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高等学校における「総合的な学習の時間」(環境科学)の学習指導案

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Academic year: 2021

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(1)学校教育学研究, 2002,第14巻, pp.185-193 (資料論文). 185. 高等学校における「総合的な学習の時間」 (環境科学)の学習指導案 上西一郎中西敏昭田先崇志 (兵庫教育大学) (兵庫県立神戸甲北高等学校) (兵庫県立香寺高等学校) 筆者らは,高等学校学習指導要領(平成11年3月)に示された「総合的な学習の時間」のひとつの学習科E] 「環境科学」 (筆者命名)について,新しい教育課程の編成とその試行についての継続的研究を続けている。新科目「環境科学」の教育 課程の編成に際しては,生徒の実態,地域の実態や社会の要請等と教育目的・教育内容・教育方法が整合するよう,長期に わたり十分な実践を重ねてきた。 1年生又は2年生のどちらかの選択履修科Ejに設定し,配当時間は過あたり2単位時間と している。環境科学的な実験観察を中心にすえ,体験活動重視の学習指導法を実践し考察してきた。本論は, 「環境科学」 について,毎時又は数時間に渡る具体的な学習指導案の事例を取り上げ,授業実践の参考資料となることを目指している。 キーワード=総合的な学習の時間,学習指導案,環境科学の研究法,タンポポの生育環境,酸性雨,ごみ処理. 上西一郎:兵庫教育大学学校教育研究センター・助教授, 〒673-1421兵庫県加東郡社町山国2007-109 E-mail: [email protected] 中西敏昭:兵庫県立神戸甲北高等学校・教諭, 〒651-1144神戸市北区山田町大脇台911 E-mail: [email protected] 田先崇志:兵庫県立香寺高等学校・教諭, 〒679-2163兵庫県神崎郡香寺町土師547. Teaching Programs for a New Integrated Study Subject "Environmental Science in High Schools Ichiro Uenishi, Tosiaki Nakanishi, and Takashi Tasaki (Hyogo University of Teacher Education) (Kobekohoku High School) (Kodera High School) The purpose of this study is to examine and implement a new subject called environmental science in high schools. A new course of study for upper Secondary Schools was officially announced on March, 1999 by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology. This course of study will be in effect on 1 April ,2003. It is hoped that the new integrated study subjects will be designed and introduced in high schools on 1 April 2003. The authors discussed, programmed and described the teaching programs in detail. Experiments suitable as investigations were carried out for the lessons on the new subject.. Key Words : environmental education, teaching plan, adaptaions between two dandelions, acid rain, litter problem. Ichiro Uenishi is an Associate Professor of Center for School Education Research, Hyogo University of Teacher Education. Yashiro 2007-109, Katoh, Hyogo 673-1421 Japan. E-mail: [email protected] Tosiaki Nakanishi is a teacher of Kobekohoku High School. Owakidai 9-1, Kitaku, Kobe 651-1144 Japan E-mail: [email protected] Takashi Tasaki is a teacher of Kodera High School. Haii 547, Kodera, Kanzaki, Hyogo 679-2163 Japan.

(2) 学校教育学研究, 2002,第14巻. 186. 第1表学習指導案の形式. 1はじめに 「高等学校学習指導要領(平成11年3月告示)に, 『総合的な学習の時間』において各学校は,地域や学校, 生徒の実態等に応じて,横断的・総合的な学習や生徒の 興味・関心等に基づく学習等,創意工夫を生かした学習 活動を行う」と規定されている。 筆者らは,上記の高等学校学習指導要領の「総合的な 学習の時間」の1つの科目として,理科を核にしつつ, 横断的な複数の教科(数学科や公民科等)の内容・活動 にからむ問題を解決する新科目を構想した。それを「環 境科学」と名付けその教育課程の編成を試みている。こ の「環境科学」は高等学校1年次又は2年次に履修する 科冒で,過あたり2単位時間, 1年間実施される教科と 条件設定し, 9個の主題からなる新教育課程を編成した。 本論は,この「環境科学」の各主題に関する毎時又は数 時間分の「学習指導案」の数例を取り上げ,将来各地の 高等学校での「総合的な学習の時間」授業実施の際の参 考資料となることを願っている。. 2 「総合的な学習の時間」の科目「環境科学」 の学習指導案の作成経過 前述のように, 「環境科学」は高校生1, 2年生に週 あたり2単位時間を配当し,通年学習する科目として教 育課程を編成した。 「環境科学」の年間学習指導計画表の作成には,実施 年度実施学年,実施学級,単位数,指導者,教材,学 習内容,学習方法等に関する解説が必要である。そのた めに,以下に示す内容の「環境科学」年間指導計画表を, 担当者間で協議し作成した。. 「 環境科学」学習指導計画案 (略案). ( 1 ) 実施年度. 平成 1 5 年予定. ( 2 ) 実施学年. ○○高等学校 1 又は 2 学年. ( 3 ) 実施学級. ○組∼○組. ( 4 ) 指導者. 教諭. 生徒の活動. 〇〇〇〇, 教諭. 教師の働きかけ. 〇〇〇〇. 予想される反応 と対応. その際,学習指導案の書式は, 「教育実習の新たな展 開」有害英樹・長揮憲保編著ミネルヴァ書房刊の85頁を 参考にし,第1表の形式にした。 作成した学習指導案は4種類で,各時間の主題は,以 下の4例である。各主題とも, 「課題設定のしかた」, 「調査研究の方法」, 「研究のまとめ方」, 「研究発表の仕 方」等について,高等学校学習指導要領に示されている 「総合的学習の時間」に関する記載を満たすよう配慮し た。 4例の各「主題」は次の通りである。 例1 : 「自然環境調査法とそのまとめかた」 例2 : 「ニホンタンポポとセイヨウタンポポの分布環境 の調査とそのまとめかた」 例3 : 「酸性雨調査法とそのまとめかた」 例4 : 「ごみ処理とダイオキシン発生問題の検討」. 3.環境科学学習指導案例 (1)総合的な学習の時間「環境科学」学習指導案例1 年月日平成〇〇年〇〇月〇〇日 学校兵庫県立○○高等学校 学年組第2学年○組 校時第〇校時 場所生物教室 授業者〇〇〇〇 1単元名 2単元設定の理由 3単元目標 4単元指導計画 5本時の主題 6本時の目標. 「環境科学の学習法」 (1) 略 略 略 「自然環境調査法とそのまとめかた」 略.

(3) 高等学校「総合的な学習の時間」の学習指導案. 生 徒 の活動. 1. 前 時 の内 容 を想 起 す る。. 187. 教 師 の 働 きか け. 1. 予 想 さ れ る反 応 と対 応. 前 時 を学 習 内容 を思 い 出 させ る。. *. 調査前の準備段階で 「 昆 虫 な ど の存 在 状 態 」 を. 表 す, 「 表 現 」 を発 表 させ , 生 徒 間 で 相 互 評 価 させ 2. 「自然 環 境 調 査 法 」 の. 例 が いえ る0. 2. 兵 庫 県 環 境 ○ ○ 協 会 か ら, ○ 市 の 「 カ タツ. ム リ . ア シナガバチ . ススキの平均存在率 を求. る0. 例 ( ア, た くさ ん い る. い な くな った. ィ , 少 しい る. ウ,. 工, も とか ら いな い). めて欲 しい0」 との依 頼 が あ った こ とを知 らせ る0 * 存 在 場 所 の 表示 に , 「 地域 メ ッ シ ュ」 (第 1 図 ) 等 が 使 わ れ る こ とを紹 介 す る0 3. 各 種 の調 査 法 を あ げ る. 3. どの よ うな 調 査 方 法 が あ るの か 考 え させ る0. こ とが 出 来 る0. * 存 在 状 態 の 表現 法 と して 「 数 値 化」 す る方 法 が 有 効 で あ る こ とを助 言 す る。 (① 3 種 と もほ とん ど, あ るい は 全 くい な い(塾特 別 な場 所 しか い な い③ ひ ど く減 少 して い て い な い こ と もあ る④ 相 当減 少 して い るが, い る⑤ 3 種 と もほ ぼ い る). 4. 個 別 に調 査 法 の特 徴 を. 説 明 で き る。. 5. 4. こ の よ うな 調 査 に生 徒 が 協 力 す る と き の準. 備 や 問題 点 を話 し合 わ せ る0. 個 々 の 調 査 の 持 つ 問題. 点 が指 摘 で き る。. 5. 第 1 図 は "集 め た". * これ らを各 メ ッ シ ュの 自然 度 に換 算 (自然 度 1 ∼ 5 と表 示 す る) し, 地 域 メ ッシ ュ上 に表 現 させ る0. A B C D t f 0 M I J K LM N O P i ll - III E`rm n ` 日 日 4I I I I Illtl 5 I 1 I II III. もの を ``ま とめ た " の. で あ り, これ を も と に して , 地 形 図 の 実 際 に合 うよ うな表 現 (第 2 図 ) に変 え させ る0. ' 蝣 B B E ^ >, / B 綏 W f& h 吉B. 4] I , 】` , IlllIllllll )`` },2 )I*I ll )1) ll) `】 4 JJ` i ijm si*11ii `2 931 )9 l `) )i I ,, , l `33 1* サ I I II ` A ` ` . 1 - ー` Jil l ,2ー 3 3 131313 112 1 1 ` ー2 2 1M il Il ,) l JO] I I 2) 2 3112 313 1 lO. M. V. !. 蝣t l i - 9->> 3. 6. ■ ト 第 1 図か ら 「 等自然度. 域 」 (第 2 図 ). を描 くこと. ). 図岬. 圏. Z. が で き る0 .x. ト ㍉. 圏. 】. [コ. .. 第 1図. 口. S. * ア ンケ - トに よ る動 植 物 (カ タ ツム リ . ア シナ ガ バ チ . ス ス キ) か ら求 め た 自然 度 (2). 第 2 図. 7. 再 び個 々 の 調 査 の持 つ. 問題 点 が指 摘 で き る0. 6. 第 2 図 で は じめ て "よ み と る" 及 び "伝 え. る" こ とが で き た0. l. しか し, "み か け な い" と い. う こ と は必 ず し も "い な い " と い う こ とで は な. * サ ンプ ル密 度 が 低 い場 合 は 特 に回 答 の信 頼 性 が 問 題 に な る こ と を指 摘 す る0 *. 「ア ンケ I. トの 取 り方 , 集 計 の 仕 方 や結 果 の 表. し方 に お い て, 不 備 が 見 逃 され て い る こ とが 度 々 あ る の で は なか ろ うか 0」. い こと を説 明 す る。 * 8. 資料 「 実 証 的 研 究 の方. 7. 資料 プ リント. 調査内容 . 方法. 自 然 環 境 調 査 とそ の ま とめ か た に 関連 し た. 法 」 の要 点 を 箇 条 書 きで き. 資 料 プ リン トを配 布 し, そ の 要 点 を箇 条 書 き さ. る。 (5). せ , 提 出 させ る。. 調査内容 . 方法 方法の選択 科 学 に お い て は,. あ る物 理 量 を測 定 す. る 適 切 な方 法 は … 中 略 … … … .. 9. 次 時 の 予 定 が 言 え る。 しか し, 小 学 校 低 学 年 な ど 描 画 能 力 が 未 発 達 な学 習 者 の 場 合 は こ の よ う な調 査 は 不 可 能 で あ る。.

(4) 学校教育学研究, 2002,第14巻. 188. 資料 (1)高等学校における「総合的な学習の時間」の1 科目「環境科学」の教育課程の新編成とその試 行研究p.140,上西一郎・田先崇志・中西敏 昭, 「学校教育学研究」第12巻,兵庫教育大学 学校教育研究センター, (2000.2.10.) (2)川西市自然環境基礎資料編, 「川西市自然環境 調査報告書」 (1976). (3)川西市自然環境基礎資料編, 「川西市自然環境 調査報告書」 (1976) (4)兵庫県立川西縁台高等学校, 「学校における調 査の研究」,長谷川太一・中西敏昭,昭和50,51 年度統計教育研究指定の報告pp.1 (1976). (5) 「実証的教育研究の技法」 p.24,西川純, 大学教育出版(1999.1.10). (2)総合的な学習の時間「環境科学」学習指導案例2 総合的な学習の時間「環境科学」学習指導案. 年月日平成〇〇年〇〇月〇〇日 学校兵庫県立○○高等学校 学年組第2学年○組 校時第〇∼〇校時(連続2時間) 場所生物教室 授業者〇〇〇〇 略略略. 単元名「自然環境の調査法」 (1). 本時の主題「ニホンタンポポとセイヨウタンポポの分布環境の調査法とそのまとめ方」 本時の目標略 本時の指導計画 生 徒 の活 動. 1. 「タ ン ポ ポ の 分 布 と生. 育 環 境 の調 査 法 」 が 説 明 で. 予 想 さ れ る 反 応 と対 応. 教 師の働 きか け. 1. 前 時 の学 習 内 容 ( 自然 環 境 調 査 法 ) を想 起. させ る0. *. 自然環 境 の 調 査方 法 . 内容 に関 す る 1 分 間 ス ピー. チ. き る0 2 2 2 種 の タ ンポ ポ の特 徴 を 説 明 で き る。. ニ ホ ン タ ン ポ ポ とセ イ ヨ ウ タ ン ポ ポ分 布 と. 生 育 環 境 調 査 を して み よ う0 この 調 査 の準 備 や. *. ニ ホ ンタ ンポ ポ とセ イ ヨウ タ ンポ ポ の 区 別 法 を. 図 示 す る0 (第 1 図). 問 題 点 を 話 し合 わ せ る0 内片 I. 3. メ ッシュ図を使 ってデ I. タの 表 示 が で き る0. 3 (彰. 調 査 方 法 を説 明 す る0 メ ッ シ ュ地 図 上 に タ ンポ ポ の 採 集 場 所 を 赤. で 採 集 番 号 と と もに記 入 す る0 (塾. n* ニ ホ ン タ ン ポ ポ. セ イ ヨ ウ タ ン ポ ポ. 採 集 した タ ン ポ ポ を ラ ベ ル に挟 ん で 提 出 さ. せ る0 ③. タ ン ポ ポ の 種 類 を確 認 した 後 , 返 還 さ れ た. ラベ ル の デ ー タを マ ー クカ ー ドにマ ー クす る0. 第 1図.

(5) 高等学校「総合的な学習の時間」の学習指導案. 189. 4いろいろな生育環境に おけるタンポポの存在率を 計算できる。. *標準メッシュ(昭和48年行政管理庁)を細分 4存在率の計算法を説明する。(ニホンタンポ ポの生えていたメッシュ数(混在も含む)をタン し,縦×横(約450mX約600m)のメッシュをつ ポポが生育していた全メッシュ数で割り,%表示 くる。 したものをニホンタンポポの存在率と定義するこ とを知らせる。). 5存在率のデータを解釈 できる。. *メッシュの「画像処理プログラム」 (作成者: 5「もし,公園を空き地にしたら2種のタン ポポは,増加・減少の判断は-から難しいが,セ 中西敏昭) イヨウタンポポでは矢が!となっていることから, *マークカード記入用環境番号を設定する。 95の信頼度で増加すると考えられる。」 01寺・神社・城02池03工場04公園・川07学校 と解釈できることを説明する(2) 。. 6マークカードの各桁の 意味が説明できる。 (例:. 08ゴルフ場09駐車場10住宅11道路12庭13森林 14空き地・広場15野原16花壇17芝生18線路19掘 20街路樹の下21墓22水路23荒れ地24病院 25土手26畦道. メッシュのⅩ軸は1, 2桁 を使って, 03なら0と3 を鉛筆で塗りつぶすと良い。). *マークカード(10桁の振り分け) 1. ニホンタンポポ. 畦遁 * . 、 ン 佳 占 区. 森林. 守. 畑. →. 、 、. ∼. i t f. →. 守. エ ∼. 、. 、. 空地 、. 学 校 住 宅 並拾埴 、. 、. 、. 、. 、. I-. 、. 、. 、. 、. 一 一. 、. I.. 、. 、. .-. ∼. I.. 、. 、. 、l. >. ∼.. ∼ -. →. -. -. →. \. 、l. →. ∼. →. 、 、. *. -. -. 一. 、. -. -. 、. 相. 公地 退路 空地 学校. -. 住宅. 森林 ,T t 一′ サ A 区. 森林 !サ 畑 X V 七 イ ラ ・ 蝣 > 任 占 区. 公園 退職 空地 学校 住宅. 4. 5. 6. 7. Y. 種. 環. 軸. 軸. 類. 境. 9. 10. 自 混. 8. 寄. 然 在. 与. 度. 度. 、. 03. 20. 13. 5. 2. 第2図 *第2図の表示内容. →. セイヨウタンポポ. 畦述. 3. k. -. 工場 七 イ ヨ I*> 鎌 ら a. 公開 遁籍. 2 Ⅹ. -. *. 畑. I I*. lコ. ♂. ♂. 公』 道捲 空地 学 校 t t. →. ♂. ♂. '3. 6コ. ク .. く コ. lコ. く ワ. -. JJ. 蝣 ]. ∠ 〕. lコ. く ワ. lコ. く ワ. P. lコ. ♂. c*. J2. √コ. 、 つ. -. !. p. P. P. ,D. 一. 一. .I. \. lコ. -. -. -. Llつ. -. -. JJ. a. lコ. ♂. ♂. U K *. く ワ. -. Ⅹ軸:メッシュの横軸番号 Y軸:メッシュの縦軸番号 種類:カンサイ-1セイヨウニ2シロバナ-3 ブタナ-4 環境:上記の環境番号参照 自然度: 5段階(5自然度非常にある-1自然度 全く無い) 混在:(2種類ある時は1, 1種類の時は2) 寄与度:環境が人間生活に寄与する度合い。 蝣ft階L,. P 一. *第3図において,畦道と駐車場をクロスすると, カンサイタンポポでは矢がヽ,セイヨウタンポポで は矢が′となっている。これは, 「もし,畦道を駐 車場にするとカンサイタンポポが100%の信頼度で 減少し,セイヨウタンポポが100の信頼度で増加す. 8次時の予定. る」ということを表している。. (1)高等学校における「総合的な学習の時間」の1科目「環境科学」の教育課程の新編成とその試行研究, p. 140,上西一郎・田崎崇志・中西敏昭, 「学校教育学研究」第12巻,兵庫教育大学学校教育研究センター, (2000.2.10.). (2) 「フィールド学習」理論と方法pp.136-143,野上智行・岸本浩,明治図書 (3)環境指標としてのタンポポの分布の多変量統計解析,中西敏昭・長谷川太一・谷村潔,兵庫生物第9巻 4号pp.241 -244,兵庫県生物学会(1988. 1.).

(6) 学校教育学研究, 2002,第14巻. 190. (3)総合的な学習の時間「環境科学」学習指導案例3 総合的な学習の時間「環境科学」学習指導案. 年月日平成〇〇年〇〇月〇〇日 学校兵庫県立○○高等学校 学年組第2学年○組 校時第〇校時 場所化学教室 授業者〇〇〇〇 1単元名 2単元設定の理由 3単元目標 4単元指導計画 5本時の主題 6本時の目標 7本時の指導計画. 「水質調査・雨水調査」 (1) 略 略 略 「酸性雨調査法とそのまとめ方」 略. 生 徒 の活動. 1. 前時の内容を想起する0. 予 想 され る反 応 と対 応. 教 師の働 きか け. 1. 前時を学習内容 (酸性雨調査の目的 p H の. *. 実験器具 (pH メータ, 導電率計, デジタル温. 酸性雨調査の目的が説明で. 意味 . 計器によるp H の求め方) を思い出させ. 度計, サンプル菅) 一式を教卓上に準備 し, 実験法. きる0. る0. を説明する0. 2. 酸性雨の試料を集める. 2. 酸性雨調査実験法の説明をする0. 方法及びその注意点が言え. ①試料を集めるサンプル菅の固定法を図示する0. る0. ②100m l ピーカ 2 個に水道水, 清涼飲料水等を. 3 測定のためにサ ンプル 管を第 1 図のように置 く理 由が言える0 p H メータ, 導電率計. ③酸性雨記録用紙の記入上の注意について説明 45'. ⑤雨を採取 した年月日 . 時間帯を記入する0. る0. 酸性醐 至可 X … 芸徒誓. l. 年. lY … 組. て, できるだけ早 く測定す. 19Sォ *K 時 謡 等言 置. ることができる0. 時. 採取日日 時間. 辞 J定場所の地図 採取Jl (同じ 湘定喝所のときは M 初回のみ) 叫耳率 LIB PtZ 酸性雨測定実験におけ. る, 測定上の留意点が言え. 第2図. 酸性雨記録紙. 3. 説明できる. . 跳ね返 りの水を防 ぐために必ず地上 1.3 メー トル 以上の位置にサ ンプル菅を置 く0 . しぶきを避 けるため, コンクリー トや鉄板などの 上には置かない0 . 仰角 45 `に障害物のない場所 にサンプル管を置く0 . 身近なpH 試験紙 とpH 計のデータを比較させる0 . 導電率計 の測定単位の表示が機種 によっては m S と 〃S になっていることに注意させる。. る。 8 簡易比色計の機能 . 刺 定原理及び使用法について. +ら .I:羊 ..輔 ー """*"*:蝣 '. ''蝣 '・ uutk; † ヲ 甥 霊 V ;*V-.' ∴ 塩 空...W 遠 藤. ①大雨 ②普 通 ③′ ト 雨 状態 ④雷 (缶 台風. 法について説明できる0. 7. 1.3 m i,. 第 1図. ①夏の虚 ②マンション tB所 ③その他(具 体的に) 酸性雨調査用紙の記入. ス タ ン ド. 香. pH 計 . 導電率計を使つ. 6. サンプル管. する0. の正 しい使用法が説明でき. 5. サンプル管の取 り付 け位置についての留意点. いれ, p H メ- 夕, 導電率計による測定法を説 明する0. ④Ⅹ,Y 軸番号をメッシュ地図で確認する0 4. *. 第 3 図の簡易比色計 (製作者 上西一郎 . 中. 西敏昭) の測定機能 . 測定原理及び使用法につ いて説明 . 実演する0.

(7) 高等学校「総合的な学習の時間」の学習指導案. iI罵il. *測定上の留意点(2) ①pHだけでなく導電率を測るのは,雨に含まれて いる汚染物質の量を調べるためである。. 9簡易比色計を使って液 体の濃度等の測定が出来る。. ②pH (7.0)でも,導電率が高ければ,酸性雨の原 因物質である硝酸イオン,硫酸イオンが多く含まれ ていると考えられる。 ③導電率が10〝S/c以下という低い雨では,様々 な原因でpHが低くなることがあり,誤って酸性雨 と判断することを防ぐことが出来る。 ④pHが5-6付近では,導電率は小さく, pHが 高くても低くても導電率は大きくなる。 ⑤低い場合は硫酸イオン,硝酸イオンが多くなり, 高い場合は,カルシウムイオン,ナトリウムイオン などの陽イオンが増加するためである。 ⑥導電率の低い雨はきれいな雨である。. 第3区l簡易比色計(3) 10酸性雨の学習は地球環 境学習の再重要課題のひと つであることが説明できる。. 4酸性雨の定義,酸性雨の影響,酸性雨の原 因,長期にわたる測定結果の報告例などについ て,図書館等の資料による調査研究課題を与え る。. 11本時の学習の要点を口 頭発表できる。. it. (1)高等学校における「総合的な学習の時間」の1科目「環境科学」の教育課程の新編成とその試行研究p.140, 上西一郎・田先崇志・中西敏昭, 「学校教育学研究」第12巻,兵庫教育大学学校教育研究センター, (2000.2.10.). (2) NOx・酸性雨の調査を通しての環境教育p.53,中西敏昭, 「遺伝」 Vol.54No.ll裳華房(2000.ll.) (3) 『環境・ぼくたち・未来』p.40,中西敏昭・阪口正樹保育社,保育社(2002.3.). (4)総合的な学習の時間「環境科学」学習指導案例4 総合的な学習の時間「環境科学」学習指導案. 年月日平成〇〇年〇〇月〇〇日 学校兵庫県立○○高等学校 学年組第2学年○組 校時第〇校時 場所ホームルーム教室 授業者〇〇〇〇 1単元名「大気汚染・ごみ処理」(I) 2単元設定の理由略 3単元目標略 4単元指導計画略 5本時の目標「ごみ処理とダイオキシンの研究とそのまとめ方」 6本時の指導計画.

(8) 学校教育学研究, 2002,第14巻. 192. 生 徒 の 活 動. 1. 前 時 の 内容 を想 起 す る0. 2. 学 級 を 3 班 に分 け , 普. 通 教 室 の ごみ , 校 内 食 堂 の. 教 師 の 働 きか け. 1. 前 時 を学 習 内 容 を思 い 出 させ る0. 2. 班 毎 に, ごみ の 分 別 法 を発 表 させ る。. 予 想 さ れ る反 応 と対 応. *. ごみ , 通 学 路 の ご み を 別 々. ① 可 燃 ご み か不 燃 ごみ か 0. に集 め さ せ る0. ② リサ イ ク ル が可 能 か ど うか. 生 徒 に , 「自 分 の 居 住 地 の ご み 処 理 方 式 , ご み. 収 集 の約 束 事 , ごみ処 理 代 金 , リサ イ ク ル 法 な ど, 各 自 が 独 自 に 調 査 し て お く。」 よ う な 課 題 を 授 業 の 2 週 間 前 ま で に 与 え て お く0. (釦金 属 か 非 金 属 か O ④ 個 人 が ご み処 理 で き るか , ごみ 収 集 車 に収 集 し て も らえ る か 0 3. 3. ご み と 資 源 の 違 い に つ い て 話 し合 わ せ る。. (9 ご み 資 源 化 の た め に 制 定 さ れ た 法 律 に ど ん な. (生 ご み の 収 集 曜 日 , 荒 ご み の 収 集 日 , ア ル ミか ん ,. もの が あ るか 0. ガ ラス ぴ ん な ど リサ イ クル 可 能 な ごみ の 収 集 日). ② テ レ ビ, 冷 蔵 庫 , 洗 濯 機 , エ ヤ コ ン に は , ど. ② 生 ごみ堆 肥. の よ うな ごみ 処 理 手 続 きが 必 要 か0 標 準 的 な ご. 受 付 ・・・・申 請 用 紙 , 申 込 用 紙 , 案 内 ち ら し. み処 理 料 金 は い く ら く ら いか 0. ③ 燃 え る ご み の 出 し方 に つ い て ‥ . .. 4. . 燃 え る ごみ は, 町 指 定 の袋 か市 販 の 袋 に 町指 定 の ス テ ッカ ー を 貼 って 出 して くだ さい0. ダ イ オ キ シ ンを 発 生 さ. せ る可 能 性 の 高 い塩 化 ビニ. ガ ス バ ー ナ ー で 銅 線 を 加 熱 し, そ の 先 を ラ ツ. ル 製 品 の見 分 け方 を確 か め. プ に こ す りつ け る0 先 に溶 け た ラ ップ が つ い た. る0. 銅線 を, 再 びガスバ V ナ 一にかざすと, 緑色の 銅 特 有 の炎 色 反 応 が 観 測 され れ ば, ラ ップ 等 に ダ イ オ キ シ ン の元 の 塩 化 物 が 含 ま れ て い る事 が 分 か る0. 4. * 生 徒 が 収 集 して く る資 料 . 情 報 の例 ① 地 域 の ごみ 収 集 カ レ ン ダ ー を 書 き 写 して く る 。. ( コ ン ポ ス ト) 化 容 器 購 入 助 成 申 請 の. . ル ー ル を守 って ご み を 出 しま し ょ う。 ④ 最 近 目立 つ悪 い例 . 黒 い袋 に入 れ て い る0 中身 が確 認 で き ませ ん 0 透 明 か 半 透 明 の袋 を 使 って くだ さ い0 . 段 ボ ー ル に入 れ て あ るO パ ッカ ー車 の プ レス機 に. ごみ 問 題 に 対 す る意 識 .. 挟 ま りや す い。. 関 心 を 高 め, 関 連 知 識 を深. 5. め る0. 2 種 が あ る0. ジ ュ ー ス 缶 に は , ア ル ミ缶 と ス チ ー ル 缶 の 2 種 類 の缶 の 長 所 . 短 所 に つ い て. . 収 集 日以 外 の 日 に出 さ れ て い る。 美 観 や 衛 生 上 好 ま し くな い 0. 書 籍 や イ ン タ I ネ ッ トで 調 べ る 課 題 を 出 す 0 * 6. 5 プ リ ン ト教 材 「生 ご み 発 電 で ``一 石 数 鳥 " 」. 実 験 器 具 ( ガ ス バ ー ナ ー , 銅 線 ¥ (3). 不 法 投 棄 の 新 聞 記 事 や ニ ュ ー ス 等 を話 題 に. して , ご み 問 題 に つ い て の 生 徒 の 意 識 を 高 め る 0. * ごみ 問 題 に対 して , 自然 科 学 に基 づ い た思 考 を 深 め て い るか 0. 7. * ふ つ う は焼 却 処 分 され る生 ご み か らガ スや 電 気 を 作 り 出 し, 二 酸 化 炭 素 や ダ イ オ キ シ ン の 発 生 を 大. 資 料 プ リ ン トを 読 ま せ る 0. 幅 に 減 らせ る, 画 期 的 な ごみ 処 理 施 設 の試 運 転 が 始 ま った 0 6 ビ デ オ を 教 材 視 聴 し知 誠 . 理 解 を 深 め る。 7. 8. 「ご み 焼 却 と ダ イ オ キ シ ン の 発 生 」(2) に 関 す. る ビ デ オ教 材 を見 せ る0. ご み 問 題 を 通 じて 身 近. な 環 境 に興 味 関 心 を抱 くよ う に な る0 9. 本 時 の 学 習 内 容 を ノ ー ト又 は レ ポ ー トの 形. に ま と め 提 出 さ せ る0. (1)高等学校における「総合的な学習の時間」の1科目「環境科学」の教育課程の新編成とその試行研究p.140, 上西一郎・田先崇志・中西敏昭, 「学校教育学研究」第12巻,兵庫教育大学学校教育研究センター, (2000.2.10.). (2) NHK番組「たったひとつの地球」録画テープ (3) 『環境・ぼくたち・未来』 p.90,中西敏昭,阪口正樹,保育社, (2002.3.).

(9) 高等学校「総合的な学習の時間」の学習指導案. 193. 4おわりに 本論で示した高等学校「総合的な学習の時間」の新科目. 命財団2000年,科学研究費(B)課題番号08907062, (研究者:. 「環境科学」の教育課程の新編成及び毎時の学習指導案集 は, 3人の高等学校理科教師による平均10年前後の試行 研究をまとめたものである。 「環境科学」の各校での授業 実施に際しては,生徒の実態,地域の実態や教材準備の都 合等を勘案し,各高等学校の実態に合わせて,教育課程の 一部として取捨選択されることを筆者らは望んでいる。. 田先崇志)による研究助成を受けてなされた。また,本研究は. 謝辞 本研究の一部は,科学研究費(B) 1988年(研究者:中西敏 昭),関西自然保護機構1982年,上月研究財団1993年,日本生. 田先崇志)及び科学研究費(B)課題番号11907066, (研究者: 兵庫県立兵庫高等学校,兵庫県立神戸甲北高等学校,兵庫県立 香寺高等学校の理科教師の協力及び兵庫県立兵庫高等学校生物 クラブ生徒の協力によってなされた。ここに記して謝意を表す る。. 参考文献 兵庫教育大学学校教育研究センター:学校教育学研究第12 巻2000年pp.139-148高等学校における「総合的な学習の時 間」の1科目「環境科学」の教育課程の新編成とその試行研究 (2001.7.31受稿, 2001.9」_7受理).

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参照

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