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会津大学情報ネットワークシステム運用管理及び教育研究環境整備業務仕様書 会津大学情報ネットワークシステム運用管理及び教育研究環境整備業務は この仕様書に従って実施する 1 前提本件は 会津大学に設置された会津大学情報ネットワークシステム (The University of Aizu Informa

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会津大学情報ネットワークシステム運用管理及び教育研究環境整備業務仕様書 会津大学情報ネットワークシステム運用管理及び教育研究環境整備業務は、この仕様書 に従って実施する。

1 前提

本件は、会津大学に設置された会津大学情報ネットワークシステム(The University of Aizu Information Network System 以下「AINS」)のシステム運用管理業務を行うも のである。 (1) AINSについて 本学では、内部動作に関する情報の透明性、ネットワークまで含めた総合性能が高 く、安定した教育研究環境の実現に適したUNIX/WS(ユニックス/ワークステーション) を全面的に採用しており、その高性能を生かした高度・高品質なマルチメディア情報 システムを実装したコンピュータシステムをネットワーク上に構築している。 情報センターが管理しているコンピュータとネットワークは、一部を除き、 ・24時間利用可能 ・共通の認証、認可の提供 ・様々なシステム上に共通して構築された環境の提供 が実現されている。 また、本学のシステムは、以下の基本理念に基づき運営されている。 ・コンピュータのハードウェア及びソフトウェア並びにその要素及び付加機構の技術 的発展に対応して、常時機能向上可能なオープン・アーキテクチャ(開かれた基本 設計)のシステムであること。 ・国際的かつ膨大なソフトウェア資源の蓄積をそのまま、あるいはわずかな労力で、 教育、研究及び管理に、直ちに有償あるいは無償で活用可能にするために、長期的 視点からのインターナショナル・デファクト・スタンダード(国際的事実上標準)で あること。 ・人間がコンピュータにアクセスするまでの時間を短縮し、かつ、すべてのコンピュ ータ上の資源をどこからでも利用できるよう、ネットワーク・グローバル・アーキ テクチャをとれること。 (2) 委託者の業務 委託者(情報センター)は、主に下記の業務を行っている。 ・ネットワークシステム、教育用計算機システム、その他業務システム等の対外先と の連絡調整をすること。 ・全学的コンピュータ・ネットワークシステムの運用、利用全般に関する技術的 管理運用をすること。 ・システム運用等に関する作業を実施する上での技術的、総合的な判断をすること。 ・利用者からの教育及び研究のためのシステムへの要求を詳細且つ具体化し、運用 管理業務受託業者へ指示すること。 ・学内行事等の利用の支援への対応を技術的に検討し、運用管理業務受託業者へ指示 すること。 ・運用管理業務受託業者からの現場の具体的な報告を整理して、必要に応じて情報セ ンター内で対応すること。 本委託業務では、委託者の指示、監督の下に本運用管理業務仕様書に基づき業務を行う ものとする。

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2 委託業務の概要 (1) 名称 AINS運用管理業務 (2) 場所 会津大学(会津若松市一箕町大字鶴賀) (3) 委託期間 平成24年10月1日~平成25年9月30日 (4) 業務対象 別紙1「運用管理対象機器」の通り 3 委託業務の内容 (1) AINSの可用性・完全性を維持するために必要な管理作業。 講義・演習が円滑に滞りなく行われるよう定常的にシステムを維持管理する作業を 行うこと。 ① AINSの運転操作及び運転監視に関して以下の作業を行うこと。 (ア) ヘルプデスク(P.11参照個別要求仕様書(ヘルプデスク)参照の事) 教職員及び学生(以下「ユーザ )からの問い合わせへの対応、障害切りわけ、」 障害通知、ユーザのシステム誤用への対応、応急措置の検討と実施、障害記録作 成等。 (イ) ユーザ管理(P.13参照個別要求仕様書(ユーザ管理)参照の事) ユーザからのAINS利用のための申請書等に基づく各種システム設定と管理、 利用のルールに基づく措置とユーザ指導等。 (ウ) バックアップ(P.14参照個別要求仕様書(バックアップ)参照の事) システムバックアップ、バックアップメディアの整理保管及びリストア等。 (エ) 運転監視(P.15参照個別要求仕様書(運転監視)参照の事) ネットワーク及びネットワークへ接続される計算機の運転状況監視、異常時の措 置、利用ルール違反の監視等。 (オ) ソフトウェア管理(P.16参照個別要求仕様書(ソフトウェア管理)参照の事) 教育研究及び管理用として導入される各種ソフトウェアのインストールとその維 持管理。教育研究及び管理用として導入、利用するソフトウェアの事前調査、 動作検証、導入、バージョンアップやセキュリティパッチ適用などの恒久的かつ 安定的な維持管理の支援 (事前調査と動作検証は、平均で月間30本、400時間。 を目処) (カ) 大学で作成したソフトウェアインストール指示書に基づいたソフトウェアの 導入、動作検証。 (キ) 標準的なユーザ環境(stdskel)の作成。 (ク) 下記の業務。 a メール、エディタ、ウェブブラウザなどのリソース設定ファイルの作成 b オープンソースソフト、フリーソフトの動作テスト c オープンソースソフト、フリーソフトの標準動作環境の設定と点検 d EAP-TLS のための認証サーバの管理 e プライベート認証局の管理 f クライアント証明書発行管理 (ケ) 無線LANに関する下記の業務。 a 無線LAN機器(AP, WCSなど)の管理 (a) 動作状況の管理 (b) 障害時の修理手配 (c) 設定の変更

CISCO clean air を使った電波管理 b 無線LAN認証情報の管理

(a) 証明書発行管理 (b) アカウント管理

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② 受託業者は、上記作業について実施計画書を作成し、これを事前に提出し、委託 者の承諾を受けること。 (2) 障害、セキュリティインシデントの管理作業。 障害、セキュリティインシデントが発生した場合に速やかに原因究明、対処、回復 が可能になるように作業を行うこと。 ①障害対応(P.18参照個別要求仕様書(障害対応)参照の事) 委託者および保守業者と連携した速やかな復旧措置。 ②セキュリティ対策(P.19参照個別要求仕様書(セキュリティ対策)参照の事) システム全体の堅牢性の確保、ユーザによる不正・不適切な利用への対処と調査、 学外からの不正アクセスに対する防御と対策。 ③受託業者は、上記作業について実施計画書を作成し、これを事前に提出し、委託者 の承諾を受けること。 (3) システム更新に係る作業。 システムの更新によってAINSのシステムが必要とされる機能・性能が確実に実 現できる作業を行うこと (P.20参照個別要求仕様書(AINSのシステム更新作業)参照。 の事) ①AINSの更新作業に関し委託者の指示の下、以下の作業を行うこと。 (ア)各計算機のシステム設定作業及びテスト(設定項目とテスト内容は、委託者よ り指示) (イ)管理マニュアルの加筆・修正 (ウ)更新のために必要な情報の収集の補助作業 (エ)運用管理の検討と体制の見直し (オ)その他、更新に付随する作業 ②受託業者は、上記作業について実施計画書を作成し、これを事前に提出し、委託 者の承諾を受けること。 (4) AINSの資産管理に係る作業。 大学の教育・研究活動に必要なAINSシステムが支障なく機能するための資産管 理等の作業を行うこと (P.21参照個別要求仕様書(資産管理等の支援)参照の事)。 ( 、 )、 、 ①機器の設置・移動・撤去 月5件程度の数で 月2.5時間を目処 利用状況の管理 計算機関連消耗品管理(バックアップテープやプリンターのトナー等 。消耗品の) 利用状況に基づいた需要概算等の作業を行うこと。 ②受託業者は、上記作業についてその都度、実施計画書を作成し、委託者の承諾を受 けること。 (5) 教育研究活動、大学行事等の利用支援に係る作業。 大学の教育・研究活動や大学行事等を行う上で必要な設定等の作業を行うこと。 (P.22参照個別要求仕様書(利用支援)参照の事) ①教育研究活動、大学行事等の利用支援に関すること。 ②受託業者は、上記作業について実施計画書を作成し、これを事前に提出し、委託者 の承諾を受けること。 (6) AINSの運用管理業務改善に係る提案。 AINS運用管理業務を行う上で、運用業務に支障をきたす恐れやユーザがより活 用しやすい環境改善等がある場合や、大学からの改善計画(日常的な改善と長期的な 移行計画)が提示された場合は、委託者に対して改善の提案を行うこと。 (7) その他、AINSの運用管理に必要と認められる立会い、連絡調整及び報告に関す ること。 4 業務内容の報告及び記録 (1) 業務内容の報告及び記録の様式を作成し、これを事前に提出し、委託者の承諾を受

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けること。各業務で内容を定義している場合はこれに従うこと。 (2) 業務内容の報告及び記録は、業務終了後速やかに提出し、委託者の承諾を受け、必 要な期間保存すること。保存期間は、予め委託者と相談すること。 (3) 主な業務全体にかかる報告及び記録は下記のとおりとする。各業務で定義されてい る場合はこれに従うこと。またこれらの詳細報告、記録とは別に要約した月次報告書 及び月次業務実績書(大学に常駐し作業した技術員(以下 「技術員」という)の業務、 開始・終了時間、業務内容等を確認できるもの)を作成すること。作業報告の仕方に ついて、必要に応じて別途協議すること。 ①業務日誌 ②障害記録 ③計算機環境整備報告書 ④更新システム設定作業報告書 (4) その他委託業務に関し、委託者の指示に基づき、委託者が必要と認める文書を提出 すること。これらは電子データで提出することとし、その形式は予め委託者と相談す ること。 (5) 上記作業に必要な情報の積極的な収集とその整理及び報告を行うこと。 (6) 上記(1)~(5)の作業に関して、業務の引継ぎが可能なドキュメント類の整備を行 うこと。 5 業務日、業務時間及び体制 (1) 業務日は日曜日、国民の祝日に関する法律に規定する休日及び12月29日から翌 年の1月3日までを除く日とする。業務時間は、月曜日から金曜日は7時00分から 21時00分までとする。講義時間帯(9時00分から18時00分)は原則4人以 上、さらに12時00分から16時00分までは6人以上の技術員を大学内に配置す ること。9時00分から18時00分に配置する技術員には、プロジェクト・リーダ ーまたは上級技術員を1人以上含むこと。土曜日に関しては、8時30分から17時 15分に1人以上配置すること。 (2) 受託業者は、以下の条件により業務を遂行するものとする。 ①一般的に想定される、本学規模の情報系大学の計算機システムの障害回復に必要と なる体制と障害初動対応に十分な人員を確保すること。 ②システム障害に即時対応できるとともに、ハードウェア障害・ユーザによる誤用等 が通常の頻度で発生している環境下においても、常時少なくとも1名は、ユーザか らの障害通知・問い合わせに対して技術的な判断・回答ができるよう必要な人員を 確保すること。 ③日本語及び英語による対応が可能な体制をとること。個別要求仕様書の「バック アップ」と「資産管理等の支援」以外は、英語対応が必要である。英語が必要な ユーザは、約3割存在する。対応方法は、英会話(直接の会話・電話)と英文(電 子メールなど)となる。 ④委託者がシステム運用上必要と認めるときは、業務日及び業務時間の変更に応ずる ものとし、この場合の経費は、別途合意のない限り契約額に含むものとする。 ⑤上記を満たす人員体制に関して、年間を通しての人員スケジュール及び当月勤務表 を前月1週間前までに提出すること。 (3) 受託業者は、上記業務体制について実施計画書を作成し、これを事前に提出し、委 託者の承諾を受けること。 6 後方支援体制 受託業者は、想定を上回る規模や性質の障害等が発生した場合などの非常時における、 後方支援体制を構築すること。また、各実施計画書を作成する際には後方支援との連携を

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明らかにすること。 7 配置する技術員 会津大学におけるコンピュータ・ネットワークを用いた教育研究の可用性、完全性、機 密性を確保できるようにするために、以下の条件を満たした技術員を配置すること。 (1) 技術員の構成 、 、 、 、 ①6人以上でのチーム編成とし プロジェクト・リーダー 上級技術員 標準技術員 その他技術員を配置すること。それぞれに関しての要件を以下に記す。 ②[プロジェクト・リーダー]配置する技術員のうち、少なくとも1人は、以下の 条件を満たすこと。 (ア)1年以上継続する6人以上のプロジェクトのプロジェクト・リーダーの経験を 5年以上有すること。 (イ)直近の1年間は、自社に在籍していること。 (ウ)ITスキル標準(ITSSv2)キャリアフレームワーク(以下ITSS)のハイレベルと 同等以上の技術レベルを有すること。 (エ)UNIX環境での計算機システム管理としての実務経験を5年以上有すること。 (オ)大学等の教育研究機関でのシステム管理の実務経験が5年以上または、複数 の一般企業でのシステム管理の実務経験が8年以上有すること。 (カ)ユーザー数300人以上・300台以上の計算機の管理・運用の経験を3年以上有 していること。 ③[上級技術員]配置する技術員のうち、上記②とは別に、少なくとも1人は、以下 の条件を満たすこと。 (ア)ITスキル標準(ITSSv2)キャリアフレームワーク(以下ITSS)のハイレベルと 同等以上の技術レベルを有すること。 (イ)直近の1年間は、自社に在籍していること。 (ウ)UNIX環境での計算機システム管理としての実務経験を5年以上有すること。 (エ)大学等の教育研究機関でのシステム管理の実務経験が5年以上または、複数 の一般企業でのシステム管理の実務経験が8年以上有すること。 (オ)ユーザー数1000人以上・1000台以上の計算機の管理・運用の経験を3年以上 有していること。 ④[標準技術員]配置する技術員のうち、上記②、③とは別に少なくとも3人は、 以下の条件を満たすこと。 (ア)直近の3ヶ月間は、自社に在籍していること。 (イ)UNIX環境での計算機システム管理としての実務経験を3年以上有すること。 (ウ)大学等の教育研究機関でのシステム管理の実務経験が3年以上または、複数 の一般企業でのシステム管理の実務経験が5年以上有すること。 (エ)ユーザー数300人以上・300台以上の計算機の管理・運用の経験を3年以上有 していること。 ⑤[その他技術員]配置する技術員のうち、上記②、③、④以外は、以下の条件を 満たすこと。 (ア)UNIX環境での計算機システム管理としての実務経験を3年以上有すること。 (2) 配置技術員全体 配置する技術員は、チーム全体として、以下の条件を満たしていること。 ①委託者からの通知内容にしたがって、AINSに接続されている各システムの保守 業者と協力し、適切な運用・管理、障害等の対応が出来ること。 ②会津大学における教育・研究がセキュアに行えるようにするために、配置技術員チ ームは下記についての運用管理経験があること。 (ア)会津大学では、計算機(Server及びClient)を教育・研究に用いている。これ

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らの計算機、ネットワークおよびシステムでの運用管理経験があること。 会津大学で用いている計算機の主なプラットフォームは、Oracle Solaris(以 降、Solarisと言う), MacOSX, Windows, Red Hat Enterprise Linux 5 及び 6 (以降、Linuxと言う)である。

(イ)会津大学で用いているネットワーク機器(別紙参照)の設定、運用管理経験が あること。

(ウ)コンピュータやネットワークを効率的に管理運用するために、sh, bash, csh, awk, sed, perl, ruby, javascriptなどのスクリプト言語に関する豊富な知識 を有すること。

(エ)ネットワーク上で動作する DNS, NIS, NFS(am-utilsなども含む), LDAP, ActiveDirectory, Mail 特にSendmailとpostfix , Mailing List, News, Web,( )

FTP, LPRやパスワード管理ツールについて、会津大学のコンピュータ・ネット ワークのセキュリティ(可用性、完全性、機密性)を保持するために必要な 知識、経験、技術を有すること。 (オ)会津大学では無線LANを運用していて、EAP-TLSを使用している。EAP-TLSとPEAP の両方について、ユーザ数が500人を越える環境での無線LANの運用管理経験が あること。 (カ)会津大学では、MacOSXの運用にNetbootを用いていて、その運用がきわめて重要 である。そのため、Netbootまたはnetinstallを用いたMacOSX(Lion以上)を使 ったホスト台数が50台以上のシステムの運用管理経験があり、MacOSの設定 (plist等)についての知識、技術を有していること。 (キ)MCXによる設定及び管理の経験があること。 (ク)会津大学では、NFSサーバを用いて学生、教職員のホームディレクトリを提供、 管理しているので、NFSに関する維持管理・運用は教育環境提供のためにきわめ て重要である。 a NFSクライアントに関する運用:教育環境の維持管理・運用という点で、非常 に重要である。そのため、Solaris(10以上 、MacOSX(Lion以上 、Linux) ) (Red Hat Enterprise Linux 5 及び 6)のホストそれぞれクライアント100台

以上について、ユーザのホームディレクトリをNFSで利用するシステムの運用 管理経験があること。 b NFSサーバに関する運用:教育環境の維持管理・運用という点で、非常に重要 である。そのため、EMC社製NFSサーバとNetapp社製NFSサーバそれぞれについ て、運用管理経験があること。 c バックアップ・リストアに関する運用:会津大学では、多数のユーザに対する ファイルのバックアップとリストアが重視されている。ユーザ数500人以上の システムについて、Netbackupを用いたユーザファイルのバックアップとその リストアの運用管理経験があること。 (ケ)会津大学では、Solaris10からSolaris11への移行を計画している。そのため、 ユーザ数300人以上のシステムで、Solaris10での運用経験及びSolaris10上での フリーソフト環境構築の実績があり、Solaris11へのアップグレードに対応でき ること。

(コ)会津大学では、Red Hat Enterprise Linuxを用いたシステムを教育で使用して いる。ユーザ数300人以上のシステムで、Red Hat Enterprise Linuxを用いた システムの管理運用経験があること。

(サ)会津大学では、Secure Shell(SSH)を用いている。ユーザ数300人以上のシス テムで、SSHを用いたシステムの運用管理経験があること。

(シ)会津大学の教育・研究環境をセキュアに運用できるようにするために、以下の 要件を満たすこと。

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a UNIX等において、C言語を含めたプログラミング言語を用いてソフトウェアの 開発・作成を業務として行うことが出来ること。 b 大学で利用しているフリーソフト(別紙参照)に関する導入・管理・運用が 出来るだけの知識・経験・技術を有すること。ソースコードが提供されてい るものについては、ソースコードからの構築ができること。代替ソフトやソ フト運用に関する豊富な知識を有し、ユーザからの問い合わせに対して適切 な対応が出来ること。 (a) 大学などで、100本以上(実際には、300本以上導入しています)の open 、 source soft, free soft から構成されるSolaris10,11上の環境について ソースから構築し、環境を整えて運用した経験があること。

(b) 大学などで、100本以上(実際には、200本以上導入しています)の open source soft, free soft から構成されるMacOSX Lion上の環境について、 ソースから構築し、環境を整えて運用した経験があること。 (ス)会津大学でライセンス契約しているソフトウェア(別紙参照)の導入、管理、 運用について適切な対応が出来ること。 (セ)会津大学で導入しているアプライアンス機器やネットワーク管理ソフトウェア (別紙参照 、もしくはその同等品に関して、豊富な知識を有するとともに適) 切な対応が出来、会津大学のコンピュータ・ネットワークをセキュアに保つこ とが出来ること。同等品の場合は、詳細な資料を提出すること。 (ソ)会津大学では、いくつかの仮想化環境を利用中ないしは利用を予定している。 ( ) 、

主な仮想化環境 VirtualBox, Solarisコンテナ, Solaris Zones等 に関して 十分な経験・知識を有すること。 (タ)上記各項目について、本契約後新たに導入されるハードウェア・ソフトウェア 、 、 。 に対しても導入 管理 運用について上記項目と同様に適切な対応を行うこと (3) 配置技術員交代 、 、 受託業者は 技術員が事故等によりその業務遂行が不可能な事態になった場合には 何らかの方法で業務に支障が出ないように対策を講じること。その後、速やかに同 等の技術を持つ業務従事者を業務に従事させるものとし、業務従事者変更の計画と 実施状況を書面にて提出すること。 8 技術員の経歴の証明 入札に参加を希望する者は、6および7についての対応を明確にするため、要件を確認 できる技術員の経歴を示す詳細な資料および会社の業務経歴書を提出すること。また、配 置する人員以外で本委託に関わる技術員などの構成も示すこと (氏名を含め個人を特定。 出来る資料は必要としない )更に、各技術員のスキルを明確にするために、別紙スキル。 マップ表を提出すること。 9 個人情報の保護 業務遂行および業務引継ぎに当たっては、個人の権利利益を侵害することのないよう 個人情報を適正に取り扱い、関係法令を順守すること。また、個人情報に対する受託業者 としての取り組みを提示すること。 10 守秘義務 受託業者は、業務上知り得た情報を正当な理由なしに許可なく漏らしてはいけない。 11 自社対応 常駐する技術員は、全て自社に在籍する社員で対応することを原則とするが、標準技術 員の内の一名とその他技術員に限り合計最大二名まで人材派遣会社を除く他社に協力を求

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めることも可能とする。その場合は、以下の具体的且つ詳細な内容を明記した書面を提出 すること。 ・責任の所在 ・管理体制 ・役割分担 ・協力会社と行うことによる相乗効果を示すもの ・協力会社に於けるバックエンド(後方支援)体制を部署単位で記したもの ・同様の業務での協業の実績を示すもの 12 相互協力 各システム納入業者、機器製造業者、備品納入業者、関連する他の委託業者及び大学の 建築設備保守業者との連絡を密にし、建物、機器等の使用、取扱いに留意し、大学施設・ 設備管理に必要のある事項について、相互に協力し、適切な管理を行うこと。 13 委託業務引継ぎに関する注意 、 。 、 現在の受託業者からの引継ぎは 契約後速やかに行うものする 業務引継ぎにあっては 会津大学の担当者と密に連絡を取り合い、平成24年10月1日からの委託業務に支障が 。 、 。 出ないようにすること なお 業務引継ぎに関わる費用は委託契約の中に含むものとする また、現行受託業者が平成24年9月30日までに要する業務引継ぎに関わる費用は、現 行契約に含めている。委託業務の引継ぎは 「本学 「現行受託業者 「次期受託業者」の、 」 」 三者の合意を持って完了とする。少なくともプロジェクトリーダーと上級技術員は、業務 従事者が引継ぎを行うこと。 、 。 以下の項目に関して 作業内容について具体的且つ詳細に記述した計画書を提出すること - ソフトウェアのインストール及びテスト

- OS(Solaris, Linux, MacOSX)の環境設定、管理、運用 - NFSファイルサーバの環境設定、管理、運用 - ネットワークの設定、管理、運用 - データのバックアップ及びリストア - セキュリティ維持 14 委託業務終了後の問い合わせ 委託業務終了後、1年間は委託作業内容についての問い合わせ(各種ドキュメントファ イルの格納場所の照会等)に回答すること。 15 引継ぎに関する補足事項: 現行業者が引継ぐ場合 現行業者が引き続き業務を受託する場合には、引継ぎとして以下のものを提出し なければならない。 - 年間作業報告 継続して行った作業について、線表等を用い、一年間の作業の流れが分かるように 一覧表を作成し、各項目については個別に詳細を記述 - 詳細作業のまとめ ( 分析と総括 ) - インストールソフトウェアの一覧表提出 - バージョン、種別(ソースorバイナリ) - 依存関係が分かること - 作業量(時間等)が分かること - 各OS についてパッチ等の記録 - 依頼したが結果の出ていない作業の報告

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- システムの問題点、改善した方が良い点の提案 16 その他 (1) 技術員の常駐場所は、管理棟情報センター員室B(以下「作業室」)及びSystem Support Base(研究棟207-E)(以下「SSB」)とする。なお、委託業務を遂行するため 、 、 、 に必要な範囲内において 当該場所及びその付帯設備(水道 電気等)を無償で貸与 。 、 。 提供するものとする 但し 内線電話以外の電話については受託業者の負担とする (2) 受託業者は、入札手続き後に開示される別紙3「運用管理の対象になる文書」を基 に、実施計画書を作成すること。実施計画書作成の内容は、単に要件を一致させるか 否かだけではなく、具体的かつ詳細な説明を付すこと。なお、説明や根拠が不明な場 合には再提出させる場合がある。 (3) 受託業者は、下記作業に関して作業見積もりと作業体制を事前に提出すること。 ①次期作業への円滑な引継ぎの実現 ①-A (現行業者と次期受託業者が異なる場合)現行業者から受託業者への引継ぎ 作業 (ア)日常的な運用作業内容の確認および作業手順の作成 (イ)委託に関わる業務報告方法の確認 (ウ)現行業者および過去の運用業者が残した作業報告の確認 (エ)現行業者および過去の運用業者への大学側からの指示、依頼などの内容と その対応記録の確認 (オ)現行委託内容と次期委託内容の差異の確認とそれに伴う作業の計画策定 (カ)次期委託作業量の確認と報告 ①-B (現行業者と次期受託業者が同一の場合) (ア)日常的な運用作業内容についての年次報告書(概要報告及び詳細報告)の 作成 (イ)委託に関わる業務報告方法の整理、まとめの作成 (ウ)現行業者および過去の運用業者が残した作業報告についての業務内容、作業 方法についての分析と総括 (エ)現行業者および過去の運用業者への大学側からの指示、依頼などの内容と その対応記録の確認とそれに関する分析と総括 (オ)現行委託内容と次期委託内容の差異の確認とそれに伴う作業の計画策定 (カ)次期委託作業量の確認 ②委託期間満了時の次期受託業者への引継ぎ作業 前項①を参考にして、①-A,①-Bの両方について見積もりを作成すること。 ③ソフトウェアの大量入れ替え作業(動作検証含む) (ア)ハードウェア更新に伴う、フリーソフトの導入および動作確認。現時点での 利用ソフト一覧を参照のこと。 (イ)OS等の更新に伴う、フリーソフトの導入および動作確認。現時点での利用 ソフト一覧を参照のこと。 ④全館停電時の作業:年に一度、法令に基づく大学の受電設備点検が行われる。その 際の主な作業は、以下の通り。 (ア)システムへのパッチ当て作業。作業量が多いなどの理由で、平常時にはでき ないようなパッチ当て作業を集中して行う。過去の作業内容については、別 紙参照のこと。 (イ)停電前のシステムのシャットダウン (ウ)停電後のシステムのリスタート:教育・研究への影響を最小にするため、 。 、 。 停電後速やかに立ち上げる必要がある 過去の作業日程は 別紙参照のこと (エ)リスタート時に発生した障害の回復:過去の障害例は別紙参照

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(オ)受電設備点検中にも、いくつかのシステム(リストは別紙)を稼働させる必 要がある。停電体制開始および終了時にシステムの設定変更、点検を行う。 (カ)停電時に、サーバルーム内のシステムの設定、配置変更を行うことがある。 (過去の実施例は別紙) ⑤年度末から年度始めには、重要な作業がある。 (ア)ユーザ登録の変更(卒業生、入学生、教職員の異動) (イ)その他 ⑥インシデント対応作業 17 疑義 この仕様書に定めのない事項、この仕様書に定める業務の実施に当たって必要な詳細事 項及び疑義が生じた場合は、遅滞なく委託者と協議してこれを定めるものとする。

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個別要求仕様書(ヘルプデスク) ユーザからの問い合わせへの対応、障害切りわけ、障害通知、ユーザのシステム誤用 への対応、応急措置の検討と実施、障害記録作成等を行うこと。 1 対応の開始 (1) ユーザからの指定したメールアドレス(別に定める)宛てのメール (2) ユーザからの指定した電話番号(別に定める)の電話 (3) ユーザからのSSBでの直接対応(平日の9:00から17:00まで) 2 対応内容 (1) 問い合わせの受付と回答。但し、学部学生からの利用の問い合わせは、原則情報 センター(計算機環境補助員)が対応するものとする。 ①問い合わせ内容を記録し、内容が回答可能あるいは解決可能であれば回答または 解決し、回答または解決できない場合、情報センターへ引き継ぐ。 ②内容を検討した結果現地対応が必要な場合、現地に赴き対応する。 ③内容を検討した結果、機器やシステムに不具合があると考えられる場合、速やか に障害対応を行うこと。 ④内容を検討した結果、セキュリティインシデントが疑われる場合は速やかにセキ ュリティ対応を行うこと。 ⑤頻繁になされるユーザの過誤があった場合、情報センターと相談し、必要があれ ばシステム変更の作業を行う。 ⑥管理対象機器以外への問い合わせがあった場合は、適切なアドバイスを行う。 適切なアドバイスを行えない場合は情報センターへ引き継ぐ。 「 」 「 」 ⑦頻繁になされる質問が有った場合でその質問が FAQリスト や FAQ候補リスト に無い場合、これをまとめ 「FAQ候補リスト」を作成する。、 ⑧ヘルプデスク業務を行うにあたり「FAQ候補リスト」を活用する。また、問い合 わせ記録はまとめて速やかに報告する。 ⑨本来情報センター業務では無い事柄の問い合わせがあった場合、本来の担当が明 らかな場合は、本来の担当へ問い合わせ者を促す。他は、情報センターへ引き継 ぐ。 (2) 申請書受付 概ね以下の申請書を扱い、ユーザ管理担当者等該当する担当者へ引き継ぐこと。 申請の内容が具体的で無い場合や特殊な要求の場合は、情報センターと相談するこ と。 【様式1】ユーザアカウント申請書(教職員) 【様式3】機器接続申請書 【様式4】ユーザアカウント申請書(学外者) 【様式7】メーリングリスト申請書 【様式8】UNIXグループ利用申請書 【様式9】ニュースグループ申請書 【様式12】ゲストアカウント申請書 【様式13】教育用ソフトウェア・インストール申請書 【様式14】ユーザアカウント申請書(学生) 【様式15】ユーザアカウント申請書(学外者延長用) 【様式16】ユーザアカウント休止/再開申請書 【様式17】AINS設定申請書 【様式18】メールフォワード申請書 【様式19】Webサーバ運用申請書

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【様式20】メールサーバ登録申請書 【様式21】SSHサーバ登録申請書 【依頼書1】ポスター印刷依頼用紙

【依頼書2-1】Mathematica Licenseメディア貸出依頼書 【依頼書2-2】MS Office Pro Licenseメディア貸出依頼書 【依頼書2-3】MS Windows Upgrade Licenseメディア貸出依頼書

ここに記述した以外にも運用方針により申請書が増減する場合もある。 (3) 機器貸し出しに関すること。 3 情報センターと協議の上で決定する内容 - 本来情報センター業務では無い事柄の質問についてのリダイレクト先 - 各申請書の様式 - 貸し出し用機器

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個別要求仕様書(ユーザ管理) ユーザからのAINS利用のための申請書等に基づく各種システム設定と管理、利用の ルールに基づく措置とユーザ指導等を行うこと。 1 対応の開始 ユーザからの申請書 情報センターからの依頼 運転監視によるルール違反の発見 2 対応内容 (1) 申請書によるシステムの設定と集計。 ①設定にあっては、ユーザの満足度が高い手順を用いること。 ②設定後は、速やかに情報センターに報告すること。 ③情報センターと相談し、様式を決定して統計情報を集計すること。集計結果は報 告すること。 ④システムの具体的な設定の手順とその効果を情報センターと相談し申請書ごとに 予め文書化しておき、情報センターに報告すること。情報センターから提供され たツール以外を業務に用いる場合は、予め、インストール場所、動作の概要、入 力出力インターフェースを文書化しソースコード等の情報を明らかにすること。 、 、 。 情報センターと協議し開発 作成したツールは 原則として大学に帰属すること ⑤申請書について、現状では情報センター側の担当者の目視確認が必要なものにつ いては、典型的な例について検討を行った上で、情報センターと相談し「明らか に許可できる分」、「明らかに許可できない分」としてルール化し、受託業者が 直接処理できるよう改善していくこと。また、情報センター側ですべき点につい ても事前に協議しておくこと。 ⑥ユーザ作成作業については、1名あたり(報告を含めて)30分以内で作成を完了す 。 、 、 。 ること また 1学年240名の作成に当たっては 1日以内で作成完了すること (2) 利用ルール違反に対する対応。 ①利用ルール違反があった場合、情報センターに報告し、情報センターが指示する 方法によりユーザに注意を促し、所定の期間内に改善されない場合、情報センタ ーにその旨報告し、予め定められた利用制限を行った上で、ヘルプデスク担当者 に連絡すること。 ②ユーザに注意を促す場合、違反が該当するルールについてユーザが理解できるよ うに行うこと。 ③他のユーザに影響するルール違反の場合は、センターからの指示に基づいて直ち に利用制限を行うこと。 ④直接のルール違反ではないが、利用ルール違反に結びつくような利用を見つけた 場合は、情報センターと相談すること。 ⑤情報センターと相談し、様式を決定して統計情報を集計すること。集計結果は報 告すること。 (3) 情報センターが提供するツールについては、動作を正しく理解した上で使用する こと。 3 情報センターと協議の上で決定する内容 - 利用ルール - 利用ルール違反ユーザへの注意方法 - 改善されない利用ルール違反ユーザへの利用制限 - 情報センターが提供するツールの一覧 - ユーザへの注意を促す方法

(14)

個別要求仕様書(バックアップ) システムバックアップ、バックアップメディアの整理保管及びリストア等を行うこと。 1 対応の開始 ユーザあるいは情報センターからのリストア依頼 バックアップルールによる対応 2 対応内容 (1) 大学で用いているバックアップツール等について習熟し、必要に応じてツール等 を追加・作成して、最適な運用方法を提案・実行すること。 (2) バックアップ対象およびバックアップルール 情報センターが管理する機器でバックアップが必要なものは、概ね以下の通り であるが、詳細は相談し運用すること。その際には、個人情報の取り扱いに注意 すること。

①週1回 各ユーザのhome directory、system mail spool,共有directory及び特に 指定するサーバ機器のlog等をフルバックアップ行い、フルバックアップを取る 日以外は、差分バックアップを行うこと。 ②①で指定する以外のサーバのlog等は、毎月フルバックアップを行うこと。 ③定期停電前に、システムの基本となる部分等のフルバックアップを行うこと。 ④リプレース時対象となる機器のシステムとlog等をフルバックアップ行うこと。 ⑤卒業時には、該当者のhome directoryをアーカイブし、指定する場所に保存する こと。 ⑥その他システム固有情報のバックアップを行うこと。 (3) スケジュールと手順 バックアップを行うための具体的なスケジュールと手順を情報センターと相談 、 、 。 し バックアップルールとして予め文書化しておき 情報センターに報告すること (4) リストア ユーザの誤操作によるユーザデータ、機器の障害等による設定情報をバックアッ プメディアよりリストア作業を行うこと。 (5) メディアの管理と履歴の管理 3 情報センターと協議の上で決定する内容 - バックアップあるいはアーカイブすべき内容 - バックアップに使用するメディア - メディアの保管場所

(15)

個別要求仕様書(運転監視) ネットワーク及びネットワークへ接続される計算機の運転状況監視、異常時の措置、利 用ルール違反の監視等を行うこと。 1 対応の開始 運転監視ルールによる対応 2 対応内容 (1) 運転監視を行うための具体的なスケジュールと手順を情報センターと相談し、運 転監視ルールとして予め文書化しておき、情報センターに報告すること。概ね以下 の内容を含めること。 - ネットワーク機器の死活監視 - ネットワーク機器のパフォーマンス監視 - トラフィックの監視 - 計算機の死活監視 - 計算機のパフォーマンス監視 - デーモンプロセスの死活監視 - 不必要なプロセスの監視 - 不具合のあるプロセスの監視 - 宛て先不明のspamメールに関する確認 - postmaster及び管理者アドレス宛への電子メールの確認 - 電子メールの伝送の確認 - 電子ニュースの伝送の確認 - 未使用機器の確認 - 無線LAN環境に於ける電波状況監視 (2) 学外からの接続に対してもサービスを提供している場合は、(1)と同様にルール 化し学外からも監視すること。 (3) 利用ルール違反の監視については、具体的なスケジュールと手順の相談を行うこ と。 - 長時間の端末の占有について - 学生のディスク使用量について - パスワードの頻繁な変更について (「利用の手引き」参照) (4) 運転中の正常か異常かの判断は、情報センターと協議の上、定義しておくことと 。 、 、 、 する また 情報センターから提供されたツール以外を業務に用いる場合は 予め インストール場所、動作の概要、入力出力インターフェースを文書化しソースコー ド等の情報を情報センターに報告すること。情報センターと協議し開発、作成した ツールは、原則として大学に帰属すること。 (5) 上位ネットワーク等、接続先ネットワークからの情報の確認を必要に応じて行う こと。 (6) 情報センターが提供するサービスが変更される場合には、情報センターと相談の 上、運転監視内容について検討し、必要に応じて対応すること。 (7) 異常を発見した場合、必要があればワークアラウンドを行い、速やかに情報セン ターに報告すること。 (8) 情報センターが提供するツールについては、動作を正しく理解した上で使用する こと。

(16)

個別要求仕様書(ソフトウェア管理) 教育研究及び管理用で利用する無償ソフトウェアを含むソフトウェアの追加、変更及び 削除作業を行うこと。なお、有償ソフトウェアに関してはバージョンアップの有無を含め た事前調査及び動作検証も行うこと。また、セキュリティパッチ適用などの恒久的かつ 安定的な維持管理を行うこと。 1 対応の開始 ユーザからの申請書 情報センターからの依頼 2 対応内容 ( ) 、 。 (1) 日常のソフトウェア 別紙2参照 の追加と変更で 下記の項目を作業すること ① インストール (ア)ソースファイルが提供されているソフトウェア ・ソースファイルの取得 ・アーカイブ展開 ・コンパイル ・インストール (イ)開発元からバイナリパッケージとして提供されるソフトウェア ・バイナリパッケージの取得 ・インストール ② 環境設定 ③ 動作確認 ④ 配布 ⑤ 配布が終了した場合、所定の情報の更新を行うこと。 ⑥ 上記①~⑤に関する作業記録の作成を行い、情報センターに報告すること。 (2) ソフトウェアの削除で、下記の項目を作業すること。 ① アンインストール 申請書または情報センターの依頼により、他のサービスに影響を与えないよう にソフトウェアを削除する。削除できない場合は、使用できないようにする。 ② 作業後、所定の情報の更新を行うこと。 ③ ①~②に関する作業記録の作成を行い、情報センターに報告すること。 (3) ソフトウェアの恒久的かつ安定的な維持管理。 教育研究及び管理用で利用する有償ソフトウェアのバージョンアップの有無を含 めた事前調査/動作検証を行うこと。また、セキュリティパッチ適用などの恒久的 かつ安定的な維持管理を行うこと。パッチ適用や各種ソフトウェアのバージョンア ップにあたっては事前に綿密な計画を立て、情報センターに了承を得て作業するこ と。また、その作業記録の作成を行い、情報センターに報告すること。ベンダーか ら提供される都度、パッチ適用を行うこと。 インストール指示書に基づいたソフトウェアの導入、動作検証を行うこと。 (4) 標準的なユーザ管理(stdskel)の作成・検証・管理。 (5) 一括ソフトウェアの変更作業 (年1~2回を想定)。 ハードウェア等の更新やOSのバージョンアップなどによる変更で、原則として情 報センターが作成した手順書に基づき下記の項目を作業すること。 ① インストール (ア)ソースファイルが提供されているソフトウェア ・ソースファイルの取得 ・アーカイブ展開

(17)

・コンパイル ・インストール (イ)開発元からバイナリパッケージとして提供されるソフトウェア ・バイナリパッケージの取得 ・インストール ② 環境設定 ③ 動作確認 ④ 配布 ⑤ 配布が終了した場合、所定の情報の更新を行うこと。 ⑥ 上記①~⑤に関する作業記録の作成を行い、情報センターに報告すること。

(18)

個別要求仕様書(障害対応) 情報センターおよび保守業者と連携した速やかな復旧措置を行うこと。 1 対応の開始 情報センターからの依頼 運転監視による不具合の発見 2 対応内容 (1) 典型的なシステム障害に対する手順を情報センターと相談し予め文書化してお き、情報センターに報告すること。 (2) 障害が発生した場合には、直ちに情報センターに報告すること。情報センターが 保守業者に連絡するので、保守業者と連携し速やかな復旧措置を行い、その結果を 情報センターに報告すること。なお、緊急やむを得ない場合など例外的に、情報セ ンターの指示の下、受託業者から保守業者へ連絡を行う場合もある。 (3) ワークアラウンドによって、被害が軽減すると判断する場合には、ワークアラウ ンドを行い報告すること。 (4) 情報センターが提供するサービスが変更される場合、情報センターと相談し、考 えられるシステム障害に対する手順を文書化し、情報センターに報告すること。 (5) システム障害と判断した場合、情報センターに報告し、ユーザの満足度が最大に なるよう、復旧に向けた作業を行う。 (6) 障害の終息時には、情報センターに報告すること。 (7) 障害の長期化が予想される場合、対応方法を情報センターと相談し、適切なワー クアラウンドを行うこと。 (8) 障害内容が少数のユーザにとどまった場合は、情報センター指示の下、該当する ユーザ向けに障害発生の連絡をすること。

(19)

個別要求仕様書(セキュリティ対策) 全学的無線LANを含むシステム全体の堅牢性の確保、ユーザによる不正・不適切な利用 への対処と調査、学外からの不正アクセスに対する防御と対策を行うこと。 1 対応の開始 情報センターからの依頼 運転監視による不具合の発見 受託業者が独自に入手した情報(詳細は情報センターと協議し対応すること) 2 対応内容 (1) セキュリティ情報の調査および実現方法を相談の上、実施すること。 ①代表的なセキュリティ情報サイト等を調査し、AINSに対し脅威となる情報があっ た場合は脅威の程度及び現実的な対応策とそのスケジュールを検討し、情報セン ターと相談し作業を行うこと。 ②脅威を取り除ける場合は取り除き、それができない場合はワークアラウンドを情 報センターに相談の上行うこと。 (2) 典型的なセキュリティインシデントに対する手順を相談の上、実施すること。 ①ユーザによる不正利用の発生確認時の解析と原因の除去 - 通常ありえない通信の発生 - 許可されていないIP Addressの使用 - 許可されていないMail addressの使用 - 許可されていないディスクの使用 - 法律を犯す行為 - 個々のアプリケーションのライセンス契約に反する行為 ②ユーザによる低リテラシーの解析と原因の除去 - 不適切なパーミッションの設定 - mail addressに関する設定 - 利用規程に抵触するシステム利用 - その他許可無くシステムに負荷をかける行為 ③Virus等の感染、拡散時の該当ネットワークの切り離し ④学外からセキュリティインシデントの解析と対策 - 通常ありえない通信やアクセスの発生の確認と対策 - ありえない相手先への通信の発生の確認と対策 - 許可されていない相手先への通信の発生の確認と対策 - 許可されていないmail addressの使用の確認と対策 - 存在しないmail addressへのメールの着信の確認と対策 (3) ユーザによる不正利用の再発可能性の判断と可能性がある場合の対策を情報セン ターと相談の上、実施すること。 (4) 情報センターが提供するサービスが変更される場合、対応方法を情報センターと 相談し、考えられるセキュリティインシデントに対する手順を文書化し、情報セン ターに報告すること。 (5) システムの停止、性能の極度の劣化及び会津大学の名誉を傷付けるようなセキュ リティインシデントの対応を情報センターと相談の上、実施すること。 (6) その他接続する機器やその動作について異常が疑われる場合は、情報センターの 指示の下、必要に応じ確認や対策を行うこと。 (7) 具体的なセキュリティインシデントが想定できる場合で、解決策もワークアラウ ンドも無い場合、情報センターに相談すること。

(20)

個別要求仕様書(AINSのシステム更新作業) システムの更新によってAINSのシステムが必要とされる機能・性能が確実に実現で きる作業を行うこと。 1 対応の開始 情報センターからの依頼 2 対応内容 、 、 、 、 (1) 情報センター指示の下 システム更新作業に向けた調整 調査 準備作業を行い 情報センターに報告すること。 (2) 機器納入時における検収にあっては、情報センター指示の下、仕様書で要求して いるハードウェア、ソフトウェアの動作テストを行うこと。なお、システムの新規 導入または更新にあたっては、各機器が適正な動作をするようにインストレーショ ンとコンフィギュレーションを行い、既存システムと不整合が無いことを確認し報 告すること。また、何らかの理由で、機器が安定せず、ワークアラウンドが必要な 場合、これを実施すると共に情報センターに報告すること。 (3) 管理マニュアル変更の必要が生じた場合には、情報センター指示の下、変更に伴 う補助作業を行うこと。また、ユーザが直接操作する機器の場合、ユーザ向けの利 用手順を作成すること。何れも情報センターに報告すること。 (4) 情報センターの指示によるシステム更新のために必要となる情報の収集の補助作 業を行い、情報センターに報告すること。 (5) 新規導入、または各機器の更新があった場合には、情報センターと協議の上、整 、 。 合性のある運用管理手順や業務体制の見直しを行い 情報センターに報告すること (6) その他、更新に付随する作業を行い、情報センターに報告すること。

(21)

個別要求仕様書(資産管理等の支援) 大学の教育・研究活動に必要なAINSシステムが支障なく機能するための資産管理等 の作業を行うこと。 1 対応の開始 機器設置時 消耗品使用時 情報センターからの依頼 2 対応内容 (1) 機器の設置と更新の管理を行うこと。 ①機器の設置、更新または撤去にあっては、情報センターが管理している機器リス トを更新し、情報センターに報告すること。 ②利用状況調査を行うための具体的なスケジュールと手順を情報センターと相談 し、利用状況調査ルールとして予め文書化しておき、情報センターに報告するこ と。 ③計算機等から値の取得を行う場合、情報センターから提供されたツール以外を用 いる場合は、予め、インストール場所、動作の概要、入力出力インターフェース を文書化しソースコード等を明らかにすること。情報センターと協議し開発/作 成したツールは、原則として大学に帰属すること。 ④機器にセットされた消耗品が交換時期になった場合、保持してある消耗品と交換 すること。(原則としてネットワークプリンタの消耗品は除く) (2) 必要となる消耗品費等の概算を行うこと ①消耗品の使用量を統計履歴データをリソースの消費予測ができるように管理し、 情報センターに報告すること。 (3) 利用状況の管理、統計に関すること。 ①利用状況調査を行うための具体的なスケジュールと手順を情報センターと相談 し、利用状況調査ルールとして予め文書化しておき、情報センターに報告するこ と。

(22)

個別要求仕様書(利用支援) 大学の教育・研究活動や大学行事を行う上で必要な設定等の作業を行うこと。 1 対応の開始 情報センターからの依頼 2 対応内容 (1) 教育研究活動に係わる計算機及び周辺機器等のハードウェア、ソフトウェアのシ ステム管理に関する支援を行うこと。 (2) 大学行事のうちAINSシステムにかかる事前準備、設定変更、動作確認、後処理を 行い、情報センターに報告すること。 ①全館停電時作業◇ ②学会または学会に準じる会合 ③その他の大学行事 ◇:本仕様書中での「停電」とは、主として年に一度行われる法令に基づく大学の受電設 備点検時を示すものだが、それ以外の計画的な停電(電力不足による計画停電 、突) 発的なトラブルによる停電及び全館ではない一部の停電の際も同様とする。

(23)

配置する技術員 技術員1 技術員2 技術員3 技術員4 技術員5 技術員6

DNS

BIND

NIS

NFS (am-utilsも含む)

ZFS

UFS

LDAP

OpenDirectory

ActiveDirectory

DHCP

Mail (Sendmail/postfix)

Mailing-list

News

Apache

IIS

FTP

SSH

Sun Ray Software

LPR

パスワード管理ツール

無線LAN管理

NetBoot, Netinstall

MCX

X11

GCC

Emacs

Latex or texlive

PostScript (GhostScript)

mnews

MH, Mew, NMH

PostgreSQL

MySQL

PHP

ImageMagick or netpbm

sox

gtk2

tcltk

Netbeans

Eclipse

Thunderbird

Firefox

sylpheed

moodle

Solaris 10, 11

RHEL 5, 6

Mac OS(Server) Lion

Mac OS(Client) Lion

Windows Server

Windows Client

Cisco-IOS

sh

bash

csh

awk

sed

perl

ruby

lisp

PostScript(PDF)

java

javascript

C/C++

HTML/XML

TeX

言語コード体系(EUC,UTF等) PDFへのフォント埋め込み VirtualBox

Solairsコンテナ, Solaris Zones Gnome Desktop 世代管理したデータバックアップとリストア Patch適用(Solaris,Linux,Mac) EMC,NetApp又は同等の運用 Cisco-IOSによるACL設定

5.環境整備に必要なスキル

1.ネットワークサービスに必要なスキル

4.効率的に運用するため言語に必要なスキル

3.OSに必要なスキル

2.フリーソフトに必要なスキル(インストールやテスト)

(24)

[記入方法]

1.2,5に関しては下記項目を記入(複数選択可、該当しない場合は空白)とする

  A:大学等の教育研究機関での構築経験有り

  B:大学等の教育研究機関での運用管理・開発経験有り

  C:一般企業での構築経験有り

  D:一般企業での運用管理・開発経験有り

3に関しては下記項目を記入(複数選択可、該当しない場合は空白)とする

  A:大学等の教育研究機関での導入管理・開発経験有り

  B:一般企業での導入管理・開発経験あり

4に関しては下記項目の該当するものを選択(該当しない場合は空白)とする

  A:ソースファイルをメンテナンスできる

  B:業務として言語を使用した開発の経験がある

※上記 1~3については、経験の対象ユーザ数及び年数も記入すること。

 【注意】このスキルマップ表は、それぞれに対しての構築・開発・運用管理の経験を問うものであり、

      ユーザーとしての利用経験は入れないで下さい。

参照

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