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地場産業における経営実態の調査研究

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Academic year: 2021

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(1)地場産業における経営実態の調壺研究. 1)課題 ー 地場産業への経営政策. 木林. 大 目. 弘. 次. 2)経営環境の概括 3)経営実態の把握 4)実態分析の試行. 5)実態分析の検討. 6)結語 一 地域開発への経営志向. 1)課題 ー 地場産業への経営政策. 地場産業の経営研究, これが, これから取組もうとする 一 連の課題の要約. といえる。 経営が学問の対象とされてから, すでに長く, 経営学が理論的で あるとともに, 実践的でなければならないといわれてからも, もう久しい。 経営が, 企業に限定されることなく, 個別経済として, 経営学の対絞とし,. 企業経済とともに, 家政経済そして官庁経済もまた, 対家とさるべ きである. ことは, り,. っとに指摘されているところである\ このことは最近の趨勢な. 事実からして, 肯きえる事柄である。 たとえば, 公企業論や家政学とい. ったことにとどまらず, PPBSの理論や家政経営学の展開にみられる。. しか. しわれわれがここで課題としたいのは, 企業経済そ のものであることにぱ相 異ないが, この個別経済の生成なり生態を相異した観点から把握することに. よ って, 官庁経済および家政経済との対比や関連における個別経済としての. 企 業経済の特性なり課題を明確にすることであり, また企業経済そのものの - 173(2515) -.

(2) 形態なり 発展を理解 し ようとするものである。 すなわち企業経済の経営とい. うものを生成の過程において考察するなら , 本源的な経営としての家政経済. から分離 , 独立 して , 生 業 そ して家 業という企業経済への 発展があり , 形態. となる。 こ れ はま さに原初的な経験であり , 今日的な事実ですらある。 これ. が如何 ように社会的な閃連をもち , 経営的な展開をするか , これを問うのが 本論を はじめ 一 連の研究の課題である。. 経営学が, 学問として社会の問を学び , 科学として社会に理を答えんがた. めに , 実践的であるとともに理論的でな ければならな い。 この ことにつ いて ここで論議するつもり はな いが, 少なくとも実践的であるために は, 現実か. らの事実にもとづ いたものでなければならな い し , 理論的であることは事実. にもとづ いた真実でなければならないであろう。 議論が, より実証的であり. た いとねがうのは, このためである。 したがって企業経済なり , 経営の実態. を通じて考えて行く姿勢をとらなければならない。 経営の実態調脊をふまえ. ての研究である。 これにつ いて先学の所論を参考にしたい 2) 。. 「糸苓営学的考. 察の特長としての<歴史性ゞ ·召特殊性ヽおよび<個別性>」につ いては ,. 「その一 つ は, べ経営体の歴史性\である。 い いかえれば , その経営体の生. 成および展開の内に表われる傾向の特性の問題である。 その二 は, /特殊 性>である。 その三 は, <個別性>である」すなわち「個別の. /. 諸終但;ヽを. 対象として , その構造 , その成立過程, その発展煩向を , 研究せざるべから ざる/経営学的考察>」でなければならない。. 「ところで , この<経営学上の考察の性格>の生じてくる/根源ヽである. が, 少なくとも二つの要素から生じてくると思う。 一つ は, <関係する人問 の相違>である。 他 は, <その経営の位置する士地の相違>である。 もちろ ん,. これも考えてみれば双方とも<士地の相迩>という言葉で表現 し得る こ. とでもある」そ して「日本の場合に は, また , それぞれ<士地の>歴史性お よび風俗習性 , つまり , 人々の伝承的習性が異なって いるという問題を含む. のである。 今 , 指摘 した , <人間の集団の歴史性と個別性と特殊性>まで考. - 174(2516) -.

(3) えを及ぽ さないと , 事柄は 明瞭になってこないのである」 われわれ は,. こう した課題への接近の方向な り姿勢を と りた い。 そ して 地. 場産業の経営研究として, まず奈良県 の吉野材の主産地である桜井 における. 経営実態の調査研究を以下の当面の課題 と す る。. 1)たとえば平井泰太郎編「経営目的の達成と経営構造」国元書房, 昭和25年刊. 平井泰太郎稿「経営目的の達成と成果の帰属」 2)高瀬蔵太郎編「地域開発」経林書房 昭和41年刊 平井泰太郎稿「地域開発に おける経営理念の展開」. 2)経営環境の概括. 奈良県桜井市(当時, 奈良県磯城郡桜井町)に, 木材業組合が 結成された. のは, 明治3 0 年に さかのぼ る。 そして 大正 1 0 年, 木材同業組合に改組された ときに は,. 擁している。. す で に 1 50 業者 にのぽ る木材 , 製材, 運輸にたずさわ る組合員を. 協同組合 とは, もともと 「仮に零細である にせ よ , 同じ立場にある人々. が, その経済力を 結集して, 資本主義に よる大企業への対抗と して,. 自分た. ちの不利な 立場を打開す るための組織 として, 協同組合がもたれ る ようにな った」 と されている。 そ して外国では, 欧州を中心に , 1 8 4 0 年頃(明治元年 = 1 8 68 年)から , 消費者協同組合が スエ ー デン, イギリスで, 農業協同組合. が デンマ ー クで, 漁業協同組合が 北欧諸国で, 信用協同組合が ドイツ, イタ リ. ー. などで発展したという。 ま たわが 国においては, 現行の協同組合 の法律. として, 中小企業等協同組合法(昭和2 4年) , 消費生活協同組合法(昭和23. 年), 股業協同組合法(昭和23年), そして 水産業協同組合法(昭和22年)な どに よる組合がある。. これ に関し , 桜井の木材業者の組合 は, その歴史性において, ま た活動の. 個別性や特殊性について 触れな ければならない点を幾多もっているが 叫. こ. こでは , その歴史の古く, かつ自生的そ してかなり自立的な 集団であ り , 自 - 17 5(25 17 ) -.

(4) 主的な連営であり, 少なくとも法律的な必要や規制による ものではなかった. ことと, その活動 も積極的で, 建設的であ り, 社会政策的な意識よ り経営政. 策的な対処が中心となる 自助的な活動であったとい え よう。. こうした組合 としての業者の集団が, 如何なる成立過程をもったか は, 経. 岱史的に関心のある問頴であり, その発展傾向を経溢政策的に研究する諜閣. をもっためにも, 必要な考察であるが, なによ り もまず「歴史」の洗練を経. た今日の「構造」の「個別性」と「特殊性」 を探求してみた い。 一般に は,. 特定の地域に, ある産業が発達するのは, 原料産地に近いとか, 消費地に近. ぃ, あるいは労働力の供給や電)」用水の便などが, 並地形成の理由としてあ げられるが, これらの物理的理由を前提としながら, むしろ社会的, 文化的. な要因が, 地場産業の経営的な「構造」そしてその 「個別性」と「特殊性J を形成するようである。. 桜井が木材の町, 製材の町として, 地場泥業を形成したのも, 奈良県北部. の森林地帯, いわゆる吉野山系を背原とする原料心地に近いという立地条件. に恵まれて育った ものであることは確かである。 その発展の形態 は, 普通に. 應民林業型発展構造であるということ も通説である。 だが奈良県北部の広範. な山麓地帯のうちで桜井に, なぜ今日のような業態で業界が展開され きたっ. たかは, 十分に説明されているとはいえない。 そこで今日の現状という事実 から遡及して, この問題を鮮明するために, まず桜井業界の経営実態そのも. のを調査把握することを, 手掛りそして足場とするわけである。. 桜井木材協同組合に, 現在(昭和 44 年)組合員として参加している業者は. 約200社, そのうち実際に木材ないし製材の仕事を経営の中心としている業. 者は約13 0 社というのが現状である。 この組合員数も一途に拡大した もので. はなく, やはり木材の需給 をめぐる社会の環埓によって盛衰の振巾を も って. いる c 最近では住宅産業の成長とともに, 木材需要は顕著な増勢をた どり,. この騰勢は今後もさら に継続すると見込まれている。 たとえば, 林野庁資料 によると,. 昭和 44 年の木材需要は, 9,966 万m2 で, 前年対比 6.9% 増と試師. - 176 (2518) -.

(5) している。 また 木材の総需要最は 昭和 42年の実績8,5 95万 m3 に対して, 昭. 和50年は1億3,28 4万 m3 で, 年率5 , 6 形の増加が見込まれており, その見通 しの一 覧は, 第1 表のようである。. 見. 通 し. 4142 4344154647484950. 実絞. 年. 第1表. 木材総需要量の予測. 木材総需要i木材 総需要 増 加 率 (1000而) (%) 76,877 85,947. 88,630 93,839 99,642 105,937 111,760 118,332 125,731 132,838. 9.0 11.8. 3.1 5.9 6.2 6.3 5.5 5.9 6.3 5.2. 実質 G Np I実質 GNPに対 成 長 率 1 する木材総需要 Iの弾力性 (%) 0.726 12.4 0.887 13.3 9.2 9.8 10.9 12.2 7.8 10.1 10. l 10.1. 0.337 0.60'2 0.569 0.516 0.705 0.584 0.624 0.515. しかしここで注目 しなければな らな いのは, 国産材の供給蘊についてであ. ろ。 というのは桜井が吉野材を中心とした 国旅材の在地であり, 木材供給に. 対する事似は似近ますます変化の様相をみせ, かつその速度をはやめている からてあろ。 すなわち, 国庄材の仇給星はすでに上限に達 しており, 昭和25. 年から始まった同士緑化連働を契機として, 造林而柏は, 明治巾期から終戦 までの平均の3-4倍に達しているが, それが伐期に到達するには, 少なく. ともあと10数年は必要であるといわれている。 国産材の供給資源別に それ. ぞれ過去の最大供給昂を合計すると, 約5 , 600万血となる(第2 表)。. これ. を打来の国産林供給星の目安と して, 昭和 4 4-50年の木材供給羅についての 同if(材と 外国材の対比をすると, 外材依存度が50%を越すのは昭和 47年であ. り, 昭和50年には木材総需要の58 ?6が外材に よって供給されると予測されて. いろ(第3表)。. だがこの予測も, 製材用の木材供給にかぎってみれば, J畏林省がまとめた -177(2 5 1 9) -.

(6) 第2表. 国産材の最大供給羅の推算 (1000而) I最大供給年 最大供給最. 有 国 林(林野庁所管) 国有林(その他官庁所管). 都道府県有 林I 市区町村有 林 私 有 林 林 地 残 材 計. 40 42 40. 36 42 37. 15,646 215 1,91s. !. 2,131 34 836. •. 995. ー. 55,738. 注) 35--4訟Fの期間中での最大供給量。ただし林地残 材は36-- 42年の期間中の最大供給量。 昭和44 年 5 月. 第 3表 外材依存度の推算 材輸入1外材依存度 年1外 (1000d) (%) 44. 38,101 43,904 50,199 56,022. 45 46 47 48 49. 62,594 69,993 77,100. 50. スタ. ー. 6. 日の製材用原木入荷動向. の実績によると,すでに外材依存率が51. 40. 6 44.1. %を占有している(第. 4 表)。. むしろこ. のペースで外材依存率が進めば,年内に. 47.4. 50.1 52,9. 60%近くなることが予想され,いよいよ. 外材の比限が高くなってきたといえる。. 55.7 58.0. まさに昭和43年度の林業白書が指摘した. ように「国産林の供給不足を補うために. トした木材輸入は,いまやわが国の木材需給上,独自の地位を占める. に至っている」といえよう。 第4表. 昭和44年5·6月国産材,外材別製材用原木入荷最 (単位: 1,000而). 外 — 総羅1産 国 材 合計 1 ラワン材米材 ! 5 月4,561 2,230 2,331 500 1,002 (100) (48.9) (51.1) (11.1) (22.0) 1. 6. 月4,440 (100). 2,194 (49.4). I. 2,246 (50.6). 495 (11.2). 927 (20.9). (注)カッコ内は総量に占める入荷比率 - 178(2520) -. 材. I. 北洋材iそのイ 560 (12.3). 535 (12.0). 261 (5.7). 289 (6.5). 面.

(7) こうした木材需給の環境のなかにあって, 桜井木材協同組合およ びその組. 合員としての業 者は, ある転換期に向おうとして いる。 ま ず吉 野 山系の美林. を背景にした 国 産材の産地からの脱皮に 関してである。 のちにも詳細に検討 する ように, すでに 桜井業界の製 材 出 荷 量 において,. 昭和 44年度の実績から. して 外材比 重 が 58 %であ り, 前年対比3 4 % 増の傾 向のなかにあ る 。 また 業 者比重にお い て も ,. 内材専門は57 %に す ぎ な いのが現状である。. この事実は, これ ま で吉野材という製 品を看板に形成して きた地場産業の構 造な り編成につ いて転換をせ ま って いる ものといえる。 たとえば 国 産 材を中. 心 にした木材市場の あ り方, これに対する木材協同組合の関係, 内材専門業. 者 への 外 材圧迫による業績の 変 化 , およ び 外 材 関 係業者との 関 連, それらの. 企 業 集団としての地場産業 界, な いし木材協同組合での あ り方な ど種々の問. 題を顕 在 化 させつつ潜在している状態である。 これらの課題に対策するため にも, 企業 集団としての地場産業の経 営実態を, ま ず調査研究する次第であ. る。. 3 ) 「桜井木材協同紐合の 経営史」 と して , 糾合記念事業の 一環に参加 して研究中 い ずれ論文 と して も取摂め, 中 間報告の 予定。. 3 ) 経営実 態の把握. [今 日 , 木材業 界を見 ま すに , 風潮とはいえ, 製材斜陽とか 利 益率低下と. かが問頌となって いる現状は, 桜井業 界でもその例 外 ではな いと思 い ま す。. 今 日 マス コ ミ によ り喧伝 さ れて いる住 宅 問 題をた だ 漠然と見る だ けでなく,. それを 自 己の問題として調査分析し, それに取 り組む事によ り, 桜井市場の 優位性 も考え合せ , 独 自 性の あ る経営を創 り 出す事が桜井業界成長への布石. になると考えてお り ま す。 今 日的 意 味に 於る経営の 合 理化 , 近代化及 び多 角. 的組織 化の もとに 木材業界及 び住宅産業 等に於る桜 井 市場の独自な形態を創. り 出 さ んが為, 調査, 分析そして報告した わ けであ り ま す。 それが今後の何 - 17 9(2 52 1) -.

(8) らかの指針になれば幸 いです」 これは ,. 桜井木材業界の 経営実態に関す る 調査報告書の 冒 頭 に 目 的とし. て, われわれ調 査班が提示した ものであ り, この意 図に そって調 査は実施 さ. れた わ けであ る。 まず調 査の概要に つ いてのべてみ る と, 調査方法は , 組 合 員で視在製材および木材を 事業の中 心としてい る 業者を 13 0社対象にし, 質. 問 票によ り , アンケ ー ト そ してイ ン タ ビ ュ ーを 併用 した。 た だ し その他の業. 者 も 意見を 聞 く 意味で, アンケ ー ト の 回 収は一応した。 は, 時 間の都合のつ く 事業所から ラ ン ダ ムに行った。. また イ ン タ ビュー. そ の 結果, 回 収は 1 1 3. 社であ る が, 内 容の不備などによ り 13 社を 削 除し, 1 00 社を 分析の対象とす. る こ と に した。 調 査の 日 時や経過は下記のとおりであ る。 昭 和4 4 年の夏季休. 暇を 利用 しての調西であったため, 7 月20日 質 問 票完成, 配送完 了のうぇ ,. 7 月22 日から3 0日 にか けてイ ンタ ビ ュ ー , 8 月 1 日 �3 日 アンケ ー ト 回 収と. 巾 間報告の 準価, 8 月 6 日 中 問報告, 8 月 9 日 最終報 告という 経過であっ. た。. 57 彩 ,. 調 査 の対象は, さ き に もふれたよう に, 1 00 社のう ち , 内 材専 門 業 者 =. 外 材取扱509-6未戯 = 18 形, 外 材収扱50形 以 上 = 15 略 , 外材専門業者 =. 10% で あ る (第 5 表)。. %. 業. 数 者. 7 8 5 0 0 5 1 1 1 ー. ゜ ゜. 1. 7 8 5 0 0 5 1 1 1 ー. 1. l. 一 1i 0. タト 材 専 Fり. [. 外材5 0妬以上. %. [. 門 数 社[ 専. ―材 稲一 二業 内. 外材50 %未満. 内 外 材 業 柚 別 比 率. し. 第5 表. さ て晶森食料につ いて, こ こ で多 少の検 討 を さ ら に く わえてみ よ う。 調 丘. 対象と しての 木 材菜者 を ,. 内 材 , 外材とい う 業種 別 区 分によ って分析 す る - 1 8 0(2 522)-.

(9) 第 6表. 業種別従業員数一覧表. 従 業 員 数 1 � 9 I 1 0�19 2 0 �29 30 以上 1 8 l 1 57 内 材 専 門 i 47 I 7 4 2 50 5 I 18 % 未満 外材 II 2 6 4 15 3 外材50 %以上 2 2 3 10 3 外 材 専 門 60 20 11 100 計 業. 種. --....._. ,. 1 �9 人. 1 0�19 人. 20 �29 人. 30 人以上. 60 社. 6 0%. 1 1社. 11 %. 20社 9社. 20 % 9%. と , 全 体 から はな お 内 材 を 収扱う文者が過半数以上 あ る が, 外 材 専門 梨者は. い ま だ 1 09,る と い う 比重 でしかない も の の, 幾 分 か で も 外 材 を収扱って い る 文. 者はかなりの比重 に な る こと で あ り ,. であ る ことは 注意さ る べ き で あ ろ う 。. この割 合 は ここ数年 の 傾 向 と し て 顕 著 そ の理 由 は ,. 内材の不足 と 原木の高. 騰, 外材仕 入 の 容 易さ, 割 安さ, そ れに安定性な ど が あ げられ よ う 。 その内. 容 を 検 討してみ る と , 従業員数との関係では, 全般に零 細 な 業者 の比重が過 半数て,. 9 人ま での事業所が 60% を 占 めて い る (第 6 表) 。 これ が桜井木材. 業界 の 特 徴 で あ ろ う が, そ のう ち で も 伝来的な 内 材専 門 業者 に 1 0人木満 の 苓. 細業者 が多 数 で あ る ことを指摘して おか ねば な る ま い 。 こうした 事業所は,. これを た だ 中 小企業とか 零細企 業とか で 呼び, 鍋的にある い は 一 括しての処 理 で は 捕捉し え な い も の で あ る 。 しか も 企業形態 と して , 法的 区 分 で も 整 理 し えな い も の で, 生業 あ る い は 家業 と い う 形態 の 概念 を 質的に 明 確 に設定し - 1 8 1 (2523) -.

(10) た うえでの 吟 味 が必要であるか に 考察される。 つ い で は内材専門業者をさら に 樹種別 に 区分 し , 従業員数との 関 係をみると, 桧か杉 に 専門化している業. 者 が過半数の5 4 .3 %, そ れ に 桧と杉 だ けを取扱 っている業者は, 3 8 . 5 % で,. その他の樹種を取扱っている業者, 僅か7 .2 % に すぎな い構成であ る 。 いか に 全 国三大美林といわ れる吉野を背景 に した 桜井が, 産地として桧, 杉を中. 心 に 高 度な 専 門化をすすめ ,. こ れ ま でその特徴を 培ってきたかが 解るとい. える。 た だそ う した内材専門業者が, 非常 に 零細であ る こ とを再確認せ ざ る. をえな い。 すなわ ち2 0人以上の従 業 員規校をもつ事業 所 は, 僅か に3 .7 % に 種. 第7表. 樹. I 1 �4 12 桧 1 杉 5 杉 桧 2 そ の 他 20 計. 1 -4人 5 �9 人 10 -19人 20 -29人 30人以上. 内材樹種別従業員数. I. 従 s�g 10 5 10 2 27. 20 社 35 % 27 社 43. 3% 14% 8社 1.85 % 1社 1 社 1 .85 %. I. 10 �19 3. 業. 一. 覧表 員. I 20 �29 I 30 以上 1. 5. 1. 8. 1. 1 1. 計 25 6 22 4 57. 桧. 25 社. 43 8 %. そ の他. 4社. 7.2 %. 杉 • 桧 22 社. 杉. - 182 (2 52 ) 4 -. 6社. 38.5 %. 10 5 %.

(11) 第8 表 業 種 別 売 上高 一 覧 表 -----業種 内 材 外材5図尻外材50% 外 材 ' 計 上\ only I 満以 年間売上高---------- only 未 1 2 23 4 5, 000万未満I 16 36 5, 000�1 0, 000 // 4 3 3 26 10, 000�2 0, 000 // 5 3 2 22 12 2 0, 000�30, 000 II 1 4 2 2 30, 000�40, 000 " 1 3 5 1 40, 000�50, 000 " 1 1 2 50, 000 万以上 1 2 3 100 10 18 15 57 計 G 3%. F2 %. ゜゜. %. 23 36 22. ゜゜ , ,. ゜. A B. C. 5, 000万未満. 5, 000�10, 000. 10, 000�2 0, 000. D 2 0, 000�30, 000 E. F. G. 30, 000""'40, 000. 40, 000�50, 000. //. 11. ,, ,,. 11. 50, 000万以 上. 5 2 3 1 00 2 3%. 36 %. 22 %. 9%. 5% 3%. 2 %. 過 ぎず , しかも 1 0人未満が実に 82 . 3%も 占め る という状況であ る (第 7表)。 これ に対 し 年 間の売上高との対比で , 業種別事業所数を 検討 して み る と,. 5 億 円以上の事業所 は , り,. 外 材取 扱 50" %以上の業者 しか な いと いう ことであ. しかもそれ は 全体の3 % に過 ぎな いという事実であ る。 という ことは 内. 材専 門業者 は ,. 1 億 円 未満の売上高が70%以上を 占めて お り, 2 億 円 未満で. 95 %を 占めて い る 事実であ る (第 8 表 ) 。. これ は内材の 原価高騰と数量不足. によ り, 大 規模化が 利 益率低 下そ して不採算化という経験律にもとづく, 零. 細 業者の群集 化といえ よ うか。 ともかく利 益採算で は な い にして も , 売上収. 益と して は , 2 億 円以上 (月 商, 約 1 千万円以上) の業者のうちで 内 材取 扱 業者は 1 5 .8 % に過 ぎず,. 1 億円 -3 億 円の業者 は , い ま だ外材取 扱比率が5 0 - 1 83 (2 525) -.

(12) % 未満のところが多 数で, 5 千万 円 未満の業者 の外 材 利 用 率 は非常に低 い。. これ は 外 材取扱の比煎に よ って , 事業所の従業員 規模と売上高規模に 緊 密な 相 閲があ る と指摘で き よう 。 確認のため, 従 業員 規模と売上高規模の関係を. 一認に し て み る と, 別表のよう であ る (第 9 表) 。 第9 表. 三冨--- - 懇三豆! 5, 000万未満 5, 000�10, 000 " 1 0 , 000�2 0, 000 " 2 0, 000�30, 000 II 30,000�40, 000 11 40, 000�50, 000 // 50, 000 万以上 計. 売 上高別 従 業 員 数 関 係 表. 1 �9. !. 22 29. ,. I. 10�19 2 0�2 9. ゜. 8. ,. ゜゜ ゜゜. 3. 60. I. ! I. ゜゜ ゜. ゜゜ ゜ ゜ ,. 3 5. I. 1. 20. !. I. 30以上 l. ゜゜ ゜. 1 5 1 4 11. 22 37 21. 計. ,. I. ;. 5 2 4 1 00. %. 22 37 21. ,. 5 2 4 1 00. ここでさらに経営実態の分析に接近す る ための準備とし て, さ き ほ どの 内. 材専 門 業者の小規模化の経験律を , 生産性の側 面から検討 してみておこう 。. まず業柾別に 一 人 当りの年間 売上裔を 郷 出 し て みると, 内材専 門 業者 と 外 材. 専門業者の対比では約二倍の格差があ り , 大 体におい て 外 材の収扱の比率が. 高 い ほ ど,. 一. 人 当 りの売上高 も 高 いとみられ る (第10表 ) 。. 第1 0表 業種別一人当 り 売上高表 業. 種. 内 材 専 門 外材50%未満 外材50%以上 外 材 専 門. I. 1 人当 り 平均. 9,7 00, 000 円 9, 7 00, 000 32,500, 000 18, 400, 000. またこれを 内材 中 心 業者と 外 材 中 心 業. 者に 区 分 し て , 従業員 規模別に分析 し て みると,. 大体とし て 外 材の場 合 は , 従 業. 員 規模の拡 大に 比 例 し て 一人 当り売上高 の増加があるが, 内 材におい て は , 従 菜. 員 数の増 大が, 必ずし も 売上高の伸率を. 期 待させない と いう ことが いえる (第1 1 表) 。. われ わ れ は , こう した実態を 分析 す る に あたって , より科学1:1勺 , そ し て よ. り 理論的であるために は , 調 査に 基づ き , 事実に 即 す る とと も に, 論理実証 - 18 4 (2 526 )-.

(13) 第 11表 1 10 20 30. 以. 9 人 19 29. 従 業 員 規模. 3000 万. 平. l. 上 均. 従業員数別一 人 当 り 売上高表. 内 材取 り 扱い 1,263 万 1, 095 53 5 1,000 1 . 03 1. 外材取 り 扱い 990 万 940 1,0 10 3 ,870 2 , 730. 2000 万. 一人当り年間売上高. 1000 万. 従業員 数. (単位万). 10 人. 20 人. 30 人. 的であ り , かつ 記辿論 的な体系性を もつ必要があ る 。 すなわ ち, 論理の実証. は, よ り 科学的にす るために , 仮 設 を 事実によって検証す る 手続が必要であ り , 論 迎 の 記述 は事実を, 相関 関 係 そ し て 因 果 関 係と して確認す る 手順が基. 礎とな る わ けであ る 。 ここで学 問 の 方法論につ いて詳細にす る 意図 はないが. つ ぎ の 論議 の 展開に必要なだ げ の 踏み台として要約 しておきた い。 すなわち. 学 問 そ の も のが, 世 の 問に学 び答えんとす る 社会的な必要に求められ, そ し. て 調査, 研 究 に よ り 理論 の 外 容と内 容 を 構築してい く も のであろう。 調査 は そう いう 意 味で学 問 の 外 容づ く り のた め の も のであ り , 枠組(フ レ ー ム ・ ワ - 185 (25 27) -.

(14) ー ク) としての領域なり単位 につ いての考察であり, 研究は学問の内容づく. りとして,. 仕 組 (ネ ッ ト ・ ワ ー ク)の分析そ して総 合 につ いての 考察であ. る 。 そ う した蓄積を も つ理論が, 学 問として成 立す る に は, 社会の 問題の探. 求と解決 に 体系性な いし包括性を もつとと も に , 真理の実相の追究と解明 に 論理性な い し 一 般性を もたな ければならな い。 そのため に は理論としても ,. 学 問としても , 科学でありた いし, より科学的 にすべ き であり, そ こ に 理論. なり学問の充実 に よ る 論理と体系の確 立が期待し う る も のと い え る 。 そ して 科学ない し科学的であ る ため には, 哲学と相異 して論理思弁的であ る より,. 論理実証的であり, 仮 設を 事実 に よって検証す る接近が必須となり, 技術と 相 異 して規範 論的でな く , 記述論的であり, 事実の相関と 因 果の閲係を 確 認. す る 態度が必要であろ う 。. 4 ) 実 態分析の試行. 企業経済が, た だ経済的単位としてだけでな く , 社会的でも あり, 技術的. でも あ る 重層的な関 係のなかでの 単位であり, 存在であ る ことは, っと に 論 議 されてきてい る. 4). 。. またそ れが制 度的存在として, 社会的, 政治的, 文化. 的な慣習 , 圧迫, 靡擦力 な どの多面的な関連のなかで運営 さ れ る こと も , す. で に 論究 さ れてい る 類型の. 5). 。 こう した 企業経済なり企業が 発 展の形態としてもつ. つ に , 生業そして家業の形態が概念と して設定 さ れよ う 。 すなわち. 一. 生業 な いし家業は, 企業経済の原初的な発展の過程として歴史的な 事実であ. り, か つその形態としても 現実的な 事実であ る 。 しか も 生業な いし家業形態. の もつ特性は, 必ず し も 現代 に 特 徴的であり典型的であ る 企業のそれと同 一. でな く , 共通のところ も あ る が, 全体としては異質であ る ことへの配慮が,. 経営的そ して経営学的な考察 に必要なことを 理解す る 叫 経営学的考察の 特 徽としての「歴史性」 「特殊性」「 個 別性」は,. 「士地の相違」 に まで要言 さ. れ る 。 も とより広義 におけ る , つ ま り物理的であ る以上 に , 心 理的であり,. したがって社会的, 政 治的, 文化的な意味での 「士地の相違」 であ る 。 い う. - 186 (2528) -.

(15) ならば 「風士性」 といえよう。 こ こ に わ れわ れ は 「 風士 の 基礎理論」にさ さ. えられ 「 人 間 学的考察」を ふ ま えた「経営学的考察 」 の構図を 意 図す る こ と. がで き る. 7). 。 そ こ で の 「歴史 的 風 士」にお け る 「 人 間 」 の 「 志 向」 そ れに. 「 間柄」 さらに「様式」や「仕方」 を 考察しな ければならな い 。. 生 業な いし家 業を 成 り立たせ る 要 因 は, す ぐ れて風士的であ り, そ こ に お. け る 経営す る 人 間 の 志向や間柄, で き れば様式や仕方との 関 係を 追究してみ. た いわ けであ る 。 すなわ ち生業な い し家 業を 経営す る 人 間を , 経営者として の 間柄で類型化し, そ の 類型と志向性 の関係を 相関に捕え, 因果に捉え,. さ. らに経 営 の 様 式や仕方との 関 係 も 捕捉した い 意図であ る 。 そ こ で経営者そ の. も の の主体としての歴史的風士によ る 間柄を , 経 営者とな った経歴によって. 区分し類型してみた 。. 第一の 類型 は 親から 相続した 場 合 の ,. いわば相続型. ( A 型) といえ る も の , 第二 は兄弟な どから別家した場 合 の , いわば別家型. ( B 型) ,. 型) ,. 第三 は番頭として暖簾分 け の ような場 合 の ,. いわ ば暖簾分型. cc. 第 四 は自 分で独立した 場合 の , いわば独 立 型 ( D 型) の 四 類型に区分. し, 歴史的風士によ る 間柄は,. 第ーから 第 四 の 類型に推移す る にしたがっ. て, 生業そして家業との 親緊性 はマ イ ナ ス とな り, 経営者の 志向や経営 の 様. 式, 仕方に つ いても緊密な相関性と因果性があ り フ ラ ス の 関 係を もつ も のと ゜. 想定し, 仮 設したわ けであ る 。. 桜井木材業界 の 調 査対象を , そ の 類 型 区分で分析してみ る と, A 型 = 28 %. B 型 = 6 % , C 型 =3 1 96 , D 型 =3 5%となってい る (第1 2表) 。 こ こ で注意 され る こ とは, 完全に家業的であ り, 生 業的であ る と想定 さ れ る 親 子 の 相続. 型 もかな りあ る にはあ る が, 案 外 に そ の比重 は予 想していた よ り少であ る こ. とと, 兄 弟 の 別 家型が異常に少なく, こ の理由な り実態 は さらに追跡し分析 第12 表. 業者数およ び 百 分 比. 相続型=A 35. 経営者 出 身別分析一覧表 別家型= B 6. I 暖簾分型= C. - 1 8 7(252 ) 9 -. 31. 独立型= D 28.

(16) し な けれ ばならない が ,. つは大 家族主 義的に同 一の経営に 別 家せ ず に参加. 一. する場 合 と 他は別の事業な り企業へ 参加 し ていく場 合 があげられ ,. 計 的な判 断ではなく , 資料的には聴取に よる ものである が ,. 一. これは統. 般的な趨 勢 と. し て は, 生 業 , 家業への後継者 難の風潮 1 こそ い , 以 前は前者であったの が ,. 最近では後者の事例 が 目 立つ ようである。 それ に対し 自 分での 独立型が忍外. に 多 数であ り , 番頭からの暖庶分型をふくめる と , 過半数以上 , 6 6 %までの. 比 重 と なる事実である。. さ て 四 類型ー A 型 , B 型 , C 型 , D 型のう ち , も っ と も 典型 的 に対比でき. る のは , A 型 と D 型であ り , 菫的に も 比 較しえる 相 応の規模である が , つづ. い て 分析するように , ここで 結論の要点をいうなら , A 型 と D 型の対比にお い て も , あるいは A , B 型 と C , D 型の対比におい て も , なんら検定するま. でもなく, 緊密な有意である相関はない と いうこ と であ り , し た が っ て 重要. な 意義を もつ 因 果 関係を予 期 するこ と はできないのである。 これ はまこ と に. 実態分析におい て 予 期され た 結 果 がでないこ とに対しては残念であ る が, む しろ概念的に 構築 し て しま う 論 理 を , 質 的 に 分析する と と も に , 蟄的に処理. するこ と によって , 概念 と し ての 仮 説 を 検証して , 理論な り研究の枠組の な. か に 領域 と し て , 単位 と し て 持込まなかっ た こ と に 意 義 がある と いえよう。 この経営実態調査は ,. 大きく分 け て二つの部分から成 り 立 っている。 第 一. は, 組合員 と し ての業者な り経営者 が , 企 業 集 団 の 団 体である 木材 協 同組合. その もの につい て , どう考え行なおう と し ているかの質問の部分であ り , 第 二の部分は , 業 者 が経営者 と し て , 自 分の経営 について, 現在そし て 将 来 1 こ. 対し,. いか に 考 え 行なおう と し ているかの 質 問である。. ここでは 設 問 に つ. い て の意図な ど詳述する紙数 がないので割愛せ ざ る をえない し , ま た 第 一 の 質 問 について は 別の機会に 展開するこ と に し て , 第二の質 問を 中 心 に 経営者. の意見 と 態度を検討 し ていくこ とに する。 第 二の質 問の部 分は , さ ら に 四 つ の 大 き な部分に 区分され ている。. すなわ ち , 一つは 経営方針につ い てであ. り , 二つは経営管 理 につい て , 三 は 生産, 販 売 につい て , 四 は 協 業 お よび 団 - 18 8(253 0) -.

(17) 地化 についてである。 これらの質 問の う ち, とく に 経営そ のを のに 対 し経営. 者 の意識の よ り反 映 さ れやすい ものから , 経営方針 , 経営管理の項 目 とい う よ うな順序で分析 していったわ けである。. たとえば 「今後の経営方針 に ついて」 として, 「積極的 に 事業の充実 , 拡. 山 を は かる 」. 「 事 業 は現状維特でやってい く 」 「経営 より も個人賓般の充実. を してい く 」 「無理 に 発 展を はからずとも生活ができ れ ば よ い」 が よ い (木材業 よ り も っといい 仕事があれ ば,. 「転 業の方. 他の仕事 に かわ り たい)」 と. い う 内 容の質 問の項 目を ランダ ム に して選択させたわ けである。 そ の 結果で は , すでに 要約的 に ふ れた よ う に , A 型とD 型では, ほ ぼ同 様の比霊と傾斜. で , 充実拡大型と現状維持 型が相対 し , B 型とC 型ではまった く 同 一 の比重. で, 充実拡 大型と現状維持型が相半 しているといってよ い (第13 表) 。 した. がって生業的 あ る い は家業的な企業形態の特性を , 経営者 の人間としての問. 柄に よ る 歴史的 風土の尺度で, そ の経営そ して経営者 の志 向性の相関なり因. 果 の 関係を 追求し よ う としたが, ほとん ど 無 関係であ り , 無意 味であったと い え よ う。. 第13表 経営者 出身別 「今後の経営方針に つ い て」 の分析表 イ 現状維持でや っ て い く ロ 粕極的に事業の充実拡張を は かる ノ 、 無理に発 展 を は か ら ず と も 生活がで き れば よ い 二 経営 よ り も 個人資産の充実を し て い く ホ 転業の方が よ い (木材 業 よ り も も っ と い い仕事があれば 他の仕事 に かわ り た い). j. 』. 1. 15 17. 48. 61. l. 一←. ". %. ::. さ ら に 「経営方針の 内 容 に ついて」 の買 問 項 目 に よ って,. いての質 問」 「製 品お よ び 品質について」. ホ. %. ゜. :. 63. %. 4 3. D. ,. :. 3 ' 50. : 50. 15 : 48 1 0 \ 36. 22. ロ. 0 0. c. :. - -. % I. %. :. ' ,. 13 i 37 �. 一. イ. 3. B. A. :. 「生産関 係 に つ. 「 販 売そ の 他 に ついて」 などと ,. - 18 92 ( 5 31) -.

(18) そ れぞ れ に よ り 積極 的 に 事業を展開 し よ う とす る 経営の意識を現状維持 な い し 個 人 的で あ った り , 生活的で あ る よ う な 設問の 区分で経営と経営者の志向. な り 態度を追求 してみたが, い ず れ も や は り ほ と ん ど 無 関 係で あ り , 無意味 に す ぎ な か った結果 に お わ ってい る (第14表) 。 つ づ いて質問 の質 目 は ,. 「経営管 理 に ついて」. 「経営上の問題点」 と して. 「仕入 れ に お け る 問 題点」 「販売 に お よ る 問題点」 「機械設備の問題点」 「賃. 金 お よ び雇用 に つ いての問題点」. 「金融 に ついての 問題点」 な ど を, そ れ ぞ. れ 同様の設問で も 分析 し検討 して も , 結果 は や は り 相 関 関 係 はな い といえ る 経営者出身別 「経営方針の内容 に つ い て」 の分析表. A イ ロハ. 第 14 表. 生 産関係の質問. 現状の生 産規模で継続 してい く 生 産規模を充実 して拡大 したい 生 産の内容を充実 し それに よ っ て製品の専門化をや っ て い きたい 機械設備を積極的に取入れ 企業の合理化をはか りたい. __ J B. A. :. 10. 52 36. I. : ':' 2. 1. 6. 3. •. 4. :. /. 14 '. 7. 0 : ':. : 19. 7. • 25. 7. ー. •. ホ. 23. • 25. ヽ B イ ロノ. 製品 お よ び品質につい ての質問. % 5. 二 : · , • •• 2 3 4. . , % 6 2 5 6 7 1 1 2. 9 1 5 7. •• ,.. - 190(2532) -. ヽ. ノ. -. % 3 3 5 9 2 3 3 4 : , . , : ' : ;, , : :; ' : ' , ‘ . , ' コ : 5 2 1 8 1 ]. ,. D. 9 2 6 0 3 5 3 2. %. c. 9 9 3 2 ー. , B. A. イ :99999999999,.,••,' :99: ; ; ". 1. 品質の改善はも と よ り その技術の向上をはか りたい 製品の高級化 を し桜井独 自 の製品を作 りたい 新製品の開発を利t極的 に や り 多角 的経営をや りたい. 10. 14. 4. %. 3. D. 16. 1. : ロ : :. :ti. ー. c. ィ ::. ':. %. %. %. ー. 二.

(19) c ヽ イ ロノ. 販売その他 に つ い ての質問. %. ,. 。. 二. 1 5 表). 6 4. 43. 12. 9 9 ', 99 9 3. 6 0 5 6 99 9 49 · イ :'. 3 3 2. A B C D. 48. 15. 状態で あ る ( 第. % 3 7 3 6 2 1 2 3 ' , •,', • 、, 、 ハ― 8 1 7 0 ー ' % 7 2 3 3 0 1 ロ .;' ,', ' 1 2 3 2. 販売部門の強化 (協同販売等) をや りたい 財務の構成の改菩を (組合員指導等に よ り ) や りたい 労務対策を し て (従業員の教育や厚生施設の充実に よ り ) 労働力の確保に取組みたい. 19. 14. と く に人 間 の 問 柄 の 歴史 的風土性 の こと か ら して. 「労使 お よ び人 間 関 係に つ いて」 つ ぎ の よ うな設 問 を し た 。 だが反応 は A 型. と D 型 そ して A ,. B 型と. c.. D 型 , い ず れ も 酷似と い う よ り 合致 してお り ,. 経 営者にな っ た 経歴 に よ る 類型と いう 歴史 的風土性を 考慮 し た 人 間 の 間柄. は ,人 間 の 問柄 そ の も のに も 無反応であ り , 無 関 係で あ っ た と い え る ( 第 1 6. 表)。 「. む し ろ そ の 証拠と して 「 従 業 員 の 平均 勤続年数に つ い いて」 の 質 問に. 1 年� 5. 年」 「. 第 15表 A. 6 年 �10 年 」. 「 11年. � 20 年 (21 年 以 上 をふ. く む) 」 の 区 分. 経営者 出身別 「経営管理 に つ い て 」 の分析表. 仕入れ に お ける問題点. l %. 6. 7. 2. , _ , . , . . , . . . . . ヽ 9 9 9 9 9 i :9 9 9 9 9 9 9 9 -3 2 4. ロ ー ゜ ー %. 8 ー. 5. .. D ―. - 191 (2533) -. ニ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 ;・ , 3. ノ. ヽ. c. % 8 7 9 5 2 1 6 1 E • • , . , . i: ' :' :9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 5 4 6 7. ー. B. A. 3 3 5 54 6 3 6 9 9 9 9 9 9 9 9ヽ•,: '’,.; . 9 9 9 9 99 ヽ 9 99 ヽ 1 : 2 2 0 5 2 2 1. イ 原木 (原材料) 価格の上昇が激 し い ロ 内 地 材が不足 して いるので ほ し い も の が買 え な い ハ 外材の価格はむ し ろ 安 い が そ の仕入先がわ か ら な い の で 困 っ て いる 二 今の原木市売の在 り 方に 問頗がある. 14.

(20) B. 販売にお ける問題点. イ 新 しい 得意先の確保が困難 で あ る ロ 同業者間の過当競争が激 し く や り に く い ハ 代替品進 出によ り 需要が頭打 ち と な っ て き て い る. 9. 4. A. c. f. D. 8. 5. c イ ロ ハ ニホ. 80. 4 '. :. 14. ,. • 45. 4. • 41. • 31. :. I. \ 26. 11. •. :. 1. •. 8. ニ. 忽. :. 11. 1. I. 39. %. 2. 5 1. [ j. 生産設備の過 剰 II の不足 II の老朽化 希望する新 しい機械がない そ の 他. 4. 7. 3. •. : 15 :. \. [. 13 11. %. ;7v :. 32. 2. :. • 11. 7. .. 18. 5 68 1 3 2. 9. :. 冤. 7. ヽ D イ ロノ. !. ;. 4. 5. 1. : ;. 11 : 31. : •. ホ. %.- .-— 多i -- — ― : I : 4. I • 1 16 :. i. 二. [. •. •. I. 5. 7. •. ノ、. 1. %. ロ. llll. , :. 43. 3. D. 2. 1. •. --. 機械設備の問題点. :. :• :. : 29. %. •. .. 4. :. 16. ハ. , 6 1 1 1. I. I. 1. :. 15. I. 20 I. ). 口. 4. c. イ. 0 グ. 11. i. ー ー. B. 1. I. ・ : : :. 1. B. A. イ. 賃金お よ び雇用 に つ い ての問題点. 39 I. 16 :. '. 4 \ 67. 13 \. %. 3. \ 11. 1. 、. 0. 2. :. :. I. I'. ―. l. 二. 1. ,. 2. !. 1. 4. - 192(2534) -. ― 亨 4I. : 16.5 :!. 3. D. 8 \ ' 10 :. j. ノ、. ー. %. ,. 3 3. 1 : 16.5. 疇. —. 冤 -7. 7 : 25 . 1 1. 1. 2. c. ). ロ. —. ー. B. A. 三冤. . . . . . . .' . . . . , . ... . . . . . . . . . . 一.. イ. 4. ---i ―—. :' ’ ’ , ' :, ;:…• :;. • ' ’ i:' t -. 人件費が上昇 して採算が と れに く い 労働力の不足や求人 難で 困 っ て い る 年功序列等の制度上の問題か ら 賃金の均 り 合い が と れず困 っ て い る 従業員の流動化が激 し く 定箸性悪化を起 し社内の人問 関係にお い て も むずか し い ホ 特に技能者の不足がめだ ち その育成に困 っ て いる.

(21) E イ ロハ. 金融 に つ い て の 問題. 二. 5 % 5 6 ー. 2 4 1 1 0 1 1. 99 99 9 9 9 9 999 999999 99 9 9 9 9 999 9 9999. 36334840. 3. 9 9 9 99 99 999 ヽ 99 9 ヽ 9 9ヽ 9 9 ヽ 9 9 9 ヽ 9 9 9 9 9. 5 6. 6 ー ー. 5 1. 4 1. 5. % 0 2 5 4 1 1 1. %. 1. 0. 999 99 99 99 9 9 9 99 99 9 9 999 99 9 99. 99 999. ゜. -. ヽ. ノ. 0. 1 1. 3 0. : 9 9 999 9 99999999 9 9 9 9 9 9 •… … …. ー 3. D イ ロ. 3 3 4 9 3. ー 2. c. 第16表. C. ' B. A. 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 '9 ;, ' Al ,. 代金の 回収が困難で あ る 金恐機関 か ら の借入が困疑で あ る 木協か ら の援助額の不足 取引 決済条件の悪化. 32. 34. 経営者 出 身別 「労使 お よ び人 間 関 係 に つ い て」 の 分析表. _ %5 3 7 7. 2. 3. 28. '···. 26. ー. % ー ー. 3 3 8. • 9 9 99 9 9. 3. , ;, ' : • • • , . . . . . . . . . . .. 50. ーー. ノ. ' %5 3.. l o o 1. •.•. •....•. D. 10. ヽ. ― -. c. 2 3 7 6 8 3 6 6 ・ ・999 ;・ , . . , ・ . ,'’••• ••••. 3 2 1 3 2 2 2. B. A. 劣 一. 1. 労使 と も 協詞 し 職場 も 円満で あ り また 随分努力 し て い る ど ち ら に して も な る よ う に し か な ら な い また勝手に や ら せ てい る ハ かな り 努力 して い る が 仲 々 う ま く い かず困惑 し て い る. で, 誠 的 に 把 拘 で き る よ う に 処 理 してみると, ある意味で は, 労 使 関 係 や 人. 問 閃 係 の 数 鼠 的 な 反 映 な り 結果と い える設間 に も , 同様 に 相 閃 閃 係 は イ] 意 な. 表 現 と は な って い な い こ とを 確 忍 し え たわ け で あ る (第17表) 。. し た がって経営 の 問 闊と して は, よ り 具休 的 で あ り 個 別 的 で あ る 「 生 産 お. よ び 販売 に つ いて 」 や も な い こ とで あろ う 。. r 旗 業 お よ び団地化 に つ いて 」. は 分 析 し言及 するまで. こ れ ら の 質 問 に つ いて は, こ れ ま で の 設 問 と も ど も. に,再度,別 の観 点 か ら 考 察 し な お す 場 合 に 詳 細 に 追 求 し て いき た い とお も う の で割愛 し ,. と こ で す で に ふれ た 結 論 を も う 一 度,確 認 し て, つ ぎ の 論議. の 展 開 に あ た り た い 。 す な わ ち 歴 史 的 風土性か ら して,人 間 の 間柄と し て の. - 193 (2535) -.

(22) 第 17表. 経営者 出 身別 「従業員の平均勤続年数 に つ い て 」 の分析表 イ 1 年� 5 年 ロ 6 年�10 年 ハ 11 年�20 年 ニ 21年 以上. B. D. 1. 39. %. 2 , 33 j. I 12 ' 39 j. ロ. 7. • 20. 16 . 57 3. 15. 50. : 48. i. %1. j 26 : 74. 1. ハ. _I .一 —1. .. —. 2. C. j 11. イ. ニ. ー ー. A. _,. ,. %1. 3 I 6. !. 1. 3. 4. 17. %. 10. 経営者への経歴は, そ の実態調査に対す る 類型的分析か らす る と , 経営者の 志 向 性 , さらには経営の様 式や仕方に緊密で有意な相 関 をもち , そ して 因 果. 関係 をもつものと想定し仮 設したが, ほとん ど無差別な反応 をしめし , 有意. 義 を期 待す る 相関関係 は見 出 しえなかっ たとい う 結 論としての事実の確 認 を しておき た い 。. 4 ) 栗 田 真造著 「経営構造の類型的研究」 森山書店, 昭和36年刊 5 ) 占 部都美著 「近代経営学」 白 桃書房 昭和 30年刊 6 ) 平井泰太郎 著 「販売組織の更改と経営機構」 厳松堂書店. 昭和 1 3年刊行. 7 ) 和辻哲郎 著 「風土一一人間学的考察」 岩波書店, 昭和43年刊 こ れ に も とづ く 「経営学的考察」 は, い ずれ別の機会に試みたい。. 5 ) 実 態 分 析 の 検討. 経営者の 出 身経歴によって , 経営者 の 志 向態度および経営の様式や仕方に. 有意義があ る と期 待し た 段 階 は , すでに検討し た よう に相関 関係のない事 実 を検証しえ た 。 そ こで経営者の志 向態度や経営の様式 , 仕方 に影密す る 要 囚. がなに か な い かの反問に直 面す る わ けであ る 。 そ れに対し市場との関連にお け る 販路によ る 影啓とか , 事業 の規校によ る 影密 , あ る い は経営の業種によ. る 影態とか , 種々の要因が想起され る が , すでにふれもし た よう に, 事 業 経. 営の業種と規模 は , か なり緊密な相関の関係 をもち , 事業経営に対す る 要因 - 1 94 (253 6) -.

(23) と して も十分 に 考慰でき る ものといえよ う 。 そ し てあとでみ る よ う に , 桜 井 木材業界での実態調査の資料分析からすれば , 内 材専門 業者と外材取扱業者. のあ い だ に は , か な り 明確 な 差異が , 経営方針を はじ めとす る 経営者の 志 向. 態度 に おいて , また経営管理や生産, 販売 に 対す る 経営の様式 , 仕方 につ い. て も判然と し てい る ことが い え る。. これか ら そ の実態分析の検討を し てみ よ う。 まず 「今後の経営方針 につい. て」み る と , つ ぎの よ う に 分析でき る 。 全体と しては , 「栢極的 に 事業を 充. 実 し , 拡大 し ていく」 比率が57 % で 大 き く , 「現状維でやっ て いく」 比率は 39%となっ て い る が ,. これを 内 材専 門 業者と 外 材取扱業者 に 区分 してみ る. と , そ こ に はっ き りと した差異が う かが え る。 す な わち , 内 材専 門 業者は充 実拡 大型と 現状維持型が 同比率で 相半 し て い る の に 対 し ,. 外材取扱業者で. は , 充実拡大型が67 % で , 現状維·持 型が25 %であ る (第18 表)。 第 1 8表 イ ロ ノ、 二 ホ. \、\ 1 内 材. 外 材 計. イ. 業種別 「今後の経営方針に つ い て」 の分析表. 現状維持で や っ て い く 積極的に事業の充実拡張を は かる 無理に発展を は か ら ずと も 生活がで き れば よ い 経営 よ り も 個人資産の充実を してい く 転業の方がよ い (木材業よ り も っ と い い仕事 が あ れば他の 仕事に かわ りたい ). 28. 11 - 1. 39 - 1. 28. ロ. 57 - 2. この状態は勿 論の こと ,. 二. 3 - 1. 0 - 1. 1 - 1. 1. 29 - 1 ー. ノ‘. I. 4 - 2. ゜. 0 - 1. ホ. ゜ ゜ ゜. 計. 57. 43. 100. 外 材取扱業者の訟欲的な 志向態度を 明確 に す る が. これは伝来的な吉野 材 だけ に 依存す る のでな く , より栢極的 に 新 材と しての. 外 材 に 取組ん だ進取の気性の表現であり , 肯定 さ れ る と ころでも あ る。. がって 外 材取扱業者は ,. した. 総 じ て 前 向 き の政 策 に 対 して協 力的でもあり , 団. 結的でも あ る 可能性を , より持って い る とい う こが い い え られ よ う 。 また 外 - 1 95 (2537)--.

(24) 材取扱業者 を , さらに 外 材取扱比率で 三つ の グ )レ ー プ ,. す なはち外材取扱比. 率が50%未滴の業者 , 509:る以上の業者 そ して 1 0096の業者に 区分 して分析 し 検 討 してみると , 三者の相互の差巽は , 強 いていえば 外 材収扱比率が大 き く. な れ ば 多 少と も 現状維持盟 よ り 充実拡大型 の )jが比重 を 高 く す るかと いう程. 度 で , 有 意 な 差 異とまでは いえな い し , このことは以下の分析につ いても同. 様 な 傾 向が検 出されるので , ここ で そ の傾 向 を確 認 す る だ け で 省 略 してい き. た い。 こう した 外 材取扱業者に対 し , 内 材専 門 業者 の場合は , 積極型と梢極 型が相半 しているが , これは実態の聴取な どによって推測 す れば , 吉野の美. 林と しての杉 , 桧に徹底 して専 門 化 して経 営 してい こ うと する邸識的そ して 邸欲的 な 積 極 グ ル ー プと先 祖の伝来 した美林に 安 坐 して稀少化の経営 を して いこうと す る 無 自 此 な そ して後追 的 な 梢 極 グ )レ ー プに二分され , 業者 の集 団. と しても , 組 合の辿営と しても , っ ね に間 辿となるのは , このような経雹者 の志 向 想 度の相異 を , いか に組 織 化 す るかということである。. これを 「経営力釘 の 内 容 に つい て」 さらに具 体的 に 「生1ft: I父l 係 に つ いての. 質 間」 で あると ,. この傾 柏Jが よ り 判然と し ,. 多 様に なる。. 仝 体と しては ,. 「現状の生並規校で継続 してい く 」 が 40形 , 「生産の規校を充実 し拡 人 した. ぃ」 1 6 % ,. 「生荏の 内 容 を 充実 し , そ れ に よって製品の専 門 化 を や ってい き. た い」 1 7 % , 「機械設仙 を 柏極的に取 り 入れ , 企菜の合理 化 をはか りた い」. 2 5 % である。 これを 内 材専門業者と 外 材収扱業者に区 分 して検 討 してみると と く に目 立つことはつ ぎ の ようである。 「現状の生産規松 で継続 してい く 」. が , 内 材専 門 業者 で50%もあるのに対 し , 外 材収扱業者 は2 7 % にす ぎ な い。. また 機械 化 に よる 合 理 化に つ いても , 内 材専 門 業者が僅か 12 % にす ぎ な いの に, 外 材 収扱業者 は実に46 9:る も あること な ど で ある (第1 9表)。. 「製 品お よ び 品 質につ いての質 問 」 では , 全体として均等 した 回答である. が, これ を業 種別に区 分 すると , その梯相は一 変 してしまう。 製品お よ び 品. 質 に つ いて仝 休と しては ( イ ) 品 質の改 屈 は も と よ り , その技 術の向 上をは. か り たい, 3 6 9:ク ( 口 ) 製 品 の 高 級 化 を し , 桜 井 独 目 の 製 品 を 作 り た い , 33 96 - 1 96 (2 53 8) -.

(25) 第 1 9表. 業種別 「生 産関係の質問につ い て 」 の分析表 (経営方針の内容につ い て ) イ ロ ハ 二. \. 現状の生産規模で継続を し て い く 生 産の規模を充実 し拡大 し た い 生 産の 内容を充実 し そ れによ っ て製品の専門 化を や っ て い き た い 機械設備を栢極的に取 り 入れ 企業の合狸化をはか り た い ロ. イ. 内 材. 29. 11. 計. 40. 16. 11. 外 材 i. 5. ニ. ハ. 11 - 2. .. 計. 6 - 4-. 6-1. 57 ー 4. 19 - 3. 17 - 3. 41 - 3. 25 - 7. 98. (ハ ) 新製 品 の 開 発 を 積極 的 に や り,多 角 的 経 営 を や り た い,22 % , 無 回 答 9 % と いう結果で あ る。 そ れ に 対 し, 内 材専 門 業 者 は ( イ ) 38% ,. %,. Cハ) 13%で あ り,外 材収扱文者 は ( イ ) 42 % ,. C 口 ) 1 7 96 ,. 形 で あ る (第20表) 。 第 20 表. C 口 ) 49. Cハ) 42. 菜柾別 「製品 お よ び品只につ い て の 虹 間 の 分析表 (経醤方針の内容につ い て ). イ 品質の改善は も と よ り そ の 技術の 向上をはか り た い ロ 製品 の高級化 を し 桜井独 自 の 製 品 を 作 り た い ノ 、 新 製 品 の !Jfj発を 柏極的にや り 多 れj 的経揺をや り た い. �i. 内 材. 外 材 各「. ィ. 21. 15. 36. i. 口. 27 - 3 6. 33 - 3. ノ、. I I. 7-2. 15 - 1. 22 - 3. 1. I. I. 計. 55 - 5. - — - -. 36 - 1. 91 - 6. し たがって,梨種 の い か ん を 問わず, 品 質 の 改善と 技術 の 向 上 は,それな. り に 怠 図 さ れて い るが, 内 材と 外 材 の 文 紐 別な菜者 の 態 度 の 五 異が 明 瞭 に 表. 現されるの は,製 品 開 発 に つ いてで あ る。 内材専 門 業者が,高級材と しての. 吉野材の 特性を活用 して, 桜 井独 自 の 製 品を 開 発 し た い 意 図 は 理解できる し,外材取扱業者が,桜 ) 「 だ け の 製 品 に と ら われず,仏極 的 に 製 品 を 開 発 し. て,多 角 的経例 を や り た い 訟 図 も 了 鮒 で き るが, 間 辺 は 同 一 の 業界 そ して組 - 197 (2539) -.

(26) 合 , あ る いは地場な り 地域にお け る 企業 集団で, かく も業種に よって製 品 の. 専 門化と多 角化に対し, 製 品 の 開 発 の 活 動に 関し, 相異があ る ことであ り ,. かか る 経営者 の 志向態度や経営の 様式, 仕方の 差異を, いかに 多 様化 の 特 徴 を活かしつっ, 統 合 化 の 運 営を行うか の 組織 の 課題でも あ る 。. つ ぎに経営の 問 頴意織を質問 す る ために 「販売 そ の 他に つ いて」 設 問 した. わけであ る が, 経営の 問 題とな る 領域は, まず販売 で あ り 過 半数をしめ, 労 務 そ して財務 の 問 題がつづ いて意識され る 順序とな る 。 売 部 門 の 強化 (協同 販 売 等に よ り ) をや り た い , (組 合 指埒 等に よ り ) や り た い ,. す なわち,. (イ ) 販. (口 ) 財務 の構成の 改善を. (ハ) 労務対策をして (従業員 の 教育や厚. 生施設 の 充 実 等 に よ り ) 労働 力 の 確 保に 取 り 組みた い の 設 問であ る 。 こ の 質 問に対しては, 全 体 の 傾向として も , また内材, 外 材 の 業種 別 の 業 者 区分に よって も , 大 差 の な い反応とな る (第2 1 表) 。 これは, 木材 のおかれて い る. 市場の 環燒, 経営 の おかれて い る 地域 の 事柏, 事業 のおかれて い る 規模 の 条 件 で , むしろそ うした 外 部 の 制 約 な り 圧迫 の 大 きさに 対して, 致仕)jなく反. 応せざ る をえな い 第 一 次的な 地場産業 の 中小企業 あ る いは生業, 家業 の 宿命. か もしれな い。. だがこれを個 別 の経 裳 の 間 戯として, さ らに 詳細に検討して いくと, 回 答. の 結果と実 際 の 状態では多 少とも 吟 味すべ き差異があ る ことを気付かざ る を. えな い。 たとえば 「労使およ び 人 間 関 係に つ いて」 の 設 問 で , 第21表. 業種別 「販売 そ の他について」 の分析表. (イ ) 労使と. イ 販売部門の強化 (協同販売等)をや り た い ロ 財務の構成の改善を (組合指導等 に よ り ) や り た い ハ 労務対策を して ( 従業員の教育や厚生施設の充実に よ り ) 労働力の確保に取 り 組み た い. �I 内 材. 外 材. - -- tt -- ― 1. イ. 28. 24. 五. ロ. ―. 6-3 2. I. ハ. 計. 13-4. 13 -4. � - 8 二 26 -8 - 1 98 (2 5 40) -. 47 - 7 !. I. 39 - 4. 8 6 →1.

(27) も協調し, 瞭場も 円 満であ り, また随分努 力 して いる,. もなる ようにしかない, ま た 勝手に やらせて いる,. (口 ) ど ちらにして. (ハ) かな り努力 して い. るが, 仲々う ま く いかず 困 惑 して いる の 質 問に 対 し, 全体として も, 業種別 に も, や は り 大差な い 傾 向 の 回 答である (第22 表) 。 第 22表. 業種別 「労使およ び人間関係に つ い て 」 の分析表. イ 労使と も 協調 し戦場 も 円 満であ り また随分努力 し て い る ロ ど ち らに して も な る よ うに し かな ら な い また勝手に や ら せて い る ノ 、 かな り 努力 して い る が 仲 々 う ま く い かず 困惑 して い る. \. \. イ. ロ. ノ‘. 30. 1. ,. 内 材. 37. 計. 67. 外 材. 1. 計. 15. 2. 53. 40 93. 24. だが こ れを実 際 の 結果ある い は状 態として の 「従業員 の 平均 勤続年数に つ. いて」みると, かな り相異のあることに気付 く わ けである。 勿 論, 労使およ. び 人 問 関 係 だ けが, 従業員 の 平均 勤 続年数に相関 し, 影幣する も の でな い こ. とも確かであるが, 一応の対比 の 関 係におか れる ことも確かであらう。 そ れ によると, 従業員 の 平均勤続年数を (イ ) 1 年�5 年,. (口 ). 6 年�1 0年,. (ハ ) 1 1年�20年 (2 1 年以上をふ く む) の 三段階に区 分 して調査 してみると. つ ぎ の ようにな る (第23 表) 。 全体として の 構 成 は,. (イ ) 32 96 ,. C 口 )5 9 % ,. Cハ) 3 % , 無 回答 6 %. である の に対 して , 内 材専 門 業 者 は, (イ) 42 % , (口) 5 6 % , (ハ) 2 %であ り, 外. 材取扱業者 は, (イ) 2 4 %, (口) 70% い) 6 %とな る 。 これからすると, 外 材取扱 業者 は, 内 材専 門 業 者に対比 して ,. 長期勤続年 数 の 従 業員を割高に雁用 して. いることにな り, 労務対策な り, 労使, 人 間関係の関連からか , 従業員 の 定. 着 性 は 結果として 良好という ことがで き よ う。. さて 眼を転じ て , 業界人ある い は組合員として の , 業者な り経営者として - 1 99 2 ( 54 ) 1 -.

(28) 第23 表. \. \、. 業種別 「従業員の平均勤続年数について」 の分析表 イ 1 年�5年 ロ 6 年�10年 ハ 1 1年�20年 ニ 2 1年 以 上. --. 内 材. 22. 計. 32. 外 材. ロ. イ. 10. 30. l. の 意 向を検討 して みよう。. 29. 59. I. ハ. ニ. 2. 0. 1 3. 計. 0. 53. 41. 0. 94. 「桜井におけ る 今後 の 企業 の あ り方につ いて は ど. う思わ れ ま すか 」 の 質 問に対 し , 全 体 と して 観察す る なら,. (イ) 木材協 同 組. 合 と の 協 力において , 協業および合同をはか る こ と であ る 。 3 091る ,. 業は独 目 に 製 品 の 専 門化を し , 必要があ る ,. 23 % ,. (口) 各 企. 機 械 の 合 理化 と 設りiii の近代化を 辿めて いく. (ハ) 経 営 の 合理化および 近代化をは か る こ と はも と よ. り, そ れによ る 多 角 的な経営を して い く必要があ る ,. 18 96 ,. (二) 各 企業は,. 木材協 同組合 の 長期 目 椋であ る 住宅産業へ の 進 出を 目 指 し , プ レ ハ ブや プ レ カ ッ ト に進 出 して いくべ き であ る , 1 9 % , 無 回 答10% と い う状態であ る 。 こ. れを業種別に分析 して み る と 。 内 材均[ 1 1 1」 業者は, (イ) 3 5 %,. % , (二) 1 1 形であ り, 外 材取扱業者は, (イ) 3 2 96 , (口) 1 6 形 , %であ る (第2 4 表)。. こ れに よ る と 業種別 の 両 者 の 差異は,. (口) 33 96,. (ハ) 18 % ,. (ハ) 2 1. (二) 3 4. (口) と (二) の設問. に対す る 反応につ いてであ る 。 すなわ ち 内 材専 門者は, 製 品 の 専 門化や機械 の 合 理化 も ,. 各企業 の 独 自 性によろう と して い る のに対 し ,. 外 材取扱業者. は, 住宅産業な どへ の 多 角化をはか り, そ れを協 同 組 合 の 長 期 目 椋に そ って. い こ う と して い る , こ れら両者 の 態度 の 差 異につ いてであ る 。 地場産業 と し. て の企業集団にお け る , 企業 の あ り方, 梨団 の あ り方につ いて 配慮 させられ る ものを痛感す る 。. では各 自 の 企 業を, い か に 位 此づ け ,. L' I 此 して い る だろうか。. 「あな た の. 企 業は, 下 品 の うち, ど れ に あた る と 思 わ れますか」 の 質 問 に 対 し , 全 休 の -200(2 5 42 ) -.

(29) 第 24 表 イ ロ. 内 材. 木 協 と の 協力 に お い て 協業及び合同をはか る こ と で あ る 各企業は独 自 に製品の専門化を し 機械の合理化 と 設備の 近代化を進め て い く 必要があ る ノ 、 経営の合理化 お よ び近代化をはか る こ と は も と よ り そ れ に よ る 多 角 的 な経営を し て い く 必要があ る 二 各企業は 木協の長期 目 標で あ る 住宅 産業への進 出 を 目 指 し プ レハ ブや プ レカッ ト に進 出 し て い く べ き で あ る. 1 - --. �\、 I. ―- -—二 、. イ. ロ. 18. �-1. 6. --- ― -. 23 - 1. 30. I. ハ. 17 - 1. 12. 外 材 I 計. 業種別 「今後の企業の あ り 方 に つ い て」 の分析表. ニ. 11 - 1 I. 6-2. 7. -. 13 - 4. 19 - 6. 18 - 1. 計. 52 - 4. 38 — 4 90 - 8. I. 回答と して は , (イ) 下訊 や外注な ど, 大 企 業 と 補 完 的な 中 小企業と して. 形,. 6 96 .. (口) 大 企 と 競争 し , そ の 分野 に 進 出 してい く (ハ) 木 材 文 界 は 他と 異 り ,. 中 小企 文 と して. 65 % , 無 回 答. 18. 競争的な 中 小企業と して. 規模 的 に も 技能 的 に も , 産地的 で 独 自 的な 1 1 % と な る (第25表) 。. こ の構成の比率. は , 業種別 に 検 ;;寸 して も , 有意な大差 が あ る と は い い が た い 。 すなわ ち , 内. 材氾 I' り 文者 で は , (イ) 1 7 形 , (口) 4 % , (ハ) 79形 で あ り ,. 外 材 収扱業者 は ,. (イ). 24形, (口) 1 1 % , (ハ) 65% と な る 。 こ れ は 地場 産業の 経営な り , 経営者と して は , 共通の 位 四 づ け と 立場を 自 鎚せ ざ る をえない状況と い え よ う 。 第 25 表 イ ロ. -----. 業種別 「経営形態 に つ い て 」 の分析表. 下請や外注な ど大企業 と 補完的な 中小企業 と して 大企業 と 競争 しその分野に進 出 して い く 競争的な 中小企 業 と して ハ 木 材業界は他 と 異 り 規校的 に も 技術 的 に も 産地的で 独 自 な 中小企業 と し て. �. 1. _」. 内 材 ! 外 材 -. 計. イ. 9. 9 -. rn. ロ. ハ. 計. 4. 24. 37. 2. .. .. 6. 41. I. - 201 (2543) -. 65. 52. sg. し た がっ.

(30) てい ゆる 「経営者の左右 しえざる条件」としての産業構造や産業編成の問題. が, 地場産業の経営の枠な り, 経営者の壁と して課題となってくる。 そ して. その産 業の構造や編成の枠内で, 経営者がいかに自覚 しているかという こと は, いわば独 自 的な中小企業であるが, 独 目 的と いう 共通の言葉 も , 今後の. 企業のあ り方につ いて前向 き の 関 連から類推すると, 独 自 的な中小企業であ. りながら, 内材専門業者は どちらかといえば個々的であ り, 外材取扱業者 は. む しろ集団的であるとい いえようか 。 そ こ に今 後の企業の あ り方とと も に,. 地場産業の構造的な課願に挑戦する た め には, 企業 集団としていか にあるべ きか考慮 されると ころとなろう 。. つ いで 「現在, 桜井の企業にお ける経営上の 問屈点」 につ いての質問を 検. 討 してみよう 。 まず仕入れにお ける問頌点」 に関 して, 全体と しても , 業種. 別にも ,. 共通 していえる ことは, 「原 木価格の上昇が激 し い 」 ことであ り,. しか も 回答事 由の大半を 占めている (第2 6 表)。. ま た 「販売にお ける 問題. 点」 につ いても同 様であ り, 代替品 による需要の頭打ちに共通 して反 応 し,. 販売の 困 難 さ につ いても 共通 しているが, 業匝別に差異を も つの は, 販売の 第 26表. �i 内 材. 外 材. -. -計. イ. 業種別 「仕入れにおける 問題点」 の分析表 (経営管理上の問遁点). 原木 (原材料) 価格の上昇が激 しい ロ 内 地材が不足 し て い る ので ほ し い も のが 買 え な い ノ 、 外材の価格はむ し ろ安 い が そ の仕入先がわ か ら な いので 困 ってい る 二 今の原木市売の在 り 方に 問題点があ る. < 二 に 0をつけた人に対す る 質 問> イ 原木市売の在 り 方は よ く な い ロ ど ち ら も いえないが ま あ ま あだろ う イ. 32. 29 61. ロ. 20 ー5. -. -1 -4 - -2 1 —9. ノ、. 0. 0. o. I. I. ニ. 2 -2 -. 8. I 10 ー2 I. - 20 22 ( 544) -. イ. 3. -7 10. 計. ロ. 1. I. 4. 回答率 篇 = 92 %. 54ー 7 1. 38 — 4. 92 ー1 1.

(31) 困 難 さの理 由 が , 内材専 門業者では, 製 品が伝来的であ り , 安定的であ る だ けに ,. 「新 し い得意先の獲保が 困 難であ る 」ことに 困 難 さ の比重がかか り ,. 外 材取扱業者 に は,. 新 材であ り , 成長ふくみであ る ため ,. 「同 業者 間の過 当. 競争が激しくや りにくい」と い う こ とにな る (2 7表) 。 第 27 表. 業種別 「販売 に おける問題点」 の分析表 (経営管理上の問題点). イ 新 し い得意先の確保が困難で あ る ロ 同業者間の過当 競争が激 し く や り に く い ハ 代替品進 出 に よ り 帯要が頭打 ち と な っ て き て いる. \ \、. 内 旦. イ. 12. I. '. 口. 19. I__. 7. 外 材 ' 計. 1. 19 - 2. I. --1. 19. 38. ー. 2. ノ、. 19 - 5. —-. 1. 1. I. 12 - 4. 3 1 -9. I. '. 計. 50— 5 38 — 6. 88—1 1. _. さらに 「 機 械設備の 問題点 」 につ いても , 全 体的に も 業種別に も共通 して. おり,. 「生産設備の過剰 」 を指摘す る もの は少なく ,. 足や 「老朽化」が過半数を 占めてい る (第 28表)。. むしろ 「生産設備の不. 第 28 表 業種別 「機械設備の問題点」 の分析表 ( 経営管刑上の問題点) イ 生産設備の過剰 I/ 口 の不足 II の老朽化 ハ 二 希望する新 しい 機械がな い ホ そ の 他. '--� 内 材. 外 材 計. --. ;. I. イ. 4. 3. 7. I. ロ. 17. 10. 27. -. ' _ _ �ノ � 4. ,. I. I. ―. 8. 12. :. ニ. 2 —1 6. 8—1. i. I. ホ —_ I. ―計――. 11. 38 ー 1. 16. 7 0ー1. 5. 32. 「賃金および雇用についての 問 題 点 」 は, や はり全休的 , 業種別 いずれの. 場 合 に も , 「人件費が上昇して, 採算がとれにく い 」し , 「労働 力不足や求人 難で困ってい る 」のが大 半の状態であ り , 労務制度上の 間 隠や 人 問 関 係が問 -20 3(2 5 45)-.

(32) 題とな る 比重は少ない。 あえていうなら, 全 体での比璽は少ないが, 内 材専 門業者に, 「特に技能者の不足がめ だち,. その育成にこまってい る 」という. 比率が多 いのに対して, 外材取扱業者はその逆で, 従業員の流 動 化 によ る 人 問 閃 係の難しさを 訴え る 比率が多くなってい る (第2 9表)。 第 29表. 業種 別 「賃金およ び雇用に つ いての問題点」 の分析表 (経営管理上の問題点). イ 人件費が上昇 し て採算がとれにくい ロ 労働力の不足や求人難で こ ま っ て い る ハ 年功序列等の制度上の問題か ら 賃金の均 り 合いがとれ ず困 っ て い る 二 従業員の流動化が激 し く 定着性悪化 を お こ し 社内の人 問関係に おい て も むずか し い ホ 特に技能者の不足がめ だ ち そ の育成に こ ま っ て い る. ヽ \. イ. 14. 内 材. 外 材 計. I. 14. 2s. |. ロ. ハ. I 21ー2. I 17 ー1. I 44ー3. 3 -1. �. 1. 2. 5-1. :. 二. 3 -2. 9. 5-2 -―8 -4. ホ. 6 -3. 2 -5 8-8. 53 - � 40 - 8 93 ー16. —|― I. 計. 93 回答率 —100- = 93 %. --. こ の よ うに, 企業経営上の 問 図 点につい て は , 全体的に, ;[莉別に も共通. 性がみら れ る が, こ れを 各企 業の営業上の実態に直面させ て 検 吋 す る と, 結 果としては, 閂 四点の意識に表 視されえない実状の差児が見 出さ れ え る 。 こ. れが地場産業として, 同一の地域に 同 一の 製 品を 常 業しなが ら , 業秤によっ ‘. て, 経営者の志向態度 を変化させ, やがて 経営の様式, 仕方を 変化させ る ·Jl'.. 実であ り, 要 因とい え よ う か 。 すなわ ち , 「生荏と阪売との関係につい て 」,. 全 休的にみ る と, (イ) 「受注量に対して 生 喉が追い つ かない 」 23 96 , (口) 「 生 咬 爵 に 対し て 販 完が間に合わない」 6 % , (ハ)「生在と販売がち よ う どうま く い. ってい る 」6 6 % , 無 回 答. 5 96であ る 。 これに対し業種別分 折を す る と, (ハ). については差異がないが, 外材収扱業者に牡徽的にいえ る ことは, 生究が追. い つ かない こ とであ り, 販売が間 に 合わないのはほとん どないということで -204( 25 4 ) 6 -.

(33) 第 30表 業種別 「生産 と 販売 と の 関係につ い て」 の分析表 イ 受注量に 対 して生産が追 い つ かな い ロ 生産監に対 して販売が間に あ わ な い ハ 生産と販売が丁度 う ま く い っ て い る. ヽ. �I. 内 材. イ. 11. 12. --- - —- 外 材 計. ある (第30表) 。. I. 23. -. ロ 5. I. ,. -. 1. 1. 6. I. ハ. 36. ,.. 30. 66. I 1. 1. I. 計. 52. -. -. 43. I. - -. 95. また 「現在の 主 力 製 品で 経 営 内 容の 向 上が 望めますか 」 の質 問 に対して. は, 業莉別に検討してみると , かな り の相異が見 出 しえる。 すなわち内材専 門 業者 で, 望める. 35 % , 望めない. 35 %で相半し, わからないが309る も あ. るのに対し, 外 材取扱業者では, 笠める. 28 %で,. 6096と過 半数 を 山 め , 望 め ない. わからないと答えたの は , {罰か g 9'るに過 ぎ な い (第 3 1 表) 。. これ. は, 現在の 主 力 製 品で, 経営内容の向 上が留めると, 積極的に回 答した 外 材. 取扱業者の姿勢と , 「わからな い 」 と消極的に回答した 内 材専 門 業者の態度. の対比が閻 四と さ れようし , 内材専門 業者で, 1庁定的な回答と否定的な回 答. が相 半し,. 「今後の経営方針につ い て 」 秋 極 的な 充実拡 大方策に消極的な現. 状 糸t 持方第が相 半していたのと, はからず も 合致してい る こ とは 注 目 して よ. い ことであ ろ う。. 第 31 表. 業種別 「経醤向上に つ い て」 の分析表. イ 望め る ロ 望め な い ハ わか ら な い. -. ―. ‘‘‘ヽ 、. 内 材. 外 材 , 庁1·. イ. 19. 27. 46. 1. .. -. ロ. ハ. 19. 16. 31. 20. 12. -205(2 5 47 ) -. 4. -. き計・. 54. 43. -. 97. --.

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