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検察審査会 審査申立書33件

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審 査 申 立 書(1)

申立年月日 平成14年 9月 30日 ①申立人 [資格]告発人 [住居]現所 千葉県千葉市若葉区貝塚町192番地 千葉拘置在監房内発信手紙気付 住所 東京都新宿区山吹町361番地江戸川橋杉原ビル504号内郵便受気付 [電話] [職業]民間治療家、税理士業 [氏名]THE GURU こと 高橋 弘二 [生年月日]昭和13 年 7 月 23 日 [資格]告発人 [住居]住所 東京都文京区関口1丁目37番5号 テイクビル5階 SPGF OFFICE 内 [電話] [氏名]シャクティパットグル・ファンデーション 代表 釣部 人裕 代表 高橋 伸子 [資格]告発人 [住居]住所 東京都文京区関口1丁目37番5号 テイクビル5階 SPGF OFFICE 内 [電話] [氏名]有限会社Life Space(ライフスペース)代表取締役 恩田 妙子(旧性 中屋敷) ②申立代理人 [資格]申立人からの委任 [住居]住所 東京都文京区関口1丁目37番5号 テイクビル5階 SPGF OFFICE 内 [電話] [氏名]シャクティパットグル・ファンデーション 代表 釣部 人裕 ③罪 名 刑法 第 222 条(脅迫罪)、同 第 220 条 1 項(逮捕監禁罪) ④不起訴処分 平成12 年 9 月 19 日 ⑤不起訴処分をした検察官 東京地方検察庁 検察官検事 堺 徹 ⑥被疑者 [住居]住所 東京都新宿区戸山3丁目17番1号内 東京都児童相談センター内気附 [電話]

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[職業]東京都児童相談センター 所長 [氏名]大久保 隆 [住居]同上 [電話] [職業]東京都児童相談センター 事務次長 [氏名]仙洞田 康男 [住居]同上 [電話] [職業]東京都児童相談センター 課長 [氏名]嶋田 (名前不詳) [住居]同上 [電話] [職業]東京都児童相談センター 課長 [氏名]村上 (名前不詳) ⑦被疑事実の要旨(事件、事故の様子) 告発人の1 人である恩田(旧姓 中屋敷)妙子は、有限会社ライフスペース(以下、ライ フスペースという)の代表取締役であり、中屋敷冬馬の母であり、かつ同人の親権を有す る者であり、被告発人大久保隆は事件当時、東京都児童相談センターの所長の要職にあり 同センターの所務を掌理する職務権限を有し、被告発人仙洞田康男、嶋田および村上は、 事件当時、同センターの、事務次長、課長の職にあり同センターの実務を司る者であるが、 被告発人の大久保 隆、同仙洞田康男、同 嶋田および同 村上は共謀の上、 一 平成 11 年 11 月 24 日午前 11 時頃、東京都新宿区箪笥町 41 大崎マンション 802 号 において、恩田(当時は中屋敷)妙子と生活していた中屋敷冬馬(当時10 年)を不法 に逮捕・監禁し、親権者である恩田(当時は中屋敷)妙子に対し、中屋敷冬馬を一時 保護した旨書面で通知することなく、精神状態、健康状態等生活の様子も連絡せず、 更に「ライフスペースの関係者のもとには子を返さない」旨を伝える等して精神的に 苦痛を与え続け、平成12 年 1 月 23 日午前 10 時ころから午前 11 時 30 分ころの間、 東京都新宿区戸山三丁目17 番 1 号の東京都児童相談センター内 1 階相談室において、 被告発人仙洞田は、「冬馬はだめだ」と名前を呼び捨てにする等し、被告発人仙洞田、 同 嶋田、同 村上は、「親権者が、回答書を児童相談センターに出さなければ、子ども を施設に送るぞ。」と、怒号し、脅迫し、

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二 同年 2 月 2 日(時間不詳)、中屋敷冬馬を東京都新宿区戸山三丁目 17 番 1 号の東京 都児童相談センター内から養護施設へ一時保護委託した事実および同人の依託場所を、 中屋敷妙子に通知することなく、かつ問い合わせにも回答することをせず、中屋敷冬 馬の身柄を都内の養護施設に移送し、逮捕・監禁し、 たものである。 ⑧不起訴処分を不当とする理由(審査申立て理由) 第1 子どもたちは緊急保護されるべき状況になかったにもかかわらず保護された。 (1)【第10 号証】厚生省(現厚生労働省)が 1997 年に出した通達「児童虐待等に関する 児童福祉法の適切な運用について」(平成9 年 6 月 20 日付 児発第 434 号)によれば、 一時保護について「一時保護等に当たってはできるだけ児童及び保護者等の同意を得て 行うことが望ましいが、虐待等の場合には保護者等の同意が得られないことも多く、こ の場合には状況に応じ、引き続き保護者の理解を得る努力を行いつつ、並行して児童の 一時保護等を採るなど、児童の福祉を最優先した対応を図ること。また、一時保護等を 採るに当たっては、保護者等に対し、文書をもって通知し、併せて行政不服審査法第 57 条の規定に基づき不服申立ての方法等について教示することを原則とするが、緊急 を要する場合などやむを得ない場合には、口頭で当該通知及び教示を行い、一時保護等 を採った後、速やかに文書にて当該通知及び教示を行うことも許されること。」と記載 されている。文中にある「虐待等」とは「身体的暴力や性的虐待のほか、衣食住や生活 環境の清潔さに関し児童の健康状態を損なうほどの保護の拒否や怠慢、児童の日常生活 に支障をきたす精神症状が現れる心理的外傷を与える言動や行為等(以下「虐待等」と いう。)」のことである。中屋敷冬馬は、本人はもとより保護者恩田妙子の同意なく連れ 出されたものであり、連れ出す際の教示も文書ではなく口頭による簡単なものであった。 よって上記通達に照らしてみるに、本件、東京都児童相談センターによる「一時保護」 名目での行為(以下、「一時保護」という)は、「虐待等の場合」かつ「緊急を要する場 合などやむを得ない場合」にあたると判断された結果実行されたとしか言いようがない。 しかしながら、冬馬は、少なくとも連れ出されるまでは健康そのものであったし、虐待 を受けた事実は皆無であった。 (2)「一時保護」当初の平成11 年 11 月 29 日、保護された子どもの保護者が、東京都児 童相談センターのケースワーカー早川和江に面会した際、ケースワーカー早川は、健康 診断をした結果子どもたちは健康で、虐待を受けた事実がないことは見ればわかると述 べている。また、同年12 月1日、被告発人らの所属する東京都児童相談センターのケ ースワーカー(氏名不詳)は、保護された子の親からなぜ子どもが保護されたのかと尋 ねられた際「通告があり、警察(牛込警察署並びに大塚警察署)∼保護の要請を受けた から。こちらでは、虐待されたり放置されたりした子どもたちだけではなく、親が病気 で育てられないというケース等もある。今回の場合は、理由の如何にかかわらず、警察

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からの要請で、とにかく、預かっちゃったという事なので、事実関係については、これ から調査して、子どもたちにとって最善の方法を決めて行く事になっています。警察が 出入りしたり、マスコミが詰め掛けたり、という環境は、子どもたちにとって好ましく ない環境だという事もあると思います。」と答えている。これらの発言は、明らかに当 該「一時保護」の正当性を否定するものである。 (3)なお、上記発言にある「警察が出入りしたり、マスコミが詰め掛けたり、という環 境」とは、平成11 年 11 月 12 日、千葉県成田市のホテルで病気療養中であった小林晨 一(当時66 年)が、「ミイラ化した遺体」として成田警察署に連れ出され、死亡するに 至った事件(以下、「千葉成田ミイラ事件」)の影響によるものである。平成12 年 2 月 22 日、「千葉成田ミイラ事件」で保護責任者遺棄致死の嫌疑で逮捕され殺人罪で起訴さ れた高橋弘二は、冤罪を主張し現在刑事裁判継続中である。 第2 事前の告知、弁解、防禦の機会を与えない行政手続きは憲法解釈違反である (1)【第11 号証】『ベーシック憲法入門第 2 版 - いま世界のなかの日本国憲法は』第 10 講 適正手続の保障,山下健次・畑中和夫 編,法律文化社,pp.151–165,(2002)に は、適正手続の保障、その中でも行政手続上の適正手続について、次のように記載して いる。(以下、○条はすべて憲法条文)「31 条をはじめとする適正手続の保障は、それ がまずなによりも刑事手続に関する保障であることは、「その他の刑罰を科せられな い」とするその規定形式からも、これらの適正手続条項の歴史的沿革からしても疑いが ない。しかし、刑罰権の発動にとどまらず、さまざまの行政活動を通じて現代国家は、 ますます肥大化し、国民の日常生活に重要なかかわりを持つにいたっている。適正手続 の保障が、行政手続(たとえば、税務調査などのための事業所への立入り、少年法によ る保護処分、伝染病予防法、精神保健法による強制処分などの手続)に及ばないとすれ ば、人権保障の機能は半減してしまう。身体の拘束など、国民の重大な利益にかかわる からである。したがって、適正手続の保障は、行政手続にも準用されると解され、行政 手続に「適用」されると解する説も有力である(学説には、行政手続の適正は、31 条 ではなく、手続的人権の一般規定でもある13 条にその根拠を求めるべきだとするもの もみられる)。 この問題に関する主要な判例としては、個人タクシー事業免許申請事 件 ( 最判昭 46.10.28 民集 25 巻 7 号 1037 頁)や「川崎民商事件」(最[大]判昭 47. 11.22 刑集 26 巻 9 号 554 頁 1 などがある。また、「成田新法事件」で最高裁は、行政 手続が刑事手続ではないという理由のみで、当然に31 条の保障の枠外にあると判断す べきではないとし、行政手続への適用ないし準用を正面から認めるにいたった。ただ、 同条の保障が及ぶと解すべき場合でも、行政手続は刑事手続とはその性質が異なるし、 多種多様な性質をもつものであるから、事前の告知、弁解、防禦の機会を与えるかどう かは、行政処分によって制限を受ける権利利益の内容、性質、制限の程度、行政処分に よって達成しようとする公益の内容、程度、緊急性などを総合的に較量して決定される

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べきものであり、常に必ずそのような機会を与えることを必要とするものではない、と も述べている(最[大]判平4.7.1 民集 46 巻 5 号 437 頁)」 (2) 第1の項で前述した厚生省が出している通達の一節に、「一時保護等を採るに当た っては、保護者等に対し、文書をもって通知し、併せて行政不服審査法第57 条の規定 に基づき不服申立ての方法等について教示することを原則とする」とあるのは、前述の 憲法解釈に鑑みた結果であると考えられる。しかし、本件、東京都児童相談センターに よる「一時保護」名目での行政手続きは、千葉成田ミイラ事件の捜査機関による刑事手 続きに便乗したものであり、同行政手続きによって制限を受ける権利利益は、身体の拘 束並びに自由の剥奪といった重大なものであり、当然に事前の告知、弁解、防禦の機会 を与えるべき性質のものであったにも係わらず、事前告知を怠り、弁解の機会を与えず、 聴聞することもなく「通告があり、警察から保護の要請を受けたから。」という理由の みで、強行されたのであるから、憲法に著しく反した行為といえる。 第3 ライフスペース代表の親をもつ子、冬馬の受けた被害 (1)中屋敷冬馬は、同時期に保護された他の子どもたちが次々と一時保護を解除され保 護者のもとへ帰っていくなか、唯一施設を出ることが許されなかった。保護当初の平成 11 年 11 月 26 日には、保護された子どもたちの親の1人が、同センターのケースワーカ ーからの電話で「お宅とライフスペースの関わりを教えて下さい。関わっているのであ れば、施設行き、そうでないのであれば、帰します。」と言われた事実がある。さらに、 被告発人らは保護された子どもたちの親に、「今後のお子さんの養育について(お尋ね)」 なる文書への回答を求め(以下、回答書という)、保護前に行うべき内容の調査を保護後 に行い帳尻を合わせるのは不当だとして、回答書の提出を拒否した恩田妙子に対し「回答 書を出さなければ子どもを施設に送るぞ」とも言っている。これらの言葉は明らかに刑法 222 条の脅迫であるが、単なる脅しに留まらず、言葉どおり、ライフスペースの代表取締 役であり、回答書を提出しなかった恩田妙子の子ども冬馬は「施設行き」となり、実に1 年9 ヶ月間、東京と大阪の児童養護施設 2 箇所を転々とさせられたのである。被告発人 らの行為は明らかに刑法220 条に該当する。 第4 その後の経過 (1)その後、恩田妙子は元夫の兵丹石守より、平成12 年 1 月 14 日付けで、親権者等変更 申立事件(平成12 年(家イ)872、873 号、名古屋家庭裁判所)、および審判前の保全 処分申立事件(平成12 年(家ロ)第 1001 号、第 1002 号、名古屋家庭裁判所)(真人、 冬馬)を起こされたのであるが、同事件の調査官との面談の際、次のようなやりとりが あった。 平成 13 年 1 月 22 日、調査第 3 回期日(恩田妙子、恩田 謙に対する面接調査(妙子 自宅にて))に、調査官より、冬馬の現在の状況について「冬馬は現在、大阪府茨木市

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の施設に収容されており、そこから地元小学校に通学し、週末には父親の家に泊りがけ で行き、そこで過ごしている。しかし、毎日おねしょをしており、周囲ともほとんど話 をしないことから、心配した施設の人々は、冬馬に精神的なケアが必要と判断し、専門の 医者にみせた。そこで彼は一言も口を利かず、かなりひどいダメージを受けていると診 断されている。冬馬は、調査官に対し「父のところには行きたくない。親権は母にして 欲しい。名古屋の祖父のところに帰り、兄と一緒に学校に行きたい。」と、はっきりと 言った。」という内容を伝えられた。 調査官からの「冬馬を一時保護した児童相談センターの措置に関してどう思うか」 の質問に対して、恩田妙子は「回答書は、事前に提出を求められたのであれば、もちろ ん提出していた。しかし、事前調査もなく、事実確認もしないで、家宅捜索と一緒に踏 み込んでおき、マスコミの前で犯罪者のように連れて行ったのは、子どもの心を著しく 傷付けており、それをもみ消して、帳尻を合わせるための回答書には、答えるつもりは ない。それに答えれば、これまでの自分たちの教育や養育に関して、自ら間違っていた と認めることになり、逆に深く私達は傷付くことになる。これまで、出来得る限りの愛 をもって、子らを養育してきており、そのことに対して誇りをもっている。もし、それ でも充分なことが出来ていないなら、何をどうすればいいのか、教えて欲しいし、それ が子らのためになるなら、何でもする。しかし、児相は、ただの一度も指導していない。 今でも、冬馬は、別件の事件の、とばっちりを受けたのだと思っている。東京都児童相 談センターが何をしたのかは、はっきりさせていきたい。」と答えている。 また、調査官 2 名のうち、山田調査官(女性)自身の個人的な意見として、以下の 内容を話してくれた。「①このケースはオウム真理教とは違う。子どもに会えばすぐわ かる。ちゃんと調査しなければいけないと感じた。 ②このケースではあまりにも冬馬 の心情が無視されていると思う。冬馬にとっての最善を考えると、母の元で養育される ことが一番だと思う。 ③施設は、冬馬を問題ある子として扱っている。母親の元にも どせば、冬馬は、心を開き、普通の子として育つし、おねしょなども治ると考える。④ 申立人の兵丹石氏の調査もしたが、実のある人に見えないし、兵丹石氏の元で養育され ることは冬馬の為にはならないと思う。⑤家裁の中には、やはり妙子が、別件の成田の 事件がらみで、危ないと思っている人も多いが、自分は、「母親である妙子に、冬馬を 戻すことが、冬馬にとって一番の利益である」と、審判官には話そうと思っている。」 (【第12 号証】 恩田妙子製作「2001 年 3 月 28 日付経過報告」より引用) (2)また、恩田妙子は、同親権変更申立事件の平成12 年 11 月 21 日付け「次回調査のた めのレポート」【第13 号証】において東京都児童相談センターによる一時保護のことを、 次のように語っている。 「① そして、突然、例の所謂「成田ミイラ事件」で、警察の家宅捜索が入ったのです。 その時、私は用事で出かけていましたが、一緒に来ていた東京都児童相談センター(以 下「児童センター」といいます)が冬馬らを保護していきました。

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② もちろん、すぐに引渡しを要求しましたが、養育環境が劣悪だとの判断を下され、児 童福祉法33 条に基づいての緊急保護だとのことで、全く取り合ってもらえませんでした。 学校に行かせていないことが、問題だと後になってから言われましたが、当初は、何が劣 悪なのか、何が問題なのかが、児童センターとしても言えないようでした。 ③ 明らかに、「成田ミイラ事件」のとばっちりで、子どもたちが捕まったのです。前述 した通り、私は子どもたちを、学校に通わせていなかったわけではなく、不登校の問題 をなんとか解決すべく、何回も真剣に子どもたちと向き会い、話し会って、いろいろな リサーチや交渉をして、留学もさせたりしていたのであって、日本の学校を否定して、 学校に行かせていなかったわけではありません。だからこそ、子どもたちの学籍も残し てありました。料理も自炊していたとされていますが、必ず大人がみまもる中でのこと であり、子どもたちだけでやっていたわけではありません。 ④ 料理をやらせていたのには目的があり、料理を作るということの中には、段取りを 組んだり、新しい素材を見分けたり、加減を知る、人への思いやりなど、生きていく上 で、とても大事なことが含まれていて、自然に身につけられるようになっています。紙 の上、机の上だけの勉強やテストだけの学力ではない、そういう力が、生きていく上で、 とても重要なものだし、それこそが家庭で教えるべきものだと、私は思っています。 ⑤ 不登校が問題で、学校に行っていないことが劣悪なのであれば、現在日本に、どれ だけいるかわからない不登校児は、全員児相に連れて行かれてしまいます。 ⑥ 児童センターの担当官は、冬馬たちが児相に連れて行かれた当初、彼らは全員、自 分から積極的にお手伝いするし、すぐにコミュニケーションもとれるし、何も問題ない 子ども達です、と話していたのです。 ⑦ 真人も冬馬も、料理などは大人顔負けでおいしいものを作りますし、新鮮な材料の 見分け方も知っています。小さな子の世話も出来れば、老人の面倒も嫌がらずみること も、自分からします。私は、そういう全人格的な教育が、とても大事だと考えています。 ⑧ テストの結果、冬馬の学力が低かったとされていますが、何をもって学力と言って いるのでしょうか。日本のテストに合わないだけで、彼等は、大切なものをたくさん学 んできたし、構築してきています。マヨルカでは英語で全ての授業を受けていましたし、 どの科目も成績優秀でした。料理も出来ますし、老人や障害者の介護、赤ちゃんのお世 話だけではなく、コンピュータの扱いも、遊びながら教えました。インターネットの開 け方も、コンピュータの使い方も、彼らはもうマスターしています。 ⑨ もちろん、今のこの状況下では、真人も冬馬も、傷ついていると思います。だから、 これまでのマヨルカのことも、何もかも、否定しているところもあると思います。否定 しなければ、彼らにとって、現在のこの親権変更の審判自体が、負担なのです。 ⑩ いきなり、父親が、今になって出て来て、真人などは、そちらに行かなければなら ないかもしれないと、不安になっていますし、冬馬には私は、会うことすら出来ない状 態が、はや1 年になろうとしています。冬馬は、父親には会えるわけですから、彼は、

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今は、父親のもとに行くと言うかもしれません。冬馬が、オープンな情報と、面会の上 で、彼自身が将来の選択を、正しく出来るようにと願ってやみません。」 (3)そして、親権者等変更申立事件(真人・冬馬)の審判【第14 号証】は、平成 13 年 6 月21 日、当該主文は、元夫の兵丹石による「本件申立てをいずれも却下する。」であっ た。 (4)平成13 年 8 月 26 日、一時保護から 1 年 9 ヵ月を経て、冬馬はようやく施設から出 ることができた。今、再び家族と暮らし始め、やがて1 年を迎える。 第5 結語 (1)本件は子どもの人権を守ることを本務とする被告発人が、牛込警察署の鶴の一声で 自らの職責を放棄し、子どもの人権を踏みにじる側にまわった事件である。加えて被告 発人らは、この自らの暴挙を隠蔽し正当化するために、いわゆる千葉成田ミイラ事件で 騒がれていた「ライフスペース」をカルト団体、その代表である告発人恩田妙子をカル ト者扱いし、カルト者の親から冬馬を保護したという理由を捏造し、冬馬が当然に有す る幸福追求権を1 年 9 ヵ月にわたり阻害し続けたのである。(【第 15 号証】「千葉成田 ミイラ事件その2 の 36」副題「ライフスペースを親に持つ子とは」(恩田妙子著・KORU 出版/簡易製本)) (2)一時保護から1 年 9 ヵ月の間、実の母親である恩田妙子と面会することすら許され なかった冬馬は、現在は家族と暮らしている。しかし、被告発人らの暴挙は決して帳消 しになるものではない。東京地検への告発が不起訴処分となった以上、残された道は検 察審査会への訴え以外にないのである。被告発人らの行った一時保護およびその後の中 屋敷冬馬および恩田妙子に対する措置は明らかに刑法違反であり、本件の不起訴処分は 十分な調査をした上のものとは到底考えられず、まったく納得の出来ない不当なもので あるから、ここに本件の審査を申し立てる。

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審 査 申 立 書(2)

申立年月日 平成14年 9月30日 ①申立人 [資格]告発人 [住居]現所 千葉県千葉市若葉区貝塚町192番地 千葉拘置在監房内発信手紙気付 住所 東京都新宿区山吹町361番地江戸川橋杉原ビル504号内郵便受気付 [電話] [職業]民間治療家、税理士業 [氏名]THE GURU こと 高橋 弘二 [生年月日]昭和13 年 7 月 23 日 [資格]告発人 [住居]住所 東京都文京区関口1丁目37番5号 テイクビル5階 SPGF OFFICE 内 [電話] [氏名]シャクティパットグル・ファンデーション 代表 釣部 人裕 [資格]告発人 [住居]住所 東京都文京区関口1丁目37番5号 テイクビル5階 SPGF OFFICE 内 [電話] [氏名]有限会社Life Space(ライフスペース)代表取締役 恩田 妙子(旧性 中屋敷) ②申立代理人 [資格]申立人からの委任 [住居]住所 東京都文京区関口1丁目37番5号 テイクビル5階 SPGF OFFICE 内 [電話] [氏名]シャクティパットグル・ファンデーション 代表 釣部 人裕 ③罪 名 刑法第224 条 未成年者略取 ④不起訴処分 平成12 年 9 月 19 日 ⑤不起訴処分をした検察官 東京地方検察庁 検察官検事 堺 徹 ⑥被疑者 [住居]住所 東京都新宿区戸山3丁目17番1号内 東京都児童相談センター内気附

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[電話] [職業]東京都児童相談センター 所長 [氏名]大久保 隆 [住居]住所 東京都新宿区西新宿町2‐8‐1内 東京都庁内気附 [電話] [職業]東京都知事 [氏名]石原 慎太郎 ⑦被疑事実の要旨(事件、事故の様子) 被告発人の東京都児童相談センター所長 大久保 隆は、都道府県知事の監督を受け、児 童相談センターの所務を掌理する職務権限を有し、被告発人の都知事 石原 慎太郎は、公 の施設を設置し、管理し、および廃止する職務権限を有するものであるところ、両者、共 謀の上、 第1 被告発人 東京都児童相談センター所長 大久保 隆は、 1、ケースワーカーである早川和江、品川区児童相談所所長 萩原 行雄、牛込警察署の 刑事数名(氏名不詳)が、平成11 年 11 月 24 日午前 9 時 30 分ころ、東京都新宿区箪 笥町41 大崎マンション 802 号において、中屋敷冬馬(当時 9 年)、小坂繭子(当時 12 年)、宮西真以(当時11 年)を認め、3 名が未成年者であることを知りながら、「児童 福祉法 第 33 条に基づき、子どもを保護します。これは、令状がなくても、児童相談所 の所長の権限で行使できるものだ。」等と一方的に告げたうえ、刑事を後ろに立たせそ の場に居わせた者を畏怖させ、有無も言わせず、子の顔に覆いを掛け、自由を奪うよう 肩に手を掛ける等、強制的に3 名の未成年者を、同所から普通乗用自動車によって、東 京都児童相談センターへ連れ出し、もって、未成年者である中屋敷冬馬、小坂繭子、宮 西真以を略取し、 2、東京都児童相談センター職員数名(村上課長他数名)が、平成11 年 11 月 24 日午前 9 時ころ、東京都文京区関口一丁目 37 番 5 号 テイクビル 2 階 SPGF OFFICE におい て、内村千恵(当時17 年)、牧野良美(当時 16 年)、荒町明日香(当時 15 年)、荒町 まどか(当時14 年)、恩田 舞(当時 14 年)、近角妙子(当時 16 年)を認め、この 6 名が未成年者であることを知りながら、刑事を後ろに立たせ、その場に居合わせた者を 畏怖させ、有無も言わせず、「(未成年者を)引き渡さなければ、処罰されます。」「とに かく保護します。」等と言い、同日午前9 時 57 分、未成年者の顔に覆いを掛け、多数の マスメディアがカメラを向けるなか、自由を奪うよう肩に手を掛ける等して強制的に6

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名の未成年者を同所から普通乗用自動車により、東京都児童相談センターへ連れ出し、 もって、未成年者である内村千恵、牧野良美、荒町明日香、荒町まどか、恩田 舞、近 角妙子を略取し、 第2 被告発人 東京都都知事の東京都知事 石原 慎太郎は、 平成 12 年 1 月 24 日以降に、東京都児童相談センター 所長が、未成年者を監禁してい る事実を知りながら黙認し続け、もって、未成年者である前記第1記載の 9 名を略取し たものである。 ⑧不起訴処分を不当とする理由(審査申立て理由) 第1 東京都児童相談センターによる「一時保護」名目の犯罪 (1)【第10 号証】厚生省(現厚生労働省)が平成 9 年に出した通達「児童虐待等に関す る児童福祉法の適切な運用について」(平成9 年 6 月 20 日付 児発第 434 号)によれば、 一時保護について「一時保護等に当たってはできるだけ児童及び保護者等の同意を得て 行うことが望ましいが、虐待等の場合には保護者等の同意が得られないことも多く、こ の場合には状況に応じ、引き続き保護者の理解を得る努力を行いつつ、並行して児童の 一時保護等を採るなど、児童の福祉を最優先した対応を図ること。また、一時保護等を 採るに当たっては、保護者等に対し、文書をもって通知し、併せて行政不服審査法第 57 条の規定に基づき不服申立ての方法等について教示することを原則とするが、緊急 を要する場合などやむを得ない場合には、口頭で当該通知及び教示を行い、一時保護等 を採った後、速やかに文書にて当該通知及び教示を行うことも許されること。」と記載 されている。文中にある「虐待等」とは同通達によれば「身体的暴力や性的虐待のほか、 衣食住や生活環境の清潔さに関し児童の健康状態を損なうほどの保護の拒否や怠慢、児 童の日常生活に支障をきたす精神症状が現れる心理的外傷を与える言動や行為等(以下 「虐待等」という。)」とある。9 名の未成年者らは、本人はもとより保護者の同意なく 連れ出されたものであり、連れ出す際の通知および教示も文書ではなく口頭による簡単 なものであった。よって上記通達に照らしてみるに、本件の東京都児童相談センター による「一時保護」名目での行為(以下、「一時保護」という)は、「虐待等の場合」か つ「緊急を要する場合などやむを得ない場合」にあたると判断された結果、実行された としか言いようがない。しかし、9 名の未成年者は、少なくとも連れ出されるまでは健 康そのものであったし、虐待を受けた事実は皆無であった。 (2)本件「一時保護」当初の平成11 年 11 月 29 日、保護された未成年者の保護者の 1 人 が、被告発人らの管理下にある東京都児童相談センターのケースワーカー早川和江に面 会した際、ケースワーカー早川は、健康診断をした結果、子どもたちは健康で、虐待を 受けた事実がないことは見ればわかると述べ、同年12 月 6 日に面会したケースワーカ ー(氏名不詳)は9 名について「子どもたちは、元気で、しつけができています。」と

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述べている。さらに、同年12 月1日、同センターのケースワーカー(氏名不詳)は、 保護された未成年者の親から保護の理由を尋ねられた際「通告があり、警察(牛込警察 署並びに大塚警察署)から保護の要請を受けたから。こちらでは、虐待されたり放置さ れたりした子どもたちだけではなく、親が病気で育てられないというケース等もある。 今回の場合は、理由の如何にかかわらず、警察からの要請で、とにかく、預かっちゃっ たという事なので、事実関係については、これから調査して、子どもたちにとって最善 の方法を決めて行く事になっています。警察が出入りしたり、マスコミが詰め掛けたり、 という環境は、子どもたちにとって好ましくない環境だという事もあると思います。」 と答えている。これらの発言はいずれも、明らかに当該「一時保護」の正当性を否定す るものである。 (3)なお、上記発言にある「警察が出入りしたり、マスコミが詰め掛けたり、という環 境」とは、平成11 年 11 月 12 日、千葉県成田市のホテルで病気療養中であった小林晨 一(当時66 年)が、「ミイラ化した遺体」として成田警察署に連れ出された結果、死亡 するに至った事件(以下、「千葉成田ミイラ事件」)の影響によるものである。平成 12 年2 月 22 日、「千葉成田ミイラ事件」で保護責任者遺棄致死の嫌疑により逮捕され殺人 罪で起訴された高橋弘二は、冤罪を主張し現在刑事裁判継続中である。 (4)本件「一時保護」は、同年11 月 24 日、成田警察署、牛込警察署並びに大塚警察署 が「千葉成田ミイラ事件」に関してSPGF メンバーの居所等を家宅捜索する際に、警察 官と共に全く突然にやってきた東京都児童相談センター職員らの手で強行された。同セ ンター職員らは、初めて未成年者らの居所に入るにもかかわらず、同居する保護者らに 対して質問することも、部屋の様子を調べることも、詳細な理由の説明も一切行わない まま、口頭で「児童福祉法第33 条に基づき子どもを保護します」と一方的に申し向け た後、未成年者らの頭から服を被せ、あたかも犯罪の嫌疑者であるかのように、大挙し て待ち構えるマスメディアのなかに連れ出したのである。顔にモザイク処理を施され、 あるいは目を黒く塗りつぶされ、小走りに車に乗り込む当該未成年者らの様子は大写し で、同日および翌日のテレビや新聞を通じて全国に報道された。この行為が未成年者ら およびその親に対する暴力であることは明白である。 (5)東京都児童相談センターは、「一時保護」後、子どもたちに自由な外出を禁じたが、 禁止の理由を未成年者の親に問われた同センターのケースワーカー(氏名不詳)は、そ のとき同センターの周囲には1 人の記者、1 台のカメラもなかったにもかかわらず、「子 どもたちをマスコミから守るため」と答えている。それが真意であるとすれば、「一時 保護」当日の同センター職員の行為をどう理解すればよいのか。未成年者らをマスメデ ィアから守る方法はいくらでもあったはずである。「一時保護」の後に未成年者らの親 が同センター職員から言われた言葉「お宅とライフスペース(注)の関わりを教えて下 さい。関わっているのであれば、施設行き、そうでないのであれば、帰します。」とあわ せて鑑みるに、当該未成年者らは「親がライフスペースに関わると子どもがこうなるぞ」

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という見せしめにされたとしか考えられず、そこには、子どもの人権を守るという意識 のかけらもない。(注:実際には有限会社ライフスペースとはセミナー会社であり、数 年前からメディアを通じたカルト者扱いを受け、事実上休業状態に追い込まれているた め、ライフスペースに関わることは不可能であるし、ライフスペースと千葉成田ミイラ 事件とは無関係である) 第3 事前の告知、弁解、防禦の機会を与えない行政手続きは憲法解釈違反である (1)【第11 号証】「 ベーシック憲法入門第 2 版 - いま世界のなかの日本国憲法は 山下 健次・畑中和夫 編 ( 法律文化社 ) 第 10 講 適正手続の保障 ( p.151 - 165 ) ( 2002 )」 には、適正手続の保障、その中でも行政手続上の適正手続について、次のように記載し ている。(以下、○条はすべて憲法条文)「三一条をはじめとする適正手続の保障は、そ れがまずなによりも刑事手続に関する保障であることは、「 その他の刑罰を科せられな い 」 とするその規定形式からも、これらの適正手続条項の歴史的沿革からしても疑い がない。しかし、刑罰権の発動にとどまらず、さまざまの行政活動を通じて現代国家は、 ますます肥大化し、国民の日常生活に重要なかかわりを持つにいたっている。適正手続 の保障が、行政手続 ( たとえば、税務調査などのための事業所への立入り、少年法に よる保護処分、伝染病予防法、精神保健法による強制処分などの手続 ) に及ばないと すれば、人権保障の機能は半減してしまう。身体の拘束など、国民の重大な利益にかか わるからである。したがって、適正手続の保障は、行政手続にも準用されると解され、 行政手続に 「 適用 」 されると解する説も有力である ( 学説には、行政手続の適正 は、三一条ではなく、手続的人権の一般規定でもある一三条にその根拠を求めるべきだ とするものもみられる ) 。 この問題に関する主要な判例としては、個人タクシー事 業免許申請事件 ( 最判昭四六・一〇・二八民集二五巻七号一〇三七頁 ) や 「 川崎民 商事件 」 ( 最 [大] 判昭四七・一一・二二刑集二六巻九号五五四頁一などがある。ま た、「 成田新法事件 」で最高裁は、行政手続が刑事手続ではないという理由のみで、 当然に三一条の保障の枠外にあると判断すべきではないとし、行政手続への適用ないし 準用を正面から認めるにいたった。ただ、同条の保障が及ぶと解すべき場合でも、行政 手続は刑事手続とはその性質が異なるし、多種多様な性質をもつものであるから、事前 の告知、弁解、防禦の機会を与えるかどうかは、行政処分によって制限を受ける権利利 益の内容、性質、制限の程度、行政処分によって達成しようとする公益の内容、程度、 緊急性などを総合的に較量して決定されるべきものであり、常に必ずそのような機会を 与えることを必要とするものではない、とも述べている(最[大]判平四・七・一民集 四六巻五号四三七頁)」 (2)第1の項で前述した厚生省が出している通達の一節に、「一時保護等を採るに当たっ ては、保護者等に対し、文書をもって通知し、併せて行政不服審査法第57 条の規定に 基づき不服申立ての方法等について教示することを原則とする」とあるのは、前述の憲

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法解釈に鑑みた結果であると考えられる。しかし、本件、東京都児童相談センターによ る「一時保護」名目での行政手続きは、千葉成田ミイラ事件の捜査機関による刑事手続 きに便乗したものであり、同行政手続きによって制限を受ける権利利益は、身体の拘束 並びに自由の剥奪といった重大なものであり、当然に事前の告知、弁解、防禦の機会を 与えるべき性質のものであったにも係わらず、事前告知を怠り、弁解の機会を与えず、 聴聞することもなく「通告があり、警察から保護の要請を受けたから。」という理由の みで、強行されたのであるから、憲法に著しく反した行為といえる。 第4 東京都知事 石原 慎太郎の不作為について (1)児童福祉法には、都知事の責任について「第16 条 児童相談所には、所長及び所員 を置く。2 所長は、都道府県知事の監督を受け、所務を掌理する。 第33 条 児童相談所長は、必要があると認めるときは、第 26 条第1項の措置をとる に至るまで、児童に一時保護を加え、又は適当な者に委託して、一時保護を加えさせる ことができる。 2 都道府県知事は、必要があると認めるときは、第 27 条第1項又 は第2項の措置をとるに至るまで、児童相談所長をして、児童に一時保護を加えさせ、 又は適当な者に、一時保護を加えることを委託させることができる。3 前2項の規定 による一時保護の期間は、当該一時保護を開始した日から2月を超えてはならない。4 前項の規定にかかわらず、児童相談所長又は都道府県知事は、必要があると認めるとき は、引き続き第1項又は第2項の規定による一時保護を行うことができる。」とある。 つまり、東京都知事 石原慎太郎は、東京都児童相談センターの所長が「一時保護」を 行ったことが適切な措置であったかどうかを監督する職責を有すると言える。 そこで、未成年者9 名が連れて行かれた 2 日後の平成 11 年 11 月 26 日に、SPGF 代 表の釣部人裕並びにSPGF ボランティアメンバーの高橋伸子らは、東京都庁へ訪れ、都 庁内の記者クラブにいた記者及びカメラマンを含む多数の報道関係者と共に、「未成年 者たちの健康診断をした際の診断書を開示して欲しい。未成年者たちが健康であると診 断されているのであれば、(虐待を受けていなかったことが明らかであり、一時保護す る理由はないから)連れて帰りたい。連れてかえる事ができないのであれば、その理由 を文書にして、こちらに渡してもらいたい。」との主旨を書いた、東京都知事 石原慎 太郎宛の書面を、都知事秘書宮坂氏に渡し、口頭でもその内容を伝えた(【第16 号証】 SPGF メンバー作成のドキュメント)が、東京都知事 石原慎太郎は何ら必要な措置を とらなかった。 すなわち、東京都知事 石原慎太郎は、東京都児童相談センター所長が、正当な理由 もなく「一時保護」名目で、不当に未成年者9 名の自由を奪っている事実を知りながら、 あえて見過したのであって、これによって本件未成年者9 名は酷く傷ついたのであるか ら、このような不作為は到底許されるべきものではない。(【第 15 号証】「千葉成田ミ イラ事件その2 の 36」副題「ライフスペースを親に持つ子とは」(恩田妙子著・KORU

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出版/簡易製本)) 第5 当該未成年者たちのその後の状況 (1)当該未成年者の1 人 牧野良美(当時 16 年)は、7 週間の「一時保護」が解除され、 自宅に戻った平成13 年 1 月 12 日の 2 日後である同年同月 14 日に、知人の関本初子に 「児童福祉センターを出る時には、SPGF に 18 歳までは、かかわらないことを、ガマ ンしてでも約束してきたけれど、1 日たってみて、もう自分がどうしていいかわからな くなっている……。」と話しており、保護される前に未成年者らがかかわっていたSPGF のボランティア活動をやらないことが、「一時保護」解除の条件になっていたことがわ かる。 (2)さらに、良美はその当時まだ「一時保護」されていた恩田舞(当時14 年)について、 舞が同センターを出るためには舞の親が同センターに対し、被告発人大久保隆発行の 「今後のお子さんの養育について(お尋ね)」なる文書への回答を提出しなければならな いと述べている。これは、誘拐犯が身代金と引き換えに子どもを開放すると言って脅迫す る手口と何ら変わらない論理というほかはなく、当時の未成年者らの精神的および肉体的 ストレスは、察するに余りある。 (3)未成年者らは、「一時保護」中に、太る、肌が荒れる、情緒が不安定になる、夜尿症 になるなど、明らかに健康状態を損ない、保護が解除された後もしばらく後遺症が残っ た者もいたが、現在は全員元気を取り戻しつつある。しかしながら、それにより被告発 人らの暴挙が帳消しになるものではない。 第6 結語 (1)本件は子どもの人権を守ることを本務とする東京都児童相談センターにあって、そ の所務を統括すべき被告発人大久保隆が、大塚警察署らの鶴の一声で自らの職責を放棄 し子どもの人権を踏みにじる側に転じ、かつ被告発人大久保隆の職務を掌握していなが ら何らの措置も採らなかった被告発人石原慎太郎の不作為が引き起こした事件である。 しかも被告発人らは、この自らの暴挙を隠蔽し正当化するために、未成年者らの健康診 断書を開示せず、いわゆる千葉成田ミイラ事件で騒がれていた「ライフスペース」を、 子どもの人権を侵害するカルト団体、それにかかわる親をカルト者扱いすることにより、 カルト者の親から子どもたちを保護したというもっともらしい理由を捏造し、当該未成 年者らが当然に有する幸福追求権を侵害したのである。 (2)東京地検への告発が不起訴処分となった以上、残された道は検察審査会への訴え以 外にないのである。被告発人らの行った行為は明らかに刑法224 条違反であり、本件の 不起訴処分は十分な調査をした上のものとは到底考えられず、まったく納得の出来ない 不当なものであるから、ここに本件の審査を申し立てる。

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審 査 申 立 書(3)

申立年月日 平成14年 9月30日 ①申立人 [資格]告訴人 [住居]現所 千葉県千葉市若葉区貝塚町192番地 千葉拘置在監房内発信手紙気付 住所 東京都新宿区山吹町361番地江戸川橋杉原ビル504号内郵便受気付 [電話] [職業]民間治療家、税理士業 [氏名]THE GURU こと 高橋 弘二 [生年月日]昭和13 年 7 月 23 日 [資格]告訴人 [住居]住所 東京都文京区関口1丁目37番5号 テイクビル5階 SPGF OFFICE 内 [電話] [氏名]シャクティパットグル・ファンデーション 代表 釣部 人裕 ②申立代理人 [資格]申立人からの委任 [住居]住所 東京都文京区関口1丁目37番5号 テイクビル5階 SPGF OFFICE 内 [電話] [氏名]シャクティパットグル・ファンデーション 代表 釣部 人裕 ③罪 名 刑法第230 条 名誉毀損 ④不起訴処分 平成12 年 11 月 28 日 ⑤不起訴処分をした検察官 東京地方検察庁 検察官検事 堺 徹 ⑥被疑者 [住居]住所 東京都千代田区大手町1‐7‐2 株式会社 産業経済新聞社内気附 [電話] [職業]株式会社 産業経済新聞社 代表取締役 [氏名]清原 武彦 ⑦被疑事実の要旨(事件、事故の様子) 被告訴人は、東京都千代田区大手町 1‐7‐2 所在の 株式会社 産業経済新聞社の代表取締

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役であるが、平成11 年 11 月 25 日、同社発行の 産経新聞 朝刊 15 版 26 面「高橋元代表と の一問一答」と題する記事、及び同紙27 面「定説に『常識』のメス」と題して、「一日一食 で毛布のみで雑魚寝をさせる。」「ライフスペースには熱湯につかる「風呂行」がある。」旨の 記事を掲載し、もって公然と内容虚偽の事実を摘示し、告訴人の名誉を毀損したものである。 ⑧不起訴処分を不当とする理由(審査申立て理由) 第1 当該記事掲載の経緯 (1)当該記事は、平成11 年(1999 年)11 月 25 日付けの『産経新聞』(【第 17 号】)証 紙上において掲載された。そのおよそ2 週間前、同年 11 月 12 日、千葉県成田市のホテ ルで病気療養中であった小林晨一(当時66 年)が、監察医による適正な死亡確認が無 されず、家族から了承を得ることもないまま「ミイラ化した遺体」として千葉県警成田 署(以下、成田署という)の司法警察員(丸警部ら)によりに連れ出され、死亡するに 至った事件(以下、「千葉成田ミイラ事件」という)が起きた。 同時に成田署はマス・メディアに対して「ミイラ化した遺体を発見」と発表し、マ ス・メディア各社が一斉に、「千葉成田ミイラ事件」として、警察発表の裏付け取材を 一切行わないまま報道し、以後、過熱した事件報道がなされた。 当該記事は、前記一連の事件報道の一つである。 (2)そもそも、平成7年以降、告訴人らは、カルト団体かのごとく、事実無根の虚偽報 道を被り続けており、フジテレビによる4 回の特別報道番組(①平成 9 年 5 月 28 日放 映 「ニュース JAPAN」23:00∼ うち約 14 分間、②平成 10 年 1 月 17 日放映「THE WEEK」10:00∼11:00 うち約 14 分、③平成 10 年 12 月 1 日放映「スーパーニュー ス」17:55∼19:00 うち約 13 分、④平成 10 年 12 月 6 日放映「スーパーナイト」22: 00∼22:55 うち約 10 分間)(【第 18 号証】フジテレビによる 4 回の特別報道番組の 反訳書 SPGF 作成)等によって、「破壊的カルト者」であるかのごとく社会に印象付 けられるており、前述の平成11 年 11 月以降の「千葉成田ミイラ事件」で成田署がマス・ メディアに対して「ミイラ化した遺体を発見」と発表したことをきっかけに、更にカル ト団体としての印象が強化され、被告訴人掲載の当該記事「一日一食で毛布のみで雑魚 寝をさせる。」「ライフスペースには熱湯につかる「風呂行」がある。」を捏造されたこと により、カルト団体としての烙印を押すかのごとく強烈な印象を社会に与えることとな った。これにより、告訴人らの社会的評価は更に下げられ、その名誉は著しく毀損され たのである。 (3)被告訴人は、当該記事掲載前に高橋弘二に対する直接面会による取材を行ったにも 係わらず、その結果として掲載された記事の内容が、全く取材内容と異なった事実無根 の捏造記事であった。 (4)判例には、「報道に接した者が最初に抱いた印象は簡単に消えるものではない。それ どころか、最初に抱いた印象を基準にして判断し、逆に公判廷で明らかにされた方が間

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違っているのではないかとの不信感を持つ者がいないとも限らない。そうした誤解や不 信を避けるためには、まず公判廷での批判に耐えた確かな証拠によってはっきりした事 実と、報道はされたが遂に証拠の裏付けがなく、いわば憶測でしかなかった事実とを区 別して判示し、その結果、証拠に基づいた事実関係の見直しを可能にすることの重要性 が痛感される。(後略)(【第19 号証】東京高裁平成 6 年(う)第 1200 号 判例時報 1655 号10 頁)」と判示しており、捏造報道による前述のような社会現象が、憲法で保障され た公正な裁判、適正な手続きを受ける権利の生命線ともいうべき「予断排除の原則」に とって、重大な問題だといえる。 (5)当該記事をはじめ、一連の虚偽の事件報道が相次いだ末、平成12 年 2 月 22 日に高 橋弘二外9 名は保護責任者遺棄致死の嫌疑により逮捕され、これによって、更に輪をか けて犯罪報道が繰り返され、同年3 月 14 日に高橋弘二は殺人罪被告人として、小林健 児(小林晨一の長男)は、共犯者として保護責任者遺棄致死罪被告人として起訴された。 なお、高橋弘二は、冤罪を主張し、現在刑事裁判継続中である。 (6)このように、第1回公判廷が開かれる以前から、マス・メディア及び法曹関係者に より、高橋弘二を断罪する報道・論評が先行し、同人が破壊的カルト者であり、同人に 架けられた公訴事実が、既に真実であるかのような社会的予断が全国的に知らしめられ ることとなったのであるから、前述の判例に照らしても、これら事件報道の責任は重大 である。 第2 産業経済新聞社による掲載記事が「捏造報道」である理由 (1)被告発人が高橋弘二に対して行った取材方法は、以下の通りである。 1999 年(平成 11 年)11 月 20 日、産業経済新聞社 編集局千葉総局の荒井敬史記者 に依る高橋弘二への取材が、茨城県の大洗町に在るパシフィックホテル大洗にて行われ た。 質疑応答のポイントは、以下の通りであった。(産業経済新聞社 記者から質問は Q、 高橋弘二の回答はA とする。) (Q1) 日本国憲法前文の戦争の放棄は、定説の事だと言う事でしたが。 (A1) 憲法の前文に於いて統一見解が有る。しかし、其れを受けた法律が無い。警察は 法律に証かれている事をやっている。現行の法令と定説とは、どちらが優先かと言えば、 国際法に依れば定説です。憲法の前文に国際主義と言うのが有る、これが国際法の事で 有る、と言うのが憲法学者の統一見解です。検察や警察や裁判所が何と言うかは別でし ょうね。 (Q2)文献と言うのは何んですか。 (A2)文献と言うのは、壁画もミイラ (Mummy) も含みます。 (Q3)過去生は誰でも有るのか。 (A3)哲学次第です。日本ではハッキリして居無い。日本の新聞にも「来世あおうね」「お

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墓の中で…」「星になって…」とか色々ですよね。国によって違う。しかし、定説では 「輪廻転生」です。 前述の通り、 産業経済新聞社 千葉支局の記者は直接取材を行い、高橋弘二は質問 に対して、丁寧に解答したにも関わらず、実際に掲載された内容は、取材時の質疑応答 に関連する記事とは全く異なる、告訴人らを「カルト」扱いする捏造記事であった。 (2)1999 年(平成 11 年)11 月 25 日、産経新聞の 15 版 26 面(【第 17 号証】)には「高 橋元代表との一問一答」の中で、「(質問)「日本の法律と『定説』では、どちらが優先 されるか」」と記載があるが、そもそも取材時の質問は「(Q1)日本国憲法前文の戦争 の放棄は、定説の事だと言う事でしたが。」であり、同質問に対し高橋弘二が返答をし ているものであって、「日本の法律と『定説』では、どちらが優先されるか」という質 問は受けていない。 (3)以下に、取材時の高橋弘二の返答を(A)とし、被告訴人の掲載記事内容を(B) として、比較してみると、 (A)憲法の前文に於いて統一見解が有る。しかし、其れを受けた法律が無い。警察は 法律に証かれている事をやっている。現行の法令と定説とは、どちらが優先かと言 えば、国際法に依れば定説です。憲法の前文に国際主義と言うのが有る、これが国 際法の事で有る、と言うのが憲法学者の統一見解です。検察や警察や裁判所が何と 言うかは別でしょうね。 (B)日本国憲法の前文にある戦争放棄は定説主義そのもの。 定説主義は国際主義だ。 しかしさまざまな法令や判例の中には憲法を受けていないものも多く、私に限って は定説が優先する。裁判所や警察がどうかんがえているかは知らないですよ。(警察 には)定説主義を理解してもらわなければならない。 とあり、これも取材時に高橋弘二が返答したものと違う内容が掲載されている。 (4)前記やり取りにある、憲法前文については「∼前略 日本国憲法の場合、「前文」と いう名称は付されていないものの、「日本国憲法」という題名に続く 4 段落からなる文 章が、日本国憲法の前文であって、憲法典の構成部分として一条以下の本文と同様に法 的性質を有すること、またその改正には、本文各案と同様に憲法96 条の改正手続きを 経ることを要することについては、争いがない。」との統一見解がある。(【第20 号証】 ジュリスト増刊 憲法の争点「2 憲法前文の法的効力 初宿正典(京都大学教授)8 頁」)また、判例の立場から言うと「 ∼前略 最高裁裁判所は、前文それ独自で具体 的紛争解決に際して裁判所が法令等の合憲違憲を判断するための決定的な基準となる とするとことについては、消極的であると解されよう。」(【第 20 号証】ジュリスト増 刊 憲法の争点 「2 憲法前文の法的効力 初宿正典(京都大学教授) 9 頁」)と の意見があり、「前文それ独自で具体的紛争解決」に際しての裁判所の判断の現状を述 べている。(最大判昭和25 年 10 月 25 日 刑集 4 巻 10 号 2166 頁・最判昭和 27 年 5 月13 日 刑集 6 巻 5 号 763 頁)(最大判昭和 34 年 12 月 16 日 刑集 13 巻 13 号 3225

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頁) すなわち、高橋弘二は、「私に限っては定説が優先する。」等、話しておらず、ただ 日本における憲法前文についての統一見解についての現状を、取材に対して答えている だけであり、「私に限っては定説が優先する。」という記事は、捏造記事である。 また、憲法 98 条 2 項で「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを 誠実に遵守することを必要とする。」と明記されており、これは、憲法が国際法を遵守 することを示しているのであり、高橋弘二はこのことを「現行の法令と定説とは、どち らが優先かと言えば、国際法に依れば定説です」と述べたのであり、決して「私に限っ ては定説が優先する。」とは言っていないのである。 (5)1999 年(平成 11 年)11 月 25 日、被告訴人 産経新聞の 27 面 (【第 17 号証】)に よれば、「一日一食で雑魚寝」と掲載されたが、そのような事実はなく、取材に基づか ない捏造記事であり告訴人らの名誉を毀損するものである。仮に取材して「一日一食」 であることが事実だとしても、「1日1回の食事というのが、最も理想的である。」とい う文献があるので何ら問題ではない。(【第 21 号証】THE GURU の指導 世界史 PART 137 OF Ⅰ(子友とは世界共通の宝者で有る RICH 出版)) 「一日一食で雑魚寝」という記載は、あたかも高橋弘二、ライフスペース、SPG Fが児童虐待をしていたかのような印象を与える。したがって、同記事が同人らの社会 的地位を低下させることは明白であり、産経新聞が児童虐待が存在していたことの真実、 または、そう信じるにつき相当な理由を立証しない限り、違法性は阻却されない(【第 22 号証】 最高裁大法廷 判決 昭和44年6月25日 昭41(あ)2472号)。 すなわち、真実性の立証とは、確実な資料、根拠に照らし相当の理由がなければな らないことから、高橋弘二らの行為を児童虐待呼ばわりするのであれば、【第23 号証】 「児童虐待および対策の実態把握に関する研究 総括研究報告書 児童虐待全国実態調 査 1. 虐待発生と対応の実態」24 頁“被・児童虐待実態調査 調査票 1. 家庭内の児童 虐待実例”のどの項目にどのように該当しているのかをはっきりと抗弁しなければなら ないし、また、同書 25 頁の児童虐待防止法に基づく“児童虐待の定義と種類”のどれ に該当しているのか、更には、【第24 号証】「児童虐待および対策の実態把握に関する 研究 分担研究報告書 児童虐待全国実態調査 2. 地域調査結果」に照らして、その根拠 の確実性を抗弁できなければ、何を根拠での児童虐待呼ばわりなのか理解できない。 (6)また、本件記事中に「ライフスペースには熱湯につかる「風呂行」がある。」と記載が あるが、このような事実は全く存在しない。平成 7 年に小笠原弁護士らが「熱湯修行」 なる造語を用いて、高橋弘二やライフスペースを被告人として訴えを起こしたが、「風呂 行」が存在するか否かについては、同事件判決において何ら事実認定されていないのであ る(【第25 号証】判決文 損害賠償請求事件(京都地裁平成 7 年(ワ)第 1833 号))。 一体何を根拠に“「風呂行」がある”、と信じて記載したのか。確実な資料、根拠に照 らし相当の理由がなければ、完全に名誉毀損が成立する。

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度重なる捏造報道の影響によって、現に存在しなかった「風呂行」が、あたかも存在 していたかのように広く社会に行き渡っていたとしても、それを根拠として本件記事を記 載したとしても、違法性が阻却されないことは最高裁判例が示すところである(【第 26 号証】最高裁第三小法廷 判決 平成9年9月9日 平6(オ)978号)。 (7)1999 年(平成 11 年)11 月 25 日、被告訴人 産経新聞の大特集がらみで、日本的権 威とかの國學院大學の井上順孝氏による発言「『死』の実感失っている」と掲載されて いる。更には、社会評論家芹沢俊介氏が「オウムとは根本的に異なる」という発言の記 事を掲載した。 そもそも「死」とは何を意味するのか、「死」の実感など、日本語からしておかしい のである。後述の芹沢俊介氏発言で、オウム真理教は、国際テロリストとして世界中が 認めるところである。両氏とも、告訴人に対して何を言いたいのか、理解不能である。 (8)1999 年(平成 11 年)11 月 25 日の被告人 産経新聞に依れば、シャクティパットグ ル・ファンデーション (SPGF) の未成年者に関して、大見出しにで「保護の子供学校 にも行かず」と記載した。 この「保護の子供学校にも行かず」の見出しについては、SPGF の親は、未成年者を 学校に通わせていなかったわけではなく、不登校の問題をなんとか解決すべく、何度も 真剣に子どもたちと向き会い、話し会い、様々なリサーチをして、留学体験も与えてい たのであって、日本の学校を否定して、学校に行かせていなかったわけではない。不登 校が問題で、学校に通っていないことが劣悪環境だと言うのであれば、現在日本に、ど れ程いるかわからない不登校児は、全員、児相相談所センターに連れていかねばならな いことになる。 また、9名未成年者の中には、18 歳で既に義務教育を終了している者もいたのであ るから、「学校にも行かず」の見出しが捏造記事であることは明らかである。 第3 新聞報道のあり方について (1)新聞社の使命について、日本新聞協会が2000(平成12)年6月21日に制定 した新聞倫理綱領(以下、倫理綱領という)(【第27 号証】)には、冒頭に明記されて いる通り「国民の『知る権利』は民主主義社会をささえる普遍の原理である。この権利 は、言論・表現の自由のもと、高い倫理意識を備え、あらゆる権力から独立したメディ アが存在して初めて保障される。新聞はそれにもっともふさわしい担い手であり続けた い。おびただしい量の情報が飛びかう社会では、なにが真実か、どれを選ぶべきか、的 確で迅速な判断が強く求められている。新聞の責務は、正確で公正な記事と責任ある論 評によってこうした要望にこたえ、公共的、文化的使命を果たすことである。」とある。 (2)また、倫理綱領の中で自由と責任、正確と公正、独立と寛容、人権の尊重、品格と 節度ということについて記載されている。特に正確と公正においては、“新聞は歴史の 記録者であり、記者の任務は真実の追究である。報道は正確かつ公正でなければならず、

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記者個人の立場や信条に左右されてはならない。論評は世におもねらず、所信を貫くべ きである。”と明記され、人権の尊重においては、“新聞は人間の尊厳に最高の敬意を払 い、個人の名誉を重んじプライバシーに配慮する。報道を誤ったときはすみやかに訂正 し、正当な理由もなく相手の名誉を傷つけたと判断したときは、反論の機会を提供する など、適切な措置を講じる。”とある (3)つまり、新聞社の使命として、正確で公正な記事と責任のある論評を行い、記者の 任務は真実の追究とし、人権を侵害することのないよう充分配慮することをうたってい る。 (4)また【第28 号証】「新聞人の良心宣言」新聞労連(日本新聞労働組合連合)1997 年 2 月採択においても、「新聞人は政府や自治体などの公的機関、大資本などの権力を監 視し、またその圧力から独立し、いかなる干渉も拒否する。権力との癒着と疑われるよ うな行為はしない。」「新聞人は市民に対して誠実であるべきだ。記事の最終責任はこれ を掲載・配信した社にあるが、記者にも重い道義的責任がある。」と明記している。 (5)被告訴人は、上記の新聞人の良心宣言にも記載している「新聞人として良心にもと づき、真実を報道する。憲法で保障された言論・報道の自由は市民の知る権利に応える ためにあり、その目的は平和と民主主義の確立、公正な社会の実現、人権の擁護、地球 環境の保全など人類共通の課題の達成に寄与することにある。」ことも踏まえ、新聞社 としての責務を、著しく逸脱している。 (4)被告訴人が本来の使命を逸脱してまで、本件捏造記事を掲載したその背景に、マス・ メディア及び後述する警察庁・法務省・厚生省制作の公文録が、高橋弘二ら告訴人を、 「破壊的カルト」と位置付けていたことが影響していると考えられる。 (5)すなわち、被告訴人は、前記記載のマス・メディア及び警察庁・法務省・厚生省制 作の公文録にて、高橋弘二ら告訴人が既に「破壊的カルト」と位置付けられていること を根拠に、本件捏造記事を掲載し、その結果、高橋弘二らにかけられた「冤罪」が、より 強化されたのであるからその罪は重い。 仮に、被告訴人が、マス・メディア及び警察庁・法務省・厚生省制作の公文録に、 高橋弘二ら告訴人が「破壊的カルト」と位置付けられていることを事前に知らず、それ らを根拠に本件記事を掲載したのではないというのであれば、そのことを被告訴人自ら が立証しなければ、何を根拠としての本件記事掲載なのか、全く理解できない。 第4 高橋弘二の被った被害 (1)高橋弘二は、いわゆる千葉成田ミイラ事件以前から、フジテレビジョンの 4 回の特 別番組によって、「破壊的カルト者」であるとの捏造報道をされており、これら報道の 影響によって、千葉成田ミイラ事件の捜査を担当した司法警察員及び検察官にも思い込 みや、先入観が存在していたと考えられる。これら一連の報道による予断が重大な冤罪 を生んだのである。その中の一案件として、産経新聞社が、当該記事並びに当該発言を

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紙上に掲載し、それを見た読者や視聴者に「高橋弘二はやっぱり怪しい。カルト集団な のだ。」と、高橋弘二に対する有罪視的雰囲気を植え付けた。このような世論を形成す る影響力があることを、産経新聞社は自覚すべきであり、更には刑事事件を審理する裁 判長にも予断を形成させることになり、それによって刑事被告人の公正な裁判を受ける 権利等が侵害される結果となることを、十分に知っておく必要がある。 (2)被告訴人 産業経済新聞社は、前記の倫理綱領の内容を忘れてしまっているのでない のか。なにも倫理綱領に記載されていなくとも、「新聞の責務は、正確で公正な記事と 責任ある論評によってこうした要望にこたえ、公共的、文化的使命を果たすことであ る。」ということは、国民の願いでもあり、社会の基本理念である。判例(【第19 号証】 東京高裁平成六年(う)第1200 号 判例時報 1655 号 10 頁)でも示している通り、新 聞社等のマスコミ報道が、直接報道された本人、またその報道に触れた国民に対して、 多大な影響があることを、被告訴人は、悪意をもって利用している。 直接取材を、しかも独占で行っているにもかかわらず“正確で公正な記事”を新聞 紙面に掲載することが、被告訴人には、それほどまでに難しいことなのか、それとも、 自らのお商売目的であれば、捏造記事と知りつつもあえて掲載するというのであれば、 それがフジサンケイグループの体質だというのであれば、これによって社会的に抹殺さ れた者は、一体どうすればよいのか。 (3)告訴人ら高橋弘二、ライフスペース、SPGF の実態であるが、高橋弘二は、シャク ティ治療を施す民間治療家である。開業期間7 年間、治療を受けた患者総数 6000 名余 りという実績を持ち、その臨床実績は6 冊の手記(【第 29∼29-6 号証】「千葉成田ミイ ラ事件 (その 2 の 1 の 1∼6)」副題「シャクティ治療体験手記 再編集本」(恩田妙子 著)に纏められ一般書店でも販売されており、治療例の一部は裁判所にも証拠として提 出されている。更に付記すれば、治療を受けた患者からの苦情・提訴は、皆無である。 また、同人は多くの著作本や講演会の中で「世界中に無料で治療の受けられる病院 を建設するプロジェクト ( SHP = サイ・ホスピタル・プロジェクト ) 」に関する構 想を明らかにしている。その過程として、タイ・インド・ベトナム・マレーシア・シン ガポールなどの国々を対象とした飢餓救済活動 ( ONE'S PEACE = ワンズ・ピース ) の計画を提唱し、その概要をまとめた出版本 『 AT ONE'S PEACE シャクティパッ ト・グル高橋弘二著』(【第30 号証】) が 1998 年 10 月に発行されている。これらの 根本と成る理念は「サイババの教育システム 」として体系化して紹介されており、1983 年に設立された有限会社 ライフスペースは、これをセミナーの形で提供する会社であ り約15 年の実績を持っている。さらに SPGF とは、高橋弘二の提唱するこれらの飢餓 救済の理念・活動に賛同した者が、自らの意思でファンデーションという形で組織した 団体である。 (4)前記で述べた、プロジェクトも被告訴人による悪意に満ちた捏造記事により、告訴 人らのプロジェクトが阻害されている。同じくライフスペースでのセミナー開催も開店

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