(12)淀川景観軸
○課題と方向性
淀川は枚方市の西部を流れる川で、河川沿いの堤防上からは、市街 地や北摂・生駒の山なみを広く眺めることができます。広大で自然の 豊かな空間を有しています。南部ではひらかた水辺公園が整備され、 多くの市民に利用されていますが、枚方市駅や樟葉駅を中心とした市 街地からは、高い堤防や道路によってアクセスが困難な状況にあります。 今後は、中心地あるいは淀川の支流となる河川軸との連携を活かしながら、アクセスのしやすい 市民に親しまれる本市の象徴としての河川空間の充実を図っていきます。淀川景観軸 区域現況図
行政界 旧街道 緑道、愛称道路等 主な道路 主な河川・水路 主な歴史資源 主な公園・緑地 集落 計画的住宅地 大学、研究施設、病院 工業地 田園地 ため池 商業地 公共・公益施設 自然緑地 眺望点 ランドマーク枚方市都市景観基本計画 【改訂版】 第 4 章
景観形成の方針
1.枚方を象徴する「母なる河」としての自然景観の保全
2.市民が身近に親しめる河川空間の形成
3.河川に沿った斜面林の展望を活かした景観形成
淀川景観軸 景観形成概念図
1.枚方を象徴する「母なる川」としての自然景観の保全
2.市民が身近に親しめる河川空間の形成
3.河川に沿った斜面林の展望を活かした景観形成
斜面林と眺望散策のゾーン 水辺のレクリエーションゾーン 田園風景ゾーン 山なみとまちなみの 眺望ゾーン 遊歩道など まちの拠点となる空間 河川 自然緑地(山林・丘陵斜面林等) 緑の拠点(公園緑地・施設緑地等) 旧宿場町・集落 歴史的拠点(社寺・史跡等) 行政界○ 景観形成の方向
山なみとまちなみの眺望ゾーン
淀川と沿川のまちとのつながりを深め、市民が気軽にまちなみや北摂の山々の壮大な眺望を楽し める環境を整えます。「眺望を楽しめる空間整備」
・河川空間を誰もが利用できる開放感のある場として整備・活用します。「市街地からのアクセスの確保」
・樟葉駅や自然巡回路から淀川へのアクセスを確保します。田園風景ゾーン
堤防上から山と川と田園の織り成すパノラマ景観を確保し、市民に開放された河川空間の創造を 図ります。「堤防上からのパノラマ景観の確保」
・堤防上や河川敷内を散策道やサイクリング道路、憩いの場として活用します。 ・堤内地に展開する湿地や田園を景観資源として保全・活用します。 ・御殿山駅から淀川へ導くアクセスを確保します。 ・流域下水道渚水みらいセンターを市民の憩える拠点として活用するとともに、淀川へのアクセ スを検討します。 河川敷のサイクリング道路 河川敷と街への眺望枚方市都市景観基本計画 【改訂版】 第 4 章
水辺のレクリエーション
ひらかた水辺公園や水面回廊などの水を題材に整備された施設と歴史的街道などとのネットワー クを展開し、市街地から市民が容易に水辺に親しめる広大なレクリエーションゾーンをつくりだ します。「
水
を題材とする施設の維持・整備とネットワークの確保」
・誰もが水と楽しめるレクリエーションの拠点を適切に維持・整備します。 ・駅から、ひらかた水辺公園や水面回廊、歴史的街道等へのネットワークを確保します。 ・背景となる集落などの歴史的な景観資源を保全し、丘陵斜面林への視界を確保します。【関連構想およびプロジェクト】
淀川河川公園基本計画 街なみ環境整備事業斜面林と眺望散策のゾーン
まちを縁どる丘陵斜面地の樹林を保全・育成し、枚方を印象づける緑と眺望散策の軸をつくりだ します。「丘陵斜面林の保全・育成」
・枚方の市街地景観の特徴である丘陵斜面地に連続する緑の保全・育成に努めます。「丘陵斜面林をぬける散策ルートの活用」
・丘陵の斜面林と歴史資源を楽しみながら歩ける散策ルートや淀川・北摂の山なみを眺望できる 広場の活用を図ります。 淀川への眺望・万年寺山 ひらかた水辺公園淀川景観軸 景観形成構想図
出口集落の歴史的 家なみの保全 市民に開放された拠点広場の整備 渚水みらいセンターの淀川への アクセス拠点としての活用 市民に開放された 拠点広場の整備 河川敷の拠点的広場 大阪市取水場の緑化の推進による まとまった緑のオープンスペース※ としての活用 枚方大橋からの良好な眺望景観 多目的広場の整備 御茶屋御殿跡展望広場の活用 御殿山神社からの眺望の確保 自然緑地(山林・丘陵斜面林等) 主な河川・水路、ため池 旧宿場町、集落 歴史的拠点(社寺・史跡等) 公共・公益施設 商業地 工業地 大学、研究施設、病院 計画的住宅 ランドマーク 公園緑地 田園地 地域のシンボルとなる空間 眺望点 遊歩道など 行政界 緑道、愛称道路等 旧街道 斜面林と眺望散策のゾーン ・「丘陵斜面林の保全・育成」 ・「丘陵斜面林をぬける散策ルートの活用」 水辺のレクリエーションゾーン ・「 水 を題材とする施設の維持・整備とネットワーク」 田園風景ゾーン ・「堤防上からのパノラマ景観の確保」 山なみとまちなみの眺望ゾーン ・「眺望を楽しめる空間整備」 ・「市街地からのアクセスの確保」枚方市都市景観基本計画 【改訂版】 第 4 章
(13)穂谷川景観軸
○課題と方向性
穂谷川は、穂谷集落の奥地に源流を持ち、市域を流れる河川の中で は最も流路が長く、生駒の山なみと淀川を結ぶ水と緑の軸を形成して います。上流から中流域にかけての沿川には田園景観が広がっており、 山田池公園や王仁公園など豊かな緑に囲まれたレクリエーション施 設が集中しており、関西外国語大学や藤阪駅なども隣接しています。 今後は、川とのつながりを深めたまちづくりをめざすとともに、自然とのふれあいを楽しめるレ クリエーション拠点として整備していきます。穂谷川景観軸 区域現況図
行政界 旧街道 緑道、愛称道路等 主な道路 主な河川・水路 主な歴史資源 主な公園・緑地 集落 計画的住宅地 大学、研究施設、病院 工業地 田園地 ため池 商業地 公共・公益施設 自然緑地 眺望点 ランドマーク景観形成の方針
1.穂谷川を軸とした自然・歴史文化・スポーツレクリエーション空間をつなぐネットワ
ークの形成
2.生物が生息する空間(ビオトープ)の保全と創造
穂谷川景観軸 景観形成概念図
1.穂谷川を軸とした自然・歴史文化・スポーツレクリエーション
空間をつなぐネットワークの形成
2.生物が生息する空間(ビオトープ
※)の保全と創造
ふるさとの川ゾーン 緑のまち軸ゾーン 文化レクリエーションゾーン 地域のシンボルとなる空間 遊歩道など まちの拠点となる空間 河川 自然緑地(山林・丘陵斜面林等) 緑の拠点(公園緑地・施設緑地等) 旧宿場町・集落 行政界 歴史的拠点(社寺・史跡等)枚方市都市景観基本計画 【改訂版】 第 4 章
○ 景観形成の方向
緑のまち軸ゾーン
日常の散歩や駅からの道沿いで自然とふれあえる、心安らぐ生活の軸をつくりだします。「季節を感じる川づくり」
・沿川の緑化を推進するとともに、ポケットパーク ※・橋詰広場などの整備を図ります。 ・自然を感じさせる護岸の整備を活かすとともに、きれいな水を取り戻します。 ・市街地における昆虫や小動物の生息地として、小倉池の活用を考えます。「川と一体となったまちづくり」
・牧野駅周辺の護岸の緑化や親水化等、整備を活かし た景観形成を図ります。 ・商店街や住宅地と川とのつながりを高めるために、 牧野駅前・片埜神社・阪今池公園等の拠点と川を 結ぶ、まちの周遊ループを活かします。文化レクリエーションゾーン
沿川に展開する大規模公園・スポーツ施設・歴史的まちなみや拠点を結びつけ、自然に囲まれた 環境の中で楽しく遊べる、枚方市のレクリエーションのゾーンをつくりだします。「2つの公園を中心としたレクリエーションゾーンの形成」
・ゾーンの核をなす山田池公園、王仁公園をはじめ、周囲の拠点施設や歴史的まちなみをつなぐ 歩行者ルートを整備し、ネットワークを図ります。 ・文化レクリエーション施設の充実を図るとともに、藤阪や出屋敷集落の歴史的景観資源を保全・ 活用します。 ・藤阪駅周辺では、ゾーンの玄関口にふさわしい自然や文化、緑を活かした開発の誘導を図りま す。「自然とのふれあいを楽しめる環境づくり」
・河川の生態系に配慮し、自然を感じることのできる 環境を整えます。 ・大小のため池の水景を保全し、散策路などの水辺な どに親しめるような周辺整備を図ります。【関連構想およびプロジェクト】
淀川水系淀川左岸ブロック河川整備計画 穂谷川沿いの遊歩道 穂谷川の桜と菜の花ふるさとの川ゾーン
山間地の集落の持つ落ち着いたたたずまいを感じさせながら、川に沿って生駒の山懐へと人を導 く、里山探訪や自然散策のできる道をつくります。「ふるさとの川づくり」
・穂谷や尊延寺、杉など、山間地集落の落ち着いたたたずまいを継承します。 ・水源林や源流の湧水、ホタルやサワガニなどが生息できる生態環境を守ります。 ・穂谷の棚田など、良好な田園風景の保全を図ります。 ・動植物の生息環境に配慮した河川空間の創出を図ります。「生駒の山々と親しむ環境整備」
・自然とのふれあいの拠点である野外活動センターへ至る自然散策の歩行者ルートを整備します。 ・市道穂谷狭戸線において川や緑と調和した整備を図ります。【関連構想およびプロジェクト】
関西文化学術研究都市サード・ステージ・プラン 淀川水系淀川左岸ブロック河川整備計画 穂谷集落 穂谷の田園枚方市都市景観基本計画 【改訂版】 第 4 章
穂谷川景観軸 景観形成構想図
田園の眺望の保全 水辺の拠点としての 阪今池公園 拠点広場の整備 牧野駅周辺の 水と緑の活用 生物の生息拠点 としての小倉池 団地内のオープン スペース※の緑化 出屋敷集落の歴史的 たたずまいの保全 総合体育館周辺の水と緑の活用 最早池の保全 自然散策の拠点とし てのみちすじの整備 周囲の田園を含む穂谷 集落の里山景観の継承 尊延寺集落の歴史的 たたずまいの保全 拠点と川を結ぶまちの 周遊ループの活用 杉集落の歴史的たた ずまいの保全自然緑地(山林・丘陵斜面林等)
主な河川・水路、ため池
旧宿場町、集落
歴史的拠点(社寺・史跡等)
公共・公益施設
商業地
工業地
大学、研究施設、病院
計画的住宅
ランドマーク
公園緑地
田園地
地域のシンボルとなる空間
眺望点
遊歩道など
行政界
緑道、愛称道路等
旧街道
ふるさとの川ゾーン ・「ふるさとの川づくり」 ・「生駒の山々と親しむ環境整備」 緑のまち軸ゾーン ・「季節を感じる川づくり」 ・「川と一体となったまちづくり」 文化レクリエーションゾーン ・「2つの公園を中心とした レクリエーションゾーンの形成」 ・「自然とのふれあいを 楽しめる環境づくり」 藤阪集落の歴史的た たずまいの保全(14)天野川景観軸
○課題と方向性
天野川は枚方市の中心市街地を横断する位置を流れており、七夕伝 説や歴史と深く関わっています。 この川では大阪府によって環境整備が進められ、本市の花となって いる桜の植樹や広場整備の取り組み等が行われています。こうした、 まちなみと水辺空間とが一体となる河川空間を有効に活かしながら、水と緑のネットワークとして ふさわしい景観形成を行っていく必要があります。天野川景観軸 区域現況図
行政界 旧街道 緑道、愛称道路等 主な道路 主な河川・水路 主な歴史資源 主な公園・緑地 集落 計画的住宅地 大学、研究施設、病院 工業地 田園地 ため池 商業地 公共・公益施設 自然緑地 眺望点 ランドマーク枚方市都市景観基本計画 【改訂版】 第 4 章
景観形成の方針
1.自然と親しみ人々が出会える場の創造
2.河川と一体となったまちづくり
3.後背地の田園や斜面林と北摂・生駒への眺望を楽しめる場の整備
天野川景観軸 景観形成概念図
1.自然と親しみ人々が出会える場の創造
2.河川と一体となったまちづくり
3.後背地の田園や斜面林と北摂・生駒への眺望を楽しめる場の整備
自然生態ゾーン 都市型親水ゾーン 展望・散策ゾーン 遊歩道など まちの拠点となる空間 河川 自然緑地(山林・丘陵斜面林等) 緑の拠点(公園緑地・施設緑地等) 歴史的拠点(社寺・史跡等) 行政界○ 景観形成の方向
都市型親水ゾーン
枚方の中心市街地を流れる七夕伝説にふさわしい川を活かしたまちなみの形成を図ります。「川のある市街地の形成」
・川に建築物のファサード※を向け、川を軸としたまちなみを展開します。 ・水と親しめるよう橋詰に拠点となる広場を設け、散策できる水辺をつくります。 ・七夕伝説の川にふさわしいロマンを演出し、景観軸としてシンボル化を図ります。 ・水鳥などが生息できる自然環境を守ります。展望・散策ゾーン
幅広い視界を得ることができる特性を活かし、生駒と北摂の山なみの眺望を確保した景観形成を 図ります。「まちと山と自然を望む散策ルートの活用」
・藤田川合流点付近に整備した、川に親しみ人々が集いにぎわう広場を有効に活用します。 ・堤防上を活かした眺望・散策のプロムナード※を有効に活用します。 ・生駒や北摂を眺望できる橋詰広場を活かすとともに、パーキングエリア※を整備します。 ・丘陵に展開する斜面林や後背地に広がる良好な田園景観を保全します。 市街地 市街地 川に面したまちなみの整備 市街地からのアクセス 〈都市型親水ゾーンの構成〉 橋詰の広場 天野川と藤田川の合流点枚方市都市景観基本計画 【改訂版】 第 4 章
自然生態ゾーン
自然生態園の設置をはじめとして、豊かな自然環境を育成し、人々がそれに触れ合える場をつく り出します。「豊かな自然とふれあえる環境の創造」
・河川の自然環境を保全するとともに、地域住民がそれを楽しめるような高水敷の整備を推進し ます。 ・丘陵斜面林の保全に努めます。 天野川の高水敷整備 天野川と枚方丘陵星座を活かした 展望広場の整備 川にファサード※が面した まちなみの展開 水 鳥 観察 の ため の 場の整備 田園景観の保全と、田園を前景、北摂山系を 遠景とした市街地の眺望の確保 丘陵斜面林の保全 広大なパノラマを 楽しむ広場の整備 田園景観の保全と村野駅からの アクセス道の整備
天野川景観軸 景観形成構想図
自然緑地(山林・丘陵斜面林等)
主な河川・水路、ため池
旧宿場町、集落
歴史的拠点(社寺・史跡等)
公共・公益施設
商業地
工業地
大学、研究施設、病院
計画的住宅
ランドマーク
公園緑地
田園地
地域のシンボルとなる空間
眺望点
遊歩道など
行政界
緑道、愛称道路等
旧街道
自然生態ゾーン ・「豊かな自然とふれあえる環境の創造」 都市型親水ゾーン ・「川のある市街地の形成」 展望・散策ゾーン ・「まちと山と自然を望む散策ルートの活用」□景観軸 景観軸 国道 1 号・170 号 道路景観軸 第二京阪道路 淀川 穂谷川 河川景観軸 天野川 樟葉駅周辺景観区域 1.楽しみのある洗練された北の拠点の形成 2.「くずは」のもつ良好な住宅地のイメージの維持・向上 3.まちを縁どる緑の育成とネットワークの形成 4.淀川とのつながりを持ったまちづくり 南西部景観区域 1.市域を代表するレクリエーションゾーンの形成 2.住・農・工が調和した良好な市街地景観の形成 中部景観区域 1.工場敷際※の緑化などによる地域と調和のとれた景観形成 2.地域のシンボルとなるうるおいある道路の空間整備 3.丘陵斜面林や点在する史跡を活かしたまちづくり 第二京阪道路 景観軸 1.山なみへの眺望とみどりの連続性の確保 2.交通結節点における良好なランドマーク※の形成 東部景観区域 1.生駒の山なみと調和したまちづくりの推進 2.枚方を代表する豊かな自然環境の保全と自然との交流空間の整備 3.地域の骨格となる道路整備に伴う沿道景観の形成 中南部景観区域 1.工場敷際の緑化などによる地域と調和のとれた景観形成 2.丘陵斜面林や点在する文化財を活かしたまちづくり 3.生駒の山なみと調和したまちづくりの推進 中東部景観区域 1.生駒の山なみと調和したまちづくりの推進 2.拠点となる駅前整備に伴う景観形成 3.計画的開発地の周辺環境整備によるうるおいと活気のあ るまちづくり 枚方市駅周辺景観区域 1.枚方市の顔としての都市的魅力と文化あふれる 風格あるまちなみの形成 2.水辺空間を活かした新しい都心景観の創造 3.京街道、意賀美神社、万年寺山など歴史や自然 と調和した都市景観の育成 淀川景観軸 1.枚方を象徴する「母なる川」としての自然景観の保全 2.市民が身近に親しめる河川空間の形成 3.河川に沿った斜面林の展望を活かした景観形成 南部景観区域 1.長年培われた緑を受け継ぎ、快適でふれあいのある生活 環境の育成 2.坂道の表情を楽しみ歴史を巡る散策道の整備と、成熟し た住環境の保全 3.京阪本線の連続立体交差化に伴う良好な景観形成の推進 天野川景観軸 1.自然と親しみ人々が出会える場の創造 2.河川と一体となったまちづくり 3.後背地の田園や斜面林と北摂・生駒へ の眺望を楽しめる場の整備 穂谷川景観軸 1.穂谷川を軸とした自然・歴史文化・スポーツレク リエーション空間をつなぐネットワークの形成 2.生物が生息する空間(ビオトープ※)の保全と創造 国道1号・170 号 景観軸 1.沿道の緑と沿道施設の総合的な景観形成 2.道路景観に変化を与える節目の修景※と眺望の活用