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特・小(点字学習「点字をよもう」ことばの学習「うたにあわせてあいうえお」

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Academic year: 2021

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小学部1年 国語科学習指導案

1 単元名 点字学習「点字をよもう」 ことばの学習「うたにあわせてあいうえお」 2 指導観 〇 対象児A(以下A児)は、小学部1年一般学級に在籍する児童である。視機能は、光覚であり、生 活の中で明暗を感じ校舎内での移動等で生かすことができる。教科学習を行っているが、手指の操作 や概念形成などにおいて、経験できていないことが多く、操作活動や体験活動、言語の概念形成が中 心となるように学習活動を構成したり、調整したりしながら学習を行っている。国語科の学習では、 学期を通して点字学習とことばの学習という二つの学習活動で構成し、点字の読み書き学習のレディ ネス段階である触運動、触察の学習と言語の概念形成をねらいとした指導を行っている。 手指操作については、五指の動きが分離し協応して操作することができるようになる段階である。 指先に力を入れて洗濯ばさみを操作することや給食のエプロンのボタンを指先で持ち、付けたり外し たりすることができるようになってきた。A児はこれまで、平面構成課題に取り組み、木枠の中の空 いているところを探して長方形のパーツを並べて入れたり、空間に合うパーツを選んで入れたりする 活動を通して、両手手指を活用して探索したり操作したりすることができるようになった。〇月から 点字教科書や、点字教材を活用して、右手と左手を揃えて点字に沿って動かす等、点字学習の初期指 導を始めたところである。 ことばについては、日常生活で周囲の大人と会話を楽しむことができるが、事物とその名前が一致 していなかったり、動きや現象と言葉が一致していなかったりすることが多く見られた。このため、 これまでの経験が知識として理解・蓄積されておらず、行事等の振り返りでは事実と異なることを話 すこともあった。そこで、国語科の学習において、しりとりや言葉遊びを行い、条件に合う言葉を考 えたり、活動の中で出てきた言葉について意味や使う場面を考えたりする活動を設定し、文章等を読 んで内容を理解する前段である、言葉そのものを意識することや言葉は文字の組み合わせで構成され ていることを学習しているところである。 A児は、教科学習を行い始めた時期の児童である。学習道具の準備や片付け、学習時の姿勢など学 びに向かうルールについても各教科の学習の中で学んでいる。一つの学習活動時間を短く設定したり 挨拶や発言の中で良い言動は称賛したりすることで、学習への意欲を高めていきたいと考えている。 〇 本単元は、点字学習とことばの学習という二つの学習活動を組み合わせて構成している。 点字学習については、小学校学習指導要領国語の内容(1)―ウ「平仮名及び片仮名を読み,書 く」につながる内容、ことばの学習については、内容(1)―ア「言葉には事物の内容を表す働き や,経験したことを伝える働きがあること」、イ「音節と文字の関係,アクセントによる語の意味の 違いなどに気付くとともに,姿勢や口形,発声や発音に注意して話すこと」の内容を関連付けて学習 を構成している。 点字学習(活動Ⅰ)について、本単元は初めて点字に触れ、点字と出会う題材である。文字の獲得 は、A児にとって全ての学習の基盤となる力である。本単元では、点字を触って文字として読み取る

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ことのできる指を育てることをねらいとする。このため、「め」や「ふ」といった点字の中でも認識 しやすい字の並びに沿って両手の指を適切な位置で動かしていくこと、行の中での点字の始まりと終 わりを意識できるようにすること、行から行へと適切に移ることができるようにすること、力を抜い て手を動かすこと、といった基礎的な手の動かし方を習得することを目指して一つ一つ丁寧に指導を 行っていく。単元を通して、手の動かし方を一つずつ重点的に行っていくのではなく、毎時間、様々 な手の動かし方を行うようにすることで、点字を読む際にはどの動かし方も必要なものであることを 意識付けていきたい。 ことばの学習(活動Ⅱ)について、これまでしりとりや言葉あつめといった学習活動を通して、言 葉には意味があることを知ることができてきた。そこで、本題材では、「〇で始まる言葉」を「あ」 から順に行うことで条件に合った言葉を見付ける活動を行う。この活動の中で、出てきた言葉の意味 を説明させることで、言葉と意味を結び付けることや、自分の知っていることを人に伝えること、人 に伝わり共有できることの楽しさを感じることができるという価値がある単元である。本単元を通し て、言葉にある音韻を意識できるようになり、次単元「ねことねっこ」や「おばさんとおばあさん」 において、促音や長音の学習へとつなげていくことができると考える。 〇 本題材の指導にあたっては、A児の実態を考慮し、以下の点を踏まえて指導する。 (1) 教材・教具の工夫 ・活動Ⅰでは、教科書が動かずに手の操作ができるようにするため、教科書の下に滑り止めシートを 敷く。 ・活動Ⅰで、点字用紙で作成した教材を使用する場合は、滑り止めシートは使用せず、机にセロハン テープで点字用紙を貼り付けて動かないようにして活動を行う。 ・活動Ⅱ言葉を見付ける活動において、意味を言うことが難しい場合は、どの場面でその言葉を聞い たのか等について尋ね、意味の理解へとつなげるようにする。 (2) 進め方の工夫 ・学習するルールを身に付ける段階であるため、「教科書を準備する、教科書の方向が整うように机 上に置く」等の操作をできるだけA児自身に行わせるようにする。 ・活動Ⅰでは、手の動かし方の四つのポイントを活動前に確認することで、意識して学習を行えるよ うにする。また、その中で一つを特に頑張ることとして意識させるようにする。 ・活動Ⅱでは、前日の宿題で「〇で始まる言葉」を五つ考えてくるようにすることで、学習活動の中 で、自分で発言できるようにする。 ・活動Ⅱでの遊び歌づくりの活動では、初めは教師と一緒に行うが、徐々に児童の自由な発想を促し ていきたい。文字数が合っていることを大切にしながら自由に考えさせることで、自分で考えでき る楽しさを実感させるようにする。 ・活動Ⅱでは、時間に余裕のあるときは、できた遊び歌を発表している声をICレコーダー等で録音し A児自身が振り返ることができるようにする。 ・A児の気分転換や気持ちの切り替えを促すため、活動ⅠとⅡの間で、伸びをする、音の数だけジャ ンプする等の活動を取り入れる。 3 目標 〇 点字を読む際の手の動かし方を習得し、守りながら点字の行に沿って手を動かすことができる。 【点字触読の技能】

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〇 遊び歌の語のまとまりや内容、言葉のおもしろさを楽しみながら、遊び歌を作ることができる。 【関心・意欲・態度】 〇 言葉と文字の関係を意識して、言葉を考えたり、遊び歌を考えたりすることができる。 【知識及び技能】 4 指導計画(全49時間 本時:40時間目) <活動Ⅰ点字学習> 4月(8時間) 5月(15時間) 6月(15時間) 7月(11時間) ・触運動の統制 (両手の分離、協応) (向きをそろえる、積み 上げる) (積み上げる、並べる) →朝学習に移行 (触察によって測る) ・点字学習 (「め」たどり、マスあ け見付け) (「め」たどり、マス あけ見付け、変わり目 見付け) <活動Ⅱことばの学習> 4月(8時間) 5月(15時間) 6月(15時間) 7月(11時間) ・ことばあそび (しりとり、仲間見付け 等) ・おはなし読み聞か せ ・ことば見付け 遊び歌 (「〇」で始まる言葉見 付け、「うたにあわせて 〇〇〇〇〇」づくり) (「〇」で始まる言葉見 付け、暗唱「あいうえ おであそぼう」) 5 本時 令和○年○月○日(○) 第○校時 小学部1年教室 (1) 本時の目標 〇 点字の行の中にあるマスあけを見付けることができる。 〇 見付けた「と」で始まる言葉の中で知っているものの意味を、自分なりに話すことができる。 〇 「と」で始まる言葉を見付け、楽しんで「と」の遊び歌を考えることができる。 (2) 本時指導の考え方 本時は、点字学習とことばの学習という二つの学習活動で構成し、1学期の間、少しずつ活動内容 を変化させながら継続して行っている学習である。本時についても、学習の初めに、同じ流れで進め ていくことを確認して学習を始める。 活動Ⅰ点字学習では、点字の並びに沿って手を動かす活動を行う。「め」たどりや「マスあけ見付 け」等の教材を行っていく中で、点字の行に沿って手を動かす際に大切にしたい四つの手の動かし方 を意識させていきたい。少しずつ教材を変えていくことでA児が意欲高く学習を続けていけるように する。また、できていることや守ってほしいことを具体的に伝えることで、意識させたいことを明確 にできるようにする。

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活動Ⅱことばの学習では、条件に合う言葉を見付ける活動と見付けた言葉を活用して遊び歌を考え る活動を行う。本時は「と」で始まる言葉をテーマに活動を行う。初めの「と」で始まる言葉を出す 活動では、自分の知っている言葉や思いついた言葉を出していくように促す。その際、意味を説明し やすい言葉、間違えやすい言葉をいくつか話題にし、意味の確認や説明を行わせる。会話の中で行う ようにすることで、自然な雰囲気の中で単語についての知識が増やせるように意識する。遊び歌づく りでは、「四・四・五」の文字数を意識した遊び歌づくりを行う。音の数に合わせて言葉を考えるこ とが難しい場合は、音の数をシールで示した「音の数カード」を使用して、音韻が意識できるように する。音の数を意識することを大切にして、その他については自由に考えさせることで、音韻を意識 できるようにすることと、考える楽しさを実感できるようにしたい。 学習全体を通して、各活動における頑張ることを明確にすること、集中する場面と楽しく考える場 面を意識して雰囲気づくりをすることを大切にする。また、挨拶や聞く姿勢といった学習に向かう姿 勢を大切にし、できていることを具体的に伝えることで、自身の成長を実感できる授業づくりを心掛 けたい。 (3) 準備 ①点字教科書 ②滑り止めシート ③セロハンテープ ④音の数カード ⑤ICレコーダー (4) 展開 配時 学習活動・内容 指導上の留意点 教材 評価 2分 10分 2分 はじめのあいさつをする。 1 学習の流れを知る。 本時の学習の流れについての 話を聞く。 2 活動Ⅰ点字学習 (1) 「め」たどり (2) スタート、ゴール (3) マスあけ見付け 〇点字の並びに沿って手を動か すこと 3 活動Ⅱことばの学習 「うたにあわせてあいうえお」 (1) 前時までに考えたものを確 認する。 ・学習に必要な道具を準備す るように促す。 ・「教科書の向きを正しく置 く」等自分で学習具の操作 ができるように、できるだ けA児が行うようにする。 ・手の動かし方を意識できる ように、四つのポイントを 初めに伝える。 ① 両手の人差し指を揃え る。 ②行の終わりまで止まらな い、終わりで止まる。 ③指は寝せて紙の上に置く ④手の力を抜く。 ・前日宿題で考えてきた言葉 を基に、(2) の活動を行う ように促す。 ・考えてきた言葉を発言した ① ② ③ ④ ⑤ ・点字の行の中にある 1マスあけを見付け ることができる。 (様相観察) A:手の動かし方四つ のポイントを守っ て、行の中の1マス 空きの数を正確に数 えることができた。 B:手の動かし方四つ のポイントを守るこ とはできた。 C:手の動かし方四つ のポイントのうち二 つは守ることができ た。 ・見付けた「と」で始 まる言葉の中で知っ ているものの意味を 自分なりに話すこと ができる。(発言)

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15分 8分 5分 3分 (2) 「と」で始まる言葉を出 す。 (3) 「四・四・五」のリズムに なるように、言葉を当てはめ る。 (4) 児童が考えた「うたにあわ せてたちつてと」を発表す る。 〇条件に合う言葉を考えること 〇言葉を組み合わせて遊び歌を 作ること 4 本時のまとめをする。 ・頑張ったことを発表する。 ・次時にすることを知る。 終わりのあいさつをする。 後は、A児が言葉を考えら れるようにヒントを言う。 ・会話の中で、いくつかの言 葉に対して意味を尋ねるこ とで、言葉とその意味が一 致できるようにする。 ・話す際に、単語でのみ言お うとする様子が見られた場 合は「きちんと言って」と 伝え、文で話すことを意識 できるようにする。 ・「うたにあわせてたちつて と」を完成し、時間に余裕 があれば、ICレコーダー を使用して録音し、聞いて 振り返ることができるよう にする。 ・A児の頑張っていた姿を伝 え、自分の成長に気付ける ようにする。 ・次時から「な行」を行うこ とを伝え、次時への意欲を 高める。 A:自分なりに考えて 話すことができた。 B:キーワードとなる 言葉を発言すること ができた。 C:その言葉を聞いた 場面を発言すること ができた。 ・「と」で始まる言葉 を見付け、楽しんで 「と」の遊び歌を考 えることができる。 (様相観察・発言) A:遊び歌を考え、完 成させることができ た。 B:教師のヒントを基 に遊び歌を考え、完 成させることができ た。 C:「と」で始める言 葉を見付けることが できた。

参照

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