英 國 法 に 於 け る 競 業 制 限 契 約 の 研 究
︵雇傭契約に於ける競業制限の特約︶
堀 部 靖 雄
第一章 雇傭契約の放力としての競業の制限
第 二章 競業制限契約
第一節 組 諭
第二節 競業制限契約の沿革
第三節 競業制限契約の要件
第一款 契約のl方式
第 二 款 釣 因
第 三 款 契 約 の 漉 正 又 l l 妥 骨
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第四款 公 の 秩 序
第匹l宙 競業制限契約の放力
第一款 契約の分割性 第 二 訣 契 約 の 放 力 英国法に於けろ競業制限契約の研究四三
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商 業 使 用 人 を 一 方 訴 事 者 と す る 一 辰 備 契 約 に 件 ひ て 競 業 制 限 の 特 約 が 鍔 さ る
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︑ 此 の 程 の 特 約 は 管 業 の 自 由 に 制 限 を 奥 へ る こ と と な り
︑ そ の 影 響 す る 所 は 一 枇 合 的 に 大 で あ る と 共 に
︑ あ る 場 合 に 於 て は 企 業 の 猫 占 の 結 果 を も 生 十 る 場 合 が あ る
︒ 然 る に 我 闘 に 於 て は 此 の 穏 の 契 約 に 於 け る 理 論 は 完 全 な り と は 云 ひ 難 い し
︑ 殊 に 本 文 の 目 的 と す る 尿 術 関 係 を 前 提 と す る 競 業 制 限 の 特 約 に つ い て は 二 三 の 判 決 例 あ る も
︑ そ の 法 律 理 論 は 明 確 を 快 ぐ
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の 程 契 約 理 論 の 研 究 を 匁 さ ん と す る 理 由 で あ り
︑ そ の 第 一 歩 と し て 尿 仰 終 了 後 に 於 け る 被 術 者 の 競 業 制 限 の 契 約 に 関 す る 英 図 法 理 を 研 究 説 明 せ ん と す る も の で あ る
︒ 向 ほ 我 悶 に 於 け る 本 題 日 に 関 する最近の研究としては︑後藤清教授﹁管業自由制限の特約'一(民商法雑誌第二容第四披所載﹂がある︒
本 文 に 使 用 し た 参 考 書 に は 一 般 的 の も の を 除 く 外 に 弐 の 如 き 数 程 の も の が あ る
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︑ そ の 競 業 禁 止 の 義 務 が 一 雇 術 関 係 縫 続 中 に 存 す る と き と 一 麗 情 闘 係 の 終 了 後 に 於 て 存 す る と き そ し て 涯 術 関 係 存 続 中 に 於 け る 競 業 禁 止 の 特 約 は 岱 然 に 有 放 で あ り
︑ 執 行 力 を 有 す る も とがある︒
の で あ る こ と は 一 般 に 認 め ら る
﹄ 所 で あ る が
︑ 一 尿 傭 関 係 終 了 後 の 競 業 禁 止 に 関 す る 特 約 は 一 臆 は 無 放 な る も の と 匁 さ る る の で あ る
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︑ 此 の 労 務 遂 行 に
英同法に於げろ就業制限契約の研究
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商 業 と 経 済
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つ い て は 雇 主 の 指 岡 に 従 ふ こ と を 要 す る が 故 に
︑ 被 傭 者 は 川 産 主 の 遁 法 な る 命 令 に 服 し
︑ 注 意 深 く 努 務 を 執 行 す る こ と
︑ 仰 正 直 に し て 且 つ 不 信 な ら ざ る こ と
︑ 倒 忠 賢 且 誠 買 に そ の 弊 務 を 執 行 す る こ と
︑ 何 雇 主 の 財 産 に つ き 遁 常 且 つ 通 常 の 注 意 を 抑 ふ こ と
︑ 倒 自 己 の た め に 利 得 を 岡 ら 守
︑ 賄 賂 若 く は 手 数 料 を 牧 得 せ ざ る こ と 等 に つ き て 獄 示 の 義 務 5‑ Lt ιι 55 を有する︒(詰二)従て被保者が雇傭関係存絞中 一 産 主 の 管 業 と 同 稜 の 営 業 を 忽 し
︑ 叉 之 に 参 加 す る は 上 述 の 義 務 迷 反 を 招 来 す る の 危 険 が あ る が 故 に
︑ 雇 傭 関 係 継 続 中 に 競 業 を 銭 す こ と は 事 賃 上 困 難 で あ る が
︑ 同 時 に 一 民 主 が 一 民 側 関 係 存 続 期 間
・ 門 に 於 け る 競 業 禁 止 の 特 約 を 結 ぶ は 一 雇 主 の 正 蛍 な る 利 盆 を 保 護 す る に つ い て 必 要 で あ る か ら
︑ 此 の 特 約 は 迷 法ではない︒
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然 ら ば 雇 傭 関 係 終 了 後 被 傭 者 は 前 雇 主 と 競 宇 奇 策 し 得 る や 否 や
︒ 雇 傭 契 約 に よ り 被 傭 者 は 忠 資 且 誠 資 に そ の 労 務 に 服 す る の 義 務 を 員 ふ 結 果
︑ 一 雇 傭 関 係 中 に 於 て 知 り 得 た る 一 雇 主 の 管 業 に 必 要 な る 事 項 に 関 す る 智 識 は
︑ 雇 傭 中 自 己 の 利 盆 の た め に 使 用 し 得 な い の み な ら 宇 ) 之 等 の も の は 本 来 一 雇 主 の 財 産 模 若 く は 管 業 白 樫 を 構 成 す る も の で あ る か ら
︑ 雇 傭 終 了 後 と 雌 も 此 の 如 き 事 資 は 之 を 使 用 し 得 ざ る 欺 示 の 義 務 が 被 傭 者 に 存 す べ 含 で あ る
︒ ( 註 三 ) 印 ち 管 業 上 の 泌
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︑ 得 意 先 の 住 所 氏 名 等 の 如 き 信 任 関 係 の 下 に 於 て 被 傭 者 に 知 ら し め に 機 密 報 知
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は 各 人 の 主 観 的 智 識 に 局 するが故に︑何人も之を自由に行使し符べく︑(註六)
乙 が 制 限 を 目 的 と す る 契 約 は 原 則 と し て 無 放 で
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故 ︒ に 被 傭 者 は 一 雇 傭 関 係 終 了 後 に 於 て は そ の 客 観 的 智 識 を 不 蛍 に 使 用 し 得 な い け れ ど も
︑ そ の 主 観 的 知 日 一 誠 を 使 用 し て
︑ 前 雇 主 の 営 業 と 同 一 の 営 業 を 同 一 地 域 に 於 て 管 み 得 る は
︑ そ れ が 正 蛍 な る 目 的 と 方法とを以て鍔さる=限りは︑皆同然に詐容さるべきであり︑前一雇主の得意先と取引を潟すも︑之を不治
なりとは云へない︒(註七︑入)
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利益守中一一日すろ︑﹃と兆一にし与﹄た以て間話法に在リ℃口氏法商法に於げる一般的規定の外に不正競争防止法第十七除以下に於℃之
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に於げろ一服情契約の理論に於て此の秘の迎論か導き出し件るや有平日︑兆一に疑はしいと共に︑不法行仲周辺論によりても解決し
符られないでおら︑フ︒不正競争防止法に於げろ川沿の遊間山島伐つよリ外に注はない︒
第 二 章
競業制限の契約
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本 字 に 於 て 競 業 制 限 の 契 約 と 一 石 ふ の は 一 雇 傭 契 約 締 結 の 時 又 は 共 の 後 に 於 て 一 産 主 と 被 傭 者 と の 聞 に 成 立 す る 契 約 で あ っ て
︑ 雇 傭 関 係 終 了 後 に 於 け る 被 傭 者 の 競 業 を 制 限 す る こ と を 日 的 と す る も の を 前 ふ の で あ る
︒ 従 て 此 の 契 約 に 於 て は 被 傭 者 は 片 務 的 に 競 業 制 限 の 義 務 を 負 ふ の で あ る
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た認むろげれども︑契約によリ各人の労働の白出︑持働上の地位︑それによリ℃得士ろ智能︑技術山中島宇はろ﹀午要求しない
が︑各人がその技術︑その他の手段によって以符し十いもの岳︑他の何物かんふ付ろ士めに買却し得ることについての白巾た宥す
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い︒蓋しかくする二とによリて有能なろ管業者た枇合よリ閉め出す二ととなリ︑一位合ば損害恥受げろから︑一腹傭終了後の就業
の制限については公の秩序は職業の白由在要求すろのでわろ守ο吋
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放力とし℃︑商必第二十二除及び第二十三保に於℃は︑譲渡人の競業制限の高務か認める︒従て我凶り法制は碕活尚法第七十
凶除以下が商業使川人の一組佑終了後に於げろ競来越止につい℃の況定与泣くのに比LtL不完全でわろu
競 業 制 限 の 契 約 は 雇 傭 関 係 の 存 在 を 前 提 と す る 場 合 の み な ら 宇
︑ 営 業 の 譲 渡 . 其 の 他 濁 立 企 業 者 父 は 被 傭 者 間 に 於 て も 牛 一 歩 る の で あ る が
︑ そ の 何 れ の 場 合 で あ る と を 問 は す
︑ そ の 内 容 は 経 済 事 情 の 謎 化 と 共 に 縫 濯 し
︑ そ の 技 力 の 範 附 に 於 て 消 長 在 来 た す も の で あ る か ら
︑ 今 日 の 河 論 は 明 日 の 畑 一 論 へ の 基 礎 と な る も の な り と は 云 ひ な か ら
︑ 今 日 の 県 沿 の み を 以 て 川 口 の 事 案 を 判 断 す る 材 料 と な す
英凶訟に於げろ就業制限契約の研究
四 九
商 業 と 組 問
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然 し 今 日 の 理 論 を 知 り
︑ 過 去 の 内 論 に 泊 中 る こ と に よ っ て
︑ 明 日 へ の 設 展 が 期 待 出 来 る ︒ 競 業 制 限 の 契 約 の 沿 革 は 口 一 以 も 良 く 此 の 理 を 示 め し て 居 る も の で あ っ て
︑ 英 同 法 に 於 て 立 法 作 別 じよら守︑且つ不断の理論的連鎖︑を以て︑経済事情の
m浸
透 に 感 じ
︑ 絶 え ざ る 後 展 を 符 し 来 た り
︑ 札 つ 伐 さ ん と す る は 買 に 此 の 程 の 契 約 に 於 て の み 凡 得 る 現 象 で あ る こ と は 既 に ポ ロ ッ ク 氏 が 之 を 指 摘 し た
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︒ 此 の な 味 に 於 て 此 の 契 約 の 研 究 は 興 味 あ る 短 目 で あ ら ね ば な ら ぬ
︒ 第 二 節
就 業 制 限 契 約 の 沿 革 路 説
既 に 述 べ た る が 如 く 競 業 制 限 契 約 に 於 け る 競 業 制 限 の 義 務 は 片 務 的 な る 場 合 あ る と 叫 に 斐 務 的 な る 場 合 が あ る
︒ 然 し そ の 何 れ の 場 合 な る と を 問 は 宇 此 の 契 約 の 目 的 は 尚 工 業 者 が 自 己 の 終 駿 に よ り て 取 得 し た 商 工 業 上 の 知 能 の 行 使 を 制 限 す る 事 に よ り て 府 営 業 白 山 の 制 限 を 匁 さ ん と す る も の で あ る か ら
︑ そ の 目 的 に 於 て
︑ 合 意 の 内 容 に 於 て . 公 の 秩 序
︑ 善 良 の 風 俗 に 関 す る 場 合 が 多 い
︒ 従 て 枇 合 思 想 の 幾 濯 に よ り て 影 響 を 受 く る 事 も 多 い と 云 は ね ば な ら ぬ
︒ 英 図 法 に 於 て 此 の 程 契 約 は 所
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