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甲殻類幼生の走査型電子顕微鏡観察のための試料作製法

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C A N C E R 11 (2002), p. 35-40

甲殻類幼生の走査型電子顕微鏡観察の

ための試料作製法

上 野

正 樹

甲殻類幼生を生きた状態に近い形態で走査型電 ものと考え ,種々の試料作製条件を検討した . 子顕微鏡で観察するための固定法を開発した .固 定には電子レンジによるマイクロウェープ照射を 加 え,固定剤もホルマリンではなくグルタルアル デヒドを用い ,高濃度で長時間の固定を行 った. さらに四酸化オスミウムによる後固定を付加する ことで体表面にほとんど変形のない試料作製に成 功 した . は じ め に 甲 殻 類 を 走 査 型 電 子 顕 微 鏡 (S E M) で 観 察 す ることは電子顕微鏡の普及とともに広く行なわれ る よ うにな った.成体, 特にクチクラ層が厚く発 達した種においては試料作製時に これといった変 形もおこさず,試料の乾燥と適切なコーティング さえ行えば一応の観察像は得られる . しかし幼生 の観察となると状況は一変する .全身を毅うクチ クラ層は固定液の侵入を妨げ,固定液中で長時 間 平気で泳いでいるとい った事態も珍しい事ではな い.動物が大型である場合は体を各部分にあらか じめ解剖して固定を行うことができるが,体長が 1 m m以下の個 体全体 をその まま 固定する場合に は困難が伴う . たとえ固定がなされたとしても , 体表の最外層を覆うクチクラは非常に薄く , クチ クラ下の上皮も薄いため脱水や乾燥中の変形は免 れず,その結果触角をはじめとして 体表各部に変 形が生じ ,生活水中で泳いでいる状態とはかけ離 れた形態を示す結果となる . このため通常の固定 法では全身観察のような低倍の観察には耐えられ ない .比較的低倍の観察は体表各部の構造解明ば かりでなく,分類学 にと っても重要な意義を持つ Masaki U ENo: Advanced fixation m ethods: Applications in scanning electron microscopy for crustacean larvae

材 料

検 討 材 料 と し て ア ル テ ミ ア (Artemia salina) の幼生を用いた .休 眠卵 は23℃ の 人 工 海 水 中 で 孵化 させノープリウスおよびメタノ ー プリウス期 の幼生 を採取した .

方法及び検討結果

1. 幼生採集方法 幼生を傷つけず,効率よく 集めるため滅菌ろ過用フィルター (ボトル トップ

フ ィルタ ー, Becton Dickinson Labware) を使用

した (図1 ). 滅菌フィルタ ー は取り除き ,代 わ りに ペ ーパ ー タオル (キムワイプS-200,クレシア ) をフ ィルターの大きさに切りと って容器にはめ込 んだ .飼育水は吸引する こ となく水圧のみでフィ ルター外に流れ去るため,幼生を傷めることはな い.幼生はペ ーパータオル上にろ過されて集めら れる . 図1 幼生採集用フ ィルター:スノコ (中)の上に置 かれているフ ィルターをキムワイプ (右)に替 え、キ ャッ プ(左)をね じ込んで飼育水をこの 中に注いでろ過する.

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2. 固 定 ビ ン ヘ の 採 集 幼 生 の 入 れ 方 幼生はろ 過 し た ペ ー パ ー タ オ ル ご と 固 定 液 中 に 移 さ れ る (図2 ). 固 定 ビ ン と し て ガ ラ ス 製2 0 m l バ イ ア ル ビンを用い , 固 定 液 益 は1 0 m l とした . ビンのロ に プ ラ ス チ ッ ク 製 の キ ャ ッ プ を ゆ る < 締 め た . 図 2 固定ビン :ろ過した幼生はキムワイプごと固 定液に入れてマイクロウ ェーブを照射する. 固定された幼生はビンの底に落ち,キムワイ プは固定後の洗浄時に取り除 く 3. 電 子 レ ン ジ の 照 射 方 法 マイクロウェ ー プ 照 射 の 均 ー化 と固定液温の急激な上昇を防ぐ為, 固 定 ビ ン は 耐 熱 ガ ラ ス 製 の 直 径1 3 c m の 容 器 (レ ンジパック7508G, 岩 城 ハ ウ ス ウ ェ ア ) に4 0 0 m l の 氷 冷 水 を 入 れ た も の に 沈 め た . 固 定 ビ ン 内 部 の 固 定 液 の 液 面 は 外 部 の 冷 水 面 よ り も わ ず か に 下 が っ て い る . 固 定 液 の 液 面 が 高 い と そ の 部 分 だけマイク ロウェ ー プが集中して温度が急上昇し てし ま うため ,必ず 外 部 液 面 よ り 低 く な る よ う に する .照 射 時 は 回 転 テ ー プ ル を 回 転 し , マ イ ク ロ ウェープの照射むらを防止した . 4. 電 子 レ ン ジ の 照 射 条 件 電子レンジはマイ ク ロ ウ ェ ー プ 迅 速 試 料 処 理 装 置 (Ml-77型 ,東 屋 医 科 器 械) を使用した . こ の 器 械 は 間 欠 照 射 や 温 度コン トロー ル が 可 能 に な っ て い る が , こ れ ら の 機 能 は 使 わ ず ,3 5 0 W の出力で連続照射を行った . 固 定 液 の 液 温 は 照 射4 分 間 で 約 2 ℃から 75℃ ま で 上昇する. 4分 以上の照射は固定液の沸騰を招き, 安 全 上 問 題 が あ る の で 行 わ な か った. 4 分 間 の 照 射 後 ,固 定 ビ ン を ガ ラ ス 容 器 よ り 取 り 出 し , 室 温 に放置した . 5. 固 定 液 の 選 択 3 % パ ラ ホ ル ム ア ル デ ヒ ド の4時 間 単 独 固 定 (マ イ ク ロ ウ ェ ー プ 非 照 射) に よ る 観 察 像 を 図3に示す . また ,3 % グルタルア ルデヒド4 時間単独固定(マイク ロ ウェーブ非照 射 ) の 像 を 図4 に示す .後 者 の 方 が 変 形 が 少 な い が,いずれにしても変形が強すぎる . 固定に4分 間のマイク ロ ウ ェ ー プ 照 射 を 加 え グ ル タ ル ア ル デ ヒドの

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農度を2.5 - 7 % ま で 上 昇 さ せ た と こ ろ濃 図3 3 % パラホルムアルデヒド4時間単独固定 (マ イクロウェーブ非照射).メタノープリウスの 全身に激しい変形が起こ っている. 固4 3 % グルタルアルデヒド4 時問単独固定 (マ イクロウ ェーブ非照射).パラホルムアルデヒ ド固定に比 べると変形がやや 少な く、特に腹 部で顕著に改善されている. しか し触角周辺 の収縮は明 らかに残 っている.

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上 野 正 樹 37 度 が 高 い ほ ど 変 形 は 少 な く な っ た ( 図5, 6). 7 % 以 上 の グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド は 単 独 で 浸 透 圧 が 環 境 水 の 値 を 超 え て し ま う た め , 濃 度 は7 % に と ど めた. し か し , こ れ に よ っ て も ク チ ク ラ の 数 は 完 全 に は 取 れ な か っ た . なお,固定剤はメーカ ー と ロ ッ ト に よ っ て 固 定 効 果 に 大 き な 差 異 を 生 じ る 場 合 が あ る こ と に 注 意 を す べ き で あ る .今 回 の 実 験 で は パ ラ ホ ル ム ア ル デ ヒ ド はT A A B 社 , グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド はT A A B 社 の 50 % 水 溶 液 , 四 酸 化 オスミウムはM E R C K社 の も の を 用 い た . 図5 3 % グルタルアルデヒド4 時間単独固定(マ イクロウェーブ照射 )触角の変形はかなり改 善されている . しかしまだ鼻先の部分がへこ んでいる. 6. 固 定 液 の 浸 透 圧 幼 生 は ク チ ク ラ が 渾 い た め 固 定 液 等 の 浸 透 圧 の 影 響 を 受 け や す い . 飼 育 水 の 浸 透 圧 は 約9 8 0 m 0 s m で あ っ た た め 固 定 液 に な る よ う 固 定 液 中 の 海 水 の 混 合 割 合 を 変 化 させた . 固 定 液 の 浸 透 圧 の 測 定 結 果 を 表1に示 す . な お ,浸 透 圧 は 浸 透 圧 計 (FISKE O N E - T E N O S M O M E T E R , FISKE A S S O C I A T E S) で 計 測 し た. グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド 固 定 後 の 洗 浄 は2 / 3 海 水 で 行 い , 脱 水 液 は 浸 透 圧 の 調 整 を 行 わ な か っ た. 図6 7 % グルタルアルデヒド4 時間単独固定 (マ イクロウェーブ照射 )鼻先のへこみは少なく なったが,大きな被はなくなっていない. 7. 固 定 時 間 マ イ ク ロ ウ ェ ー ブ 照 射 後 の グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド 固 定 液 へ の 浸 漬 時 間 を

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時間- 14 日間まで変化させた . そ の 結 果 , 短 時 間 の 浸 漬 で は 稀 に う ま く い く 事 が あ っ て も 安 定 し て よ い 結 果 は 得 ら れ な か っ た . 浸 潰14 日 で も グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド の 単 独 固 定 で は 体 表 面 の 人 工 的 勘 が 完 全 に は 取 れ な か っ た . 一 方 , グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド 浸 漬8 日 の 試 料 に さ ら に 四 酸 化 オ ス ミ ウ ム の 後 固 定 (2 時間 ) を 追 加 し た と こ ろ 体 表 の 勘 は ほ ぽ 完 全 に 無 固定液の種類 3 %パラホルムアルデヒド 4 %パラホルムアルデヒド 3 % グルタルアルデヒド 7 % グルタルアルデヒド 2 %四酸化オ スミウム 人工海水 表1 固定液などの浸透圧 浸透圧m O s m 固定液10m lの作り方 995 8 %パラホルムアルデヒド 3.75ml+ 蒸留水 6.25ml 1279 8 %パラホルムアルデヒド 5 m l + 蒸留水 5ml 910 2 5 % グルタルアルデヒド 1.25 m l + 蒸留水 2.5 m l + 人工海水 6.25ml 905 2 5 % グルタルアルデヒド 2.8ml+ 蒸留水 5.6ml+ 人工海水 1.6 ml 572 4 % 四酸化オスミウム 5 ml+ 人工海水 5 ml 925

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図7 7 % グルタルアルデヒド10 日間固定 (マイク ロウ ェーブ照射)後,

2 %

四酸化オスミウム で2 時間の後固定をおこ なっ たノ ープリウス 幼生.変形は少なく,ほぼ満足できる像が得 られている . 固8 7 % グルタルアルデヒド8 日間固定 (マイク ロウ ェープ照射 )後,

2 %

四酸化オスミ ウム で2時間後固定をおこ なっ たメタノ ープリウ ス幼生 (前面).部分的 には多少変形が認めら れ る が 生 き て い る 状態に近い

1

象が得られて いる . くなり , メ タ ノ ー プ リ ウ ス の 第 二 触 角 も 自 然 に 近 い 状 態 に 固 定 さ れ た (図7, 8, 9). 四 酸 化 オ ス ミ ウ ム の 固 定 液 で は 長 時 間 の 浸 漬 固 定 は で き な い. なぜならその酸化作 用 に よ り組織の固定後の 侵 食 が 起 こってしまうからであり ,固 定 時 間 は グ ル タ ル ア ル デ ヒ ド と 同 様 の 条 件 で4分間のマイク ロウェ ー プ照射後2時 間 に と ど め た . 図9 図8と同様の固定をしたメタノープリウスの 背面.頭 部や触角には変形は 目立たないが, 背部には霰が認められる .

8.

脱 水 条 件 脱 水 剤 と し て 上 昇 エ タ ノ ー ル 系 列を 用 いた .急 激 な 脱 水 は 変形を もた ら す た め , エ タノ ー ル の 濃 度 を30, 50, 70, 80, 90, 95, 100 % と し , 特 に100 % で の 脱 水 は3回 行 っ た . 各 ス テ ッ プ の 長 さ は1時 間 とし た. 固 定 が 不 十 分 だと高濃度のエタノ ール (95,100% ) に移した時 に変形が起こった . しかし,固定が完全に行われ た 状 態 で は 変 形 は認 め ら れ な か っ た . 9. 乾 燦 方 法 と 試 料 マ ウ ン ト S E M試 料 の 乾 燥にはエタノ ー ルを酢酸イソアミルに置換し ,そ の 後 液 化 二 酸 化 炭 素 に よる 臨 界 点 乾 燥 を 行 う か , か の ど ち ら か を 行 う の が一 般 的 である . しかし , ル コ ー ル ヘ の 入 れ 代 え 時 に 変 形 が 生 じ る こ と が 明 ら か に な っ た 臨 界 点 乾 燥 器 に100 % エ タ ノ ー ル のステ ップ か ら 直 接 か け る 事 も 可 能 で あ り , 酢 酸 イソアミルに置換せず に臨界点乾燥を行うことに し た 乾 燥 し た 試 料 は実 体 顕 微 鏡 下 で 眉 毛 プ ラ シ (図10) を使用して, S E M試 料 台 に 載 せ た .眉 毛 プ ラ シ は 試 料 を 傷 め ず に 目 的 の 場 所 に 試 料 を 移 動 し固定できた .試料の試料台への接培にはカ ーボ ンパウダーを木工用速乾ボンド (コニシ ) に練り 込 ん だ も の を 使 用 し た . これには水をわずかに混 入することによ って,固着時間をコント ロールで

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上 野 正 樹

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きる.一般に使用されるカーボンテープは接着力 が弱< , 幼生のような表面に凹凸の多い試料には 不向きである . また,有機溶媒を 含 ん だ 銀 ペ ース ト等では毛細管現象で体表に生える剛毛を伝って ペーストが上昇してしまい,表面構造が埋もれて しまう.カーボンペーストはこの欠点を持たずか つ,固化した面が非常に平滑であるため観察時に バックグラウンドが大変きれいになる(図11 ). 図10 眉毛ブラシ:眉毛を竹串 (右上)の先に接着 してある .細かい作業に非常に便利で.余分 な力が加わらないため試料を

1

纂つけること はない. 図11 観察試料台 :乾燥済み試料は眉毛ブラシで適 切な方向を定めて試料台上のカーボンペー ストに接着させる.接清剤の乾燦後.オスミ ウムプラズマコーターでオスミウム重合膜 をコーティングしてある . 10. コ ー テ ィ ン グ コ ー テ ィ ン グ は 試 料 の 帯 電障害防止や(象の明るさおよびコントラストの増 強 な ど の 理 由 か ら コ ン ベ ン シ ョ ナ ル な

S EM

では 必 須である .低倍の観察においては金のスパッタ コーテ ィングで十分と考えられるが,幼生の体表 面は微細な突起に満ちており,スパッタコーティ ン グ で は そ の 微 細 構 造 が ス パ ッ タ さ れ た 粒 子 に 埋もれてしまう . オスミウムプラズマコーティン グは非常に薄いナノメーターオーダーのオスミウ ムプラズマ重合膜を形成することができ,低倍か ら高倍までの観察に耐える微細形態保持 ,帯電防 止,検出 二次電子量増大の上からも非常に有用で ある . プラズマ重合膜の厚さは約1 0 n mになるよ うに設定し, 真空蒸着器

(VE-2020,

真空デバイス) を用いてコーティングした.

考 察

本 研 究 は 甲 殻 類 の 形 態 を 研 究 す る 際 の 一 助と なるように ,出来るだけ簡便な方法でど こでも最 良の結果が得られる

S E M

試 料 作 製 条 件 を 模 索 し た結果を示したものである .最近の電子顕微鏡の 技 術 的 進 歩 に 伴 って , 性 能 の 良 い 低 真 空

S EM

が 開 発 さ れ た . こ の 顕 微 鏡 を 用 い れ ば 固 定 に 苦 労 する必要は無いのではないかと思われるかも知れ ないが,それは間違いで,低倍から高倍まで満足 の得られる観察像を得るにはやはり完全な固定を 経た試料作りが必要である .電子レンジ固定につ いては多くの研究が脊椎動物組織の光学顕微鏡像 および透過型電子顕微鏡像を得ることを目的とし ており,最近はなるべく温度を上げないでマイク ロウェーブの固定効果に焦点を当てた固定方法が 検討されてきた.そのために照射時間や到達温度 のコントロールができる特殊な電子レンジが開発 されているが,何とか家庭用の電子レンジで固定 できないかと模索した結果 ,かえって高温が幼生 の固定には有効に働くとの結論が導かれた.マイ クロウェープ照射の固定効果はマイクロウェープ 自体の固定効果と固定液温上昇による加熱効果の

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つ の 面 が あ る こ と が 知 られている .ウ ォーター バスで固定液を過熱することによって加熱のみの 固定を試みたが,満足の行く結果は得られなかっ た.従 って ,幼生の電子 レンジ固定には両面の効

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果があることが判明した .家庭用電子レンジを用 いる際はあらかじめ試科を入れない固定ピンで固 定液が沸騰する照射条件を決めておき,沸騰する 直前の照射時間で照射するとよい.今回は海水中 で孵化したアルテミ ア幼生を用いて各種固定条件 を検討したが,淡水性の甲殻類を含めて種による 条件の差異はもちろん存在するであろう.どの種 の幼生においても共通だと思われるのはマイクロ ウェープ照射を含む高濃度のグルタルアルデヒド による長時間の固定が形態保持に絶大な効果をも たらすことと電子レンジによる加熱効果が固定に 有効である こと である .こ の点をおさえた上で対 象種に合わせて固定条件を変更すれば良い結果が 得られるはずである.

文 献

水平敏知編 ・著, 1993. マイク ロウェープ照射による 生物試科の 固定・ 染色法の基礎とその応用. 学際企 画社,東京

Hasegawa, H . Mizuhira, , V., & Notoya, M ., 2000. Microwave-Stimulated Fixation and Histochemical Application to Biological Specimens. Acta Histochem. Cytochem., 33(5): 319-340.

Hernandez, F. & Guillen, R. 2000. Microwave Processing for Scanning Electron Microscopy. European Journal of Morphology, 38(2): 109-111.

図 7 7   % グルタルアルデヒド 10 日間固定 ( マイク ロウ ェーブ照射)後 , 2 % 四酸化オスミウム で 2 時間の後固定をおこ なっ たノ ープリウス 幼生.変形は少なく,ほぼ満足できる像が得 られている . 固 8 7   % グルタルアルデヒド 8 日間固定 ( マイク ロウ ェープ照射 )後 , 2 % 四酸化オスミ ウム で 2 時間後固定をおこ なっ たメタノ ープリウ ス幼生 ( 前面).部分的 には多少変形が認めら れ る が 生 き て い る 状態に近い 1 象が得られ

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