:注射・採血手技の最新エビデンス.ナーシン グ,東京,学研メディカル秀潤社.2017; 37: 5-61. 6 ) 大西宏明:患者に安全な採血.臨検 2015; 59: 6-11. 7 ) 木村正弘:外来採血における採血事故.Med Technol  2008; 36: 538-9. 8 ) 渡辺美津子,高城靖志,司茂幸英,江上照夫,渡邊  卓:採血による後遺症のフォローアップシステム.医学 検査 2004; 53: 673. 9 ) Horowitz SH: Venipuncture-induced neuropathic pain:  the clinical syndrome, with comparisons to experimen-tal nerve injury models. Pain 2001; 94: 225-9. 10) Galena HJ: Complications Occurring from Diagnostic  Venipuncture. J Fam Pract 1992; 34: 582-4. 11) 岡崎ゆり子,渡辺美津子,大藤弥穂,高城靖志,大西宏 明,渡邊 卓:ディスポーザブル駆血帯の止血ベルトへ の応用の効果.Kameraden 2012; 54: 22-4. 12) 藤田 浩,山本恵美,高田裕子,浅香祐幸,森山昌彦, 平野亜希子:自己血採血と検査採血時の血管迷走神経反 応 VVR の比較検討.自己輸血 2004; 17: 117-20. 13) 日本赤十字社:第 2 回「安全で安心な献血の在り方に関 する懇談会」資料【平成15年度採血副作用の分析等につ いて】.2016.(オンライン)入手先〈http://www.whlw. go.jp/shingi/2004/11/dl/sll26-18c.pdf〉,(参照2019-10-10) 14) Mikuni Y, Chiba S, Tonosaki Y: Topografhical anatomy  of superficial veins, cutaneous nerves, and arteries at  venipuncture sites in the cubital fossa. Anat Sci Int  2013; 88: 46-57. 15) Hefler L, Grimm C, Leodolter S, Tempfer C: To But-terfly or Needle. The Pilot Phase 2004; 140: 935-6. ❖  ❖  ❖

(5)

健診での採血に伴う合併症頻度

The Frequency of the Complication of Venipuncture

in the Medical Examination

—The Difference of the Punctured Venous and the Kind of

the Needle—

Tsubasa Ogasawara

1)

, Hitomi Sato

1)

, Yukie Sugawara

1)

, Chikako Okuyama

1)

,

Toshikazu Goto

1)

, Atsushi Kikuchi

1)

1) Public Interest Foundation of Yamagata Health Promotion System

Venipuncture complications happen in medical examinations. To create a safer method of

venipuncture, we investigated the incidence rate of complications in 52, 830 cases of venipunctures,

from patients who visited our medical examination center between April and December 2018. We

compared the differences of incident rate among the selected venous and the kinds of needle. The

incident rate was 0. 17% totally, 0. 15% in the cephalic, 0. 13% in the medial cubital, and 0. 35% in

the basilic vein, significantly higher in the basilic compared to the medial cubital (p<0. 001) and

cephalic veins. Regarding needles, the incidence rate was significantly higher in syringe needles

(0. 54%), compared with butterfly needles (0. 18%, p<0. 001) and straight needles (0. 12%,

p<0. 001). Regarding the types of complications, pain was observed most frequently (37. 2%), bruising

and hematoma 28. 7%, vasovagal reaction 24. 5%, and numbness 9. 6%. The complications of vessel

injuries (bruising and hematoma) were observed in more elderly cases compared with nerve injuries

(pain and numbness). Vasovagal reaction was higher in younger age groups. Using these results, we

determined as follows: avoid the basilic vein and recommend the use of butterfly needles although

straight needles could be used in the clearly visible cephalic or medial cubital veins.

(HEP. 2021;48:243–247.)

Medical examination, Venipuncture, Complication, Nerve Injury,

参照

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