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0~2歳代における子ども同士の物をめぐる争い

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(1)Title. 0∼2歳代における子ども同士の物をめぐる争い. Author(s). 遠藤, 純代. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 36(2): 17-30. Issue Date. 1986-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5007. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 0~2歳代における子 ども同士の物を め ぐる争い. 遠. 藤. 純. 代. 1. は じめ に. 乳幼児期の前半, すなわち0歳から3歳位ま での子ども間の交渉において おもちゃなどの事物 , が重要な役割を果たす ことは多くの研究によっ て指摘されているところである 特に 1歳初め の . , 頃から2歳代の年齢の子ども同士の交渉における事物の媒介的役割については 多く の研究がこれ , 3 7 9 1 1 1 6 1 9 2 2 7 2 9 3 3ほか ) 8 ・ ’ ・ ’ を裏 付 け る 結 果 を 報 告 して い る ( ’ ・ ・ ・ .. 0歳代に関しては, 事物 (おもちゃ) が存在すると逆に子ども間の交渉が減る等の結果から 事 , 1 0 1 3 7 7 ) 物の消極的な意義 を指摘する報告もある ( . ’’ このような結果のくい違いが生じる原因としては, 事物の有する特性 (大きさや機能など) における相違が示唆さ れてはいるものの 今だ断定できる , 段階には至っ ていない. 事物は, ポジティ ブなムー ドの交渉, ネガティ ブなムー ドの交渉のいずれに おいても媒介的機能 を有しうる, ネガティ ブなムー ドの事物を媒介とした交渉と して 乳幼児期前半の年齢時期におい , て注目されるのは, 物をめ ぐる争いである. 物をめぐる争い がこの年齢期の子 ども間にみられる交 渉の中でどれ位の割合を占めるかという問題については, データ収集における諸要因 つまり 観 , , 察対象の年齢, メンバー間の年 齢関係, 先行接触経験, 場面の構成 (メンバー数 使用遊具の種 類 , と個数, 同室する大人のかか わり方など) 等における違いによっ て 一 貫した結果は得られていな , い. だが, 子ども間にネガティ ブな交渉, すなわち, 相手の子どもに対しネガティ ブな働きかけや ネガティ ブな相互のやりとりが生じた場合には, 物をめ ぐる争いに関連した内容がその 多くを占め 7み1 1 1 3 2 0 2 7 3 3 ) ・ ’ ・ , るといえる ( .. ここ では, 0~2歳代の子ども同士の交渉に特徴的に 見い出される物をめ ぐる争いを その行動 , の初発時期, 1~2歳での争い全般をテーマに した研究における物をめぐる争い 所有の認識と所 , 有に関する行動の発達, 先行所有状況の及ぼす影響, の各視点からとらえて 諸研究が提供する資 , 料を中心に検討することを目的とする.. 2. 物 を め ぐる 争 い の 開 始. 他の子どもの持っ ている物をとる・とろう とする, とられそうになっ てとられまいと確保する・ 抗議する, とられて取り返そうとするといっ た諸行動はいつごろから現われるのだろう か . 6 ( }は 乳児院にいる子どもたち (生後1~2 Br i dge 1933 ) s( 4か月) をほとんど毎日3か月間観察 , した結果から, 大人との社会的関係 および子ども同士の社会的関係の発達についてまとめている . 17.

(3) . 遠 藤 純 代. 0か月 では他の子どもにおもちゃ を取り上げられ それによると, おもちゃ を介しての反応は, 生後1 1 ても 無関心 であり, 意図的に互いのおもちゃ を取ることはないという. 1 , 12か月になると, その 時手に持っていたおもちゃは子どもにとっ て特別な価値を持つようになり, 他の子どもが取り 上げ 4 ると泣いたりする. 互いに所有を得ようとしてけんかが生じる. 1 , 15か月以降はおもちゃをめ ぐ るけ ん か が 多 い と し て い る.. ( 2 7 )は 一時的な収容施設にいる子どもたち (生後6~25か月) ま た, Maud 1 939 ) ra ( ry& Neku ,. を対象として, 同年齢の子どもを2人一組にして, おもちゃの有 無・種類・個数や与え方を実験的 に操作した対座場面を設定し, 子ども間の交渉について研究している. Maudry らの研究は, 生後5 か月以前を対象としていないため, ここ で問題としている諸行動の初発時期に関し直接的な答と な る データを提供しているわけではないのだが, 生後6~8か月においてすでに,「おもち ゃをめぐる 争い」(①相手からおもちゃ をとったりとろうとする, ②相手におもちゃ をとられまいと確保したり 後に隠す, ③争いのあと緊張した様子で相手をじっ と見つめる, の3カテ ゴリーから成る) が, 相 手に向かっ ていることの明白な社会的行動総数の3分 の 1 を 占 め て い る. i dgesの研究で, 他児が 以上, 19 30年代というかなり以前になされた2つの研究をみてみた. Br 齢が生後1 0か月というのは ry らの結 記述されている最初の月 手にしている物をとる行動が ,Maud 果から考えると少し遅す ぎるように思われる. そこ で, 最近におこなわれた諸研究をみてみよう. 2 6 ( }は 双 生 児の 我 が 子 に 3 0 )の 紹 介 に よ る と Li l l (1979 ) l l Mue )( er & Vande , , chtenberger (1965 i t rge rに ch enbe よる縦断的観察資料から,物を介したコンタクトの発達段階を提起している.なお L バー ラッ プしており, 同じ子どもでも状況次第でいくつかの段 よると, これら段階はしばしばオー 1 )最初の期 (生後0;3~0;6. なお;の前の数字は年齢, 後は月齢を表わ 階に属するという.( す. 以下同様) は, 互いに物のまわりに 「近接」 している時期 である. ここでは相手に及ぼす自分 の行動の効果に 気づかず, 同一物に同時に活発にかかわる. コンタクトは 完全に物に中心化してい 2 )「最初のコンフリクト」 期 (0;5~0;9) がある, この期 では, 物の奪取が多 る. 続いて,( 2 )期と一部平 くみられるが1 相手ではなく物に対する関心が著しい状態の下での奪取である. この( 4 )「第2のコ ) があり, 続いて,( 3 )「ゲームのような交換」 の時期 (0;6~0;11 行しながら,{ 相手に気づきながらお は での物の取り合い ) この時期 ンフリクト」 期 (0;9~1;0 に至る. , こなわれ, 著しくネガティ ブな感情を帯 びているという. Li chtenberger の 資 料 は, 生 後 5 か 月 頃か ら 他 の 子 ども が 持 っ て い る 物 を と る, あ る い は と ろ う と. する行動がみられることを示唆しているが, この他にも似た結果を報告している資料がいくつかあ る. まず, 保育園の保育日誌や 連絡帳 (保育者と父母とが毎 日相互に書きあうノート. 子どもの- 2 3 1981 ) 日の様子が記される) を分析することによ って子ども間の関係を調べた研究に, 菊地ほか(}( { 2 0 ) ) の研究がある. 19 83 の研究と神 田 ( 4名の子どもに関する生後3か月以降1年間の記録を分析した菊 地ほかによると,「他児の持つ玩 具を取り上げる」行動は生後5か月から, 「玩具の取り合いをする」は6か月から夫々 観察され始め, 8か月以降盛んになると の結果が得られている. 神田の研究は, 0歳児15名による 0 ; 2 ~ 0 ;10 までのデータであるが, そこでは, 物の取り合いに関係した行動は, 物のやりとり・同 一物 への同 時的関与 (さわるなど) と一緒に 「事物媒介行動」 というカテ ゴリーとしてまとめられている. 事 物媒介行動が明確化するのはやはり5か月からで, その活動は0歳半ば以降盛んに なり特に7か月 では最も多い行動カテ ゴリーとなる. この事物媒介行動の7割以上が物の取り合いに関係した行動 であり, 「取られて泣く」 のも多いとしている. 2 2 }( )も次のように 19 83 また, 乳児院にいる1男児を生後23日から週1回ずつ観察した川井ほか( 18.

(4) . 0~2歳代での子ども同士の物をめぐる争い. 報告している. 生後4か月 では 「他具の持つ遊具をみる」 「他児の遊具と床の上の遊具をみくらべ , る」 といった他児の持つ物への関心行動が認められる 5か月 では 「他児の遊具に手を伸ばす」 行 . 動が観察された後に 「他児 (0;6) の遊具を取り たたかれ取り返される」 行動も出現し 相手 , , の物に対する明確な到達行動がみられる. そして6か月に入ると 他児の物を取る 取られて取り , , 返そうとする, 取り合いが一般的になり, さらに 「遊具を取ってから他児から離れる」 「取られそ , うになり手元に引く」 のような, 相手の行動や事態を予測し防ぐ行動 が開始される 取られて生じ . る不快への対処としては, 6か月 では「くずる」「叫び声をあげる」といっ た不快の表出や抗議にと どまっているが, 7~8か月になると不快を別な形 で解消しようとする場合もみられる( 「取られて ぐずり声を出しながら取られた遊具をたたく」 ,「取り合い, 取られて他の遊具を取る」「追いかける が追いつかず他 児を注視して指吸い」 ) . 以上, 諸研究結果をまとめると, 生後4か月頃の, 他児と物への関心をも つ時期を土台として , 5か月には, 他児の持つ物を取る・取ろうとする行動が示される 6か月以降は 取り返す 取ら . , , れまいとする, 取られて不快を表出するな どの行動が出現してく るといえる また全体としてみ る . とこの時期は, 他児の物を取ることに関係した行動は相手に対する関心よりもその物に対する関心 の方が優位なよう である.. 3. 1 ~ 2 歳 児 の 争 い に 関 す る 研 究 に お け る 物 を め ぐる 争 い. 前節では物の取り合いに関係 した行動の初発時期に焦点を当てて研究結果を概観した. 生後5, 6か月頃より始まる物の取り合いは9か月頃以降は一層一般的となる. そして1~2歳代での子ど も同士の事物に媒介された交渉の中で大きな位置を占めるようになることは, この年齢期 での子ど も間の交渉自体に視点を置いた諸研究が多く指摘していること である. この節では, 1~2歳児に おける争いそのものの検討を目的とした最近の研究の中で扱われている物をめ ぐる争いについてみ ることにする, なお, 所有認識の観点から物をめ ぐる争いを問題とした研究については, 次節以降 でふ れる.. 2 1 }( ) は, 保育園で生じる子ども同士のけんかの事例 (1~2歳, 3~4歳, 5~6歳 加用( 1 981 の各クラス別に計約50事例)を収集し, 幼児のけんかについて分析している. ここでは1~2歳の けんか - 中でも事物のとり合い 一 に焦点をあてて加用の研究をみることにしよう. まず, どの年齢でも多いのは, 背後に客観的な要求対立が認められるタイ プのけんかである. 偶 然的結果的な妨害行動から感情の対立が生じるタイ プ, すなわち, 要求対立のみられないタイ プの けんかは少ない. 要求対立の内容は, 1~2歳児のけんかの事例 ではすべて 「事物の所有・場所の 占有」 であり, これは 「一定の集団内でのルールの遂行方法」 や 「集団内での役割の占有」 が最も 多くを占める3歳以降と比べると対照的な結果となっている. そして, 要求対立があるけんかについて, 1~2歳児のけんかと3歳以上のけんかの相違を, 加 用は次のように述べている. 1~2歳のけんかの最大の特徴は, 要求の対立と人格の対立が未分化 なことである. まず要求の対立があり, その後に人格のぶつかり合いとしての感情的対立に到ると いう2段隆の過程 を踏まず, そのため両過程を分けてとらえにくい (なお, けんかの本質的特徴と もいえる感情的対立は, 1歳半位までは明白なものとなら ,ない としている) , これを裏付ける事実と して4つの事実が挙げられているが, ここ では事物や場所の所有・占有をめくるけんかに関係して いる次の2点を紹介しよう, 1つには, 要求の対立は客観的に存在するということ であっ て, 子ど 19.

(5) . 遠 藤 純 代. も自身がその対立を意識していることを意味しない. 事物をめ ぐるけんかでは, 取ろうとする行動 とそれ以前にやっていた行動の関連性が見つかりにくく, 他の子が持っているから取る, 取り返そ うとするから返さないかのようにみえる. また, ほしいと思うより先に 手が出ているし, 取られて みては じめてほしがるそぶりをみせる. つまり, 要求は感情的な直接行動として潜在的な形で現わ れており, 子どもに自覚化されていない. 3 ~4歳以上では, 取る行動とそれ以前の行動の関 連性 が明白な上, 言語による要求表現を伴う. もう1つは, けんかの中で生じた感情的対立は, 一方が 泣きやん だり事物を手に 入れたりすると容易に 解消してしまい, 後にしこりを残さない. 3~4 歳 以上では, 要求対立と相手の人格への敬意が分化しつつ あるため, 一方が解消されても他方が残る こ と が あ る.. また1~2歳児の けんかに対して保育者はほとん どの場合介入している. 介入の際には, 保育者 は当事者以外の子どもには あまり注意を払わず当事者に理由を問うているが, 子どもがことばを述 べる場合は少ない.そこで上記のことをふまえると,1~2歳児のけんかの指導は 感情的な形をとっ ていたに すぎない要求対立を 自覚されたものに高めることが中心になるべきであろうとしている. 3 2 )( ) は, 1~2 歳児におけるい ざこ ざの発生と解消, およ び大人の介入に関し 19 82 無藤・内田( プレイ ルームで母親同席 て研究した. 同年齢の男女児を1人ずつ ペアに して, 半年以上週1回30分 歳児 (同2;5 の下 で自由に遊ばせ た. 観察対象児は, 1歳児 (開始時1;5~1;7) 3組と2 8回のい ざこ ざが生じている. うち物の 所 ~2;8)3組である. 分析した全54個の 観察回中に20 やや 多い. 母親の介 入は 有をめくるい ざこ ざは約4割 で, 両年齢ともみられるが, 1歳より 2歳に べく干渉をしない, 危険な時にの 1歳児で86%, 2歳児で26%み られている. 母親た ちは, 「なる 介入せ ざるをえ な み介入してよい」 との教示 をあらかじめ 受けているの で, 1歳児のこの結果は, な手段を通 し て明確 いけんか が圧倒的に 多いことを示している. 介入を受け ずに子どもたちによ っ 渡すという形の て解 決されたケースは, 物のとり合いの場合, いざこ ざの原因となっ た物を相手に をあげる , 分け合って使 解決がそのほとん どを占める が, 2歳児では, 仲良くするためにさらに物 うという 解決もわずかであるがみら れている. 8 ( } (1981 1 8 { } (1982 ) の 研 究 (い ず れ も 0 ~ 1 歳 での Hay & Ross ) は, Maudry eta1や Bronson. 子ども間の交渉で物をめぐる争いが多く 生じるとの結果を得ている) では, 物をめぐる 争いの非社 会的な性格づけを余りにも強調 しす ぎるとして, 物をめ ぐる争いの社会的 (対人的) 性格を明らか にすることを主目的として研究した. 互いにみしらぬ1 歳後半児(平均21か月)48名 を同性の2人 1組にして, 母親同室下でプレイ ルームで1 日15分連続4日間遊ばせ, 子ども間に生じるコンフリ クトを観察した. その結果, 少なくも1回のコンフリ クトに参加 した子どもは全体の8割以上を 占 め, 15 分 間 に 1 ペ ア に つ き 平 均 2.3 回 の コ ン フ リ ク ト が 生 じ て い た. ま た そ の コ ンフ リ ク ト の 9 割. 近くは物をめ ぐる争いの 内容を含ん でいたという. コンフリクトの約2割に母 親の介入がみられて いる. 母親の介入に関するこの数値は先の 無藤他の研究結果に 比べるとかなり 低いが, 子どもの年 齢や子ども同士の慣れ, 遊具などのセ ッティ ン グの要因, さらには文化的要因の影響も考 えられる. そして, 物をめ ぐる争いの対人的性質は, いくつかの分析レベ ルにおける結果から示されたとして いる. 興味深い結果は, 物をめくる争い中の発言である. 物をめくる争いの5割以上に発言がみら 「私のだ」 れたが, 多かっ た内容は, 所有の主張と否定, 特定物の所有の 請求( , 「ケニーが , 「だめ」 電話をもつんだ」 など) と物の名の叙述であっ たという. そして否定表現は所有を守る時に, 物の 名の叙述は相手のおもちゃ を得ようとする時にそれぞれ多く使われていた. なお, 争いで今しがた 負けた子は次の けんかを開始する傾向があったが, 相手の子どもとの慣 れの効果は認め られなかっ たという. 以上, 数少ないが, 1~2歳児の 争いに関する最近の研究で物をめぐる争いに言及して 20.

(6) . 0~2歳代 での子ども同士の物をめ ぐる争い. い る 研 究 をみ て み た. と こ ろ で, Hay & Rossも 問 題 と して い た よ う に 0 ~ 1 歳 代 での 物 を め ぐ ,. る争いが社会的性質をどれだけ帯 びているかという 問題については 諸研究間 で意見の相違がある , . 8 ( } Maudryeta 1 l ( )( ) などは, 幼い時期 での物をめ ぐる争 s 1 95 2 ,Bronson , ま た 次 節 で紹 介 す る Ame いの非社会的性格を強調しているとみてよいだろう この問題に関する検討は 別の機会にゆずり . , た い,. 4. 所有の認識および所有に関する行動の発達. 0~2歳代での物をめぐる争いは, 所有の主張の ぶつかり合いとみなすこともできる そこでこ . こ では, 所有の認識および所有に関す る行動の発達に焦点をあててみよう 具体的には 自他 の所 , , 属物に関する理解の発達, および, 所有の言語表現を中心としてみた場合の所有に関す る行動の発 達に関してなさ れた研究を扱うことにする . 自分や他人の所属物についての認識はいつごろからどのような行動変化と結びついて生じるの で 3 5 )( あろうか. 植村{ 197 ) は, 自他の区別の発達過程の解明をめ ざした一連の観察,実験によ る研 9 究の中で, 保育園という集団生活場面 における自分や他 人の持物に対する反応を調べている 対象 . は 1 ; 1 ~ 2 ; 2 までの園児1 4名 で, 縦断的に観察している, 自分の持物 への反応は次の手続 で実 験的に検討さ れた:①子どもたちの帽子を皆床に並べて 保母が 「外へ遊びに行きます みんな帽 , . 子をとっておいで」 という. ②外遊びの前に保母が各 児に 「○○ちやんの靴とっておい で」 という . ③全員のパンツと服を並べて置き, 食後の着換え時に 「○0ちゃん パンツと服を持っ ておいで」 , と保母がいう, ④実験者が 「00ちゃんのローカー教えて」 と各児に問う 反応しない 場合は 保 . , 母が本人の服を渡して 「これ, 00ちゃんのロッカーに入れてきて」 という なお友人の持物への . 反応は, 日常行動の観察を通して調べ ている . 結果は, 自分の持物に関しては, 帽子・靴など個数の少ない物は1歳5か月頃から 何枚もある , パンツと服は1歳8か月頃から ロ ッカーは1歳1 0か月頃から, それぞれ自分の所属物とわかるよ , うになる. 他人の持物の理解はやや遅れて, 帽子・靴は1歳8か月頃か ら パンツと靴は1歳9か , 月頃から, ロッカーは2歳頃から, なさ れ始める また元来は園に所属す る物であるのだが 複数 . , ある物の中 で, 自分がいつも使う物を決め他の子どもが使うと怒るという具合に 自分が大切 にす , る物を決める子どもが1歳8か月頃か ら出てくるという . ( 3 4 ) ( 3 6 )( 植村と同様に保育園児を対象とした研究に, 庄司 (上野) 1 974 )の研究がある. 彼女 76 , 19 は, 「00チャ ンノ…」の発語を含む行為に重点を置き, 日常の保育場面で生じる所有に関する行為 を縦断法にて調べた. 生後1;6~2;4までの資料が16名の保育園児から得られている , その結果のうち, ロッカーなどの各自に所属する物に対する認識の発達的変化に関する結果は , 次のとうり である. 子どもにとっ て区別は問題ではなく未分化な状態 (1;6頃) →排他後とか実 際に必要を迫られる状況下で自分のロ ッカーからシャ ツを出すことができる (1;8) →実際状況 を離れても問われると自分のロッカーを指示し, 「00チャンノ」 と言語表現もできる (1;10 )→ 自分のロッカーとの対比において他児のロ ッカーも区別 し言語表現も できる(2;1~2;2) 庄 . 司のこの結果は, 植村の研究 での結果と大変似たものとなっている . 一方, 家庭で親がおこなっ た日誌研究を中心とした資料か らは より早い年 齢で自分や家族メン , バーの持物の理解がなされることが示唆されている たとえば 出生時から2歳までの要求-拒否 . , 8 3 }( 行動と自己の発達を, 自分の長男の観察を通して研究した山田( 1982 ) は, 1;2~1;3頃に 21.

(7) . 遠 藤 純 代. t. l L. 1 1 こ一方白 め1 ハイ・ドーゾ (相手の物を相手. L ,. 」 ,. ふ. ) チャンノ ー. ば そ L ましけ とかく拡大日. も. 1 r. 1(相互白 め. 1. L. J. : 4. 明 壷 三 三 三 ! ・ 白 雷 デ 三 二 一 モ露ご デ 撃 鱒 ー 豊 一 l .. \ 1. ム. ム. 11. , ◎に訴える◎の支え. ても11 { コネリ一懲付し 井・ 〆 T一相手. : ;. 1 . ・) 衝突ずるも◎の支えで納得(機能に合った代用物 1 1 - ー. ;. .. ,. f 1. すりかえ. 一方的押しつけ, 引き入れ 共有,分有 ー 共有し , 第三者に対する. l. 、. 白 ( 互 規 制 め れ は ⑥ の 想 T f キギ ニ, T. Lは④ので これは⑥の(想互規制的) ′ ー , ー ー. f. ”自己確貫,定位. ー. -. l. ) 6 9 7 図1 所属物に対する行動の発達 (庄司, 1. 「いつも父親が使っている鍵を母 親が受取ると怒る」 所有の理解が示される( , 「家族の枕を次々と指 ) ことを報告 してい して 『誰々の』 と言 ってもらうこと を好む」 , 「イ スなど自分用のを使いたがる」 ) は, 「K児の育児記録」 の一部を補 足資料として紹介しているが, それ 1976 る. また前述の庄司 ( によると, 「保育園で保母に問 われて自分の パジャマを他児の物の中か らひっ ぱり出す」 (1;3) , 「自分のいつも 乗っている ベ ビーハイカーに他児がふれると あわててカーを抱き 上げ, ふれている 手を払いのけ 怒る」 (1;3) などの行動が記されている. このように, 自分が普段使用 している事物に対 し他の子どもが近 づき使おうとする, あるいは使 うといっ た状況が生じると, 使わせまいとする取り込み行動や 怒りが1歳2, 3か月頃にみられる 2 5 }1984 p95 2 4 )1984 小 出( 誌 こ と は, 他 か ら も 指 摘 さ れて い る(麻 生 武( , , ). 麻 生 の 研 究 は, 息 子 の 日 ,. 記録を中心に自我形成について検討 したもので, 小出の研究は, 一保育園児の0~6歳の成長を連 絡帳の分析を通して追跡整理したものである (なお, ここで述べた行動は家庭場面で観察されてい 生後1;4には父・母・自分の服についての理解がみられること る) . また麻生は同じ研究の中で, 「ドータン」 「タータン」 (具体的行動は不明だが) , 1;5終り頃には問われて 父・母・自分の靴に 「デュ ーダャン (ユーチャ ンの意)」と 各自の名前でもって答えたことを報告している. こうしてみ ると, 保育園で得られたデータと家庭で得られたデータの間には, 自他の所属物の所有の 理解が示 されるおおよその年齢にずれがあることがわかる. このずれは, 家庭と保育園 という2つの集団場 面の構造の相違(保育園は, 家庭と比べメンバーが同質 -- 同年齢の子どもたちの意味で ■- で, 数も多い) が影響 していることは否めない. だがこれのみに帰せられないことは明 らかである. 1 つ考えられるのは, 所有の認識を測定する指標としての行動である. 植村と庄司の研究では,「00 をとっておいで」 という言語指示に応じた行動ができる かどうかを中心として測られている, もち ろんこの場合, 「目的地(たとえば自分のシャツが入っ ているロッカー)まで行き, 指示された物を 22.

(8) . 0~2歳代での子ども同士の物をめぐる争い. とって帰っ てくる」 といっ た, 目標との関連 で 行く→戻る″ 動作が言語指示に応じてできるかを 問題としていると いうほどの厳密な基準ではない (たとえば庄司の研究では 自分のロッカーから , 取 り 出 し てく る の は 指 示 さ れ た uシ ャ ツ″ で な く パ ン ツ であ っ て も 指 示 へ の 反 応 と し て は 一可″ ,. と評価されている) , しかしともかくも, 言語指示に応じた行動が測定対象とされている場合がほと んどである点は共通している. これに対し日誌資料にもとづく 家庭での諸研究では 言語指示に対 , する応答によ って測られている場合は少なく, 怒りや取りこみ行動が最初の観察行動項目とされて いる. またもう1つ考えられるのは, 諸研究で問題とされる自他の所属物の内容 である 持物の中 . でも個数の多い物と少ない物とでは所有の区別をつける難しさの点で異なってくるであろう また . 自分が特別に好きな物という感情的要素が加味す ることによる違いもあろう さらに ロッカーの . , ように同一規格 でおそらくは同一色のものが配置さ れている場合には (たとえシールな どの目印が 付着されていたとしても) ,その個々の物の区別に は空間的配置が手がかりとしての機能を有する で あろう が故に, 難しくなるであろう. 以上をまとめると次のようになると思われる 自分や他人の所属物の区別の認識は 個数が少な . , く使用頻度も高い所属物については1歳代前半からなされる 特に 自分の物に対し他 人が触れよ , , うとしたりす る時に怒り, 自らの物として取り込む行動として最初に出現する そして 1歳後半 . , になると指さしによ る反応さらには言語による反応が可能となり 区別の理解は一層明確化する , , な お, 一 女 児 を 1 ; 6 ~ 2 ; 4 まで保育園と家庭の両方にて追跡観察し 言語の機能的発達 を研究 , 3 1 )( した村井( 1 97 ) は, 所有の言語表現は1;9頃から始まり 1;11頃に増加し始める それは自 0 . 己や友人の所有の表現であるが, 自己の場合は所有の主張が多い 2歳初めには所有についての質 , 「00ちやんの どれ」 等) や誇示, 所有の事実の客観的描写がなされると報告している 問( . ではひきつづき, 所有に関する言語表現にポイ ントを置いた形 で 子ども間に生じる所 有に関す , る行動の発達的変化に ついて調べた研 究をみてみよう . 1 { )( Ar ne ) は, 保育学校にて言語行動の形 で表現された, 他人との関係におけ る自己の感覚 1952 s ( )の発達を研究している.生後1 s ens e 8か月から 4 歳 ま での 子 ども た ち の べ 100~150 名 を, 5 ~12 名のメンバー数による グループの自由遊び場面で2年間にわたり観察した Ame sの研究 では実際 . には言語行動のみならず, 非言語行動も記録されている 以下 Ame sの研究の中から, 子ども同士 , . の関係の中 で生じた 所有に関する行動をピックアッ プしてみることにする . 生後18か月 : 他の子どもの持つ物を「エ「」とか言ってほしがる 物を持っている子に注意を . 払うことなくその物をつかむ. つかまれた子どもは持つ手を離すか反射的にきつくつかむ 他の子 , と対立することによ って自己の感覚を守り強める 「イヤ」 というの がお気に入りのことば . . 21か月 : 18か月と同様, 他児から物を非人格的に ( l l impe )つかむ. つかまれた子の行 r sona y 動も1 8か月と同様 であるが, さらに 「私の (mi )」 と言うのが加わる, ne 2歳: 他児の物をつかむのがよく 観察される 物を追って叫ぶ 押しのける ぶっなどの行動 . , , がみられる. つかまれた子は身体や言語にて抵抗するが 教師に助けを求める 言語化の多くは自 , . 分の所有物を 守るためのものである. 「私の」がお気に入りのこと ば 所有物を得て 貯えることに , , よって自己の感覚を統合している. 2歳半: おもちゃをめくる争い が盛んである 自分が遊ん でいる物 遊んでいた物 遊ぼうと . , , 思っている物を激しく守ろうとする この場合 言語が加わるのが普 通となる あるものは言語表 . , , 現のみで所有物を守ろうとする. 子どもはすべ ての物が自分のところにやってくることを望む 「私 , )」 に(me , 「私の」「私がする」「みんな自分 でする」という. だが物を得 る争いには対人的攻撃が2 23.

(9) . 遠 藤 純 代. 歳の時よりは多く含まれ, 非人格的な攻撃は減る, また分配や交代の考 えが少し出てくる. 教師が 代りの物を見つけてやり なさいと示唆すると, それを受け入れられる し, 「あれにしなさい」と自分 から代りの物を示唆できる子どももいる. 3歳: 所有物をめ ぐる威嚇やけんかは減り, ことばで所有を主張し, 体を使っ た主張を伴わな いこ ともある. ほしい場合には相手の許可を求めたり, 分配や交代して使う提案ができる. 他の子 が代りに使う 物を自分から捜す. 多くの所有物でもっ て自己を確認したり飾ったりする 必要はない ようにみえる. 3歳半: 3歳とほぼ同様だが, 所有権について 述べたことが他児に 受け 入れられる. 以前ほど は所有権を主張しなくなる. 他の子どもとの関係は今や大変調整されたものとなり, 自分の要求を 押え他人の要求に合 わせることができるほどに 強い自己の感覚が出 来上がる, 4歳: 数名 が一緒に同じ遊具で協同して遊べるようになるため, 所有をめ ぐるトラ ブルは少な くなる. 所有に関する話 しも減り, 物を使っ たり交代するのは相手の許可を得てからである. Ame sの結果は,1~2歳代の子ども間では物の 所有をめ ぐる争いが盛んで,その争いには 物への 関心が著しいこと, 物を得たり確保しておくことは自 己の感覚の維持にとって重要 であることを示 している. だが2歳半頃より, 相手の要求や意志に対する配慮が生じてきて, 3歳以降は物をめぐ る争いは減り, 分配・交代・相手の許可を求めるなど調整された関係 も生れてくる. そして所有物 の保持を必要としなくなるほど自己の感覚は強化されてくる. )も, Amesと同様に自己領域の確立の点から研究し 19 先に一部を紹介した庄司の研究( 74 76 , 19 0頃には, 自分の持物 ている. ここでは物の所有の主張に関する結果をみてみよう. 1;9~1;1 や手にしているおもちゃ, 食器, すわっている場所などを 「○○チャ ンノ」 と主張し, 「イヤー」 等 の禁止表現を伴って, 自分のものとして取りこみ占有しようとする行動 が極めて顕著になる. 取り こみは, このような自己の領域に属する物だけ でなく, むしろ他人の手の中にある物にま で及ぶほ どである. こうした自分の領域の一方的拡大は, 他の子どもの 主張や保育者による制止や指導に出 会い, 葛藤を生じる. 2歳前期に入ると, 所有・独占していることを相手に説明したり宣言したり することや, 自分に言い聞かせる自己確認の発言, 相手の領域への挑戦的な侵入といった, 自他の 領域の明確化を基礎とした諸行動が生じてくる. また, 一方的とはいえ代りのものを押しつけたり, 相手を自分のやりたいことに一方的に引き入れたりする等の, 相手を自 己の領域に取り込む行動も ノ・ン ブンコ」といっ 2歳になると出現する. そして, 「~シテモイイ?」と相手の意志を問う交渉や「 て分配する行動, 「コレAノ, コレBノ」と自ら所属を対比させ言明 することによ って自他の行動を 規制しようとする行動が現われる, この他, 「ミンナノ」 , 「ジュ ン バン」 といった共有・交代の言語 表現およ びそれに伴う行動は, 1歳後期においては保育者のことばかけの直接模倣から出発して, 相手に だけ向けられた禁止要求にすぎない段階にある. それが2歳前半になると, 取りこみたい自 分の要求をも我慢しようとする相互規制的行動の初歩的なものへと発展していく (図1) . 「00チ ャンノ」 等の自己の所有の 主張の表現が1歳9か月頃に出現するという庄司の結果は, 村井や Ame sの研究結果とほぼ一致している. 庄司の研究は生後2歳半頃ま でで, それ以降の年齢 を対象としていないので断言はしにくいが, 2歳位ま での行動 でみる限りは, 所有行動の発達過程 は Ame sの 結果と共通していると 思われる. ただし, 分配・共有・相 手の意思確認をする等の相互 sの結果より早いようである. これには, 物の所有をめ 調整に向けた努力が開始される時期は Ame ぐるトラ ブルに対し保育者がどのように指導するかということがかかわっ ていると思われる. 子ど も間に生じる物をめ ぐる争いに対する保育者の指導のかかわりを明らかにすることは, 今後の課題 24.

(10) . 0~2歳代での子ど・ も同士の物をめ ぐる争い. の 1つ と な ろ う.. 所有に関連した行動の発達に大人の指導がどうかかわっているかという問題に直接切りこんだも のではないが, 関連する研究に, 所有権に関する教示の所有・共有行動に及 ぼす効果を検討した研 1 1 ( 3 4 )( l ’ 究 があ る. Ei senberg ‐Bergeta 1979 ) は, 2 ~ 5 歳 ま での プ レ ス ク ー ルに 通 っ て い る , 1981. 1 3 } 子どもを対象に研究している. 最初に実施された研究 では( ( 1979 ) , 個別にクラスルームから連れ ″ 出した被験児に教師がシャ ボン玉を渡し, ① yours 教示条件 ( 「シャ ボン玉は被験児のもので, nl ″ 帰宅する時には持って帰ってよい」 と述べる) 「クラスのもの」 と説明) , ② c ass 教示条件 ( , ③ ”教示なし″ 条件 (所有権に関する教示を与えない) の3条件のいずれかの教示を与えた後 , クラ スルームに子どもを戻し, 12分間観察するという手続がとられている 被験 児は2歳半クラスと3 . 歳クラスの子ども 33名と4歳クラスの子ども35名 である 仮説は 年長児では教示に対する反応 , . には条件差があるが, 年少児 では条件差がみられないだろうということ であった まず シャ ボ ン , . 玉に対する被験児の防御行動は, yours条件 ではc l as s条件よりも有意に多いという結果 が得られ ている. 防御行動については, 統制群と他2群との差, 年齢差はいずれも有意 でなかっ た 他の子 . i どもがシャ ボン玉を使うのを許すSha l r ng行動は, c as s条件 では年長児の方が年少児よりも 有意 に多かっ たが, 統制群 では逆に年少児の方が多く, 明快とはいえない結果となっ ている . と こ ろ でこ の 研 究 に は 方 法 論 上 の 問 題 点 が い く つ か 含 ま れ て い た そ こ で Ei senberg ‐Berg et .. 1 4 ( )( l ) は, これら問題点を克服する方向 で, 所有およ び共有行動に及ぼす教示の効果に関し 19 a 81 , 再び実験的観察を実施した. 被験 児は2;8~3;5(平均3;0)児と3;7~5;4(平均4 ; 6)児合計49名 である, シャ ボン玉に近づき得た子どもの 人数がコントロー ルされていないという 問題点を考慮して, 実験は同一クラスに属する同性の子どもを2人1組にしてなされた また前回 . の研究で, 統制条件 ではシャ ボン玉は実験者のものとみなされる場合が多く 所有権があいま いと , な る の で 統制条件は除いている その結果 you l r s条件の子どもたちはc as s条件の子 どもたちよ , , , りも, シャ ボン玉を所有している時間が長く, 相手にシャ ボン玉を与えることが少なかっ た (自発 的に与える場合,また相手から要求されて与える場合のいず れにても) そして防御行動がより多く . , シャ ボン玉の所有者は自分 であると言明することもより多かっ た つまり 予想通り 所有権に関 , . , する言語教示の内容に沿った諸行動を示した またほとん どの行動において年 齢差は認められな . かった. 2歳代も終り近くの年 齢になると所有権に関する教示内容に沿っ た方向での行動をとるよ うになるというこの結果は, 庄司の結果から考えると, ある意味 では予想されそう でもある これ . 以前の年齢層に おける教示の効果を実験的に明らかにする必要があるだろう .. 5. 先行所有状況の及ぼす 影響. 子どもたちが一緒に遊ぶ場面において, 物の使用に関し存在しうる ルールの1つに 「先に使って , いる (所持している) 人に, 使用の権利がある」 という考えがある. この 「先行所有 (所持または 使用) のルール」 は, 所有者 (持ち主) が個別化していない, いわば共同使用さ れる事物の場合に は, きわめて一般的に広く存在するルー ルといえる. 幼い子どもの間での物をめぐる争いを解決す ion) の ル ー ルの 適 用 であ る と 考 え ら れ る が 実 際 に 先 i る方向の1つは, 先行所有 ( orpossess pr , , 行所有の状況は物をめ ぐる争いの当事者たちにどのように認識され, 受けとめられているのだろう か. ここでは, 先行所有の状況が争いに参加 している子どもたちの行動に及ぼす影響についてふれ ることにしよう. 25.

(11) . 遠 藤 純 代. 8 ( }( Bronson )は, 1歳の子ども同士の行動に関する1年間の縦断的観察研究の中で, 他の子 1 981 ttotake) に つ い て 検 討 し て い る. プ レイ ル ー ム で母 子 3 t at emp どもから物をとろうとする試み ( ~4組の グループ構成 (男女児混合. 月齢差0~4 ,か月) によるプレイセ ッショ ンを各児につき計 1 0回(1~1.5か月の間隔で)おこなった(対象は40名の1 歳児) . 各セッショ ンでは先行セッ ショ ン で 一 緒 に な っ た こ と の な い 子 ども 同 士 が 組 み 合 わ さ れ, Bronson 自 身 は こ の デ ー タ は 互 い に 見 知. らぬ子ども同士によるデータとみなしうるとしている, まず全体として, 孤立したコンタク ト (相手からの反応がない) がほとんどで, コンタクトの連 l i 0%前後と少ないが, コ t t ua 鎖 (相互作用になっていて, かつ mu y があると考えられるもの) は1 r e /3~4/5はおもちゃの所有をめ ぐる争い であるとの結果が得 られている. pe ンタクトの 連鎖の2 「 とる試み 」 t e r(1人の 子が他児に何らかの行動を向けた期間) における全開始数に占める encoun 1 ) ( 最初の1 / 3期 と1 ない だが1期 年間を通じあまり変わら ~ %と生後2年目の1 2 の割合は24 9 . 期 (次の1 /3期) 以降とでは質的変化があるという. それは, とる試みを, レベ ル1:メン バー間 に eye contact が な い, レ ベ ル 2 : 互 い に 相 手 を チ ラ ッ と み る, レ ベ ル 3 : 長 い 相 互 的 注 視 が あ る. か, 自己主張的・ 抗議的発声がある, のいずれかに分類したところ, 1期 では各レベ ルがほぼ同数 / 3 でレベ ル3が過半数であっ たという, 1 であっ たが, 1 , m期はレベル1が1 さらに, とる試みの対象であるおもちゃ を手にしていた子ども (所有者) が, とる試みの発生以 前の状態においてそのおもちゃに どんな風にかかわっていたかという 観点から分析を加えている. A )所有者は今しがたおもちゃを手に入 つまり, 所有者の先行所有 (ないしは先行使用) の状態を,( )所有者はしばらくの間そのおもちゃ で遊ん でいたが, それは時々 手にもっ た B れたばかりである,( )しばらくの間, 遊んでいたが, それはそのおもちゃ でずっと遊ぶ形 C り遊んだりする 形であった, ( であ っ た, の 3 タイ プに区分してみた. 結果は, おもちゃの所有者側の抵抗はほとんどの期で過半. 数のケースにみられる が, おもちゃ の先行所有の状態別にみると, A>BまたはC, B>Cの各傾 向があっ た, つまり, おもちゃの所有者の先行使用の期間が長く, かつその所有の期間で持続的に おもちゃ がにかかわっていた場合ほ ど, おもちゃをとられまいとする 抵抗が大きく示される傾 向が あっ たのである. 特に, 1期に属する子どもが, 今しがた手に入れた遊具をとる試みに対し示した take )の成功も, 所有者が r /4強のケースであって少ない. また, とる試みをした子ども ( 抵抗は1 今しがた手に入れたばかりの遊具の場合には, 他の場合よりも成功率がやや高くなっている (なお この研究での nとる試み″ とは, 身体攻撃を含まず, 大人の介入を受けない試みのこと である) . Bron sonのこの結果は, 所有者の先行所有状況における相違が所有者自身の抵抗の強弱となって示 rの成功の度合と結びついている可能性があることを示唆している. しかし, され, そのことがt ake ) r 一方の子ども (この場合は 所有者) が先行所有をしていたことを相手の子ども (この場合はtake が考慮してい たかどうか, すなわち 「先行所有」 がルールとしてメン バー 間に共有されてい たかと い う 点に つ い て は, 何 も 明 ら か に な っ て い な い. 5 { ) (1982 Bakeman & Brown l ) は, こ の 点についても調べようとしている. ただし所有者側の ee. 先行所有ではなくt r側の先行所有に関して である. 彼らの 「先行所有のルール」 の定義は次の ake take ) が自分の物として確保 しようとする場 r とうりである:他児が遊んでいる物を別の子ども ( 合,take rがその物でついさきほ どま で遊んでいた場合には, 確保の試みは成功することが多い. 彼 らの研究目的は次の3 点の解明 である. ①2歳児では先行所有ルールが存在することが予備研究 で 示されたが, 1歳児と3歳児とではどう か, ②物をめぐる争いで働きうるもう1つの要因であると ころの, 力の強いこ とによる 「支配」 が, 争いの結果をどれ位有効に説明 し得るか, ③ 「先行所有」 と 「支配」 の各要因はメン バー間に共有されたルールとなっているか. 観察対象は, 1歳児 (1; 26.

(12) . 0~2歳代での子ども同士の物をめぐる争い. 0~2;0, 平均1 ;6)11名, 3歳児 (3;4~4;0, 平均3 ;8)1 3名 で, 両年齢とも男女 はほぼ半々 である. ディ ケアセンターでの室内の自由遊びを5分の時間見本法にて6週以上に わた り観察した. その結果, まず, 物をめぐる争い である所有エピソー ド数は 3歳では平均 5 4回/時 , . 間であったのに対し, 1歳では11 .7回と倍以上であった, このうち大人か仲間からの介入 で終った エピソー ドは1歳 で約2割, 3歳で約1割である. そしてt ake rのとる試みの成否と所有者の抵抗に対する, 支配と先行所有 (具体的には 「とる試 みの先行1分以内にt ake rがその物で遊んでいること」 で定義されている - 傍点は筆者)の各要因 の効果を検討した. その結果,t rの成功については, 両年齢とも, 支配と先行 所有の要因は いず ake れも主効果が認められた.ここから出てくることは,t ake rが支配的ならtaker の と る 試 み は 成 功 し やすいこと である. がしかし, 元来支配のランクは所 有エピソー ドでの結果 (成功したか否か) を 用いて算出されたのだからここには一種の循環論があ る 結局この結果か ら着目されるべきなのは . , 1歳と3歳の両年齢とも支配の要因のみ ではtake rの成功を説明 できない, 先行所有の要因 が重要 だと いう こ と であ る.. 次に所有者の抵抗に関しては, 1歳では支配にのみ, 3歳では先行所有にのみそれぞれ主効果が 認められた. すなわち, 所有者の抵抗は, 1歳児では支配によっ て 3歳児では先行所有によっ て , そ れ ぞ れ 決 定さ れ る. こ の 結 果 か ら, Bakemanetalらはt akerと所有者という2人のメ ンバー相 互間に, 1歳では支配のルー ルが, 3歳では先行所有のルー ルがそれぞれ共有されている可能性が あることが示 唆されるという. ただしこの結果は, 先行所有ルー ルが共有されていることを必ずし もストレートに証明するものではない. つまり彼ら自身も述べて いるように 先行所有ルー ルの概 , 念によらなくともこの結果を説明しうる. t ake rはとる試みの少し前には自らが所有 者であっ たわ けであり, 当該の事物に対するt ake rの欲求は強く, 従ってとる試みが活発になっ たということも 考えられる. この活発さに対し, 現時点での所有者は圧倒されてしま い ゆえに所有者の抵抗が小 , さくなったという可能性も確かに否定できない この他, 既述したように t rの先行所有はとる , , ake ” “ 試みの発生に先行す る1分間 での状況という, かなり 直前 の状態によっ て定義されて いる . Bron sonの研究が示唆するように, 先行所有の状況自体における違いが成功や 抵抗の大小に影響を 与えることは十分考えられるので, より長 いス パンでの先行所有の状態を調べることも必要 であろ . 3 4 } ( )( 青井{ 19 83 ) の研究は, 先行所有の要因を意図的に操作して物をめ ぐる争いの本質を解 84 , 19 明しよう としている.またより細かい年齢区分にて発達的変化を調べるとともに Bakeman らのよ , うに先行所 有をしていた子 どもの働きかけに 対する相手側の反応 ( take rのとる試みに 対する所有. 者の抵抗) の点 で先行所有ルールの共有について調べ るのではなく 先行所有者に対し他児が示す , 自発的行動に着目しているのは興味深い ただし 先行所有の時間の長さはコントロールされてな . , いよう である. また青井は, ペアとなる子ども間の月齢関係によっ て各種の群を構成し 月齢差の , 要因の効果をも合わせ検討している 月 齢差の要因は 支配の要因に通ずるところがあると 思わ れ , , る. 被験 児は, 保育園児25 6名 (男女半数) である. 場面設定は, 保育園の一室にて1人の子ども (所有児) に所定のおもちゃ を与え, しばらく遊ばせ た後に もう1人の子ども (非所有 児) を入 , 室させ, 行動観察するという形 である その際 被験 児を月齢によって5 グループに分け (YT月 , . 齢… 0 ; 8 ~ 0 ;11 , Y月 齢 … 1 ; 3 ~ 1 ; 6, M 月 齢 … 1 ;10~ 2 ; 1, 0 月 齢 … 2 ; 5 ~ 2 ;. 8, OT月 齢…3;0~3;3) , これらの組み合わせにより, 所有児と非所有児が同月 齢(月 齢差± 3か月以内) の群, 所有 児の方が年上 (同7±1か月) の群 所有児の方が年下 (同7±1か月 ) , の群を作成した. ペアは同性 である . 27.

(13) . 遠 藤 純 代. しこれを阻止しようとする所有 その結果, 同月齢の非所有者によるおもちゃへの接近や接触に対・ )は, す でに 生後8~11か月 で被験児の60%台に認められる. こ 「障害を取り除く 行動」 児の行動 ( の 行 動 は 0 ; 8 ~ 1 ; 6 よりも1;1 0~2;8の子の方が有意に多い, 月齢が高く(1;10以上に) なると, 共有状態 (2人の子が1つの玩具で遊ぶ状態) で観察が終了することがより少なくなる. 中でも所有児がおもちゃ を占有して終ることがより 多くなる. また, 非所有児が最初に相手の物に さわる時に非所有児が 「障害を取り除く行動」 を示した ペア数, および, 共有状態になって以後, 非所有児の方が先に 「障害を取り除く行動」 を示 したペア数は, いずれも, 1歳6か月以下と1歳 1 0か月以上との間に有意差がみられている. つまり非所有児が相手を排除しおもちゃを占有しよう とする行動は, 月齢が高くなると減少している. この結果は, 所有児の先行所有権に対する非所有 児の認知に関する青井の予想を支持している.ここから,1歳代終り頃以降になると先行所有のルー ルの共有の可能性があることが示唆される. 以上の結果は同月齢のもの同士 について であるが, 月 齢差の要因については, 非所有児が年下の場合, 2歳1か月までは年上である所有児が物を最終的 に占有することが, 年下の非所有児が占有して終了 することよりも有意に 多いということのみが示 さ れ て い る.. 1 ( 5 )( l Ei ta ) は, 青井の研究よりは年長の子を対象として先行所有条件を実験 1 983 rge ‐Be s enbe rg プ 通う2歳半~3歳代(平均3;4)30名, 4歳代(平均4; 被験児は レスクールに 的に設定した. 7)45名, 計75名 である. 同性・同年齢の子どもを3名 1組にし, 次の群にふり分けた, ①所有者 (0) 群…1名の子にお もちゃ を1つ与え遊ばせ た後に, 他2名を入室させる, ②同時 (S) 群… ①と同じおもちゃや1個が置いて ある部屋に3名を同時に 入室させる, また上記の実験終了後, 実 験で使 ったおもちゃ 実験者が ポケッ トから取り出したマ ーブル等々について, 各所有者名 がわかる かを個別面接にて調べた. なお, 分散分析法でデータ処理をする ためとのことで, 0群でおもちゃ を先に与えられた子どもの行動は, 分析対象から一貫して除外されている. 結果は, 所有者 (ある 瞬間にておもちゃ を所有した子) の防御行動, および非所有者の侵 害行動 (おもちゃ をとろうとす る, おもちゃ がほしいとの要求を伝える, 相手の使う玩具にふれる だけ でいる等) については, 条 i )〔自発的に, または求めら r ng sha 件, 年齢, 性別のい ずれの効果も示されなかった. 部分的共有( れて玩具を非所有者に与える が自分も玩具に触れている〕 のみが, S条件の方が○条件より 多い傾 「自然的」+ 「求められて」 の合計) は, 女児が男児よりも 多い. 向がある. 分配全体 ( 彼らの研究の力点は, プレ スクールでは 多くの玩具は プレスクールに 所属しているので, 先行使 用の状況は, 所属権を表示する印として機能しないことを明らかに するところにあるよう である. このことは, 個別面接 で, 実験に用いた玩具は 誰のものと思うかとの質問に対し, 両条件とも8~9 割の子どもが 「わからない」 または 「実験者のもの」 と答えているという 結果からも裏付けられる lの研究は, 集団場面 で使用され senberg‐Berg et a とし て い る こ と か ら う か が わ れ る. 従 っ て, Ei る遊具のように, その所属権は個人に付着しておらずその場その場に応じて誰もが使いうる, いわ ば共有物という性格を帯 びている事物についての, 使用状況の時間経過の中から生れてくる 「先行 lの研究とは視点をやや異にして 所有 (使 用) 権」 を 問 題 と し た, 先 の Bronson や Bakeman et a いる. しかし, だとすればなおのこと, 0条件で先に入室しおもちゃ を与えられた子ども自身の行 動や, その子に対する他児か らの働きかけが分析されねばならないだろう, 統計処理上の必要性と いう理 由でその子どもたちのデータを除外するのでは なく, 彼らに対する他児の侵害行動や彼ら自 ‐Be rg rgetalは, 10 分 s enbe 身の防御行動を分析の一視点とすることが有益と思われる. また, Ei 間の観察の各瞬間における所有者と非所有者とに 二分して, この2 グループの防御や侵害の各行動 数を 土台として, 年齢間や条件間 などの比較をしているが, こういった行動の出現は, 0条件では 28.

(14) . 0~2歳代での子ども同士の物をめぐる争い. 最初の所有者自身が先行所有状況に対しどのようにかかわるかによっ て影響を受けている可能性が ある. つまり, 先に入室した子どもがおもちゃ を自分の所属物とみなすか, または, 先行使用の権 利の方を強く 主張し行使するか, あるいはこれらの逆であるかによ って, 後に入室する子どもが当 該の玩具に対して行う行動が異なっ てくると思われる. 所有者と非所有者を各瞬間毎での所有状況 で定義することの意義が, この研究の場合, 今ひとつはっきりしない. 以上, 先行所有状況が及ぼす影響, とりわけ先行所有ルールの存在に関する研究を概観した. 研 究の視点はさまざまで結論的なことを出せる状況にはない. 有効な分析方法の開発と共に, いろい ろな角度からの検討が必要と思われる. 本稿では0~2歳代位までの子どもたち同士における物をめくる争いについて, 4つの視点から みてきた.だが論述の内容が,各々の視点に関連した諸研究の紹介と若干の論評にとどまっ てしまっ た. 物をめくる争いを, 物の所有を得ようとする試み・主張のぶつかり合いと言い換えるなら, そ れは, 自己の領域に関する主張を意味し, 自己の発達と深くかかわってくることになる. 所有に関 する行動と自己の発達の関係については, ここでは 深めることができなかっ たが, この問題, およ び, 物をめ ぐる争いの対人的性格をいかにとらえるかという問題については, また別の機会に検討 したいと考える. 文. 献. l finnur lchi l drenasman i f i lbehavi t 1 ) Ames ( rverba eofse serys choo es edbythe or , ,B, 1952 Thesens ,L 2”g f cねoん 81 / y , Ps ,Gf ,193一232. ( 2 ) 青井教子 19 83 乳幼児期の同輩間における「物の所有をめくる争い」 日本教育心理学会第2 5回総会発表論 文集. 102一103. ) 日本教育心理学会第26回総会発表論 ( 3 ) 青井教子 1 2 9 84 乳幼児期の同輩間における物の所有をめぐる争い( 文集. 240一241 ,. ( 4 ) 青井教子・中西由里・山本泰子・荒岡正宏・宮川充司・小嶋秀夫 19 84 4つ子の同胞間における社会的相互 8-8 9 作用の発達 - その2 - 日本教育心理学会第26回総会発表論文集, 8 . l i l i lru l i l t conf j ( ec es gover 5 ) Bakeman ct sin todd er s and pre ee a ng ob , R. 1982 Soc ,J , R. & Brown P ね わ ! ・ 〆 メメ 霧ぬ わ 物“謬 d inger & H S E d 『 R h l l R i K H b ) め ( s りo .SPr e 8γ 焔 “sz sα“ s o z o器, . . s s c ooers , . n u n , . . lag Ver .99-111 . l l / 〆 DBUBめ“ i ldeve idges tudy ofsoc ( 6 ) Br z a opmentinear yinfancy . C為す . . ,4 ,K. M.B. 1933 A s ,36一49 i i f th agemat 7 es dur ngthesecond year ofl e ( ) Bronson, W. C. 1975 Developmentsin behavior wi . ln Lewi l Eds enbl um,L ) FHβれゐため α“〆 輝 け だ/研ぎ o’ z s ey & Sons s .131一152 . A.( . ,John Wi , New , M. & Res York . i ( ) Bronson 8 odd彰な’ 彰卿ひ Q将 ・ 乙諺豹 昭e’ s s z解 け 粥招焔磯鰯,c増川”o“ 細部 ′Z . , W.C. 1981 , 徹d q亦eci ABLEX pub o r c p . . l ia lp l ingthes thpeer ( ) Eckerman 9 ey ay wi sdur econd z .L .& Kut .L , 1975 Growthofsoc ,C.○, , What ,J ,S ′ i f i〆 Ps 1 ) 2 e ’ 2 8 , z c 0わg男 11( y yearofl . . D卿8あり, ,42一49 i li i 〆 hat l t tween i ( 1 の Eckerman a nt erac on be nfant pee rs ey , α“′ .L . 1977 Toys and soc ,J , c. O. & 帆r D勿8め’ “ . . ,48 ,1645一1656. 1 0 ) 江口純代 19 76 保育園の1歳児の相互交渉について 北海道教育大学紀要 (第1部C) , 第27巻1号, 23- 33 .. 9 79 乳幼児期初期における子ども同士の交渉(その1) - 0歳から3歳までの子どもたちによる ( 1 2 ) 江口純代 1 1一1 4 7 あそび場面における1歳児の場合 - 北海道教育大学紀要 (第1部C) , 29巻2号, 16 . l la f i t t lng ec s of int erac ons concern ( i 3 ) Ei senbergBerg . 1979 Ef ,E , N. , Haake , R, , Hand , M. & Sada ’shar ive behavi D わ ′ i f 1 5 l 解 R び / ( 4 ) 0wnersh ip ofatoy on pres ors 8 ジ 8 か 刀 i z ens B ers ng and de z o choo げ 昭 男 . , 29.

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参照

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