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Title
日本人幼児の顎・口腔の発育に関する研究−40年前の
幼児との比較−
Author(s)
牧口, 哲英; 今井, 裕樹; 荒川, 愛子; 米津, 卓郎; 新
谷, 誠康
Journal
歯科学報, 116(5): 400-400
URL
http://hdl.handle.net/10130/4094
Right
Description
400 学 会 講 演 抄 録
№34:甲状腺濾胞におけるマクロファージとリンパ球の局在に関する組織学的研究
髙山岳志,山本将仁,北村 啓,是澤和人,小林功明,阿部伸一(東歯大・解剖)
2
目的:甲状腺炎によりマクロファージやリンパ球の 濾胞1つの面積は0.014-0.072 mm であった。コロ
浸潤がおこり,特に浸潤したリンパ球は,濾胞内よ イド内では大きな円形のマクロファージが塊を形成
りはむしろ濾胞間の結合組織層に存在することが知 しており,その濾胞周囲の組織には,弱い染色性を
られている。また近年,アポトーシスが甲状腺の維 示すマクロファージの集積を認めた。また,リンパ
持や炎症の指標になることも明らかになってきた。 球の浸潤とマクロファージの集積は異なる位置に存
しかしながら,年齢が若い実験動物や,中年層にお 在していた。さらに,小さな濾胞や濾胞細胞の断片
ける手術中のパイオプシーからの研究が主体であ が認められたことから濾胞の癒合がおこり,大きな
り,高齢者甲状腺の組織学的な所見については不明 コロイド内腔が形成されると考えられた。しかしな
な点が残されている。そこで今回我々は,献体にお がら,そのような大きなコロイド内腔には,マクロ
ける①甲状腺濾胞の大きさや密度,②マクロファー ファージやリンパ球はほとんど含まれていなかっ
ジの集積,③リンパ球の浸潤を調査することで,高 た。一方,甲状腺腫様の構造物が数体の甲状腺から
齢者甲状腺の特徴を明らかにすることを目的とした。 確認され,その中にはマクロファージはほとんど存
方法:試料として,東京歯科大学解剖学講座所蔵の 在していなかった。したがって今回の研究結果か
献体(平均年齢:83歳)から切除した甲状腺を用 ら,マクロファージの集積している濾胞こそが正常
い,5μm の連続切片を作製した。甲状腺における に機能しているのではないかと考えられた。また,
濾胞大きさや個数を観察するために H-E 染色を, リンパ球の浸潤とマクロファージの集積が異なる位
マクロファージとリンパ球の局在を確認するために 置に存在することから,マクロファージが関与して
抗ヒト CD68抗体と抗ヒト CD8抗体を用い,免疫 濾胞が消失した後に,リンパ球が二次的に出現する
組織化学的染色をおこなった。 可能性があり,これは甲状腺における加齢変化の一
結果および考察:高齢者甲状腺を1枚の切片上で形 過程を示していると考えられた。
態計測した結果,濾胞は合計2554-9910個含まれ,
№35:日本人幼児の顎・口腔の発育に関する研究 -40年前の幼児との比較-
2) 1)
牧口哲英1)
,今井裕樹1)
,荒川愛子1)
,米津卓郎1)
,新谷誠康1)
(東歯大・小児歯)
2)
(株式会社3D!)
目的:現在の幼児と約40年前の幼児とを比較するこ ことによってより正確な計測を行うことができる。
とで乳歯列期の顎や歯の大きさの変化にどのような 本研究ではこのシステムを用い,熟練した一人の技
傾向にあるのか検討することを目的として本研究を 術者がすべての対象模型を取り込み,計測を行っ
行った。 た。
方法:対象は,浦安市内の幼稚園に通う園児から平 なお,本研究は東京歯科大学倫理委員会の承認を
成23年に得られた歯列石膏模型と,本講座所蔵の昭 得ている(承認番号295)。
和40年代生まれの乳歯列期における歯列石膏模型で
結果および考察:歯列弓幅径は女児の上顎は平成群
ある。 の方がやや大きくなっている傾向があるものの,女
平成23年に得られた乳歯列期石膏模型を平成群, 児の下顎および男児の上下顎は平成群の方が小さく
昭和40年代生まれの乳歯列期石膏模型を昭和群と なっている傾向にあった。歯列弓長径は,男女およ
し,平 成 群 は,4歳 男 児25名(平 均 年 齢4歳5か び上下顎ともに平成群の方がやや小さくなっている
月),4歳女児36名(平均年齢4歳4か月)の計61 傾向があった。また,高径は男児では有意に,女児
名で,昭和群は,4歳男児45名(平均年齢4歳6か でも有意ではないものの,平成群の方が大きい傾向
月),4歳女児48名(平均年齢4歳4か月)の計93 にあった。さらに,歯冠近遠心幅径は,上顎第二乳
名である。 臼歯は男女とも有意に平成群の方が小さくなってい
こ れ ら 両 群 の 歯 列 模 型 を3D 計 測 シ ス テ ム たが,他の歯種はほとんど変わらないか,有意では
(DORA)にて,1993年の小児歯科学会の調査にお ないものの平成群の方が大きくなっていた。以上の
ける計測基準に準じ,歯列弓幅径,歯列弓長径,高 結果から,この約40年間で乳歯列期には,昭和群に
径および歯冠近遠心幅径を計測し,両群間の値を比 くらべて平成群の方が歯槽部は水平的には小さく,
較検討(t 検定)した。この計測システムは,10~ 垂直的には大きくなる傾向にあり,上顎第二乳臼歯
30ミクロンの精密さで計測可能で,アンダーカット の歯冠近遠心幅径が小さくなっていると考えられ
や計測しにくい部分を CAD 上で拡大や断面にする た。
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