1 稲沢市子育て支援アプリ及び子育てウェブサイト 構築業務委託仕様書 １ 業務名 稲沢市子育て支援アプリ及び子育てウェブサイト構築業務 ２ 業務の目的 稲沢市では、本市が取り組んでいる子育て支援施策について、より多くの市民に身近に 感じていただけるよう、情報発信について積極的に取り組んでいきたいと考えています。 そこで、子育てに関するお知らせやイベントなどを簡単に検索でき、最新情報をすばやく 手に入れることができるなど、簡単、便利に使っていただける子育て支援アプリ（以下「ア プリ」と言う。）や子育てウェブサイト（以下、「ウェブサイト」と言う。）を構築し、本 市の子育て施策の充実を図ることを目的としています。 ３ 委託期間 契約締結日から平成３１年３月３１日まで ４ 業務の範囲 (1) アプリの設計・構築
アプリは、App Store 及び Google Play へ登録申請するものとし、運用に必要となる ハードウェア及びソフトウェアの設計、開発、テスト、公開作業等、アプリ導入に関す る作業一切を含むこと。 市民にとって親しみやすいデザインとすること。 (2) ウェブサイトの設計・構築 本市の子育て支援に関する総合的なサイトとして、ウェブサイトを構築することと し、運用に必要となるハードウェア及びソフトウェアの設計、開発、テスト、公開作業 等ウェブサイト公開に関する作業一切を含むこと。 (3) 管理画面の設計・構築 職員が容易に操作できる、アプリ及びウェブサイトの管理画面を設計・構築すること。 (4) ＡＳＰサービスの提供及び運用・保守 ＷＥＢサーバ、CMS サーバ、DB サーバ等の機器を市庁舎内には設置せず、インタ ーネットを利用したＡＳＰ方式とし、これに必要な設備を安全に維持管理すること。
2 ５ システム構築要件 本業務に必要な機能要件については、別紙「稲沢市子育て支援アプリ及び子育てウェブ サイト要求機能一覧表」を参照のこと。 (1) サーバについては、ＣＭＳ・WWW サーバ等を庁外のデータセンターに設置し、受 託者において管理・運用・保守を行うＡＳＰ方式とする。 (2) インターネット網からのＷＥＢサーバへの接続は、あいち情報セキュリティクラウ ド内のリバースプロキシサーバを経由した接続とする。あいち情報セキュリティクラ ウドの利用においてＡＳＰサービスに係る情報提供及び通信機器の設定、ＷＥＢ接続 試験、Ｅメール送信試験等について受託者が責任をもって行うこと。設定、試験等に費 用が発生する場合は、受託者が負担すること。 (3) ＣＭＳサーバのアクセス性能については、複数のユーザーが同時に作業をした際に もストレスなく作業ができること。 (4) クライアント端末からＣＭＳサーバへのアクセスは、接続元のグローバルＩＰアド レスにより制限できること。 (5) クライアント端末からＣＭＳサーバへは、Internet Explorer を通じて、ＩＤとパス ワード認証でログインを行うこと。 (6) 運用するサーバは、クロスサイトスクリプティング等の脆弱性に十分な対策を行う こと。 (7) セキュリティ対策には万全を期すこと。また、運用するサーバにはウィルス駆除ソ フトにより、ウィルスの侵入を防止するとともに、常に最新のパターンファイルをダウ ンロードする環境を構築すること。 (8) ウェブサイトで提供する問い合わせやアンケートフォーム等を利用した個人情報の 送信については、ＳＳＬ対応により暗号化された通信が行われること。ＳＳＬ仕様によ る費用が発生する場合は、受託者が負担すること。 (9) 登録職員やページ数の増加によるライセンス料金が発生しないこと。 (10) システムの導入後も定期的にリビジョンアップ等により機能強化を行えること。 (11) システム運用に係る機器はデータセンターに設置すること。 (12) 庁内ＬＡＮ上で動作するクライアント端末から作成・更新・管理業務が行えること。 利用するクライアント端末には、別途アプリケーションのインストール等をすること なく、ウェブブラウザのみで動作可能であること。なお、クライアント端末のＯＳは Windows７、Windows10、ブラウザは Internet Explorere11 以降とする。
(13) 開発・テスト等に必要なハードウェア・ソフトウェア、ライセンスの取得費用、手 続き等ついては、すべて受託者が負担すること。
６ アプリ及びウェブサイト構築要件 (1) 情報提供及び検索機能
3 ア 子育て支援情報、イベント情報等 記事を作成し、検索及び閲覧ができるようにすること。イベント情報等については、 日付による検索を可能とすること。 イ 地図情報（マップ） 市内の子育て関連施設やイベント実施施設などの位置が分かるようにすること。 施設ジャンルによる検索を可能とすること。 ウ パーソナライズ機能 利用者が、子どもの年齢、ニックネーム、カテゴリなどを登録することができ、複 数の子どもや妊婦も登録ができること。登録した内容に沿った情報の表示や検索を 可能とすること。利用者がプッシュ通知等の要否の設定ができること。 (2) プッシュ型情報配信 ア 設定により自動で利用者のスマートフォン端末に表示されること。ただし、プッシ ュ型の情報配信をする際に、クラウド上に個人を特定できる情報は取得しないこと。 イ 任意のタイミングでプッシュ通知を行うことができ、予約した日時に配信できる こと。 ウ パーソナライズ機能と連動すること。 (3) 管理画面 ア 専門的な知識のない職員でも扱えるよう、操作しやすい管理画面とすること。 イ 管理画面上から作業日や作業内容が検索できること。 (4) その他 ア 利用しやすく、使ってみたくなるデザイン、レイアウトとすること。
イ 受託者は、アプリの App Store、Google Play への登録申請を代行し、公開までの 手続きを行うこと。 ウ 受託者は、アプリ及びウェブサイトの公開までに動作テストを行い、本市の承認を 得ること。 エ アプリのダウンロード方法や使い方を紹介した PR チラシ（１，０００部以上）及 び PDF データを作成すること。 ７ 運用・保守 (1) 運用保守業務の期間 アプリ及びウェブサイトの公開から５年間のシステム運用保守業務を行うこととし、 詳細及び運用支援の内容については受託者と協議の上決定する。 (2) 障害対応 ア 障害の予防、発生時の処理手順、再発防止のための方策など、障害管理計画を作成 し、安定的な稼働の管理を行うこと。 イ 障害発生時の迅速な復旧に備えるため、システムのデータについて定期的にバッ
4 クアップを行うこと。 ウ システムの障害を迅速に検知するため、システム監視を実施すること。 (3) 問い合わせ対応 操作や運用等に関する本市からの問い合わせに対応できるようにすること。 (4) 登録状態の維持
App Store 及び Google Play での登録状態を、契約期間を通じて維持すること。 (5) OS 及びブラウザのアップデート
OS（iOS、Android）、ブラウザ（Safari、Google Chrome、Internet Explorer、Edge） のバージョンアップに伴う対応、動作検証及びアプリのアップデート登録作業を各 OS 及びブラウザのアップデートデータの配信開始後、速やかに行うこと。 (6) 運用支援、サポート ア アプリ及びウェブサイト公開後から、アプリのダウンロード数、サイトアクセス数 が取得できること。 イ 軽微なデザインの変更、文言の修正等に対応すること。対応範囲等は協議の上決定 する。 ウ システムの安定的運用のため、ソフトウェア、設備・機器、セキュリティに関し、 定期的な保守を行うこと。 ８ 業務体制 (1) 受託者は、構築業務に必要な体制を整えるとともに、業務の進行を管理する責任者 を置き、本市との窓口の役割を担当すること。 (2) 構築業務にかかる行程表を作成すること。 (3) 受託者は、本市に対し業務の進捗状況を逐次もしくは本市の求めに応じて報告する こと。 ９ セキュリティ要件 (1) システム開発の設計段階において、可用性、完全性、機密性の面からセキュリティ に関する設計内容を明確にし、本市の合意を得ること。 (2) サーバ及び運用管理端末のコンピュータウィルス対策や、不正アクセス等のチェッ クを常に実施するなど、万全なセキュリティ管理を行うこと。ウィルスや不正アクセス を検知した場合には、直ちに適切な対応を実施すること。 (3) 開発用機能又はシステム検証のための遠隔ルート等が作成されている場合は、不正 アクセス防止のため、本番移行時までに確実に除去すること。 (4) 利用者のスマートフォンの電話帳や通話履歴等の情報は、アプリで収集しないこと。
5 10 研修 (1) 職員を対象に、操作方法に関する研修を実施すること。対象者は１回２０人を想定 し、同じ内容で２回以上実施すること。 (2) 研修に使用するためのインターネットに接続したパソコンは、本市が用意する。 (3) 研修に必要なその他の資材は受託者が用意すること。 (4) 詳細については受託者と協議の上決定する。 11 納品 (1) アプリ及びウェブサイトの利用可能な状態の提供 (2) 操作方法を記載したマニュアル（紙及び電子データ） (3) PR チラシ（紙及び電子データ） (4) その他、アプリ及びウェブサイトの運用に必要な書類等 12 その他 (1) 瑕疵担保責任 完了検査に合格したときから１年以内に受託者が行った作業に瑕疵が発見された場 合、受託者はその補修の義務を負うものとする。 (2) 賠償責任 業務の実施にあたり、本市又は第三者に損害を及ぼした場合には、本市の責に帰する 場合のほかは、受託者はその賠償の責を負うものとする。 (3) 著作権 本業務の履行により設計・構築した成果物の著作権はすべて委託者に帰属する。ただ し、本業務開始前に受託者が所有している著作権、外部から提供されているコンテンツ にかかる著作権についてはこの限りではない。 (4) 業務の再委託 本業務の委託契約部分に係る業務の一部を第三者に委託する場合、あらかじめ書面 による再委託について本市の承認を得る必要がある。また、受託者は、再委託の行為に ついては全責任を負うこと。 (5) 秘密情報保持 受託者は、本業務の実施において知り得た情報（周知の情報を除く）を本業務の目的 以外に使用し、又は第三者に開示もしくは漏えいしてはならない。 (6) 協議 その他、本仕様書に記載されていない事項については、本市と協議の上決定する。
