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第76回 東京医科大学一血液研究会日

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Academic year: 2021

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一 321 一

東医大誌 59(4):321〜322,2001

第76回 東京医科大学一血液研究会

当番世話人:

特別講演:

時:平成13年6月25日(月)

  午後4時30分〜

所:東京医科大学病院本館6階   第一会議室

  老年病学教室

  造血器悪性疾患とウイルス

  順天堂大学医学部 血液内科 教授        押味和夫先生

2,再生不良性貧血合併妊婦の1例

(産婦人科学教室)芥川 修、糸数 功、磯 和男、

柳下正人、鈴木良知、高山雅臣

(内科学第三講座)石井幸司、小宮英明、藤本博昭、

代田常道

再生不良性貧血は骨髄低形成による汎血球減少症であり、

難治性疾患とされている。今回我々は十分な管理のもと生 児を得た再生不良性貧血合併妊婦の症例を経験したので報 告する。症例は30才女性である。彼女は25歳時、近医内科 にて再生不良性貧血と診断されていた。平成12年6月20日 を最終月経として妊娠成立、以後近医産婦人科にて妊娠管 理されていたが、妊娠21週時、汎血球減少が著明となり当 院紹介受診となった。以後当院にて貧血、感染兆候、出血 傾向に注意しながら厳重に管理していた。分娩は経膣分娩 を予定していたが同年2月28日(妊娠37週)前期破水、陣 痛発呼を認め、胎児心拍モニタリングにて胎児仮死兆候を 認めたため緊急で帝王切開術を施行、2478gの男児をApgar score10点にて娩出。出血量は1076gであった。

1.先天性第皿因子欠乏症ダブルヘテロ接合体2症例の新しい ミスセンス変異

(臨床検査医学講座)永泉圭子、稲葉 浩、鈴木隆史、

萩原 剛、天野景裕、新井盛夫、福武勝幸

3。消費性凝固障害ならびにITPを合併した腹部:大動脈瘤の 一例

(外科学第二講座)岩橋 徹、石丸 新、佐伯直純、

小泉四達、小櫃由樹生、石川幹夫

先天性第VII因子(F V[1)欠乏症2症例について、F孤遺伝子を 解析し、その遺伝子異常を同定した。

症例1のF田活性値は1.2%で、F皿抗原量は21%であった。ダ イレクトシークエンスの結果、未報告のGla25(GAG)→Lys(AAG)

と、His348(CAT)→Gln(CAG)のミスセンス変異をダブルヘテ ロ接合体で検出した。

症例2の発端者のFV皿活性値は1%以下で、 FVII抗原量は6%

であった。ダイレクトシークエンスにより、rVS4十1G→Aと、

プロモーター領域に新しい一 96C→Tを認めた。家系内検索 により、発端者はこの2つの変異を別々の対立遺伝子上に有 しているダブルヘテロ接合体であった。IVS4十1G→Aでは、

エクソン4からエクソン6へのエクソンスキップが認められ た。また、EMSAの結果から、一96C→Tは、転写制御因子 Sp1との複合体形成に障害を起こす変異であった。

症例は67歳男性。紫斑精査にて腹部大動脈瘤を指摘された。

入院時、血小板53000、Fibrillogen 126mg/dlを消費性凝固 障害を認め、ヘパリン17000単位/dayによる抗凝固療法を 行った。血小板を除く凝固線溶系の改善は得られたが、血 小板は低値のままであった。精査にて血小板減少性紫斑病 を診断し、γ一グロブリン大量療法後にY型人工血管置換及 び摘脾術を施行した。術後経過は良好で、凝固線溶系の改 善も得られた。

(1)

参照

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