機能性の科学的根拠に関する点検表
1.製品概要 商品名 すらすらケア 機能性関与成分名 ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE) 表示しようとする 機能性 本 品 に は ラ ク ト ノ ナ デ カ ペ プ チ ド (NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)が含まれます。ラクトノナデカ ペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)には、加齢とともに低 下する認知機能の一部である注意力(視覚性情報を一時 的に記憶しながら、事務作業を速く正確に処理していく 能力)の維持と計算作業の効率維持に役立つ機能が報告 されていますので、ものごとを忘れやすいと感じている 健常な中高年の方に適しています。 2.科学的根拠 【臨床試験(ヒト試験)及び研究レビュー共通事項】 ☐(主観的な指標によってのみ評価可能な機能性を表示しようとする場合)当 該指標は日本人において妥当性が得られ、かつ、当該分野において学術的に 広くコンセンサスが得られたものである。 ☐(最終製品を用いた臨床試験(ヒト試験)又は研究レビューにおいて、実際 に販売しようとする製品の試作品を用いて評価を行った場合)両者の間に同 一性が失われていないことについて、届出資料において考察されている。 ☐最終製品を用いた臨床試験(ヒト試験) (研究計画の事前登録) ☐UMIN 臨床試験登録システムに事前登録している注1。 ☐(海外で実施する臨床試験(ヒト試験)の場合であって UMIN 臨床試験登録 システムに事前登録していないとき)WHO の国際臨床試験登録プラット フォームにリンクされているデータベースへの登録をしている。 (臨床試験(ヒト試験)の実施方法) ☐「特定保健用食品の表示許可等について」(平成 26 年 10 月 30 日消食表第 259 号)の別添2「特定保健用食品申請に係る申請書作成上の留意事項」 に示された試験方法に準拠している。 ☐科学的合理性が担保された別の試験方法を用いている。 →☐別紙様式(Ⅴ)-2を添付 (臨床試験(ヒト試験)の結果) ☐国際的にコンセンサスの得られた指針に準拠した論文を添付している注1。 □査読付き論文として公表されている論文を添付している。 ☐(英語以外の外国語で書かれた論文の場合)論文全体を誤りのない日本語に適切に翻訳した資料を添付している。 ☐研究計画について事前に倫理審査委員会の承認を受けたこと、並びに当該 倫理審査委員会の名称について論文中に記載されている。 ☐(論文中に倫理審査委員会について記載されていない場合)別紙様式(Ⅴ) -3で補足説明している。 ☐掲載雑誌は、著者等との間に利益相反による問題が否定できる。 ☐最終製品に関する研究レビュー 機能性関与成分に関する研究レビュー (サプリメント形状の加工食品の場合)摂取量を踏まえた臨床試験(ヒト 試験)で肯定的な結果が得られている。 ☐(その他加工食品及び生鮮食品の場合)摂取量を踏まえた臨床試験(ヒト 試験)又は観察研究で肯定的な結果が得られている。 海外の文献データベースを用いた英語論文の検索のみではなく、国内の文 献データベースを用いた日本語論文の検索も行っている。 (機能性関与成分に関する研究レビューの場合)当該研究レビューに係る 成分と最終製品に含有されている機能性関与成分の同等性について考察さ れている。 ☐(特定保健用食品の試験方法として記載された範囲内で軽症者等が含まれ たデータを使用している場合)疾病に罹患していない者のデータのみを対 象とした研究レビューも併せて実施し、その結果を、研究レビュー報告書 に報告している。 □(特定保健用食品の試験方法として記載された範囲内で軽症者等が含まれ たデータを使用している場合)疾病に罹患していない者のデータのみを対 象とした研究レビューも併せて実施し、その結果を、別紙様式(Ⅰ)に報 告している。 ☐表示しようとする機能性の科学的根拠として、査読付き論文として公表され ている。 ☐当該論文を添付している。 ☐(英語以外の外国語で書かれた論文の場合)論文全体を誤りのない日本 語に適切に翻訳した資料を添付している。 ☐PRISMA 声明(2009 年)に準拠した形式で記載されている。 ☐(PRISMA 声明(2009 年)に照らして十分に記載できていない事項がある 場合)別紙様式(Ⅴ)-3で補足説明している。 ☐(検索に用いた全ての検索式が文献データベースごとに整理された形で 当該論文に記載されていない場合)別紙様式(Ⅴ)-5その他の適切な様 式を用いて、全ての検索式を記載している。 ☐(研究登録データベースを用いて検索した未報告の研究情報についてそ の記載が当該論文にない場合、任意の取組として)別紙様式(Ⅴ)-9そ の他の適切な様式を用いて記載している。
☐食品表示基準の施行前に査読付き論文として公表されている研究レ ビュー論文を用いているため、上記の補足説明を省略している。 ☐各論文の質評価が記載されている注2。 ☐エビデンス総体の質評価が記載されている注2。 ☐研究レビューの結果と表示しようとする機能性の関連性に関する評価 が記載されている注2。 表示しようとする機能性の科学的根拠として、査読付き論文として公表され ていない。 研究レビューの方法や結果等について、 別紙様式(Ⅴ)-4を添付している。 データベース検索結果が記載されている注3。 文献検索フローチャートが記載されている注3。 文献検索リストが記載されている注3。 任意の取組として、未報告研究リストが記載されている注3。 参考文献リストが記載されている注3。 各論文の質評価が記載されている注3。 エビデンス総体の質評価が記載されている注3。 全体サマリーが記載されている注3。 研究レビューの結果と表示しようとする機能性の関連性に関する評価が 記載されている注3。 注1 食品表示基準の施行後1年を超えない日までに開始(参加者1例目の登録)された研 究については、必須としない。 注2 各種別紙様式又はその他の適切な様式を用いて記載(添付の研究レビュー論文におい て、これらの様式と同等程度に詳しく整理されている場合は、記載を省略することが できる。) 注3 各種別紙様式又はその他の適切な様式を用いて記載(別紙様式(Ⅴ)-4において、 これらの様式と同等程度に詳しく整理されている場合は、記載を省略することができ る。)
表示しようとする機能性に関する説明資料(研究レビュー) 標題(PRISMA 声明項目 1): 最終製品「すらすらケア」に含有する機能性関与成分ラクトノナデカペプチ ド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)の認知機能の維持に関する定性的研究レビュー 商品名:すらすらケア 機能性関与成分名: ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE) 表示しようとする機能性: 本品にはラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)が含まれます。 ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)には、加齢とともに低下 する認知機能の一部である注意力(視覚性情報を一時的に記憶しながら、事務 作業を速く正確に処理していく能力)の維持と計算作業の効率維持に役立つ機 能が報告されていますので、ものごとを忘れやすいと感じている健常な中高年 の方に適しています。 作成日:2020 年 3 月 3 日 届出者名:アサヒグループ食品株式会社 抄 録(PRISMA 声明項目 2) 【目的】 物忘れを自覚する45 歳以上の健常な中高齢者において、ラクトノナデカペプ チド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)(以下、ラクトノナデカペプチドと略す)の継 続的な摂取が、認知機能を維持させるかを検証するために、定性的研究レビュ ーを実施した。 【方法】 リサーチクエスチョンとして「物忘れを自覚する45 歳以上の健常な中高齢者 に、ラクトノナデカペプチドを含む食品を経口摂取させると、ラクトノナデカ ペプチドを含まないプラセボ食品を経口摂取させた場合と比べて、認知機能を 維持させるか」に基づいて、検索式を設定した。「Minds 診療ガイドライン作成 の手引き2014」に基づき、各論文と研究全体でのバイアスリスク、直接性、評 価項目について評価した。 【結果】 適格基準に合致する RCT 文献 2 報を採用した。採用文献 1(Ohsawa ら)で は、物忘れの自覚症状を有する又は物忘れの症状を有すると近親者や知人に指 摘されたことのある50 歳以上 70 歳以下の健常な男女 61 名に、ラクトノナデカ ペプチド 2.4mg/日を含む飲料またはプラセボ飲料を 8 週間摂取させた結果、注 意力の評価指標である日本語版 RBANS 神経心理テストの注意力スコアと符号 課題スコアがプラセボ群と比較して有意に改善した。採用文献2(中村ら) では、
物忘れの自覚症状を有する又は物忘れの症状を有すると近親者や知人に指摘さ れたことのある60 歳以上 79 歳以下の健常な男女 72 名に、ラクトノナデカペプ チド2.1mg/日を含む錠剤またはプラセボ錠剤を 12 週間摂取させた結果、計算作 業効率の評価指標である摂取前後の内田クレペリン検査の正答数変化量がプラ セボ群と比較して有意に増加した。 【結論】 本研究レビューから、ラクトノナデカペプチド 2.4mg/日以上の継続的な摂取 は、科学的根拠に基づき、「認知機能の一部を維持する」機能を有すると考えら れた。研究の限界としては、注意力と計算作業効率の採用文献が 1 報ずつであ るため、出版バイアスの可能性が否定できないが、採用された文献は肯定的な 結果であり、表示しようとする機能性を否定するものではないと判断した。 はじめに: (1)論拠(PRISMA 声明項目 3) 厚生労働省による「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方 針(健康日本21(第二次))」では、少子高齢化が進む中で、健康寿命の延伸を実 現するためには、生活習慣病の予防とともに、社会生活を営むための機能を高齢 になっても可能な限り維持することが重要であるとし、その一項目として認知機 能が挙げられている1)。よって認知機能を維持することは、国民の健康の維持増 進に資すると考えられる。 認知機能とは、知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解などの様々な 要素を含む知的活動の総称である。認知症では物忘れにみられるような記憶の障 害のほか、判断・計算・理解・学習・思考・言語などを含む脳の高次の機能に障 害が及ぶとされている2)。したがって、認知症を未然に防ぐ観点からも、加齢と ともに低下する認知機能を維持することは重要な取組みであると考えられる。さ らに日常生活に目を向けると、日常的な事務作業においては、視覚的な注意力や 計算力等を用いて、速く正確な処理が望まれるが、視覚的な注意力や計算力も加 齢とともに低下するため3)、これらの機能を維持することは、健全な日常生活を 維持することに役立つと考えられる。 乳酸菌 Lactobacillus helveticus を用いた発酵乳をマウスに摂取させることによ り、記憶力の改善効果が確認されており4)、その機能性関与成分としてラクトノ ナデカペプチドが同定されている5)。ラクトノナデカペプチドは、19 残基のペプ チドであり、そのアミノ酸配列はNIPPLTQTPVVVPPFLQPE であることが確認さ れている5)。 しかしながら、物忘れを自覚する45 歳以上の健常な中高齢者※1を対象として、 ラクトノナデカペプチドの経口摂取による認知機能の維持を検証した研究レビ ューはない。そこで、物忘れを自覚する45 歳以上の健常な中高齢者において、ラ クトノナデカペプチドの継続的な摂取が、認知機能を維持させるかを検証するた めに、定性的研究レビューを実施した。 ※1:高年齢者雇用安定法では 45 歳以上の者を中高齢者と定義している 1) 厚生労働省.健康日本 21(第二次). https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounipp on21.html.
2) 厚生労働省.e-ヘルスネット.
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-043.html. 3) 村上宣寛ら.臨床心理アセスメントハンドブック 改訂版.北大路書房.
2008; p105-107.
4) Ohsawa K et al. Lactobacilus helveticus – fermented milk improves learning and memory in mice. Nutr Neurosci. 2015; 18(5): 232-240.
5) Ohsawa K et al. Identification of peptides present in sour milk whey that ameliorate scopolamine – induced memory impairment in mice. Int J Food Sci Nutr. 2018; 69(1): 33-45. (2)目的(PRISMA 声明項目 4) ラクトノナデカペプチドの摂取による認知機能維持効果を調べるために、リ サーチクエスチョンを「物忘れを自覚する45 歳以上の健常な中高齢者に、ラク トノナデカペプチドを含む食品を経口摂取させると、ラクトノナデカペプチド を含まないプラセボ食品を経口摂取させた場合と比べて、認知機能を維持させ るか」として、定性的研究レビューを実施した。 方法: (1)プロトコールと登録(PRISMA 声明項目 5) 本研究レビューのプロトコールは「Minds 診療ガイドライン作成マニュア ル」に基づいて 2019 年 8 月 1 日に作成し、定性的研究レビューを実施した。 本研究レビューのプロトコールは未登録である。 (2)適格基準(PRISMA 声明項目 6) 【研究の特性】 Participants (P) 参加者:物忘れを自覚する 45 歳以上の健常な中高齢者 Interventions (I) 介入:ラクトノナデカペプチドを含む食品の経口摂取 Comparison (C) 比較:ラクトノナデカペプチドを含まないプラセボ食品の経口 摂取 Outcomes (O) アウトカム:認知機能(注意力、計算作業の効率)の維持 Study design (S) 研究デザイン:ランダム化比較試験(RCT)、メタアナリシス (MA)、研究レビュー(SR) 【報告の特性】
言語 外国語(PubMed)、英語(The Cochrane Library)並びに日 本語(医中誌Web、JDream III、UMIN-CTR)
考慮した年数 PubMed(1946-2019 年)、The Cochrane Library(1992-2019 年)、医中誌 Web(1977-2019 年)、JDream III(1975 年(医 学情報は1981 年)~2019 年)、UMIN-CTR(~2019 年)
発表状態 公開
(3)情報源(PRISMA 声明項目 7)
外国語文献 PubMed
日本語文献 医中誌Web、JDream III、UMIN-CTR
最終検索日 2019 年 8 月 28 日:PubMed, The Cochrane Library、医中誌 Web、JDream III、UMIN-CTR (4)検索(PRISMA 声明項目 8):別紙様式(V)-5 参照 リサーチクエスチョンに従い、各データベースにおける検索式および検索数 について、別紙様式(V)-5 に示した。 (5)研究の選択(PRISMA 声明項目 9) データベースの検索はA と B の 2 名により実施し、C が検索結果を適宜確認 して文献のスクリーニングを実施し、研究レビューの対象となる文献を選定し た。1次スクリーニングでは文献のタイトルと要約を用いて採否を判断した。2 次スクリーニングでは文献を入手し、本文を精査して採用文献と除外文献に分 別した。採用文献は、別紙様式(Ⅴ)-7 に、除外文献は除外理由を付して別紙様 式(Ⅴ)-8 に記載した。また、未報告研究は別紙様式(Ⅴ)-9 に記載した。 (6)データの収集プロセス(PRISMA 声明項目 10) 採用された文献より、レビューワー2 名が別紙様式(Ⅴ)-7 および(Ⅴ)-11a に基づいて、データを収集した。 (7)データ項目(PRISMA 声明項目 11) 評価対象文献について、文献番号、著者名、掲載雑誌、タイトル、研究デザイ ン、PICO、セッティング、対象者特性、介入、対照、解析方法、アウトカム(主 要、副次)、害、査読の有無を記載した(別紙様式(V)-7 参照)。文献における 「認知機能(注意力、計算作業の効率)の維持」に関わる効果指標に対する結果 は、別紙様式(Ⅴ)-11a に記載した。 (8)個々の研究のバイアスリスク(PRISMA 声明項目 12) 二次スクリーニングで採用した文献に記載されている認知機能の維持に関す る評価項目(アウトカム)について、それぞれバイアスリスクを評価した。本研 究レビューでは、個別の文献のバイアスリスク、非直接性について’’高’’、’’中/ 疑’’、’’低’’の 3 段階で評価を行った。バイアスリスクの評価項目は、選択バイア ス(ランダム化が行われているか、割付の隠蔵が行われているか)、盲検性バイ アス(参加者の属性が記述されているか、アウトカム評価者について記述され ているか)、症例減少バイアス(ITT 解析、FAS 解析、PPS 解析が行われている か、不完全なアウトカムが含まれていないか)、選択的なアウトカムの報告がな されていないか、その他のバイアスについて評価した。非直接性については、対 象、介入、対照、アウトカムについて評価した。バイアスリスクと非直接性につ いて個別の項目の評価の他に、まとめとして項目全体についても同様に 3 段階 で評価した(別紙様式(V)-11a 参照)。 (9)要約尺度(PRISMA 声明項目 13) アウトカム「注意力」については、効果指標として①日本語版RBANS 神経心 理テスト(注意、符号)を用い、アウトカム「計算作業の効率」については、効
果指標として②内田クレペリン検査正答数を用いた。①においては、各群内の 摂取前後の平均値・p 値、介入群と対照群間の p 値を評価した。②においては、 各群内の摂取前後の平均値・平均値差・p 値、介入群と対照群間の平均値差・p 値を評価した。(別紙様式(V)-11a 参照)。 (10)結果の統合(PRISMA 声明項目 14) 定性的研究レビューのため、各結果は未統合とした(別紙様式(V)-13a 参照)。 (11)全研究のバイアスリスク(PRISMA 声明項目 15) バイアスリスク、非直接性、不精確、非一貫性、その他のバイアスについて、 個々の研究のバイアスリスクを反映し評価した(別紙様式(V)-13a 参照)。 (12)追加的解析(PRISMA 声明項目 16) 本研究レビューでは、追加的な解析は実施しなかった。 結果: (1) 研究の選択(PRISMA 声明項目 17):別紙様式(V)-5、(V)-6、(V)-8、(Ⅴ)-9 および(V)-10 参照
一次スクリーニングではPubMed、The Cochrane Library、医中誌 Web、JDream III、UMIN-CTR を対象として、検索式により 4 報の文献を抽出した。二次スク リーニングでは、4 報の文献を入手して精査した結果、PICO に合致しない文献 2 報を除外し、アウトカム「注意力」と「計算作業の効率」に合致する文献を 1 報ずつ採用した。以下に採用文献を記す。
「注意力」:
[1] Ohsawa K, Nakamura F, Uchida N, Mizuno S, Yokogoshi H. Lactobacillus helveticus-fermented milk containing lactononadecapeptide (NIPPLTQTPVVVPPFLQPE) improves cognitive function in healthy middle-aged adults: a randomised, double-blind, placebo-controlled trial. Int J Food Sci Nutr. 2018; 69(3): 369-376. 「計算作業の効率」: [2] 中村文哉、大澤一仁、中村康則、澤邊昭義、三浦直樹、奥田次郎.「ラクト ノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)」を含有する錠剤の摂取が 健常中高齢者の認知機能に及ぼす影響-ランダム化プラセボ対照二重盲 検並行群間比較試験-.薬理と治療.2017; 45(8): 1303-1314. (2)研究の特性(PRISMA 声明項目 18):別紙様式(V)-7 参照 採用した文献は、日本人を対象とした査読付きのRCT 文献 2 報であった。 [採用文献1]Ohsawa ら 被験者は物忘れの自覚症状を有する又は物忘れの症状を有すると近親者や知 人に指摘されたことのある 50 歳以上 70 歳以下の健常な男女で、日本語版 RBANS 神経心理テストスコア※2が 29-52 点の方 61 名を対象とした試験であっ た。被験者にはラクトノナデカペプチドを一日摂取量あたり 2.4mg 含む飲料又 はプラセボ飲料を8 週間摂取させた。1 名が辞退したため 60 名が試験完了した。
解析除外対象者は 0 名であり、60 名で解析を実施した。測定項目は日本語版 RBANS 神経心理テストであった。
※2:Repeatable Battery for the Assessment of Neuropsychological Status(RBANS) は、米国のRandolph が開発した種々の高次脳機能を短時間に、繰り返し、評価 しうる神経心理テストで、全米で標準化された神経心理学検査のひとつである。 12 種類の下位検査によって、即時記憶・遅延記憶・視空間構成・言語・注意の 各認知領域を評価することができる簡便かつ詳細な検査であり、学術的なコン センサスが得られており6)、世界中で汎用されている。日本語版RBANS 神経心 理テストの日本人における信頼性および妥当性についても評価されており、全 ての下位検査および評価指標は信頼性が十分に高く、妥当な検査法であること が報告されている7,8)。年代毎の平均値(50 点)を基準にスコア化するため、29-52 点の方は年代平均~認知機能が低下気味の方となる。
6) Randolph C et al. The repeatable battery for the assessment of neuropsychological status (RBANS): preliminary clinical validity. J Clin Exp Neuropsychol. 1998; 20: 310-319. 7) 山嶋哲盛ら.「アーバンス(RBANS)」神経心理テストによる高次脳機能評価. 脳神経.2002; 54(6): 463-471. 8) 松井三枝ら.日本語版神経心理検査 RBANS の信頼性と妥当性.富山大医学会 誌.2010; 21(1): 31-36. [採用文献2]中村ら 被験者は物忘れの自覚症状を有する又は物忘れの症状を有すると近親者や知 人に指摘されたことのある 60 歳以上 79 歳以下の健常な男女で、国際的認知症 スクリーニング検査法であるMMSE(Mini-Mental State Examination)スコア※3が
24 点以上の方 72 名を対象とした試験であった。なお、23 点以下の認知症が疑 われる方は含まれていなかった。被験者にはラクトノナデカペプチドを一日摂 取量あたり2.1mg 含む錠剤又はプラセボ錠剤を 12 週間摂取させた。2 名が辞退 したため70 名が試験完了した。解析除外対象者は 0 名であり、70 名で解析を実 施した。測定項目は計算作業の効率を評価する内田クレペリン検査※4であった。 ※3:MMSE は国際的な認知症スクリーニング検査法であり、学術的なコンセ ンサスが得られており、日本国内でも汎用されている。MMSE スコアは 30 点満 点であり、23 点以下の者は認知症が疑われ、27 点以下で軽度認知障害(MCI) が疑われると判定される9)。 9) 杉下守弘ら. MMSE-J(精神状態短時間検査-日本版)原法の妥当性と信頼性. 認知神経科学. 2018; 20(2): 91-110. ※4:内田クレペリン検査は、ドイツの精神医学者エミール・クレペリンの研 究を基に日本の心理学者内田勇三郎が開発した方法であり、一桁の足し算を 5 分間の休憩をはさみ、前後半各15 分の合計 30 分間行う検査である10)。その正 答数や正答率は、計算作業効率の評価指標として複数の報告があり 11~14)、学術 的なコンセンサスが得られている。 10) 外岡豊彦.内田クレペリン精神検査の概略 1, 8, 9. 内田クレペリン精神検 査・基礎テキスト.日本・精神技術研究所.2016; p8, 15, 16.
11) 辻真貴ら.乳酸菌発酵ステビア(SW03)と砂糖との労働負荷計算力低下抑 制作用の比較.応用薬理.2015; 88(5/6): 81-86. 12) 松本直樹ら.学生を被験者とした二重盲検比較試験による臨床薬理学実 習-健常人におけるカフェインの中枢興奮作用-.聖マリアンナ医科大 学雑誌.2011; 39(2/3): 83-90. 13) 関根千夏ら.Caffeine の計算作業能力促進作用-医学部学生実習における placebo 対照二重盲検試験の実施-.聖マリアンナ医科大学雑誌.1994; 22: 427-433. 14) 梶本修身ら.冬虫夏草菌糸体エキスおよびアヤムラサキアントシアニン 配合飲料の精神機能の向上に及ぶす効果について.新薬と臨牀.2000; 49(9): 857-866. (3)研究内のバイアスリスク(PRISMA 声明項目 19):別紙様式(V)-11a 参 照 採用した文献のバイアスリスクの評価を、レビューワー2 名が独立して行っ た。採用した文献のバイアスリスクにおいて、症例減少バイアスは解析対象集 団がPPS のため’’中/疑’’と評価したが、他のバイアスリスクは全て’’低’’であっ たため、バイアスリスクのまとめは’’低’’と評価した。非直接性に関しては、PICO に合致した論文であったことから’’低’’と評価した。 (4)個別の研究の結果(PRISMA 声明項目 20):別紙様式(V)-7、(V)-11a および(V)-14 参照 各採用文献の結果概要を以下に記載する。 [採用文献1]Ohsawa ら Ohsawa らは、50 歳以上 70 歳以下の健常な男女 61 名に、ラクトノナデカペプ チドを一日摂取量あたり2.4mg 含む飲料またはプラセボ飲料を 8 週間摂取させ る無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間試験を実施した。その結果、日本語 版 RBANS 神経心理テストの注意力スコアと符号課題スコアにおいて、ラクト ノナデカペプチド含有試験食品の 8 週間摂取によりプラセボ群と比較して、有 意な改善が認められた。 [採用文献2]中村ら 中村らは、60 歳以上 79 歳以下の健常な男女 72 名に、ラクトノナデカペプチ ドを一日摂取量あたり2.1mg 含む錠剤またはプラセボ錠剤を 12 週間摂取させる 無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間試験を実施した。その結果、内田クレ ペリン検査の正答数において、ラクトノナデカペプチド含有試験食品の12 週間 摂取によりプラセボ群と比較して、摂取前後の正答数変化量が有意に増加した。 なお、採用文献にはグラフで記載されていたが、著者より数値を入手し(Ⅴ)-11a に記載した。 (5)結果の統合(PRISMA 声明項目 21):別紙様式(V)-13a 参照 定性的研究レビューのため、各結果は統合しなかった。
(6)全研究のバイアスリスク(PRISMA 声明項目 22):別紙様式(V)-13a 参 照 全研究のバイアスリスク、非直接性は、採用した文献2 報で PICO に対する乖 離は無かったため、’’低’’と評価した。不精確については、採用した文献の解析 対象者が70 例と 60 例の症例数であったことから’’低’’と評価した。非一貫性に 関しては、注意力と計算作業効率の採用文献が1 報ずつのため’’中/疑’’と評価 した。その他のバイアスとしては、注意力と計算作業効率の採用文献が 1 報ず つであり出版バイアスが想定されるため’’中/疑’’と評価した。エビデンスの強 さは、採用文献の解析対象者が 70 例と 60 例であったため、’’中’’と評価した。 (7)追加的解析(PRISMA 声明項目 23) 本研究レビューでは、追加的な解析は実施しなかった。 考察: エビデンスの要約(PRISMA 声明項目 24) (1)研究レビューの結果 適格基準に合致する 2 件の文献を採用した。採用文献 2 件は、いずれも無作 為化二重盲検プラセボ対照並行群間試験であり、健常な日本人成人を対象とし た査読付き文献であった。 アウトカム「注意力」に関する採用文献1 報において、50 歳以上 70 歳以下の 健常な男女61 名に、ラクトノナデカペプチドを一日摂取量あたり 2.4mg 含む飲 料またはプラセボ飲料を 8 週間摂取させた結果、日本語版 RBANS 神経心理テ ストの注意力スコアと符号課題スコアにおいて、ラクトノナデカペプチド含有 試験食品の8 週間摂取によりプラセボ群と比較して、有意な改善が認められた。 アウトカム「計算作業の効率」に関する採用文献1 報において、60 歳以上 79 歳以下の健常な男女 72 名に、ラクトノナデカペプチドを一日摂取量あたり 2.1mg 含む錠剤またはプラセボ錠剤を 12 週間摂取させた結果、内田クレペリン 検査の正答数において、ラクトノナデカペプチド含有試験食品の12 週間摂取に よりプラセボ群と比較して、摂取前後の正答数変化量が有意に増加した。 以上の結果より、ラクトノナデカペプチドの摂取は、注意力と計算作業効率 を維持させる機能性について、十分な根拠があると考えられた。 (2)食品の性状 採用した文献で使用されている試験食品は、1 報ではラクトノナデカペプチド を一日摂取量あたり2.1mg 含む錠剤であり、もう 1 報ではラクトノナデカペプ チドを一日摂取量あたり 2.4mg 含む飲料であった。いずれの研究においても肯 定的な結果が得られており、食品性状の違いはラクトノナデカペプチドの機能 性には影響しないと考えられた。 試験食品に含まれているラクトノナデカペプチドと当該製品の機能性関与成 分ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)は同一である。当該製 品は錠剤であり、試験食品の一つの飲料とは性状が異なるものの、当該製品の 崩壊性は良好であるため、機能性関与成分の消化吸収に差は無いと考えられる。
また、当該製品において、製造時および品質安定性の試験にて、添加した食品や 食品添加物が機能性関与成分の品質に影響しないことを確認しており、機能性 関与成分自体の作用に影響は無いと考えられる。試験食品と当該製品とで機能 性関与成分以外の成分に違いはあるが、一日摂取目安量あたり 2.4mg のラクト ノナデカペプチドが当該製品において担保されており、当該製品の機能性に影 響は無いと考えられる。したがって、本研究レビューの結果は当該製品へ適用 可能と考えられる。 (3)対象者 採用した文献 2 報は、いずれも健常な中高齢の日本人男女を対象としたもの であり、日本人への外挿性については問題ない。 1 報の被験者は、物忘れの自覚症状を有する又は物忘れの症状を有すると近親 者や知人に指摘されたことのある 50 歳以上 70 歳以下の健常な男女で、日本語 版 RBANS 神経心理テストスコアが 29-52 点の認知機能が年代平均~低下気味 の方61 名を対象とした試験であった。もう 1 報の被験者は、物忘れの自覚症状 を有する又は物忘れの症状を有すると近親者や知人に指摘されたことのある 60 歳以上 79 歳以下の健常な男女で、23 点以下で認知症が疑われると判定できる MMSE スコアが 24 点以上(試験開始時の被験者の MMSE スコアはプラセボ群 で 27.3±1.4、試験食品群で 27.3±1.8(いずれも平均値±標準偏差))の認知症 の疑いが無い方72 名を対象とした試験であった。いずれも加齢とともに認知機 能が低下した、ものごとを忘れやすいと感じている健常な中高齢者であった。 (4)機能性関与成分の定性的性状 ラクトノナデカペプチドはβカゼイン中に存在する 19 残基のペプチドであ り、そのアミノ酸配列はNIPPLTQTPVVVPPFLQPE である。採用文献 2 報にお いて、1 報は発酵乳由来のラクトノナデカペプチド、もう 1 報はカゼイン酵素分 解物由来のラクトノナデカペプチドを用いていた。いずれの研究においても肯 定的な結果が得られていることから、機能性関与成分の定性的性状について、 由来の違いによる差異はないと考えられた。当該製品ではラクトノナデカペプ チドを含む原料としてカゼイン酵素分解物を用いているため、機能性関与成分 の定性的同等性は担保されている。 (5)研究レビューにおけるアウトカム指標と表示しようとする機能性の関連 性 厚生労働省による「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方 針(健康日本21(第二次))」では、少子高齢化が進む中で、健康寿命の延伸を実 現するためには、生活習慣病の予防とともに、社会生活を営むための機能を高齢 になっても可能な限り維持することが重要であるとし、その一項目として認知機 能が挙げられている1)。よって認知機能を維持することは、国民の健康の維持増 進に資すると考えられる。 本研究レビューのアウトカム「注意力」に対しては、効果指標である日本語版 RBANS 神経心理テストにおける注意力スコアおよびその下位検査項目の符号 課題スコアで肯定的な結果が得られていたため、表示しようとする機能性にお いては、「認知機能の一部である注意力」と冠して、注意力の詳細な説明を(括
弧)内に符号課題にて説明される内容を機能性として表示することが適切と判 断した。符号課題は、符号と数字の対応表を見ながら 120 秒間に符号に対する 数字を紙に記入させる作業検査であり、事務処理の速度と正確さ、視覚的な短 期記憶力等が評価される3,6,7,8,15)。したがって符号課題スコアの肯定的な結果は、 「視覚性情報を一時的に記憶しながら、事務作業を速く正確に処理していた」 と解釈できることから、「注意力(視覚性情報を一時的に記憶しながら、事務作 業を速く正確に処理していく能力)の維持」を表示することは合理的であると 考えられた。 本研究レビューのアウトカム「計算作業の効率」に対しては、効果指標である 内田クレペリン検査における正答数変化量で肯定的な結果が得られていた。内 田クレペリン検査は簡単な計算作業を繰り返す検査であり 10~14)、その正答数変 化量で肯定的な結果が得られていることから、「計算作業の効率維持」を表示す ることは合理的であると考えられた。 以上のことから、本研究レビューの結果は、表示しようとする機能性「本品に はラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)が含まれます。ラクト ノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)には、加齢とともに低下する認 知機能の一部である注意力(視覚性情報を一時的に記憶しながら、事務作業を 速く正確に処理していく能力)の維持と計算作業の効率維持に役立つ機能が報 告されていますので、ものごとを忘れやすいと感じている健常な中高年の方に 適しています。」に対し十分な根拠を有すると考えられた。 また、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の医療用医薬品、一般 医薬品・要指導医薬品の添付文書等検索データベースにおいて、「注意力」およ び「計算作業の効率維持」という表現を検索したところ、いずれも検出されなか った。したがって、これらの表現は、健常者の健康の維持・増進の範囲内の表現 であり、医薬品を標榜させる表現ではないと判断した。但し、疾病の治療・予防 効果を暗示していると消費者に誤認を与えないようにすること、特に医師の診 察や治療を受ける機会を逸すること防ぐために、パッケージに「本品は、疾病の 診断、治療、予防を目的としたものではありません。疾病に罹患している場合は 医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。」と記 載している。
15) Gary GM. Handbook of psychological assessment. 5th ed. New Jersey: John Wiley
& Sons. 2009. (5)限界(PRISMA 声明項目 25) 研究の限界としては、注意力と計算作業効率の採用文献が 1 報ずつであるた め、出版バイアスの可能性が否定できない。 (6)補足 本研究レビューでは、注意力と計算作業効率の採用文献が 1 報ずつであるた めエビデンスの強さは’’中(B)’’と評価したが、採用された文献において、PICO に対して肯定的な結果が得られ、採用された文献のバイアスリスク、非直接性、 不精確のリスクは’’低’’であり、表示しようとする機能性に対し十分な根拠を有 すると考えられる。
結論(PRISMA 声明項目 26): 本研究レビューでは、リサーチクエスチョンを「物忘れを自覚する 45 歳以上 の健常な中高齢者に、ラクトノナデカペプチドを含む食品を経口摂取させると、 ラクトノナデカペプチドを含まないプラセボ食品を経口摂取させた場合と比べ て、認知機能を維持させるか」として、日本語文献及び海外文献の検索を行い、 ラクトノナデカペプチドの摂取による認知機能の維持効果について研究レビュ ーを実施した。その結果、採用された文献2 報で認知機能の一部の維持効果に対 して肯定的な結果が示されていた。また、ラクトノナデカペプチド 2.4mg/日以 上を12 週間以上摂取することで、本機能性を発揮することが示された。 これらの結果から、ラクトノナデカペプチドの継続摂取は、本研究レビュー で設定したリサーチクエスチョンを満たすと考えられ、認知機能の一部を維持 する機能性を有すると考えられる。しかしながら、研究の限界として採用文献 数が 2 報であるため、今後さらなる研究結果が発表され、エビデンスの拡充が 望まれる。 スポンサー・共同スポンサー及び利益相反に関して申告すべき事項(PRISMA 声 明項目27): 研究レビューは、届出者が第三者機関に委託し実施し、作成の対価として委託 料を支払っている。それ以外の個人的及び組織的利益相反はない。 各レビューワーの役割 本研究レビューは第三者機関の社員 3 名でおこなった。レビューワーの役割 は以下のとおりである。 A:博士(獣医学)論文の検索・判定、論文の質評価、エビデンスの質の評価 B:博士(学術)論文の検索・判定、論文の質評価、エビデンスの質の評価 C:博士(農学)プロトコールの作成、A と B の仲裁(論文の抽出・判定の不 一致時)、論文の質およびエビデンスの質の総括、原稿の執筆およびまと め作業 PRISMA 声明チェックリスト(2009 年)の準拠 ☑おおむね準拠している。 【備考】 上記様式に若干の修正を加えることは差し支えないが、PRISMA 声明チ ェックリスト(2009 年)に準拠した、詳細な記載でなければならない (少なくとも上記項目に沿った記載は必須とする。)。 2段組にする等のレイアウト変更及び本文の文字数は任意とする。 「はじめに」から「各レビューワーの役割」までの各項目については、 上記様式とは別の適切な様式を用いて記載してもよい。この場合、当該 項目の箇所には「提出資料○○に記載」等と記載すること。
商品名: すらすらケア
データベース名:PubMed
# 検索式 文献数
#1 lactononadecapeptide[All Fields] 1
#2 cognition[MeSH Terms] OR "cognition"[All Fields] OR ("cognitive"[All Fields] AND "function"[All
Fields]) OR "cognitive function"[All Fields] 311,893
#3 memory[MeSH Terms] OR "memory"[All Fields] 295,567
#4 calculation[All Fields] 94,355 #5 (#1) AND ((#2 or #3 or #4)) 1 データベース名:医中誌Web # 検索式 文献数 #1 ラクトノナデカペプチド/AL 4 #2 認知機能/AL 20,833 #3 (記憶/TH or 記憶/AL) 27,895 #4 (計算/TH or 計算/AL) 20,282 #5 (#1) AND ((#2 or #3 or #4)) 4 データベース名:J DreamIII # 検索式 文献数 #1 ラクトノナデカペプチド 5 #2 認知機能 40348 #3 記憶 392648 #4 計算 5,955,515 #5 (#1) AND ((#2 or #3 or #4)) 3
データベース名:The Cochrane Library
# 検索式 文献数 #1 lactononadecapeptide 2 #2 cognitive function 16792 #3 memory 22200 #4 calculation 10662 #5 (#1) AND ((#2 or #3 or #4)) 2 データベース名:UMIN-CTR # 検索式 文献数 #1 ラクトノナデカペプチド 0 #2 lactononadecapeptide 0 福井次矢, 山口直人監修.Minds診療ガイドライン作成の手引き2014.医学書院.2014.を一部改変 タイトル:最終製品「すらすらケア」に含有する機能性関与成分ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)の認知機能の 維持に関する定性的研究レビュー リサーチクエスチョン:物忘れを自覚する45歳以上の健常な中高齢者に、ラクトノナデカペプチドを含む食品を経口摂取させると、ラ クトノナデカペプチドを含まないプラセボ食品を経口摂取させた場合と比べて、認知機能を維持させるか 日付:2019年8月28日 検索者:レビューワーA、B
商品名: すらすらケア 福井次矢, 山口直人監修.Minds診療ガイドライン作成の手引き2014.医学書院.2014.を一部改変 【閲覧に当たっての注意】 本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる 可能性があるので注意すること。 メタアナリシスを行った文献数(n=0) PubMed(n=1) 医中誌Web(n=4) JDreamIII(n=3) The Cochrane Library(n=2)
UMIN-CTR(n=0) データベース検索により 特定された文献(n=10) 他の情報源から特定された文献(n=0) 1次スクリーニングの対象文献 除外文献 (n =10) (n =6) 本文を入手し、適格基準に合致しているかを 精査した文献(n=4) 除外すべき理由があり本文を精査した結果、 除外した文献(n=2) データの統合に用いた文献数(n=2 )
商品名:すらすらケア No. 著者名(海外の機 関に属する者につ いては、当該機関 が存在する国名も 記載する。) 掲載雑誌 タイトル 研究デザイン PICO又はPECO セッティング(研究 が実施された場所 等。海外で行われ た研究について は、当該国名も記 載する。) 対象者特性 介入(食品や機能 性関与成分の種 類、摂取量、介入 (摂取)期間等) 対照(プラセボ、何 もしない等) 解析方法(ITT、 FAS、PPS等) 主要アウトカム 副次アウトカム 害 査読の有無 1 Ohsawa K, Nakamura F, Uchida N, Mizuno S, Yokogoshi H.
Int J Food Sci Nutr. 2018; 69(3): 369-376. Lactobacillus helveticus -fermented milk containing lactononadecape ptide (NIPPLTQTPVVV PPFLQPE) improves cognitive function in healthy middle-aged adults: a randomised, double-blind, placebo-controlled trial. RCT P:物忘れを自覚 する45歳以上の 健常な中高齢者 に I:ラクトノナデカペ プチドを含む食品 を経口摂取させる と C:ラクトノナデカ ペプチドを含まな いプラセボ食品を 経口摂取させた 場合と比べて O:認知機能(注 意力)を維持する か 日本、芝パレスク リニック 物忘れの自覚症 状を有する又は 物忘れの症状を 有すると近親者 や知人に指摘さ れたことのがある 50歳以上70歳以 下の健常な男女 で、日本語版 RBANS神経心理 テストスコアが 29-52点の認知 機能が低下気味 の方61名。脱落1 名。解析対象60 名。 ●プラセボ群 29名(男性13名、 女性16名) 年齢 57.8±5.9 歳 ●テスト群 31名(男性13名、 女性18名) 年齢 58.5±6.5 歳 発酵乳由来のラ クトノナデカペプ チド (NIPPLTQTPVV VPPFLQPE)を一 日摂取量あたり 2.4mg含む飲料を 8週間摂取 発酵乳由来のラ クトノナデカペプ チド (NIPPLTQTPVV VPPFLQPE)を含 まない同形状で 味や外観が変わ らないプラセボを 8週間摂取 PPS 日本語版RBANS 神経心理テスト POMS 7名で自覚症状が 認められたが、試 験責任医師によ り問題なしと判定 された。 有 2 中村文哉、大澤 一仁、中村康則、 澤邊昭義、三浦 直樹、奥田次郎 薬理と治療, 45 (8), 1303-1314, 2017. 「ラクトノナデカペ プチド (NIPPLTQTPVV VPPFLQPE)」を 含有する錠剤の 摂取が健常中高 齢者の認知機能 に及ぼす影響- ランダム化プラセ ボ対照二重盲検 並行群間比較試 験- RCT P:物忘れを自覚 する45歳以上の 健常な中高齢者 に I:ラクトノナデカペ プチドを含む食品 を経口摂取させる と C:ラクトノナデカ ペプチドを含まな いプラセボ食品を 経口摂取させた 場合と比べて O:認知機能(計 算作業の効率)を 維持するか 日本、みうらクリ ニック 物忘れの自覚症 状を有する又は 物忘れの症状を 有すると近親者 や知人に指摘さ れたことのがある 60歳以上79歳以 下の健常な男女 で、MMSEスコア が24点以上の認 知症の疑いの無 い方72名。脱落2 名。解析対象70 名。 ●プラセボ群 35名(男性19名、 女性16名) 年齢 68.3±4.2 歳 ●LNDP群 35名(男性17名、 女性18名) 年齢 67.9±4.1 歳 カゼイン酵素分 解物由来のラクト ノナデカペプチド (NIPPLTQTPVV VPPFLQPE)を一 日摂取量あたり 2.1mg含む錠剤を 12週間摂取 カゼイン酵素分 解物由来のラクト ノナデカペプチド (NIPPLTQTPVV VPPFLQPE)を含 まない同形状で 味や外観が変わ らないプラセボを 12週間摂取 PPS 内田クレペリン検 査、MMSE、再認 記憶試験 *主要と副次の 記載はなかった SF-36 めまいなどの神 経症状や胃腸症 状などの副作用 は、プラセボおよ び試験食品群の いずれでも発生し なかった。 有 【閲覧に当たっての注意】 本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる可能性があるので注意すること。 他の様式を用いる場合は、この表と同等以上に詳細なものであること。
商品名:すらすらケア No. 著者名 掲載雑誌 タイトル 除外理由 1 大澤一仁、佐藤功規、指原浩 一、中村康則、宮田智、橋本康 太郎、関耕平、花田隆造、阿部 正人、平野尚伸 応用薬理, 95(3/4), 63-72, 2018. 「ラクトノナデカペプチド (NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)」を含有する食品の摂 取が健常者の情報処理能力に及ぼす影響-ランダ ム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験- 被験者に45歳未 満の方を含むた め 2 大澤一仁、佐藤功規、指原浩 一、中村康則、宮田智、橋本康 太郎、関耕平、花田隆造、阿部 正人 応用薬理, 95(3/4), 53-62, 2018. 「ラクトノナデカペプチド (NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)」を含有する食品の摂 取が健常者の記憶力に及ぼす影響-ランダム化二 重盲検プラセボ対照並行群間比較試験- 被験者に45歳未 満の方を含むた め 他の様式を用いる場合は、この表と同等以上に詳細なものであること。 【閲覧に当たっての注意】 本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる 可能性があるので注意すること。
商品名:すらすらケア No. 研究実施者 臨床研究登録デー タベース名 タイトル 状態(研究実施中 等) 1 静岡県立大学 薬食生命科 学総合学府 薬学研究員 薬食研究推進センター UMIN-CTR 乳由来ペプチド含有食品による高 齢者の認知機能への影響に関す る研究 試験終了 他の様式を用いる場合は、この表と同等以上に詳細なものであること。 【閲覧に当たっての注意】 本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる 可能性があるので注意すること。
商品名:すらすらケア No. 著者名、タイトル、掲載雑誌等 1 厚生労働省. 健康日本21(第二次). https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21.html. 2 厚生労働省. e-ヘルスネット.https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-043.html. 3 村上宣寛ら. 臨床心理アセスメントハンドブック 改訂版. 北大路書房. 2008; p105-107.
4 Ohsawa K et al. Lactobacilus helveticus – fermented milk improves learning and memory inmice. Nutr Neurosci. 2015; 18(5): 232-240.
5 Ohsawa K et al. Identification of peptides present in sour milk whey that amelioratescopolamine – induced memory impairment in mice. Int J Food Sci Nutr. 2018; 69(1): 33-45.
6 Randolph C et al. The repeatable battery for the assessment of neuropsychological status(RBANS): preliminary clinical validity. J Clin Exp Neuropsychol. 1998; 20: 310-319.
7 山嶋哲盛ら. 「アーバンス(RBANS)」神経心理テストによる高次脳機能評価. 脳神経. 2002;54(6): 463-471. 8 松井三枝ら. 日本語版神経心理検査RBANSの信頼性と妥当性. 富山大医学会誌. 2010; 21(1):31-36. 9 杉下守弘ら. MMSE-J(精神状態短時間検査-日本版)原法の妥当性と信頼性.認知神経科学.2018; 20(2): 91-110. 10 外岡豊彦. 内田クレペリン精神検査の概略1, 8, 9. 内田クレペリン精神検査・基礎テキスト. 日本・精神技術研究所. 2016; p8, 15, 16. 11 辻真貴ら. 乳酸菌発酵ステビア(SW03)と砂糖との労働負荷計算力低下抑制作用の比較. 応用薬理. 2015; 88(5/6): 81-86. 12 松本直樹ら. 学生を被験者とした二重盲検比較試験による臨床薬理学実習-健常人におけるカフェインの中枢興奮作用-. 聖マリアンナ医科大学雑誌. 2011; 39(2/3): 83-90. 13 関根千夏ら. Caffeineの計算作業能力促進作用-医学部学生実習におけるplacebo対照二重盲 検試験の実施-. 聖マリアンナ医科大学雑誌. 1994; 22: 427-433. 14 梶本修身ら. 冬虫夏草菌糸体エキスおよびアヤムラサキアントシアニン配合飲料の精神機能の 向上に及ぶす効果について. 新薬と臨牀. 2000; 49(9): 857-866.
15 Gary GM. Handbook of psychological assessment. 5th ed. New Jersey: John Wiley & Sons. 2009.
他の様式を用いる場合は、この表と同等以上に詳細なものであること。
【閲覧に当たっての注意】
本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる 可能性があるので注意すること。
商品名:すらすらケア *各項目の評価は“高(−2)”,“中/ 疑い(−1)”,“低(0)”の3 段階 まとめは“高(−2)”,“中(−1)”,“低(0)”の3 段階でエビデンス総体に反映させる。 検索者:レビューワーA、B 各アウトカムごとに別紙にまとめる。 ②盲検性バ イアス ③盲検性 バイアス 研究 コード 研究 デザイン ランダム 化 割り付けの 隠蔵 参加者 アウトカム 評価者 ITT、 FAS、 PPS 不完全 アウトカ ムデータ 対象 介入 対照 アウトカ ム まとめ 効果指標 対照群 (前値) (平均値±標 準偏差) 対照群 (後値) (平均値±標 準偏差) 対照群 平均差 (平均値± 標準偏差) p値 介入群 (前値) (平均値±標 準偏差) 介入群 (後値) (平均値±標 準偏差) 介入群 平均差 (平均値± 標準偏差) p値 介入群 vs 対照群 平均差 p値 コメント 日本語版RBANS神経心理 テスト:注意 49.6±6.7 50.8±8.3 記載なし NS 51.4±7.8 55.6±8.0 記載なし p=0.006 記載なし p=0.028 日本語版RBANS神経心理 テスト下位項目:符号 49.5±6.8 49.9±7.9 記載なし NS 51.0±8.0 54.8±8.5 記載なし p=0.009 記載なし p=0.027 コメント(該当するセルに記入) 1 PPS 福井次矢, 山口直人監修.Minds診療ガイドライン作成の手引き2014.医学書院.2014.を一部改変 【閲覧に当たっての注意】 本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる可能性があるので注意すること。 対照 ラクトノナデカペプチドを含まないプラセボ食品の経口摂取 対象 物忘れを自覚する45歳以上の健常な中高齢者 介入 ラクトノナデカペプチドを含む食品の経口摂取 0 アウトカム 認知機能(注意力)の維持 個別研究 バイアスリスク* ①選択バイアス ④症例減少 バイアス ⑤選択的 アウトカム 報告 ⑥その他の バイアス まとめ 非直接性* 各群の前後の値 1 RCT 0 0 0 0 -1 0 0 0 0 0 0 0 0
商品名:すらすらケア *各項目の評価は“高(−2)”,“中/ 疑い(−1)”,“低(0)”の3 段階 まとめは“高(−2)”,“中(−1)”,“低(0)”の3 段階でエビデンス総体に反映させる。 検索者:レビューワーA、B 各アウトカムごとに別紙にまとめる。 ②盲検性バ イアス ③盲検性 バイアス 研究 コード 研究 デザイン ランダム 化 割り付けの 隠蔵 参加者 アウトカム 評価者 ITT、 FAS、 PPS 不完全 アウトカ ムデータ 対象 介入 対照 アウトカ ム まとめ 効果指標 対照群 (前値) (平均値±標 準偏差) 対照群 (後値) (平均値±標 準偏差) 対照群 平均差 (平均値± 標準偏差) p値 介入群 (前値) (平均値±標 準偏差) 介入群 (後値) (平均値±標 準偏差) 介入群 平均差 (平均値± 標準偏差) p値 介入群 vs 対照群 平均差 p値 コメント 675.7±199.6 716.1±204.5 40.3±42.9 p<0.05 665.9±186.8 731.4±188.0 65.5±52.9 p<0.05 25.2 p=0.033 前半 738.5±200.9 755.2±207.9 16.7±45.8 p<0.05 736.2±199.6 788.1±210.6 51.9±63.0 p<0.05 35.2 p=0.0095 後半 コメント(該当するセルに記入) 2 PPS 福井次矢, 山口直人監修.Minds診療ガイドライン作成の手引き2014.医学書院.2014.を一部改変 【閲覧に当たっての注意】 本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる可能性があるので注意すること。 対照 ラクトノナデカペプチドを含まないプラセボ食品の経口摂取 対象 物忘れを自覚する45歳以上の健常な中高齢者 介入 ラクトノナデカペプチドを含む食品の経口摂取 0 0 アウトカム 認知機能(計算作業の効率)の維持 個別研究 バイアスリスク* ①選択バイアス ④症例減少 バイアス ⑤選択的 アウトカム 報告 ⑥その他の バイアス まとめ 非直接性* 各群の前後の値 内田クレペリン検査 正答数 2 RCT 0 0 0 0 -1 0 0 0 0 0 0 0
商品名:すらすらケア エビデンスの強さはRCT は“強(A)”からスタート,観察研究は弱(C)からスタート *各項目は“高(−2)”,“中/ 疑い(−1)”,“低(0)”の3 段階 **エビデンスの強さは“強(A)”,“中(B)”,“弱(C)”,“非常に弱(D)”の4 段階 エビデンス総体 アウトカム 研究デザ イン/研 究数 バイアス リスク* 非直接性 * 不精確* 非一貫性 * その他 (出版バ イアスな ど*) 上昇要因 (観察研究*) 効果指標 対照群 (前値) 対照群 (後値) 対照群 平均差 介入群 (前値) 介入群 (後値) 介入群 平均差 介入群 vs 対照群 平均差 コメント 注意力 RCT/1 0 0 0 -1 -1 - エビデンスの強さ中(B) 計算作業の効率 RCT/1 0 0 0 -1 -1 - エビデンスの強さ中(B) コメント(該当するセルに記入) 注意力 抽出され た文献の 対象者が 60名で あったた め、低と した 抽出され た文献が 1報であ るため、'' 中/疑''と した 採用され た文献が 1報であ るため、 可能性は 否定でき ない 観察研究で ないため該 当しない 定性的レ ビューの ため統合 せず 抽出された文献 の対象者が60名 であったため、中 (B)とした 計算作業の効率 抽出され た文献の 対象者が 70名で あったた め、低と した 抽出され た文献が 1報であ るため、'' 中/疑''と した 採用され た文献が 1報であ るため、 可能性は 否定でき ない 観察研究で ないため該 当しない 定性的レ ビューの ため統合 せず 抽出された文献 の対象者が70名 であったため、中 (B)とした 福井次矢, 山口直人監修.Minds診療ガイドライン作成の手引き2014.医学書院.2014.を一部改変 【閲覧に当たっての注意】 本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる可能性があるので注意すること。 定性的レビューのため統合せず 定性的レビューのため統合せず 対照 ラクトノナデカペプチドを含まないプラセボ食品の経口摂取 対象 物忘れを自覚する45歳以上の健常な中高齢者 介入 ラクトノナデカペプチドを含む食品の経口摂取 各群の前後の値
商品名:すらすらケア P I(E) C コメント バイアスリスクの まとめ 採用した文献1報のバイアスリスクについて、症例減少バイアスは解析対象集団が PPSのため''中/疑''と評価したが、その他のバイアスリスクは''低''であったため、バイ アスリスクのまとめとしても''低''と評価した。 非直接性の まとめ PICOに対する乖離は無かったため、非直接性は''低''と評価した。 01 計算作業の効率維持 採用した文献のバイアスリスクのまとめは''低''と評価した。非直接性、不精確につい ても''低''と評価したが、抽出された文献が2報であったことから、非一貫性、その他の バイアス(出版バイアスなど)は''中/疑''と評価し、エビデンスの強さは''中''と評価し た。 非一貫性その他 のまとめ 非直接性の まとめ PICOに対する乖離は無かったため、非直接性は''低''と評価した。 抽出された文献は1報のみのため一貫性が不明であり、非一貫性は''中/疑''と評価し た。不精確については、採用した文献の解析対象者が60例の症例数であったことか ら、''低''と評価した。その他のバイアスとしては、採用文献が1報であり出版バイアス が想定されるため’’中/疑’’と評価した。 01 バイアスリスクの まとめ リサーチ クエスチョン 物忘れを自覚する45歳以上の健常な中高齢者に、ラクトノナデカペプチドを含む食品 を経口摂取させると、ラクトノナデカペプチドを含まないプラセボ食品を経口摂取させ た場合と比べて、認知機能を維持させるか 物忘れを自覚する45歳以上の健常な中高齢者 ラクトノナデカペプチドを含む食品の経口摂取 ラクトノナデカペプチドを含まないプラセボ食品の経口摂取 注意力の維持 採用した文献1報のバイアスリスクについて、症例減少バイアスは解析対象集団が PPSのため''中/疑''と評価したが、その他のバイアスリスクは''低''であったため、バイ アスリスクのまとめとしても''低''と評価した。
コメント 福井次矢, 山口直人監修.Minds診療ガイドライン作成の手引き2014.医学書院.2014.を一部改変 【閲覧に当たっての注意】 本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる 可能性があるので注意すること。 採用した文献のバイアスリスクのまとめは''低''と評価した。非直接性、不精確につい ても''低''と評価したが、抽出された文献が1報であったことから、非一貫性、その他の バイアス(出版バイアスなど)は''中/疑''と評価し、エビデンスの強さは''中''と評価し た。 ら、''低''と評価した。その他のバイアスとしては、採用文献が1報であり出版バイアス が想定されるため’’中/疑’’と評価した。
商品名:すらすらケア 1.表示しようとする機能性 本品にはラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)が含まれます。ラクトノナデカペプ チド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)には、加齢とともに低下する認知機能の一部である注意力(視 覚性情報を一時的に記憶しながら、事務作業を速く正確に処理していく能力)の維持と計算作業 の効率維持に役立つ機能が報告されていますので、ものごとを忘れやすいと感じている健常な 中高年の方に適しています。 2.研究レビューの結果と表示しようとする機能性の関連性 1)食品性状 採用した文献で使用されている試験食品は、1報ではラクトノナデカペプチドを一日摂取量あた り2.1mg含む錠剤であり、もう1報ではラクトノナデカペプチドを一日摂取量あたり2.4mg含む飲料 であった。いずれの研究においても肯定的な結果が得られており、食品性状の違いはラクトノナ デカペプチドの機能性には影響しないと考えられた。試験食品に含まれているラクトノナデカペプ チドと当該製品の機能性関与成分ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)は同一で ある。当該製品は錠剤であり、試験食品の一つの飲料とは性状が異なるものの、当該製品の崩 壊性は良好であるため、機能性関与成分の消化吸収に差は無いと考えられる。また、当該製品 において、製造時および品質安定性の試験にて、添加した食品や食品添加物が機能性関与成 分の品質に影響しないことを確認しており、機能性関与成分自体の作用に影響は無いと考えら れる。試験食品と当該製品とで機能性関与成分以外の成分に違いはあるが、一日摂取目安量 あたり2.4mgのラクトノナデカペプチドが当該製品において担保されており、当該製品の機能性に 影響は無いと考えられる。したがって、本研究レビューの結果は当該製品へ適用可能と考えられ る。 2)機能性関与成分の一日当たりの摂取目安量 本研究レビュー結果より、採用された文献における機能性関与成分ラクトノナデカペプチド (NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)量は2.4mg/日以上であった。当該製品でも、ラクトノナデカペプチド (NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)2.4mg/日を担保している。 3)対象者と日本人への外挿性 採用した文献2報は、いずれも健常な中高齢の日本人男女を対象としたものであり、日本人へ の外挿性については問題ない。 1報の被験者は、物忘れの自覚症状を有する又は物忘れの症状を有すると近親者や知人に指 摘されたことのある50歳以上70歳以下の健常な男女で、日本語版RBANS神経心理テストスコア が29-52点の認知機能が低下気味の方61名を対象とした試験であった。もう1報の被験者は、物 忘れの自覚症状を有する又は物忘れの症状を有すると近親者や知人に指摘されたことのある60 歳以上79歳以下の健常な男女で、23点以下で認知症が疑われると判定できるMMSEスコアが24 点以上(試験開始時の被験者のMMSEスコアはプラセボ群で27.3±1.4、試験食品群で27.3±1.8 (いずれも平均値±標準偏差))の認知症の疑いが無い方72名を対象とした試験であった。いず れも加齢とともに認知機能が低下した、ものごとを忘れやすいと感じている健常な中高齢者で あった。 4)機能性関与成分の定性的性状 ラクトノナデカペプチドはβカゼイン中に存在する19残基のペプチドであり、そのアミノ酸配列は NIPPLTQTPVVVPPFLQPEである。採用文献2報において、1報は発酵乳由来のラクトノナデカペ プチド、もう1報はカゼイン酵素分解物由来のラクトノナデカペプチドを用いていた。いずれの研究 においても肯定的な結果が得られていることから、機能性関与成分の定性的性状について、由 来の違いによる差異はないと考えられた。当該製品ではラクトノナデカペプチドを含む原料として カゼイン酵素分解物を用いているため、機能性関与成分の定性的同等性は担保されている。
【閲覧に当たっての注意】 本シートは閲覧のみを目的とするものであり、不適正な利用は著作権法などの法令違反となる 可能性があるので注意すること。 「健康日本21(第二次)」)」では、少子高齢化が進む中で、健康寿命の延伸を実現するために は、生活習慣病の予防とともに、社会生活を営むための機能を高齢になっても可能な限り維持す ることが重要であるとし、その一項目として認知機能が挙げられている。よって認知機能を維持 することは、国民の健康の維持増進に資すると考えられる。 本研究レビューのアウトカム「注意力」に対しては、効果指標である日本語版RBANS神経心理 テストにおける注意力スコアおよびその下位検査項目の符号課題スコアで肯定的な結果が得ら れていたため、表示しようとする機能性においては、「認知機能の一部である注意力」と冠して、 注意力の詳細な説明を(括弧)内に符号課題にて説明される内容を機能性として表示することが 適切と判断した。符号課題は、符号と数字の対応表を見ながら120秒間に符号に対する数字を紙 に記入させる作業検査であり、事務処理の速度と正確さ、視覚的な短期記憶力等が評価され る。したがって符号課題スコアの肯定的な結果は、「視覚性情報を一時的に記憶しながら、事務 作業を速く正確に処理していた」と解釈できることから、「注意力(視覚性情報を一時的に記憶し ながら、事務作業を速く正確に処理していく能力)の維持」を表示することは合理的であると考え られた。 本研究レビューのアウトカム「計算作業の効率」に対しては、効果指標である内田クレペリン検査 における正答数変化量で肯定的な結果が得られていた。内田クレペリン検査は簡単な計算作業 を繰り返す検査であり、その正答数変化量で肯定的な結果が得られていることから、「計算作業 の効率維持」を表示することは合理的であると考えられた。 3.研究の限界 本研究レビューでは、採用された文献が1報であった。出版バイアスの可能性も否定できないた め、今後のさらなる研究の充実が望まれる。 以上のことから、本研究レビューの結果は、表示しようとする機能性「本品にはラクトノナデカペ プチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)が含まれます。ラクトノナデカペプチド (NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)には、加齢とともに低下する認知機能の一部である注意力(視覚 性情報を一時的に記憶しながら、事務作業を速く正確に処理していく能力)の維持と計算作業の 効率維持に役立つ機能が報告されていますので、ものごとを忘れやすいと感じている健常な中 高年の方に適しています。」に対し十分な根拠を有すると考えられた。 また、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の医療用医薬品、一般医薬品・要指導 医薬品の添付文書等検索データベースにおいて、「注意力の維持」および「計算作業の効率維 持」という表現を検索したところ、いずれも検出されなかった。したがって、これらの表現は、健常 者の健康の維持・増進の範囲内の表現であり、医薬品を標榜させる表現ではないと判断した。但 し、疾病の治療・予防効果を暗示していると消費者に誤認を与えないようにすること、特に医師の 診察や治療を受ける機会を逸すること防ぐために、パッケージに「本品は、疾病の診断、治療、 予防を目的としたものではありません。疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用してい る場合は医師、薬剤師に相談してください。」と記載している。