子ども一人一人のメタ認知を育てる中学校数学の通常学級の授業作り
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(2) (2)授業がこんな方向性で進んでいくの. 「学習のめあて」 「数学日記」の内容段階. だという見通しが持てる。. を示し、それをもとに評価を行う。. (3)その自分のめあてに沿って、数学日記. また、生徒一人一人のノート記述への教. に授業の振り返りができる。. 師のコメントを活用して、評価を行う。. 最終授業終了後、アンケートを実施する。. 3. 「ふき出し」を通して伸びていく育ち. w 結果. 問題解決過程をrふき出し」に記述するこ. 各組計5回の授業の実施と子ども一人一人の. とによって、より具体的に解決方法を意識さ. ノート記述に対して授業後に評価した。. せ、自分白身に対するモニタリング、コント. ほとんどの生徒が、r学習めあて」やr数学. ロールの能力を育成することが出来るのでは. 目記」の内容段階は、授業を重ねるたびにより. ないかということである。. よい段階に上がった。. 4.「数学日記」を通して伸びていく育ち. 生徒のアンケートの結果は、それぞれを記述. r数学目記」は、その学習で得る新しい知識. することへの困難さはあったが、そのことが必. を定着させる時間と共に、他者の情報と自分. 要であり、効果的であったことが実証された。. の情報を「つなぐ」、まさにメタ認知を育て. V 考察. る時間となる。 「つなぐ」ことを意識するこ. 1. 「メタ認知」を育てる授業. とで、論理的に考えを進める練習になる。「数. 「メタ認知」を育てる授業では、独自学習の. 学目記」を繰り返し行うことにより諭理的思. 「学習のめあて」を立てること、「ふき出し」. 考力が高まり、メタ認知の育成につながるの. を活用すること、「数学日記」を行うことを中. ではないかと結論づけた。. 心に学習を進めていった。そのため、直接的に. 5.rメタ認知」と確かな学力の定着. これらの指導や支援が必要であった。また、相. つまり、どんなに素晴らしい授業で、子ど. 互学習がこの3つの学習を間接的に支えてい. もたちがそこでスムーズに学習活動を展開し. た。授業の構成は、独自学習→相互学習→独自. ていたとしても、r教えっぱなし」r活動し. 学習の流れで実施した。. っぱなし」では意味がないことも伝えたいの. 「メタ認知」を育てる授業は、「学習のめあ. である。学習した内容を総括し、それを各自. て」、 「ふき出し」、 「数学目記」などの子ど. がきちんと自分の理解の中に位置づけた上で、. もの主体的な学習はもちろんであるが、「意味. 定着をはかる必要がある。. づけて復唱すること」、 「授業中でのOつけ」. 「確かな学力」もまた同様に、「知識・技. などの教師の支援はとても重要であると思わ. 能が獲得されること」のみで捉えることは不. れた。. 十分である。獲得された知識・技能を総括し、. 2. 「学習のめあて」を通して伸びていく育. それを各自が自分の理解の中に位置づけてい. ち. く。まさに、メタ的な認識こそ「確かな学力」. r学習のめあて」を書く意義として、次の3. の定着を担っていると考える。. 点が明らかになってきた。. (1)自分のめあてをノートに書く、あるいは 宣言することで、その授業に主体的にな れる。. 199一. 主任指導教員 宇野宏幸 指導教員 石橋由紀子.
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