• 検索結果がありません。

VMware vSphere ESX のインストール

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "VMware vSphere ESX のインストール"

Copied!
18
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

C H A P T E R

1

VMware vSphere ESX

のインストール

この章では 2 つの手順について説明します。

「内部ドライブへのインストール」(P.1-1)

「SAN ブートのインストール」(P.1-10)

内部ドライブへのインストール

ここでは、仮想メディア機能を使用して、VMware vSphere ESX 4.0 と必須のドライバを内部ドライブ にインストールする方法について説明します。 ここでは 2 つのトピックについて説明します。 「前提条件」(P.1-1) 「インストール手順」(P.1-3) (注) 現在、VMware では使用できないオプションのハードウェアコンポーネントもあります。このサーバ でサポートされる詳細な VMware ESX バージョンとハードウェアコンポーネントについては、 Cisco.com(http://www.cisco.com/en/US/products/ps10477/prod_technical_reference_list.html)の B シリーズサーバのハードウェアおよびソフトウェアに関する相互運用性一覧を参照してください。

前提条件

この手順を開始する前に、次の項目または処理が必要です。

• LSI RAID コントローラの 1 つにインストールする場合、OS をインストールする LUN を設定しま す。 • VMware インストール ISO イメージ(または CD/DVD)、およびそのソフトウェアインストール 用のアクティベーションキー。 (注) このマニュアルでは、仮想デバイスとしてマッピングする ISO イメージから OS をインストー ルする手順について説明します。物理ディスクからもインストールできますが、その場合、外 付け USB CD/DVD ドライブをインストール先サーバに接続する必要があります。KVM ケー ブルをブレードサーバの前面パネルコンソールコネクタに接続し、USB コネクタとして使用 します。

(2)

については、「インストール前のサービスプロファイル設定チェックリスト」(P.1-2)を参照して ください。

インストール前のサービス

プロファイル設定チェックリスト

インストール先サーバには、そのサーバに関連付けられた設定済みのサービスプロファイルが必要で す。サービスプロファイルには、サーバに適用されているすべての情報と設定が含まれます。 この OS のインストールに必要な UCS 事前設定処理の最小限のチェックリストを次に示します。各項 目を完了するための詳細な手順については、このマニュアルでは説明していません。これらすべての項 目の設定に関する情報と手順については、次のマニュアルを参照してください。

Cisco UCS 5108 Server Chassis Installation Guide

Cisco UCS Manager GUI Configuration Guide

Cisco UCS Manager CLI Configuration Guide

1. UCS システムハードウェアを取り付け、ケーブルを使用して物理的にネットワークへ接続します。

2. UCS Manager を使用して、ネットワーク上の物理リソースと論理リソースを識別するプールを設 定します。サーバのサービスプロファイルを構築するときに、これらのプールから選択します。 たとえば、UCS システムでは WWN プールを使用して、FC HBA で使用可能なノードとポートを 識別します。また、UCS システムを使用すると、サーバ、MAC アドレス、UUID サフィクス、お よび管理 IP アドレスのプールも定義できます。 3. UCS Manager を使用して、サーバの管理に必要なポリシーを設定します。手順6.で説明するよう に、特定のブートポリシーが必要です。 4. ターゲットサーバとネットワーク接続する各アップリンクファブリックに、1 つの名前を付けた VSAN を設定します。 名前を付けた VSAN によって、特定の外部 SAN ファブリックへの接続が作成されます。 5. 各 VSAN を、各 VSAN の対応するファブリック相互接続上の物理アップリンクポートに関連付け ます。

たとえば、Fabric A 用に作成した VSAN を、Fabric Interconnect A 上で使用可能な物理ポートに 関連付けます。

6. このオペレーティングシステムのインストール用にブートポリシーを作成します。 このインストールのために、次のブート順を定義するブートポリシーを作成します。

a. CD-ROM

b. ローカルディスク

7. ターゲットブレードサーバ用にサービスプロファイルを作成します。Create Service Profile ウィ ザードを使用している場合、作成プロセスのパート 5 は [Server Boot Order] です。手順6.で作成 したブートポリシーを選択します。

ターゲットサーバに関連付けられている既存のサービスプロファイルがある場合、そのサービス プロファイルに関連付けられているブートポリシーを変更できます。手順6.で作成したブートポ リシーを選択します。

(3)

(注) UCS Manager サービスプロファイルでターゲットサーバの vNIC のポートセキュリティをディセーブ ルにしないと、VMware のインストールに失敗する可能性があります。イネーブルの場合、ポートセ キュリティによって、最初の MAC アドレスのみが保護され、別の MAC アドレスから発信されたトラ フィックがドロップされます。VMware のインストールプロセスには、複数の MAC アドレスが必要 です。vNIC のネットワークコントロールポリシーを設定する場合、[MAC Security] [allow] に設定

します。 8. 作成したサービスプロファイルをターゲットサーバに関連付けます。 ターゲットサーバをリブートすると、サービスプロファイルの設定がサーバに適用されます。 この時点で、OS のインストール手順を開始できます。

インストール手順

ソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。 (注) この手順の画面キャプチャに表示される値と設定は単なる例です。実際の設定は異なる場合がありま す。 ステップ 1 オペレーティングシステムに搭載されている標準のシステムドライバに加え、カスタムのドライバが 必要かどうかを判断します。 このマニュアルの発行時点では、これらのサーバの最新のアドオンカードにのみ、カスタムのドライ バが必要です。そのカードは次のとおりです。

– UCS M72KR-E 統合型ネットワークアダプタ(Emulex OneConnect 10GbE CNA)

– UCS M72KR-Q 統合型ネットワークアダプタ(QLogic 8100 Series 10GbE CNA)

「サーバに取り付けられているデバイスを確認する方法」(P.A-1)を参照してください。 サーバにこれらのカードが使用されていない場合、カスタムドライバは必要ありません。ステッ プ 2に進んでください。 サーバにこれらのカードが使用されている場合、VMware.com からそのカードの最新ドライバを 入手し、ドライバの ISO ファイルをラップトップなどのワークステーションに保存します。 VMware のインストールプロセス時に、仮想デバイスとしてこれらの ISO をマウントします。 ステップ 2 サーバの UCS Manager サービスプロファイルに、この手順の前提条件(「インストール前のサービス プロファイル設定チェックリスト」(P.1-2))で説明したデバイスのブート順を指定したブートポリ シーが含まれることを確認します。 a. CD-ROM b. ローカルディスク

ステップ 3 ブラウザで UCS Virtual Management IP アドレスを使用して UCS Manager インターフェイスに接続し ます。

(4)

ステップ 5 ターゲットサーバ(ターゲットドライブを搭載するブレードサーバ)の KVM コンソールウィンドウ を開きます。

a. UCS Manager メインウィンドウの [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。

b. [Equipment] タブの [Equipment]> [Chassis] > [Chassis_Number] > [Servers] を展開します。

c. KVM コンソールからアクセスするサーバを選択します。

d. [Work] ペインの [General] タブをクリックします。

e. [Actions] 領域の [KVM Console] をクリックします。別ウィンドウに KVM コンソールが表示され ます。

(5)

ステップ 7 [Virtual Media Session] ウィンドウで、VMware インストールイメージのパスを指定します。

a. [Add Image] をクリックします。

b. ダイアログボックスを使用して VMware ISO ファイルを検索し、選択します。

[Client View] ペインにデバイスとして ISO イメージが表示されます。

ヒント [Details] をクリックして [Details] ペインを表示し、読み取りと書き込みの進行状況を確認しま す。 ステップ 8 追加したメディアの [Mapped] 列のチェックボックスをオンにし、マッピングが完了するまで待ちま す。[Details] ペインの進行状況を確認します。 ステップ 9 マッピングが完了したら、サーバの電源を再投入します。その結果、仮想 CD/DVD からサーバがリ ブートされ、追加したメディアが BIOS に認識されます。 (注) サーバに電源を再投入するには、サーバの電源ボタンを押すか、[KVM Console] ウィンドウのメ ニューバーで [Macros] を選択して Ctrl+Alt+Del を押すか、選択したサーバの [UCS Manager Work]

(6)

(注) サーバの電源を再投入すると、使用している ISO インストールイメージにマッピングされている仮想 CD/DVD からブートされます。このとき、UCS Manager サービスプロファイルに定義されている ブート順が使用されます(ステップ 2を参照してください)。 ステップ 10 グラフィカルモードで ESX のインストールを求められたら、Enter を押します。 ステップ 11 インストールプロセスを確認し、設定や会社の基準の必要に応じて、ウィザードのプロンプトに従い ます。この手順を続けてシステムドライバをインストールします。 ステップ 12 任意の手順:KVM ウィンドウを使用しているときに応答の遅延が多い場合、マウスアクセラレーショ ンを設定します。

a. [Virtual KVM Console] ウィンドウメニューバーで、[Tools]> [Session Options] を選択します。

[Session Options] ウィンドウが開きます。

b. [Mouse] タブを選択します。

c. [Mouse Acceleration] の [Linux] を選択し、[OK] をクリックして変更を適用し、[Session Options]

(7)

ステップ 13 ドライバをインストールします。VMware インストールメディアに含まれる標準のシステムドライバ に加え、カスタムドライバが必要かどうかに応じて、次のいずれかを実行します。

(注) 現在、サポートされるアドオンカードの最新世代のドライバにのみ、オペレーティングシステムに含 まれるシステムドライバに加えてカスタムドライバが必要です。具体的には、UCS M72KR-E 統合型 ネットワークアダプタ(Emulex OneConnect 10GbE CNA)および UCS M72KR-Q 統合型ネットワー クアダプタ(QLogic 8100 Series 10GbE CNA)です。

カスタムドライバが必要ない場合、[Custom Drivers] ウィンドウで「Do you want to install

custom drivers」というプロンプトが表示されたら、[No] を選択し、手順i.を続けます。

システムドライバに加え、カスタムドライバが必要な場合、次の手順を続けます。

a. [Custom Drivers] ウィンドウで「Do you want to install custom drivers?」というプロンプトが表示 されたら、[Yes] を選択します。

b. [Custom Drivers] ウィンドウで [Add] をクリックします。

ステップ 8でマッピングした VMware インストール ISO は、自動的にマッピングが解除されます。

c. ESX ドライバ CD の挿入が求められたら、ステップ 6と同様に、[KVM Virtual Media Session]

ウィンドウを開きます。

d. [Virtual Media Session] ウィンドウで、[Add Image] をクリックします。

e. ダイアログを使用して、ステップ 1でデバイスのドライバ ISO イメージを保存した場所を検索し、 選択します。[Client View] ペインに ISO が表示されます。Drivers ディスクのドライバの場所につ いては、「サーバに取り付けられているデバイスを確認する方法」(P.A-1)を参照してください。

f. [Virtual Media Session] ウィンドウで、[Mapped] のチェックボックスをオンにして、選択したド

ライバ ISO をマウントします。[Details] ペインを確認して、マッピングが完了するまで待ちます。 マッピングが完了した後は、VMware プロンプトの [OK] をクリックし、インポートするドライバ を選択します。 g. 別のカスタムドライバを追加する必要がある場合、[Add] をもう一度クリックし、ドライバ ISO をマッピングするプロセスを繰り返します。 h. カスタムドライバの追加が完了したら、VMware インストールウィンドウの [Next] をクリックし ます。

i. ポップアップボックスで「Load the system drivers?」とプロンプトが表示されたら、[Yes] をク

リックします。

(8)

ステップ 14 カスタムドライバがインストールされると、マッピングが解除された VMware インストール ISO のパ スを指定するように求められます(カスタムドライバをロードしなかった場合、この手順をスキップ してください)。

a. [Virtual Media Session] ウィンドウで、VMware インストール ISO の [Mapped] のチェックボック スをオンにします。

b. [Details] ペインを確認して、マッピングが完了するまで待ちます。マッピングが完了したら、

VMware プロンプトの [OK] をクリックして、インストールを続行できます。

ステップ 15 「Select a location to install ESX」という VMware のプロンプトが表示されたら、ESX をインストール するターゲットドライブを選択し、[Next] をクリックします。

• RAID アレイを設定していない場合、B シリーズサーバで使用可能なすべてのドライブが表示され ます(次の図を参照してください)。

(注) サーバの eUSB ドライブには OS をインストールしないでください。Cisco UCS B440 Blade

Server にはオプションの eUSB ドライブが搭載されていることがあります。eUSB ドライブが

取り付けられている場合、OS からはローカルドライブと見なされ、「Viking eUSB」と表示さ

れます。Cisco UCS Manager では、ローカルドライブの種類を区別しません。OS が複数の

ローカルドライブまたは内部 USB ドライブ(eUSB)にインストールされている場合、サーバ でブートドライブとして使用するローカルドライブを指定できません。

ターゲットドライブが RAID コントローラによって作成されたボリュームの場合、論理ボリュー ムとして表示されます(次の 2 番目の図を参照してください)。

(9)

ステップ 16 会社の要件と基準に従って、インストールを完了します。設定の必要に応じて、引き続きインストール プロセスを確認し、プロンプトに従います。

ステップ 17 インストールが完了すると、次のウィンドウが表示されます。[Finish] をクリックしてターゲットサー バをリブートし、ESX ソフトウェアを起動します。

(10)

イブで ESX ソフトウェアがロードされます。次の画面が表示されたら、Alt+F1 を押して ESX Console

ユーティリティにアクセスします。

SAN

ブートのインストール

ここでは、VMware ESX と必須のドライバをブート可能な SAN LUN(論理ディスクまたは RAID ボ リューム)にインストールする方法について説明します。 ここでは 2 つのトピックについて説明します。 「前提条件」(P.1-10) 「インストール手順」(P.1-12) (注) 現在、VMware では使用できないオプションのハードウェアコンポーネントもあります。このサーバ でサポートされる詳細な VMware ESX バージョンとハードウェアコンポーネントについては、 Cisco.com(http://www.cisco.com/en/US/products/ps10477/prod_technical_reference_list.html)の B シリーズサーバのハードウェアおよびソフトウェアに関する相互運用性一覧を参照してください。

前提条件

この手順を開始する前に、次の項目または処理が必要です。

ブート可能な SAN デバイスにインストールする場合、SAN で LUN を設定してから、SAN に接続

し、SAN HBA から LUN へ唯一のパスが存在することを確認します。

• VMware インストール ISO イメージ(または CD/DVD)、およびそのソフトウェアインストール 用のアクティベーションキー。 (注) このマニュアルでは、仮想デバイスとしてマッピングする ISO イメージから OS をインストー ルする手順について説明します。物理ディスクからもインストールできますが、その場合、外 付け USB CD/DVD ドライブをインストール先サーバに接続する必要があります。KVM ケー ブルをブレードサーバの前面パネルコンソールコネクタに接続し、USB コネクタとして使用 します。

(11)

インストールおよび設定が完了した UCS システム。 このオペレーティングシステムのインストールに必要な最小限の UCS 設定項目のチェックリスト については、「インストール前のサービスプロファイル設定チェックリスト」(P.1-11)を参照して ください。

インストール前のサービス

プロファイル設定チェックリスト

インストール先サーバには、そのサーバに関連付けられた設定済みのサービスプロファイルが必要で す。サービスプロファイルには、サーバに適用されているすべての情報と設定が含まれます。 この OS のインストールに必要な UCS 事前設定処理の最小限のチェックリストを次に示します。各項 目を完了するための詳細な手順については、このマニュアルでは説明していません。これらすべての項 目の設定に関する情報と手順については、次のマニュアルを参照してください。

Cisco UCS 5108 Server Chassis Installation Guide

Cisco UCS Manager GUI Configuration Guide

Cisco UCS Manager CLI Configuration Guide

1. UCS システムハードウェアを取り付け、ケーブルを使用して物理的にネットワークへ接続します。

2. UCS Manager を使用して、ネットワーク上の物理リソースと論理リソースを識別するプールを設 定します。サーバのサービスプロファイルを構築するときに、これらのプールから選択します。 たとえば、UCS システムでは WWN プールを使用して、FC HBA で使用可能なノードとポートを 識別します。また、UCS システムを使用すると、サーバ、MAC アドレス、UUID サフィクス、お よび管理 IP アドレスのプールも定義できます。 3. UCS Manager を使用して、サーバの管理に必要なポリシーを設定します。手順7.で説明するよう に、特定のブートポリシーが必要です。 4. ターゲットサーバとネットワーク接続する各アップリンクファブリックに、1 つの名前を付けた VSAN を設定します。 名前を付けた VSAN によって、特定の外部 SAN ファブリックへの接続が作成されます。 5. 各 VSAN を、各 VSAN の対応するファブリック相互接続上の物理アップリンクポートに関連付け ます。

たとえば、Fabric A 用に作成した VSAN を、Fabric Interconnect A 上で使用可能な物理ポートに 関連付けます。

6. ターゲットサーバとネットワーク接続する各アップリンクファブリックに、1 つの vHBA ポリ シーを設定します。

この vHBA ポリシーでは、vHBA を SAN に接続する方法を定義します。

7. このオペレーティングシステムのインストール用にブートポリシーを作成します。 このインストールのために、次のブート順を定義するブートポリシーを作成します。 a. CD-ROM b. ストレージ – SAN プライマリ – SAN セカンダリ

(12)

シーをサービスプロファイルに関連付けます。Create Service Profile ウィザードを使用している場 合、作成プロセスのパート 5 は [Server Boot Order] です。手順7.で作成したブートポリシーを選 択します。

ターゲットサーバに関連付けられている既存のサービスプロファイルがある場合、既存のブート ポリシーを変更できます。サービスプロファイルを編集し、手順7.で作成したブートポリシーを 選択します。

(注) UCS Manager サービスプロファイルでターゲットサーバの vNIC のポートセキュリティをディセーブ

ルにしないと、VMware のインストールに失敗する可能性があります。イネーブルの場合、ポートセ キュリティによって、最初の MAC アドレスのみが保護され、別の MAC アドレスから発信されたトラ フィックがドロップされます。VMware のインストールプロセスには、複数の MAC アドレスが必要 です。vNIC のネットワークコントロールポリシーを設定する場合、[MAC Security] [allow] に設定

します。 9. 作成したサービスプロファイルをターゲットサーバに関連付けます。 ターゲットサーバをリブートすると、サービスプロファイルの設定がサーバに適用されます。 この時点で、OS のインストール手順を開始できます。

インストール手順

ソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。 (注) この手順の画面キャプチャに表示される値と設定は単なる例です。実際の設定は異なる場合がありま す。 ステップ 1 オペレーティングシステムに搭載されている標準のシステムドライバに加え、カスタムのドライバが 必要かどうかを判断します。 このマニュアルの発行時点では、これらのサーバの最新のアドオンカードにのみ、カスタムのドライ バが必要です。そのカードは次のとおりです。

– UCS M72KR-E 統合型ネットワークアダプタ(Emulex OneConnect 10GbE CNA)

– UCS M72KR-Q 統合型ネットワークアダプタ(QLogic 8100 Series 10GbE CNA)

「サーバに取り付けられているデバイスを確認する方法」(P.A-1)を参照してください。 サーバにこれらのカードが使用されていない場合、カスタムドライバは必要ありません。ステッ プ 2に進んでください。 サーバにこれらのカードが使用されている場合、VMware.com からそのカードの最新ドライバを 入手し、ドライバの ISO ファイルをラップトップなどのワークステーションに保存します。 VMware のインストールプロセス時に、仮想デバイスとしてこれらの ISO をマウントします。 ステップ 2 サーバの UCS Manager サービスプロファイルに、この手順の前提条件(「インストール前のサービス プロファイル設定チェックリスト」(P.1-11))で説明したデバイスのブート順を指定したブートポリ シーが含まれることを確認します。 a. CD-ROM b. ストレージ

(13)

ステップ 3 ブラウザで UCS Virtual Management IP アドレスを使用して UCS Manager インターフェイスに接続し ます。

ステップ 4 [Launch] をクリックし、管理者のユーザ名とパスワードを使用して UCS Manager にログインします。

ステップ 5 ターゲットサーバ(ターゲットドライブを搭載するブレードサーバ)の KVM コンソールウィンドウ を開きます。

a. UCS Manager メインウィンドウの [Navigation] ペインの [Equipment] タブをクリックします。

b. [Equipment] タブの [Equipment]> [Chassis] > [Chassis_Number] > [Servers] を展開します。

c. KVM コンソールからアクセスするサーバを選択します。

d. [Work] ペインの [General] タブをクリックします。

e. [Actions] 領域の [KVM Console] をクリックします。別ウィンドウに KVM コンソールが表示され ます。

(14)

ステップ 6 KVM コンソールウィンドウが開いたら、[Tools]> [Launch Virtual Media] を選択します。

ステップ 7 [Virtual Media Session] ウィンドウで、VMware インストールイメージのパスを指定します。

a. [Add Image] をクリックします。

b. ダイアログボックスを使用して VMware ISO ファイルを検索し、選択します。

[Client View] ペインにデバイスとして ISO イメージが表示されます。

ヒント [Details] をクリックして [Details] ペインを表示し、読み取りと書き込みの進行状況を確認しま す。 ステップ 8 追加したメディアの [Mapped] 列のチェックボックスをオンにし、マッピングが完了するまで待ちま す。[Details] ペインの進行状況を確認します。 ステップ 9 マッピングが完了したら、サーバの電源を再投入します。その結果、仮想 CD/DVD からサーバがリ ブートされ、追加したメディアが BIOS に認識されます。 (注) サーバに電源を再投入するには、サーバの電源ボタンを押すか、[KVM Console] ウィンドウのメ ニューバーで [Macros] を選択して Ctrl+Alt+Del を押すか、選択したサーバの [UCS Manager Work]

(15)

(注) サーバの電源を再投入すると、使用している ISO インストールイメージにマッピングされている仮想 CD/DVD からブートされます。このとき、UCS Manager サービスプロファイルに定義されている ブート順が使用されます(ステップ 2を参照してください)。 ステップ 10 グラフィカルモードで ESX のインストールを求められたら、Enter を押します。 ステップ 11 インストールプロセスを確認し、設定や会社の基準の必要に応じて、ウィザードのプロンプトに従い ます。この手順を続けてドライバをインストールします。 ステップ 12 任意の手順:KVM ウィンドウを使用しているときに応答の遅延が多い場合、マウスアクセラレーショ ンを設定します。

a. [Virtual KVM Console] ウィンドウメニューバーで、[Tools]> [Session Options] を選択します。

[Session Options] ウィンドウが開きます。

b. [Mouse] タブを選択します。

c. [Mouse Acceleration] の [Linux] を選択し、[OK] をクリックして変更を適用し、[Session Options]

(16)

に加え、カスタムドライバが必要かどうかに応じて、次のいずれかを実行します。

(注) 現在、サポートされるアドオンカードの最新世代のドライバにのみ、オペレーティングシステムに含 まれるシステムドライバに加えてカスタムドライバが必要です。具体的には、UCS M72KR-E 統合型 ネットワークアダプタ(Emulex OneConnect 10GbE CNA)および UCS M72KR-Q 統合型ネットワー クアダプタ(QLogic 8100 Series 10GbE CNA)です。

カスタムドライバが必要ない場合、[Custom Drivers] ウィンドウで「Do you want to install

custom drivers」というプロンプトが表示されたら、[No] を選択し、手順i.を続けます。

システムドライバに加え、カスタムドライバが必要な場合、次の手順を続けます。

a. [Custom Drivers] ウィンドウで「Do you want to install custom drivers?」というプロンプトが表示 されたら、[Yes] を選択します。

b. [Custom Drivers] ウィンドウで [Add] をクリックします。

ステップ 8でマッピングした VMware インストール ISO は、自動的にマッピングが解除されます。

c. ESX ドライバ CD の挿入が求められたら、ステップ 6と同様に、[KVM Virtual Media Session]

ウィンドウを開きます。

d. [Virtual Media Session] ウィンドウで、[Add Image] をクリックします。

e. ダイアログを使用して、ステップ 1でデバイスのドライバ ISO イメージを保存した場所を検索し、 選択します。[Client View] ペインに ISO が表示されます。Drivers ディスクのドライバの場所につ いては、「サーバに取り付けられているデバイスを確認する方法」(P.A-1)を参照してください。

f. [Virtual Media Session] ウィンドウで、[Mapped] のチェックボックスをオンにして、選択したド

ライバ ISO をマウントします。[Details] ペインを確認して、マッピングが完了するまで待ちます。 マッピングが完了した後は、VMware プロンプトの [OK] をクリックし、インポートするドライバ を選択します。 g. 別のカスタムドライバを追加する必要がある場合、[Add] をもう一度クリックし、ドライバ ISO をマッピングするプロセスを繰り返します。 h. カスタムドライバの追加が完了したら、VMware インストールウィンドウの [Next] をクリックし ます。

i. ポップアップボックスで「Load the system drivers?」とプロンプトが表示されたら、[Yes] をク

リックします。

(17)

ステップ 14 カスタムドライバがインストールされると、マッピングが解除された VMware インストール ISO のパ スを指定するように求められます(カスタムドライバをロードしなかった場合、この手順をスキップ してください)。

a. [Virtual Media Session] ウィンドウで、VMware インストール ISO の [Mapped] のチェックボック スをオンにします。

b. [Details] ペインを確認して、マッピングが完了するまで待ちます。マッピングが完了したら、

VMware プロンプトの [OK] をクリックして、インストールを続行できます。

ステップ 15 「Select a location to install ESX」という VMware のプロンプトが表示されたら、ESX をインストール するターゲット SAN LUN を選択し、[Next] をクリックします。

(18)

バをリブートし、ESX ソフトウェアを起動します。

サーバがリブートします。仮想 CD/DVD のマッピングは自動的に解除され、サーバのターゲット SAN

LUN で ESX ソフトウェアがロードされます。次の画面が表示されたら、Alt+F1 を押して ESX

参照

関連したドキュメント

●お使いのパソコンに「Windows XP Service Pack 2」をインストールされているお客様へ‥‥. 「Windows XP Service

注意: Dell Factory Image Restore を使用す ると、ハードディスクドライブのすべてのデ

本装置は OS のブート方法として、Secure Boot をサポートしています。 Secure Boot とは、UEFI Boot

点から見たときに、 債務者に、 複数債権者の有する債権額を考慮することなく弁済することを可能にしているものとしては、

Q-Flash Plus では、システムの電源が切れているとき(S5シャットダウン状態)に BIOS を更新する ことができます。最新の BIOS を USB

ASTM E2500-07 ISPE は、2005 年初頭、FDA から奨励され、設備や施設が意図された使用に適しているこ

パキロビッドパックを処方入力の上、 F8特殊指示 →「(治)」 の列に 「1:する」 を入力して F9更新 を押下してください。.. 備考欄に「治」と登録されます。

(自分で感じられ得る[もの])という用例は注目に値する(脚注 24 ).接頭辞の sam は「正しい」と