• 検索結果がありません。

家族法における自己決定権[序説] : the same-sex marriageを素材として

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "家族法における自己決定権[序説] : the same-sex marriageを素材として"

Copied!
8
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

愛知工業 大学研究報告

第 2 9 号 平 成 6 年

家族法に おける

自己決定権

一- The Same-sex Marr i age を 素 材 と し て 一一

An Aproach to the Right of Privacy of Family Law

ノj"墨書与二二良�1), Jiro Kojima.

日ヨヰコ事事弓子Z】 Atsuko Tanaka

We have focusd on the legal problems of same-sex marriage as introduced the ploble聞s in the

U. S.A. The contents as follows

一一

1 Introduction. 11 Theories and law-cases in the U. S.

A. . m Conc1usion.

1) 愛知工業大学教養部講師

(2)

己決定権

一UF

O

∞釦昌OlmOM

はじめにiー問題の所在ーー アメリカにおける現況とその対応 A 同性愛カップルと一 般的規制 淳子 B 同性愛カップルと私法上の利益 C 近時の諸問題 田中 むすびにかえて 二郎 小 島 はじめに 家族法および家族法学は、 いま大 きな変革を余儀無くされている。 現実社会の婚姻観・ 離婚観が大 きく 変わりつつあるからだ。 折しも、 本 年は「国際家族年」、 その真の意味も、 これとの関係から理解されなけ ればならない 。 ところで、 近碍 (一 九九三年〉、 法制 審議会民法部会身分法小委 員会から婚姻及び離婚制 度の見直し審議に関 する中間報告が出された。 その内容から、 若年 層に確実に定着しつつある新しい婚婚観・離婚観を 64 ふまえよ うとする姿勢が読み取れる。 家族法見直し 作業は、 国際人権

(序説〕

ヨ釦吋片山問。を素材として

‘、‘‘‘‘冒l /

�

附田

山畑仔

フ十J

山中

〈自由 権 ) 規約、 国連「 国際婦人の十年」、 国連女性差別撤廃条約をふ まえた国際的課題に応えよ うとしたものであ ることはいうまでもない。 すなわち、 個人の尊重を前提とした家庭生活 、 固 定的な性別役割分業社 会の見直しをすることにあったことは多言を要しない。 したがって、 日 (八七年五月 策定、 九一 年五月改定 ) において一二世紀の 目標を「男女共同参画社会」 「夫婦も基本的には、 本政府も 、 「西暦ニOOO年に向けての新圏内行動計画」 の形成におくことになった、 ということができる。 家族も個々別々の人格であり、 個々別々の生き甲斐を尊重する」という ことに他ならない。 このことは、 私生活における自己実現を保障する、 という視点を提供することになった。 したがって、 家族法は、 特定の家 族像を基準にした生活形態を強制するものではなく、 家族 における個人 の自律を高め、 私生活における自己実現を保障す る仕組みであるべきこ

(3)

とを表現している。 さて、 結論を先取りする形での婚姻法における「 自己決定権」を 保障する視点から「中間報告」作業の背景に 見え隠れする特色を挙げて みたo 若年層に確実に定着 しつつある新しい婚姻 観 ・ 離婚観をふまえよ うとする姿勢が読み取れるからである。 家族法見直し作業は、 国際人権 (自由権〉 規約、 国連「国際婦人の十年」、 国連女性差別撤廃条約をふ まえた国際的に応えよ うとしたものであるこ とはいうまでもない。 すな わち、 個人の尊重を前提とした家庭生活、 固定的な 性別役割分業社会の 見直しをすることにあったことは多言を要しない。 したがって、 日本政 府も、 「西暦二OOO年に向けての新圏内行動計画」 (八七年五月策定、 家族法 に お け る 自 己決定権 九一 年五月改定 ) において二一 世紀の目標を「男女共同参画社会」の形 成におくことになった、 ということができる。 このよ うな家族における 男女の平等の意識変革と性別分業社 会の是正が打ち出されることになっ 「夫婦も基本的には、 家族も個々別々の人格であり、 個々別々 の ,園。、A 、

手hよHN

生き甲斐を尊重する」とい うことに他ならない。 このことは、 私生活に おける自己実現を保障する、 という視点を提供することになった。 した がって、 家族法は、 特定の家族像を基準にし た生活形態を強制するもの ではなく、 家族における 個人の自律を高め、 私生活における自己実現を 保障する仕組みであるべきことを表現している。 そのことは、 自己のラ イフ ・ スタイルは自分で決定する (自己決定〉 、 ということを容認し、 それを保障することが新しい家族法、 そして、 それを可能にするのが家

(1

)

族法学だということを示唆している、 といえよ う。 四 そのよ うな意味からいえば、 事実婚 ・重婚的内 縁とよ ばれる関係 については、 法律婚で ないがゆえに、 法律婚とは異なったものだ、 とい ぅ、だけで法的保障を否定してはならない。 この点については、 すでに、 わが国の判例法理は、 これを肯定するにいたった。 それと同様に、 向性 愛婚とよ ばれ る性的結合生活共同体に対しては どのよ うに 対応すばきか、 そもそもの延長 線上で問題となろう。 伺性愛という愛の形を受け入れた 者をどのよ うに考えるべきか。 このよ うな愛の形を選ぶ ことも個人の自 由 だからである。 最近出版Sれた家族法の教科書の中 で、 向性同士の婚 姻について、 そ (2 ) れを事実婚として法的保護を与える必要がある、 という記述がみられる よ う になった。 このことでも理解でき るよ うに、 このよ うなライフ ・ ス タイルを黙過できないことを示している 。 近 時の裁判においては、 青 年の家」利用拒否を理由に同性愛者が東京都を相手取り損害賠償を求め 〈3〉 ている。 このよ うに、 わが国においても、 向性愛者にまつわる 種々の 問 題が、 現実に顕在化してきでいることは否定で きない。 このことを検討 することは、 婚姻外生活共同体の法的問題を考え るうえで大 きな示唆を 〈4〉 あたえることになろう。 本稿で同性愛の問題を扱 う所以である。 アメリカにおける向性婚の現状について紹介し、

(5

)

その法的な対応を見てみることにする。 なぜなら、 アメリカにおける同 五 そこで、 第一に、 性婚の問題は、 たえず、 憲法上の人権上の保障規定との抵触を争うもの である。 まさにそれが、 本稿がめざす、 憲法上保障された自己決定権H 憲法二二条「幸福 追求権」を通じて、 個々人が選択した多様な生き方を 実現H保障してゆくという見解を裏付 ける一 つの手掛かりとなると考え たからである。 第二に、 では、 現在、 そして今後わが 国で生ずるであろう向性婚の問 題にどの様な法的対応を試みることが妥当であるかを考えてみることに する。 ここで得た対応は、 単に向性婚だけでなく、 法律婚以外 (婚外関 係、 例えば婚約 ・内縁 ・事実婚 ) に対する法的保護の理論を構築するこ とができると考えるからである。

(4)

淳子 田中 二郎 島 62 (1 ) 二 宮 周平『事実婚の現代的課題』 二 五 八頁 (日本評論社 九九 O年 ) 。 (2〉 乾昭三H 二 宮 周平 ・新民法講義5家族法 (有斐閣 ブッ クス 、 一 九 九三年〉 。

(

3

)

一 九 九O 年 二 月、 府中市の「青年の家」で合宿 のため利用した際、 自分たちが「同性愛者の団体である」とい この事件は、 うことを他の利用団体に紹介した。 その後、 他の団体から興味 本意で部屋を除 かれたり嫌がらせを受けたため、 ここの職員に かけあったが解決せず、 次回からの利用を拒否されるという処 分を受けたo これに対して、 同性愛者の団体は、 都に 六五O万 円の損害賠償を求めたものである。 判決は、 小稿脱稿後である 一 九 九 四 年三月 二 八日に出される (法 セ 四 七 二 号三二 頁 ) 。 (4〉 アメリカの現状については、 石川稔「新 ・家族法事情、 同性 愛者の婚 姻〔その1〕 五六号五六頁 (一 九八 四 年 ) 、 上村貞美「人権としての性的自 由をめ ぐ る諸問題 (一 ) 1 ( 四 ) 」香川法学九巻三号一 一貝、 一 一 三 巻一 号一 頁 ( 一 九八九年 〔その2〕」法セ三五五号九O頁、 三 O巻一 号一 頁、 一 一 巻 一 号 一 頁 、 ー一 九九三年 )、 円山英 二 「ソドミ|禁止法の合憲性と合衆国 最高裁」判タ六四 二 号 四 一 頁 (一 九八 七年 )、 篠原光児「向性 (5〉 愛」判タ六 七 二 号 二 三 頁 (一 九八 八年 ) などを参照。 小稿は、 EZ何 回 目E唱同盟問戸 rHZ-ozszzss ι 答申

(6

)

H2 ・ 3 ・ZlH2220〉をもとにアメリ カの現状を紹介する。 同性愛者の法的保護 について「自己決定権」を根拠にしてい る論文として、 ニ宮 ・前出注 (1 )、 乾H 二 宮 ・前出注〈4) にとりあげた諸論文以外に、 山田卓生『私事と自己決定』五O 頁 ( 臼本評論社、 一 九 八七年 ) 、 竹中勲「個人の自己決定とそ の 限 界」ジュリ一 O 二 二 号 三三頁 (一 九九三年 )、 戸波江ニ 「自己決定権の意義と範囲」法教一 五八号〈一 九九三 年 ) など。 アメリカにおける現況とその対応 A 同性愛カップルと一 般的規制 現在アメリカにおいて、 社会を組織する基本 的な単位として宮富 山 ζを め ぐって SEn-2吋時同盟ご 『 2 という概念が 登場してきた。 その先駆的判例

(7

)

として zgZ 〈・ ロミ ロ 時四担問HnZ〈四日恒三 事件を挙げることが できる。 伝統的な意味での家族、 つまり、 夫婦と血族を中心としたw 家族 き方だけでは現代社会のに対応できなくなっている、 ということがその 原因である。 いうなれば、 伝統的家族の概念ではいまや何もなし得てい m の生 ないということになろうか。 さて、 正z-四月Z田HZSという概念によ って、 生活共同体を構成して Nとして、 例えば事実婚を夫婦として扱いH 婚 いるすべての者を 家 族 姻 " と同様に保護しよ う、 という考え方である。 そうだとすれば家族同 様な生活をする同性婚者もその保護の対象となり得るのであろうか。 学 説からは 、 「そうであれば、 向性婚も " 家族 'に含ませることによ っ (8〉 て保護を与えて もよ いのではないか」、 という提言もなされている。 いわゆる公法上の問題として、 向性婚を通 〈9 ) 常の婚姻とする判決は出されていない。 そこで、 向性婚に対する公法上 さて、 つぎにみるよ うに、 の問題を取り上げてみよ う。 婚姻する 権利 (50 15片付O 昌白口 『 ) ゲイ同士、 レズビアン 同士が婚姻する権利を持ち得るか。 もしも通常

(5)

の婚姻とみなされるとするならば、 様々な法効果が与えられることにな

(印)

るo この点については、 各州の上級裁判所において、 向性婚をあらゆる 意味の偏見を持ちながら、 アメリカの婚姻法では向性婚を禁止している という意味を含んでいると解釈し、 向性 婚を認めない、 という考え方を

(日)

採用している。 これら、 事実婚に対しても批 判的ある、 という裁判所の 姿勢のから向性婚に対する厳しい対応がうかがえる。 これに対しても学 (臼 ) 説は厳しく批判する。 しかし、 なお、 立法ならびに裁判所は、 向性婚が生殖を目的とした性 的結合体であるからなお法律上認められる婚姻ではない という姿勢をか たくなに守っている。 これについては、 ま ず異性者間の婚姻でも生殖を 家族 法 に お け る 自 己決定権 目的としない婚姻もあるということと、 国家の期待する家族の機能を、 同性婚も同様の機能をになっている場合がある、 と いうことに目を向け て、 みぎのよ うな国家あるいは裁判所に対し て厳しい批判が近時主張さ れているo B 同性愛カップルと私法上の利益 現代社会は、 事実婚 ・ゲイおよ び レズビアンカップルをひとつのライ フスタイルと して認容するよ うになった。 しかし法制度は、 これら現代 の家族構成およ びライフスタイ ルをなかなか認めよ うとはしなかった。 その結果、 事実婚夫婦およ びゲイおよ び レズビアンカップルは、 法律上 の夫婦が享有する法律上の権利を否定されてきた。 ここでは、 アメリカにおいて同性愛カップルが現在 どのよ うな法的保 一一設を受けているか、 ということを①住宅供給の問題、 ②労働者の補償、 (MM ) ③不法行為の問題につき概要を紹介する。 住宅供給の問題 法律婚をしていない異性愛カッ プル ・同性愛カップルが家を取得する には、 明一不およ び黙一不の本質的差別に遭遇する。 この差別の原因は、 種 々の要素がいり交じっているが、 ①排他的な地域法、 ②制 限的な制定法、 ③差別的な地主の実態、 およ び④「家族」の意味の狭い司法上の解釈な どが影響している。 以下に、 それらを略説する。 ( ア ) 未 婚 の 家 族 に 家 の 売買 B 賃 貸 を 制 限 し て いる地域法令 ( No=日間 己ユE22) がある。 典型的な法令は、 「家族」を「ひとつの長 とひとつの世帯の機能のある、 生物学的 にもしくは法的 に関連している (U ) 人」と定義している。 一 般 に、 そのよ うな法令を是認する判決は、 未婚 の異 性愛カ ァ。 フルに家族の地位を認めな い。 例えば2 ミえEEO 〈-国O E事件(4ND∞-S『・日 ι Z印) は、 地域法令が「 (伝統的な家族 ) 環 境の安 定性を損なう使用、 およ び 伝統的な家族生活を連想させる価値を侵食す る使用」を閉めだしうるので、 それらが差別的差別を含まない 限り、 そ のよ うな法令は連邦保護法に反しないと判決している。 同性愛カップル に対する家族の地位を否定するためにも、 同様の理 由を挙げている。 「賃借入しの承継の権利を制 限している制定法によ って、 婚

(日)

開削していない異性愛 ・同性愛カップル を制 限している場 合があるo 承継 (イ ) の権利の決定について、 判決は、 一 般 に関連した制 定法を狭く解釈して いるo 例え ば 、 一ュ!ヨーク市の賃貸およ び立 退に関する規則は、 住 宅施設の占有者は、 占有 者 が死亡した賃借入の生存配偶者であるか もし くは死亡した賃借入と同居していた賃借入の家族である ときには、 (日〉 追い立てられない」と規定する。 けれども、 若干の判決は、 この規定 は

(げ)

ゲイおよ び レズピアンカップルには拡張されない」と判決した。 (ウ) 土地所有者は、 賃借入の選定にあたって彼等の好 みや偏見を 主張するため、 ゲイおよ び レズビアンカップルが住居を賃借できない場 合もある。 賃借入を排除する土地所有者らが賃借入を排除する権限に対 する憲法上の制限はほとんど ない。 ∞『己Z『 〈・ 雪印司自日叶制事 ( ∞立己・ ∞

(6)

日(=E) ) において、 連邦最高 裁判所は、 人 種 的 に制限された規約の司 法上の効力は憲法修正一 四 条を侵害すると判決したけれども、 下級審は、

(日)

私的な合意を覆さない傾向にある。 ( エ

、、J

賃借入が死亡した場合にその賃借権を誰が承継するのか、 と いう問題が生じた場合に 「家族しの意味を問題にすることがある。 例 えば、 Z2〈2rEミ問。ロ片 山口ι回〈目立日ロ ロ 回 目間口円白片 山 C口 出 は、 の占有者は、 その者がが死亡した賃借入の生存配偶者であるかもしくは 「住宅施設 死亡した賃借入と同居していた賃借入の家族であるときには、 :・:・立ち

(刊日)

退かなくてもよ い」と規定する。 ところが、 例えば回Z 回 忌日 〈・ 日ZE〉 淳子 回目 。2・ ・ 事件 ( 2HZ・〈-M・ 22N(ニZ) ) は、 死亡した賃借入のゲイカ (初 ) ッ。 フ ルのパートナーに、 その家族の一 員としての資格を認め なかった。 田中 2 労働者の補償 労働者の補償は、 被用者 の「扶養家族」のために設けられた制 度であ 二郎 り、 種 々 の制 定法が、 扶養家族として補償をを受け取る権限のある人を

(幻)

定めている。 ところが判例は、 「扶養家族」解釈について異なった判決 島 をしているo 若干の判決は、 家族構成員は「一 人の長 」のもとに同一 の (ロ ) 家に往 むあらゆる人を指す、 と判一不するo 他の判決は、 居住に関係なく、 (幻 ) 血統によ る親族を含むとする。 しかし一 般には、 判決は、 配偶者が被用 者の法律上の夫または妻でない限り、 労働保障を受け取ることを認めな い。 上述したよ うに、 そのよ うな認識は、 ゲイおよ び レ ズビ ア ンカップ ルに対して個人的差別になる。 ただ、

2二

時GEE

-『

D

HZ2-(唱の 』 国) ロ ロヨ唱白= 凹 白 HH Oロ 』戸田U日)叩白日 回 目。白吋 且 が、 死亡したgE ロミ の被用者の 二 七歳になる向性愛パートナーがその被 用者の家族の「正式な一 員」であり、 それゆえ労働者の保障利益 を受け 取る権利があると判示した、 注目すべ き ロロロO 〈 白 ロ 〈 ロロロ ロミD 吋「2 60 吉田白日由主ι ∞ zzno 自 唱団口問 白 昨日0口一口22 = 22Z 事 件 ( ZE∞∞mlEご があることに注目すべきであろう。 不法行為の主張 被告の過失が精神的損害となる唯一 の原因である場合に、 ほとんど大 多数の判決は、 損害の回復を否定する。 しかしながら、 若干の判決は、 3 ある種 の精神的苦痛について、 回復を認める。 過失の直接の被害者と「十分に密接」な関係にあ る原告は、 過失によ (μ〉 (お ) って侵害された精神的損害または E目白 口内g ロ 田D ZE ヨ を回復し 得る。 判 (お ) 決は、 未婚の異性愛の配偶者がその訴訟を提起する ことを認めている。 す け る れ 損 ど 害 も の 、 回 判 復 決 を は き刃

仙心、 め 被 な(害 い27者 。) の ゲ イ も し く は レ ス ビ ア ン ナ が 提 起 C 近時の諸問題 同性婚は、 制 定 法によ って引き起こされるさまざま な障害を回避する その有効的な手段であったかは別とし て、 いくつかの法的手段 ために、 を利用してきた。 とくに議論されているのは、 ゲイおよ び レ ズビアン の カップルの聞の契約と養子縁組の有効性の問題であろう。 当 事者の契約

(お)

の有効性については、 裁判所は比較的好意的に判示し ている。 なお、 養 子縁組については、 成年養子縁組に否定的 なことと相まって、 同性愛者 (刊日 ) が他方に財産を残すための養子縁組は、 否定的に 解されている。

(7

)

主再(244) この事件は、 家族の概念を広げること 九日ω H 巴 ・∞ ・ によ って原 告に憲法上の保護を与えたものであった。 (8

)

前出注 (5 ) 九七頁1九八頁。

(9

)

ゲイ同士、 レズビアン同 土のカップルのいわ ゆる共同体につ

(7)

σ、 tn ユいQ照宮長申軍最� � l法-j# ... :qき;二 ....) ' 時野草長国耳{曜紙 ..6> 'J Q (><4rl 11ゃニ ド�*従事字�WヨヨJいニ 止さ ニ。 .J...j �. jii;ヨヨ組 (司) g(-1(]m(。 ( ::: ) jii;ヨヨ制 (回〉 千引く個。 縦穿震後�,,@:-H' ふ'1'( :Uト入区判Q 捜恩W拘�-!:1 -Jo-I'(l 寝苦也11 í' olI1J' Grisowold v. Connecticut 飾 北 ( 38 1 U. S. 479 (1965) ) �' í'論UQ吋小 11穿ljE. ....) ド二時o -Jo­ � � 今日, I寝耳菱-U�' -<対1Q�士活必 思柑-Jo-1'(l�<inf.'�.I:、, I!!正 困 (劉但) f.' � �さ:ニ。 〈対111-W'b時提<inf.'�心, �4�:g'�言粗f.'� 4きユ。 �総主f;�さ側事mf.'�.I:、, 僅鰍斗� I'(l二 ��学側主E跡事眠f.':巴4ヨ ニ。 骨H!*'-i主主主, -í主将�.k Q:I:!ミQ�似11 :::lK -Jo-トQ..6>QQlÐ帥Iffi:� [[j :g'Q{.!-:QQ事E <inf.'�I'(l J心 。 (ロ) jii;沼組(回)干引く町民件 。 (�) � fι f.'�' jii;ヨヨ組 (∞) 1 011可否1ι体1-W..6> 11総� ....) {.!O ね 4年 ' 緩阻Q漏<in .J...j ' ;t,t主嬰11ゃユド堂々�Q]$:駅11鰍�的。 (1921)。 (;;:;) Krouse v. Graham. 562 P.2d 1022 (1977)�' 側主主図画僻跡 事話f.'�起iJ ....) {.!�<in11' 刊<:会車窓!括 ....) {.! 需11 '*もい騒世�.f.!O (�) II玄吋�' Wood v. Mobil CHemical Co. 365 N. E. 2d 1087 (1977); Whittlesey v. Miller. 572 S. W. 2d 665 (1978). (お) Bulloch v. United States. 48 7 F. Supp. 1078(D. N. J.1980) �' 穏埋ま .J...j Q蝶思士主, loss of consortum claimQ怜制宕目指献 (d) . oミ〉 時'Q�' Koppelman v. O'Keeffe. N.Y.L.J.. Sept. 28. 198 8. at 17 . col. 1 (N. Y. App. Ter田. July 8. 1987); Gelman v. Castaneda. N. Y. L. J.. Oct. 22.1986. at 13. col. 1 (N. Y. Civ. Ct.); Zi田merman V. Burton 107 Misc. 2d 401. 403. 434 N. Y. S. 2d 127. 128-29 (N. Y. Civ. Ct ! 980). (�) *,Q..>-6中絶黙似 �' California Workmen. s Comp白nsation statute; CAL. LAB. CODE � 3503; CONN. GEN. STAT. � 31-725将:u:長崎時 。 (� ) 窓吋�' Peterson. s Case. 196 N.E. 779(1930)。 (�) II玄吋�' Pas sini v. Abertha曹Constr. Co.. 115 A. 689

酬韓川悦定旧国的吋念特υ-叔鎖ww

( ;ヨ) 粧嬰�' Annotation. What Constitutes a "Family" Within Meaning of Zoneng Regulation or Restrictive Convenant. 71 A. L. R. 3D 693. 699W総理{。 (己) NOTE. All in the Family: Succesion Rights and Rent Sta bilized Apartments. 53 BROOKIYN L. REV. 213. 222 (1987). (jii;.w!組 (... ) 纏わ< 1 011 1]m( 11吋時 ) 。 f.':巴止さ二, -u穿1時 ...) �O (ヨ) New York City Rent Eviction Regulations � 2204.6 (d). N. Y. UNCONSOL. LAW S � 8597(McKinney 1987). (口) i$:吋�' Bras chi v. Stahl Assocs.. 531 N. Y. S. 2d 562. (1988); Koppelman v. O' Keeffe. 533 N. Y. S. 2d 412(1988); Two Associates v. Brown. 502 N. Y. S. 2d 604 (1986)ね勾。 ( :=: ) i$:吋�' Ginsberg v. Yeshiva of Far Rockaway. 45 N. Y. S. (お) i$:'I(�' Coon v. Joseph. 192 Cal. App. 3rd 1269 (1985) t_6 !.\..J

0

( :;:: ) Marvin v. Marvin. 557 P. 2d 106 (1976); Whorton v Dillingham. 248 Cal. Rptr. 405 (1988). (お) In re Adoption of Adul t Anonymous n. 542 N. Y. S. 2d 198 (A.D. 1982).-\-(\�必!:ll' 怜主主f.'l分令判事件1鰍爆-uがI'(lQ�' ..6>",,) 時制作11将兵��械器薬味1W!緩や物足"v"'�き I'(l-U :二 小怖� 11..6> 吋時 。止さ 4早, 'J Q腿Q噸尽Q.lト-I'( f.'�ε、, -R í'総 長申 ....) {.! �議事宇i$:-U ....) ド' 2d 996�旬。 (�) New york city rent and Eviction Regulations � 2204.6

(8)

-HH 吋申〉品。百件目。ロロ叫』ι巴戸件〉目。ロ『昌ロロロ白・ 九日帥四百・吋・∞・N品明NJ『(司制昌・ 2 ・ E白同) がある〈篠原光児「同性 愛llアメリカ 家族法の一 断面」判タ六七二号ニ六頁)。 むすびにかえて クリ ント ン政権誕生の時、 ホワイトハウス前に三O万人の同性愛 淳子 者の保護を訴えるデモがくり広 げられた。 そのアメリカにおける法 的保 護の実際を、 紙数の関係から簡略紹介した。 婚姻外 (性的)生活共同体 田中 に生ずる法的問題を考える手がかりとして、 その極端な事例としての同 二郎 性愛婚をとりあげた。 二 結 論的には、 国家はこれを正面から認知できない 、 と いう姿勢は 崩していない。 とはい え、 裁判例の理由づけも論 理そのものとしては説 小 島 得力を欠く。 むしろ、 これを肯定的に受けとめるべ きだ、 とする学説の 論調は鋭い。 しかしながら、 具体的な司法上の救済については 判決例も 前向きといえる。 それは、 なぜかが間われなければならない 。 伝 統的な H 家 族 'に期待された社会的機能が、 今多様な人と人との結びつ きによ るn 生活共同体 Mになっているからである。 それを包括した 社会的問題 に家族法学は正面から取組まなければならない。 58

参照

関連したドキュメント

今回の授業ではグループワークを個々人が内面化

第四。政治上の民本主義。自己が自己を統治することは、すべての人の権利である

断面が変化する個所には伸縮継目を設けるとともに、斜面部においては、継目部受け台とすべり止め

 当社は取締役会において、取締役の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針を決めておりま

  

このように、このWの姿を捉えることを通して、「子どもが生き、自ら願いを形成し実現しよう

点から見たときに、 債務者に、 複数債権者の有する債権額を考慮することなく弁済することを可能にしているものとしては、

職員参加の下、提供するサービスについて 自己評価は各自で取り組んだあと 定期的かつ継続的に自己点検(自己評価)