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死 亡 に 於 け る 男 女 の 割 合

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Academic year: 2021

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私は﹁男女繭性の割合に就て﹂なる拙稿廿に於て︑歓洲諸国に於ける女性超過の成立が主として︑男女の死亡

率の相違・換言すれば男は女よりも多く生れるが︑其後に於ける男の高死亡率によって其超過は沿泰される男で

ある事を述べ︑又我国に於ける男性超過も亦我国の男女死亡率の特殊性によって説明さるゝと述べた︒本稿は其

男女別死亡に就きての詳論である︒

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女よりも埠か多く死ぬる事に就ては︑ジュース︑ふとも亦既に認めたる所である︒即ち日く﹁⁝女鬼よりも

男鬼か多ぐ生れるから︑男か女より多くならなければならぬ様であるが︑後に澄明せらるゝ如く︑既に小鬼時代

に於て女鬼よりも男鬼は多く死んでゐる︒之が偶に婚姻適齢に達する時代には男女殆ど均衡を得てゐる︒若し如

碁 研究甜菜報第二十五巻第二班参照 死亡l二於けち男女の割合

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新秩序や均衡がなかったならば︑郎ち一人の女に封し︑二人又は三人以上の男が居るとすれば︑其虚には多夫

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児二十五人に封し男児二十七入︑印ち女児千人に付き男児一OO入の死亡があるとしてゐる︒幻

ルヒの神序論中には之に関する数多くの記惑を見るのであるが︑今は以上の引用に止める︒んノトレlも亦男女 げ ン

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の死亡に相違ある事は極めて綴著なる事資であるとなし︑出生前の死亡印ち死・底に於て一雨者が大なる相違を示

すのみなら示︑筑幼児に於ても勝叉其後に於ても雨者に相違ある事を各種の統計そ掲けて説明してゐる︒幻

迭には最近の数字によって這般の事情︒ぜ検討する事にしゃう︒先づ世界主要諸闘の統計を次に掲ぐる市ずにす

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lichen  Geschlechts. aus der Geburt, dem Todc llnd  der  Fortptlanzundes selben crwies e1l1761, II.  Theil S. 2.12. 

Siissmilch, a.  a.  O. S.  263. 

A. Quetelet, Physiqne Sociale Oll  Essai sur le Developpement des FacuItes de 

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O但し右去には現はしてはないが︑蘇松前瑞典︑法成︑丁抹等に於ては却って女の死亡者が

多いJが︑如斯は山

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1ろ例外的のものである︒一史に同一岡に就て見るも︑其割合の後化が相川町凶大なる事は︑弐拐の我

凶の数字に依つでも明かであらう︒

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右去に依って吾人は我闘の死亡に於けゐ男女の知合が︑リ以近に一主ゐ程甘一八去を路大する傾向あるを知るのである

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が︑如斯山単純に男女の死亡数を卦比する計算方法に就きでは︑共の如き批判がある︒

の山単純なる比率は出生に於ける男女比の如き大なる科単的興味を奥へるものではない︒人類の人口動態の最終に

於ては︑死亡に於ける男女比が︑出生に於けるそれと全般に於て相等しかるべきは自明の事である︒

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と︒更に

死亡に於ける男女比が例へば女百に付き一O

O八人なりとしてもベか﹄る数字的関係は皐に︑男女

の死亡率・の相違が男性に不利なる事を推知せしむるに渇ぎない︒査しか﹄る統計的映像は移民や出生卒や死亡率

の受動によって践艇にるものとなるからである︒用刀そ多く出︑にす移出民図は男性死亡に有利な︑移入民図は不利

なる結果を示すものである︒﹂ω

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ユラlも亦死亡率・は男女によって其生命力や生活方法の相違によって異るが︑

﹁人は早かれ晩かれ死亡によって其生命を終るものであるから︑之は死亡の総数を以て表現する事は出来ない︒

そは死亡者の年齢調査によって始めて明かとなるものである︒従て一般的に一五へば男女の死亡の総数は吾人の死

ωと述べてゐる︒之を要するに︑元来男女は出生時に於て其割

合を異にするのみなら宇︑死亡関係や移民によって其割合を具にするものである︒従て多く生れにる男が結局に

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計算冶科型的興味なしと批判せるは正しと云ふ事が出来る︒男

女の死亡に於ける相廷が如何なるものであるかは︑男女数や年齢共他の構成に於て相等しき場合に於て︑初めて

h其意義が認めらるよ時である︒然るに事買は男女の割合が必中しも同一であるとは云ひ得ない︒蕊に於てか︑死

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就きて特妹死亡卒の比較が重要となる︒η 亡数在直接比較する事は確に不都合であゐから︑男女各別に其死亡率の比校を行ふ事が必要である︒印ち男女に

前節に於て説明せし如く︑男女の死亡総数の比較よりも︑寧ろ男女各自の人口数と男女各自の死亡数とを封比

掲ぐれば失の通りである︒ する方法が︑死亡に於ける男女の相違の認識に一居遁蛍なりと一石ふべきである︒我図に於ける男女別の死亡卒を

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右去は我闘に於ける男女死亡率の推移傾向在物語ゐものであるが︑同時に男より女の死亡卒が低い事が者取さ

る﹄︒唯一の例外を錯すものは︑明治三十七年より同問十.一年に一全ゐ五ナ年である︒如斯女の死亡率が男の死亡

卒を超過すると一五ふが如︑き事は︑頗る稀有の事にしても而も明治三十七・八年戦役の戦死による男性人口の打撃

を考慮する時︑此期間に於ける此現象の兵常性のな義は一一府軍大となる︒克に男女の死亡卒の差に就て見るに︑

明治三十七年より同四十一年に至る期間の女の死亡卒が其前期とは逆に男の死亡率より大となったのを除いては

非︑後は総て男の死亡十年がおく︑而も其恭一五在漸弐抜大してゐる事は︑前記統計の極めて明白に示す所である︒此m

女の死亡卒の乏が披大する事は︑男女の死亡率が共に減少を示してゐる事官に鑑み︑女の死亡率の改善が著しい

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乙を外闘に就て見るに︑・次掲統計去に明なる如く仏仰いこ総ての閥に於て男の死亡卒が女のそれよりもおい事は我

(7)

同と同様である︒更に男女死亡卒の差は大障に於て・次第になくなり︑一雨者︑が均衡欣態に一宇一らんとする傾向を示す

と見る事が出来る︒溺逸︑和的︑了抹︑詰成︑瑞共等に於ける女性死亡率の優越は退潮し︑殊に瑞典に於ては︑

女性の死亡率が却って男性死亡率・より高くなってゐる︒

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に女性の疲弊的職業への進出が考へらるhと述べてゐる

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此外閣に於ける傾化と我闘のそれとを比怒すらに足︑

って︑注意すべき事は我闘に於ける女性の死亡率が男性の死亡率に比して改善の度著しきものありとは一五へ︑男

女の死亡率は末︑亡命外国に比して甚に高く︑改善の係地が相仲間残されにる事である︒マイアは日本に於ける男女

死亡率の差が僅少なる事を指摘してゐるが︑引今日我図の男女死亡率の差はマイアが一石ふが如く僅少なるもので

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はない事は︑既掲統計表に明かなる所である︒男女死亡率の相違は成意味に於て女性の枇合的地位の如何を物語

るものである

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果して然らば︑我図に於ける女性の死亡恋人か相針的に高かつ穴のは︑非︑枇合的環境が西欧諸岡

に比して不良なりしに因るものと一五ふべきである︒而して最近に於ける我図の女性死亡率の改善は言はゾ西欧的

水準への調整過程と者るべきものである︒

共に戦争と男女死亡卒の相違との関係を見るに︑前述の如く︑我閥に於ては頗る不可解なる結果を示してゐる

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如く︑戦争期間並に井︑規模の如何によって︑死亡に於ける

女比が甚大なら影響を蒙るぺまm M

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併し・一本百兆影響は驚くに足らぬが︑之に封して問ヶ年小に沙ゐ険続巴大戦の影響が如何に大であつにかは︑次拐

の溺逸に於ける男女別死亡率に傾めて明かにして︑別段の設明は之を必要としないであらう︒

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き誤謬を作ふ事を忘れてはならない︒それは男女の年齢椛成の相違である︒印ち男女の年齢椛成は常に出生や死

亡の関係により︑叉戦争とか移民等によって縫動を受くるものである︒迭には移民関係に就て一二詰問するに止め

る︒印ち移民は主として中年の男性階級に於て行はる﹄ものであるから︑移民を出す所又は時代に於ては︑壮年

の死亡危険の少い男性が奪はれ︑残る部分は子供とか老入学の一死亡危険の大なる附級であるから︑抗︑死亡卒が女

性よりも大なるは云ふ迄もない︒従て此場合には男女の保位以態には何等鎚化なしとするも︑年齢桃成の関係よ

り男性の死亡卒が高くなる事を忘れてはならぬ︒山

男女別の特殊死亡卒の比校によって︑吾人は男女一死亡率の相違に就きて︑或程の認⁝誠に注し得るのであるが︑

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12)  :.¥[uller, <t.  <t. O. S.  184. 

此方法には既辿せるが如き快陥が指摘さる﹄O従てりな死亡水の相法の白川仰を担保せんが先には︑男女に就き死

亡者の年前別による死亡率・を限定するを要する︒

年齢別男女の先亡の相迷は先づ各年治に於ける死亡者を比校する事によっても知り得る︒昭和十年に於ける我

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