• 検索結果がありません。

新抗アレルギー剤Polypeptide(MS-Antigen)の臨床効果と作用機序

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "新抗アレルギー剤Polypeptide(MS-Antigen)の臨床効果と作用機序"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1

5

0

(

3

4

)

コ ノ守ヤシ ケイ コ 氏名(生年月日〉 本 籍 学 位 の 種 類 学 位 授 与 の 番 号 学 位 授 与 の 日 付 学 位 授 与 の 要 件 学 位 論 文 題 目 論 文 審 査 委 員

小 キ 木

子 ( 医 学 博 士 乙第

6

6

3

号 昭和

8

5

2 月1

1

6

日 学 位 規 則 第

5

条 第

2

項 該 当 ( 博 士 の 学 位 論 文 提 出 者 〉 新 抗 ア レ ル ギ ー 剤

e

i

d

e

p

t

y

p

o

l

P

(MS-Antigen)

の 臨 床 効 果 と 作 用 機 序 ( 主 査 〉 教 授 石 井 哲 夫 ( 副 査 〉 教 授 吉 岡 守 正 , 教 授 滝 沢 敬 夫

論 文 内 容 の 要 旨

研究目的 新アレルギ一治療剤

n

g

e

n

t

i

-

a

M

S

は,アレルギー患 者の尿を外毒素部分的濃縮法と有機溶媒による分別沈 澱法により得られた製剤である.第二燐酸ナトリウム

(98%

入有機成分(1

_2%

,確認されたアミノ酸,

9

1

種〉 からなり,

7

6

9

1

年添田によって開発された. 基礎研究において,モルモットでアナフィラキシー ショックの抑制,家兎でアルサス現象の抑制がみられ 7こ

1

9

7

2

年,厚生省医薬品製造承認を受け,健保採用さ れ,アレルギー疾患の非特異的減感作療法剤として使 用されている. 抗原液の皮内反応関値は,血中

n

i

g

a

e

r

価と相関する ことが確認されており,ハウスダスト皮内反応の強さ と,

RAST

(ダニ〕スコアがよく相関する報告もある. 本剤投与患者につき,治療前後の皮内反応関値を測定 し,合せて血清

g

E

I

値の測定を行ない,臨床効果との 関係について検討し,作用機序解明を試みた. 対象および研究方法

1

9

7

2

1

月より,

6

7

9

1

0

1

月までの本剤により治療 した鼻アレルギー患者で,皮内反応陽性の

7

9

例につい て行なった. 投与方法は成人には本剤

1

40mg

,小児には

20mg

を週

2-3

回筋注による約

0

2

回投与し,臨床経過を観 察した. 皮内反応関値の測定は,ハウスダスト,ブタクサ花 粉,カンジダの

3

種の診断用抗原液(トリイ〉の

0

1

倍 希釈系列を,治療前後,および治療6

-12

カ月後に測

7

8

8

定した. 血清

g

E

I

値測定は,

e

l

g

n

i

S

l

a

i

d

a

r

n

o

i

s

u

f

i

f

d

-

o

n

m

m

i

法によって行なった. 結 果 1)皮内反応闇値

9

7

例の治療後における関値上昇例

3

3

(

3

4

%

)

, 闇 値 不変例

3

5

)

.

6

%

(

5

4

,間値下降例

1

1

)

.

3

%

(

1

1

であっ た 臨床効果と比較すると,本剤の治療による奏効例

0

8

例中関値上昇例

1

3

(

3

9

%

)

,関値不変例

1

4

%

)

(

5

1

, 関値下降8例(1

0%)

であった.治療無効例

7

1

例では, 闘値上昇例

2

例(1

2%)

,闇値不変例

2

1

(

7

1

%

)

と関 値上昇例が少なく,治療成績とよく符号した.

2

)

血 清

g

E

I

値 血 清

E

I

g

値高値の

2

2

%

)

2

.

7

(

2

について検討した. 治療前後で

10%

以上の増減を有意、の増減として検討し た 本剤による治療成績と比較すると,著効

9

2

例中の血 清

E

g

I

値 高 値

0

1

例の治療前後の変化は,下降

6

例,不 変

4

例であった.有効

1

5

例中の血清

E

I

g

値 高 値

8

例 で は下降4 例 , 不 変 4 例であった.治療無効

7

1

例中の血 清

E

I

g

高 値 は

4

例だった. 考察 本剤は非特異的減感作療法剤と考えられるが,その 作用機序の詳細は未だ解明されていない. レアギン価が

RAST

法の測定で普及したが,アレノレ ゲ ン 皮 内 反 応 も 皮 膚 感 作 抗 体 レ ア ギ ン の 特 異 性 を

n

i

v

i

v

o

で検出するものとして捨てがたい価値がある.本

(2)

剤の治療において皮内反応関値は上昇の傾向を示し た.本剤治療における基礎研究で,抗体産生を抑制し ない成績や,モルモットのアナフィラキシー遮断抗体 と考えられる7SY2 抗体の増加の成績と合せて,阻止抗 体産生の可能性を示唆し,アレルギー治療剤としての 有用を示すものと思われる. 滅 感 作 療 法 前 後 の 血 清IgE 値 の 変 動 に 関 す る 報 告 は,必ずしも一定していない.本剤による治療前後平 均3カ月の検討では,血清IgE 値が高く保育していた 2 2 症例のうち,治療奏効例の中に血清IgE 11直の減少し 1 5 1 た01例を認めた. 結語 1)新抗アレルギー性ポリペプタイド )ntigen(MS-a により治療した鼻アレルギー症例79例について,治療 奏効例は08例 (82.5%) であった. 2 ) 本剤奏効例中の皮内反応関値上昇例は13 例8.83( %)で,治療効果とよく相関した. 3 ) 本剤奏効例中には,血清IgE 高値保有例に,治療 後血清IgE 値の減少したものがあった.

論 文 審 査 の 要 旨

MS-Antigen は居、者の尿から精製されたポリベプタイドであるが,著者は97 例 の 鼻 ア レ ル ギ ー 患 者 に つ い て 本 剤 を 非 特 異 抗 原 と し て 週2回 筋 肉 内 注 射 を し , 約20 回を1クールとした. その結果. 80 例 (82.5%) に奏効がみられた. MS-Antigen の 作 用 機 序 に つ い て 化 学 伝 達 物 質 の 枯 渇 作 用 , 遮 断 抗 体 の 増 加 . IgE 減少,抗原闘値の上昇などが考慮、された.実際の症例でも特異抗原の 皮 内 反 応 闘 値 の 上 昇 が13 例 (38.8%) にみられ. 01 例 で は 治 療 開 始3カ月でIgE の減少をみた. 主論文公表誌 新抗アレルギー剤eideptypolp (MS-Antigen) の臨 床効果と作用機序 逓 信 医 学 第53 巻 第1号 23-30 頁(昭和 85年1月発行〉 副論文公表誌 1)新抗アレルギー性ポリペプチド (MS アンチゲ ン〉による治療後,皮内反応陰性化した症例 について 耳鼻と臨床 72 (2) 441-444 昭( )65 2 ) 新抗アレルギー性ポリベプタイド)enignt-aMSC 投 与 に よ る 皮 内 反 応 関 値 な ら び に 血 清IgE に及ぼす効果と臨床成績の関係について. 耳鼻と臨床 72 (2) 445-449 昭( )65 3 ) 新抗アレルギー剤MS-antigen )edtipeplyop( 7 8 9 ー による掌腕腹痛症の治療成績. 逓信医学 34 )21( 745-750 昭( 5)7 4 ) 再発性アフタ性口内炎の新抗アレルギー性ポリ ベプタイドgen)(MS-anti による治療成績. 逓信医学 34 )11( 671-676 昭( )75 5 ) 耳鼻咽喉感染症に対する982T-1 の基礎的なら びに臨床的検討. Chemotherapy 03 C 3) 936-942 昭( 5)7 6 ) 耳鼻咽喉感染症に対するlxirodfaeC の基礎的 ならびに臨床的検討. Chemotherapy 82 C 7) 480-488 昭( )55 7 ) 1220T- による耳鼻咽喉感染症の基礎的ならび に臨床的検討. Chemotherapy 52 (5) 9051 -1518 昭( )25

参照

関連したドキュメント

などから, 従来から用いられてきた診断基準 (表 3) にて診断は容易である.一方,非典型例の臨 床像は多様である(表 2)

in vivo では RIF は NTCP をほとんど阻害していないと考えられ、血漿中 DHEAS 濃度上 昇の原因にはならないと考えられた。血漿中 DHEAS 濃度の上昇が RIF による OATP

cin,newquinoloneなどの多剤併用療法がまず 選択されることが多い6,7).しかし化学療法は1

られてきている力:,その距離としての性質につ

 スルファミン剤や種々の抗生物質の治療界へ の出現は化学療法の分野に著しい発達を促して

  BCI は脳から得られる情報を利用して,思考によりコ

式目おいて「清十即ついぜん」は伝統的な流れの中にあり、その ㈲

り最:近欧米殊にアメリカを二心として発達した