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中学校の授業場面における問題行動の機能分析-学生サポーターのための対応マニュアル作成の試み-

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Academic year: 2021

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(1)中学校の授業場面における問題行動の機能分析 一学生サポーターのための対応マニュアル作成の試み一  学校教育学専攻 臨床心理学コース.     M070691   廣日ヨ 百々子. 1間題と目的. 成し,その実用可能性を検討したい..   生徒の問題行動を理解しようとする際,その原因. 2研究I. を生徒の側だけに求めるという考え方ではなく,関わ. 予備調査. る教師も含め,生徒を取り巻く環境との相互作用から.  目的:中学校の授業場面における問題行動を同定す. 問題行動を分析し,改善を図るという応用行動分析学.     ること. に基づいた取り組みが注目されている(野口・加藤,.  対象:K市内公立中学校の教員20名. 2004など).これらの取り組みの中で重視されている.  手続き:教員に対するインタビューをもとに作成し. のが機能分析に基づくアセスメントである.機能的ア.     た40項目の授業場面における問題行動のう. セスメントは,幼児期や児童期の子どもの問題行動に.     ち,経験したことのある問題行動に○をつけ. 介入するための手がかりとして,高い成果をあげてい.     てもらった.. る.しかしながら,中学校における問題行動への介入.  結果:中学校の授業場面における問題行動を32項. について,機能的アセスメントが用いられている研究.     目に絞った.. は少ないため,中学校における問題行動に対する機能. 本調査. 的アセスメントに基づく支援の可能性を探る必要があ.  目的:予備調査で選定された問題行動32項目に対. ると考える..     する指導の必要性と指導の困難性を明らか.  全国の小中学校において,授業での指導補助や休み.     にする. 時間,学級活動での指導補助にあたる大学生や大学院.  対象K市内分皿中学校の教員23名(うち回答を. 生によるスクールサポーターや学校支援ボランティア.     得られたのが15名). 等(以下学生サポーター)が設置されている学校も多.  手続き:32項目を「指導の必要性1とr指導の困. い.しかし,配置校や大学側で細やかな研修や事前指.     難性」についてそれぞれ5段階で評定しても. 導が行われていない場合も多く,学生サポーターの殺.     らった.. 害1」や活動内容も曖昧で,教師と情報を共有することも.  結果指導の必要性と困難性の2つの変数の間に. 難しく連携できていないこともある.学生サポーター. は.71の正の相関があった.ほとんどの問題. が活動するときに,支援の目安になるようなツールの. 行動に対して同程度の必要性を感じている. 開発が必要であると考える.. ものの、特に必要性を感じている問題行動の.  前述の問題意識をもって,中学校における問題行動. 指導がより困難であると感じていることが. に対する機能的アセスメントに基づく支援の可能性を. わかった.また,人にかかわらず,その行動. 探ること,及び学生サポーターが活動時に直面する問. の結果が自己責任である問題行動には指導. 題行動をどのように理解し,対応すればよいかをマニ. に必要性と困難性をそれほど感じないとい. ュアルという形で提案することを目的として,本研究. うことが考えられた.他の生徒に迷惑がかか. では中学校の授業場面における問題行動に対する学生. るような問題行動の中でも特にトラブルに. サポーターの,機能分析に基づく対応マニュアルを作. 発展しそうなものに加え,個人でする問題行. 一152一.

(2)     動の中でも移動を伴うものが,指導の必要性.    7通りの問題行動への対応について学生サボ.     と指導の困難性がとても高いことがわかっ.    ーターの立場から4段階で評価してもらった. 結果:いずれの対応も高い評価を得ることができ.     た.. 3研究I.    た..  目的:授業場面における問題行動を機能分析する. 5考察. 観察対象:K市内公立中学校第2学年4学級におけ.  研究皿において,研究皿で提案した7つの対応の.     る気になる生徒約10名. 二一ズについて,教師と学生サポーターにそれぞれ.  手続き:筆者の直接観察によって機能分析を行った.. 評価してもらい,いずれの対応も高い評価を得るこ.  結果:多く観察された問題行動とその機能をFig.1. とができた.中学校における機能分析によるアセス.     に示す.. メントに基づいた介入の可能性と,問題行動に対し. 4 研究皿. て学生サポーターによる効果的な対応が望まれて.  目的:研究1工の結果をもとに学生サポーターの対応. いるということが示唆された..    を提案し,その実現可能性について教師およ.  今後の課題としては,それぞれの対応について,.    び学生サポーターに評価してもらい,中学校. 効果検証が行われていないということ,マニュアル.    における機能分析に基づく学生サポーターの. の汎用性について検討される必要があること,学生.    対応マニュアル作成について検討する. サポーターの役割の明確化が必要であるというこ.  対象:中学校教員34名および学生サポーター5名. とが挙げられる..  手続き:中学校教員に,7通りの問題行動への学生     サポーターの対応について教員の立場から4     段階で評価してもらい,学生サポーターに,. A:先行事象. C二後続事象. B:問題行動.  トイレから戻ってくる. たち歩き(うろうろする)(他の. 教界椚がロッカーにある. 生徒の席へ行く)などを中心 とした移動を伴う問題行動. 授業に必要なものがない.   おしゃべり、居眠リ.  作業することがない. 他の生徒1主よっかいをだす. 指示内容が分からない.   後ろを向いて座る.   たち歩き 他の生徒が行動し始める. 物を投げる・投げ合う. 授業からの回避. ⇒. 楽しみがある  (友人と話せるなど). 周囲に注目される 注意・叱責される.   おしやべり. 先生に注意される. Fig.1機能分析の結果 主任指導教員藤日ヨ継道. 指導教員   嶋崎まゆみ. 一153一.

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参照

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