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平成17年3月24日

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(1)

(公財)水道技術研究センター会員 各位

第339-2号

平成 24 年 11 月 9 日

大洋州上下水道協会

「ベンチマーキング報告書(2011 年 12 月)」

(その2)

表 ベンチマーキングデータの概要

主要分野 番号 指標 単位 大洋州ベ ン チマ ー ク PW W A の 過去の平 均 P W W A (2011 年) オ ー ス ト ラ リア 水サー ビス 協 会( W S A A ) N Z W A (W at er N ew Z ea la n d ) アフリカ 東南アジ ア P W W A (2009 年) P W W A (20 10 年 ) 平均 25%値 中央値 75%値 W S S A 平均 N Z W A G1 中央値 N Z W A G 2中央 値 W O P アフリカ 平均 W O P アフリカ 目標 東南アジ ア水 道事業 体 ネ ット ワー ク( S E A W U N ) 中央値 ( 主要 分野1 ) 生産 V1 生産水量 ㎥/接続 ・ 日 - 2.64 3.33 2.39 0.74 1.96 2.68 0.78 0.92 0.91 0.73 - 0.46 V1 b ℓ/ 人 ・ 日 250 - - 395 167 306 552 363 385 463 145 - 249 V2 販売水量 ㎥/接続 ・ 日 - - 1.48 1.40 0.67 1.31 2.11 0.69 0.79 0.73 0.46 - 0.38 V 2b ℓ/ 人 ・ 日 150 - - 179 56 139 292 328 324 356 91 - 196 V3 下水発生 量 ㎥/接続 ・ 日 - - - 2.17 1.38 2.19 2.90 0.58 0.87 0.55 - - - V 3b ℓ/ 人 ・ 日 200 - - 380 232 317 336 216 389 385 - - - (公財)水道技術研究センター 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 2-8-1 虎ノ門電気ビル2F TEL 03-3597-0214, FAX 03-3597-0215 E-mail [email protected] URL http://www.jwrc-net.or.jp

JWRC

(2)

(主要分野 2 )技術的な 業 務実績 01 水道普及 率 人口( %) * - 76 76 68 90 95 - - - 73 90 50 02 給水サー ビス の 連続 性 ( 利用 可能時 間) 時間/日 24 - - 20 21 24 24 - - - 17 24 23 03b 無収水率 生産水量 比 ( % ) 25 - 67 53 31 47 70 10 13 20 36 25 29 03 ㎥/接続 ・ 日 - - 1.4 0.3 1.0 1.8 - 0.1 0.2 0.6 0.3 0.4 03c ㎥/ km ・日 - - 18.5 4.6 10.2 19.6 - 6.6 8.9 32.0 12.0 39.8 04 下水道普 及率 人口( %) * - - 36 20 30 52 - - - 42 82 - ( 主要 分野 3 ) 環境 HE1 水道水質 遵守 ( 残留 塩素 ) 遵守率 ( % ) 100 57 0 85 94 - - - 90 HE2 水道水質 遵守 ( 微生 物) 遵守率 ( % ) 100 87 79 90 99 100 - - - - - HE3 一次処理 以上 の 処理率 下水( %) 100 52 0 70 100 100 - - - - - ( 主要 分野 4 ) 人材 HR1 1 千接続 件数当 た り 上下水道 従事職 員数 専従換算 ( 人 ) / 1 千接続 8 10.2 9.6 11.5 8.6 11.2 14.8 - - - 16.0 7.0 7.5 HR2 ト レ ーニン グ 日数 日/専従 換算 ( 人 ) /年 5 - - 1.02 0.54 1.00 1.15 - - - 9.00 - 1.80

(3)

HR3 職員平均 費用 GN I( %) * - - 389 157 214 528 - - - 259 ( 主要 分野 5 ) 顧客サー ビス C M 1 水道メ ー タ -設置率 顧客( %) 100 - - 68 29 98 100 - 45 23 74 100 100 C M 2 1 千接続 件数当 た り 顧客苦情 件数 件/ 1 千接 続 NA - - 170 56 107 272 10 - - 53 53 168 C M 3 新規接続 1人当た り G N I 比( %) * - - 1.8 0.6 1.4 2.3 - - - 7.0 2.0 - C M 4a 1 人 当た り 平均料金 1人当た り GN I 比 ( % ) * - - 1.7 1.0 1.5 2 0.4 0.3 0.3 - - - C M 5b 6 ㎥/ 1 月・ 1 接続 当た り料 金 1 人当た り GN I 比 ( % ) * - - 1.6 0.6 1.6 2.2 - - - 7.0 3.0 0.9 ( 主要 分野 6 ) 財政的持 続性 F1 営業費用 回収率 ( 減価 償却費を 除く 。 ) % 120 104 96 102 89 95 150 - - - - 120 140 F2 料金回収 率 % 95 - - 83 84 89 98 - - - 73 93 - F3 売掛金 日数 90 - - 143 55 121 220 - - - 243 90 67 後年のベンチマーキングイニシアティブにおける焦点を与えるため、この 2011 年ベンチマーキン グ活動を通じて明らかとなった4 つの最重要課題は以下のとおりである。 4 つの最重要課題 1 無収水のレベルが非常に高く、顧客に対するサービスの提供、水質及び財政的持続可能性に影響 を与えている。 2 飲料水水質基準遵守が乏しく、重大な公衆保健及び経済的リスクを引き起こしている。 3 効率的な下水収集及び処理の範囲が限られており、都市化が加速する中で、重大な環境、公衆保 健及び経済的リスクを引き起こしている。 4 運営補助金への依存、限られた減価償却又は更新の備え、そして、望ましいレベルを下回る資金 回収によって、収入の持続可能性は低い。

(4)

ベンチマーキングの手法及び方法

(1)背景

2010 年 9 月、大洋州上下水道協会(PWWA)、太平洋諸国応用地球科学委員会( SPC-SOPAC)事 務局及び大洋州インフラ助言センター(PIAC)は覚書に調印し、大洋州の水道事業体のための持続可 能なベンチマーキングシステムの設立について協働するという覚書(MoU)に調印した。関係者は、 PWWA は全般的な調整役を有し、SPC-SOPAC は技術支援を提供し、PIAC は技術支援について調整 を行うことに合意した。 この報告書は、大洋州の水道事業体に対する水道事業体ベンチマーキングシステムを開発するため の技術支援の方法及び所見を提示するものである。ベンチマーキングシステムは事業体の業務成績を 改善するために水道事業体を支援することを意図したものであり、当該地域における水セクターの業 務成績に関する情報の利用可能性を高めることとなろう。 (2)範囲及び限界 この報告書の範囲及び限界は、「パートA」の「3 範囲及び限界」に詳述されている。 主な除外内容は、以下のとおりである。 ・農村部のみの水サービス提供者は除外している。 ・メンバーでないコミュニティーによって所有・運営されているところの「Independent Water Schemes of Samoa (IWSA)」のような組織は除外している。

・水源利用可能性及び管理はしばしば都市部の水サービス提供者の範囲外であり、それらの管理の単 なる関係者である。したがって、水サービス提供者の「プロフィール」を明らかにするときには水 源が考慮すべき事柄となるが、業務成績の評価においては考慮されない。 ・衛生は、固形廃棄物処理、下水処理、排水、環境衛生及び地域開発を含む広範なテーマである。こ の調査では、下水処理のみを対象としている。 (3)報告書の構成 この報告書は、パートAにおいてデータ分析での所見、続いて、パートBにおいてベンチマーキング プロジェクトに関するプロジェクトの概観及び教訓を示している。

手法

(1)プロジェクトのフェーズ ベンチマーキングシステムのための技術支援は、2011年2月及び8月の間に生じた全ての参加事業体 のデータ収集とともに、2011年2月に開始された。プロジェクトは3つの主なフェーズが関わっている。 フェーズ1(2010年10月~2011年3月) 方法及び作業計画の作成並びに業務指標案の提示を含む、最初のフェーズである。方法案はインセ プションレポートで示され、運営委員会の合意が得られた。 フェーズ2(2011年3月~5月) データ収集は、調査機器/質問状の作成、データベースの作成、データ収集及び質の管理の組織化及 び実施、そして、必要とされるデータを得るための水道事業体の支援で構成された。 フェーズ3(2011年5月~11月) データ分析、運営委員会のコメント及び承認のためのベンチマーキング報告書の準備、フィードバ ックを行うための事業体を対象としたワークショップの組織化と結果の提示、フォローアッププログ ラム及び業務成績改善に関する活動の共同での形成で構成された。

(5)

(2)データの収集及び保管 質問状は、できるだけ簡単なものであることとするため、国際的な及び地域のベンチマーキング専 門家によって設計され(そして、プロジェクト運営委員会によりレビューされ)、各参加事業体のベ ンチマーキング代表者を支援するためにガイダンスノートが添付された。空白の質問状のコピーは付 属書Cに含まれている。この質問状は、2011年のデータ収集の実践のものであり、2012年の実践に向 けて更なる改善を必要とする。 データは、全ての参加事業体が参照及び最大アクセスする場合に便利なように、今回はマイクロソ フトエクセルスプレッドデータシートのデータベースに収集・保管された。2011年ベンチマーキング データベースは、PWWA内に残っている。 データ分析は、一般に様々な範囲の属性(例えば、最小、最大、中央値、25%値及び75%値)、平 均値及び有効サンプル数で構成されている。このベンチマーキングを実施し比較を行う時は、一般に 中央値が用いられる。平均値は、異常値や誤ったデータにより非常にたやすく歪められるおそれがあ る。 (3)ベンチマーキングワークショップ 2011年11月26日及び27日、ベンチマーキング報告書原案の所見を示すとともにベンチマーキングプ ロセスに大洋州の水道事業体を引き込むためにベンチマーキングワークショップが開催され、所見及 び教訓を提示することに特に焦点を置きつつ、それぞれ自体の業務のベンチマーキングの結果のフィ ードバックを行うとともにその意味内容を考察するために参加事業体に対してフォーラムを行った。

教訓及び将来の方向

この報告書のパートBは、この最初のベンチマーキング活動を通じて得られた教訓について詳細に 論じている。主な教訓のいくつかは以下のとおりである。 主な教訓 ・多くの事業体はベンチマーキングの実践が有益であり、後年も継続することに熱心であることが見 出された。 ・データの質(信頼性及び正確性の両方とも)は、参加事業体の継続した改善、質問状に組み込まれ たデータをチェックするシステム及びデータの質の将来における監査が必要である。 ・現時点では、より高い技術基盤よりも、質問状及び分析を簡素なものとし、技術的結果に焦点を置 くことが真に必要である。 ・ベンチマーキングイニシアティブが継続するならば、参加事業体が指標の定義の意味を理解し、ベ ンチマーキング調査及び事業体自身の事業経営に重要であるデータを収集、保管及びチェックする ために利用可能な手段を理解するため、参加事業体はPWWAからの大いなる支援を必要とするであ ろう。 ・上記の点に加え、PWWAは、このイニシアティブを継続するためにデータ収集の整合性及び技術的 知識という点で更なる支援を必要としている。正会員及び準会員からの物的な支援を求めることは、 作業負荷を分散するための方法となるであろう。しかし、イニシアティブは、技術コンサルタント によってではなく、PWWA及びその会員によって所有されるべきものであることが強調されなけれ ばならない。 ・もしベンチマーキングデータが今後にわたって事業体の業務成績の改善において真に有用であると すれば、事業体は、どのように、自身の結果及び他の事業体との比較が業務改善を促すことができ、 全体的な事業計画の文脈において適するものであるか理解する必要がある。

(6)

結論及び提言

結論として、この 2011 年ベンチマーキングの実践は、都市の水ビジネスに関連した一連の業務指 標を通じて大洋州の水セクターのための非常によい基礎データを生み出している。将来、ベンチマー キングデータの質は改善が必要である一方、この報告書で議論された一連の方策を通じて、現時点で 大洋州都市水セクターが直面する4 つの重要な課題は、データ収集及び分析に基づくと以下のとおり である。 4つの重要な課題 ・非常に高いレベルの無収水 ・貧弱な飲料水水質基準遵守 ・限られた下水サービス提供及び適切な下水処理 ・不十分な運営費用回収 これは、いくつかの重要な課題を理解するための非常によいスタートである一方、これらの業務成 績の課題に対して横たわる原因をよりよく理解するとともに、これらの所見をどのように各事業体の 戦略的プラニング及び予算作成プロセスに組み入れることができるかについてPWWA会員の間で理 解の改善を進めることが必要とされている。 特に、大洋州の事業体に対して適したベンチマーキングシステムの進捗に向けた将来の行動に関し て、詳細な提言が報告書のパートBに示されている。前進するための主な提言は、このベンチマーキ ングを論理的に、しかし、重点的に進めていくことであり、今後4年間のそれぞれの年で、上に挙げた 4つの重要課題から重点分野を一つ選択し、PWWA会員の知識と適性を利用しながら(例えば、金銭 以外での貢献)、費用効果の高い、意義のある形でベンチマーキングイニシアティブを保持し、推進 していくことである。

(文責)センター専務理事 安藤 茂

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表  ベンチマーキングデータの概要

参照

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