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JAIST Repository: α-シクロデキストリンからなる分子チューブによって形成される超分子ネットワークの溶液特性

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Academic year: 2021

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(1)JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/. Title. α-シクロデキストリンからなる分子チューブによって 形成される超分子ネットワークの溶液特性. Author(s). 西端, 良介. Citation Issue Date. 2001-03. Type. Thesis or Dissertation. Text version. none. URL. http://hdl.handle.net/10119/2772. Rights Description. Supervisor:由井 伸彦, 材料科学研究科, 修士. Japan Advanced Institute of Science and Technology.

(2) B19a3 α-シクロデキストリンからなる分子チューブによって形成される 超分子ネットワークの溶液特性 西端 良介 (由井研究室) 【緒言】 非共有結合的な相互作用を利用して、様々な形態や機能を持つ超分子集合体を構築しよ うとする試みが注目を集めている。最近、グルコース 6 単位からなる環状分子であるα-シクロデキ ストリン(α-CD)を直鎖状に架橋した分子チューブ(MT)が合成された 1)。MT を構成するα-CD の空洞 内は疎水性であるため、MT は疎水性の分子と包接錯体を形成する 2)。これまでに本研究室では、セ チル基を水溶性多糖であるデキストラン(Dex)にポリエチレンオキシド(PEO)を介して側鎖として導 入したポリエチレンオキシドモノセチルエーテル-グラフト-デキストラン(C16PEO-g-Dex)を合成した。 C16PEO-g-Dex と MT の混合溶液は、C16PEO-g-Dex 単独の溶液と比較して著しい粘度の上昇が確認さ れた 3)。この結果は、C16PEO-g-Dex が、側鎖のセチル基と MT による包接錯体形成を介して架橋さ れたためと考えられる。本研究では、MT と C16PEO-g-Dex からなる超分子ネットワークの溶液特性 について、粘度の溶液濃度依存性から検討した。 【実験】 MT を既報 1)に従って合成した(Mn = 1.0_104;α-CD9 量体)。C16PEO-g-Dex は、4-ニトロフ ェニルクロロホルメートにより活性化したデキストラン(Mn= 4.0_104)と、アミノ化ポリエチレンオキ シド-モノセチルエーテル(C16PEONH2, Mn=1.25_103)を反応させることにより得た。MT と C16PEO-gDex の混合水溶液に対して粘度測定を行い、各濃度(0.7 - 4.2 wt%)における比粘度(ηsp)を算出した。さ らに、Huggins プロット(式(1))から極限粘度([η])と Huggins 定数(kH)を求めた。参照実験として、Dex 水溶液(0.5-3.0 wt%)、及び C16PEO-g-Dex 水溶液(0.5-3.0 wt%)に対しても同様の解析を行った。 【結果と考察】デキストラン 1 分子に対する C16PEONH2 の導入数は 1H-NMR のピーク積分値から約 3であることを確認した。粘度測定では、各溶液の比粘度の大小関係は既報とよく一致した 3)。Table に Huggins plot から得られた各溶液に対する極限粘度([η])と Huggins 定数(kH)の値を示す。Dex 水溶 液の場合、Mark-Houwink-Sakurada の式(式(2), K = 9.78_10-4, a = 0.50)から得られる粘度平均分子量は 3.14_104 であり、ほぼ妥当な結果が得られた。2 分子間相互作用の寄与を示す kH に関しては、Dex 水 溶液 < C16PEO-g-Dex 水溶液 < C16PEO-g-Dex  ηsp/c=[η]+kH [η]2c  (1)  kH;Huggins 定数 と MT の混合水溶液という関係が得られた。 a (2) [η] = KM C16PEO-g-Dex 水溶液、C16PEO-g-Dex と MT の混合水溶液に対する kH の値(kH>1)は、水溶 液中での会合体の形成を示唆しているものと 考えられる。特に C16PEO-g-Dex と MT の混 合水溶液が大きな kH の値を示すのは、MT の 存在によって 2 分子間の相互作用が促進され ていることを示し、MT による包接錯体の形 成が関与しているものと考えられる。. Table Summary of intrinsic viscosity and Huggins constant. Solute Dex C16-g-Dex C16-g-Dex + MT. [η] , cm-3 g-1 17.3 17.1. kH 0.50 1.41. 13.8. 3.17. 【参考文献】 1) A. Harada, J. Li and M. Kamachi, Nature, 364, 516-518 (1993). 2) T. Ikeda, T. Ooya and N. Yui, Polym. Adv. Technol., 11. 830-836 (2000). 3) T. Ikeda, T. Ooya and N. Yui, Macromol. Rapid Commun., 21, 1257-1262 (2000)..

(3) Keywords 分子チューブ、超分子ネットワーク、粘度測定、溶液特性.

(4)

Table   Summary of intrinsic viscosity and Huggins constant Solute [ η ] , cm -3  g -1 k H Dex 17.3 0.50 C 16 -g-Dex 17.1 1.41 C 16 -g-Dex + MT 13.8 3.17B19a3α-シクロデキストリンからなる分子チューブによって形成される超分子ネットワークの溶液特性 西端 良介 (由井研究室)【緒言】 非共有結合的な相互作用を利用して、様々な形態や機能を持つ超分子集合体を

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