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News Release 平成 24 年 3 月 2 9 日消費者庁 特定商取引法に基づく行政処分について 本日 関東経済産業局が特定商取引法に基づく行政処分を実施しましたので公表します 本件は 特定商取引法第 69 条第 3 項の規定に基づき 消費者庁長官の権限委任を受けた関東経済産業局長が実施し

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(1)

平 成 2 4 年 3 月 2 9 日

特定商取引法に基づく行政処分について

本日、関東経済産業局が特定商取引法に基づく行政処分を実施しましたので

公表します。

本件は、特定商取引法第69条第3項の規定に基づき、消費者庁長官の権限

委任を受けた関東経済産業局長が実施したものです。

News Release

(2)

平成24年3月29日 関 東 経 済 産 業 局

特定商取引法違反の電話勧誘販売業者に対する

業務停止命令(3か月)について

関東経済産業局は、皇室写真集等の電話勧誘販売業者である株式会社ピーエヌサー ビス(東京都文京区)に対し、本日、特定商取引法第23条第1項の規定に基づき、 平成24年3月30日から平成24年6月29日までの3か月間、電話勧誘販売に関 する勧誘、申込み受付及び契約の締結を停止するよう命じました。 認定した違反行為は、名称等不明示、再勧誘、契約書面の不備記載、迷惑勧誘です。 なお、本処分は、特定商取引法第69条第3項の規定に基づき、消費者庁長官の権 限委任を受けた関東経済産業局長が実施したものです。 1.株式会社ピーエヌサービス(以下「同社」という。)は、他社から買い受けた名簿 等をもとに、皇室写真集等(以下「本件商品」という。)の電話勧誘販売を行ってい ました。 2.認定した違反行為は以下のとおりです。 (1)同社は、本件商品に係る売買契約の勧誘に当たり、販売業者の名称、勧誘を行 う者の氏名を告げておらず、告げたとしても戸籍上の氏名ではなく偽名を告げる 等の行為がありました。また、勧誘に先立って、本件商品の売買契約の締結につ いて勧誘するためのものであることを告げていませんでした。 (名称等不明示) (2)同社は、「不景気で、お金ないからいいです。」、「字が読めないので、いりませ ん。」等と本件商品の売買契約を締結しない旨の意思を表示した消費者に対して、 その電話で継続してあるいは再度電話をかけて勧誘していました。 (再勧誘の禁止) (3)同社は、消費者と本件商品について売買契約を締結したときに交付する、本件 売買契約の内容を明らかにする書面に、特定商取引法で義務づけられている事項

(3)

を正しく記載していませんでした。 (契約書面の不備記載) (4)同社は、消費者から以後の勧誘を断る旨の連絡を何度も受けたにもかかわらず、 引き続き執拗な電話勧誘を行っていたほか、本件商品を返品した消費者に対して すぐに同じ商品を送る等、電話勧誘販売に係る売買契約の締結について迷惑を覚 えさせるような仕方で勧誘していました。 (迷惑勧誘) 【本件に関する相談先】 本件に関するご相談につきましては、消費者庁から権限委任を受けて消費者庁 とともに特定商取引法を担当している経済産業局の消費者相談室で承ります。お 近くの経済産業局までご相談下さい。 北海道経済産業局消費者相談室 電話 011-709-1785 東北経済産業局消費者相談室 022-261-3011 関東経済産業局消費者相談室 048-601-1239 中部経済産業局消費者相談室 052-951-2836 近畿経済産業局消費者相談室 06-6966-6028 中国経済産業局消費者相談室 082-224-5673 四国経済産業局消費者相談室 087-811-8527 九州経済産業局消費者相談室 092-482-5458 沖縄総合事務局経済産業部消費者相談室 098-862-4373

(4)

株式会社ピーエヌサービスに対する処分の概要

1.事業者の概要 (1)名 称:株式会社ピーエヌサービス (2)代 表 者:代表取締役 和田 寛治 (3)所 在 地:東京都文京区関口一丁目21番 (4)資 本 金:1000万円 (5)設 立:昭和53年10月19日 (6)取引形態:電話勧誘販売 (7)商 品:皇室関係図書その他美術品等(以下、「本件商品」という。) (参考)本件商品と価格(平成23年11月30日時点・税込) 皇室写真カレンダー 3,780円 写真集「皇后美智子さまと四季の花ばな」 36,000円 写真集「天皇陛下の一世紀」 36,000円 和皿「節句お楽しみ皿」 14,000円 飾皿「皇居二重橋」 38,000円 (8)売 上 高:約166,160千円(平成23年3月決算) (9)従 業 員:46名(平成23年11月30日現在、臨時職員、アルバイト含む) 2.取引の概要 株式会社ピーエヌサービス(以下「同社」という。)は、関係各社から入手した情報に 基づき消費者に電話をかけ、本件商品の売買契約の締結について勧誘をすることにより、 当該消費者(以下「電話勧誘顧客」という。)から当該売買契約の申込みを電話により受 け、本件商品の販売を行っていた。 3.行政処分の内容 ・業務停止命令 ①内容 特定商取引法第2条第3項に規定する電話勧誘販売に関する業務のうち、次の業 務を停止すること。 ア.電話勧誘販売に係る売買契約の締結について勧誘すること。 イ.電話勧誘販売に係る売買契約の申込みを受けること。 ウ.電話勧誘販売に係る売買契約を締結すること。 ②停止命令の期間 平成24年3月30日から平成24年6月29日までの期間(3か月)

(5)

4.命令の原因となる事実 同社は、以下のとおり特定商取引法に違反する行為を行っており、電話勧誘販売に係 る取引の公正及び購入者の利益が著しく害されるおそれがあると認められた。 (1)名称等不明示(特定商取引法第16条) 本件商品に係る売買契約の勧誘に当たり、販売業者の名称、勧誘を行う者の氏名を 告げておらず、告げたとしても戸籍上の氏名ではなく偽名を告げる等の行為があった。 また、勧誘に先立って、本件商品の売買契約の締結について勧誘するためのものであ ることを告げていなかった。 (2)再勧誘(特定商取引法第17条) 同社は、「不景気で、お金ないからいいです。」、「字が読めないので、いりません。」 等と本件商品の売買契約を締結しない旨の意思を表示した電話勧誘顧客に対して、そ の電話で継続してあるいは再度電話をかけて勧誘した。 (3)契約書面の不備記載(特定商取引法第19条第1項) 同社は、電話勧誘顧客と本件商品について売買契約を締結したときに交付する本件 売買契約の内容を明らかにする書面に、特定商取引法で義務づけられている事項を正 しく記載していなかった。 (4)迷惑勧誘(特定商取引法第22条第3号、施行規則第23条第1号) 同社は、電話勧誘顧客から以後の勧誘を断る旨の連絡を何度も受けたにもかかわら ず、引き続き執拗な電話勧誘を行っていたほか、本件商品を返品した電話勧誘顧客に 対してすぐに同じ商品を送る等、電話勧誘販売に係る売買契約の締結について迷惑を 覚えさせるような仕方で勧誘した。 5.勧誘事例 【事例1】 平成23年1月、消費者Aと同居している親族Bが、同社から本件商品代金の支払い を請求する電話を受けた。BがAに確認すると、平成22年の年末に、同社から電話勧 誘を受けていたほか、平成22年11月から12月にかけて同社から合計4件の本件商 品を購入していたことが判明した。これは、聴力の低下したAが同社からの電話の内容 を理解せずに「ハイ、ハイ。」と返答したことによるものであった。Bは、同社に対し て、「今後は、電話勧誘をしないように。」と申し入れ、今後は電話勧誘を行わない旨の 了解を得た。

(6)

しかし、平成23年3月、Bは同社の営業員Zから電話を受け、「お母さんいますか。」 とAに電話を代わるよう言われたため、「すでに、電話勧誘をしないようにと申し入れ を行い、御社も了解しているのに、なぜ、電話勧誘をするのか。」と言って電話を切っ た。 さらに、6月には、Aあてに同社から2回も本件商品が送付され、Aは代金を支払っ てしまった。BがAに本件商品を購入した状況について確認したところ、同社から勧誘 電話があり、長時間の勧誘を受け、電話の内容を理解できないまま「ハイ、ハイ。」と 返事をしてしまったということがわかった。過去に2度も今後の勧誘をしないように申 し入れていたにもかかわらず、依然として同社から勧誘が行われることから、Bは消費 生活センターに相談した。消費生活センターのあっせんにより、解約通知書を郵送し、 すでに支払った平成23年6月の本件商品代金について、同社から返金を受けることが できた。 しかし、この後も同社からの電話勧誘は続いており、Bが電話機の着信記録を調べた ところ、平成23年7月から8月までの間に2回、電話をしないよう2度目の申し入れ を行った平成23年3月以降も、5月から6月までの間に6回、同社から電話がかかっ てきていたことも判明した。 【事例2】 平成23年5月、同社の営業員Yは、消費者Cに電話をかけ、「額縁を購入していた だきありがとうございます。この度、皇居二重橋の飾り皿を用意しました。記念になる 品物ですから、是非この機会に購入してください。価格は、38,000円です。」等 と言った。Cは「不景気で、お金ないからいいです。」と言って断ったが、Yは「分割 払いにできますよ。1回目は、現金で、2回目は、年金の支払月に振込の2回払いにで きます。」等と言ったほか、Cに対して繰り返し商品説明を行い、勧誘を続けた。Cは、 仕事に出かける時間が過ぎており、なかなか勧誘電話が終わりそうになかったことか ら、渋々本件商品の購入を承諾した。 この翌日、C宅に本件商品が届いたが、Cは購入する気がなかったので、本件商品が 届いた経緯を娘に話し、消費生活センターに相談することにした。消費生活センターの 相談員の説明を受けて、契約解除通知書を同社に郵送し、クーリング・オフの手続を行 い、本件商品は、宅配便の着払いで返送した。 【事例3】 平成23年11月、同社の営業員Xは、消費者Dに電話をかけ、Dが所属している団 体名Eを告げ、「皇后美智子様が書かれた本が、できあがりました。皆様に紹介できる ようになりました。」、「宅配便の代引で送らせてもらう。」と言った。Dが「代引は困る。」

(7)

と言って断ると、Xは、「それでは、支払は振込にすることができる。振込用紙を同封 で送らせてもらう。」と言い、さらに本件商品の説明を続けるので、Dは「目が悪くな り、天眼鏡で見なければ字が読めないので、いりません。」と契約を締結しない旨の意 思を表示した。しかしXは「購入してもらえば、Eの会長から礼状が届く。」と言った ので、Dは無下に断ることもできず、言葉に窮して返答ができないでいると、Xは強い 口調で、「それでは、送らせてもらいます。」と言って電話を切った。 この数日後、同社からDあてに本件商品が届き、Dはそこで初めて電話をかけてきた のが同社であったことを認識した。DはEに電話で問い合わせたが、Eより「皇室図書 の電話勧誘は行っていないし、皇后美智子さまの書いた本の推薦もしていない。当方と は全く関係のない業者である。」と回答された。Dは、息子に相談し、本件商品を返品 することとし、Dの息子夫婦が警察署に相談し、警察官の指導で、本件商品を同社に返 送した。 【事例4】 消費者Fは過去に度々同社から本件商品を購入していたが、Fは自分で何を買ったか も覚えていない状態だったので、Fの親族が同社に電話をして返送したこともあれば、 訪問介護員に依頼をして同社に返送したこともあった。同社の営業員からFへの電話勧 誘を訪問介護員が断っても、同社は電話をかけ、訪問介護員は、1時間以上もFが同社 からの電話を切ることができず困っている様子だったのを見たこともあった。 今後の勧誘を止めさせようと、平成23年11月頃、Fの親族が同社へ電話をして「も う電話してこないでください。」と言ったが、その後平成24年2月になっても訪問介 護員がFあての電話を受けており、電話勧誘が続いている。

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