アメリカの家庭科の授業におけるコンピュータ利用の動向
11
0
0
全文
(2) 藤枝. 150. 恵子・佐藤. 文子. ⅠⅠアメリカ中家庭科の授業におけるコンピュータ導入の栂要 (1)アメ1)カの小・中・高教育軒こおけるコンピュータ導入の概要 我が国の「教育工学特別委員会+の報告書によると,アメリカの学校に導入されている 1985年107万5000台, コンピュータの台数と今後の普及め予謝ほ, 1983年29万1000台, 1984年には生徒326人にコンピ 1988年240万台(推定), 1989年280万台′ (推定)である. 1985年には40人に1台となり,今後さらに1987年には23人に ュータ1台であったものが, 1台, 1989年には15人に1台となると予測されている. ′りコソの機種については「クオ リティ教育デ-タ1985+に.よると, ク+. (Radio Jack) 15.9%,. 「アップル+. 「コモド-ル+. (Apple)が55%で第1位,. (Commodore). 「ラジオジャッ. 12.6%がこれに続いているoマ. -ケ.,トデ-タ・リトリ-パル社のデータによると,いろいろな機種を並行利用してい. る学校が最も多く,次にアサプルのみを利用しているものが多い. コンビュ-タ教育りカリキュラムも多くの州や市で作られており,オレゴン,ニューヨ. ーク,ミネソタなどの州では,幼児段階からコンピュータに触れさせている。ロスアンゼ ルスやアラスカ州のカリキュラムも小学校低学年から始っている。小学校ではCAI,ワー プp, 「LOGO+などが多く使われているo中学校では既存教科の中でコンピュータに関す る内容が扱われる一方,プログラミソグやソフトウェアの利用,コンピュータの社会的意 「コンピュータ科学+という独立教科 義やインパクトのような内容も扱われる。高校では, が設置されることが多く,内容も中学校より高度になり,社会倫理的な事柄や職業理解な どが含まれている2)。. このようにアメリカの教育の中にコンピュータが導入されてきた経緯をみると,1982年, 進展する「情報化社会-の教育の対応+紅関する教育会議がピ.'ツバーグで開催され,翌 年「教育におけるコンピューターその可能性の実現+が連邦教育省から公刊されたこと があげられる。その中で教育における可能性として-①コンビュ-タは優れた教師とな ②コンビュ-タは新しい りうる(個別指導-知的CAI,学習者の個人差への適合他), 「学習環境+を提供しう,る(探索的学習環境-シミュレーション.ラボラトリ,ラーニソ ③コンピュータほ個々の学習者の知識,思考の方略,学習能力 ④コンビi-タは新しい を診断するのに利用できる(診断-教師の学習指導-の援助), グ・バイ・ドゥイング),. 電子通信技術で,コンピュータ同志を結び,参加者の物理的距離に関係なく,知的なコミ ュニティを創造できる(ネットワークー参加者仲間,電子情報センターへのアクセス, ⑤コソビュ-タは,強力な知的道具である(学習者と 教師同志のコミュニケ-ショソ等), ⑥コ./ピュータ利用のゲームは,動機づけや練習に役立 教師のための道具-計算他), てうる. ⑦コンビュ-タは教師の事務的な発事を処理する。. -等をあげているS).. (2)アメ.)為における家庭科授業でのコンピュータ利用の必要性 ここで家庭科教育の視点からコンピュータ利用をみると,前述のコンピュータの可能性. だけでなく,家庭科匠おけるコンビi-タ利用は,家庭生活を向上させる1つの道具とし てもとらえることができるoすなわちホームオ-トメ-ショソといっキ各家庭ヘの占ソビ ュIタ導入は現在急速紅現実のものとなり,家庭科の授業セもこれらの実態及び将来の家.
(3) 151. アメ7)カの家庭科の授業におけるコソゼユータ利用の動向 家計の記録(光熱費,家屋修善費等の管. 預金の出し入れや投資ローンの 申し込み(在宅). 理.所得税の計算,記録等). 健康の記録(家族の医療状況ファイル化). 商品の在宅購入 商店・会社経営. ブレーキチェック. 不凍液チェック かまどのチェック. FamJ'(y. Hom¢. Financia[. Management. Management. 家族員の趣味の 探求. Homo. ・アマチュア無線. FamJ'ly. ・鉄道模型マニア. Safety. and Security. Computer. Ent8r由J'nment. の路線変更. 火及・有毒ガス 出水警告. Terminal. オートロック. ・グルメの為 の調理法. Food. Home. Management. Education Fam)'fy Ho8Ith. 栄養診断チェック 食事価格の検討と在宅注文. 自宅学習での一般的使用. 精神障害者・重度の身体 障害者の教育. 調理法の検索と教主の自由な変化 暖房・換気状況チェック 子供の呼吸状態チェック. 心臓病他の応急手当の情報 囲1. IiOME. COMPUTER. Home. Economics. Education. Hone. Economics. Association,. Classroomより筆者作成. USES Computer. in the. 庭生活-の影響を充分に考慮して,積極的に対応する必要があるo家族ほ構成員のニーズ を確認し,このニ-ズをいかに満足させるかを決定しなければならない.これを効果的に. するために大量のデータが処理される必要があるo家庭用コンピュータを効果的に使え ば,個人及び家族ほこのデータを管理することが出来るし,家族構成員のニーズをより少 ない時間で一層経済的に頻繁に合せることが出来るo 図1はアメ1)カの家庭生活におけるコンピュータ利用の諸側面を示したものである4). このように現在及び将来の家庭生活-のコンピュータ導入のニ-ズほ,多岐にわたって おり,有効な情報管理のための技術的能力が益々必要となることが予想できる。この技術 的能力剛ま種々の情報を正確に把捜し,そして常に変化する情報べ-スを利用する能力を 含んでいるo従って家庭科教育の授業において育成が目標とされる意思決定能力は,家庭 生活をスムーズに経営してゆくための諸能力のうちの重要なものであり,これはコンピュ ータ導入の中でつちかわれる可能性がある。.
(4) 152. 藤枝. ●. a 繋 ㊤ l・巨・ {uユ. #. 瓢. 、′ ㌣ 6; 師 確 ヾ軍 初霜 P 冨宣 *S < 言 泳瓢 拙 朴 走朴。毛 a Q bO Q胡 題 ニJ掛. 卜. 萌潜>EE希望.り Q醸 ゆ・ふ t! Q 合壁融 望 .L 輔鵡Jy佃填 ミ ヤ本名4) 繋Q世;l喝t(.i%皇u4. G 0. IB U. ゴ ー ・P. 也. 1ト. 1 rt .iJ. ;I n. F:. =. rd. 也). bβ a F: cd. = h 4) 一. Q ㍗. ” 壁 Q. 定 礎 搬. g A. 潜Q SgE,噸 Q瑚 堪南 朴富. 望群. 蓋琵 南、′ ilネ1 J争 ). 望皿 野.. 型蜜 一桝 苫. o世 Q B( 罪召 忘. D懸 JJ唱. ミ 払 ⊥. il. .. へ佃野 ri ⊥樹? I噛 佃・1長 ・L. へ. Q. 卜I堪 >ト唱 Q盟) 笹壊N? 陪堪柵 Q増P. 己 ti) O Ef Q 毛 畳b@ 題鳩}田軸心パ監i64) ■・-q 諾P締盟皿∪押証bi ≡ 磯旺潜喋求tO野鶴£吋 鵬堕招唱1Ⅲ木鉢鵬u本 U. bO型 セ、匪 賢哲O 軒名 沖津 せ増. 瓢. 朴. ●. ト. の d). .9 己 0 日 0 O. Fi]. 。. q). E: 0. = 0 J∃. ●. 亡 ●. h ¢. 0. 巾. Q赫. Qト頭部富木 ヽ 1れJ.i)僻蜜神秘 車il・エ3>tQll忠 m 輩+b叫,本8・毒 .i ゆ;t 熱中蛍繋叫r. .吋。 鴫感吟 撃車軸 令 tJ ” 蟹 rt 最 U. l. .qgヤゆ坤亮聾pO 蕃牛終審赫増ゃ 恥思露iF;‡区毎 巾 Q 盤hi芸ii濯・l]額 ′′′ 剖小潮 r(哨叶ゆ .7t 耕Ji朴へぢ沖l ユ. ●. 卜好ニ 世-R一卜 ヽ tJ 椎柴6.a m中 j3 望瑞.・} iE l装穿I l卜領空ヽ∼e) tJh臣. 11恕. -. コ iK吋 A tJニ 己 二 卜 0. ぐ 0. 萌 出4. 日 0. 礁ゆ 壁避 ロ Q岩 .Jトゆ トi=4) まTF _項 ニ柑髄へ監亘。堪王il-d8 -や喧嘩14 ヽ郎ゆ鵬柵. -a cd U 0 t乃 也. ●. ●. ロ 0. ●. .3 a U P ■てコ. ●. ●. 砂 q・tl 。望6)本叫4・ A 静i6A穿・.El糾沖LkI〉聾.∨蕪 < .8X・r、Q佃ti,臣ii患。 +トP. 憩J ′一ヽ. 白 0. 「B O. P. ・′鵬 溢EE 虫沖 ・il. <. P淋烏Ji 諾軒t!fO 。 吋 瑚恕単軸 中。鶴・tiTj ” 竹崎 P零 O 為. 警 ■・・・・・1. a 。. h. 一i一. め. 亡. トーーt. pてコ ¢. .∼. 【凸. h 0. P. h 4). }. j PI. E 0. U ヽー. -. i, U. O. .中空咲. ●. 0 d 0 O. Fz] q). 己 0. =. ●. 【}. 責小 )i6. 南 po 轄本 瓢4) 掛軸. 6;14. 遥遠芸,欝謂. l 書聖馨《 6)空尉蛍 巾吋 + 哨 二 旦佃.iJ A 些hO朝敵;I n. <t9ヰ昏ヰく七矢 til望. a. i. 韻. -U. _(. ユ. .it6SIQ. 。的iiもゆ胡P酔 ミ 碑吋叫ニl毛ギQi! て 嘩中仙Ef q£Q吋. ヽ ■ ̄ヽ. ぐ. 2L. 三撃蒜基遥-:蒜意志岩 最中蝕小. 壁iロ朴瑚聖. n. て ヰ 嘘 ヾ Q木造二進卜 L砂 掛。も¢崎+欝正で u I東}富 レゆ:t41籾切掛戚 垣崎†蕃tO< J本〃′iiP別te)憾 望本卜沖柵寧二 境港.卜胡毛空駄J 伸茸も朴心瑚碑'・h .モ噸旨装P望叫 n 哉・ tOて EE碑)艦特造 U朴牌;I 林瓢.rt箆吋JS>疋ユ柵ユゆ何巾村ニI 牡箕jl溶岩i6Q キ㌣Q樹Lj柵槻型も P㌣ 轟ゆ点P為ii淀tL毛細臣Q e静・St客細岩槻h!4J瓢Q紬ヘト唱ギ 萱'31C2iEi滋〉bt,鵬蕃山掛轡装トl噂取. ●. ●. ●. 朴 Ll. 。. 。. ・. ● ●. ●. ●. ●. i Tl .i). ゝ ∩. Q. ㍗. ” A. 令. A 鶴 e ・R a Aヘ. ■自ト. tJ瑚欝母親台J出 tl撃名 番・吋J6)£ニQ蟹tJ凍荘J静 望溢;t長巾 O胡QJ蟹T(紅空。 沖赫T 0 .望恥-jjj;ニヘ溶Q吋 脊僻事〉J騨。娘培+トQ柵鳴 空暫臥二番撃吋D出品'i)・St蟹P ●. 句\. ∽. 壷蔓警重要壷垂妻 -◆J. ●議 壷警 i. l・+. 臼. ⊥£B(富. 壁. 在. i. o. EE. ●■l■. tE]伸. 崖-< 欝聾 Q 令 埠卓 樽 e. ′■■■ヽ. ・R. ■ヘ. 0 0 ト■. ∼. Q >. 壁謹棒琳Q・J 〉型l空ふ岩 吋h!ユ句重婚仙 空ゆ芯繋中il q < 朝 田 N?杓J +:Q h@芸;t ニ嶺;I Ai!”′iLi袖下 J朴< もt! 鵜坤・>鴎盛事 1レ領† 秘中)4) Ll憎もJゆ争ゆ ・恥^o ;t ミ 淀冊pO 〉岬富溝卜'n蟹恥鳴 磯卸本 二様Q中皿皿-” 向I皿 ミ 層LJ煮出ぷ為 QlれQ 他称EE:・L ●. ヽヽ一′. U. ≡. 0). ち. .bl. ⊥七. cd. l ′ ̄ヽ. £ヽ. E5. ●. ●. ●. ●. j. 壁. ii竹D.Jh り O怒 rI蕃h! EI Q潜Ji N碑.〃′蜜荘 J1額.ト恕トふ・h 恵撃 ZS 出品 ニ〉ヤ屑篭毒hO h! 0 吋i6蛾も 卜蛍畑中 名 LIE,こ-Q Q 中蟹⊥il 。 サ` iiLl tJ + bO ・4 -1他紙l ・G ユ ヰく小岩振tトヨi巳 Q 楢崎 ※. 茎墓室芸撮喜重 ●. EE. 領 空 柵 料. ○. 蘇. 蛾 瑚. 文子. 麗子・佐藤. Q. ●. :i. Cq. 医.
(5) 153. アメ1)カの家庭科の授業匿おけるコンビュ-タ利用の動向. (3)アメリカの家庭科授業におけるコンビュタ利用 アメリカの家庭科の授業-のコンピュータ導入ほ次のように分類することができる(図 2)5)o また家庭科の授業に′りコソを導入するにあたり,アメリカでほ今後の種々の変化に備 え,家庭科教師牢対して次のような能力が特に必要であるととらえている6)o 1.コンピュータ-ードを扱う技能 2.市販のソフトウェアを使う技能 3. 現在の技術を新しい状況に応用する能力. 4. 個人,家族,社会および仕事に与えるコンビュ-タの影響に関するコンセプトをお互 い紅検討しあう能力. 5.. --ドゥェアとソフトウェアを評価することにおいて,賢明な消費者としての意思決 定能力. 6. 7.. コンビュ-タに関する自己の知識の限界の認識と適格な専門家を適時適所紅探す能力 情報やデータべ-スにアクセスするための諸資源や方法に関する知識. 8.. コンピュータプログラムに関する著作権法についての知識. 9.. コンピュータほなぜ必要なのか,どのように家庭科授業に使われるかをほっきりと表 現し,ソフトウェアと--ドゥェアに対する特定のニ-ズをはっきり言える能力 以上のようなものであるが,. 「情報過多の現代に,的確な情報を分析,活用する能力を. 児童・生徒・学生に教えることは,家庭生活の質的向上に貢献する+とその重要性を強調 している。. ⅠⅠⅠ療庭科のソフトウエア (1)教育乾おけるソフトウェア 学校教育の中にコンピュータを導入する際,現在我が国で最も問題となっているのが前 述したように「優良なソフトの開発+と「指導者(教師),教育のたちおくれ+とされてい る。家摩科教育においてもこれは例外でなく,特紅ソフトの開発は他の教科よりも溌ち遅 れていると思われるo質の低い教材は子供達にとってはむしろ学習の妨害紅なるし,同時 に子供達に関心をもたれず,興味をそ(o可能性もある。アメリカでも同様な傾向を示して 1987年紅おける教育ソフト おり,質のよいソフトの開発ほ重要課題の1つとなっている。 ウェアの学校市場ほ3億ドル,学校と家庭を合わせて3.5-4億ドルという予測がなされ 「ド1)ル+と「訓練形式+が63.57oと最も多. たo出回っている教育ソフトを分撰する・と,. く,次いで「個別指導形式+が31.7%となっている。校種については,幼推園10野,小学 校357o,中学校53%,初級中学校51%,高校617oとなっており,学年が上がるにつれて多 くなっているo教科別でほ,数学が26yo,国語12%, 「読み+が10襲,社会科とコンピュ ータが59らとなっている。. (EPIEのTESSにおける教育ソフトの分類よ.り)7). 日本では教育ソフトを現場教師が作る場合が多いが(30-40%)8),アメリカでは市販ソ Consortium) (Minnesota Educ?tipnal Computing フトウェアが中心である? 、またM写CC.
(6) 154. 藤枝. 麗子・佐藤. 文子. によって開発されたソフトウェアのように公的機関で開尭された教材が市販品として販売 されている場合も多いo. CAIのソフトウェアほ市販のものでも8000以上あるといわれ(大. 半が「ドリル→型で),粗悪品が少なくないためソフトウェアの評価が重要になってくるo. 教師の団体であるNEA. (全米教育協会)では教育用ソフ>ウェアに対して評価を行って. おり,評価基準に達しているものについては認定証を発行しているoこのNEAは教育用 ソフトウェア評価のチェックリストを作成している.その6つのカテゴリーは,. ①ソフト ③ソフトウェアのための教育要件 ④設計とドキュ メンテーション ⑤出力する文字や映像 ⑥学習者の学習履歴の報告 である。 これ以外に教育用ゾラトウェアの評価を行っている壊閑は EPIE lnformation (Educational Products Exchange)・・・・-教育ソフトウェアのデータ ウェアについての情報. ②技術要件. ・. ベース,. TESS. (The. Educational. Software. Selection)を′りコン通信サービスで捷供. (EducationaトSoftware Evaluatidn con_ ・教育ソフトウェア評価コンソーシアムESEC sortium)-・・・28の磯閑が参加し・優れた結果を獲得したソフトウェアを紹介したガイド ブックを出す Micro. ・. SIFT. (Microcomputer. Software. and. lnformation. for. Teacbe吋. Northwest. Regional Educational ・北西地区教育研究所(NMREL Laboratory)・・-・ 連邦教育省の基金を得てソフトウェアの評価の手続きを開発し・評価を行っている。州 :. 教育省,地域教育サービス擁閑,コンソーシアム、など25機関がMicro. SIFT. Netwo,k. に評価者として参加している9). (2)家庭科におけるソフトウェアの選択と評価 アメリカの家庭科におけるソフトウェアに関する留意事項としてほ・次のような指摘が されてノいる1.,.. ①授業のためにコンピュータを用いる時,授業の質はコンピュータの質よりもむしろソ フトウェアの質に依存するため・コンピュータよりもソフトウェアに多くのお金をか けるべきである。 ②. プログラムが目的に合うか決めるため紅,カ如グや広告を調べたり,コンピュータ およぴコースウェアの展示会紅出向いたり・家政学者によるプpグラムの効果に関す る批判を読んだりした多くの経験から判断すること。. ③. ソフトウェアに関する極めて有用な批評ほ,学生と∼ともにソフトウェアを使用した経 験を持つ家庭科教師によって善かれたものであるが・主観的になることもあるので, 選択する際のガイドラインとして用いるペきであるo.. ④優秀なプログラムでもそれが家庭科授業の目的に焦点が合っていないならば,お金の ムダ使いである。. このようにソフトウェアの選択に対しての能力が必要とされている.. 次の表1他家政学者によって特別に開発された家庭科のソフトウェア評価用の≠、‥ クリストである1F).. このチェy'クリストは・今後の我が国紅おける家庭科教育用ソフトを評価する場合め参 考になる内容を多く持っている。但`し・これのみでは評価しきれない側面が考えられる。.
(7) 155. アメ1)カの家庭科の授業紅おけるコンピュータ利用の動向 表1アメ1)カにおける家庭科関係のソフトウェア評価チェック1)スト例 下記の各項目に「はい+か「いいえ+もしくは「どちらでもない+を○印で記入せよ・備考抑こ はコメントを加えよ.. 題. いまいトいえ捧呈糾備考. 材(主題). ある. 1.題材は. 2.題材は意図された対象者に対して妥当である えられている 郎型蔓登壇旦皇室. 3. 4.難易度は教材,興味,語嚢軒こ対して終始一貫している 5.題材は 適切な情報や技術を教 えている 6.題材は人種, 民族,性あるいは固定的概念がなし 表. 現(説明). Zェ+乙竺_生ぇ土廷墜墾坦選墜塾処. 8.指示は従いやすい 9.カリキュラムの題材は論理的に構成さ れ表現されている 10.ディ スプレイ画面は見やすく読みやすし ll.プログラムはつづり字や文法に誤りがなし る. 12.プログラム. 相 13.プログラ. 互. 作. 用. る ムは非常堅宣墓垂在重量壁旦を互生三与. 14.合図(てがかり)やプロンプトは学生が正しく. 質問に答える. 手助けをする. グラムを使うことができる 7両 16.学生はペースやプログラムのシークエンスをコ ることができる 17.プログラムはユー ザ-の創造力をかきたてることができる. 15.学生は最小の補助だけでプロ. 学生は助けを求め m画商葡音変. えるために,プログ. ラム=メニュノ'を検索することができる. 撹 21.プ. ログラムは学生の仕事に応じて,分化したり 組合したりす. 淵壷亨 _過. 評. 23.プログラムむまワー でいる. 価/教. 師. 用. クシート,学習法動シート,テストを含ん. 24.教師は学生にあうよう匠プロ. グラムをたやすく修正すること. ができる 25,評価には 目的の達成具合を測定するための方法が定められて いる 26.ドキュメンテ-ショ. ソははっきりしていて理解しやすい 碧「 ̄ ̄下車ユメンテ-ションはほとんど費用をかけず紅定期的に更. a 組合評価(1つをチェ.yクせよ) 優秀なプログラムである,ちゅうちょなく推薦する かなりよいプログラムである,購入することを考える ふつう,何かもっよいものを期待したい 役に立たない,購入するのを推薦しない Eome. Economics. り筆者作成. Education. Association,. Computer. in the. liome. Economics. Classroomよ.
(8) 156. 藤枝. 恵子・佐藤. 文子 部. 領 空 伸 餅. 言't芯 芋雪軍書軍書琶空室蛋芯晶(ミ嘩 吋. n淀. サギ. ′■. 口車. -I. 寅吉蓋 書芸≡ 叶ヤl. ヰぺ 卜. 〇. -坤(邑. 駄A恕駄Q暁∪. 蓋墓室義軍 裏書ミ蓋霊宝雲.n警書 潜,i. D. -'山号トe6描ilト. 廿`. †砧. もJ. ∩ 沖. I卜. cq. 碑. 碑定 塀町. -U4)・時 り U〝′. r( tJ 卜J(. G). 卒中. `ト. S 監 恥. 切 O. a. 誓3萱蒜芸童霊. #. 中潜. #. f3 O. Q. a. 症. ¢. * 在. i 杏. A 鶴. Ed. Iや. 1J. i 農 奴. L巧. ” Eh. EEEZ. ”. Q. Cq. 鶴. Q. C). Iq lP 亡. ユ. ト. ‡墓. ミ 1卜. .. ⊥. 塵・t]せ塩峨 僻村胡軒離. ヨ 白.. 場 五胡. E: 0. U E: 0. 蟹田4e. 董掛買紋慧重 ●B. O .52. O. O) 切. t. 畔. 蛋. 耕. <. 伸. 這. a 0. '3. 蒜遥鴬,喜 …貰雛蓋・KLミ ”. ミ,・:m言 昌 J. i 0 S. iL. 萱繊墓要義 薫葦毒 ・・リ. ・U. lカ. ○. S. iト.(港,JN'd. 也. J. 朝. ●自 0. 求..l'eJeyi叫. n. n. .i;oS. fj 0. pi車軸糾瀞岬.Jd卜. O. 【司. ′ ̄■ヽ. a. 卜. 0 ̄. ロコ. jJ. ・R 1. 召. E 韓)i!ト(.n岬ミe争Llも( a や卜も囲もQ AJD監エ匝叫.WE;t胡 ポート鰯匹ミ、空hiiL6Nゆl剖41夜 ∩4Jh石森7ト覇) h]野4iR)'u増'・L. 初.. ゝ. ro冊. D. d. ¢. L遊芸雪 輔ii 態 e ヘ. 蓉:I. 一∃ O. ・弓 l. 悪道 ヤ. 髄). l■ 也 Eb. f.I. ・1J. ト. 0 0. 触. ヰJ. 】. ≡. e. U. ・∂. 圧 ii 望小'(. 苛ゆ虫.増h!皆 A ILi朝 畢叫・ふ:t胡I王空 〔J三重本 ニ Pi3部 ト沖:t壌吋ゆ4J,J′髄コ4iる ロ ∼(怨伸也単 Llil・Mqr・to ≠琳ユニ t・6ふ tJ穴場J東ニ嶋桝 r(-u',h中也却虫'iJ. 一上... ⊥七. @. ∼. M. Jh召卜. 耕. £\. ′■. -. 基芸 誓書宝霊宝誓 I. 吋. u芦4). 塩 捜. O. E:. I. @#.柵. 舶楓鰍. 0. ft. 出. 鴨. l. 芸要. J. od封・1鵬N. cJ. cJ嶺献J. ユ. :t. 嘩由 撤髄. 嶋恵. Ej 、. .ゝ ヽ. 1ト p(. 客. 蓋儲毒紺 で. 召. 斑岩. トP. 撃葦墨壷掛 警童ノ芸重量茎 蔓蔓 L増.・・;. ”. d棚.i 1(. l. =ヽ. ,}. eJ. t=]. pj. N. 畢pl'oS寧7J. 取 壊. 恥. LEG q5EJ. *. 4)蓉. 潤 ”. 棚. e. 港. FiJ. :. #. ・U. 壁 S. d. 猷剖J. eq'. 柵 桝. 慧蓋銀紙. :f慧聖霊…出驚喜葛 て tヨJ. ej. ei鞘張出萱. 質. t3L4啓.Joj. e6<饗J. cJ.
(9) 157. アメ1)カの家庭科のv授業におけるコンビュ-タ利用の動向. 例えば,ソフトを利用する領域や場面及び使用日的別にまずコースを選択させて,それぞ. れコース別にチェック項目を変化さ逼るとより精密なチェックが行えると思われるo例を あげるならば,被服領域において今までの知識を総合させ,次の製作への計画段階に利用 する場合ほ,. 「既習知識の活用,応用の能力をつけさせる内容であるか+. 「製作への意欲を. かきたて,実習場面-の移行をスムーズにさせるものであるか+等の家庭科の特色をもっ た検討が行われることも望ましい。これらの項目の検討も,今後の日本の家庭科へのコン ピュータ導入にあたり,重要課題の1つであろうo 次の表2はアメリカで実際にどのような.ソフトが出まわっているかを,わかりやすく分 類整理したものである12).. ⅠⅤ. 教. 師. 数. 育. アメリカの教師数育は,授業への′1./コソ導入には欠かすことの出来ない一翼として表 3のよう紅熱心に行われている18). このように教師教育が多年にわたり多様な分野で実施されており,コンピュータ教育が 計画的に推進されていることをうかがうことができるo 表3 1.教員養成課程匿 おシナるコ./ピュ. ータ教育. アメリカでの教師教育の状況. ユタ,モンタナ,フロ1)ダ州は教員になるための資格として必修としている. また考慮中の州は12州(1983年調査) ・ミシガン州他「コンピュータ・サイエンス+. 担当の資格認定開始.. ・教員養成大学の63%が教員養成課程の中で, 4単位の講座を設けている. (198,2年調査). コンビュ-タ教育に関する3-. ・教員養成大学の101校がワークショップを, クールを開催(1982年調査). 98校が着座を, 51校がサマース. ・コンピュータ教育に関する修士課程をもっている大学は, 調査) 2.大学が主催する ワークショップ. 49大学院(1985年. ・大学で教員向けのセミナ-やサマースクールを開催・これらのコースは大学 院の単位として認められ,ニ3.-ヨーク市のように教師の昇給にも関連する ところがある.. 3.地方自治体の現 職教育. ・各地の教育委員会では教師研修が盛んに行われている. ・パソコ./通信でコ-/ピュータ教育に関する情報を教師匠提供. ・具体例として,カ1)フォルニア州では全州紅わたり15のTECC. (教師教育コ. ンビュ-タセンター)を設机 マイコソや教育ソフトめ展示,教師教育,也 張コンサルタントサービスを行っている.. 4.民間機閑の研修. ・各州,各市などの教育委員会には,コンピュータ担当の祝学官や指導主事が おかれ,現場教師のヲンビュ-夕刊用を指導・ Computing MECC (Minesota Educatio血al ・例えばソフトウェア会社の Corporation)は毎年500回以上の溝演,. 100回以上のワークショップ,. 回以上の授業を開催. ・--ドゥニアメ-カ-の「教師研修プロジ主クり(IBMなど). 100.
(10) 158. 藤枝. Ⅴ. 惑子・佐藤. 文子. 結. 論. 以上のようなアメ1)カにおける授業へのコンビュ-タ導入一特に家庭科を中心とした +--の実態把撞から,次のような結論を導くことができる。 1.家庭科の授業へのコンピュータ導入の必要性が現在及び将来の学校及び家庭生活の内 容を再構成することにより把えられているo 2.優良なソフトが多く流通している。これはソフトウェアの評価をしている公けの機関 が多く,また評価法の充実,ソフトの保護等がはかられており,優良なソフトの開発 が推進されているためである。 3.教師教育の充実がはかられている。これは,教員養成大学での情報教育,各地方自治 体,民間機閑,大学等におけるワ-クショップでの現職教育が数多く行われているこ とからもうかがうことができる。. これらのことは,今後のわが国において家庭科授業へヲソビュ-タを導入するにあたり, 問題とされている課題解決のいとぐちを示唆するものである。またこれらをふまえ,我が 国の家庭科の授業へのコンピュータ導入に関しても次の事項が家庭科教育の今後の基本的 な課題として考えることができる。 1.家庭科授業-のコンピュータ導入の必要性を現段階だけでなく,将来の学校及び家庭 生活の変化をふまえて,家庭科の各領域の内容を再検討し,具体的な導入方法の系統 的な実践によってその有効性を明確にする。 2.家庭科のための優良なCAIソフトの開発・流通のために,家庭科用CAIソフトの 評価チェ・Jク1)ストの作成と評価検閲の設立をはかる. 3.コンピュータ導入に関する教師教育を充実させるために,効果的な教師教育の方法を,. カリキュラム,実施方法の両面から検討し,その体系化をはかる。 引. 用. 文. 献. 1)藤枝恵子・佐藤文子,中学校家庭科教育へCAIを志向した現職教育の試み,横浜国立大学教 育紀要 第28集(本誌掲載) 2) 坂本 昂・東洋,.「これがコンピュータ教育だ一世界のカ1)キュラム実践+,ぎょうせい, 7-p・ 8, p・ 150-p・ 230 (1987) CAI 菅井静雄, 3) p.24-p.33 (1988) -の描待,同文書院, Economics EdllCation Association, Computer in the Home Economics Classroom, 4) Home 40 (1986) p. 30-p. 5) 6)上掲文献4) p.9-p.13 (1986) p. 21s 7) 上掲文献2) (1987) 8) 教育開発研究所,学校とコンビュタ読本,教育開発研究所, p.232 (1988) 9) 文部省内「学校数育とコンピュータ研究会,情報化社会と教育+,第一法泉, p.J2o6 218 (1987) 上掲文献2) p. 214-p. 28-p. 29 (1986) p. 10) 上掲文献4) 7-p. p. 8(1986) ll) 上掲文献4) 14-p. 25 (1986) p・ 12) 上掲文献4). p..
(11) アメ1)カの家庭科の授業FL_おけるコンビュ-タ利用の動向 13)上掲文献2) 上掲文献9). p. 219-p. p. 207. 230. (1987) (1987). 参. 考. 文. 献. 1986 芦菓浪久,コンピュータの学校利用,東京書籍, 1988 日本経済新聞社,コンビュ-タ用語辞典,日経新聞社, 1985 産業能率大学教育工学研究センター, CAIのすベて, 日本ユニ′くヅク,コンビュ-タ英和和英辞典,共立出版KE,. 1985. 159.
(12)
関連したドキュメント
文字を読むことに慣れていない小学校低学年 の学習者にとって,文字情報のみから物語世界
活用のエキスパート教員による学力向上を意 図した授業設計・学習環境設計,日本教育工
大学設置基準の大綱化以来,大学における教育 研究水準の維持向上のため,各大学の自己点検評
工学部の川西琢也助教授が「米 国におけるファカルティディベ ロップメントと遠隔地 学習の実 態」について,また医学系研究科
日本の伝統文化 (総合学習、 道徳、 図工) … 10件 環境 (総合学習、 家庭科) ……… 8件 昔の道具 (3年生社会科) ……… 5件.
小学校における環境教育の中で、子供たちに家庭 における省エネなど環境に配慮した行動の実践を させることにより、CO 2
□ ゼミに関することですが、ゼ ミシンポの説明ではプレゼ ンの練習を主にするとのこ とで、教授もプレゼンの練習
具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.