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理科に於ける態度の研究(第1報)

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(1)Title. 理科に於ける態度の研究(第1報). Author(s). 藤村, 茂; 奥田, 五郎. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 18(1): 41-56. Issue Date. 1967-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4566. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 第 18 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要 (第一部C). ,. 昭和42年8月. 理科 に於ける態度の研究 第1報 <態 度 の 位 置 付 け に つ い て>. 藤. 村. 茂・奥. 田. 五. 郎. 北海道教育大学旭川分校理科教育研究室. Shigeru Fぴ丁岱tURA and G0r6 0Kt丁DA : Studies on the Attitude in Science Education, Part l, ion ofthe Att i tuat tude〉 <Si. 1. 研. 究. 目. 的. 理科の学習指導の方法は理科教育の目標に到達するための重要な手段である, その方法如何によ. って理科教育本来の目標とする人間形成に大きな影響を与えるが, 即ち, 今までこの点について確 立した見解が示されていない, 単に科学的知識の習得に走るのではなくて, 経験領域の発展の過程. に重点を置き, それに必要な思考や概念形成を助長させる方 向を指向 していなければな らない, 学習指導では, 児童・生徒の理解内容となる科学的知識の中で自然の事物・現象を児童・生徒に. 対決させて, そこに学習者の主体と具体的な学習目標との相互作用により学習の場を形成する. そこで主体的な学習が問題解決学習 を通 じて獲得 し, また獲得されなければならぬものを概括的に. 科 学的態度というのである. 従 ってこの科学的態度が理科教育の目標となる, 科学的知識や科学的 技能力, 科学的考察力等は, 科学的態度の周辺に存在する, これは理科学習 過程に於いて, 身につ. く知識, 理解, 実験観察, 思考, 処理能力, その他が基盤となって, それに構成される態度の育成 が内的に動機付けられ, 発展しなければならない, 即ち, このような理科教育を通 じて育成さるべ き態度については, 今日, 科学の結果の 知識面の重視に走 っていて, 態度の 問題が軽視されてい る, 即ち, 科学的知識や技能の教授を重点とすることと, 実験観察やその結果の考察などの学習を 通 じて形成される態度の育成が具体的に解明されてない点もその原因であろう, このことはまだ学習指導要領でも 態度育成の 重要性が象徴されているが, それを 実際の授業に 「どのような過程」 で, 「どのような方法」 で態度が育成され得るかには 触れ られていない. そこ. で, この点より学習指導要領に準拠 して, 実際の単元や授業での態度の育成を達成するための研究 に着手した, 本研究は, その第1報と して, 態度の位置付けについて概略する, 宜. 態度について. 1 , 科 学 的 態 度 態度は, 心のある準備状態であ る, 刺激が個人に 与 えられた場合, その個人の 反応 (思考, 感 - 41 -.

(3) . 茂・ 奥 田 五 郎. 藤 村. 情, 行動と して現れる) は, 個人の もの準備状態 (個人がそれまでも っている態度) 又は傾向性を 通 して, 個人特有のものと して表現される. 即ち, 個人特有の 一貫 した認知, 感情, 行動がみられ る, 換言すれば態度とは, 「ある事態に対 して現われる思考的・ 情緒的・行動的 反応の傾向 性をさ す」 といわれてし・る, このことは, 理科教育にあてはめた場合に, 単に科学的知識や方法を知 って いるだけでは不十分であ って, 科学的態度や習 慣が身につくことで, 理科学習の成果が始めて実践. と適用とを可能とする, 即ち, 事物現象を単に認知的事実と して受けいれる のみな らず, それを評 価すること, つまり, 自己と関係 づけて解決 し, 意味づけることにより客観的対処の方法を 備える ことが科学的態度の内容となる. 以下此の内容を省略 して, 科学的態度と称する.. 2 . 理科に於ける態度 理科学習の本質は, 日常生活に於ける自然及 び人工的自然についての経験を基盤と して個々 の児 童o生徒が学習 活動を通 して有効に活用 出来ると共に, 如何に して合理的に 質的発展をはか るかと いう点にかかわる. 従 って身のまわりに生起する種々な自然現象や事物に興味, 関心, 疑問を持 っ てこれを解 決 しようとす る プロセス即ち, 手法が第一である. 次いでそれ を実証 し, 適用す ること である. これは理科教育による人間形成の過程であると 言えよう, 児童・ 生徒は発展段階に応 じ て, 適 した ス コ ー プ 及 び シ ー ク エ ンス の も と で 事 物 現 象 を よ く 理解 す る. 即 ち, そ の 手 法 に よ り,. 応 じた学習を 適確に行い, 科学的能力や態度が育成される. 理科に於ける態度は理科の本質か ら考えて, 次の2つに分 け得る. 第 一は, 問題を科学的に処理する態度, 即ち, 科学的態度で, これは科学的 思考力とか科学的 考 察力に裏付け られる, 従 ってこの場合, 事実を尊重 し事実に基づく思考と客観的結 論の正否を検証 す る.. ,. 第二には, 問題を探 ぐり出 し, 進んでこれを究明する態 度, これを合理的態 度とし・う, これは自 然現象や日常生活の事物について興 味・関心・疑 問を生起 し, それを進んで究明 し, 更にこれを応. 用 し, 生活を 合理的に しようとするものである. この一つの態度即ち科学的態度と 合理的態度とをもう少 し 具体的に 分析すると, 次の如く にな る 第1表 理 科 に 於 け る 態 度 1 . 問題を 科学的に処理する態度 (科学的態度). ( 1 ) 事実を尊重する態度 ( 2 ) 道理に従う態度. ( 3 ) 正 しく推論しようとする態度 4 ( ) 迷信や偏見にとらわれない態度. 5 ( ) 批判的に判断する態度. ( 6 ) 注意深く行動する態度 ( 7 ) ◎ 正確に行動する態度 ◎ 計画的に行動する態度 ⑩ 専門家の意見を尊重する態度 科学の経験過程を尊重する態度. 2 , 問題を探ぐり出し, 進んでこれを究明しようとする態度 (合理的態度) 7 ) 根気よく物事をやりとげる態度 ( ( 1 ) 自然に 親しむ態度 ( 8 ) 他人と協力する態度 ( 2 ) 自然の調和や恵みを 感得する態度 ( ) 新 しい考えを取り入れようとする態度 9 ( 3 ) 自然の事 象に興味・関心や疑問をもつ態度. 4 ) 余暇を有効に利用する態度 (. ) 環境をよく しようとする態度 ( 5 6 ( ) 目から進んで究明する態度. 皿. ◎ 健康で安全に身を保つ態度. { 1 1 } 生命を尊び生物を愛育する態度. 学習指導上の位置づけ. ぐけるためには 理科の学習指導に於ける実験観察が 前述 した態度を具体的に学習指導上に位置づけるためには , - 42 -.

(4) . 第2表. 学声\ 全. 興. 味. o 関. 心. ○自然の事物につい て興味・ 関心をもつ. 問 題 の と ら え 方 ○自然の環境から問題をとら え る.. 小. 計. 学 画. ○事実に基づき,筋道を立て, 解決の方法を考える,. 理. 校. 科. の. 目. 観. 察. ○事実認識を 深める・. 第 1 学. 2. ○ ごく近くの野外の自然の事 物現象の中で興味を引くも 1 ). 証. 性. ○事実を尊重し, 事実に基づ. ○ごく身近な自然の環境につ いて疑問をもつ.. ○身近な自然の事物・現象に. ○納得のいくようにとこうと. ○ありのままに見る.. ○納得のいくように解こうと する 気 持 を 強めるととも. する気持を強める.. に, 自然の著しい事物現象 を全体的・直覚的にとらえ. ○自然に親しむ.. 直接触れて興味を広げる.. ○身近な自然の環境から疑問 を見いだす. ○自然に親しむ.. ○身近な自然の事物・現象 に対する興味を広げる.. ○身近な自然の環境から疑問 をとらえる. ○自然に親しむ.. 学. ○解決しようとして, いろい ろ工夫したり, ためしたり する.. ○ありのままに見て, 物と物 との間の著しい違いに留意 、 する.. ○解決しようとして, いろい ろ工夫して, 見たり, ため. ○自然の変化や事物・現象の 間の関係に留意する.. ○解決しようとして, いろい ろ工夫したり, ためしたり. 4. ○身近な自然の事物や現象に 対する興味を深める.. ○自然の事物・現象に対する 興味を広げる.. 学. 6 学 年. を見いだす.. ○自然の事物・に対する興味 を広げる,. ○自然の環境の中にある問題 を見いだす. ○自然をいっそう深く見て探 究しようとする.. ○生活に関係の深い自然科学. 的な事実や基礎的原理を理 解する.. したりする.. 応. 用. 性. ○自然科学的な事実や原理を 活用する. ○生活を合理化しようとす る.. について理解を深める. ○自然を愛護しようとする.. ○ごく簡単な自然科学的事実. ○関連ある事物, 現象を正し く見たり, 扱っ たりしよう とする気持を育てる.. に気づく.. ○動物や 草花の世話 を手伝 う.. ○簡単な自然科学的な事実に 気づく.. ○簡単な自然科学的な事実に. 通点や相違点に気づく.. る動物の世話をする.. 気づく. ○いろいろな生物の生活の様. ○動物や草花をかわいがる.. ○関連した新しい事実の正 し い見 方, 考え方, 扱い方が できるようにする. ○よくかわいがり, よく育て ようとする。 ○新しく経験する事実がうま く扱えるようにする. ○広く生物をかわいがる。. 子を知る.. ○解決しようとする意欲を高 め, 解決の方法を考える.. ○自然の事物・現象の著しい 特徴をとらえようとする.. ○解決の方法を考え, これを 事実に即して確かめる.. ○生活の中で得られる事実を もとに して, それらの基礎 となる自然科学的原理を理 解する.. ○身近な自然の事物o現象を 利用する. ○自然物を大切にし, みだり にいためたり- 荒したりし な い。. ○解決の方法をいろいろ考え る.. ○事物.現象の間の関係を見 つけようとする.. ○事実に即 して確かめ, 処理 できるようにする.. ○自然をいっそう深く見よう とする.. 年. 第. ○自然の環境の中にある問題. り. ○いろいろな事物o現象の共. に見たり, 考えたりする.. 年. 5. だす.. 深 ま. ○育てやすい 草花, 興味のあ. ○自然の事物・現象を分析的. 学. 第. ○自然の環境から問題を見い. 識 の. して, 自然の事物, 現象の 目立っ た特徴をとらえる.. 年. 第. 認. ○自然と人間の生活との関係. 年. 3. 析. る.. 学. 第. 実. 分. る.. 年. 第. の. き, 筋道を立てて思考し, くふう処理する.. ○自然 から 直接 学 ぼうと斗 体. 標. ○日常生活の中で経験できる 事実をもとに して, 自然科. 学的な基礎的原理を理解す る.. ○自然科学的な基礎的原理を 生活にあてはめる. ○自然を愛護しようとする.. ○自然と人間の生活との関係 に気づく. ○分析したり, 総合したりし て, 考察することに慣れさ せ, 解決の 方法 を 工 夫す る.. ○広く事物や現象を関係的に 見たり, 考えたりする.. ○分析したり, 総合したりす ることに慣れさせ, 筋道の. 通った考え方で工夫処理す る.. ○日常生活の中で経験できる 事実をもとに して, 自然科. 学的 な基礎原理を 理解す る.. ○自然と人間の生活の関係に ついて理解を深める。. ○自然科学的基礎的原理を生 活にあてはめ. 合理的な生 活を営もうとする.. ○自然の資源の保護利用に関 心をもつ..

(5) . 藤 村. 茂o奥 田 五 郎. 此の本質的な活動である, 実験観察により自然を認識し, 科学的な考察とか処理, 更にそれ に依っ て生 じる態度の育成という過程を たどるのである. そ のためには 一段と 学習活動を計画組織 化し て, 徹底を期す必要 がある, 実験を単に理解の例証として行うとか, 機械や器具を操作 する技術を 習得するために行うという立場ではない, そのためには, 科学的方法の実験観察と して, これを計 画 し, 指導がなされる必要がある, このような指導によ って合理的, 実証的に物事を判 断 し, その 結果と して個々 の児童・生徒の行動力が育成されていく のである. こ の行動力を育成 し得るための 指導計画又は過程 が極 めて重要 なのである. これを具体的に実現するためには, 日常理科の学習に の 於ける指導の重点目標を具体的に明 らかにする必要 がある, そのため, 次の如く態度目標を夫々 学習目標に置換 した, 1,. 小. 学. 校. (1) 小学校 理科の目標の分析 小学校理科がね らう態度目標を分析 し, 単元 一つ一つに最も適 した学習目標に設定 して日常の授 業で運営する事により, 理科が目標とする態度が育成される, これにより, 理科目標を分析すると 第2表 の如くなる, (2) 理科の態度目標 第1表及び第2表か ら得られる態 度目標を小学校 理科の一般目標に照 して整理すると, 第3表の. 如く なる, このように4つの一般目標と関係づけて具体的に示す事により, 日常の指導に効果的に 活用 し得る目標の設定 が可能とな った, 第3 表 小 学 校 理 科 の 態 度 目 標 一. 般. 目. 標. 自然に 親しみ, その事物現 象について興味を持ち, 事実 を尊重し, 自然から直接学ぼ うとする態度を養う,. B. 自然の環境から問題を 見い だし, 事実に基づき, 筋道を 立てて考えたり, 工夫処理す る態度と技能を養う.. 態. 1. 度. 目. 標. A, A2 A3 A4 A 5 A6 A 7. 自然の事物や現象に対して興味・関心を持つ. 自然の事物や現象に対して興味・関心を広げる. 自然の事物や現象に対して興味・関心を深める. 自然に親しみ, ありのままに見る,. BI B2 B3 B4 B5 B6 B7 BB. ごく身近な自然の環境について疑問をもつ. 身近な自然の環境から問題を見いだす. 自然の環境の中にある問題を見いだす, ・ 自然の著しい事物現象を全体的, 直覚的にとらえる. 出 た特徴のとらえ方が 来るようにする 現象の目だ 自然の事物・ っ . いろいろ事物・現象の共通点や相違点に気づく. 問題解決の方法を考え, それを事実に即して確かめる, 問題を分析したり, 総合 したりして, 考察することに慣れさせ, 筋道の. 自然をありのままに見て, 物と物との間の著しい違いに留意する, 自然の変化や事物・現象間の関係に留意する,. 自然の事物・現象を分析的に見たり, 考えたりして, その著しい特徴を とらえる, AB 観察・観測・実験などによって, 事物や現象の間の関係を見い出す, A 9 観察・観測・実験などによっ て, 広く事物や現象を関係的に 見たりして 自然をいっそう深く研究する, A・ o 自然の調和や恵みを感得する,. 通っ た考え方で, 工夫, 処理する,. - 45 -.

(6) . 理科に於ける態度の研究第1報 一. 般. 目. 標. 態. 度. 目. 標. B9 事実を尊重する, B・ o 注意深く行動する, B. ・ 正確に行動する. B・ 2 計画的に行動する. B・ 8 迷信や偏見にとらわれない. B, 4 批判的に判断する, B, 5 専門家の意見を尊ぶ. B・ 6 目から進んで究明する,. C 生活に関係の深い自然科学 の基礎的原理を理解し, これ をもとに して, 生活を合理化 しようとする態度を養う,. CI 簡単な自然科学的な事実に気づき, これをもとに して, 事物, 現象を正 しく見たり, 考えたり, 扱ったりしようとする. C2 簡単な自然科学的な事実に気づき, それをもとに して, 新しい事実の正 しい見方, 考え方, 扱い方ができるようにする. C 3 簡単な自然科学的な事実に気づき, それをもとにして, 新しく経験する 事実がうまく扱えるようにする. C4 自然科学的な原理を生活にあてはめる.. C5 自然科学的な基礎的原理を生活にあてはめ, 合理的な生活を営もうとす る.. C 6 C 7 C 8 C 9. 身近な自然の事物, 現象を利用する. 知識・事実を他に応用 しようとする.. CI R. 健康で安全に身を保つ,. 自然の環境に働きかけ生活を豊かにしようとする, 新 しい考えを取り入れる, CI O 余暇を利用する. C1 ・ 根気よく物事をやりとげる. C・ 2 他人と協力する,. 自然と人間の生活との関係 について理解を 深め, 自然を 愛 護 しようとする 態度を 養 う.. DI 草花や動物の世話を手伝い, それをかわいがる, D2 草花や動物の世話をさせ, それらをかわいがり, よく育てようと する, D8 生物の飼育.栽培・野外観察などにより, いろいろな生物の生活の様子 を知り, 広く生物をかわいがる, DL 自然物を大切に して, これをみだりにいためたり, 荒したりしない D5 自然と人間の生活との関係に気づき, 自然を愛護する D6 自然と人間の生活と の関係について, 理解を深め, 自然の資源 目 を保護す. る方法を考え, さらに進んでこれを利用する, D7 生命を尊び, 生物を愛育する.. (3) 単元と態度目標 上述より理科の 学習指導を通 じて多くの態度目標を達成 しなければな らない事が明白となった . 又単元の内容によ って態度目標に対する種類と機能の特異性がある, この事か ら単元の一つ一つに 最も適 した重点目標を設定 し, 他の目標と有機的に関連を持たせて, 日常学習活動に適応さ せ そ , の結果と して態度・ の育成を 目指すように した, そこで, 各単元に対する態度目標 を小学校第1学年 と第3学年とについて設定すると, 第4表の如くになる.. - 46 -.

(7) . 茂・奥 田 五 郎. 藤 村. 〔第3学年〕. 第4表 単元と態度目標 〔第1学年〕. 単. 名. 元. ( 1 )花だんの草花の観察と, 世話の手伝 いを する.. 0きれいな花 ○花だんの花. ○あさがお ○秋の花だん. )野山の自然のありさまを観察する ( 2 ○夏の花と虫 ○花と虫 ○秋の花と虫 ○もみじと どんぐり ( )虫などを取って観察する. 3 ○あり ○かたつむり 4 )飼っている動物の観察と世話の手伝 ( いをする. ○金魚とめだか ○かわいい動物 ( 5 )くだものの色, 形の違いやしろの色 の変化を調べる, ○くだもの (あぶりだし). 単. 1態度目標 A・ AI B4 DI. AI A4. ○ゆきや氷. ( 7 )土地の高低やいろいろな石などに関 心をもつ. ○箱庭作り ○石集め ( 8 )日なたと日かげの違いを比べる. Oひ な たと ひ か げ ( 9 )はね のと び か たを 調 べ る,. Oはねつき ◎風で動くおもちゃを調べる, 0風. 車. B4 DI. ○夏の頃. ○秋の頃. ○季節の移り変り. ( 4 )蛙の育つ様子を観察する. BI BL. ( 5 )花.葉・実のしろの色やその変化を 調べる, ○色ぞめと色水. BI B4 B・ 2. A2 A6 B6 B1 2 B・ I 6 CI. A2 BB B9 C8. 7 )四季おりおりの天気を調べ, その特 ( 徴に関心をもつ, ○春の頃 ○梅雨の頃 ○夏の頃 ○秋の頃 ○台風の頃 ○冬の頃. AI BI B4. A2 A6 B8 B] 2 . ○季節の移り変り. B- . CI. 8 )土 の性質を調べる. ( ○花だんの土. A4 B4 CI. AI AL BI BI. . ○わたしたちの体. BI BI. 1 ( 3 )氷のはっている様子や水の性質に関 心をもつ,. B2 B6 B・ 2. ( 6 )人の体のおよそのつくりを調べる,. A・ A4. B2 BL. C】 o D8. DB. B・ o CI. 2影 Q 彰のできかたを調べる ○影遊び. 噸 題さに関心を持つ. A2 A6. BI Z B1 6. &お ぎ(獣 虫. A・ A4. BI CI. 4 )鏡の働きに関心を持つ, Q ○鏡遊び. )季節による生物の種類や様子の変化 ( 2. B2 B6. ( 3 )鳴く虫の種類や生活の様子を調へ 1窪 ま り. DI D4. 回噴水の水の上がり方を調べる. ○ふんすい. ○雪や氷. A2 A5. B4 DI. 6 ( )天気には, いろいろあることに関心 をもつ, ○天 気. 1態度目標. ( 1 )学校園の世話を し, 草花や野菜の育 ち方, ふやし方を調べる, ○春まき草花の世話 ○さ し木 ○秋まき草花の世話 ○へちまの実 ○あぶらなの花 を調べる, ○春の頃 ○冬の頃. A・ B4. 名. 元. ( ) l 9 j i原の石とそこにある石を調べる. ○川原と石. 回 ゴムやばねを利用 したおもちゃを工 夫する,. CI 2. ○動くおもちゃ. B生 CI C1 2. ・ F C - 47 -. 2 )紙玉でっ ほうや水でっばうの働きを Q 調べる, ○水でっほう. CB A6 A8 B6 B9 B・ 6 CB. ◎月を観察し, そ の形の変化や動きを 調べる. ○月 の動き. CI C1 2. A6 B6. ○紙玉でっ ほう. A2 B5 B・ 5 2 B1 B1 6 A6 B6 C3 CI り A6 B6 B7 C8 C7. ー.

(8) . 理科に於ける態度の研究第1報 元. 単. 名. 鰯グライ ダーの作り方や飛ばし方を工 夫 する,. A6 B6 C8. 回音の伝わり方に関心を持つ.. 回虫めがねの働きを調べる, ○虫めがね. A6 B6. 御青写真の感光紙の色の変り方に関心. B6 BI O. ○うがい水. B8 B6. C3. を持つ.. C3 C7. ○青写真. B6 C8 A6 B6 BI り BI I C8. ○温度計 学. 回物の溶け方を調べる,. A2 A6. 覇物の温度について調べる. 中. B 6 EC亘 8. A2 A6. ○かがみ. 2.. 調べ 穣 の茅を る. C3. q鴎鏡を組み合わせて, 物の映り方を調 べる.. 6 EIB. (. A6 B6. ○糸電話. 1態度目標. 名. Q隊 を作っ て, その出来方を調べる 0氷作り. B1 2 C3. 0 グライ ダー. 元. 単. 態度目標. C1 8. 回豆電球の 点燈 の しか た を調 べる,. A5 B1 o C3. o 豆電 球. 校. (1 ) 中学校理科目標の分析 中学校理科の各学年目標では一見単元内容を中心と して知識・理解が主となるかの如く受け取 ら れる傾向にある. しか し中学校の理科学習指導に於いても態度の育成を到達目標と している, 態度の育成の立場を. 明確にするため, 中学校理科の目標を分析 した. その結果第5表の如くである, 第5 表 中 学 校 理 科 の 目 標 の 分 析 実証性による. 問 題 把 握. 計 画 立 案. ○自然の事物. ○事実に基づ ○事実認識を ○事実を尊重 ○実験や観察 ○生活や産業の ○事実や原理 き, 筋道を立 深めて, 相対 し, 事実に基 に 必要 な 機 基礎と ,なる自然 を生活に活用 て, 解決の方 関係位置の識 づき, 筋道を 械・器具を目 科学的な事実や する. 法を考える, 別が可能とな 立てて思考し 的に応 じて取 原理の理解を深 る. 客観的に事実 り扱う技能を める, ○生活を合理. 現象について の関心を高め. 系統的, 論理 的に問題をと. 実 験 観 察. らえる,. 問 題 解 状. の正否を確め る.. ○真理を探求. 技. 能. 知. 識 理 解. 高める.. 応. 用. 性. 化する. ○自然と人間の. しよ う と す. 生活との関係を. る,. 認識する.. ○自然の保護 利用に関心を 高める,. (2) 中学校理科の態度日標 第1表及び第5表か ら, 中学校理科の一般目標がね らって いる具体的な実践目標を位置づけると. 第6表の如くになる,. - 48 -.

(9) . 藤 村. 茂.奥 田 五 郎. 第6 表 中 学 校 理 科 の 態 度 目 標 一. 般. 目. 標. A 自然の事象や現象についての 関心を高め- 真理を探求しよ うとする態度を養う,. B 自然の環境から問題をとらえ, 事実に基づき, 筋道を立てて 考えたり, 処理 したりする能 力を養い, また実験観察に必 要な機械器具を目的に応 じて 取り扱う技能を養う,. 態. 1. 度. 目. 標. AI 自然の事物, 現象についての関心を高める A2 真理を探求しようとする. A3 自然の調和や恵みを感得する, B, B2 B3 BL. 自然の環境から問題をとらえる, 事実を尊重する, 筋道を立てて思考し, 客観的に事実の正否を確める 批判的に判断する,. B5 注意深く行動する, B6 正確に行動する. B7 計画的に行動する, BB 専門家の意見を尊ぶ. B9 目から進んで究明する,. C 生活や産業の基礎となる自然 科学的な事実や原理の理解を 深め, これを活用する能力を. CI 自然科等的原理を生活に活用する,. D 自然科学の進歩が生活に役立 つことを認識させ, 自然科学 の成果や方法を生活の中に取 り入れ, 生活を合理化しよう. D , 自然科学の成果や方法を生活の中に取り入れ, 生活を合理化する 肋 環境をよく しようとする. D3 余暇を利用する. D4 根気よく物事をやりとげる,. E 自然と人間生活との関係を認 識させるとともに, 自然の保 護利用に対する関心を高める. EI 自然と人間生活との関係を認識させ, 自然の保護, 利用に関心を持つ,. 伸ばし, さらに新しい物を作 り出そうとする態度を養う,. とする態度を養う,. C2 新 しい考えを取り入れる, C 3 新しい物を作り出そうとする,. D5 他人と協力する. D6 健康で安全に身を保つ.. E2 生命を尊び, 生物を 愛育する,. (3) 単元と態度目標 第6表か ら明 らかな如く, 中学校理科 の指導に於いて育成されなければな らない具体的目標を明 確に設定する事 が出来た, 単元内容の性格か ら重点指導目標 が鮮明されるが, これはあくまでも主 要目標であ って, 他の目標と 密接な関連によりは じめて有効に学習活動に作用 出来るのである, 単. 元に位置づけ られた態度目標の日常実践により, その結果と して, 理科がね らいとする態度の育 成 が出来るのである. 単元について態度目標の 位置づけを第1学年を例と して示すと第7表の如くに な る,. - 49 -.

(10) . 理科に於ける態度の研究第1報 第7 表 単 元 と 態 度 目 標. 〔第 1 学 年〕. 大単元 小単元. 項. の水. 目. ・. 内. 容. a. 重さと力 (水の体積の測り方, 水の重さ・力の大きさを重さで表わす) の 重さと b, 圧 力 (圧力) ミスカルの原理・水圧機・水の深さと圧力) c, 水の圧力 ( ノ 圧力 d, 水による浮力 (浮力・物の浮沈) e. 比 重 (比重・浮ばかり). ⑭ 水 a 水平面 (水の表面・水平面の利用) の表 , 面. & 霧 重 さ 水 の 精 製. ②溶. 液 ( 3 ). 水成 の分. ④総. の な り. 参 気 の 成 の 燃. 嘉. の 温 度 と 軌. b. 表面張力 C. 毛管現象. a, すんだ水 (ろ過のしかた) b. 蒸留水 (蒸留水と 天然水の違い・蒸留の方法) c. 飲料水 (上水道) a, 溶液 (に ごった液と溶液・溶液の考え・溶け方・濃度・速く溶 かす方法) b, 結晶 (水溶液から出来る結晶・結晶の形) c, 海水 (海水の主な成分・食塩の性質と用途) a. 水の分解と合成 (水の電気分解・水の合成) b. 水素 (水素の製法・水素の性質). a, 化合物と単体(元素). b. 分子と原子 c, 混合物 d. 化学変化の表わ し方 a. 燃焼と空気 b. 空気の成分. c, 酸素 (酸素の製法と触媒の働き・酸素の性質). a. いろいろな物の燃焼 (木炭の燃焼・石油・ろうの燃焼・砂糖の燃焼・燃 焼と酸化・完全燃焼と不完全燃焼・マ グネ シウムの燃焼). b. 爆発 (気体の爆発・爆発と燃焼・火薬の爆発) c, 発火点と引火点. d. 燃焼の条件と消火. a, 温度と熱 (温度・熱) b, 熱 量. c. 比 熱 d. 熱膨張 (固体の膨張・液体の膨張・気体の膨張・熱膨張の利用). の . 融解と凝固(融解と融解熱・凝固する時の体積変化) 状 態変a化. b. 気化と 液化 (沸とうと沸点.圧力と沸点.蒸発.冷凍機の原理,凝結・. 液体空気・気化する時と体積変化). c, 昇. 華. - 50 -. 態度 目標.

(11) . 藤 村. 大単元 小単元. ) ( 3. 熱移 の動. 項. 茂・奥 田 五 郎 目. ・. 内. 容. d, 温度の定点 e, 湿度 (大気中の水蒸気・湿度) f, 物質の3態と分子. a, 物のあたたまり方と冷え方 (熱の移動・物があたたまる場合,冷える場合) b, 保 温. ( 1 ) a. 季節と生物 (植物の冬越し, 動物の冬越し, 鳥の渡りと魚の回遊) 気生 候物 b. 気候と違いと生物 (植物の分布・動物の分布) と⑭ 生 物と a, 環境要素 環境 ) ( 3. 生しが 物のり どつ うな. ( 1 ) 花く の植 さ物. b 種子の発芽と環境要素 c, 環境の影響 (光と生物・温度と生物・水と生物・土と生物) d . , 環境に対する生物の適応. a. 群落と集団 (植物の群落・動物の集団生活) b. 寄生と共生 (寄生動物・寄生植物・共生) a. 花と種子 (被子植物の花の構造.裸子植物の花の構造・果実と種子). 沼 b, 植, 茎, a, シダ類 唖 効 b, コ ケ 類 か c. ソウ類 な d ◎ 背 骨の. あ る 動物. 葉 (ア ブラ ナ・サ クラ・タ ンポ ポ・エ ン ド・ア ヤメ・ム ギ・マ ッ). . 菌類 (カ ビ類・キノコ類). a, ホ ニ ュ ウ類. b, 鳥 類 C. ハチュウ類 d. 両生類 e, 魚 類. ④ 割 a. コ ソチ ュ ウ類, ク モ類 勘 瀞 b 貝 類 .. ◎微. c. その他の無セキツイ動物. a, 水留りの微生物 生 物 b. 細菌類 ◎細. 胞. 呈 捧 ( ) 2 川作 と用. a, 植物の細胞 b, 動物の細胞. c. 多細胞と単細胞生物. a. 風化作用 (機械的な風化・化学的な風化) b. 土 (土のでき方・土の性質). a, 川の作用 (川の水の働き・川の働きで出来た地形・湖) b, 海水の作用 (海水の働き・海水の侵食作用・海水の運搬作用とたい積作用) c. 地形の移り変り. - 51 -. 態 度 目標.

(12) . 理科に於ける態度の研究第1報 大単元 小単元. 捻. ドF ④. 地. 震. 項. 目. ・. 内. 容. 態 度目 標. i. a, 火山 (火山活動・火山の噴出物・火山の出来かた・火山と湖・リ く山の分布) b. 温 泉 a. 地震の原因 b, 地震のゆれのはかり方 c. 地震の波の伝わり方 d. 震央の分布 e. 地震による災害の対策. ◎地 殻の 変. 動. の 藤 城 唖 犠. a. 火成岩 (火成岩の成分・火成岩の種類と出来かた・火成岩 の利用) b. 堆積岩 (堆積岩の出来かた・堆積岩の種類・堆積岩の利用) c, 変成岩 (変成岩の出来かたと性質・変成岩の利用). a. 造岩鉱物 (主な造岩鉱物の種類). b. 鉱物の性質 (結晶の性質・色・つや・条こん色・割れ方・鉱物のかたさ・ 鉱物の比重・光に対する性質・鉱物の分布). ′ 単元展開の具体例 n これまでに, 理科の学習指導に於ける目標 を分析 して, 具体的な態度目標を明確に示 し 各単元 , に重点目標と して 位置づけたが, ここでは, その具体例と して第 3学年の紙玉でっほうの単元につ. いて, 態度目標を指導の中に どのように生か して態度の育成をするかを展開例により説明する , (展. 指. 開). 導. 内. 容. 1. 学. 習. 活. 動. 1 態. 度. 目. 標. 1 . 用意して置いた紙玉でっぼ うで玉を飛を して み る,. ○紙玉でっほうで玉が良く飛ぶ様子を見る. ○紙玉でっほうで遊んだ経験について話し合いを する.. 2 まうを作 , 皆んなで紙玉でっを. ○紙玉でっばうを作ることがわかり興味が高まる. ・紙玉が飛ぶことに疑 問を持つ.. ○興味をおこさせる.. ろう.. 紙玉でっ ほうの仕組を調べ させる, ○仕組について調べ話し合う ・筒の長さ} 穴の大きさはど のく らいが. よいか. ・押し棒の太さ長さ, はどの くらいがよいか.. 3 .. 4 . 紙玉でっほうを作るに必要. なもの.. ○材料, 道具. ○紙玉でっばうのつくりを調べる. ・筒, 押し棒, 玉があればよい, ・筒の長さは1 5 cmぐらい. ・穴の直径はlc mぐらい. ・押し棒は筒より少し短い.. ○筒の材料 ○押し棒 ○道具 (班). ビニール管 (教師用意) 竹箸, 布, 糸, 輪 ゴム ナイ フ, ハサ ミ. - 52 -. 紙玉でっぼうに興味 関心を持つ.. ・製作の意欲を持つ, ・製作について計画す る..

(13) . 茂・奥 田 五 郎. 藤 村 指. 導. 内. 容. 紙玉でっほうを作る計画を 話し合う,. ○作る方法と順序 ○作る 方法や順序を 図解さ せる,. 紙玉でっばうを作る, 紙玉でっほうで玉の飛ばし 方を工夫しながら飛ばす.. 7 .. 学. 習. 活. 動. ○よく飛ぶように工夫する,‘ ・紙玉の大きさ, やわ らかさに注意する, ・人に向けて飛ばさない. ・工夫した点をノ ートにまとめて置く1 ,. ○良く飛ぶ紙玉でっばうを見て, 自分のと比べる. 10 , 話し合いや観察の結果を生. ○話し合いや観察の結果を生かして良く飛ぶよう にする, ・工夫した点をまとめる,. 紙玉の飛びかたについて話 し合う.. ○良く飛ぶ場合のやり方について経験を発表する ○ゆっくり押すと飛ばない. ○先玉がないと飛ばない, ○玉がゆるいと飛ばない. ○空気がもれるから,. 紙玉が飛ぶわけを考える, ○良く飛ばないときのわけを 考える, ○なぜ玉がゆるいと飛ばない. 12 ,. ○筒の中に空気が入っているのを調べる, ・水の中に筒先を入れて後玉を押す. …筒先か ら泡がでる,. 筒の中の空気が押されて先 玉が-出ることを話し合う.. ○筒先を指でおさえて, 玉を押す, …押すに従っ て筒先の指に力がかかる,. 13 ,. ○演示実験 透明なビニ←ル管 は . ′ 竹 コルク栓 布をまく 箸. 防 彩 拶 . どうしたら良く飛ぶ かと考え, その原因 を探求する, ・事実に即 して良く飛 ぶように工夫する. ・他人のと比較する, ・いろいろと飛ばすと. きの条件を変えて観. 察し, 良く飛ぶ時の 条件をさがす, ・他人の意見を聞き, 自分の考えをまとめ る,-. 簡単な自然科学的な 事実に気づき, それ をもとにして, 新し. く経験する事実がう まく扱えるようにす. ○紙玉, 空気. . ○筒の中に何が入っているの か.. 標. ○班で協力して, 計画にしたがって作る,. 良く飛ぶ紙玉でっ ほうを打 ってみて, 皆んなで観察する,. 11 .. 目. ○筒の長さよりも押 し棒がlc mほど短かく切る,. ○よく飛ぶ時 ・よく湿らせた紙玉を固くまるめてつめる, ・きつくつめて強く押すと良く飛ぶ, ・押し棒に力を入れて急に押すと良く飛ぶ, ・玉があまり固す ぎても飛ばない. .前玉をできるだけ前の方に押しておく,. かして, 玉が良く飛ぶように 工夫させる. ○個別指導を行ない, 全員の がよく飛ぶようにする,. 度. ○作る方法と順序について各班で話し合い, ノ ー トに図を加えて記録して置く. ・竹箸に布を固く巻きつけ, 手で押す所を作る, ・布がぬけないように糸と輪 ゴムでとめる,. どんな時に良く飛び, どん な時に飛を なかっ たか話し合 う. ○上手に飛ばすことについて, わかっ た事を自由に発表させ, 話し合う.. 8 ,. 態. .おしちぢめられた ・. ≦滋義報写れる (繋墓 ) まうで後玉がどの辺まで押したら前玉 ○紙玉でっ0 が飛ぶかを調べる. ・筒の中の空気が押されて先玉が飛ぶことがわ か る.. - 53 -. ・実験観察の助けをか りて解決しようと努 力する. ・筋道を立てて思考す る,. ・他の事実 (水でっほ う) と比較 」て, 性 質をつかむ..

(14) . 理科に於ける態度の研究第1報 指. 導. . 内. 容. 空気が押 し縮められること を調べる,. 署 ○演示実験 学. 習. 動. 活. 態. 度. 目. 標. ○空気が押し縮められるこ とがわかる. と ・そぅし ). - (芋奪瀦 鞍 碁 籍, 並 奮うと水でっほう 紙玉でっを を比較してみる,. ○水は押し縮めることは出来ない. ○空気は押し縮めることが 出来る.. 新しい空気でっほうを作る ことについて話し合う,. ○ポリエチ レン製のびんの口にコルクをつめ, び んを押すとコルクが飛び出す. ○各自で作っ てみよう.. 押 し縮められた空気を利用 しているものについて話し合 う.. ○空気の性質を利用 したもの, ・ ゴム風袋, ボール, 空気ばね…等,. ・事実を他に応 しようとする.. 低学年の理科学習中では, 遊びという言葉を学習活動と して理解すると同時に, 学習活動の適応 方式と して遊びの形態を把握す る. 次にこ の遊びの中で次第に学習活動を通 じて思考活動が具体的 に個々の児童に位置づけ られていく. 即ち自身で工夫 したり, 考えたりすることを主体と して遊び の動作の中で具体化又は実践化 していくところに特徴がある. そこで, 第3学年児童の一般的 傾向 を見ると,簡単なおもちゃを作 って遊ぶこと が好まれる, その1具体例と して,紙玉で っぼぅを作 っ. まぅは作り方も比較的簡単で て遊ぶことを単元の中に組み入れた のである, しかも, この紙玉で っを あり, しかも児童 がかなりの経験を持ち, 興味, 関心も深い, この理由で単元設定がされている.. まぅを作 って遊ぶ中に於いて, 作り方や飛ばし方を 工夫 して簡単なおもちゃ の仕組とか操 紙玉で っを 作の中か ら作用する 「力と運動」 の関係についての関係把握をつかませる. そ して, 更に日常生活. に使用されている道具の中には, 今遊んだ紙玉で っぽうの仕組を使 って発展されていること. 又は このような仕組を使うことによ って道具が作 られて, それ が日常の生活の中で作用 しているのだと いうこと がこの単元設定の 一番重要なポイ ントになる, 此を更に具体的に学習 目標と して分析する. と, 7細分 化に設定 しうる. 第1に, 紙玉で っ 奮うを作 って玉が良く飛ぶように 工夫する. これは玉が良く飛ぶか飛ばないか まうの仕組を理解する ということ が, そ の中核になり, 玉が良く飛ぶということが, 更に紙玉で っを ための 」つの鍵になる. このような意義付けがこの場合含まれているのである. 第2は, 押 し方とか筒の傾け方に よ って, 玉の 飛び方が違うと いうことに 気付かせる 必要があ る. 第3は, 押 し縮められた空気の力で紙玉が飛ぶことに気付かせる. これは 「どう して紙玉が飛ぶ のだろう, 不思議だ」 ということか ら, 何か が紙玉を押 し飛ばす力を与えているのだと, このよう. - 54 」.

(15) . 藤 村. 茂・奥 田 五 郎. な 理 解 に 到 達 す る こ と がこ の 中 心 眼 目 に な っ て く る の で あ る.. 第4は, 紙玉で っ 笑うを作る技能の把握であ って, 具体的な経験把握をするために, 適切な条件 の中に自分を没入させることができる能力把握を指 している, 第5は, このような遊びの結果に対 して, 注意深く探求する, 即ち, 「なぜ」「どういう理由で」 が具体的に筋道を通 して理解できることである,. 第6は, 紙玉でっほう遊びに興味・関心を持つということは, プロセス学習 活動をある程 度果し た場合, 即ち行動と して高められた場合に始めて紙玉で っぼうに興味・関心を持つという段階に到. 達するわけである, 第7は, いろいろ な事物現象の間には, 夫々の共通点とか相違点とかがあ って, それに気付くこ とにより仕組を明確に把握することが出来, 紙玉が良く飛ぶて っ腰うを作ること が可能と なる, 以上が学習目標の設定内容である,. まうは, 紙玉でっほう作りを第1次にとり, 第2次には紙玉の飛ぶわけを考えさせる, 紙玉で っを ぼ, うの仕組を調べる, それか ら紙玉で まう作りの指導内容と しては, 紙玉でっを この場合, 紙玉で っを. っをまうを 作 らせ る, そ して, 良く 飛 ぶ よ うに 玉 を作 っ た り, 飛 ば し方 を 工夫 した り して, 紙 玉 で っ をまう が 良く 飛 ぶ と い う 事 実に ア プ ロ ー チ して や る と い う こ と で 終 る,. 第2次の紙玉の飛ぶわけのところでは, 押 し縮められた空気の力によ って紙玉が飛び出すことに. 気 付 かせ て, 学習 の 総 ま と めを す る. こ こ に こ の 学習 の 意 味 が あ る. こ の 場 合, 態 度 の ね らい と し. ては, まず第1に導入段階に於いて指導内容と して見本の紙玉で っ ぼぅを見せ, 玉を飛ば して興味 受うで遊んだ経験 を生起させる. 紙玉で っばうで紙玉 が良く飛ぶようすを見たり, 今まで紙玉で っを 特に指導上の留意点と この場合 して を話し合うことが, この場合の学習活動になるわけである. , の態度のね らいと しては紙玉で っほうで 遊ぶことで興味・関心を 持ち, 「僕達も紙玉で っぽうを作 が 題 っ て 遊 ぼ う」 と い う 意 欲 を 持 た せ るこ と が, こ の 場 合 の 態 度 のね,らい で あ る. そ の 後, こ れ 問. 把握場面では, 紙玉 で っばうの仕組か ら, 中味を調べて, ひとつ紙玉で っばうを実際に作 って遊ぼ ところまで が, この場合 の問題把握段階になる. この時の学習活動は当然仕組を観察する うという. か ら, 押 し棒とか玉 が どのようになって 紙玉で っほうが 飛ぶのかというふうに 発想するわけであ ま る. そ して, この場合の結果を 児童全体で話 し合う, この事を通 じて, 前に学習 した 「水で っを う」 と比較 して 理解する事で視 野を 深めることができる, この 一連の興味深く 正確に観察すると い うこ と が, 態 度 の ね らい と して, 特 に 強 調 さ れ な く て は な らな い.. 次に計画 段階に於いては, 物を作るために, 材料, 用具, 製作順序と計画を発表させて, これを 把握す る. この場合の指導の態度のね らいと しては, 筋道を通 して考えることが大事であり, 筋道. を立てる 一つの方法と しては, 計画に図を加えてノー トに記入させる, または一部の材料を家で各 人に準備させる等の問題が含まれてくるわけである, 次に製作過程と して, 紙玉で っほうを作るのであ るが, この場合の態度目標は, 順 序良く仕事を. 進め, 計画的に行動するということになる, 発展の段階と しては, 出来た場合に, それを試 しうち する, それは, 飛ぶことに注意が向くと同時に, 児童自身, その プロセス興 味・関心を生起する如 く, 実験指導を しなければな らない, このような過程を通 して, 紙玉で っほうの紙玉を作 り, どう. したら良く飛 ぶのかという疑問を持つことが, この場合態度のね らいと して大切な点になる, そ し て, 更に良く飛 ぶようにするために, 玉の具合, 押 し棒の押す強さに分けて考えるという段階 があ るので, 分析的に考えて, 良く飛ぶようにするためにはどうしたらよいか, 此等の原因を注意深く 探求することと, 良く飛ぶ時と飛ばない時の比較か ら, そのわけを考えて解決するための思考, エ ー 55 -.

(16) . 理科に於ける態度の研究第1報. 夫, 試みがこの場合の態度のねらいであ る. こ の ように組織された学習活動を通 じて, 児童は理科活動の本筋に触れて, 経験領域の拡大を計 ることが出来る, 態度目標を中心に置いて学習指導を行うことに よって, 学習活動に広さと深さを 持つこと が出来, 児童 自身の力で解決 しようとする意欲をもち, この プpセスによ って, 理科に於 ける態度の育成が達 成され, 単元目標に到達する, ~ V. 要. 約. 標を示 した, 1 , 本研究は, 理科に於ける態度を概説 し, 具体的態度目 した. 本 報中では, 2 , 小・中学校理科の全単元について, 各単元と態度目標との相対関係を設定 紙面 の都 合に より小学校は第1・3学年, 中学校は第1学年のみを掲載 したが, 小学・中学理科. 全領域について 完成 している, して学 3 , 具体的に, 単元内容の性格に応 じた重点主要目標と して態度目標を位置付け, 此を使用 克服 のみ し得 偏重する指導を 習指導を計画することに依り, 従来のややもすれ ば 知識技能面に た,. して有効に 4 , 学習指導に於ける態度の位置付けにより, 生徒の学習活動を, 自発的積極的活動と し得る小・中学校理科学習指 の科学革新に対応 組織化すること,が出来ると同時に, 此により最近 導体系の基本を開発す る .ための端緒が得 られた.. の確立を期す 5 . 今後本研究は, 現場小・中学校で の実践を重ねて, 更に有効適切な理科学習指導 る も の で あ る.. - 56.

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参照

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