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Academic year: 2021

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はじめに

岡山大学文学部には、ジェンダーに関する学部内での異分野横断的研究を永 く続けてきた歴史があり、最初の研究会開催は 1999 年にさかのぼります。 直近では 2015 年度に、文学部プロジェクト研究として学部内の予算配分を受 け、「ジェンダーの多層性に関する領域横断的研究」を実施した後、「社会変動 とジェンダー/セクシュアリティの変容に関する分野横断的研究」(2016 年度)、 「『生きることとジェンダー』に関する領域横断的研究」(2017 年度)、「ジェン ダーの多層性に関する領域横断的研究2」(2018 年度)と、現在まで継続してき ました。また、本研究グループが基礎となり、ジェンダーを基盤とする学部内 の横断的教育プログラム(ジェンダー・クラスター)も 2017 年度から始まって います。 2015 年度からの4年間には、15 回の大小様々な講演会やシンポジウム、学生 や自治体との連携企画等を開催してきましたが、その成果物を刊行するまでに は至っていませんでした。そうした中、岡山大学が全学を挙げて取り組む SDGs の枠組みにおいて、プロジェクト研究グループが行ってきた「ジェンダー・セ クシュアリティの領域横断的研究及び教育実践」を、文学部の実践事例の一つ として申請する機会がありました。17 の持続可能な開発目標(SDGs)のうち、 「目標5 ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」 「目標4 すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の 機会を促進する」「目標8 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の 完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワー ク)を促進する」にとりわけ密接に結びつくからです。結果、SDGs 推進にかかわ る活動として同取り組みは高く評価され、予算配分がなされることとなりまし た。このような経緯で、すべての企画を網羅した刊行物はにわかに作成しえな いものの、学部内メンバーを中心とする報告内容の一部を今回はピックアップ し、広くその成果を共有することとしました。 本報告書が、本学におけるジェンダーやセクシュアリティに関するいっそう の教育・研究活動の発展、ならびにそれに基づく SDGs の推進に寄与できれば幸 いです。 プロジェクトを代表して 岡山大学文学部

中谷文美・松本直子・光本 順

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