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デザイン情報学と構成学

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Academic year: 2021

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(1)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service Japanese  Sooiety  for  the  Soienoe  of  Design

デ ザ

情 報 学

構 成 学

Design 

Information

 

Science

 and  Theory of Constructive Art

北 村 元 成      KITAMURA  MQtonari 和 歌 山 大 学 システ ム工 学 部 デザ イ ン情 報 学 科 Wakayama  University

1.

ザ イン情 報 学の

領域

 

近年

大学や専門学 校におい て 「ザ イン情 報」 もしくは 「情 報 デザイン 」名の学 科が多く 見 られ る よ う に なっ た

和歌 山 大 学 システ ム 工学 部 デザ イン 情 報 学 科は全国に先 駆けて

1995

年に開設さ れ

現 在

7

年 目を迎え てい る

この デザイ ン情 報学 科 は 「 ザイ ン」 と 「情 報の融 合した 「ザイン情 報 学

1

という新しい学 問 領 域に対す る研 究

教 育につ い ての 深 耕

その 両 分野に係る知識と技 術を持っ た新し い タイ プの人材を社会に輩出 する こ と を 目 的 と し

デ ザイン某 礎 学

コ ンピュ

タ支 援 設 計

メ デ fア情 報 設 計の

3

講座で構 成さ れて いる

 

こ のデザイン情 報 学に は二 つ の視 点が あ る と考え ら れ る

。一

方はデザ インと情 報の複 合 領 域に対する 双 方か らの視 点

も う

方はデ ザインに お け る情 報

報に お け るデ ザイ ン という視 点で ある (図

1

)。

 

 

 

 

    

       

    

図1 デ ザイ ン と情 報の複 合 領 域   前 者には

1

)情 報 系コ ン テ ン ツに対 するデ ザイン (

Web 、

マル チメディアコ ンテンツ に お け るデ ザイ ン 等 ) というデ ザイ ン か ら情 報 分 野へ の ア プロ

(2)情報技術によるデ ザ イン攴 援 (グラフ ィ ッ ク ア プ リ ケ

シ ョン

、CAD 、

発 想 支 援 等 ) とい う情 報分 野 か らデザ インへ の アプロ

チ が考え られ る

 後者は

3

)情 報の設 計その も の をデザ インと して 捉え る 視 点

も し く は (

4

)デ ザインその ものが情 報 伝 達の

1

っ であるとい う視 点で あ る

デザイン とい う言 葉は

般 的に スタ イ リ ング を あ ら わ す もの と思 われがちであるが

計画

企 画

設 計を含む英 語 的 な意 味に と る と

プロ グ ラミ ング やソ フ ト ウェ ア

報 ア

キ テ ク チ ャの設計 行 為もデ ザイ ンの

領 域 として考える こと が出来る

 ま た

デ ザインを情報 伝達の 媒 体と して捉え る と デ ザイン と いう行 為は

制 作者も し く は クライア ン ト (発 信 者)の 意 志や意見

口的

イ メ

ジと いう 情 報を 形 や色を 川い て ある商品 や作品に具 体 化し

こ れ を介して タ

ゲッ トであるユ

ザも し く は 鑑賞 者 (受信 者 )に その 情 報を伝え よ うとする もの であ ると考えられる (図

2

 

以降

デ ザイン側の場 か ら

4

)情 報 伝 達と して のデ ザイン

1

)情報 系コ ン テ ン ツ のデ ザインにつ い て述べ る

2 デ ブ イ ア ン ト

ザ イ ナ 1

ア 1

7 イ ス ト

図2  テザ イ ン

造 形 の情報 伝達

2.

情 報 伝 達と して の

ザイ ン

 

構成学で は 図

2

に お け る媒 体 (商品

作品)を

1

」 や 「色 1 な どの造 形要素の組み合わせ (構 成 ) に よっ て表現 さ れ る もの と し て捉え

そ れ ら諸要素 の造形的特 性を明らかにする こ と

それ らの 構 成理 論を構 築す るこ と に よ り

新た な造形表現の可能 性 を広げる もの と し てい る

構 成 学の 基 本 的 な 考 え 方 と し て特 徴 的なの は

デザ イン

造 形を

1

単 位」 と 組 み合わ せ」 とい う論理的 構 築によっ て捉え よ う と する点に あ り

これ は 文 字 言語 に お け る 方 法 論 に 対 照されるu 文字 言 語は音声 と 剰 と な り

記 号

文 字の組 み合わ せ か ら なる単語 を文 法に従っ て組み合 わ せ

文 章 表 現 と し て情 報 を 伝達するコ ミュ ニ ケ

5Z   SPHI{:IALISSUL ()t

」SS[}

 

Vol

10No32 〔}Q3  デ ザ イン学 研 究 特 集 号

(2)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service Japanese  Sooiety  for  the  Soienoe  of  Design

シ ョ ン ツ

ル で あるc 構 成 学を これ に対 照すると

デ ザ イン

造 形に お ける視 覚 的な!ミ現は 「視 覚 言 詒 と して捉え られ

単位と し

そ れ

ら を視 覚 的な要 素の文 法とな る構 成理論に 従っ て組 み 合わせ るこ と に よ

丿て表現を行う もの と考え ら れ る

こ こ におい て デザ イ ン情 報学の (

4

)の 視 点を構 成学 的方法論で 考察すると 以下の ようにな る (図

3

 

デ ザ イン情 報 学に お い ては

デザ イン

造 形を

1111f

報 伝 達 行 為

表 現 さ れた もの を情 報 伝)堊

i

の 媒 体 と し て捉え

媒 体を構 成 する

 

や 「色」 といっ た視 覚言語 個々 の意 味と表 現の 関 係

ま た そ れ

らの み 合 わせに係る構成 理 論 及 び表 現と意 図との関 係を探 求する こと に よっ て

視 覚言 語 を 文 字 言 語 と併せた 視覚 情 報伝 達ツ

ル と して よ り有 用なも の とし

発 信者と受 信 者の円 ?

9

. 

p

つ 適切 なコ

ミュニ ケ

シ ョン の実 現 を目的とする。 図3 ■ 文 法 unication

 

Teol 一 鞴

判 〉

   

1b 視

表 現   1   

      構成 理 論   l         

e

  I    :   L

__

双 方 が 同 じ よ う な 意 味で

_

_

_

t__

_

__

__

___

__

_

      捉えて いる 必 要 が あ る       〔共通 概 念) ビジュ ア ルコ ミュ ニケ

ション

3.

情 報 系コン テ ン ツの

ザ イン

 

情 報 系コ ン テ ン ツ のデ ザイ ン という視 点に おい て も

デザ インを情 報 伝 達と する視 点は失わ れ る もの で は ない

情 報が多量 化 し

視 覚的な表 現が多用さ れる中で

視覚 的要素の 成 理論は

よ り重要 性 を 帯びて くる

 

視覚言 語 という考え方は

20

世 紀以降の メデで ア の 拡 張に発端がある

メディアの 拡張 に よ

って情 報 呈 は 増 大 し

コ ンピュ

タの発 達

イン タ

ネッ トの 普 及に伴っ て現 在

情 報化 社 会 を む か えて い る 制 作 斉にとっ ても情 報 分 野の発 展によ

って コ ン ピュ

タの 利 用は 日常 的に な り

画 像

テ キス トだけでな く

映 像

音 楽の 制 作

編集

そ してオ

サ リ ン グ が行え る アプリケ

ショ ンが 数多く提 供さ れて い る

これ ら が

般 化する ことに よ り

、一.

ザの扱 え る 領 域は よ り複 合的 に な り

マ ル チ メディアコ ンテン ツ の制 作が デ ザ イン

造丿

1

彡の 領域と して

1

川速 度 的 な広が り と多様な 可能 性を見せ てい る

 

こ こ におい て

制 作 者に は 画像

映 像

音 楽 (音 声)

さ ら に は プログラ ム

タ的な 知 識 と技 術

ある いは そ れ らの 専門化との コ ラボレ

ショ ン が求 め ら れるよう になる (図

4

情報系コ ン テ ン ツ の制 作にはマ ル チ な才能も し くは他 分野 とのコ ラボレ

シ ョンが必 須で あり

こ の合的な領 域に対 する研 究 及びその よ う な人材の育 成がデザイン情報 学 科の 目的の つ とな るn

1

li

1

1    音 楽

 一

立士

目 戸

   一

文字

画喙

  ..

映 像 ;

オ 1 サ 1 丿 ン グ

≒〉 →

→ → → マ ル チ メ デ イ ア コ ン テ ン ツ フログ ラム

L

三二

2

        一

図4 マ ル チ モ

ダ ル とマル チメディ ア 4

構 成 学の拡 張  マ ル チメテ ィア と は複 数の メディ アが融 合して用 い られるもの である が

表 現 形 式 とい う視 点か ら見る と

視 覚 表 現と聴覚 表 現が複 合 的に提示さ れ る視 聴 覚 表現 (さ らに他の感覚

体 性感 覚 表現 も含めて) とい う よ うに単

の モダリテ ィ では な く複 数の モ ダリテ ィ

マル チモ

ダルな 表現形式が と られ る (図

4

 

そ れぞれの モダ リテ でにお ける理論の集 合がマ ル チ モ

ダ ル な 理 論 と はい え ない

視 覚 表 現と聴 覚 表 現の相万作 用に よっ て起こるマ ガ

ク 効果 (「が」と 発 音して いる 顔び)映像を見なが ら

ば」 と い う音を 聞く と

1

1 と もいえ ないな音に聞こ え る)の よ う に

各モダ リテ ィの 情 報は そ れれ が 独立 して知 覚さ れ る の では な く

相互 に影 響を与え なが ら統 合さ れ た 情報と して知 覚さ れ る

した がっ てマ ル チメ テ Tア におい ては 各モ ダリテ での 表現 論 だけ で な く

そ れ らの融 合した とこ ろにある表現 理論が求められる

 

こ の デザイ ン 情 報 とい う領 域に おい て

構 成 学は 視 覚 表 現 を探 求するとと も に

その構成 埋 論 をマ ル チ モ

ダ ル な表現 形式に対 応 したもの へ 拡 張 行か ね ば ならない と考え るの である

t テ サイン学研究特 集号 S卩ECiAl 「SSし「E1

ISSD

 

Vo凵 〔No

320B  53         N工 工

Eleotronio  Library  

参照

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