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工業用 アミノカルボン酸系キレート剤 IP キレート D 特長 で長時間の加熱に対しても安定です 2. アルカリ溶液中で第二鉄イオンと反応します さらに中性溶液中では EDTA の錯体より安定です 3.Fe 3+ や Cu 2+ に対するキレート力が強い為 過酸化物漂白浴や過

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Academic year: 2021

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1. 特長

1.200℃で長時間の加熱に対しても安定です 2.アルカリ溶液中で第二鉄イオンと反応します。さらに中性溶液中では EDTA の錯体より安定です 3.Fe3+や Cu2+に対するキレート力が強い為、過酸化物漂白浴や過ホウ酸塩を安定化させる目的で使用 されます。漂白作業がアルカリ性の条件下で行われる場合、IP キレート D-40 の効果は EDTA よりさらに 優れています

2. 一般性状(代表値)

主成分 :ジエチレントリアミンペンタ酢酸-5Na 塩 外観 :黄色透明液体 pH :11.5(1%水溶液:代表値) 溶解度 :水に溶解

3. 性能(代表値)

[錯塩と pH] 金属イオン 1g の IP キレート D-40 に キレートされる各金属の ミリグラム数 pH 安定度定数 Al3+ 22 2-9 Ca2+ 32 4-14 10.1 Cd2+ 89 3-13 18.9 Cu2+ 50 2-14 21.0 Fe2+ 45 7-14 16.5 Fe3+ 45 2-14 28.6 Mg2+ 19 2-14 9.0 Mn2+ 44 4-11 15.1 Ni2+ 47 2-5 20.2 Zn2+ 50 5-14 18.1 封鎖優先順序 酸性溶液:Ni - Cu - Fc(Ⅲ)- Zn - Ca - Mg 中性溶液:Cu - Fe(Ⅲ)- Ni - Zn - Ca - Mg アルカリ性溶液:Fe(Ⅲ)- Cu - Zn - Ni - Ca - Mg

【工業用】 アミノカルボン酸系キレート剤

IPキレートD-40

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2 0 20 40 60 80 100 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 時間(分) 残留 (% ) H2 O2 0 1 2 3 4 5 10 10.2 10.4 10.6 10.8 11 11.2 11.4 11.6 11.8 残留 (% ) H2 O2 pH ① ② ③ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 85℃における Na5-DTPA と Na4-EDTA とによる過酸化次素の安定性 ①Na5 - DTPA ②Na4 - EDTA ③ブランク 溶液組成:0.35% H2O2 1.0% ケイ酸ナトリウム 2.5×10-5%銅イオンと 1 モルの銅塩に対して 5 モルのキレート剤 [IP キレート D-40 と過ホウ酸塩溶液の安定性] ①:蒸留水 ②:蒸留水+Cu1.7mg/L ③:②+IP キレート D-40 64mg/L ④:水道水 ⑤:水道水+Cu1.7mg/L ⑥:⑤+IP キレート D-40 64mg/L

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4. 使用例

1.染色整理 1-1.高圧ワッシャーのスケール発生防止 NaOH 1g/L 120℃×20 分 IP キレート D-40 0.3g/L 1-2.精練時のトリポリ燐酸ソーダの代替(スケール防止) NaOH 2g/L 80~90℃×20 分 精練剤 2g/L IP キレート D-40 0.3g/L 1-3.捺染布の脱糊性向上 NaOH 2g/L 70~80℃×20 分 ハイドロ 2g/L ソーピング剤 2g/L IP キレート D-40 0.3g/L 1-4.アルカリ減量後のソービングに併用 NaOH 2g/L 80~90℃×20 分 UDA-104K 2g/L IP キレート D-40 0.3g/L 1-5.過酸化水素晒安定剤 H2O2(35%) 5cc/L NaOH 1g/L ケイ酸ソーダ 2g/L IP キレート D-40 0.5g/L 浸透剤 0.5~1g/L

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4 2.ゴム及び高分子工業 合成ゴム 『低温ゴム』工業で還元剤として使用される硫酸第一鉄の代わりにも使用されています。 また次の効果もあります 1.鉄錯体は還元剤として働く 2.第二鉄イオンは、同じ還元剤(ex.ロンガリット)によって第一鉄イオンに還元される 3.鉄イオンが残っていると、ゴムの退色、安定性:に影響を及ぼすため、キレート剤が必要となる 4.軟式ゴムの寿命を保つ 5.ラテックスの中には微量の金属が含まれている為、酸化や老化の原因となるが、IP キレート D-40 の添加 により防ぐ 7.光や熱による分解を防ぐ 8.SBR の安定性を増大させる 3.カルシウムのスケール除去 ボイラー関係などでは、配管の中にカルシウムスケールの発生により熱効力が落ち、ボイラーに負担がかかります。 IP キレート D-40 の 1.5~5%溶液で洗浄する事により取り除く事ができます。IP キレート D-40 は、界面活性 能力を持っていない為、0.01%の低泡性で非イオン且つ耐アルカリ性の湿潤剤の添加を必要と致します。この作 業は 75~80℃で行います 4.製紙工業 セルロースは、工程中に金属イオンを強く吸着する為、これらの金属イオンにより白紙の変色や裂けが発生しや すくなります。さらに金属イオンは次の様な弊害を引きおこしますが、IP キレート D-40 を添加する事によりこれらを 防止することができます。 1.銅、鉄、マンガンの存在により過酸化物を分解する 2.分解後発生する酸素の為に、紙が破れる 3.リグニンと鉄の反応により、未漂白の亜硫酸パルプが黄変する 4.光の影響で製品の退色がおこる 5.金属工業 メッキ関係などでは、金属表面の洗浄や仕上げが重要な作業となります。金属の表面には、酸化物や炭酸塩 などの沈着がおこるため、きれいな仕上がりは期待できません。IP キレート D-40 を加える事により、これたの障害 を取り除く事ができます。この分野ではポリ燐酸塩が用いられていましたが、温度変化に弱く有効 pH 域が変動し やすいという欠点がありました。IP キレート D-40 は温度変化にも安定である上、pH の変化にも影響を受けませ ん

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5 6.石鹸洗剤工業 硬水中で脂肪酸石鹸を使月すると、水に不溶の珪酸塩や金属石鹸を生じ、石鹸が無駄になるだけでなく腐敗 の原因にもなります。IP キレート D を添加する事によりこれらの防止に役立ちます 6-1.固形石鹸 脂肪酸石鹸の酸化や劣化は、マンガン、銅、鉄イオンなどによって促進されます。石鹸中にこれらの重金属が 入っていると、変色や悪臭の原因となります。0.1~0.2%の IP キレート D-40 を添加する事により、防止 効果を発揮致します 6-2.薬用石鹸 ニッケルの痕跡がアレルギー性皮膚炎をおこす事実は広く知られています。脂肪酸には少量のニッケルが 含まれている為、IP キレート D-40 を添加する事によりニッケルを取り除く事が出来ます 6-3.液体石鹸 液体石鹸のにごりの原因は、不水溶性のアルカリ土金属の金属石鹸や珪酸塩です。鹸化の過程で IP キレート D-40 を加える事により、透明なしかも洗浄性の向上した製品が得られます 7.繊維、レーヨン工業 7-1.漂白 重金属(Cu2+、Mn2+、Fe2+)は、繊維工業で漂白の目的で使用する過酸化物を急激に分解させて しまい、ひどい場合にはその為に布に穴があき、繊維の強度を落してしまいます。これを防ぐ為に、 IP キレート D-40 の添加が必要であり、また併用するケイ酸ソーダのシリカスケールの生成も防ぎます 7-2.染料 ナフトール染料、バット染料、直接染料 これらの染料は、アルカリ土類金属との難容性の錯塩を作り、色ムラを生ずると共に、染着量も減少します。 製品の重量に対し、IP キレート D-40 を 0.3~0.4%添加する事により、鮮明な染色物が得られます 硫化染料 0.1~0.15%の IP キレート D-40 を添加することで、『ブロンジング効果』を防ぎます レーヨン工業 ビスコースに 0.025~0.05%の IP キレート D-40 を添加すると、金属シリケートやカーボネートを溶解し、 これによりビスコースの濾過工程が促進されます

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6 8.その他 浮遊選鉱添加剤、皮革工業での脱石灰及びクロム酸塩の分解防止、塗料工業での熱安定剤としても 使われています

5. 荷姿

20kg 石油缶 作成日:2018 年 7 月 改定日:---  カタログに記載した内容は、予告なしに改定することがあります。  このカタログに記載した情報は、当社の最新の知見に基づくものですが、その内容を保証するものではありません。実際の生産現 場でご使用頂く際には、ご需要家各位の実情に即した入念なご検討・ご吟味の上、ご採用頂きます様、お願い申し上げます。  このカタログに記載した情報を使用して得た結果や特許上の問題については、その責は負いかねますので、ご承知おき下さい。  ご使用に際しては、SDS をご参照下さるようお願い申し上げます。

参照

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