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Microsoft Word - 黒米カタログ5.0.doc

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(1)

黒米エキス

PURPLE RICE EXTRACT

美容・健康食品素材

抗糖尿病・眼疾患予防食品素材

化粧品素材

ver. 5.0 SJ/JT

■

黒米エキス

-

P

(粉末 食品用途)

■

黒米エキス

-

PC

(粉末

化粧品用途)

(2)

1. はじめに

今日まで多くの美容食品は、皮膚の美容を目的に開発されてきました。美容食品としては、セラ ミドやコラーゲンのように皮膚構成成分によるもの、ライチ種子エキスのように、皮膚機能を調節 して、美容効果を示すものなど、いろいろな素材が見出されています。また、人はスマートで美し い身体を作りたいと願っていますが、美しい体型のためには、健康な身体を維持しつつ、ダイエッ ト効果のある食品が求められます。 一方、健康を回復させる食品には、滋養強壮効果のある素材が必要です。滋養強壮とは、生命力 の強化であり、健康な体を回復、維持することです。 身体を健康にする食品成分の一つとしてポリフェノールが挙げられます。ポリフェノールを含有 する食品には、抗酸化活性の他、老化予防作用や、がんや循環器系疾患など、酸化傷害が原因とさ れる生活習慣病への効果が期待できます。また、赤ワインに含まれる成分として知られているアン トシアニンについても抗酸化性が報告されています。アントシアニンは、機能性に富む成分で、特 に目に効果があることが知られています。アントシアニンは、眼の疲れを取り、視力回復に有効な 食品成分です。 眼の健康を害する疾病として白内障が挙げられます。老人性白内障は、老化、酸化ストレスが大 きく関わっています。アメリカでは、白内障の進行を抑えることを目的にビタミンCやルテインな どの抗酸化物質の摂取が推奨されています。 皮膚の健康は、細胞間組織が正常に維持されることが必要です。皮膚は、コラーゲン、セラミド、 エラスチン、ヒアルロン酸などの細胞間組織で成り立っています。これが分解と再生を繰り返しな がら表皮のターンオーバーを行なっています。加齢とともにコラーゲン、セラミド、エラスチンそ してヒアルロン酸などの細胞間組織が減少すると、肌の張りや弾力が失われ、水分を保持しにくく なり、肌のかさつきが生じます。また、体内の活性酸素が多くなるとビタミンCが消費され、コラ ーゲンの合成が悪くなります。ビタミンCは、コラーゲンの産生を促進する物質として知られてお り、ビタミンCの効果を促進する物質を摂取することで、ビタミンCの有用な効果を補うことが期 待されます。 以上、身体を美しく健康的にする食品は、上記のような障害を多機能に改善できる美容健康食品 が求められています。 今回開発いたしました黒米エキスは多くの有用な効果を期待できる製品です。当社では、独自の 製法を用いて抽出エキスを製造しており、臭いが少なく、水に対する溶解性の良いエキスとしてい ます。

眼疾患予防・抗糖尿病・美容食品素材

黒米エキス

(3)

2. 黒米とは

稲の一種である黒米は、Oryza sativa Linne. (Gramineae)の種子です。黒米は、中国、陝西省漢 中地方原産の古代米の一種で、紫黒米、紫米、とも呼ばれます。黒米玄米の表面は黒く、中は白く、 玄米種皮の部分に紫黒色系色素(アントシアニン)を含んでいます。 黒米は、中国において古来より薬食兼用として、2000 年以上の歴史があります。中国の漢の時代、 張騫(ちょうけん)がこの米を発見して、出世したという故事から、「縁起の良い出世米」として伝 わっています。当時の皇帝である漢武帝へ上等の貢物として納められていました。そして、宮廷料 理として常食されてきました。楊貴妃も美容食として黒米を愛用したと伝えられています。 中国では、中医薬学(日本では、漢方医学)理論によると、黒米には、滋養強壮、精力増進、脾 臓、肝臓を強め、胃腸を丈夫にし、補血、活血し、肺機能を強化させ、視力を回復させ、髪を黒く するなどの効能があると考えられています。貧血による目眩、腰、膝の弱まりなどにもよく効くと されています。民間では、「薬用米」、「神仙米」、「長寿米」、「補血米」、「黒真珠」とも呼ばれており、 慢性病疾患、回復期の病人、幼児、産後貧血、虚弱体質者にとって滋養強壮作用があるとされてい ます。このため、現在に至るまで「補血黒米粥」、「黒米八宝粥」などの薬膳料理として伝わってお り、これらを食べ続けることで肌がなめらかになり、髪の毛が黒くなり、不老長寿、延年し、若返 ると言われています。 黒米の色素(アントシアニン)は、体内に発生する活性酸素を消去する作用を促進し、発がんや、 老化防止に役立ち、眼精疲労回復効果があると言われています。アントシアニン色素は、ブルーベ リーにも含まれており、毛細血管を強くし、血流をよくして、目の疲れ、なみだ眼、かすれ眼など の回復に効果が有ると言われています。その他、アントシアニンには、動脈硬化を予防する働きが あるという報告もあります。 黒米は、食酢、酒の原料として使われる他、パン、ソーメン、うどんなどに練りこんで使われて います。

黒米

黒米稲

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3. 黒米中の成分

黒米には、通常の米に含まれない成分、アントシアニン配糖体が含まれています。黒米のアント シアニン配糖体として、クリサンテミン(Cyanidin-3-Glucoside)などが含まれています。

図1 黒米エキスに含まれる主な成分

O O -Gal OCH 3 OH OCH 3 OH HO O O -Rha-Glc OH OH OH HO シアニジン-3-モノグルコシド

+

アントシアニン

+

+

O O -Glc OH OH OH HO O O -Glc OCH 3 OH OH HO

+

シアニジン-3-ラムノグルコシド マルビジン -3-モノガラクトシド ぺオニジン-3-モノグルコシド

(5)

4. 糖尿病の発症機構

糖尿病はインスリン作用の不足により慢性高血糖をきたす病態です。糖尿病は、いくつかの遺伝 要因に環境因子(生活習慣)が重なって生じると考えられています。特に、糖尿病の 90%以上を占 めるインスリン非依存型糖尿病(2型)は、主として膵β細胞からのインスリン分泌量の低下に、 過食、高脂肪食摂取、運動不足、肥満などのインスリンの感受性を低下させる環境因子や加齢など の発症因子が加わり、血糖の上昇が生じます。なかでも肥満は糖尿病の最大のリスクファクターと 考えられています。運動不足解消を除くと、その予防法は食事におけるコントロールしかありませ ん。 図 2 糖質の消化吸収と2型糖尿病との関わり オリゴ糖 グルコース 血液中に移行 血糖値の上昇 高血糖 デンプン ショ糖(砂糖) グルコース + 果糖 α-グルコシダーゼ α-アミラーゼ インスリン作用不足 運動不足 肥満 過食 糖尿病

(6)

5. 黒米エキスの機能性

(1) 糖質吸収阻害効果(抗糖尿病作用)

① 糖質分解酵素阻害作用(

in

vitro)

黒米エキスが糖質分解酵素への阻害活性があるかどうか、酵素としてブタ膵臓由来のα-アミラ ーゼ及びラット腸管由来のα-グルコシダーゼを用いて阻害活性を測定しました。 黒米エキスはデンプン分解酵素であるα-アミラーゼを阻害しました。また、二糖類分解酵素で あるα-グルコシダーゼ活性を強力に阻害することがわかりました。 図 3   黒 米 エ キ ス の α - ア ミ ラ ー ゼ 阻 害 作 用 2 .3 8 .0 3 0 .5 7 4 .7 1 0 0 0 2 0 4 0 6 0 8 0 1 0 0 1 2 0 3 0 p p m 1 0 0 p p m 3 0 0 p p m 1 0 0 0 p p m 3 0 0 0 p p m 反 応 系 の 濃 度 阻害率(%) 図 4   黒 米 エ キ ス の α - グ ル コ シ ダ ー ゼ 阻 害 作 用 5 .4 2 5 7 .7 8 7 0 .6 6 9 0 .5 9 0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 8 0 9 0 1 0 0 3 0 p p m 1 0 0 p p m 1 0 0 0 p p m 3 0 0 0 p p m 反 応 系 の 濃 度 阻害 率( %) 図 5   各 種 植 物 抽 出 物 の α - グ ル コ シ ダ ー ゼ 阻 害 活 性 比 較 5 8 .0 4 0 .0 4 3 .0 3 7 .0 0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 黒 米 エ キ ス バ ナ バ 葉 抽 出 物 グ ア バ 葉 抽 出 物 ギ ム ネ マ 葉 抽 出 物 サ ン プ ル 濃 度 ( 0 .1 m g / m L ) 阻害率( %)

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②

アルドースレダクターゼ阻害作用

アルドースレダクターゼは水晶体、網膜、末梢神経、腎および血管など糖尿病合併症が出現する 種々の組織に存在し、病態 発症に重要な役割を演じています。通常グルコースはヘキソキナーゼ (hexokinase)により解糖系へと代謝されますが、糖尿病時にはアルドースレダクターゼ活性が亢進 しpolyol pathway での代謝が促進します。その際、産生されるD-ソルビトールおよびフルクトース は比較的安定で、いったん産生されると細胞内に蓄積します。この蓄積が浸透圧上昇、水分貯留を 招き細胞障害をひき起こし、水晶体の変性により網膜症へと進行してしまいます。黒米エキスは、 このアルドースレダクターゼの働きを強く阻害することが明らかとなり、糖尿病合併症の予防効果 が期待できると示唆されています。 図 6  黒 米 エ キ ス の ア ル ド ー ス レ ダ ク タ ー ゼ 阻 害 活 性 23.9 52.7 81.7 8.8 1.8 -20 -10 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 1 10 100 濃 度 (μ g/m L) 酵素阻 害率(%)

③

ラットによる血糖値上昇抑制作用(

in

vivo

)

糖質分解酵素への阻害活性の見られた黒米エキスが、実際に生体内において糖負荷後の血糖値の 上昇を抑制するかどうか、正常ラットを用いて検討しました。 黒米エキスは、デンプンおよびショ糖において投与 30 分後にコントロール群に対して血糖値の上 昇を抑制しました。 黒米エキスは、α-アミラーゼやα-グルコシダーゼの活性を阻害し、糖質(デンプン、ショ糖) の吸収を抑制したと考えられます。また、デンプンに比べてショ糖の糖負荷試験においてより有効 であったことは、α-アミラーゼ阻害作用より、α-グルコシダーゼ阻害作用の方が強く表れている ことを反映しているものと思われます。 図 7 図 8

(8)

④ 健常者における食後の血糖値上昇抑制作用

健康な男子 4 名、女子 3 名を対象とした食事負荷試験(白飯 200g 摂取)において、黒米エキス摂 取群では食後 30 分後の血糖値の上昇がプラセボ群に対して有意に抑制されました。

黒米エキスが食事負荷時の急激な血糖上昇を抑える効果のあることが明らかとなりました。

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(2) 眼疾患予防作用(岐阜薬科大学・原英彰教授との共同研究)

岐阜薬科大学の原英彰教授(薬効解析学研究室)との共同研究において,黒米エキスの眼に対す る機能性として,「可視光誘発網膜障害の抑制作用」と「網膜血管新生抑制作用」を新たに見出し ました。黒米エキスの眼に対する有効性が認められたのは,これが初めてです。

①可視光誘発網膜障害の抑制作用

太陽光やパソコンの液晶等の可視光は,眼の構成要素の一つであり光覚・視覚に関わる重要な機 能を司る網膜の障害を引き起こします。網膜は視細胞や神経節細胞等が規則的に並ぶ層構造をして おり,視細胞が障害を受ける事によって,加齢性黄斑変性症等の失明に繋がる眼疾患を引き起こし ます。In vitro の評価系において,黒米エキスおよびその含有成分である cyanidin および peonidin は,

可視光によって誘発される661W(photoreceptor cell; 視細胞)障害を抑制することを確認していま す(図10)。さらに,マウスを用いた試験においても同様の効果を見出しています。可視光照射に よって,減少した視細胞層(外顆粒層,ONL,図 11 の中央の画像)が,黒米エキス投与により抑 制されました(図11 の右側の画像)。

図10. 黒米エキス,cyanidin および peonidin の可視光誘発視細胞死抑制作用 Mean ± SEM (n = 6). N, normal; C, control. ##, p < 0.01 vs N, **, p < 0.01 vs C.

図11. 黒米エキスの可視光誘発マウス網膜障害抑制作用 ## ** ** 黒米エキス 可視光照射 μg/mL N C 生細 胞率 (% of N or m al ) ## ** ** 黒米エキス 可視光照射 μg/mL N C 生細 胞率 (% of N or m al ) ## ** ** μM Cyanidin 可視光照射 N C 生細胞 率 (% o f N or m al ) ## ** ** μM Cyanidin 可視光照射 N C 生細胞 率 (% o f N or m al ) Peonidin 可視光照射 ## ** ** μM N C 生細胞 率 (% of N or m al ) Peonidin 可視光照射 ## ** ** μM N C 生細胞 率 (% of N or m al ) Normal 生理食塩水投与 黒米エキス10 μg/eye 視細胞層 (ONL) 可視光照射 ONL ONL Normal 生理食塩水投与 黒米エキス10 μg/eye 視細胞層 (ONL) 可視光照射 ONL ONL

(10)

②網膜血管新生抑制作用

血管新生は既存の血管から新しい血管ネットワークが形成される現象であり,胎生期などにおい ては生理的に生じる現象です。しかし,病的な血管新生は癌,関節リウマチなど多くの主要な疾患 の過程において中心的な役割を担います。眼科領域においても,糖尿病網膜症および加齢性黄斑変 性症などの網膜・網膜下血管新生疾患における原因因子です。血管新生の主なプロセスは,細胞外 への血管内皮細胞の遊走,血管内皮細胞の増殖,管腔の形成です。黒米エキスは,ヒト網膜毛細血 管内皮細胞(HRMEC)およびヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を用いた試験系において,内皮細胞の異 常な増殖および遊走抑制作用が認められました(図12,13)。さらに,異常な管腔形成を抑制する 働きがあることが分かりました[図 14,内皮細胞に血管内皮増殖因子(Vascular endothelial growth factor; VEGF)を加えると管腔が多数形成されます(左から 2 番目)。それに,黒米エキスを加えると 減少しているのがわかります]。 血管新生のプロセスを促進させる代表的な因子はVEGF です。VEGF がその受容体に結 合したとき、内皮細胞内のシグナル伝達が活性化します。ERK 1/2 のリン酸化(活性化; phosphorylated-ERK 1/2 = p-ERK 1/2 ) は 主 に 細 胞 増 殖 に 関 与 し 、 p38 の リ ン 酸 化 (phosphorylated-p38 = p-p38)は細胞遊走に関与します。実験の結果,黒米エキスに内皮 細胞内のシグナル伝達の活性化抑制作用が認められました(図15)。さらに,含有成分であ るcyanidin および peonidin にも同様の作用が認められ,活性成分であることが示唆されました。こ れらの結果より,黒米エキスは,血管新生に伴う眼疾患に対する予防作用が期待できます。

図12. 黒米エキス,cyanidin および peonidin の VEGF 誘発 HRMEC 増殖抑制作用 Mean ± SEM (n = 6). N, normal; C, control. ##, p < 0.01 vs N, *, p < 0.05; **, p < 0.01 vs C.

黒米エキス ** ** * ## µg/mL VEGF 0 50 100 150 200 250 N C 3 10 30 30 細 胞増殖 ( % o f no rm al) 黒米エキス ** ** * ## µg/mL VEGF 黒米エキス ** ** * ## µg/mL VEGF 0 50 100 150 200 250 N C 3 10 30 30 細 胞増殖 ( % o f no rm al) 0 50 100 150 200 250 N C 3 10 30 30 細 胞増殖 ( % o f n or m al) ## µM VEGF Cyanidin * ** 0 50 100 150 200 250 N C 3 10 30 30 細 胞増殖 ( % o f n or m al) ## µM VEGF Cyanidin * ** 0 50 100 150 200 N C 3 10 30 30 細胞増 殖 ( % o f no rm al ) Peonidin VEGF µM * ## 0 50 100 150 200 N C 3 10 30 30 細胞増 殖 ( % o f no rm al ) Peonidin VEGF µM * ##

(11)

図13. 黒米エキス,cyanidin および peonidin の VEGF 誘発 HRMEC 遊走抑制作用 Mean ± SEM (n = 3). N, normal; C, control. ##, p < 0.01 vs N, *, p < 0.05; **, p < 0.01 vs C.

図14. 黒米エキスの血管新生(管腔形成)抑制作用(Scale bar = 1mm) 0 50 100 150 200 250 N C 3 10 30 細 胞遊走 (% of n or m al ) VEGF 黒米エキス µg/mL ## * ** 0 50 100 150 200 250 N C 3 10 30 細 胞遊走 (% of n or m al ) VEGF 黒米エキス µg/mL ## * ** 0 50 100 150 200 250 N C 3 10 30 3 10 30 細 胞遊走 ( % of n or m al ) Peonidin Cyanidin µM VEGF ## ** ** ** ** 0 50 100 150 200 250 N C 3 10 30 3 10 30 細 胞遊走 ( % of n or m al ) Peonidin Cyanidin µM VEGF ## ** ** ** ** 30 µg/mL Normal Control 3 10 黒米エキスを加えたもの 血管内皮増殖因子(VEGF)を加えたもの 30 µg/mL Normal Control 3 10 黒米エキスを加えたもの 血管内皮増殖因子(VEGF)を加えたもの Normal Control 3 10 黒米エキスを加えたもの 血管内皮増殖因子(VEGF)を加えたもの

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図15. 黒米エキスの HRMEC 増殖・遊走シグナル抑制作用

Mean ± SEM (n = 5). N, normal; C, control,

phosphorylated -ERK and -p38 (p-ERK1/2 and p-p38),

total -ERK and -p38 (t-ERK1/2 and t-p38). *

#, p < 0.01 vs N, **, p < 0.01 vs C.

0 50 100 150 200 250 300 N C 30 30 バン ド 強 度 ( p-ER K /t -ER K, % of no rm al ) VEGF µg/mL 黒米エキス VEGF ## ** p-ERK1/2 t-ERK1/2 N C 黒米エキス 0 50 100 150 200 250 300 N C 30 30 バン ド 強 度 ( p-ER K /t -ER K, % of no rm al ) VEGF µg/mL 黒米エキス VEGF ## ** p-ERK1/2 t-ERK1/2 N C 黒米エキス 0 50 100 150 200 250 N C 30 30 バン ド 強 度 ( p-p38/t -p38 ,% of nor ma l) VEGF p-p38 t-p38 N C 黒米エキス µg/mL 黒米エキス VEGF ## ** 0 50 100 150 200 250 N C 30 30 バン ド 強 度 ( p-p38/t -p38 ,% of nor ma l) VEGF p-p38 t-p38 N C 黒米エキス µg/mL 黒米エキス VEGF ## **

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(3) 美容作用

① エラスターゼ阻害作用

エラスチンは、皮膚を構成する主要タンパク質で皮膚などの伸展性に富んだ組織に多く見られま す。エラスチンは、皮膚の弾力に関与しており、エラスチンが分解されると皮膚の弾力性がなくな り、皮膚にシワやたるみが生じます。生体内で生成されたエラスチンは、エラスターゼにより分解 されます。黒米エキスは、エラスターゼを阻害し、エラスチンの分解を抑制することが分かりまし た。黒米エキスは、エラスチンの分解を抑制し、エラスチンの量を保持する作用を持つと考えらま す。

② コラゲナーゼ阻害作用

コラーゲンは、皮膚では真皮の 90%を占め、真皮全体に分布しています。コラーゲンは、皮膚に 適度な弾性および強度を保持しています。酵素コラゲナーゼによりコラーゲンが分解されると、皮 膚の老化現象であるシワやたるみが起こります。生体内で生成されたコラーゲンは、コラーゲン分 解酵素であるコラゲナーゼにより分解されます。 黒米エキスは、コラゲナーゼを阻害し、コラーゲンの分解を抑制することが分かりました。黒米 エキスは、産生されたコラーゲンの分解を抑制し、コラーゲンの量を保持する作用を持つと考えら れます。 図 1 0   黒 米 エ キ ス の エ ラ ス タ ー ゼ 阻 害 作 用 1 6 .7 3 6 .2 5 6 .2 6 1 .4 0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 1 0 0 ppm 1 5 0 ppm 2 0 0 ppm 2 5 0 ppm 反 応 系 の 濃 度 阻害率( %) 図 11  黒 米 エ キ ス の コ ラ ゲ ナ ー ゼ 阻 害 作 用 5.6 44.2 31.3 23 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 500ppm 1500ppm 2000ppm 2500ppm 反 応 系 の 濃 度 阻害率 (%)

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③ ヒアルロニダーゼ阻害作用

ヒアルロン酸は、皮膚、関節液、硝子体、靭帯などの生体に広く分布しています。ヒアルロン酸 は、皮膚において、細胞の接着、細胞の保護、皮膚組織の形成、組織の水分保持、柔軟性の維持な どを担っています。ヒアルロン酸が減少すると皮膚の潤い、ハリがなくなり、シミやたるみの原因 となります。生体内で生成されたヒアルロン酸は、ヒアルロニダーゼにより短時間で分解されます。 黒米エキスは、ヒアルロニダーゼを阻害し、ヒアルロン酸の分解を抑制することが分かりました。 黒米エキスは、ヒアルロニダーゼにより分解されてしまうヒアルロン酸を維持し、ヒアルロン酸の 量を保持する作用を持つと考えられます。

④ チロシナーゼ阻害活性(ビタミン C の効果に対する相乗効果)

肌のくすみや色黒、シミは、メラニンが原因です。生体内では、チロシナーゼの働きでチロシン からドーパキノンを生成し、その後、酸化反応などが進行してメラニンを生成します。ビタミン C は、チロシナーゼ阻害成分として有名で、多くの機能性食品や、化粧品に使われています。少量の 黒米エキスをビタミン C と一緒に添加すると、ビタミン C の効果を増強し、チロシナーゼ阻害活性 を強力にすることが分かりました。ビタミン C の 10 分の1量(0.5mg/ml)添加することで 61.0%で あったビタミン C のチロシナーゼ阻害活性が、85.6%に強化されました。 黒米エキスには、ビタミンC のチロシナーゼ阻害活性を増強する効果が認められました。美白を 期待する食品や化粧品にビタミンC と共に添加することで、より一層の美白効果や、ビタミン C の 作用増強効果が期待できます。 図12 黒米エキス のヒアルロニダーゼ阻害作用 4.3 14 22.6 25.6 31.1 36.9 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 200ppm 400ppm 600ppm 700ppm 800ppm 1000ppm 反応系の濃度 阻害率( %) 図13 黒米エキスのチロシナーゼ阻害作用増強効果 61 61 61 61 0 7.6 11.7 24.6 50 60 70 80 90 100 阻害 率( %) 黒米エキスの相乗効果 ビタミンCの効果

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⑤ メラニン生成抑制作用

黒米エキスの美白効果を測定するために、マウスの B16melanoma4A5 細胞を用いてメラニンの生成 抑制効果を測定しました。黒米エキス添加培養系では、メラニンの生成が抑制されることがわかり ました。黒米エキスは、メラニン生成抑制作用を有することで、肌の美白作用を有すると考えられ ます。 図14 黒米エキスのメラニン生成抑制作用 3.8 13.8 48.8 0 10 20 30 40 50 60 50ppm 100ppm 500ppm 反応系の濃度 抑制 率(%)

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(4) 黒米エキスの白髪染め効果

黒米エキスの白髪染め効果について、人毛白髪100%(株式会社ニューラックス製品)を用い、以 下の三つのジェルタイプの処方を使って検討しました(表1)。 表1.試験に用いた処方 処方1 処方2 処方3 成分名 機能性 配合量例(%) 配合量例(%) 配合量例(%) ヒドロキシエチルセルロース ジェル基剤 2 2 2 ベンジルアルコール 浸透促進剤 5 5 5 エチルアルコール 溶剤 20 20 20 クエン酸 pH 調整剤 0.5 0.5 約1.5 黒米エキス 染料 0.5 1 1 精製水 溶剤 残部 残部 残部 備考 pH 4.8 pH 4.8 pH 3.7 その結果、処方により作成した染色剤の色は、黒米エキスの含量によって違い、含量が多ければ、色 は濃くなります(図15)。 染色効果について、人毛白髪を染色剤で染めることにより、茶髪になることが分かりました。1%黒 米エキスの処方は、0.5%の処方より、少し濃く染色しました(図16)。また、定着性について、アニオ ン界面活性剤(ラウリル硫酸Na 水溶液)による色落ちが少しありますが、定着性が強いと考えられ ます。 処方1 処方 2 図15.処方1,2により作成した染色剤の色

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図 16.人毛白髪染め効果および定着性。0:オリジナール人毛 白髪。1,2,3:処方 1,2,3 で染色した人毛白髪。4:染色後, ラウリル硫酸Na 水溶液で処理した毛髪 以上の結果から、黒米エキスは、色素として白髪染めへの応用が可能であると考えられます。また、 処方によって、染色の濃さを調整することが可能であると考えられます。

(5) 抗酸化活性

人の生体内では、活性酸素種(スーパーオキシド、ヒドロキシラジカルなど)の発生により細胞 が損傷し、発がんや炎症、老化促進などが起こります。特に皮膚では、シミ、ソバカス、シワなど の原因ともいわれています。

① SOD様活性

SOD測定反応系に黒米エキスを添加すると、SOD様作用を示しました。黒米エキスには、活 性酸素を原因とする生活習慣病の予防が期待できます。 図17 黒米エキスのSOD様作用 29.2 36 44.5 63.7 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 25ppm 50ppm 100ppm 250ppm 反応系の濃度 活性 酸素 除去 率( % ) 0 1 2 3 4

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② DPPH ラジカル消去能

抗酸化活性の指標としてラジカル消去能を測定しました。黒米エキスを添加すると、ラジカル消 去能が見られました。黒米エキスは、SOD様作用の他、ラジカル消去能を有するエキスです。黒 米エキスには、活性酸素を原因とする生活習慣病の予防が期待できます。 図18 黒米エキスのDPPHラジカル消去能 18.8 33.7 78 83.7 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 5ppm 10ppm 25ppm 50ppm 反応系の濃度 除去率(%)

③ 還元型ビタミン C 減少抑制効果

天然に存在するビタミン C には、還元型(L-アスコルビン酸)と酸化型(L-デヒドロアスコルビ ン酸)があります。一般に還元型ビタミン C は強力な抗酸化作用を有する一方、酸化されやすく、 抗酸化活性を持たない酸化型ビタミン C となります。 そこで、抗酸化活性を有する黒米エキスが還元型ビタミン C の水溶液中での減少を抑制するかど うかを検討したところ、黒米エキスの添加により、還元型ビタミン C の減少が抑制されることが分 りました。黒米エキスは水溶液中の還元型ビタミン C の安定化に寄与し、ビタミン C との併用によ り、前記したようなチロシナーゼ阻害作用の増強や相乗的な抗酸化活性が期待できます。 図19

(19)

6. 黒米エキスの安定性

(1) 熱安定性

黒米エキスは、120℃、1 時間加熱し続けても、非常に安定であることが確認されました。120℃、 1 時間では、ポリフェノール含量に変化が見られません。 黒米エキスは、通常の食品加工温度に対して安定です。 * 加熱前、ポリフェノール量初期値を 100%とした。

(2) pH 安定性

黒米エキスのポリフェノールは、1 時間以内であれば pH 11 まであまり減少はみられません。1 日の場合 pH 9 以上では、分解が考えられますが酸性領域では変化がありません。通常の食品の範囲 内では問題なくご使用いただけます。 * pH 調製を行う前のポリフェノール量初期値を 100%とした。

(3) 水溶性

黒米エキスを水に溶解し、室温で 16 時間保存後、沈殿や濁りの有無を目視で確認しました。黒米 エキス 0.5%の濃度において、沈殿、濁りは共に見られず、黒米エキスの水溶性は高いことが確 図 2 1   黒 米 エ キ ス の 熱 安 定 性 0 2 0 4 0 6 0 8 0 1 0 0 0 分 6 0 分 加 熱 時 間 ポリフェノール量(%) 6 0 ℃ 8 0 ℃ 1 0 0 ℃ 1 2 0 ℃ 図 2 2   黒 米 エ キ ス の p H 安 定 性 0 2 0 4 0 6 0 8 0 1 0 0 1 2 0 3 4 5 6 7 8 9 1 0 1 1 1 2 p H ポリフェノール量 (% ) 1 時 間 後 1 日 後 1 週 間 後 図20 図21

(20)

認されました。

7. 黒米エキスの推奨摂取量

200~400 mg/日の摂取をおすすめします。 ビタミン C、コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド等と一緒にお使いいただくとより効果が期待 できます。

8. 黒米エキス栄養成分

分析項目 結果 注 分析方法 水分 2.5g/100g 減圧加熱乾燥法 たんぱく質 6.9g/100g 1 ケルダール法 脂質 0.5g/100g 酸分解法 灰分 6.6g/100g 直接灰化法 炭水化物 83.5g/100g 2 エネルギー 366kcal/100g 3 ナトリウム 64.9mg/100g 原子吸光光度法 鉄 4.25mg/100g o-フェナントロリン吸光光度法 カルシウム 21.5mg/100g ICP 発光分析法 注1. 窒素・たんぱく質換算係数: 5.95 注2. 計算式: 100-(水分+たんぱく質+脂質+灰分) 注3. 栄養表示基準(平成 8 年厚生省告示 146 号)によるエネルギー換算係数 : たんぱく質, 4 ; 脂質, 9 ; 炭水化物, 4 試験依頼先 財団法人日本食品分析センター 試験成績書発行年月日 平成 14 年 9 月 13 日 試験成績書発行番号 第 302090006‐001 号

9. 黒米エキスの安全性

(1) 残留農薬

黒米エキス(賦形剤未添加)について,食品衛生法および農薬取締法に準じて,475 項目の農薬 の有無を調べました。その結果,全項目について基準値(検出限界値)以下であることが判明しま した。 試験依頼先:株式会社キューサイ分析研究所 試験成績書発行年月日:平成 18 年 7 月 19 日 受付番号:2006061304-01

(2) 急性毒性(LD

50

)

体重 30g 前後、5 週齢の ICR 系雄性マウスに黒米エキス(賦形剤未添加)を 5000mg/kg の用量で 経口投与し、温度 23±2℃、湿度 50±10%、餌、水自由摂取の条件下で 14 日間飼育しました。コ ントロール群との比較を行なったところ、異常な体重変化はみられず、また試験終了後の剖検にお いても臓器に異常は認められませんでした。従って、マウスに対する黒米エキスのLD50は5000 mg/kg

(21)

(3) 急性眼刺激性試験

3匹の家兎の目に、0.1g 黒米エキス-PC を点眼し、1時間接触させた後、24、48、72 時間後の損 傷や変化を観察しました。 以上の条件で行なった結果、黒米エキス-PC は、家兎の目に対して無刺激でした。

(4) 急性皮膚刺激性試験

3匹の家兎の皮膚に、0.5 g 黒米エキス-PC を塗布し、1時間接触させた後、24、48、72 時間後 を観察しました。 以上の条件で行なった結果、黒米エキス-PC は、家兎の皮膚に対して無刺激でした。

(5) 皮膚感作性試験

雌のモルモットを用い、MAGNUSSON と KLIGMAN の方法に従い、黒米エキス-PC 〔25%(w/v)〕を 皮内注射しました。1週間後、初回と同じ部位に黒米エキス-PC 〔50%(w/v)〕を塗布しました。 試験開始から 22 日後、炎症を起こさない最高の濃度の黒米エキス-PC 〔25%(w/v)〕 0.5ml を 4cm2 (2cm×2cm) の黒米エキスと接したことのない部分に塗布し、試験しました。 結果、黒米エキス-PC のモルモット皮膚に対する感作性は classⅡ(slight)であり,安全性が 認められました。

(6) 貼付試験 (パッチテスト)

22 歳~61 歳の女性 13 名及び 22 歳~54 歳の男性 7 名に対し、直径 1cmのフィルムに黒米エキス -PC を 0.025 g 染み込ませた後、48 時間皮膚に貼付しました。 結果、ヒトの皮膚に対する感作性は認められませんでした。

(7) 変異原性試験(

Ames 試験)

サルモネラ菌株 TA98 および TA100 を用い、S9mix 存在下及び非存在下で黒米エキス(賦形剤未添 加)の Ames 試験を行ないました。 その結果、19.5~5000 μg/plate の濃度において、変異原性は認められませんでした。

10. 黒米エキスの応用例

利用方法 具体例 健康食品 ソフトカプセル、錠剤、ハードカプセル、等 食品 キャンディー、チューイングガム、グミ、錠菓、クッキー、チョコレート、ウ エハース、ゼリー、ドリンク、等 化粧品 石鹸、洗顔料、シャンプー、リンス、化粧水、ローション、ファンデーション、リ ップクリーム、口紅、歯みがき、等

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11. 荷姿

黒米エキス-P (粉末、食品用途) 黒米エキス-PC(粉末、化粧品用途) 3kg 内装:アルミ袋 外装:ダンボール包装

12. 保管方法

高温多湿を避け、室温、暗所にて密封状態で保管して下さい。

13. 黒米エキスの表示例

〈食品〉 黒米エキス-P 黒米エキス加工粉末、または澱粉分解物/デキストリン、黒米エキス/黒米抽出物 *食品表示については,所轄の保健所および地方農政局にご確認下さい。 〈化粧品〉 黒米エキス-PC 表示名称:コメエキス、デキストリン

(23)

試験方法

図 3 α-アミラーゼ阻害試験 酵素として、ブタ膵液由来のα-アミラーゼ(和光純薬製)を用いた。活性測定はアミラーゼテ ストワコーを用いて行った。サンプルはあらかじめ蒸留水で溶解し、10 μL 添加した。阻害活性は コントロールに対する割合から算出した。 図 4 α-グルコシダーゼ阻害試験 ラット腸管アセトン粉末(Sigma 社製)にリン酸緩衝液を加え、ホモゲナイズ、遠心分離した上 清を粗酵素液として活性測定した。基質には 0.33 mM の 4-メチルウンベリフェリルグルコシドを用 い、遊離したウンベリフェロンを定量し、α-グルコシダーゼ活性を算出した。阻害活性はコントロ ールに対する割合から算出した。 図 5 各抽出物のα-グルコシダーゼ阻害活性 ラット腸管アセトン粉末(Sigma 社製)にリン酸緩衝液を加え、ホモジナイズ、遠心分離した上 清を粗酵素液として活性測定した。基質には 0.33 mM の 4-メチルウンベリフェリルグルコシドを用 い、遊離したウンベリフェロン量を定量し、α-グルコシダーゼ活性を算出した。阻害活性はコント ロールに対する割合から算出した。 図 6 アルドースレダクターゼ阻害試験 0.18 M リン酸緩衝液(pH 7.0, 500 μL)、1.5 mM NADPH(100 μL)、100 mM DL-グリセルアルデ ヒド(100 μL)、水(295 μL)および DMSO に溶解したサンプル(10 μL)を混合し、30℃で 5 分 間予備加温した。ここに、1 unit/mL アルドースレダクターゼ(5 μL,和光純薬)を添加して、イ ンキュベート(30 分)を行った。氷冷により反応を停止した。その後、反応液の吸光度(340 nm) を測定した。 図 7 糖負荷試験(デンプン) 7 週齢の Wistar 系雄性ラットを 24 時間絶食後、ゾンデを用いてスクロース 2 g/kg 体重と黒米エ キス 3 g/kg を蒸留水で溶解して投与した。経時的に尾静脈より採血し、血糖値を測定した。 図 8 糖負荷試験(スクロース) 7 週齢の Wistar 系雄性ラットを 24 時間絶食後、ゾンデを用いてスクロース 2 g/kg 体重と黒米エ キス 1 g/kg を蒸留水で溶解して投与した。経時的に尾静脈より採血し、血糖値を測定した。 図 9 健常者に対する食事負荷試験 弊社勤務の健康な男性 4 名、女性 3 名を対象者とした。コントロール群は白飯のみを、黒米エキ ス群は黒米エキス-P を 400 mg 水で摂取した後、白飯を摂取し、食後 30 分後、60 分後、90 分後、 120 分後の血糖値を小型電極式血糖測定器にて測定した。対象者の空腹時血糖値は 70〜100 mg/dl で、年齢は 21 歳~46 歳であった。

(24)

図 10 エラスターゼ阻害試験 黒米エキスを蒸留水に溶解し、DQエラスチンがエラスターゼに切断される量を測定した。60 分 後、励起波長 485 nm、測定波長 530 nm で蛍光を測定した。 図 11 コラゲナーゼ阻害試験 黒米エキスを蒸留水に溶解し、PZ-ペプチドがコラゲナーゼにより切断される量を測定した。酢 酸エチル層の吸光度を測定した。 図 12 ヒアルロニダーゼ阻害試験 黒米エキスを蒸留水に溶解し、ヒアルロン酸にヒアルロニダーゼを作用させた。P-ジメチルアミ ノベンズアルデヒドと反応させ、吸光度を測定した。 図 13 チロシナーゼ阻害試験 ビタミン C 溶液に規定した量の黒米をエキス加え、この混液について試験を行った。チロシナー ゼ(マッシュルーム由来)溶液に添加し、L-チロシンからドーパキノンとなる反応を測定した。ド ーパキノンを吸光度で測定した。 図 14 メラニン生成抑制試験 マウスの B16 melanoma 4A5 細胞を乳酸ナトリウム添加培地にて培養した。次に、メラニンが見ら れなくなった B16 melanoma 4A5 細胞を、乳酸ナトリウム無添加培地に黒米エキスを添加して培養し た。培地を取り除いた後、1N-水酸化ナトリウムを加え、100℃で 30 分加熱し、吸光度を測定し、メ ラニン量とした。 図 15,16 白髪染め効果 処方によって作った染毛剤を試験毛に塗布し、40℃、15 分;室温、5 分処理し、染色毛とする。 1.染色効果:染色毛を水洗後、ドライヤーで乾燥させ、目視にて染色性を評価する。 2.毛髪への定着性(色持ち):染色毛を水洗後、ドライヤーで乾燥させ、ラウリル硫酸Na 水溶 液(純分10%)に 15 分間浸漬し、水洗後、ドライヤーで乾燥させ、目視にて定着性を評価する。 図 17 SOD 様作用試験 黒米エキスを蒸留水に溶解し、SOD テストワコーキットを用いて測定を行った。 図 18 DPPH ラジカル消去能 黒 米 エ キ ス を 70% エ タ ノ ー ル に 溶 解 し 試 験 を 行 っ た 。 黒 米 エ キ ス を DPPH(1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl)溶液に添加し、DPPH 溶液の退色を吸光度で測定した。 図 19 還元型ビタミンC 減少抑制効果 還元型ビタミン C の初期値を 100%とし、40℃遮光加速条件下で保存したサンプルを 1, 2, 11 日目にサンプリングし、還元型ビタミン C の残存量を、高速液体クロマトグラフィーを用いて定量 した1)。 1)衛生試験法・注解 2000 日本薬学会編 p219〜223

(25)

図 20、21 ポリフェノール含量の測定

あらかじめ蒸留水で溶解したサンプルを食品機能研究法記載 Folin-Denis 法により測定した。標 準物質としては没食子酸を用いた。

(26)

製品規格書

製品名

食品

本品は、イネ科黒米(Oryza sativa Linne)の種子から含水エタノールで抽出して得られた粉末 である。アントシアニン等のポリフェノール類を含有する。本品は定量するとき、ポリフェノール を 15.0 % 以上、アントシアニンを 5.0 % 以上含む。本品は水溶性である。 性状 紫黒色の粉末で、特有なにおいがある。 ポリフェノール含量 15.0 % 以上 (食品機能研究法記載 Folin-Denis 法) アントシアニン含量 5.0 % 以上 (比色法) 乾燥減量 8.0 % 以下 (衛生試験法、1 g、105℃、2 時間) 純度試験 (1)重金属 20 ppm 以下 (食品添加物公定書、一般試験法、 重金属試験法) (2)ヒ素 2 ppm 以下 (食品衛生検査指針、ヒ素試験法) 一般生菌数 1×103個 /g 以下 (衛生試験法、標準寒天培地) 真菌数 1×102 個 /g 以下 (衛生試験法、ポテトデキストロース 寒天培地 クロラムフェニコール添加) 大腸菌群 陰性 (衛生試験法、BGLB 培地) 組 成 成 分 含有量 黒米抽出物 50 % 澱粉分解物 50 % 合 計 100 %

黒米エキス-P

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製品規格書

製品名

化粧品

本品は、イネ科黒米(Oryza sativa Linne)の種子から含水エタノールで抽出して得られた粉末 である。アントシアニン等のポリフェノール類を含有する。本品は定量するとき、ポリフェノール を 15.0 % 以上、アントシアニンを 5.0 % 以上含む。本品は水溶性である。 性状 紫黒色の粉末で、特有なにおいがある。 ポリフェノール含量 15.0 % 以上 (食品機能研究法記載 Folin-Denis 法) アントシアニン含量 5.0 % 以上 (比色法) 乾燥減量 8.0 % 以下 (1 g、105℃、2 時間) 純度試験 (1)重金属 20 ppm 以下 (第 2 法) (2)ヒ素 2 ppm 以下 (第 3 法) 一般生菌数 1×102 個 /g 以下 (衛生試験法、標準寒天培地) 真菌数 1×102 個 /g 以下 (衛生試験法、ポテトデキストロース寒天 培地 クロラムフェニコール添加) 大腸菌群 陰性 (衛生試験法、BGLB 培地) 組 成 成 分 含有量 コメエキス 50 % デキストリン 50 % 合 計 100 % この規格及び試験方法において、別に規定するものの他、外原規通則及び一般試験法を準用するものとする。

黒米エキス-PC

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商品企画からOEM生産まで

お気軽に、ご相談ください。

オリザ油化は、健康に役立つ機能性をもつ

食品素材の開発をめざしています。

多品種の機能性食品素材を生産し、多くの

食品情報を有しております。

お気軽にお問い合わせください。

製造発売元:オリザ油化株式会社 本社 〒493-8001 愛知県一宮市北方町沼田1番地 TEL(0586)86-5141(代表) FAX(0586)86-6191 URL/http://www.oryza.co.jp/ E-mail: [email protected] 東京営業所 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町 1-24-10 大東京ビル 5F TEL (03)5209-9150 FAX (03)5209-9151 E-mail: [email protected]

「本資料は、学術的なデータ等に基づき作成しておりますが、当該製品を配合した消費者向 け製品への表現については、健康増進法や薬事法等の関連法規に従うようご注意ください。」 *本書の無断複写及び、流用は、著作権法上の例外を除き、禁じられています。 *本カタログに記載された内容は、都合により変更させていただくことがあります。 * 今回の改訂箇所 ・ 黒米エキスの白髪染め効果について追加(P10、11) ・ Ames 試験データを追加(P15) 制定日 2002 年 9 月 27 日 改定日 2010 年 9 月 24 日

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黒米エキスカタログ ver.4.2SJ

ORYZA OIL & FAT C HEMIC AL CO., LTD. ORYZA OIL & FAT C HEMIC AL CO., LTD.

図

図 10.  黒米エキス,cyanidin および peonidin の可視光誘発視細胞死抑制作用  Mean ± SEM (n = 6). N, normal; C, control
図 12.  黒米エキス,cyanidin および peonidin の VEGF 誘発 HRMEC 増殖抑制作用  Mean ± SEM (n = 6). N, normal; C, control
図 13.  黒米エキス,cyanidin および peonidin の VEGF 誘発 HRMEC 遊走抑制作用  Mean ± SEM (n = 3). N, normal; C, control
図 15.  黒米エキスの HRMEC 増殖・遊走シグナル抑制作用

参照

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