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Academic year: 2021

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56回 月例発表会(2002年12月) 知的システムデザイン研究室 多峰性関数への近傍並列SA の適用 及川  雅隆

1 前回までの課題

前回の報告において,正規分布近傍と近傍並列 SA の 比較を行い,多峰性な Schwefel 関数において近傍並列 SA が良好な結果を得ることができた. 近傍並列 SA は,大域探索を常に行なっているプロセ スがあるため,局所解に陥りにくい長所がある.この多 峰性関数における近傍並列 SA の有効性を確認するため, 新たな多峰性関数に対して正規分布近傍と近傍並列 SA との比較を行なった.

2 課題の達成状況

2.1 Rana 関数 今回は,連続最適化問題の新たな対象問題である Rana 関数1)に対して近傍並列 SA を適用した.Rana 関数は 式 (1) に示す数式で表される関数で,設計変数間に依存 関係のある関数である. n−1 i=1  xisin  |xi+1+ 1 − xi|  cos|xi+1+ 1 + xi|  +(xi+ 1) cos  |xi+1+ 1 − xi|  sin|xi+1+ 1 + xi|  (xi= xi/100| − 5.12 ≤ xi< 5.12) (1) Rana 関数の概形を,Fig.1 に示す. Fig.1 から分かる

-5 -2.5 0 2.5 5 -5 -2.5 0 2.5 5 -500 -250 0 250 500 -5 -2.5 0 2.5 Fig. 1 Rana 関数の概形 ように,Rana 関数は解のエネルギー状態が非常に多峰 な関数である. 2.2 数値実験 Rana 関数に対して,各手法で比較を行なった.比較 対象は,近傍に正規分布を用いた逐次 SA(SA/NN),並 列 SA(PSA/NN),近傍並列 SA(NPSA/NN),近傍に一 様分布を用いた近傍並列 SA(NPSA) の4つである.正 規分布近傍は近傍決定に温度パラメータを用いるため, 温度スケジュールの設定が重要となる.今回は,正規分 布近傍と一様分布近傍の最小近傍を,設計空間に対して その 10−2となるように設定した.今回の数値実験では プロセス数を 32 としたため,関数評価回数が等しくな るように並列 SA のクーリング周期を逐次 SA の 1/32 倍にした.今回用いたパラメータを Table 1 に示す. Table 1 逐次 SA のパラメータ 最高温度 6.5536 最低温度 6.5536 × 10−4 クーリング周期   10240 総アニーリング数   10240 × 32 2.3 実験結果 実験結果を Fig.2 に示す.縦軸は最適解とのエネルギー 差を評価値とし,30 回試行における最良値,最悪値,平 均値,および中央値を対数軸で表示している.なお,最 適解は実験的に求めたものである. Fig. 2 Rana 関数の概形 Fig.2 より,近傍に正規分布を用いた近傍並列 SAが良 好な結果を得ており,多峰性関数における近傍並列 SA の有効性を確認することができた.

3 翌月への課題

• 情報処理学会講演論文の執筆 • 他の近傍手法と近傍並列 SA の比較検証.

参考文献

1) http://www.ft.utb.cz/people/zelinka/soma/ 1

参照

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