――目次――
1,
口絵,新薬師寺本堂薬師如来
2,
猶太宗教思想上のコヘレツ（Qoheleth）の位置,日野真澄,Masumi HINO,pp.1-25.
3,
吠檀多精要と十五章篇（下）,金倉円照,Enshō KANAKURA,pp.26-42.
4,
現代神学の方向と課題,菅円吉,Enkichi KAN,pp.43-58.
5,
十二部経に関する研究,林屋友次郎,Tomojirō HAYASHIYA,pp.59-84.
6,
名と不滅観（下）,原田敏明,Toshiaki HARADA,pp.85-96.
7,
梵文金光明経を読む,泉芳璟,Hōkei IZUMI,pp.97-116.
8,
宗教に関する生蕃習俗の採訪,宇野円空,Enkū UNO,pp.117-128.
9,
宗教心理のある見方,J.C.Flower, An Approach to the Psychology of Religion,岸本英夫,Hideo
KISHIMOTO,pp.129-134.
10,
薬師如来の信仰と新薬師寺本尊,稲葉茂,Shigeru INABA,pp.135-140.
11,
エミル･セナール氏の訃,赤松秀景,Shūkei AKAMATSU,pp.141-142.
12,
新刊紹介,巻尾pp.1-9.
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⋮錮溌コヘレツ︵冨ニー︶の位置
日
野 眞 澄
コヘレツの著作年代
吾人がコヘレツの約杢ポ数‖心別井に於け一匂佗軍で知らんとせば．先つ苅著作年代一で桝に廿ねばへ︶ らね。木訳＝がソロ電ソ王の作でへ㌧い≡−iは今口の草界に於て荘定し三桁マある窄∵然らば是は日時頃の作であるかと云ふに、如何にしても以士嘲告やぷ希来蔚記㍍代志略等と同時代に蟻†ペき紀元前
四世紀以後の作なる恥は異論のへ㌧い瓢でぁろの一けヘナっす丑ハ語法︰㌫㍗し郭約文草の後に現はれた一？、 シュナに期すと認められて居る敢、之′で波斯時代の作であろと宥徹す老︵例へば︼ぎき芋＝雪ご・〒 一彗㌘≦一ニーニl洞弓−G㌻エ一三−・㌘写≡S︰1⋮一︶ と、之一で希根時代の作であろと踊する者︵例へば一≡一身・ ゼ一つr−1．−1≡言っこハ一一つ＝つコ一声⋮竜一−G−つり≒−宇≡l−芽rこ乙、︵﹂2・＝≡こ一芸享−宣ハつ一っーーノ宴孟V︶との 二和に分ち得るのである。而して批評の大勢︰h漸次希猥時代であると新保†見描が強く∵つて居る ので今0。亨︼で吾人は木部の著作期一で以て熊館山大帝以後と宥撤し得べしとにす一り。而して何時 ㍑ 頃よりも以前の作なろや之一で定め得べきかと云ふに、単にして今＝にては﹁シラクの子イエスの智 強大票京思想上のコヘレツのせ正3ユl 拾太宗釈思州ヱの三レツの位㌫ 二 慧L即ち︼㌢︼‡㌻貧c＝″Jlエコヘレツ一で知って居仁と宥侃し㍑べき鞘山ある・で以て、コヘレツはイエス の和慧よhソ・b以前に芽lまされて潜ったのであ一り主警けわげ⋮ら氾。綻者が前部に掠れりと宥徹すべ き叩山は両者別の郊似㌫が若しいの一小ならす統糞か前窄で邪街したのであると思はねば左らぬ鉛が あるからでぁる。左に丑ハ例をホす串とする。 コ二輩四郎﹁世に去り世l三光ろ、地に永久に長存圧り﹂如＝托二机茹一八節、†、れぃろ．揖に在へ上る繰の裳に・して式−こ成整， るわり或ほ落つるものわ一〇が如く、血肉の根l＝も或lI絡㍍l二泊るもぁり或l工学；もわり﹂︵智慧よりの引州文に日野り詣文で わる︶ コへ三葦七箱﹁獣†に時ぁり誹るに時わり﹂ 衝撃6茹五∴ハ、嘉川﹁軍し／よ．t藩ミ卵子h一・ごぁり、多古に・し−＼人l＝㍍に・りゝわり。武人に答ふ．へきに非ざるが故にとか音 ち馴・し．已の畔就だ到らざ−″わ知って獣†ろわり。賢常に昨日引聖，ろまてほじか舌わ抑りれ．ご＼多言誉・患者一た時みu 応†る＝一−互・し。﹂ コへ四謹八前校隼﹁咄岬我に誰か乃カl二分てろや、何ミて我ほ心む禁まぜざ・竺？云々﹂ 軒㍊︰門許由如﹁已か㌫・l亀わ欺さて競ろ新にい已の肘館み率ぃり叫にい損封†ろ他人の抗わに貯金ん．†るが如・し﹂ コへ五黄二節﹁汝榊の別に宥てに折々・しく［〓む捌く勿れ⋮・：：⋮⋮・・汁り㌃わ少化から・しめよ﹂ 餌㍊七幕∴m盃﹁蓑〟bり郎l︰入り／しl工β・、の∴．iiち罪了ろ勿ト、紹l二㍍・〃桔に㍍萬イろ勿れ﹂ 已C コへ七恭一四蓑﹁串︰川わろ＝にほ望∧、祀拾⋮んる日にほ考へよ。持に比の二甘ち〓交錯へ一＼昨こn−㌔﹂ 軒堅ニニ諌︰m、︼九榊節︻津島心ご．性に死ご、相即誓，ぐ針目ハふl︰罪人ミ、雅人に駅紳矢ヾ、棚引叫了。華︰⋮者の吊光な列 †るにL亦之に机ふぺ亡、菰・し二ご二、，、柵射・し町ヾJ乙ご州動力ヾ巨け在り﹂ 叉川二薪二門訂﹁ポl勺lこ正副相反匹†、紳lこ桝−りわも不卜九仝l：∴仁ス一にに非†﹂
了へ九ホl五．二ハ節﹁⋮⋮・時に色り中に一人の智慧わ・0許さ人わりてその軒慧わもて邑む耗ヘリ。携ろl＝錐わりてその年し †〆 き人わ記念沌ろもの無かり・し。見に於て靴音ヘリ、℡慧ほ動力に愈る者Ⅵりキ。恨・しかの焚き人の斬怨ほ鮫祓壱られ、モの音 調l王妃かれざりJ光り。﹂ 軒慧〓ニ璽〓、二二、二三前﹁富めろ人倒れんご†ろ時ほ其の友之わ支持†．へ・し。されど箪しき人胱lこ倒れ布け解け英次に 上りて突さ落さるべ・し。富ゆる人倒れ叱け多くの拉朋新税l工るぺ・し。彼最ひ云ふ．へからざろ耶む遁．へtり寸−て衆人之み招解了 べ・し．℡さ人滑る時l工人多く之わ昆ひ。社規ひ噛りlの言わ吐くヾ−も良な特ろに由布・し。富人口年別けけ萬人皆化托戯了。而・し く見l英人の終る併l工人々之わ餅那の上まで識共†．へ・し。一亡れど質亡き者ロみ開けば、同C人々ほ﹁此の男l工具・して何人でわぁ か﹂軍詰問†．へ・L。彼若J倒れ互げ衆多の人に彼む倒さんが伍ゎに動力†ベ・し。﹂ コへ一一節十前﹁練り心より克な去り汝の月より虫・しき備わ除け。﹂ 軒歳三〇第二三筋﹁汝の⋮用魂み失く・し一〃、練り心み慰め．汝より悲真な箪さに迂ひ去れェ。蓑・し悲哀に多くの人み死に二束ら・し むろ筍に・して、其岳にに何等の利八蝕も布けれけ叱り。﹂ コへ一〇革八軒﹁坑む削ろ着lエロら之に吊り、石垣み毀つ者l‡蛇に攻れん。﹂ 軒是二七轟二大抑﹁坑む細ろ筍l工之に椙−I闘わ設くる者l工之に捕へらろ．へ・し。﹂ l コヘレツとイエスの智㌫とには斯の如く新似の文節なき一で以て、吾人は此雨新一で似て各々燭立に 作製せられた老でぁると宥仮すペきではない。然るに後者の文は概ね前者の言射を訣別したのかの 如くに思はる程に捕々元長に洗る∼軌ぁる一で以て．捜索一で以て前者に仕ったのでぁらうと列せらる るのは止む一で得ヘーいのでぁるが、希伯凍語群者の附に在りては語法上枝嘉一で以て前者に基くとの諭 ㍍ は諾しく諭せられて尻乙ので今○。そこでW身︼︼t−筐︼乙−tel・−三色訂ニe等の却者ほシラク．の子イ 狽太宗歓思想上のコ︵V’の世塵
∝娼 エス︰γnへレツ一で知って居ったに和辻ないと断定寸・・りぃである。 串にして﹁イエスの和㍊﹂の新作年代は吾人路に之一で推定し得・Qのでぁる。﹁劉慧﹂の作文に捕れ ば﹁和慧﹂の茅部だるイエスの孫同名イエスヘ㌧る人ほイクエルダテース玉の 三十八年に瑛及に移化 し苅後臨もなく其親父の著作なる﹁劉慧﹂を粧詳したのであると削岩して㍍るのであ一〇。而して在 位三十人年の長きに亙れるイクエルグテース打了ろ王はコ乙c⋮ヽ ︼シ．つー・耶三eよ∴恍の・けでム∵るから、此 王の三十八年を計算するは困難でないのであ・つ。此等は紀元前育三十二年に該舘す・Qのであ・Qから、 ﹁豹慧﹂は邦枝問もなく希胞語に鵡許せられたのである。そこで元11父イエスの頂碁は孫イエスの緋鐸 に先つこと彼此五六十年であらうかと想像して見れば、机父が﹁恕慧﹂を著作したのが紀元前小人 十年以前と列せねばならぬ。即ちコヘレツは葦館山大‡の死せる頃︵紀元前三下二十三年︶より紀 元前常人十年までの問に番されたと云ふべきである。之よ・りも範園一で紬めて諭せんょせば随分加⋮埋 なる想像一ざ志にせねばならぬ。何となればコヘレツの中には脛史上の串侵に言及せbと‖心︰“・Ql榊
．
虞は左の三に過ぎないが其中の執れにも具俄的に何年の何・で指すのであると確定的に断言が出水ぬ からである。基三脚蹟は即ち 川由盲〓三乃至一五節﹁貧くして賢き束子は老て愚にして謙一で納れざる王に愈る。彼は獄牢ユり 出てゝ王となれり。されど英国に生れし畔は発かりき﹂ 檎太宗牧思想上りコヘレツの位迎 四拘九茸二二刀至二ハ節﹁⋮・⋮・技に山側の小き︰巴ありてその中の人に鮒かりしが、大へ㌧る※之に攻 め凍りて之・玄関一け、之に向ひて大なる㌘揖を建てたり。昨に︰巴山小に︰人の恕慧ある貧しき人あり †．ホ て英の和慧一でもて邑■で欽へり。然ろに誰・のりてその許しき人を記念l専一匂新へ㌧かりし⋮⋮；﹂ 拘︰○葦一六一七折節﹁北ハの王は葦子にして北ハ・り楳仙は朝に余一で鶉†机よ．汝は棉た・0哉。その ほ∵上 玉は八封放の子又北ハ・り候伯の酢ひ黒む男め仁らす力一で舶ふ勇めに二適宜き畔に金一で鶉†観よ汝は煎へ㌧・匂 かぢしでぁろ。然るに拘の記折は撃破と見られ拍拒もたい程に股陀に一り叙述であ・匂が之一で侶史的串 作′で指†のでぁると列する草新も一のる。例へばヒッツヒ︵−≡含︶は之を以て紀元前二︰八年スリヤ 王アン一7オカ三二世がドル一で攻㌍したの一ざ指したのであると諭し．ブランク〝︵〓1⋮一−一言︶にアンチ オカス七世が同市一で攻窮したのを指したので一？らと折じ．フリードランデル︵芋ぎニ⋮ぎーc−・︶は紀元前 二〓左廠海人がシラキュース市を包凶せる，で指したのであろと云ひ、ライトつ一、こ号︶lまアペル べッ†−カ︵L；早宮c什巳⋮己一．捜せ耳纏密二〇章一五節より二二部・三丁参照︶一ぎ指したのであらう と論じたれど．アン一7オカ三二世のドル攻軒に於ては寸描トループオン︵ゴylユー⋮︶が散々に迫ひ退 はされて迂にドル市より逃走したのであるから、市が救はれたと云ふには紺々不釣合と烹はねばぢ らぬだらうし、アンチオカス七世は紀元融〓ハ四年珪れで山二九年に死した人であつて二．・︹エスの ㍍ 知恵Lの芽件期よりも後年の一郎へ与れば問題にはならねし、二〓一年のシラキュース包別に於てはシ 猫大京秋思惑上のコ︿レク￠位改 五
約火宗放川小点上のコヘレツの位葦 六 甜 ラキュース市は隋落したのでぁるから是も問題にへ与らぬし．アペルべツマーカのき1iはダビデ王の時 代の⋮日米串でぁつて少々ホきに過ぎはせぬかとい懸念もハ言−にあらわど．古き串は未来のナーiで㍍い ▲﹂﹁ノ から．之■ビ引合にせられね筈ほへ甘いとしても、北ハの昨市一で軟一♪た人に舅如でぁつて男ではないので あろから．nへレツはアペルペツ7−カの輩を指したとも所張る鐸に如くまいとM心はれる。 然らば川は如何なる姉勝一で指すのであらうかと云ふに是は川と揖結して考容せねばへ㌧らり串でぁ らうかと思はれ・㌔阿井〓二部にあ・匂﹁貧しくて賢き宣子﹂は果して何人一で指し、﹁悪て患にして談 を納れざ・匂‡Lに誰に普一匂ペき之に就いては舌雑草者の想像が途力もなく及たに流れたのであ・Q。 獅大のキ典クルグム︵T三・讐ヨ︶は之・で以て囲剰アブラハムと巴比倫※観の創設粛ニムUツド一で封比 したのであると吊ったのでぁる。獅太のミドラ′シユ︵頚部の誹耶一で翁せる宥此ハ︶はヨセノと扶及王 との比較だとか或はダビデとサー三上とを引合にしたのでJ？匂と云った。然るに近世的誅耶むコヘ レツに施一Jして茶名なるグレワッ︵Gr詳︶は獅大のへロデ大王と邦子アレキサンドルと一で指したの であるハ㌧どと奇抜の諭・で唱へたが、是では伶り稜代まで引き下げてしまふので到胱考慮せら一りべき ㍍他の意見とは思はれぬ。然るにヒッツヒ︵︼コI倉︶は﹁貧くして賢き粟T﹂は紀元前∴Yr五年齢五 歳にして瑛及※位に帥けるトレミー五胱エビフ† 矛−ス︵−︸三つ＝ヽノ1きキー≡⋮一⊥一で指し、﹁老て忠l二 して謙を納れぎ一り※﹂は紀元前∴冨十人年スリヤ※ァソテオヤス火※︵ン＝こ＝・㌻7 ︼〓︶に批∴て投
に椚太闘士を失ひたるトr、、−即位釦ち7ヰラトル ︵−一t＝︼つ⋮y Iく︼≠己き弓︶一竺指したので一の一心と論 じた。ヒ，ツヒは︼○栄一六節に於て幼窮な一り﹁王として描かれたるは瑛及のトレ・て一正世である
と邪催し、横着なる腫臣等は幼弱へ㌧一ご王を摂して紺色に耽り朝ユタ遊蒔気分にへちて慮るのであ
ると断じ．一七節にある幸福ハ㌧る王を以てスリヤの王アンチオブ三二世︵大王︶を指すのであると看倣⊥た。蓋し紀元前石丸十人年アンチオカ
しめた昨は約太人大に之・で歓迎したが焉めである。基地クヰソクテル つ一、ぎ≡つr︶のアンチオカス 円世エビフ∵ネースと︵A邑⋮乙≡ひHくぞ号己1且紀元前〓ハニ年1㌻クー五〇年までスリヤ閉の王た りしデノトリクス一世︵冒metri＝通︶と・ぎ指せる新なりとの説や．ハクブト︵︼f2一−一t︶・のアン一7オカス、 エビ7†ネースと紀元前首五十年より甘四十五年までスリヤ王位にぁらたトしアレキナン〆〝、ノ ラス︵A︼e蔓−合材︼㌢−迄︶とを指すのでぁるとの設の如きは．アソキサンダルでブスが頁l販より身一で 起したるを思へば如何にも此場合に常飲ウQ秀めに．は巧妙へ与る訣でぁるに相違なきも．如何∫にせん 共時代が﹁イエスの智慧﹂の著作時期よbも棍になるのであるから、之一で琶常なる説でぁるとは列晰し符ぬのである。然るに﹁イエスの智慧﹂の著作時代よりも前にして兎に角に重犯でないと思は
れるのはと，ツヒ改でぁつて彼は幼弱なる王一ざ以て侠及のトレミー五世を指し、老愚の王を以てト 調 r・、−阿世をしたのでぁると宥僻すのでぁる。されど一概僻造之沓に現はれたる記串は少しも何年 狼火霜歓思想上のコ︿レこZり位並封0
八
豹太宗軟思想上のコヘレツの位証
であると別記せる所もなければ亦固有名詞とても吏になき抽象的叙述に過ぎぬのであるから、ヒサ
ブヒ詑でなければならぬとは断言し得ぬのである。兎に角に吾人はコヘリツ全茄を通じて変闘的控
紳め費鑑あるを見ぬのであつて紳︵希伯密語のエ℡ヒム︶は三十七囲
も現はて慮るに拘はちヤ、於
太人．の血・竺誘かし、肉を躍らすべき閉紳の名たるヤプエーの名滞は一回も現はれす、又獅大人の泌 Lソ・⊂したるイスラエルの耕耽も・或は本文でないかも知れねと思はれぬ⋮1iもない〓単三訂に於て極めて軽く、唯一回のみ用ゐられて居る訪を考察すれば、是は如何にしても†カピー兄弟が鱒冗前
雪ハ十七年同胞一軍率ゐてスッヤ蚤アンチオカでエビ7丁、オーまA一lt訂︼岳E−一乞重宝︶に反旗を描げ蓬に堂々と猫立職守を軍富したる結果として愛閉の熱誠一時に全図に㍊まりし前でなければならⅢ
と思はれる。マカピー以後になれば到底斯くも冷静なる経度で撃を執るが如きは統合心理上の普崩
現象であるとは思はれないのである。そこで吾人はコヘレツの著作年代を以て紀元前二部年前後手
あ㌃と判じて大過なかるべきを信するのである。果してコヘリツが紀元前二百年前稜の作でかる∫
せば∵是は正し掛太閉民が最も虐政に苦しみ、何時まで待てども、．決して夜の明ける見込みの附盲 粂ね．たる掛太民族史上に於て鼠も暗黒なる時でぁつた。意志の剛促にして紘山蓋世の英雄と解せ仁るに相應はしからぎる智者コヘレツが人生暫悲況したるも決して故のない矩ではぁるまい。
コヘレツの原始状態は如何存丁りしや
フヘリツには正統思想と異端系の成想と相濫じ、抗露なる伶増税と自然的快塁附心想と交錯して居 る。是れ始めて之・で荊む宕をして其の矛盾を如何に節すべきかとの疑戎の合一で起さしむ一︺に至・0所 以である。加之．コヘレツには時々後世の挿入なるべしと想はしむるに苧り節句が混入して火舵の
る朗と雪のに江要言でゐ︰らう。例へば壷＝議二重∴節以→二〇管で三軍○管り
． 論脈を妨ぐ一っこと少からぎ・Q老の存することは精諦着め等Lく成する所で一のる。ぞこで辟然起って 凍る問題は脱胎コヘリツ本は果して如何なるもめであったらうかと云ふ郡であ・り。抽言すれば後世 の加部は果して何庭にぁらや、如何なる節句を醐除せば文意は略述すべきや等の疑問の起・Qのは吾 人之を制止せんとして遂に制す一〇を持ぬのでぁる。 付んでも偽造之沓を通読して本部中に一人都一で用ゐて説述した・ん場令と三人祁を用ゐて然か刃せ 、 ︼g牒与、 lニ輩；節上り二二管モ、四輩〓甲−り門前土で、五菜一一八節、大聖節、七発言節、二三錯より二八締まで、八輩 九、−〇．〓ハ、三桁．九孝一、〓、〓三望十牽束鱒り如きは前者の例でノのろ。〓小謡より十訂よでの 如き二軍〓ハ節、三章一節上り九節まで四輩九節上土四節まて五菜〓㌢り七管モ六茸三節より〓霹まで七蔀 〓耶より︼川筋与、七草〓ハ苧・り二二管モ入軍二節より八前まで一〓踊より一円締まで．九茸四諦上り一〇節よで一凹管ヱ入管で一〇輩蒜トリ表まで入管リニ○讐で一三卑七、八鞘鋸三軍毒九管り蒜前の如きは
封l 後者の場合である。而して︼人柄で番いてある所は概して原始；ヘレツの文でぁらう。而して一人 ♯大岩軟思想上￠コヘレツのせ毅封3 豹太宗歌‖小想上のコヘレツの位証 一〇 祁で古いてあ一り踵に於てはm心想は一斑して屠って、北ハ悶に矛盾は怜りないやうに思はれ一〇。然るに 吾人は第三人柄で飛田いてあろ部分に於ては従々第一人稲で記述せろ部外に現にれたる思想と矛爪す ・一瓢のあ・りを発えろのである。二葉二宍節七栄一八前後車の如き．入幕五節一二軍九前縁牛、一二要一節 約牛︵﹁造韮﹂・で正しいと根足しての三−iである︶一二章一士、一四釘の如．きは基の所である。而して箪二 人稀にて叙述せ・0部分に於ても川若者が原理原則を述べたる場合と何者新の成靡−1小が準正に不泣慮に 叙述せられて珊々勢に過ぎては居らぬかと思はるゝ程に高潮に通したろ際に乱ハ駿鉾一で綬和せんとて 之に反封な・り正統諭の企科玉伐らしき格言一で附加したるに非すやと祉はしむべき場合とが一の一〇。一 章一節より二鈴までやこ完単一節より九帝までの如きは川の所であ㌻ク、二栄二六節や八茸五前の如きは閂の過 例であろ。兎に角にコヘレツにあ♭ては之を獅大の光場ユも云へば左相的なる智東型のm心想が木枕 であつて、右穐的へ㌧・Q撃︰．︰新型又は葦宕型の思想は本流の横溢せんとすろを牽制せんが秀めに用ゐ られた・〇梯系の洗たるに過ぎぬと云はねばならぬ。故に吾人は梯系の洗を削除して先つ異に本流の みに道元し、而して基本渡の思想的醇緻・ぜ指摘すべき必要が・のるとlt−心ふ。 付近之北‖中に橡穂の加算の散在す・0ことは今日と行了りては二椛に批評群衆等によりて認められね ばならぬ稚に判明となれる元−鞘柄である。唯諸家の聞に意見の相違するは川本基中の執れ・で似て斯る 加坪であると邪撤すペきや1三石ふ問題と吏に勒加筆一で光梢に分銅すべきかと︰㌫ふ問題とに就いてゞ
封3 ぁる。ヘルデ〝︵T一つrぎ︶アイクホルソ︵苧〓−∋︶クエネソ︵︼ハ一一つ＝つn︶等は．之一で以て高等伏禦論者 と浮世的淫輿家との問に行はるゝ封訪でぁると茄伐し．ピッケ〝︵︼≡ハつご︶は一入八四年に英語コ≒
’、レク
ー︸邑官r字りr㌢；ノくerニ1d窃︼︶−一乳じこ存在界の償偵 原稿が没すて排列せられたるが焉めに現状の如く思想上の混乱を凍たしたのでぁると論じ．♪クブ エP⋮l夢色︶は一入九四年﹁ヒラデルヒヤの東洋棋聖部の東洋研究﹂に於て佃造之部には厳密の 意義に於ける著者は存せす、本書には六禰位の異なる類型に威する文章が散在し．・按々に純合せら れて居ると断じたのでぁる。然るにゼーグブリード︵D・C・S茸コ・ぎ一︶は一入九人年基著ヲ乙官r ∃≡l。︼一el宣︵侍迫之寄と雅歌︶に於て玉柏の原始史料一のりと論じた。e−−ちⅢ反射太的根性軌、閂イ ビキュラスの快斐故にかぶれたるサドタイ泥の人年取．阿智慧文革宕の格言集．川脚太のカシュデ ム︵清教徒の如き一泥︶煮の正統的敬軸取、何誌符老等の文部が漂々に純銀せられたのが中心的文飲でぁつて荷は其外に修正若二人七出版寧一人との加筆が先ひ知らるゝと論じ、結局九人のチで新
はしたのでぁうフと断定したのである。似て本番に対する批評革者の論鋒が尭何程に鋭く向けられ
て居るか一ぞ察知すべきでぁる。
吾人はゼー〆7，−r氏の如く細故に亙寸て之・で寸断すべの必要が今Qとは思はないが、之に後世の加畢ぁるは判明なる串でらつて其加並の性貿の如何へサ○者なるかは佃造之審の奥音叉は扱文を
狛犬宗教思想上のコへV’の位置熟女宗散忠恕上のコヘレツの位設 〓− 甜 精査せば、略ば鬼曹が附くと㍊ふて居るのでゐ・Q。奥評とは十二蔀九節以下リノ文一ざ云ふのである。 云ふまでもなく−コヘレツの本文は山章二節の﹁室の蛋、在拘寅なる哉如て蕪なし﹂を以て始まb ︵一節にぁる﹁ダビデの子ヱ〝ナレムの王﹂及び二節の﹁樽泣訴言くLは勿論出版衰の加肇でぁる。 脱始コヘレツには一節にある﹁コレヘツの言﹂とのみ簡煎に薪を打って居ったのかも知れぬ︶．十 二幸の八節にぁる﹁客の象なる哉皆な峯なしし︵八節にあj﹁コヘレク云ふしは出版衰の創部である︶ を以て終りを告げて居る。そこで九聯よ♭はゴヘレツ以外の人の披文又は奥審であると列せねばな らぬ。此奥書は箱々長いけれども便宜上今之一で左に特我する。 九節よb十関節までの奥番は勿論原始コヘレツの文ではない。筆者はコヘレツを﹁黎慰めろが故 に云々﹂と第︰二者の式場よb虹て之を詐傭しコヘレタは﹁智者﹂のl人でぁるに軸連なしと詔明し． 彼も常時﹁智者L闘の人々が一般に超したらしが如く多くの壁一ii一で作ったが、共役言は執れも輿無
でろると打別して之を天下に推薦したのでぁる。云ムまでもなく難者は振出コヘレツを拭鎖して基
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’ヘレプ ’ヘレク 九土t付近菊l工軒諾わあが故に根lこ知或み厳に軟へ㍗リ。彼l工心わ邦ゐて諒n究ゆ、許多の放言む作れり。十作法老lェ野ゆ て位発き首詞み求めtり、モの祇き・しそし㍗る者は正正く・して眞栗の官話耽り 十一智者の首措ほ刺締り如く打水の師￠打ち合る釘の如くに・して一人の牧者より出竃・し着耽り。十こ我が子土塁等上り訓絨 はて か受け1．多く郡わつくiLに意・し写し、多く拳べば紹絞る。 十三郡の全織￠録†る併ふ痕くべ・し、云l‡ゞ紳わ畏れ其の絨食む守れ、是ほ誰の人の本分たりさ吉紳li︼切の行瓜在らぴ に一切の広持主る慕ふ塞嘉一−もに箭列き給ふ叱り．〇15 精神に同意し進んで成く之・で世人に紹介せんとて此絞文■で聾Lた脱怨；ヘレツの出版者賂の人でぁ
る。而して此人の加蟹は九、一〇雨節にて完了したと云ムベきである。そこで吾人はコヘレツ損文
が世に於版せられたりし昨は一二葦一〇節の虞で終ったのであると信す・匂。第一級文即ちⅠは何産
までもコヘレゾ一個人に就ける批評若しくは推薦の射であ了勺。
然るにⅠに現はれたる出臍者の物せる第一級文一で試みて之にて飽き足らぎる一で成じ更に第一一段文
Hを附けたのが二、一二雨節である。此の野一班文はコヘレツー人・ざ相手として彼にのみ下した る枕許でなくして．﹁智者﹂開合鱒三種めとして北ハ階級に封してに下したろ文射である。故に琴一 級文の趣旨は騒にnへレゾと祁す一三冊の事物にのみ下したる僻でなくして．廣く壁ヂで始め、約 官記や．イエスの和慧や、ソロモンの智慧等にも及ばして論じられたのでぁると机ろのが至帝⋮であらう。第一級文の聾者はコヘレツは﹁任美し皇一一じ詞﹂を求めたとか、或は丑ハの所論が﹁正統にして眞璽﹂
であるへ与どと耕して極めて鄭重にして上品掌ら而して月並の鮮命を用ゎたのでぁるが、坑二級文の
筆者は其祝祭鮎が精々江別であつて智者の致訓を或は﹁刺鞭Lに此し、或は﹁釘﹂に昏へて居る。以て彼が智者の一人耽るコヘレツの辛辣なる兵端凪の色彩あぇ奇警の言節に対して舶皆の注意を妨ひた
るを知・芸きである。筆者は世の熱托者等にしてコヘレツの野で軌て正ち−二之一望炎端でJのると誤解 t．之一で読む●で怠る人のあるべき一ど尭へたのでぁらうと列せねばならぬ。聖者は智者の文は執れも 拾大京敢思想上￠コ︵︼こ三りせ■封6
一日
強大柔軟思想上のコヘレツの位訟
青少年一三鱒陶するに於て大朝ぢ品巨−ある一で信じた・㌫故に・之が辟究の必婁なる・で響†更に進んで智慧文撃とは比較にハ言ぬ程に舵扱学品砧の完璧⋮∵女文革の如きは之皇損むの必要がな
いと列じたので、1多く学芸くれば克し果し・多く草ベビ杷痙‡﹂と結論したのでぁらう。蓑虫怠 は決して如何なる著番にても又研究にても之一で軽んじて琴＝しと云ったのではあるまい。されど 表面より之を見れば、勒もすれば学問一で馬鹿にしたやうに見えぬ⋮Iiもないので争￠ゐ一りから或る護数家が課野で未然に防がんとの目的一で以て箪二級文一で附加したのであらうと思はれる。
彗一班文の筆者は琴一級文の発着よりも鉛榔的護致の精翻に覗かされた人であ・0。多分彼は約大 塊の異境を以て敬紳と紳の意志の螢現たろ揮法を痙守する郎と−二加りと前轍して居ったのであろ。 彼は更に枠抜造守の動機を以て紳の葬列の駐車与る・で碓信するに存すベtと判断したのでぁる。敬紳と津浪と紳の審判の三社一里椎立せしむるは蓋し彼拙獅大数の眞諦七あつたと云ふべきである。察
するに聾者は桁太政に於て紀元前三世紀頃より勃興した一り獅大の・泣邸者とも耕し得べきカ一シダム
︵Ch邑i−ロ︶煮に屈したる人であらう。タシデム㌫の人々は桁太民族間悶に希脱文化の琵潤するに辻れ、折太魂の柘ぐ衰へたるを概して律法を令室し開家の典鱒で韮大成するの必撃で描成したる変同者で
あつて此連中は後に至盲てバリサイ派の源泉と成トたる着である。蓋しコヘレツは紀元前二前年前
校に著はされたのであつたらうけれども．容易に桁大損典山小に容れられへ㌧かったのであ・㌔〓心恕34丁 の寛容仁・〇ヒレ〝泥︵買−1e−︶は之一で敬重したれども．思想の狭陰なるシャム†イ涙︵S︼一⋮mヱは之 を排斥Lたbしが秀めに．紀元後第一位紀の終頃に開かれに・〇ヤムニヤ︵−⋮−−i芦︶骨誠に於て獅太政 官が之一﹂品陣容するに至るまでは桁太緯奥の外に拝外部︵−⋮ュ訂g2莞萱l︶として束雄ひせられて慮った のでぁる。是れ主としてコヘレヅの思想の左傾的なるが焉めであつたと云はねばならね。然るにコ ヘレクは一方に於て桁大王囲の第一名君として後世に亨？一号和慧の元祀であると崇敬せられたる †け ツー電ソ王英人が基著者であると侶せられたるが蕾めに、真東なく排斥せらるペきに非ぎる強味が ぁるが・更に何時頃の串かは之・為り得ぎるもカこ コヘレクの著者は中間に於て糀ひ薇烈左右懐疑思想や快異論や御都合ま菜や欲張的なる中郁渡世術 や世間・竺云芸蒜筈詐伍すろ人生軌等と悪戦苦闘せねばならぬのであつたけれども彼は造に之に勝 ちて朋太数の正統ま義を確立せしめたる狩太構紳界の勇士でぁると列せられ、蓬に糾太政の撞典中 に容れらるゝに至ったので一のらうか。 以上論じたる所に由らて之を取れば、僧正之沓には門前の異なれる筆者の存するを椴定せねばぢ らnと云ふ謳に仁るのでぁる。即ち左の迫ヱじぁる。 ●
関原始コヘリツ叫一人郡にて叙述したる大部分例へば一章一二筋より二軍孟讐で三軍0警ヱ
四節よで三幸〓ハ節毒二二節まで四章一節より四蘇iで．七節より〓ハ節まで玉章〓ニ、一入節より二〇節まで六章一 七大宗歓思想上￠コヘレこ三り世鑑 ヽ −五34S
一六
狛犬宗敬思想上のコヘレアの牡鹿
三節七草一光挿．二三挿より二八捕まて八草話前句、九、一〇‖狩人葦言、㌫、一七符、九章一竺︼、〓ニ、より〓ハ締まで十茸五上り七節まで
M二人硲にて命令準で用ゐた一土砂分其の多くは邁助字Q。握世訓で一め・り。例へば五栄一、ニ毒八街 まで七草九節、山○顔．〓ニ、︼関節山六、一七、一入節前句九茸七節エリー〇締まで︰○輩〓ハ、一七弼節二〇節一 一幕一、二節．九節上川l二乗八節まで 些二人捕一で用ゐて叙述し天地人生に就ける政和原則・ど説けろ文郎 例ヘビー栄二折より−＝紺よで三 尊蒜1り九締まで二卑節五輩九節より〓諒言で〓望師より一七管モ六黄門小川エリー＝叩まで八茸−四符九軍︰節上ヱハ箭まで一一章三宿より八帝王で
勿論此の外にも原始コヘレヅの文は和語にあるであらう。されど技に列記す乙部分一で苑地として
原始ニレツの思想一で列すペきである。以上の回︵ト︶M一で仝−れば現今の付近之祁の大部分ほ釦−即ち掠 始コヘレツなる串を知・Qペきである。勿論以上何州何に郡れたる文節にても思想上之と湘軍■りる者は之一で毘始コヘレツの内に編入するに於て宅も支障がないのである。
岡原始コヘレツ出版者の加肇．吾人の取る所に瞑れば此出版者は第︰級文′慕︰いた人とーーil一であ る。出股新の加筆と石化さわばぢらね桐踵は除り多くはないから左に全文′で列記する串に了Q。 ’ヘレノ 一幕一節﹁〆ビデの卓エルナルムの‡僻泣宕の言﹂は甲・ふLリ本訴の校地であつて、本文ではへ㌧い。〇19 唯捏鮪コヘレツには﹁コヘレツの言﹂と云ぶ旬の・ルノのつたのかも知れnと云▲サで玉砕⋮と†乙。され 今‖㌧らば小猫者親ら聾物の掠掲・で命名すろのでぁるが、椚大の宥文告の鰐出にHれば新京之一で定め ′ †綾批に至上し之の定められたのが放じ泊で一のるから二郡は後世・り加雄へ㌧一つこと云ふまでもない。 ど北ハ反射に之・で以て椚駅者の加筆であると邪徹されn郡もない。兎に角にコヘレツと云′ルm名は原 著新の創意仁よりて輿へた併でぁつて、出版新が握手に附けに名ではへ㌧い。北ハ和山は〓小一二節に 在るコヘレツは如川に考へても原薪宕の自評であると租ねばハ？りね舶曾山理山があるからで一9Q。 王し一二節に於ては﹁わitコヘレツ﹂と云ひて我とコヘレツとは同一人であって批れに此コヘレゾ ぢる名耶は茄初よト本文に存して居ったのでぁろと列せわばなら爪。是は決して著者が㌫三新の鋭 茄に立ちてコヘリツの墾ど彼此と判断したのではない。本省中たはコレヘツの名は〓坤一、二村拍、 〓議．七軍一七打、一二軍八、九翻打と合計大河用ゐて居るが、〓JIL一二鱒ぞ除けば全部出航者の加部で あると云はねばならね。 此外に出駅者の加邪と列すペきは一二乗九、一〇耐節即ち第一銑文でぁる。 同和慧文賢者の加節、本部中にあらて奇抜宣ろ警句や詑や格言等換言せば筏言印一っ希伯米持の ソ訂一⋮lと云ふペき薪にして前校G文意一で迫るが如き成一で舅・でらポは多分朝慧文学者の挿入に係れる 宕であらうと列するを以て至常であると軌ねばへ㌧るまい。 釈大︵ポ釈日付用心上のコヘレツの世故
350 l八 招大京軟思想上のコ︵レツの快打・−L E葦五節﹁畢2郭−こチ嘉わ′1その身のり〃・年J比り句ほ明かに前彼の文意の頼通を妨げ一㌔ されど瀦撞い文より引き放して見れば各旬七あつて寸㍑人一で別†ぺき力がJlりろ。 五軍二節﹁夫れ夢は準り繁多きによりて珪じ、愚へ㌧・匂者′りmに言▼り衆多によbて吊ろな♭﹂ E七郎前句﹁夫れ許多ければみ仁る箪多し、宕詞∽多ゝ．・もまた然り﹂ 以上二部は同一性邪の舘岩でぁつて是れ弄するが勇めに前後の文意が聯ぬ一で巾師せらるゝや云ふ 1までもない。 七蔀一節前句﹁名は莱吾に愈り﹂は攻句なる﹁死ねる臼は珪る∼口に愈・ごに渋るに茄りて聯想 が附かに進まない。接触の加難と軌べきであらう。 七軍二節﹁悲哀は蛸先に愈る、部ハは而にむ色一で帯ぶればなり。珪くる京また之をその心にとむる あらん﹂ 七牽五節より九節まで﹁賢き者の翻訳一ざ批くほ愚な一り京の歓詠一で捏くに愈るなり。払なる新の失 は釜い下に焚る別軌の郎の如し、是れ亦重なり。駅き人も摂待くるによ旦し狂するに至乙あぃ．貼 に？ 賂は人の心一軍斑ふ。郡の結は苅の飴よりも苦し、容払ぶ心み一三れほ仇慢心Jのる者に捗る。汝京・ざ急 くして怒る勿れ。・恕は払なる者の胸に宿るなり﹂ 七草一一，︼二折節﹁利慧の上に財産をか中れば訳し、然ればーーを、兄ろ新等l二利益多か乙ペし。
智慧も身の維庇となし．触手も身の誰庇と写ら。然れど智慧はまた之を和する新に4命を仏訳lt 是れ知識の殊勝れたることなし﹂ た丁く 七寿一九節﹁和慧の初老・で割る串は︰巴の蒙維新十人に愈るなりL 以上の敷節は現今木琴l一あるが如くに排列せられ居るのでは和瓦mの聯紡が何分血液でないのみ ならす−失敬ながら挿入者が少々即応足らす．拙劣悠ろ組ん分はせ一で斉したるが如くにも見ゆるの で、之をコヘレクの手に成れる文として取れば、何となく勢と雅妹圭一つながら秋けて新るのであ って．如何にも筒老をして窮死の業なるが如き成一で催さしむるので一のる。 L♪ 入章一節﹁誰か初老に如ん、詑か物躯の理を描くことを得ん。人の恕慧はその人の丙に光弥あら ち一’ しむ。又その凧暴き両も寝改るべし﹂ 一位八寿の初に於ては国王の大柁一ざ論じて居るのである。然るに一節は智恵の郎一で晰々す．不釣 合と去はねばならね。 九章一七二八彗静に放ける智者の言ほ患者の若造たる宕の批咋に愈る。魯㌫は軍の詐に勝れち・ 一人の悪人は許多り野準を建ムなり﹂ 是は〓ハ節までに智者と智慧の郵を讃美した一〇が焉めに．豹慧文聾者が魯針山に就ける琴言らしき 馴 ▲句を集めて之を本文中に追加Lたのでぁらう。されど之を追加したるが勇めに原始コヘレツの妙lま 拾大京飲胤想上のコヘレ’の位証
お3
殺かれたろの似みがぁる。
一〇輩一上り三宿土で﹁死にし蝿は和香薪の蕾を臭くし，之一ゲ腐らす。少許の瓜衰は智慧と令栄よりり正し。恕宕の心はその右に、忍者の心はその左に、行く汀了り。愚新は出て途一ざ行くに常りてその
心たらす、自己の息なることを一切の人に告ぐ。﹂
十茸の趣旨は椛勢ある君まを令び之に従ふを得策とす、強き前に逆ふが如きは愚の至でぁる矩を
説くに存するのでぁる、決して馬鹿者を嘲るのが本旨ではぁるまい一然るに智慧文型若は梢々股蝕
して技に阿房筏言を蒐めたのであらう。
十輩八管り−四節約句与﹁坑を掘る老は自ら之に陥り、石垣ケ毀つ新は蛇に吹まれん。石を打ちくだく・者はそれが月めに岱を受け、木を割る者はそれが凋めに允雛に遭はん。硯の鈍くなれるぁらん
に︰その鱒で靡ざれば．カを多く之に用ゐぎるを得や。劉慧は功・ど成すに益ぁるなb。蛇新し呪術を把むとして喫まば呪術師は用左し。智者の口の言語は恩穂ぁり∩・愚者の厨はその身を希み沌だす。
愚者の口の言は始は恩はり、又其の言は終りは狂妄にして志し。愚者は言詞を衆くす。L是は説明するまでもなく徒に冗長にして訳むに寧乙ぬ程でぁる。取剛なるコヘレツの文とは思は
れぬ。
十輩︼五節1思惑の労苦は其の身一ざ放らす。彼は︰巴に入ろこと．ども知らぎ一匂ぃ了りし 椚太宗牧山想上りコヘレツの位証封3 lの・’▲■ 十葦−八、一九耐蝕﹁憬用ところよりして毘背は落ち．手一で禿れをる所よりして家屋は射る。令姉を もて笑ひ弄云の物と貧し．清一ピもて快禦を取り、黒子に付輿にも成すろなb﹂ 一〇葦〓蒜以†−：新※楳伯等が飲食力t酒宴に耽bて国政一三‖小るの弊′で論じて尉ろが窮めに、新盤 文坤者は一入節以下に於て基建抒一ピ布桁したのでぁらう。是もコヘレツの文として取れば砕hノ紳郡 に捗らたる痛がある、後世の加災なぇこと推して知るべきでぁる。 此の和㍊文草者はかくて笹∵︰？諺や望鳴等を追加したる伐ち最後に二元〓、〓南街に軍し第 二級文一ピ入れたのでぁる。 川カシデム︵C︼1軋di−亡︶派の正統的敢訓を追加してコヘレツの左相的快摂訣を修正したろ部分は左 の鮎でぁら 二輩二六軒﹁耐はその心l二邁ふ人には智慧と知識と憲実を掲ふ。然れども邦を犯す人には労苦一で拐 ひて飲め、且っ積むことを点さしむ。是は其を紳の心に池ふ人に奥へ給はん秀めなb。是もまた毎 にして鼠を輔ふるが如し﹂ コヘレツの弘大問題として論草したるは葦烹攫紹以︵≠c已i︵Jy︶ の異惰如Hであつて、彼は迂に． ∃一■’ひご ﹁迅速新起ろ恥に勝つに非す．損新城草に勝つに非す、智慧茄食物一で拉るに非す．明吾人肘黒′で得一心 に辞す．知識新患成一で得るに非す、凡て人に拒む桝の雛は時ある宕、偶然ハ与る宕なし。人ほまた基 飼犬試飲思想上のコヘレツの位釦
三治4 n太宗秋忠恕−上のコヘレッの位証
二こ
一−ヽわみ 時一で知らず・魚の鱒り糾にか、一Lソ．鳥わ鳥掛にか∼るが如くに、恍の人もまた縞忠の時の計らざる に臨むに及びてその机患にか∼るへ㌧り。L︵九葦〓云・・り山二警で︶と悟ったのであ一。。畢韮するに筑 串は末弟偶然の出来きーiに過ぎ打と畳椿・ゼ定めたる人今や二軍二ハ節に於て最も損く整惹肱憬の親面に現はるヽを諭するとは如何にも奇捧でぁると云はねば与らね。蓋しコヘレツの諭鈴が二葦二束聯
に至りて折々鋭くなれるを批たるタシデムの迫撃新大に友へて之■ど躍如せんが秀めに二六節一ざ挿入
したのであろと列せねば㌧らぬ次第でぁる。
≡棄〓七顔﹁我すなはち心に州帥ひけらく紳は栽者と患者とを勒き給はん。彼捉に於ては前の姉と前
の行男に昨あ一心なb。﹂ コヘレツ三葦l六節l︰於て裁判所や行政府内に邪的の行はるゝを論じ．一入節に於て﹁紳ほ斯く世の人を捺して之にその誠の如くぢる雛を自ら瞑らしめ給ふ︹†り﹂と結論し進んで正邪の賞別軍で
得ひ、人ほ禽mと呵等澤ぶ用左しと頼ったので・冨が十七節は再節問に祝はれたる思想上の堀船′で P−阻害丁ろの・〃ならす、諏郎心瓜棚机に江別の疑惑を快け・⋮ヘレツの立場と武反射に立っのであろから是は如川にしても道雄者の加肇なろこと之を疑ふの除地先も許せぬと思はれる。
かしこ 七草︼八狩抜中旬．紳一で畳むポはこの一切の中よ・り連れ出つるなb﹂ 敬紳家の不幸や知命や刑㌍やより救はる∼を説く。結かにカシデム泣革新の加筆なろこと云ふまでもなし。 七帝二六節後旬﹁紳の悦び給ふ者は之一里逝くることを符ん．罪人は之に執へらるペし㌧之Lと云ふは 帝好一で指すのでぁる。 葛‘− 七軍完彗我が丁れる所烏唯是のみ即ち紳は人一で正鑑者に造り給ひしに人衆多の計略・竺案出せし 号りL是も二六軒同校フヘレヅの所見に正反射でぁる。 八帝二符佳句上り三宿痢巾に至る﹁既に翻一でさして誓ひしことぁれば然るべきな♭。早iナウて王の前一で 去ること勿け．悪しき姉につのること勿れ﹂ 此文は前後の覇絡で中闘†。二節前句の﹁璽一？空士の冷一ざ守るべし﹂よ上二節攻句﹁其は彼は凡て 其の好む朗を月せばへ㌧ら云々﹂t乗ら越すのが自然の軍け方で今Q。 入来五行及び犬釘訂旬﹁命令一す守る薪に約思・竺安くる．に至らす．智者の心は時期と判断・で知るハ与り。 前の郎拶には時ぁり．判断膏♭﹂ ひ′ヽ −入幕〓管ヱ蒜与﹁悪しき郎の軸ひ蓬に来らぎるが故に世の人心を専らにして琴で行ふ。非 いのちなが書 を犯す新古次畢ビ男して約ほ長命ぁれども．我知・Q紳を卑小て北ハ前に畏怖一でいだく者には串兎ぁる ． ． ペし。但し患人には垂轡のらす。亦其の生命も長からゃして影の如し．英は紳の前には畏怖一でいだ ● 説 くことなければ行了り﹂ ●− ． 椚太宗軟思想塵コヘレ’の位訟 トh．．し ∫r．．∴L
野6 ● 二田 狼火宗敬思想上の三レアの位鮫 ︰是は我人呂へて悪人滅ぶとの正統派の歴程租を立錐℃たので云ふまでもじくカシデム道邸宕の言・ モぁる。 ・十〓即九折後句﹁但しその訪の行男の焉めに紳汝一で割き鈴はんと知るべしし
愛ではミレツは猛烈に快琴蓋警主義したのであるから迫邸薪は之を挫きて彼は正統諭に近寄
らしむく紳の葬列を引合に持って凍た串が極めて鮮明である。 十二単︼節﹁汝の少き日に汝の造まを記せよ﹂ 是は勿論﹁造主﹂︵ぎ■エを正しいと列晰した場合にのみカシデム造寧者の加牽であらうと宥促す のである。されど既に﹁造重Lが希伯東の哲r︵泉︶ならば泣夢嘉の加肇でぁると看徹すペき必要は ない。多分うへレツは之を哲r︵泉＝妻︶と告いたので■のらう。勿論駁純ぢ．る岩本邸の立場よら云へ ば是がPr︵泉︶であつたと云ふ文部上の詑墟を提供し特ねのであるが、．多分カシデム泣邸者に上ら ′ ． て躍とのPrが現今の﹁造ま﹂︵野rエに改造せられたのでぁらう。 十二輩〓ニ、一四節即ち夢二扱が造畢老の輩なるべき串は既に之を説いたから．今撃弓了るの要は 無いと⋮小ふ。 ・以上論じたる所は史的年代願によ上し川原始コヘリツ一竺想定し、次に拘出版者の加輩を推定し、更 に拘籾恕文革宕の放言集を推測し、裁攻に川カシデ上道埋．りの・正統的晰定の何たちか・で付度したの‡5丁 でぁるから、畢毒は原始コヘレツの内寧で諭予るに帝‖上し錘めて碓仰ギあ乙と⋮心はる∼部分の一・．ナ を採用した損らでぁる。従って愕迫之新生新中に堅し鮮明宇ウ特撃ぜ拙く文鋸はn然焼酎す乞こと 、
に成り易きは止む・ピ符ぬ。されど此産まで研究の歩を進めたる鈷梨として既に周仲川・で糀椎に定め
待たとすれば、吾人は孝一ネ執ら凍れる史的年代昭によれ一品究法一で撃しゝ、今度は逆に論歩を膣
めて現在の侶造之部よb阿川川を朋除し去り、残りた・ご今部・で船中・して之一半川釦■り原始コヘレツでぁると推断しても大過なかるペしと信するのであ一号質し昂飴コヘレツの内容を定め・匂串が容易に
成って凍たのである。
熟女宗軟思想上りコ︵レクの位鰹 迫託。本論文l工︵新︶﹁就軟研究﹂苅円船六駁餅戟、8針孔澤﹁宿大㌫軟思想史上のコへl・ツ﹂の頂絨亡兄る ぺきもりでぁる。同論文でほ︵持論、コヘレツの作質、軒老寸Jl工何でヤ、︶の訪問日が取賞にれてゐろ。湖 三 ﹁吠厩多輔要﹂と﹁十玉章詰Lとの形屋上の問題は眈に叙ペた如くでぁるが、以下には両部の内 容上の異同を論じて見やう。先つ一致すろ新一で先にし和英すろ鮎一官位に仙川耶に述べる。 同一吠税多学派内にあbて絶封不二諭は他流に対して如何なる位置を占むるかと云ふに、北ハ特色 ヽヽヽヽヽヽヽ は〓苫にして衷はせばbr乙一m芸言⋮．すg苧︼l一≡号にJのると言は一らゝ。之によつてらーまーぬぢヤ の根性不二諭c∑岩id・くi聾甘⊥J弓2一Jeギ弓ヲ己J・註コ か・し、翫別せられ．梵一で紀別の一元とすろもj式⋮・ ヽヽヽ ヽヽヽ ヽヽ ヨ亭y箪lとせざるわらばの純押不二論ぎ一≧一宇乙云一ぎよら暗別せられ／まどわの二元論ユ一・hlit㌔にん ヽヽヽヽ 二︶ ばーるかの不一不二諭E−つ㌢・己石d⋮■㌢㌻等より差別せらる∼と言は・匂∼。然らば即ち此派の鵡も 正要一、与る特色はj董亭ヨ≡一号となす鮎にありと言はねばへ㌧らぬ。斯く現象匪非は室にして砕‖椚無き ものなるに、之を野在するかの如くに考ふるは、如明、無知．不畳によ一り、又ヨキ声によるとも言 はるゝっ之此派の設を⋮ヰ写．2．㌢とも呼ぶ所以でJりろ。現数耽界は斯く耶に兄ぃ化現に仙へ㌧らない 吠粗多椙辛ご十玉串点
吠梧多精麦と十玉章篇 ︵下︶
金 分 別
けHハ ロぃり￡9 と詑くが此設を他の精泉訣及び朽桓訣上む区別して化現設5．く弓ぎ急dpとも耕する。
ヽヽヽヽヽヽ
ヽヽヽヽヽ 此†−ヤー詑は．普迫は基源黎で俳故に寧け、がうだばーだに現はれ．しやんからに於て完成し たかに考へらる∼が．稜者の﹁吠桶多露註﹂其他を審査するに、未だ北ハ理論は必然に到達†ペき鮎ヽヽヽヽ
？︶
まで諾してゐるものでは無い。此警嘗てじえこま佐が初期的の研究嘉驚曾亦境尾に
附して覇立に尋成し大佐とは些か典れる結論に到嘉したが、執れにしても枚世の絶対不二諭の一派
に対しては．此踵に一の討究せらるべき課組の残されてゐたことは守はれにい串軒と言へやう。 ﹁吠舵多摘要﹂は此†−ヤー・を無知告ぎPなる語にて現はし、之に遮蔽力糾↓弓名号巴ハtiと展視 力ま訂蔓，㌢ぎiぁりとし．二電に分って考存してゐる。即ち第十章に ﹃此無知に邁舷と展現と名付くる二種のカぁり。︵六六︶L先づ蓬舷カとは、恰も、宴小片なbと雄 も見老の規準で透ることによぅて歎由句に捗る日野で招ふが如く．かく鹿⋮知は制限せられたうと雄も︵⋮臥瑚唇もる謂帰化ま薪の就か姦ることによ‡鋲溜にして輸警ざ㍉如訂ふ。か
くの如きの儲カなじ。︵六七︶し此遮蔽カに由りて、又、作者・安部・苦繋髭より或る玲魁が制限我に存するといふ想像が起さしめらる。恰も自己の無知によりて蔽はれし純に割引蛇なりとする想像が生
︵三︶ ヤる如しL︵六九︶L然るに展現カとは、鈍に関する無知が、英蔽ふ所の掲に、英カによりて蛇等を展 現せしむるが如く、かく矧峨叫鉦⋮知も亦、展現カに1bて、某夜ふ何の我に、虚客等の現像非・で展二七
吠繊多打重言十玉章真
■ヱ60 現せしむ。かくの如きの伐カ〃了り︵七〇︶ といふ。後にも諭やもやうに、﹁吠柏多蛸要Jに於ては、無知は既に蹄裡化せら咋．梵乃至偶人我以 外に在♭て一禰の吾定性一で賦輿せられてゐるが、斯く二電に分別して考察する除には、逃藍力は偶 ヽヽ 記のものと符合する。更に紆詰も全く一致するものを塞ぐれば 人我に関係し．展呪力は北部′、は英一段輔化せる滋苗紳に紬係して訟かれてゐる。如是見解はしや ヨ巴−のい吉r＝己邑まこヵど苫−−i−・邑苫呈kt・i邑−5．古旨201−P㌔ktiい・CPどヨJ−く毒merPyP†匡u● ●● 蔓 ヽヽヽ ヽヽヽ んから故に於て獅究め碍ざる併であるが、然もそは恒圭禦の創見に錆せらる可きものでは無くして、 既に﹁十五牽蕾﹂に於て明に説かれてゐる所でぁる。今英断朗を虫げて見れば．範囲葉虫十二邸に 於て次の如く詮く。・ 即ち此亜に於ては、其術語こそはー1ir−已乳をiと一己1Pい苫iとに代つてゐるが、意眈に於ては上
Yik叫epざrttir竜．旨︼−y芦lヨdくid11ミく己yかj中≦邑1i声
2u−星口計ti誓言已1ニtlてぞ巳Pぎ日・賢rtti廿∵︵くHMの︶ の如く説き、又 ロp u−註ll訂什i d芦㌢n−pi払買三つd私書lPぎdざ ︻gtYかY声どi Fdエ告別P−−ざど苧冒弓■官召Yid与●︵ノ、−H・巴︶ 吠綿多抽ゼご十五碍鴬こ6 m寺号一mコヨ・﹂rP㌢㌢ヨ2ご・i甘つ昌・pr弓Od已i、 忌封コ乙与ヲ主ハ嘲っーJ甚rっ︻一⋮賀一っノ・∑⋮⊥≡≧一号・︵くコ●けヱ の如き整破盃．或は 告ぎ守ぎ宣・Y山k3宇dノふまd．−一号ぎミニ一言畠− 已ハ・ごJ講書一ニ†各長官与・‡iチぎ一⋮−﹁つ、HT・崇︶ の如さ我に関する七緩岱詭の如き一で皐げ得る。仰第六茄五十三茹、窮七軍二十六琴二十七離等一でも 同一術語を使用せろ例としで指摘し得るものに成子ウ。 ヽヽヽ ヽヽヽヽ ヽヽヽヽヽ Y弓邑y−1の寅旨は飽く迄忍守するかに見える。帥ち﹁繹験に従へば7−ヤーは一般の人に認容せら じぇこぶ大佐は、ちばうが基﹁吠拍多攣の英鐸作文に於て、し？んからのmギ牒は弓苫；．と 同義語でぁるとしたに反封して、前ポは耽に現はれた一匂現免罪北ハ甲で指−一，のでぁつて．綾部の如く 創造力又は造化の原和白燈せ指すことば無いと柏力反駁してゐるが．此鮎に封する批評は円く他に ヽヽ 扱って、今﹁十玉章篇﹂を見るに、知林に於ては†−ヤーは正に創耽り力として使用せられてゐ一つ。 固より之を叩白に兜わ蔓的原理に封すろ物的原靴として之に結抗†・0賀在位を賊奥†るならば、そ ヽヽヽヽヽ は既に不二論の立脚地七軋れて二元論又は放論に招するが故に、しやんからの言へろ空l︵一・蔓チ己lデ るペきでぁるが．理論的に見れば吠陀に説くが如く有とも無とも云ひ黒い。又マーヤーの活動は鋸 映撹多摘要ご十五節点
38S ヽ 三〇 吠拇多捕吏さ十五番瓜 在するが故に、釦とは云ひ難いが、知によトて所定せらる∼ものへ㌧るが故に石とも云ひ難い。故上 吠陀によりて悟れる者には轟であ♭、埋設に畳めた乙ポにに不可読で一いりb、世椙的の前にに斬新で あるL︵第六章一二八−一三〇輔板意︶−と説き．又﹁マーヤーは明拍上︰拍睨†・匂一b．鑓ほ等い場合l二 於るが如く、相槌には定蓑し撞きものなりと世人は糾すし︵同、一四一曲︶と説く・。蓋し﹁十五章節﹂ ヽヽヽヽヽ に説くマーヤー設はしやんからのそれに比して極めて詳細であつて、全篇に分而して詑かれ．此艇 に一々立入つて諭することは不可能であるし、又基婁も認め無いが、今基拍㍑の剛なるもの∼∴三 を怒ぐれば、教諭に．て云ふが如く原票つ邑乞iは邑冨√︵≒一二功−え孟の三徳より成るが、此原票に 於てサトアが措辞なれば之を m葦討と云ひ不押仁ればーrユキ印と呼び前新は茄骨⋮紳に悶寸るものと 秀し、後者は之を命我︵＝偶人我︶に関係せるものと男してゐ一ズーノ山五、一六、一七︶。附て此最 高紳の命令によりて命花の鶉にクマスかユ声とせる掃貿が五根菜一で造ったと説き二ノ︰八︶似次それ 以下に世界及阿倍の創成を説明してゐる。之等は択論説に泣きものであり、殊に紳が桐人の享受−Y 訂撃の男に世界哲創成した︵lノ二六︶といふが如きは明白に教諭訟を採用したものであ一匂。然し知 林自身は教諭説と自説との差別をま張して．若し軟論が我の差別・世界の黒石・自在紳の別加とい 圭二項を東てるならば吠拍多圭一致する︵六′二二八︶と∴・．︰つてゐ一心。又梵はクマスに充ちた乙ヤー ヤーむ受容して世界の節約何と躍り．純なるサーワを受容して北ハ勒カ国と成る︵一ノE四︶圭∵−1ひ、 ヽ
又ヤーヤーは鱒で火に喩ふれば基燃焼カに比せらるペく、覇先には質在位ぁろものtは云ひ撞いが．
基結尭よ・り列附すれば決して如⋮とは秀し拙い。野し此死のカ巴註は梵全惜に闘興するものでは無
くして英一部分にのみ聞係守る。之吠陀に梵は基l部分によらて世界を展開したと能く所以である。 即ち瓶・U成る能力は粘土の一部分上のみ関係し公櫓に開封しないが如く解すべきでぁる。かくして†
梵は、有・知・無限であるが紳と命我とは二祁の†−ヤーによつて想定せられたものに他ならない。 一 光は此マーヤーと結合して放めて紳として一切一で制串し狩る。そは即ち此†トヤーが知ci什の影と 結合†るが秀に恰も知ぁる栗なぇかの如くに現はる∼lニ位るのでぁる︵三J≡七以下︶とも説いて．
．
ゐる。叉．今云へろが如く．紳と命我とは軌もマーヤーなる制限位によちて現はるゝものなるが、 基盤りlカ︵智カ︶の程度にけ大に差別がある。そは恰もホil一粘土エゎ製せられたる捨子と瓶とに透 明度の差別が存するが如くでぁると論じ、▼−ヤーは一切を創成するカあるものなろが故に．之に 不可能なることは存しない、吾人の夢すらも所有する物一で創造するではないか︵八ノ六〇以下、十三ノ人丸参照︶等と設いてゐる。
以上は大倍﹁寸玉章宕﹂に於る▼−ヤー詑の蒔窺を彷彿せしむるに足るかと思ふが、此中軟論改 脚 との脚係に就て言へば．そは又﹁吠拉多捕要しにも踏致せらるゝ朗である。即ち璧ハ輩︵≡七聖 峡拇多由i言十五ホ＃36l 三〓 吠拙劣指嬰亡十大葦点 に無知を定義して﹁然ろに如⋮知とは．有触⋮を以て定め難く、三徳よト成り、知に背反し、弔物とし て現はる∼一切のものならと言はる。﹂と詑き、正に此無⋮如一で紀和と別舶とに分ち﹁此廻船l︵として の餌⋮知︶は．高位へサ？もの一で制堪了るが故にサトア︵の培︶に浦ちたbし︵第七輩、四二頃︶と男し ﹁又此︵地相的加⋮知︶によりて制限せら才lたる精紳は、全知、全軍一切の統御者等の徳を有し、 未損現にして内導新た♭、世界国にしてま宰翻な♭し︵同上、四三明︶等と数へ、又﹁此別榔︵とし イの無知︶は、伏下の者を制限するが故に、汚濁のサトワに濡ちたりL︵同上、五三項︶と説き．又 ナ†イク‡† ﹁ク†スの優越せる展現カを所有する無知によトて制限せられし精翻よb離姦生や、虚蛋よb夙、 風よ♭火、火よb水、水より地生すL︵第十二軍七≡頃︶とし﹁又此︵五大︶の囚にク†スの優越せ ることは・それらに無意識の過大が認めらる∼によ上し知らろL︵同上・七茄警とし1此除、サト ・ワ、ラ．デヤチ クマスは附け徳として存する程度に煩じて、此等即ち駐在等に生す。﹂︵同上、七六 項︶と説き、以下舶次に細身の成立を説いてゐる。帥ち今此両部一で比較して見るに、表現の形式に 於ては多少の如違が存するけれども、内容に於て﹁吠招多精要﹂に説くものは殆ど﹁十末輩羞﹂の ヽヽヽヽヽヽヽ 設を基櫨揖承したものなることが関白でぁらう。ばーだらーやなの作とせらる∼﹁吠税多紀﹂に於 ては．、吠頂多誠一ぜ軟論説よト甑別し．基周立位一で維持することが、綜の荊妻なる目的の一つでぁつ たと催せられ、特に最初の軟緯は北ハ男の．ものとして鋸押せらるペきであろことを総研した草老も存
がj へ∩ノ †ろ程で一ウり。然し年前から︰∵︰へば．かく特に此㍊一で粥調せねだへ㌧らぬと宕ふことは、帥ち効もす れば沼説の混刷一で惹起し易い性蛮にみる鰯とも鮎澤出水るであらう。㍍に揖射不二詣に於て説くマ ーヤー苅くはアブドヤーの如−ごは、上に述べたろが如き石抹仰Jlハケっ存在佐一で県摂することに依て、 辛ふじて苅形而上草的系統い性一で核城せtめないでゐるが、一度苅考わ一で進めて机念上の不徹底・で 除き去らうと努むるぢらば、数ぬの原邪︵自性︶に択摸せらるべき誘戎の最も多いものとハバはねば ならない。之が即ち彼の紀封不二諭に於て歌論的の色彩が潰〃に成れ一？円的の原因一で罰すと考へら るゝ。岡より放詩説に影増せられたといふこともあらうが．北ハ影持⋮︰とは如何ハ㌧一〇草野で指†のでぁ るか。祉々にして浣然と言はる∼に過ぎへuいかの如く見ゆる。又、持世特に吹机多の立脚地から桝 r充︶ 謂﹁仝哲雄説生成﹂的の和々の梅祝訳ぃが現はれたが、之等はn己の本すろ軍で至上とし．他説を債 仇的に批評して卦ハ願位′で定む・つが、然眉る場合にも自説に好都合へ？？ものは、之一で探って己の門に． 入るの池捏と見たといふ絹産も考慮に入れて見るべきでぁらう。即ち駁論にて説く殿賀よりの世界 の開展も．之一で己り詑中に包砧し狩る王らば深川して説くといふ桂皮である。かくの如きは鰐に教 諭説が優勢なりしが男に．消極的に之に影響せられたと言ふのでは無くて．和様的の意眈が珪じて 務なければならない。勤にしても、企が此虞でりlにせんとするのは、普通考へられてゐるやうに． か∼る教諭詑への一椰の迎合は．必しも﹁吠税多捕吏﹂．に放て現はるヽものでは無くして．既に﹁十 吠摂多持婁一﹂十五郎辞
3じ6
吠机多持婁ミ十蚤小㌫
三門
悪霊どに別に認の・しる、桝で中り、﹁抑芦︼は少くとも此鈷に於て﹁十薮光最Lを監流せ一？ものでぁろといふことでぁる。
次に企我のE揖に移って考へて見る。命花．号↑又は．号ご⋮⋮1に吠H多督草に嬰しも‖最も苅婁な 関学でへ㌧し、之が誠汲一で分岐せしむ・匂媒拭の山つ一で航す程でゐ・㌔既に﹁吠爪多損﹂rt根山説く 命我が如何へ†仁−性質ぃものであ・りか。即ちそは先に別して全損と部分王手︰り侶信一で鶉†か歪か。 又基砧は混在ノ童≡で一のるか鱒紺薫一二じあるか。永恒ネ短篇り∵花であ−りか或ほ多であ一じか。常任 な一っ試でウつか耶なる知者であるか。之等の何れに従∴かに．それぞれ訪辟舅l二よりて半り、それ に依れば﹁吠拍多緯に命我のこと一で．；といふが、そに即にーーニ︶・弓㌢⋮レ・P の志であつて、如拳でヽヽヽヽヽヽヽヽヽ
によつて統派も別れ一？︼とヽ舵一心。みばやくまろ・ぐはに十五り頂純一で比校して、某して緯の異意︵六︶、ヽ
．
ヽヽヽヽヽ
は皆面の問題で無いから・地口に読って．しやんからの一語す一っ研に叩く耳を出け庇
い。彼・い平山別
いふのではない︵二ノ三ノ山人︶それに徴糾でにハ㌧︿して先の如く氾れであ一り︵二ノ三ノ∴九︶唯 ケツゲイ だ輪廻するmのみ克と結合し︵二ノ三ノ三〇︶その浩動に此史上山上ので一︰りつて命我∩根に弼立 の作者では無い︵二ノ三ノ円○︶沃動は本来紳の支配に争0しので、和が京都に於て幸ホ♯古紙痘 絃に黙想の打率で中†ケいで一ウQ︵二ノー二ノEこ命我に蛤▲、拍わ︰ を摂へんと欲すろに従って．〇；7 一 部分であぇかの如くでぁるのみであつて異質には︰部分ではない。紳は部分を宥すべきで無いから ウバータイ ︵二ノ三ノ堕ニ︶。そは低劣な一山制限舵一で有するものであつて︵二ノ三ノ円五︶紳の反影に過ぎない ︵二ノ三ノ五〇︶。・∵は無桝弓与封 によつて覆はれてはゐるが、眞賓には紳と無差別である︵三ノ ニノ五及六︶制限根知⋮くしては命我た一勺ことなく又先王ること一で休止†ろものでは無い︵三ノニノ 七及九︶帥ら約帖に於ては梵と合一し醗れば内債に締・0︵三ノニノ九及三い︶肌ン±苫．によ上し無 明を吏て去b触⋮限のー一r掌ぎに倉〓ヱ0︵三ノニノ二六︶﹂などと説く。以上は今此庭上二必要と考へ ヽヽ、、ヽ︵七︶ らろ∼限り命我に榊†ろしやんからの叙述一で摘駁したのでぁるが．さ禦志苦疲は之に範きる。 、 ヽヽヽヽヽ ﹁十五菜詰﹂及び﹁吠梢多精要﹂に於る命我の読も枕木に於てはしやんからのそれと提・ヱ川なく、 †−ヤー又は如⋮知の所産であつて．切によ上し無知一で破すれば梵と合∵丁ると鶉†が、基詑別は前 者よhソ‘b一屏複雑化してゐ・￠。即ち耽に一般に知られてゐ一りやうに、﹁粗宴﹂に於ては先づ如⋮知の作 用によりて琴で紳と命我の二純に別っとなし、更にクーイチ．リーヤ奥歳の要蕊乾の詭・で應川して、 同者を五段に分別する。今必妥に庶じて命我の状位のみに就て言へば、吉舅所成の蓋破上ぁらては、 そは慧我−烏iぎと呼ばれ．識・意・生気所成の三蓋故にぁりては活動花−碁一きと捕せられ．食所成
訂
の蕊故に一言ては侵入訂と名骨けらる，。かく命莞J基状態に撃東名にて捕呼し・他面紳
ヽヽヽヽヽ 的白花の慮蘭と照度せしむるといふことは未だしやんからの訟かざるところでぁるが、此中特に注 吠州多−蒜婁ご十五帝京3r8 三六 吠㈹多拾更一J十五輩良 ヽヽ 志すペきはっ鼻音︵慧我︶の名掃である。前描の﹁鍔の証﹂に於て知ら−匂∼が如く、此名耶はしや ヽヽヽ んからにむりては無限の絶対我即ち北と同義語として用むられてゐる。然るに今の場合にほ粕じて ︵九︶ ヽヽヽヽ 命準で指す∴と∼なれろことである。此凱は既に銅板な・Qhしえこぶの見逃さ号かった瓢であるが、 仰未だ此用法の源火の何蹟にあるべきやを別にしてゎない。然るに﹁十五菜茄﹂一で掟するに∵此用 ヽヽ 法の全く同一なるを費鬼する。帥一り斯かる用法は既に知林時代に存してゎたことが知らろ∼。然の みならす、命我針かく段階的に軌察す一Qことも亦眈に基板型を此部の中に散見し狩るので今○。今 それに相督する筒所を森ぐれば． 弓茸■焉．ト1㌢g苧t†⋮y与すdlP㌢■ぎy己・呂e︼︻乙︼lチ 乳︼ハ封rPぢぎir占＝官t−pr萱年−告邑−iヨぎPま−1・︵H・︼ご とぁる。此所で﹁仙﹂といふのは固より命我を指す。又、如⋮桝に支配せらるゝといふのは、証柿家 に従へば、∴無−yIに反影する弓idyぞ引ml一己⋮bぎ︼．さtくPが故に之に従属す一っの蕊である。﹁多柿多様﹂ は制限醗な・ら如⋮明が、純渾の度に従って紳．人，賊の如き多様の形態一で取るが秀でぁる。変に掲げ たのは特に此茹の中に命我が乍見せと呼ばれ居る一でホさんが秀である。僻此㍊我が活動我として現 はるゝには． 1一首習字ぎt−・㌢r︼一ぎぎel12t＆コS小一tヨm l︶rPp乙で訂−
369 ︼■首■．ヽ章二︶㌻1旨・i富⊥コ︶・写ノ・でり号ヨ孟i芦︵l・芝︶
