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調査の道筋や明らかになったなぞを要約して紹介しよう「ウナギのなぞを追って」

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Academic year: 2021

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第4学年

国語科学習指導案

1 単元名 調査の道すじや明らかになったなぞを要約して紹介しよう 教科書教材:「ウナギのなぞを追って」塚本勝巳(光村4年下) 自作資料:「日本うなぎ検定」塚本勝巳・黒木真理著(小学館) 「うなぎ一億年の謎を追う」塚本勝巳著(学研)を参考 2 指導観 本単元では、調査の道すじや明らかになったなぞを要約して、自分が伝えたい相手に調査や明ら かになったなぞを紹介することを読みの目的とする。説明的文章の情報と情報とを関係付けて、新 聞の記事を書くことをねらいとしている。本単元は、「ウナギ」という題材で教材を構成する。教 科書教材「ウナギのなぞを追って」は、「ウナギの産卵場所はどこか」という謎を追い求めて調査 を続けた研究者たちが、その場所をほぼ突き止めるに至るまでの道筋を描いた文章である。典型的 な「初め」「中」「終わり」の構成でありながら、筆者である塚本勝巳氏の研究に対する情熱が感じ られる表現が多く、多様な興味に答えうる文章であることから、この期の児童たちに適した教材で あると考える。目的を意識して教科書教材を読んで要約して、記事を書く力を育てたい。自作資料 は、筆者である塚本勝巳氏の著書から引用して3種類作成する。3種類の自作資料から、新聞の記 事として使いたい資料を一つ選択させるためである。また、自作資料作成の上で必要な要素は、教 科書教材を要約した情報との関係を見いださせたり、必要な情報を取捨・選択させたりすることが 可能になるよう情報を構成することである。自作資料を使うことで、情報と情報とを関係付けて書 く力を育てたいと考える。 本学級の児童たちは、説明的文章を読むことに興味や関心をもっている。説明的文章の内容が分 かったり、新しい内容を初めて知ったりすることに楽しさを感じている児童が多い。また、説明的 文章を読む際、目的や必要に応じて情報を選択することは容易だと感じている児童も多い。しかし、 教科書以外の説明的文章を読む経験は少なく、文章を書くことに対して苦手意識をもっている児童 が多い。実態調査の結果からは、資料から必要な情報を選択し、条件に合わせて書くことは十分で はないことが明らかとなった。そこで、児童が自己内対話が生まれ、共通体験のない身近な第三者 に伝わる言葉で書くことが可能になるこの期に、本単元をとり上げる。新聞を発行し、自分が伝え たい相手に「ウナギのひみつ」を紹介するために、教科書教材では内容や形式を読み、主に要約を 行うことで、情報の正しい選択や配列、連接の方法について捉えさせたい。次に、自作資料では、 情報の関係を見いだし、見いだしたことをもとに、自分が伝えたい相手に「ウナギのひみつ」を紹 介する文章を書かせたい。このことは、説明的文章の情報と情報とを関係付けて書く児童を育てる 上で意義深いと考える。 本単元の指導にあたっては、まず、「つかむ」段階において、3年生で既習した「ありの行列」 を題材にしたモデルとなる新聞を提示し、科学読み物を読んだ経験や科学読み物のおもしろさを話 し合わせる。科学読み物である「ウナギのなぞを追って」を読み、「調査の道筋や明らかになった なぞ」を紹介するために新聞を発行することなど、今後の意欲を高める。次に、「くらべる」段階 前半では、段落相互の関係に気を付けて教科書教材を読み、文章の構成や内容を捉え、自分が紹介 したい「調査の道筋や明らかになったなぞ」について要約することができるようにする。その際、 情報の取捨・選択や配列、連接の方法について話し合う「吟味活動Ⅰ」を取り入れる。「くらべる」 段階後半では、3種類の自作資料を読む時間を設定する。どこに、何が、どのように書かれている のか確認し、紹介したい「調査の道筋やなぞ」に沿って、自作資料を一つ選ぶことができようにす る。その後、必要な情報を選び、興味をもったことに沿って新聞の記事を書く。その際も、情報の 取捨・選択や配列、連接の方法について話し合う「吟味活動Ⅱ」を行う。最後に、「まとめる」段 階では、感想などを書いて新聞を完成させ、単元を通しての自己の変容、高まりなどをふりかえる 時間を設定することで、満足感を味わわせたい。

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2 3 単元の目標 ・ 相手や目的を意識して、中心となる語や文などを要約するために、進んで情報を収集しようと 進んで読んだり、書いたりしようとする。 【主体的に学習に取り組む態度】 ・ 友達や家族に紹介するために、情報と情報(文と文、文と写真、段落と段落など)を比べ、情 報の関係を見いだし、目的や必要に応じて情報を取捨・選択することができる。 【知識及び技能(2-ア)思考力・判断力・表現力等(読むこと-ア、ウ)】 ・ 友だちや家族に紹介するために、書こうとすることを明確にし、目的や必要に応じて、選択し た情報の配列や連接を考えて書いたり、修正したりすることができる。 【思考力・判断力・表現力等(書くこと-イ、ウ、エ)】 4 単元計画(11時間) 段階 時 主な学習活動 学習過程 指導上の留意点 1 ① 「ウナギのひみつ新聞」をつくっていくと ※ 教師が作成したモデルの新聞を提示する いう学習の見通しをもち、「ウナギのなぞを ことで新聞の特徴を確かめさせたり、これ つ 追って」の範読を聞き、初発の感想を書いた からの学習の見通しをもたせたりする。 り、発表し合ったりする。 ※ 「初め」「中」「終わり」の構成を捉えた か 1 ② 「ウナギのなぞを追って」の段落相互の関 後に、「『中』を2つの意味段落で分けると、 係に気を付けて読み、文章の構成を捉える。 どの段落で分かれるか」を問うことで、 む 「中」の段落相互の関係に気付かせる。 2 ③ 「ウナギのなぞを追って」の段落相互の関 ※ 年表シートを配布することで、時系列で 係に気を付けて読み、文章の内容を捉える。 出来事を整理しやすくする。 1 ④ 誰に対して、どのような記事を書いていき ※ ワークシートを配付することで、付箋に たいか決定し、相手や目的を意識して、必要 書き出したものを整理しやすくする。 な言葉や文、写真や図などにサイドラインを く 引いたり、付箋紙に書き出したりする。 ら 課題の把握 情報の収集・整理 ※ 同じ題材のグループで付箋を分類したり べ ⑤ 相手や目的に応じて、大事なことを付箋に 優先順位をつけたりして取捨・選択できる る 1 書き出し、相手や目的に応じて必要な情報を ようにワークシートを配布し、自由に付箋 本時 選び出し、その情報を使って要約し、記事を を貼ったり、書き込んだりできるようにす 前 作成する。 情報の取捨・選択 る。 半 文章化 ※ 推敲する観点を基に、記事などを見直し 情報の配列や連接 たり、評価したりすることができるように 推敲 する。 1 ⑥ 自作資料を読み、相手や目的に応じて資料 ※ 拡大した自作資料を掲示し、事実や考え を選ぶ。 課題の把握 などに分けさせたり、小見出しを付けさせ く ⑦ 相手や目的に応じて、大事なことを付箋に たりすることで、それぞれ資料が何につい ら 1 書き出す。 情報の収集・整理 て書かれているか把握できるようにする。 べ ⑧ これまでに書き出した言葉や文から、相手 ※ 相手や目的を意識して、サイドラインを る 1 や目的に応じて必要な情報を選び出し、記事 引かせたり、付箋紙に書き出させたりする などを作成する。 情報の取捨・選択 ことで、情報を整理できるようにする。 後 文章化 ※ 推敲する観点を基に、記事などを見直し 半 情報の配列や連接 たり、評価したりすることができるように 推敲 する。 ま 2 ⑨ 新聞の仕上げを行い、グループや学級全体 ※ 事前に題材が異なるグループをつくっ と で感想を交流し合い、単元を通して分かった て、知らせておくようにする。 め ことやできるようになったことを振り返る。 る

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3 5 本時 ○目標 これまでに書き出した言葉や文から、必要な情報を選び出し、相手や目的を意識して、 要約することができる。 【知識及び技能(2-ア)思考力・判断力・表現力等(読むこと-ウ)】 ○準備 児 童:教科書、ノート、ワークシート、国語辞典 教 師:配布用画用紙、不十分な文章(3種類)、付箋紙 ○学習の過程(本時6/11) 段階 学 習 活 動 と 内 容 (学習過程) 教師の支援 配時 1 前時学習を想起し、本時のめあてを確認する。 ※ 「だれにどんなひみつを紹介し 5分 (1) 「要約」の手順を確認する。 たいか」を問うことで、目的意識 導 ○ 「選ぶ活動」「記述」「『並べ方、つなぎ方』見直し活動」「推 や相手意識を把握することができ 敲」の流れを捉えること るようにする。 (2) 本時のめあてをつかむ。 めあて 入 「調査の道筋や明らかになったなぞ」について要約して、 新聞の記事にしよう。 2 必要な情報を取捨・選択したり、条件に合わせて記事を書い ※ 前時に書き出した付箋を同じ題 たり、文章を見直したりする。【吟味活動Ⅰ】 材のグループで分類したり、優先 展 (1) 付箋を出し合って比べたり、必要かどうか話し合ったりし 順位をつけたりして取捨・選択で 1 0 て、選ぶ活動を行う。 情報の取捨・選択 きるようにワークシートを配布す 分 ○ 200 字という文字数や目的に合っているか根拠や理由を基 ることで、自由に付箋を貼ったり、 に話し合うこと 書き込んだりできるようにする。 (2) 条件を聞き、記事を記述する。 文章化 ※ 条件を提示し、全体で確認させ 10 開 ○ ①200 字以内で書く、②文末表現を工夫すること、③つな る。 分 ぎ言葉を工夫すること、という条件を捉えること (3) 教師作成の不十分な文章を見て、どこが不十分か、それは ※ 児童の実態をもとに、3種類の 1 0 なぜか、どのように書き直せばよいのかについて考えたり、 不十分な文章を準備しておく。 分 話し合ったりして、「『並べ方、つなぎ方』見直し活動」を行 う。 情報の配列や連接 ○ 自分たちの記事を推敲する観点に気付くこと 3 自分たちの文章を見直したり、ふり返りをしたりして、次時 ※ 推敲する観点を基に、記事を見 1 0 学習の見通しをもつ。 直したり、評価したりすることが 分 終 (1) グループで自分たちの記事を推敲する。 推敲 できるようにする。 ○ 推敲する観点を使って、付加、修正、強化すること 末 (2) 次時の予告を聞く。 ○ 別の資料を選んで、記事を書く見通しをもつこと

参照

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