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HDC-EDI Base B2B LE Version 導入事前説明書

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HDC-EDI Base B2B LE

Version 4.5.0 導入事前説明書

ここでは、HDC-EDI Base B2B LE をインストールするにあたっての準備、注意事項を記載しま す。 Seq 項目 内容 1 動作環境 (注意) 動作環境について 2 ディスク容量 (注意) インストール容量の見積もり 3 OS (設定) ホスト名について 4 DB (設定) SQL Server インストールの設定 5 Java 関連 (注意) ホスト名の名前解決について (注意) JDK のバージョン (注意) JDK6 について (注意) TLS による暗号化通信について (注意) JDK7 以降で SSL 通信を利用する場合の注意点 (注意) Java の不具合についての注意点 6 クライアント端末 (注意) ブラウザのバージョン 7 RMI ポート番号の 注意事項 (注意) RMI ポート番号について 8 メールEDI (注意) POP3クライアント機能 (注意) SMTP クライアント機能 (注意) SMTP サーバ機能 9 WebAgent アダプタ (注意) 稼働環境について (注意) サービス設定について 10 証明書 (注意) 鍵長について 11 IPv6 (注意) IPv6 について (注意) 通信について (注意) IPv4 と IPv6 が有効な環境について (注意) FTP クライアント使用時の回線情報の設定

12 deTradeⅡ (注意) 2GByte 以上のファイル転送対応による Java Plug-In バ ージョンの引き上げ (注意) 負荷分散装置などを経由する場合 13 deTradeⅡ自動送受 信コマンド (注意) 2GByte以上のファイル転送対応によるJavaバージョンの 引き上げ 14 その他注意事項 (設定) UST の設定について (設定) ライセンスキーのインストールについて

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(注意) ポート番号の衝突について (設定) PCNV の設定について

(注意) ウイルススキャンを実施する際の注意点 (注意) データファイルサイズ制限について (注意) 使用ライブラリについて

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1. 動作環境について HDC-EDI Base B2B LE が動作する環境は以下の通りです。 対象OS 新規インストール インストーラ保存場所 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 Windows Server 2008 R2 (SP1 以降) Windows Server 2008 x64 (SP2 以降) Windows Server 2008 (SP2 以降) [DVDROM] ¥B2BLE¥setup_jp(en).exe 対象OS アップグレード インストーラ保存場所 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 x64 Windows Server 2008 [DVDROM] ¥B2BLE¥setup_jp(en).exe

* Windows のユーザーアカウント制御(UAC)の機能が有効な時には、HDC-EDI Base クライ アント(運用画面関連)の構築に失敗する場合があります。ユーザーアカウント制御(UAC)の 機能を無効に変更してからインストールおよびアップグレードを実行してください。

また、Administrator 以外のユーザーアカウントを使用する場合には、管理者権限を持つユー ザーアカウントを使用してください。

* インストール方法や同梱ソフトウェアの詳細については、下記を参照してください。 ■HDC-EDI Base B2B LE Installation Guide

[DVDROM]¥B2BLE¥Doc¥Jp(En)¥setup¥InstallationGuide.pdf

* Windows Server 2008 (SP2 以降)をご利用になる場合は、インストーラーが使用している JDK8 はサポート対象外のため、サポートしている JDK7 を事前にインストールしていただく必 要があります。JDK7 のインストーラーの場所については、上記ファイルの「付録 B 同梱ソフト について」の「B-3. Windows Server 2008(32bit/64bit)ご利用時の同梱ソフトについて」を参照 してください。

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2. ディスク容量について HDC-EDI Base B2B LE 単体インストールでは、150M を必要とします。 また、HDC-EDI Base B2B LE は、送受信データを、データベース領域でなく、通常のディスク 領域に格納するので、別途送受信データ容量に応じてディスク容量を見積もってください。 尚、お使いのパソコンに.NetFramework4 がインストールされていない場合、 .NetFramework4.6 のインストールを行うため、4.5 GB の空き容量が必要となります。 * .NetFramework4をご利用の場合の注意点

.NetFramework4 Client Profile のみをインストールしている場合は、 .NetFramework4.6 のインストールが行われます。 3. オペレーティングシステムについて (1) ホスト名について ホスト名(コンピュータ名)は、DNS ホスト名で使用可能な文字、英字(A~Z,a~z)、数字(0~ 9)、ハイフン( - )で命名してください。 4. データベースについて (1) SQL Server インストールについて

本パッケージにはMicrosoft SQL Server 2014 SP1 Express が同梱されていますが、既に SQL Server がインストールされているマシンに導入する事もできます。 SQL Server を使用する場合の注意点として、SQL Server のインストールをデフォルトで行う と大文字/小文字、カタカナ/ひらがな、半角文字/全角文字の区別を行わない設定になりま す。HDC-EDI Base B2B LE では、大文字/小文字、カタカナ/ひらがな、半角文字/全角文 字の混在が可能なため登録によってはレコードを区別できなくなり運用に支障が発生します。 SQL Server のインストール時は必ずカスタムセットアップを行い[大文字小文字を区別する]、[ア クセントを区別する]、[カタカナを区別する]、および[文字幅を区別する]設定を行ってください。 また、必ずSQL Server 認証を行う設定でインストールを行ってください。 5. Java 関連 (1) ホスト名の名前について JDK のデフォルト設定では、一度ホスト名が名前解決された場合、IP アドレスを永久キャッシ ュします。 そのため、サーバのホスト名を変更せずにIP アドレスのみを変更した場合、HDC-EDI Base B2B LE は、JDK がキャッシュした変更前 IP アドレスを参照することになり正常に通信できな くなります。 上記の現象は、HDC-EDI Base を再起動することで解決できます。 HDC-EDI Base を頻繁に再起動することが難しい場合

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は、%JDK_HOME%/jre/lib/java.security の下記パラメータを変更後、HDC-EDI Base を再 起動することで変更後のIP アドレスを参照することができます。 下記の例は、JDK が IP アドレスをキャッシュしなくなる設定となります。 networkaddress.cache.ttl=0 networkaddress.cache.negative.ttl=0 ※パラメータの詳細は、Java に関する資料などを参照してください。 (2) JDK のバージョン 以下の通信機能をご利用の場合には、JDK7 以上が必要になります。 ・OFTP2 手順 ・SFTP サーバ手順 JDK7 以上にて SSL 通信の機能を利用される場合は、「(5)JDK7 以降で SSL 通信を利用す る場合の注意点」の内容をご確認ください。 (3) JDK6 について JDK6 の環境に HDC-EDI Base B2B LE をインストールされる場合は、インストーラーが使用 しているTomcat8 はサポート対象外のため、サポートしている Tomcat7 を事前にインストール していただく必要があります。Tomcat7 のインストーラーの場所については、下記ファイルの 「付録B 同梱ソフトについて」の「B-4.JDK6 ご利用時の同梱ソフトについて」を参照してくださ い。

■HDC-EDI Base B2B LE Installation Guide

[DVDROM]¥B2BLE¥Doc¥Jp(En)¥setup¥InstallationGuide.pdf (4) TLS による暗号化通信について

HDC-EDI Base の SSL 通信は、Java の JSSE(Java Secure Socket Extension )の仕様お よび動作に依存しています。 SSL3.0 の脆弱性の問題から、IETF(インターネット技術の標準化を推進する団体)より公表 されたRFC 7568 によって、SSL3.0 は使用せずTLS1.0 以降の使用が推奨されるようになり ました。 上記理由により、以下のバージョン以降ではTLS での通信を行うようになり、SSL3.0 は拒否 されるようになります。 ・JDK6 update 91 以降 ・JDK7 update 75 以降 ・JDK8 update 31 以降 なお、上記バージョン以降のJava をご利用時に、SSL3.0 を使用する相手先との通信を実現 する必要がある場合は、

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%JDK_HOME%/jre/lib/security/java.security の下記パラメータから"SSLv3"を削除後、 HDC-EDI Base を再起動することで SSL3.0 をご利用することができます。 jdk.tls.disabledAlgorithms ※パラメータの詳細は、Java に関する資料などを参照して下さい (5) JDK7 以降で SSL 通信を利用する場合の注意点 JDK7 以降にて SSL 通信をご利用する場合、以下の機能がデフォルトで有効となります。 ・楕円曲線暗号(ECC)

・JSSE クライアントの Server Name Indication(SNI)

Oracle Java™ SE 7 リリースにおけるセキュリティの拡張機能

http://www.oracle.com/technetwork/jp/articles/java/enhancements7-435563-ja.html JDK6 から JDK7 にアップグレードした場合、通信相手先によっては上記の機能が未対応であ ることが理由により、SSL 通信の発呼接続が異常終了する可能性があります。

SSL 通信の発呼接続に失敗した場合、以下の様な稼働記録が出力されます。

ECC および SNI が未対応の相手先との通信を実現する場合は、HDC-EDI Base 起動時の パラメータに上記機能を無効とするオプションを指定することで回避することが可能です。 ・楕円曲線暗号(ECC)を無効化する場合

-Dcom.sun.net.ssl.enableECC=false

・JSSE クライアントの Server Name Indication(SNI)を無効化する場合 -Djsse.enableSNIExtension=false

上記のオプションを指定する場合、以下の例の様な方法などで対応してください。 サービスでのHDC-EDI Base 起動をご利用の場合

例: Acms.ini の設定にてオプションを指定する場合

Acms.ini ファイルの Service Program Section セクションの Parameter の設定へ、 以下の内容を追加します。 -Dcom.sun.net.ssl.enableECC=false -Djsse.enableSNIExtension=false ・異常終了時のメッセージコード 10084300 ・エラー内容例 HTTP手順で通信相手先への発呼接続に失敗しました

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HDC-EDI Base 起動にバッチをご利用の場合 例: HDC-EDI Base 起動バッチ内にてオプションを指定する場合

acms_start.bat ファイルに以下の様な内容を追加します。

set jvm_opt=%jvm_opt% -Dcom.sun.net.ssl.enableECC=false -Djsse.enableSNIExtension=false 例: HDC-EDI Base 起動バッチの引数にてオプションを指定する場合 acms_start.bat ファイルの起動の際に、以下の様な引数指定を行います。 acms_start.bat "-Dcom.sun.net.ssl.enableECC=false -Djsse.enableSNIExtension=false" (6) Java の不具合についての注意点 ebXML MS(NACCS)手順をご利用の場合、本文とペイロードがデジタル署名されたデータフ ァイルを受信することになりますが、ご利用のJava バージョンにより以下表の制限が発生しま す。 JDK バージョン 制限事項

JDK7 JDK7 update75 以前は Oracle Java の不具合(BugID 8055949)、JDK7 update76 以降は Oracle Java の不具合 (BugID 8077321)により、1 GByte を超えるペイロード署名 済みデータを受信した場合の署名検証が異常終了する。 ※2015/08 時点での情報です。 なお、ebXML MS(流通 BMS)手順の場合も本文とペイロードへのデジタル署名機能が存在し ますが、非推奨とされているため該当しません。 これらの不具合はHDC-EDI Base 側で回避できないため、ファイルサイズを縮小していただく 必要があります。大容量データファイルを受信する可能性がある場合は事前に相手先に分割 送信をしていただくなどの調整を行ってください。 以降はOracle Java の不具合に関する詳細となります。 1. Oracle Java の不具合(BugID 8055949)について

JDK7 update75 以前のバージョンをご利用の場合、Oracle Java の不具合(BugID 8055949)によるとデータファイルサイズの上限サイズが1 GByte(1,073,741,824 Byte)ま でとなることが報告されています。

http://bugs.java.com/view_bug.do?bug_id=8055949

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2. Oracle Java の不具合(BugID 8077321)について

JDK7 update 76 以降をご利用の場合、Oracle Java の不具合(BugID 8077321)によると、 データファイルサイズが1 GByte(1,073,741,824 Byte)を超える場合に署名検証時に以下の 例外が発生するため、データファイルサイズの上限サイズが1 GByte までとなることが報告さ れています。

・発生例外

java.lang.OutOfMemoryError: Requested array size exceeds VM limit ・バグID

http://bugs.java.com/view_bug.do?bug_id=8077321

JDK-8077321 : XMLSignatureInput cannot process a file larger than 1GB

6. クライアント端末 (1) ブラウザのバージョン

HDC-EDI Base B2B LE のインストールが完了後、運用画面操作確認を行うために必要とな ります。OS でサポートされているバージョンである必要があります。

* Microsoft Internet Explorer をご利用の場合の注意点

セキュリティ強化が原因で、ファイル参照ボタンをクリック後、入力または出力 するファイルを選択した場合、ファイル名表示フィールドに「fakepath」と表示 される場合があります。これは、セキュリティゾーンを「ローカルインターネット」 から「ローカルイントラネット」に変更すれば回避できます。 同じくセキュリティ強化が原因で、ファイル参照ボタンをクリックした入力で ファイル名を直接手入力できなくなります。これは、参照機能を使って必ず ファイル名を選択して頂くオペレーションとなります。

* Microsoft Internet Explorer バージョン 10 以降をご利用の場合の注意点

デスクトップ版のMicrosoft Internet Explorer を使用して頂く必要があります。 * Microsoft Internet Explorer バージョン 11 をご利用の場合の注意点

Microsoft Internet Explorer の問題(KB2909974)により、Administrator ユーザで 利用するとポップアップウィンドウが正しく表示されない場合があります。これは、 Administrator 以外のユーザで利用することで回避できます。

7. RMI ポート番号の注意事項 (1) RMI ポート番号について

HDC-EDI Base B2B LE は稼働時に RMI を使用します。HDC-EDI Base B2B LE インストー ルサーバでRMI に使用する TCP ポート番号(通常 1099)が使用可能な状態でなければなりま せん。

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8. メール EDI (1) POP3クライアント機能 本機能を使用する場合、qpopper 相当の POP サーバが必要になります。 (2) SMTP クライアント機能 本機能を使用する場合、sendmail 相当の SMTP サーバが必要になります。 (3) SMTP サーバ機能 本機能を使用する場合、フロントにsendmail 相当の SMTP サーバが必要になります。 SMTPサーバからのリレー受信が可能です。リレー送信はできません。 9. WebAgent アダプタ (1) 稼働環境について WebAgent アダプタ機能を使用する場合、Web ブラウザの操作を自動化するソフトウェア、 「WebAgent」が必要となります。

WebAgent は Windows 上で動作するソフトウェアであり、WebAgent アダプタ機能は WebAgent が導入されたマシン上で稼働させる必要があります。

(2) サービス設定について

WebAgent アダプタを使用する場合、HDC-EDI Base は「ローカルシステムアカウント」として、 且つ「デスクトップとの対話をサービスに許可」とされた状態でサービス起動されている必要が あります。 10. 証明書 SSL およびデジタル署名や実データの暗号化を使用した通信を行う場合の証明書作成時に、 以下の注意事項があります。 (1) 鍵長について コンピュータの性能向上に伴い、暗号アルゴリズムの強度が不十分であると発表がされてい ます。(暗号アルゴリズムの2010年問題) SSL およびデジタル署名や実データの暗号化を利用した通信を行う場合の暗号アルゴリズム の強度をより高い強度に変更する必要があるため、証明書を作成する際の鍵長の指定におい て、2048 ビットを指定する必要があります。

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11. IPv6

(1) IPv6 について

HDC-EDI Base B2B LE では IPv6 を使用することができます。IPv6 を使用する際は、IP アド レスを「角括弧([])」で囲わなければなりません。 xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx の場合は [xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx]となります。 また、省略した表記も使用できますが、同一のアドレスについては同じ省略表記にする必要 があります。同一のアドレスを異なる省略表記とした場合、異なるアドレスとして認識されます。 [2001:db8:3:4::8]と[2001:db8:3:4::8]は同じアドレスと認識しますが、 [2001:db8:3:4::8]と[2001:db8:3:4::0008]は異なるアドレスと認識します。 (2) 通信について IPv6 で通信を行う際は、通信相手先も IPv6 で通信を行う必要があります。通信時に接続エラ ーが発生する場合は、通信相手先にも設定内容を確認してください。 (3) IPv4 と IPv6 が有効な環境について

HDC-EDI Base B2B LE は、100%Pure Java 製品となりますので、IPv4 と IPv6 が有効な環 境で稼働ホストにホスト名を指定した場合は、IP アドレス変換処理は IPv4 が優先されます。 (4) FTP クライアント使用時の回線情報の設定 FTP クライアントで IPv6 のアドレスに発信する場合、以下のように設定してください。 ・回線情報の拡張通信用IP アドレスに稼動ホストの IPv6 アドレスを設定する ・回線グループは、拡張通信用IP アドレスに IPv6 アドレスが設定されている回線だけで構成 する 12. deTradeⅡ

(1) 2GByte 以上のファイル転送対応による Java Plug-In バージョンの引き上げ

HDC-EDI Base B2B LE のバージョン 4.3.0 より、deTradeⅡによる 2GByte 以上のファイル 転送に対応しました。

なお、2GByte 以上のファイル転送を行う場合には、クライアント端末には、Java Plug-In の バージョン1.7 以上をインストールする必要があります。

クライアント端末にJava Plug-In のバージョン 1.7 以上をインストールできない場合は、 deTrade プロパティに「dtc.client_jre_version」を設定することで、Java Plug-In バージョン 1.6 用の送受信Applet を利用することが可能になります。プロパティの設定内容については、

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「deTradeⅡ管理者向け オペレーションガイド」を参照ください。

なお、Java Plug-In バージョン 1.6 用の送受信 Applet を利用する場合は、2GByte 以上のフ ァイル転送を行うと通信エラーが発生しますので、ご注意ください。 (2) 負荷分散装置などを経由する場合 deTradeⅡを使用する際は、負荷分散装置やリバースプロキシ、SSL アクセラレータなどを 経由してWeb サーバへ接続する場合、以下条件を満たす必要があります。 ・セッション維持 負荷分散装置などで割り振りを行う場合、ログインからログアウトまでの接続を同一の Web サーバ(WAS)に割り振り、セッションを維持する必要があります。そのため、セッシ ョン維持が可能な負荷分散装置などを使用してください。 ・負荷分散装置情報の設定 deTrade プロパティの設定で、Web アクセスを受け付けるサーバ(負荷分散装置など) の情報を接続先として設定する必要があります。接続先情報を複数設定する必要があ る場合には、deTrade プロパティではなく WAS で同等の設定をして頂く必要があります。 (設定についての詳細は、インストレーションガイドに記載されています) (3) WAS に Tomcat8 以上をご使用の場合

WAS が Tomcat8 以上である場合に、deTrade プロパティの「dtc.get_method_charset」の 設定が必要になる場合があります。 詳細については、「deTradeⅡ管理者向け オペレーションガイド」を参照ください。 13. deTradeⅡ自動送受信コマンド (1) 2GByte 以上のファイル転送対応による Java バージョンの引き上げ deTradeⅡ自動送受信コマンドのバージョン 1.9.0 より、2GByte 以上のファイル転送に対応 しました。 なお、2GByte 以上のファイル転送対応により、deTradeⅡ自動送受信コマンドのバージョン 1.9.0 を利用する場合は、事前に JRE7 以降をインストールする必要があります。 JRE7 以降をインストールできない場合は、deTradeⅡ自動送受信コマンドのバージョン 1.8.0 以前を利用してください。 14. その他注意事項 (1) UST の設定について

UST を使用する際は、HDC-EDI Base E2X, B2B の稼動記録に UST の情報を出力するた

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下のように設定してください。 ・発呼完了ステータスを「追加あり」に設定する ・通信異常終了通知を「あり」に設定する ・着呼制御を「あり」に設定する (2) ライセンスキーのインストールについて HDC-EDI Base B2B LE の正常運用にはライセンスキーをインストールする必要があります。 HDC-EDI Base B2B LE のインストールが完了後、運用画面からお客様ご自身で、ライセンス キーをインストールしていただきますので、予めご了承ください。(ライセンスキーのインストール 方法は、インストールガイドに記載されています) (3) ポート番号の衝突について DBMS、WAS、またはユーザアプリケーション同士がそれぞれ使用するポート番号が衝突す る可能性があります(ポート8080 番など)。その場合は、デフォルトで使用するポート番号を変 更してください。ただし、DBMS と WAS 同士のポート番号の衝突が発生した場合は、WAS 側の デフォルトポート番号を変更してください。 (4) PCNV の設定について

PCNV を使用する際は、HDC-EDI Base E2X,B2B のACMSプロパティに以下の設定が必要 となります。 また、本設定を行なった場合、UST は使用することができません。 cps.pcnv=ON ※UST と PCNV の同時使用は不可 (5) ウイルススキャンを実施する際の注意点 HDC-EDI Base が動作するマシン上でウイルススキャンを実施する場合、タイミングによって はウイルススキャン対象外の設定を行う必要があります。 1. HDC-EDI Base にて処理実施中にウイルススキャンを実施する場合 HDC-EDI Base 処理中の操作ファイルに対して排他制御が行われた場合、処理が異常終了 してしまうため、HDC-EDI Base インストールディレクトリ配下のログ(log)、データ(data)、一時フ ァイル(tmp)の出力先のディレクトリをスキャン対象外に設定してください。

acms.properties の設定で上記の出力先を変更している場合や、ファイル情報などの「データ 格納ディレクトリ」が個別に設定されている場合は、追加で対象のディレクトリをスキャン対象外 に設定してください。

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してください。 主にacms.properties で変更可能な入出力ファイル・ディレクトリの設定は以下になります。 ※値はデフォルト時の設定です。 ・ログ出力先ディレクトリ acms_tmp_dir=%acms_home%/tmp data_dir=%acms_home%/data log.dir=%acms_home%/log act.dir=%acms_home%/log ・ログ出力先ファイル名 any_log=%acms_home%/log/any_log local_log=%acms_home%/log/locallog cps.port_scan_log_dir=%acms_home%/log/portscanlog ・一時ファイル出力先ディレクトリ(SSL 通信時/一時ファイルチェック時) cps.rsn_tmp_dir=%acms_home%/rsn cps.primary_check_dir=%acms_home%/cmd ・障害メール通知時の参照ファイル名 log.mail_header=%acms_home%/mail_header log.mail_trailer=%acms_home%/mail_trailer ・デバッグ/トレース時のログ出力先 cps.trace_dir=%acms_home%/log debug.filename=%acms_home%/log/debuglog debug.sftp_filename=%acms_home%/log/sftp_debuglog debug.sftp_server_filename=%acms_home%/log/sftp_server_debuglog ・HTTP ベーシック認証パスワード管理ファイル格納先 cps.EBJ_basic_file_name=%acms_home%/basic.password ・キーストアファイルパス名 crypt.keystore_name=%acms_home%/crypt.keystore smime.cer_store_dir=%acms_home%/smime.keystore

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・クリーンアップ時の削除不可ファイルリスト格納先 cl.filelist.dir=%acms_home%/log/cleanup その他、次世代手順使用時は%acms_home%配下のディレクトリに一時ファイルを作成する ことがあります。 2. HDC-EDI Base が起動状態(処理は実施していない)時にウイルススキャンを実施する場合 通信・アプリケーション・クリーンアップ・運用画面/コマンドなどのファイルへの操作が行われ ていない時間帯であれば、スキャン対象外の設定は不要です。 3. HDC-EDI Base が停止状態時にウイルススキャンを実施する場合 HDC-EDI Base が停止中であればスキャン対象外の設定は不要です。

その他、HDC-EDI Base の動作に直接の影響はございませんが、DBMS や WAS のログ出 力先なども設定してください。

(6) データファイルサイズ制限について

HDC-EDI Base の HTTP 回線とメール EDI 回線の回線種別を利用する通信機能にて、以下 の機能では2GByte(2,147,483,648Byte)を超えるデータファイルサイズを処理することが出来 ません。 機能 RosettaNet 1.1 RosettaNet 2.0 ebXML MS(ECALGA) メールEDI そのため、該当する通信機能にて大容量のファイルを処理する必要がある場合、ファイルサ イズを縮小して頂く必要があります。大容量データファイルを処理する可能性がある場合は、事 前に相手先に分割送信をしていただくなどの調整を行ってください。 (7) 使用ライブラリについて

V420 以降の HDC-EDI Base では、SLF4J(Simple Logging Facade for Java)ライブラリを 使用して実装されている機能があります。

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HDC-EDI Base のモジュール(acms.jar ライブラリ)と同一のクラスパス内に、他の SLF4J ラ イブラリを使用したソフトのモジュールが存在する場合に、警告ログがHDC-EDI Base の標準 出力や、他のSLF4J ライブラリを使用したソフトのログ等に出力される場合があります。 そのため、以下の条件に該当するかを確認してください。 ・HDC-EDI Base インストール環境の環境変数のクラスパスに SLF4J ライブラリが存在する 場合 ・HDC-EDI Base インストール環境に既にその他の SLF4J ライブラリを使用したソフトが存在 する場合 ※ご利用ソフトがSLF4Jライブラリを使用しているかは、製品ベンダーにご確認ください。 ・クラスパス競合例(module.jar が SLF4J ライブラリを使用したその他のモジュールです) サービス起動をご利用の場合には、環境変数とAcms.ini の設定が以下のような場合に競 合が発生いたします。 また、バッチでの起動をご利用の場合にも以下の様なクラスパスの競合が想定されます。 ・エラー出力例 上記の様なログが出力される場合、HDC-EDI Base が正常に動作しない可能性があります SLF4J: Class path contains multiple SLF4J bindings.

SLF4J: Found binding in [jar:(Jar ファイルパス)] SLF4J: Found binding in [jar:(Jar ファイルパス)]

SLF4J: See http://www.slf4j.org/codes.html#multiple_bindings for an explanation. SLF4J: Actual binding is of type [(クラス名)]

CLASSPATH = acms.jar;module.jar; または、 CLASSPATH = module.jar;acms.jar; CLASSPATH = acms.jar;module.jar; ・Acms.ini Env1=classpath=%CLASSPATH%; または、 ・Acms.ini Env1=classpath=acms.jar;module.jar;

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ので、クラスパスの指定を、以下の例の様な方法などで対応していただき、他のSLF4J ライブ ラリを使用したモジュールのクラスパスと競合が発生しないようにしてください。

サービスでのHDC-EDI Base 起動をご利用の場合 例: Acms.ini の環境変数の設定から%CLASSPATH%を除去する場合

1. Acms.ini ファイルの Environment セクションから%CLASSPAH%を除去します。 2. 環境変数 CLASSPATH から HDC-EDI Base モジュールを除去します。

CLASSPATH=module.jar;

HDC-EDI Base 起動にバッチをご利用の場合 例: HDC-EDI Base 起動バッチ内にてクラスパスを指定する場合

acms_start.bat ファイルに以下の様な内容を追加します。

set java_opt=%java_opt% -classpath (Jar ファイルパス);(Jar ファイルパス); 例: HDC-EDI Base 起動バッチの引数にてクラスパスを指定する場合

acms_start.bat ファイルの起動の際に、以下の様な引数指定を行います。 acms_start.bat "-classpath (Jar ファイルパス);(Jar ファイルパス);"

上記のHDC-EDI Base をサービス起動する場合の回避例の様に、環境変数から HDC-EDI Base モジュールを除去すると、HDC-EDI Base のコマンドを実行することができなくなってしま います。

そのため、HDC-EDI Base のコマンドを実行する場合には、以下のように実行時に Java の オプションにてクラスパスを指定していただくか、HDC-EDI Base のコマンド実行前に HDC-EDI Base のモジュールを CLASSPATH 変数へ含めていただき、その後実行するなどの対応が必 要となるため注意してください。

例: ACMS のコマンド実行時にクラスパスを指定する場合

コマンドを実行する場合、以下の様なJava オプションを追加し実行します。 java -classpath acms.jar; (ACMS コマンド)

例: 一時的に環境変数 CLASSPATH へ ACMS モジュールを設定する場合 コマンドプロンプトを開いて頂き、以下の様なコマンドを実行します。

参照

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