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さて ここからが 手 塚 さんのバッティングの 心 構 え 論 です このN 君 のように 打 席 には ブラック の 心 構 えで 入 るのです もち ろん 1 打 席 1 打 席 切 り 替 えながらです 4 打 席 凡 退 のあとなら ほう お 前 さっきは 助 かったね この 審 判 でよ

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Academic year: 2021

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‘受け売り’ 読む少年野球 第6回 「ホワイトとブラックを使い分けよう」 前回 10 問クイズを出しましたが、身近にいる野球の専門家に伺ったところ、その方でも 「2問ほどどちらが正解か迷う問題がある」とのことでした。どうやら素人の私が背伸び してむずかしい問題をみなさんに出してしまったようです、ごめんなさい。 とはいえ、基本的な問題も含まれてますので、コラムの最後に問題文とともに解答と解 説を書きましたので、読んでみてください。 さて、今回のテーマは、バッターボックスに入ったとき、マウンドに上がったとき、守 備についたときの心構え、メンタルのあり方についてです。 パフォーマンス・コーディネーター(アスリート技術調整技師)の手塚一志さんの話で す。手塚さんは職業柄、野球選手をはじめたくさんの運動選手を指導してきました。 そのなかに、淡路島出身の中学生のN君がいました。N君は短距離走者で、関西で開か れる大会で、100 メートル走者として出場していました。N君の性格は「素直ないい子」で すが、あるレースで、気がつくと自分の前を走っている選手がいないという状況で戸惑っ て力んでしまい、本来の持ち味である後半の伸びを欠いて、不本意な結果に終わってしま ったそうです。 そんなとき、手塚さんはこんな策を授けたそうです。それは「ブラックN君になれ」と いうもの。 「ブラックな性格で試合モードに入れ。名前をアナウンスされてから走り 終わるまでの 3 分間だけブラックでいてもうたれ」と彼には言いました。 (中略)「『お前らいいね、今日はオレと走れるんだ、ありがたいと思え』 と心の中でいいまくれ。上から目線で見下ろせばいい。もしスタートで出 遅れたら、『おっ、オレより先に行くんだ、たいしたもんやないか』って思 え」と伝えました。 (中略)N君に言いました。「走り終わったら、そこでパッと態度を変えて みんなに握手をしに行って、『ほんまに今日はタフなレースでした。みなさ んと走れて本当に最高でした。人生の記念になりました』くらいやってし まえ。ホワイトとブラックを極端に使い分けろ」。 勝負はやるかやられるかのどちらかです。たかが 11 秒ほどの時間です。 その時間だけは獲物をとりに行くケモノになりきる。「自分は世界一強いと 思え。でも終わった瞬間にめちゃめちゃええ人に戻れ。それも本物のキミ やから」と話しました。 (『バッティング戦略論』PHP研究所 2012) そして、N君はメンタルリハーサルを繰り返し、その後の大会で 11 秒 19 の記録で、兵 庫県の 2 位になったということです。

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さて、ここからが手塚さんのバッティングの心構え論です。 このN君のように、打席には「ブラック」の心構えで入るのです。もち ろん、1 打席 1 打席切り替えながらです。 4 打席凡退のあとなら、「ほう、お前さっきは助かったね。この審判でよ かったな。あんな球をストライクにとってもらって。内野もよく守ってく れたし。えっ、またオレと勝負したいの?」と。 よくあるのが、前の打席の凡打を引きずって切り替えができずに、「ここ で打たなければ、ヤバイな。なんとか取り返さないといけない」という心 理です。そうではなくて、5 万人の観客の前でも「ほう、オレと勝負する の? もう 1 回やるの? 立派なもんや」と、バターボックスに入ります。 普通であれば 2 打席凡退すると、「今日はダメかもしれない。振れてない」 と思います。あと1打席しかないと思うと、バットを替えてみようかなど と弱気になります。そのときブラックになって、「ピッチャーまだ代わらな いの? いいの? 3 打席目もやるんだ? よーし、わかった。勝負して やろう。どうなってもオレの責任じゃないからな」と打席に入るのです。 バッターはこれができなくてはいけません。 勝負事はふてぶてしく、「やってあげている」とド厚かましいくらいがち ょうどいい。寡黙で構わないし、目つきだけで構わないし、自分の雰囲気 だけでも構わない。威張らなくてもいいから、心の中で「やるの? オレ と」という気持ちで入る。もし、監督が代打を出そうという動きをしたら、 「代打? いいんですか? 困るのは監督ですよ」という雰囲気を心の中 だけで出します。 たとえば、中日ドラゴンズの山﨑武司選手はそんな雰囲気をもっていま す。普段は親分肌で広く気配りのできる人ですが、打席ではちょっと怖い。 「おっ、その攻め方でくるの? ふ~ん」という感じです。 ルーキーも初心者も関係なく打席に立てば、誰でも山﨑選手のごとく「わ かりきっているよ。そんなの、オレ 1000 回くらいそこを攻められたな。ま たそのパターンか。まだまだ青いのう」という感じで構えればいいのです。 (中略)こうした一流が醸し出す雰囲気をそのままいただくのが、期間限 定のブラック作戦です。中身は真似できないとしてもマインドだけは拝借 し、「えっ、オレと勝負するの? ほんとにいいの?」と毎打席バットの先 から足の裏まですべてブラックで染め上げてください。 (前掲書) この本はバッティングに関する本なので、それについてしか書かれていませんが、ピッチ ングや守備にも同じことがいえるのではないでしょうか。

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讀賣ジャイアンツのエースだった堀内恒夫さん(いつも例が古くてごめんね)は、マウン ドに上がるとまず「今日こそは完全試合をしよう」と考えたそうです。そして、フォアボー ルを出すと「今日はノーヒット・ノーランでがまんしよう」、ヒットを打たれると「今日は 完封」、点を入れられると「今日は完投」、打ちこまれて投手交代されると、「今日はしょう がない。次、完全試合を目指そう」と考えたそうです。彼は「悪太郎」というニックネーム で呼ばれ、そのふてぶてしい態度(マウンドだけでなく)がマスコミの格好の餌食となって いたようですが、ノーヒット・ノーランも達成し、通算 203 勝を挙げている大投手です。 守備でも、「ボールよ、お願いだから私の方に飛んで来ないでくれ!」(●ー●ーパワーズ における私の基本姿勢)と考えるのと、「このオレに取れない球なんてない。どんなボール も絶対に取ってやる!」と考えるのでは、おのずと結果に違いが出てくるのではないでしょ うか。 今回のコラムは多くのパワーズ戦士に読んでもらいたいのですが、なかでも私のもっとも 身近にいるT君には、ぜひ読んでもらいたいと思っています。T君は、あるお父さんの証言 によれば、ふだん私の見ていないところでは「ブラックT君」だそうです。しかし、試合に なるとご存じのように「ホワイトT君」(もしくは一歩すすんで「透明T君」)になってしま います。バッターボックスで、守備位置で、マウンドで、今後ブラックなアイツをご覧にい れたいと思います。 いつもホワイトな人は試してみてください。いつもブラックな人はやりすぎにご用心。 では、また次回。

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【前回クイズの回答と解説】 第1問(インプレーとボールデッド) 試合は球審の「プレーボール」に始まり、「ゲームセット」の宣告で終わります。 その間、ときどき試合が「停止状態」になります。その停止状態を「ボールデッド」といい ます。試合が進行しているときのことを「インプレイ(ボール・インプレイ)」といいます。 次にあげるのは、自動的に「ボールデッド」になる場合ですが、1つだけが「インプレイ」 です。それがどれか当ててください。 ① デッドボールの場合 ② フォアボールの場合 ③ ファウルボールの場合 ④ ピッチャーにボークがあった場合 ⑤ 走塁妨害・守備妨害があった場合 正解:② このなかで「インプレイ」はフォアボールです。だから、たとえば、ランナー三 塁のとき、フォアボールの球をキャッチャーが後逸したら、ランナーはホームに突入できる のです。気をつけましょう。(デッドボールのときは「ボールデッド」なのでこのケースは、 ランナー一・三塁で再開です) 第2問(フェアかファウルか) 次にあげるのは、フェアになるものです。しかし、ファウルとなるものが1つだけあ ります。それを当ててください。 ① 打球が一塁ベースや三塁ベースに当たってファウル地域に出る ② 打球がフェア地域の選手に当たってファウル地域に出る ③ 最初ファウル地域に転がったボールがフェア地域の内野に止まる ④ 外野のフェア地域に落ちたボールがファウル地域に転がって止まる ⑤ フェア地域の上空を飛んだ打球が、外野のファウル地域に落ち、その後フェ ア地域に入る 正解:⑤ 外野のファウル地域に落ちたボールが、フェア地域に入ってもファウルです。 第3問(フォースプレーとタッチプレー) ノーアウト満塁です。打球はファーストゴロになり、ファーストは一塁を踏んで本塁に送球 しました。このときキャッチャーがとるべき行動はどれでしょうか? ① フォースアウトのケースなので、ホームベースを踏む ② タッチアウトのケースなので、三塁ランナーにタッチする 正解:② これはわかってほしい問題。ファーストを踏んだ時点で一塁が空きますので、フ ォースプレイではなく、タッチプレイになります。三塁ランナーにタッチしなければなりま せん。 第4問(振り逃げ) 1アウト、ランナー二塁です。ピッチャーの投げたボールは外角の低めに決まって、バッタ

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ーは見逃しの三振。しかし、キャッチャーはボールをキャッチしきれず、こぼしてしまいま した。バッターは一塁に走って行きましたが、バッターが空振りをしていないので振り逃げ ではないとキャッチャーは思い、一塁には送球しませんでした。次のうち正しいのはどれで しょうか? ① 振り逃げできるケースではないのでバッターアウト ② 振り逃げとなり、バッターランナーは一塁セーフ 正解:② バットを振らなくてもストライクのボールを落としたり、後逸したりすれば、振 り逃げが成立します。そのほかの「振り逃げ」成立条件はノーアウトと1アウトのとき、一 塁ベースが空いていることです(2アウトのときは、一塁が埋まっていても「振り逃げ」で きます)。 第5問(ファウルチップ) ノーアウト、ランナー一塁です。ランナーは二塁に向けて好スタートをきりました。バッタ ーはスイングしましたが、ボールはバットにかすってファウルチップになり、ボールはキャ ッチャーのミットに納まりました。バッターはファウルになったと思い、一塁に戻りました が、キャッチャーはファーストに送球し、ランナーが一塁ベースに戻る前にタッチしました。 次のうち正しいのはどれでしょうか? ① ファウルなので、ランナーは一塁に戻り、プレー再開 ② タッチされたので、アウト 正解:② 間違いやすいのですが、ファウルチップ(捕球)はストライクで、ファウルでは ありません。この問題は、キャッチャーがストライクを補球してファーストに投げたという ことと同じです。 第6問(タッチアップのタイミング) 1アウト、ランナー三塁です。レフトフライが上がりました。三塁ランナーはレフトのグラ ブにボールが入るのを見てタッチアップしました。ところがレフトはグラブに入ったところ でハンブルしました。でも、なんとか地面にボールがつく前にキャッチしました。その後、 サードに送球し、スタートが早かったとアピールしました。次のうち正しいのはどれでしょ うか? ① タッチアップが認められ、1点が入る ② タッチアップが認められず、アウトになる 正解:① グラブに入った時点でタッチアップして良いのです。よく見てスタートを切りま しょう。 第7問(デッドボール) ピッチャーが投げたボールが、打者の手前でバウンドし、バッターに当たりました。次のう ち正しいのはどれでしょうか? ① ワンバウンドなので、デッドボールではない。ボールとなる。 ② ワンバウンドでもデッドボールなので、一塁に進む

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正解:② ボールがワンバウンドしても打者に当たればデッドボールです。 第8問(四球でのサヨナラ) 同点で迎えた最終回の裏、二アウト満塁ツーストライク・スリーボール。ピッチャー の投球と同時にランナーがいっせいにスタートしたところ、判定はボールで、「サヨナラ押 し出し」になりました。三塁ランナーはホームベースを踏み、打者ランナーは一塁ベースを 踏みましたが、一塁ランナーは二塁ベースを踏まずに、勝利をよろこぶナインの輪のなかに 飛び込んで行きました。するとセカンドがキャッチャーからボールを受けて、二塁ベースを 踏み、一塁ランナーのフォースアウトを主張し「スリーアウトなので得点は認められない」 といってきました。この場合、判定はどうなりますか?① 守備側の主張が認められ、アウ トになる ③ 一塁ランナーが二塁ベースを踏まなくても問題なく、「サヨナラ押し出し」成立 正解:② このパターンは特に頭に入れておくこともないかもしれませんが、この場合は打 者走者だけが一塁ベースを踏めば「サヨナラ押し出し」が成立します。 第9問(インフィールドフライ) 1 アウト、一・二塁です。ショートの頭上に高々とフライがあがりました。球審はショ ートが捕球体勢に入ったのを見て、「インフィールドフライ」を宣告しました。ところが、 ショートが落球。これを見て二塁ランナーは三塁へ走りました。ショートは素早く三塁に送 球。サードがとるべき次の行動とは? ① フォースプレイなので、三塁ベースを踏む ② タッチプレイなので、走ってきた二塁ランナーにタッチする 正解:② インフィールドフライを落球しても打者走者はアウトです。「インフィールドフ ライ」は「インプレイ」です。この時点で進塁義務はなくなっています。ランナーが盗塁し てもOKですが、タッチプレイになりますので、注意してください。 第 10 問(打者走者の逆走) ランナー三塁。バッターが打ちましたが、打球はファーストの正面でした。ファーストは捕 球後、打者走者にタッチしようとしましたが、ファーストの直前まで全力疾走してきた打者 走者はいきなりホームベースに向けて逆走しました。ファーストはなんとか打者走者に追い つきタッチしましたが、その間に三塁ランナーはホームインしました。守備側は「ランナー が逆走したのだから、打者走者はアウトで、三塁ランナーのホームインは認められない」と 抗議してきました。 ① 抗議は正しいので、打者走者はアウトで三塁ランナーが戻って再開 ② ランナーの逆走は認められるので、ホームインは認められる 正解:② このパターンも特に頭に入れておくこともないと思いますが、打者走者の逆走は、 ホームベース手前までは認められています。

参照

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