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強迫傾向に特徴的な侵入思考への認知的対処ネットワーク構造

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Academic year: 2022

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(1)人間科学研究 Vol. 19, Supplement (2006) 修士論文要旨. 強迫傾向に特徴的な侵入思考への認知的対処ネットワーク構造 The Characteristic Network Structure of Cognitive strategy with Intrusive thought m non Clinical Obsessive Samples.. 今井. 正司(ShojiImai). 指導:根建. 金男教授. ワークの検討. 本研究の問題と目的 望んでもいないのに浮かんでくる思考(たとえば、玄関の. 目的と方法:強迫傾向に特有な認知的対処を詳細に検討す. 鍵の閉め忘れ)は侵入思考とよばれ、多くの人が日常的に経. るために、スクリーニング調査を行い、強迫傾向高群(15名:. 験する非病理性の思考であることが確かめられている。し. 平均十1SD)と強迫傾向低群(8名:平均‑ 1SD. かし、侵入思考に対し過度な責任的な評価(たとえば、 「何と. し、研究2で実施したATSS課題を行った。プロトコルの文. か危機を防がなければならないJなど)を行うと、頭から嫌. 節ごとに認知的対処機能(今井ら、印刷中)をラべリングし. な思考が離れなくなり(強迫観念)、その考えをどうにかし. ((丑確証的推測、②反証的推測、③確証的情報レビュー、④反. ようと鍵を何度何時間も確認するような行為(強迫行為)に. 証的情報レビュー、⑤問題解決策の産出、(参楽観的・肯定的. つながることが指摘されている。このような症状は強迫性. 評価、(診悲観的・否定的評価:結果で示された機能の種類)、. を群編成. 障害とよばれ、その病因としては上述したような、侵入思考. システム構造分析を適用した分析を行った。. への「考え方(認知的対処)」が問題とされることが多い。本. 結. 論では、従来から研究されてきた侵入思考への認知的対処. 示した。要素間の影響度パスの閥値を実線値(p >.40)と. の「内容」ではなく、「機能の連鎖過程」を検討することで、そ. 破線値(β>.25)の2段階を設定して、ネットワーク面か. の病因をより詳細に把握することを目的とした。. らの検討を行った。両群において、確証的認知要素を軸に. 果:群別の分析結果を図1 (高群)と図2 (低群)に. 研究1 :侵入思考への認知的対処と強迫傾向の関連. したネットワークが共通して確認し、また、低群において. 目的と方法:侵入思考への認知的対処の機能を測定する尺. は、高群では示ざれなかった「反証的認知機能」とのネッ. 度を作成し、強迫傾向との関連を検討した。. トワーク構造が確認した。この結果は、不安状況において. 結 果:大学生を対象にした調査データを因子分析し、 「確. 反証的な考え方ができない強迫傾向者の臨床像と一致する. 証的認知対処」、 「問題解決的認知対処」、 「反証的認知対処」. ことから、今後はこのようなネットワークの変化の査定が. の3因子からなる侵入思考への認知的対処尺度を作成した. 臨床場面で望まれる。. (全体: α‑.713)。強迫傾向との関連を分析した結果、 「確 傭. 証的認知対処」因子が、強迫症状(Y‑BOCS)と正の有意. 3. 確虹 的情銀 レビユL. 1 確 虹的 推洲. 0 4. s. S i). g ?. 研究2 :認知的対処の操作が強迫傾向に与える影響. a ? 蝣 ?. 的. 7 蝣 ?. 的に考える群(反証教示群)に、 「普段経験する侵入思考が うかんだときの状況に入り込み、その時に考えていること をそのまま話す」課題:ATSS課題)を行い、 ATSS課題 後に、課題中における強迫傾向(思考の苦痛度・制御不能 皮)を測定し、教示条件群間における指標の平均値の差を t検定で分析した。 結 果: 「制御不能感」 ・ 「苦痛皮」において、確証教示群は 反証教示群より有意高い得点を示し、強迫症状との関連を 因果的に示した。 研究3 :強迫傾向に特有な侵入思考への認知的対処ネット ‑41‑. 6. 侵入思考に対して確証的に考える群(確証教示群)と反証. a. 蝣. 目的と方法:実験1の結果を因果論的に検証するために、. \. ,.. / \. 4. 示された。. 6. 4. ⑳. 8. ⑳ (関 連 度 =高 → 低 ). 0. 示した。以上から、認知的対処機能と強迫症状との関連が. ⑳. \\\. 0. な相関を示し、 「反証的認知対処」とは、負の有意な相関を. ¥ ^. ¥. I. 3 .0 0 開脚. 決 笈の産出. 1.0 0 ⑳. 轡 盲■ 2.

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