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ウシ凍結融解精液検査のための携帯型精子解析装置の評価

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Academic year: 2021

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(1)P-37. ウシ凍結融解精液検査のための携帯型精子解析装置の評価. ○加藤 梨帆1,北原 豪1,小倉 孝宏2,陳 昌佑3,陳 逸昌3,大澤 健司1 1. 宮崎大農獣医,2株式会社ピィアイシィ・バイオ,3AIDMICS BIOTECHNOLOGY. 【背景】従来,ウシ精子の運動性は観察者により主観的に評価されてきたが,精子解析(Computer Assisted Sperm Analysis : CASA)装置による客観的評価が登場したことで検査者の熟練度に頼ることなく評価することが可能となっ た。また,近年,携帯型の CASA 装置が開発されたことで場所を問わず検査できるようになった。一方,国内各地の種 雄牛センターで検査,作製された精液ストローは,出荷後において再検査される機会はなく,実際に使用されるまで の期間における管理状況次第では精液性状が悪化している可能性もある。人工授精実施の際に融解後の精液性状を確 認できれば,受胎率低下の原因を突き止めたり,受胎率低下を防止したりする一助になる。本研究では携帯型 CASA によるウシ凍結精液融解後の解析精度を明らかにすることを目的とした。 【方法】黒毛和種種雄牛 10 頭より 14 回採精, 作製された各凍結精液ストローを融解後,8 倍まで段階希釈した精液における精子濃度,運動率および直進運動率を 据置型および携帯型 CASA 装置で測定した。凍結精液ストロー融解直後,3 時間後,6 時間後をそれぞれ高,中,低運 動率モデルとした。精子濃度は直接鏡検(血球計算盤)を,精子運動率および直進運動率は据置型を対照(標準値)とし て,携帯型 CASA 装置による結果と比較,評価した。 【結果】携帯型で測定した精子濃度の結果は希釈なしで運動率が 低いモデルを除き,直接鏡検の結果と有意な相関関係を示し,4 倍希釈の回帰直線の傾きが 0.88 となった。精子運動 率および直進運動率は,据置型の結果と有意な相関関係を示し,2 倍希釈の回帰直線の傾きがそれぞれ 0.78 および 2.10 となった。 【結論】携帯型 CASA は,精子濃度および運動率の評価には凍結精液を 2∼4 倍に希釈することでそれぞれ直 接鏡検および据置型と同程度の精度であることが示されたものの,直進運動率については得られる結果にバラツキが 出る原因を解明する必要がある。.

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参照

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