1.はじめに 全ての大学には構内に付属図書館(以下大学図書館とする)が併設されている。大学図書館の イメージは、従来のキャンパスに通う学生が授業や研究で本を借りたり読んだりするものから大 きな変化が起こっている。その一つが、ラーニング・コモンズの概念の導入である。ラーニン グ・コモンズとは、「複数の学生が集まって、電子情報も印刷物も含めた様々な情報資源から得 られる情報を用いて議論を進めていく学習スタイルを可能にする「場」を提供するもの。その 際、コンピュータ設備や印刷物を提供するだけでなく、それらを使った学生の自学自習を支援す る図書館職員によるサービスも提供する」とされている(1)。この考え方は大学教育改革に関連し ており、文部科学省で審議された「大学図書館の整備について(審議のまとめ)」(2010)におい ては、「大学図書館の機能・役割及び戦略的な位置付け」として、「大学における教育に関して は、学生は授業を受けるだけでなく、より自発的な学習や実践の必要性が重視されてきており、 大学図書館にもその支援の「場」の提供や図書館職員等による学習支援が期待されている」と し、さらに「大学図書館に求められる機能・役割」として、「最近の大学においては、学生が自 ら学ぶ学習の重要性が再認識され、その支援を行うことが大学図書館にも求められている。」(2)と 指摘している。 さらに2012年の中央教育審議会の答申においても「主体的な学修を支える図書館の充実や開 館時間の延長」「学生の主体的な学修のべースとなる図書館の機能強化」(3)など、今後の大学改革 に合わせた具体的な方向性として、学生の主体的な学びの場としての新たな図書館の役割が期待 されている。 また、大学改革において中央教育審議会(2016)の答申では、学習指導要領の改訂の方向性と して、「生きて働く知識・技能の習得」「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の 育成」を目指し、「どのように学ぶか」という視点から「主体的・対話的で深い学び(「アクティ ブ・ラーニング」)の視点からの学習過程の改善」が示されている(4)。学生が自分達で考えなが ら、そして試行錯誤を繰り返しながら人生や社会に生かせる知識・技術を習得するためには、実 践的な活動とそれを生かす場の提供が不可欠と考える。 筆者は、過去の研究で大学を拠点として多様な子育て支援システムの構築が可能ではないかと 考え、大学構内における学生をスタッフとした子育て支援の場の提供の試みや子育て支援に関す る情報誌の発行と提供の実践を検証した(5)。その際、実践力を身につけるためには、学生が主体 となって子育て支援を企画・立案し、実践することが効果的であることを指摘した。また、子育
大学図書館における子育て支援に関する研究
──学生による絵本の読み聞かせと SNS 等による情報発信を通して──
吉見 昌弘
て支援の情報提供には、地域に密着した紙面を媒体とした身近な情報誌の作成が効果的である が、昨今のインターネットや SNS の急速な普及を考えるとツイッターなどによる情報提供の可 能性を模索する必要があること。さらに、子育て支援の場としては、大学の空き教室を利用して 実践することで十分可能であるが、定期的、継続的に支援する場を提供するためには、何らかの 専用の場を確保する必要があることが課題として残った。 上記の教育的、社会的背景を踏まえ、筆者は、大学図書館という大学機関の場を学生の実践力 を身につける場とすると同時に、子育て支援という社会貢献や地域開放することによる地域に開 かれた大学としての本来の使命を果たすことができればと考えた。 そこで本研究において、①本学の付属図書館において学生による子育て支援の活動を実践する ことで教育効果はどのようなものであるか、②情報発信としてのツイッターやインスタグラムな どの SNS 等の活用の可能性について、③大学図書館で学生による絵本の読み聞かせなどの子育 て支援の実践をすることで、多様な活動の場としての大学図書館の今後のあり方を検討すること。 以上の3点を明らかにすることを目的とする。 なお、ここで対象とする図書館とは、主に大学に付設された付属図書館(大学図書館)をさす が、文献研究においては、公立図書館を含めた図書館での実践活動も加味して考察する。また、 実際の実践活動においては、名古屋短期大学専攻科保育専攻における「子育て支援実践」の授業 における受講生を子育て支援のスタッフとし、活動場所は、通常の教室に加えて桜花学園大学・ 名古屋短期大学付属図書館を活用することで検証していく。 2.図書館における新しい試みに関する文献研究 ここでは、図書館における新しい試みに関する文献研究と実践の事例を取り上げながら、本学 における実践活動につなげていくものとする。なお、ラーニング・コモンズを図書館の機能の一 部と捉えたり、従来の図書館を含めた複合的な施設とみることもできる。その名称もさまざまで あることから一括して図書館に含めて検証していく。また、図書館における子育て支援活動につ いては、大学図書館における活動のみでなく、公立図書館を含めた活動を分析していく。 ⑴ 大学図書館におけるラーニング・コモンズに関する文献研究 大学図書館におけるラーニング・コモンズ(learning commons)とは、「大学図書館における、 学びのための共有スペース。情報のデジタル化が急速に進んだ1990年代、PC を配置し情報収集 や学習などが行える IT 環境を大学図書館内に設置するインフォメーション・コモンズが米国で 普及した。2000年代に入り、大学図書館の役割として、知識を深めるための資料・情報の提供 だけではなく、学生が自主的に学び知識を創造する学習活動全般への支援が求められるようにな り、大学内における多様な活動や学習を支援するサービスを利用できる場の1つとして図書館が ラーニング・コモンズへと移行していった。」(6)という。図書館の機能としては、従来、紙面を媒 体とした書籍が中心となっていたが、ネットワーク社会が急速に発展する中で、情報提供の多く が IT 環境に移行していき、新たな図書館の機能が求められている。
大学図書館におけるラーニング・コモンズとしての活用に関する研究として、浜島幸司ら (2016)は授業外に学生が利用することで、どのような学習効果がもたらされるかアンケート調 査で検証している。その結果、高頻度で利用している学生は学習効果を肯定的に捉えていること を確認している(7)。 山田嘉徳(2017)は、ラーニング・コモンズでの学び場の活用の可能性を検討し、学生による 自由記述を分析した結果、「通常教室と異なる場」「個人・協働学習の場」「友達同士で集まる場」 「飲み物を楽しみながら授業の宿題に関して相談し合える場」「気分転換を図りながらリラックス して勉強できる場」「発表練習ができる場」「多様な形のコミュニケーションが可能な場」などの 群を抽出した(8)。 さらに、足立祐輔(2016)の事例報告では、愛知学院大学図書館情報センター ラーニング・ コモンズ(通称ラーコモ)を2013年に設置し、自律的な学習を支援し、知識の創造を促す新し い学習空間とした。その空間は、自主学習・共同のスペースである「グループワークエリア」、 ゼミなどで活用される「プロジェクトルーム」、プレゼンの練習や発表ができる「プロジェクト ステージ」など6ゾーンで構成されると紹介している(9)。図書館の機能を多様な媒体を用いた情 報収集の場のみでなく、人と人が交流するコミュニケーションの場としての活用を含んでいるこ とが示唆された。 ⑵ 図書館における子育て支援に関する文献研究 図書館本来の情報収集の機能を生かした人的交流の場として活用することを考えた時、図書館 において子育て支援を展開することも可能である。大学図書館と子育て支援に関連する研究とし て、岩田英作ら(2016)は自身の図書館を含めた6つの大学附属の児童図書館(子ども図書室 等)を比較した研究がある(10)。それらの児童図書館の多くは図書館を地域の人々へ開放して、 絵本や児童書などの貸し出しの他に、学生ボランティアなどによる絵本の読み聞かせの催しを定 期的に実施し、年間を通して図書館まつりやクリスマス会など多彩な催しを展開している。ま た、個々の児童図書館では日本語と英語の両方の揃った絵本を並べて開架することで英語教育へ つなげる試みをしたりもしている。芸術大学の児童図書館においては大学の特色を生かして、 「工作会」「映画上映会」を開き、本を中心としながら、そのカテゴリーにこだわらず、ゆるやか な幅をもって親子を支援する大学もみられた。子ども図書室の運営自体を学生ボランティア主体 で実施している図書館もあり、さらに、継続的に図書室の活動に参加することで社会参加実習 (年間1単位)とするなどして教育活動に組み込む事例もある。地域の子ども達に絵本や児童書 の利用者を促進するために、読書ノートがたまるごとに、ブックマーク、クリアホルダー、ブッ クカバーなど、学生が考案したオリジナルの「図書館グッズ」を提供している大学もある。岩田 は、図書館の将来展望として、大学の児童図書館を地域の子育て支援の場、大学の教育研究の 場、大学と地域の交流拠点、学外諸機関との地域連携の場としてなど多様な用途と全学的な支援 体制を整えているとしている。 川瀬綾子(2013)は、大学における地域子育て支援の現状と課題を明らかにするために、各地 域の大学の子育て支援を取り上げ、その中に京都造形芸術大学文化情報センターピッコリー(こ
ども図書館)の実践を紹介している(11)。大学での地域貢献としての育児支援や子どもの「居場 所」の提供が可能であること。大学のカリキュラムと合わせた育児支援が多く、学生にとっても 実践的な教育の機会として相乗効果が期待できると指摘している。その上で、日常的な大学開放 や夏休み等にイベントを展開することで「社会に開かれた高等教育機関」としての役割を果たす 可能性もあるとしている。 吉田昭子(2017)は、直接的な子育て支援ではないが、大学図書館における子ども向けの情報 発信として、大学生の選んだ「こどもたちに読ませたい本」の展示の実践事例を考察してい る(12)。吉田が担当している司書課程の「児童サービス論」の授業において。学生一人一人が自 分の読書体験を基に、子どもに読ませたい本を選んで POP(書店で行われているような、おす すめ本を紹介したメッセージカード)を作成し、その POP と本を文化学園図書館の展示コーナー に展示することで、学生は利用者と本の出会いや教職員、学生間の情報共有や人的交流に関する 貴重な場を得ることができたとしている。 インターネットなどを利用した絵本の紹介なども研究されている。たとえば、松村敦ら(2016) は、絵本の選択を支援する Web サービスの開発を検討した(13)(14)。Web サービスにおいて子ども の興味にあった絵本を推薦するために、子どもの発する質問を利用したソーシャル絵本推薦シス テム「びくぷく」を導入し、利用実験を行った。その結果、Web サービスを通して絵本を読ん だ人の紹介や推薦のコメントが絵本選択のきっかけになるなどの効果があることが分かった。 情報化社会が急速に発展する中で、こうしたインターネットなどの活用したサービスの提供も 広い意味での大学図書館の果たす方向性に合致していると思われる。 一方、公立図書館における子育て支援に焦点をあてた研究も多くみられる。吉川祐加ら(2013) は、全国の子ども図書館を取り上げて考察する中で、その多くの図書館が子育て支援に関連する 施設とも複合化している点を指摘している。その中でも、小牧市えほん図書館は「えほん図書館 育」と子育て広場や商業施設が併設された「ラピオ」と呼ばれる複合施設とすることで利用者の 利便性を高めている(2017年平和堂・アルプラザ小牧の店舗は閉店)(15)。 地域の活動をみれば、地域の公立図書館においても多様性と新たな役割が求められている。た とえば、名古屋市内の多くの公立図書館では、子ども達に絵本の読み聞かせなどの子育て支援が 実施されている(16)。たとえば、鶴舞中央図書館では乳幼児とその保護者を対象に、「ちいさいひ とのおはなし会」を毎週水曜に実施したり、わらべうた、手あそびなどを紹介したりしている。 また、名古屋市西図書館では英語のおはなし会を実施したり、子育て支援コーナー「ぽけっと」 を開設して身近な子育て支援情報を紹介するコーナーを設けている。緑図書館や徳重図書館で は、小さな子ども連れの方が気兼ねなく図書館を利用してもらえるように「赤ちゃんタイム」を 設けて、絵本の読み聞かせをしたり、会話をしながら本選びをするお手伝いをしているという。 その他にもクリスマスソングを楽しんだり、いきものカルタを作ったりなど子どもから大人、お 年寄りも含めた地域住民が交流したり、情報交換をする場としての位置づけがされているのが現 状である。 以上、大学図書館におけるラーニング・コモンズに関する文献研究及び大学図書館に言及し、 さらに、公立図書館における子育て支援に関する文献研究や現状について考察を行った。大学図
書館の果たす役割としては、ラーニング・コモンズに基づく、学生の情報収集とコミュニケー ションの場として多様な活用が実施されており、さらなる可能性があることがうかがわれた。さ らに、大学図書館が子育て支援として果たす役割は、公立の図書館が実施しているような絵本の 読み聞かせや子育て広場としての活用の他に、学生が授業内外で自主的、実践的に子育て支援を 活動したり、絵本などの情報発信をする役割が期待できることが分かった。 これらの先行研究や図書館の現状を参考にして、本学の付属図書館における子育て支援の実践 研究から大学図書館の可能性を検討していきたい。 3.大学図書館における子育て支援に関する実践研究 ⑴ 実践研究の目的 本学の付属図書館における学生による子育て支援の実践研究として下記の要点に絞って検証 し、分析、考察をしていく。 ① 学生による子育て支援の活動による実践的な教育効果はどのようなものであるか ② 情報発信としてのインスタグラムなどの SNS の活用の可能性を検討する ③ 子育て支援の活動の場を含めた大学図書館の今後のあり方を検討すること ⑵ 桜花学園大学名古屋短期大学図書館の概要と現状 本学に付属する図書館は、同じキャンパスに位置する2つの大学・短大に付属する図書館であ り、「桜花学園大学名古屋短期大学図書館」と呼ばれている(17)。施設としては1955年名古屋短 期大学開設(名古屋市昭和区緑町)付属図書館として開館し、その後移転や増築が行われて地上 3階建、蔵書数232,785冊(2015年度)余りの大学図書館である。1階は、受付、参考図書、視 聴覚(AV)、資料、雑誌、コピー機、絵本、紙芝居、2階は一般閲覧室、指定図書、文庫・新書、 3階は書庫、研究室1、2、多目的ホールとなっている。特に1階入り口付近には、絵本・紙芝 居の置かれた部屋があり、本学で保育を学ぶ学生が多く利用している。利用者は、本学学生と教 職員が中心であるが、その他、卒業生や本学公開講座受講者、付属幼稚園児保護者、子育て交流 会の参加者などが利用可能となっている。学生の利用が少ない9:00∼10:00、付属幼稚園降園 時14:00∼15:00などは親子連れでの入館も認められているが、一般的な近隣住民への開放は されていない(2017年度現在)。 ⑶ 実践研究の方法 本学付属図書館の1階のスペースを使い、名古屋短期大学専攻科保育専攻で筆者が授業を担当 している「子育て支援」の授業として実践を行い、学生への指導や観察、学生自身の振り返りの コメントなどを通して分析、考察をしていく。 実施期間:2017年9月∼12月の月曜1、2限 実施対象者:「子育て支援実践」の授業の受講者、専攻科1年20名、2年5名の合計25名
授業の主なスケジュールと概要: 初回授業でオリエンテーションと年間の流れの説明をした後、日本各地の図書館の役割や機 能、子育て支援や地域住民の活用の場などを紹介する資料を提示したり、動画で紹介して必要な 知識を身につけてもらった。加えて、近隣に位置し、地域のコミュニティの場であり、子育て支 援を積極的に実施している岡崎市立中央図書館へ学生を引率し、見学や説明、質問などを行い、 活動の具体的なイメージができるようにしてもらった。その後、5名前後で5グループ編成し、 各グループには、まとめ役の班長を決めた。さらに本学の付属図書館をあらためて見学した後、 子育て支援として付属図書館で何ができるのかグループで話し合ってもらった。 話し合いの際、筆者は、できるだけコメントを控え、学生自身が主体的に考えて提案、行動で きるように配慮をした。 その結果、以下の3点を活動の中心とすることにした。 ① 各グループで本学付属図書館の1階の空きスペースを使い、地域の子育て中の親子を招い て絵本の読み聞かせなどの子育て支援活動を実施する ② 紙面での絵本だよりの作成やインスタグラムを用いた絵本紹介を試みる ③ 絵本が置かれている部屋を中心に装飾等をして、来訪者が楽しく感じられるようにする なお、各実践後には適宜、振り返りの話し合いを行い、授業の最終日には、全体を振り返るレ ポートを書いて考察してもらった。活動場所としては、作業や打ち合わせは通常の教室を使い、 子育て支援の実践は、本学付属図書館1階の空きスペースを利用した。 以下の実践結果については、教員として上記の3点の活動に分けてまとめながら考察を加えて いく。 ⑷ 実践結果 諸活動の実践の結果は下記の通りである。 ① 絵本の読み聞かせなどの子育て支援活動について 5名程度の5グループに分かれて、話し合いながら図書館でどのような子育て支援ができるか 話し合ってもらった。最初は、図書館という場の雰囲気から市販の絵本の読み聞かせをするとい テーマの意見が多く出されたが、以前、各図書館のユニークな取り組みの様子を資料や動画で見 て参考にすることを伝えると絵本の読み聞かせに限らない子育て支援のあり方を考えるように なった。その結果、各グループで親子が楽しめるユニークな取り組みを提案し、決定した。その 結果が下記の通りである。 第1回 平成29年12月4日㈪ テーマ「絵本 de いち に さん‼ 」 第2回 平成29年12月11日㈪ テーマ「みんなでペタペタ シール絵本作り」 第3回 平成29年12月18日㈪ テーマ「ぐりとぐらになってみよう‼ 」 第4回 平成29年12月25日㈪ テーマ「オーストラリアからサンタがやってくる」
Fig. 1 図書館での催し案内 これら4つの催しを午前10時∼11時に実施した。催しを実践するグループは、事前に催しに 関する指導案を作成し、筆者が目を通して、気 になる点を確認していった。また、実施前には 必ず、他のグループを含めた全員に対してリ ハーサルの形で当日の催しの流れについて説明 を加えながら演じてもらうことで当日の流れを イメージしやすくした。 また、広報について、本学付属図書館では教 職員や学生以外の利用はほとんど無いことか ら、キャンパス内に位置する名古屋短期大学付 属幼稚園の保護者やキャンパス内で実施してい る子育て交流会と呼ばれる親子の集まりの場な どで図書館の催し案内のチラシを配布し、参加 者を募った。実践活動の際は、学生全員を催し のスタッフとすると多すぎることから、企画し た1グループのみが実践することとし、他の4 つのグループは図書館の絵本だよりや SNS を 使った絵本紹介や図書館の装飾等の作業に別れ て授業を展開することとした。 〇 第1回 平成29年12月4日㈪ テーマ「絵本 de いち に さん!!」の活動結果 初回の催しは、午前9時の授業開始に合わせて、図書館に入り、机や椅子を移動させて準備を 開始し、午前10時から親子を招いて催しを開催した。環境構成としては、通常は図書館1階の 奥のスペースで書籍や雑誌を読むための机や椅子を移動させ、親子がクツを脱いでくつろげるよ うに下にクッションマットを敷いて対応した。また、案内のチラシを玄関に貼ったり、催しの開 始10分ほど前には図書館の玄関に2名ほど学生が待機し、案内係を担当した。しかし、同時刻 に隣接する付属幼稚園で保護者や子育て交流会の親子を招いてのオペレッタの劇が開催されたた め、参加者がゼロという結果になってしまった。 〈考察〉 準備の段階では、Fig. 2に見られるように本来は子育て支援などの活動をするスペースでない 場所を使用するために机や椅子の移動とそれを再度元に戻す作業にかなりの労力を費やすことが 分かった。また、実際の催しについては、事前の下調べと広報不足から参加者がゼロの結果と なった。しかし、学生達が事前に準備した活動自体からは学ぶべきことが多くあり、さらに次の グループへ準備の段取りを伝えることで、他の学生達の今後の活動に生かせる結果となったと考 えられる。
Fig. 2 子育て支援を実施する前後の環境構成の違い(2回目の催し) 〇 第2回 平成29年12月11日㈪ テーマ「みんなでペタペタ シール絵本作り」の活動結果 2回目の催しは、保護者16名、子ども19名ほどであった。前回と同様の準備と案内の行動を したが、図書館の場所が分からず、キャンパス内で図書館を探す親子が見られた。催しの内容 は、大型絵本『なにを食べてきたの?』を親子の前で読み聞かせをした後、学生が作った小型の 手作り絵本に、先ほどの読み聞かせに登場するしろぶたの絵に色々なシールを貼ったりしてオリ ジナルの絵本を作るなどして楽しんでもらった。 活動の終了後は、通常の教室に戻って他の学生と合流し、当日の様子の振り返りをして報告し てもらった。 〈考察〉 活動後の振り返りでは、当然、分かっていると思われた図書館の場所が外来者には分からない ということに気づき、次回からキャンパス内に案内の掲示や駐車場などに案内の学生を配置する などの配慮をするなどで改善していくことを学生達が決めていた。また、ベビーカーの置き場所 や荷物を保管する場所なども必要であることが実践を通して気づき、その対応を次回の催しに生 かすことになった。 環境構成では、催しの実施場所が図書館の奥にあったことから、学生のアイディアで館内の通 路に沿って床にぶたの足跡のマークを貼り付けて道案内としたことで子ども達が楽しんでいた。 終了後の学生の振り返りでは、乳児の割合が予想よりも多かったことを踏まえて、年齢層に応 じた対応をすると良かったことに学生が気づくなど、実践を通しての学びを深めていることがう かがわれた。 〇 第3回 平成29年12月18日㈪ テーマ「ぐりとぐらになってみよう!!」の活動結果 3回目の催しは、保護者13名、子ども15名ほどであった。前回の振り返りを踏まえて、通路 に足跡のマークをつけて案内としたり、ベビーカーや荷物の置き場所を指定したりなどの改善を 行った。また、参加者が予想よりも多くなった場合を想定して、別のスペースでくつろげる場所 なども確保しておいた。催しの内容は、絵本の世界に入り込もうというコンセプトで最初に『ぐ りとぐら』の大型絵本の読み聞かせをした後、ぐりとぐらになりきるために、手作りのぐりとぐ
らの帽子をプレゼントし、それをかぶって図書館内を探検してもらった。図書館内を森の中に見 立てて、花やちょうちょなどの壁面を貼ったり、クイズを出しながらカステラの材料を集めて、 最後にカステラが完成したところで、段ボールで作ったカステラの前でチェキを使って撮影し、 その写真をプレゼントした。学生達は動物役を担当したり、クイズを出したりしながら親子と楽 しく関わる様子が見られた。 〈考察〉 図書館での読み聞かせのみでなく、図書館内の広いスペースを使って冒険するような方法で楽 しむアイディアを工夫していた。単なる読み聞かせで絵本に興味をもってもらうよりも、絵本の 世界を実際に親子で行動することでより親しみやすくなるという発想は良いと感じた。ただ、学 生自身の振り返りのコメントに書かれたように図書館の本棚が立ち並ぶ場所を森に見立てて移動 することには環境構成の面から少し無理があったなど問題点についても自ら気づいていることが うかがわれた。 〇 第4回 平成29年12月25日㈪ テーマ「オーストラリアからサンタがやってくる」の活動結果 4回目最後の催しは、保護者35名、子ども50名ほどで予想外に多い人数であった。前回の催 しの参加者が再度来訪したり、英語による読み聞かせなどを事前に知らせていたことから興味の ある保護者が来訪したようである。催し の内容は、手作りの紙芝居を使いなが ら、英語でオーストラリアの動物を紹介 したり、挨拶をしたり、英語で歌ったり した後、最後にサンタクロースが登場し て子ども達一人一人にお菓子のプレゼン トを配った。 参加者が予想よりも多かったことか ら、急遽、スペースを広げたり、椅子な どを新たに用意したり、プレゼントを増 やすなどして対応した。 〈考察〉 参加者を事前申込としたり、人数制限をかけなかったことで予想外の参加者の対応に学生ス タッフが非常に苦労した。催しの実施中は教員としてできるだけ関与しないようにしていたが、 この時だけは事故が起きないように筆者自身も椅子の用意やスペースの確保の指示をするなどし た。学生スタッフも対応に戸惑いながらも、親子が楽しんで無事に催しが達成できたことに充実 感を得たようであった。 Fig. 3 予想外に多い参加者に戸惑う
Fig. 4 絵本だよりの作成 ② 紙面での絵本だよりの作成やインスタグラムを利用した絵本紹介及び壁面装飾 〇 絵本だよりの作成 図書館における子育て支援活動と同時並行 して、絵本便りやインスタグラムなどを使っ た情報発信を試みた。絵本だよりについて は、他の図書館で実施している絵本の紹介な どを参考にして、学生が自分達の経験を踏ま えて、子ども達に読んで欲しいと考える絵本 を紹介してもらうように伝えた。レイアウト 等の構成はすべて学生に任せて作成してもら い計4回ほどの絵本だよりを作成した。作成 した絵本だよりは、筆者が印刷し、学生から 催しに参加する親子などに配布し、絵本に興 味を持たせたり、絵本選びの参考にしてもら うようにした。 〇 インスタグラムを利用した絵本紹介 SNS を利用して親子で楽しめる絵本の紹 介 を 検 討 し た。SNS を 使 う ア イ デ ィ ア は、 学生達が日頃、どのようにして情報を収集す るのかといった話し合いの中で生じたアイディアであった。最初はブログやツイッターなどの SNS を利用することも検討したが、ブログは使用方法を学生がよく知らないこと、ツイッター は文字数制限があり、絵本を紹介するのが難しいことから不採用となった。受講生の8割以上が インスタグラムを利用しており、特に関心が高く、希望も強かったことから、インスタグラムに よる絵本の紹介をすることに決めた。アカウントは筆者が使用しているメールアドレスを使って 作成し、アドレスとパスワードを学生に管理してもらい、自由に使うことができるようにした。 紙面での絵本だよりを参考にして、インスタグラムで絵本にコメントをつけて紹介した文章を作 成し、画像をつけて投稿する作業を学生達が分担しながら、何度か繰り返し、実施した。 〈考察〉 絵本だよりとインスタグラムによる絵本紹介の実践は、実際には授業外での活動として実施し てもらうことになった。紙面での絵本だよりは、多くの参考資料がネットなどに拡散しており、 情報収集がしやすかったことと筆者自身が過去に何度か指導した経験を生かすことで予想しやす かった。絵本だよりの作成においては、筆者の方からは、単なるあらすじの紹介ではなく、自分 達が実習などを通した読み聞かせなどの経験を踏まえた紹介をしてもらうことをお願いしたが、 十分にこちらの意図が伝わらず、ネットで掲載されているような紹介文に近い形になってしまっ た。ただ、今回の活動については、極力、学生自身に自由に考えて実行させたいという願いもあ
り、それ以上は指示をしないで作成を任せることにした。 一方、インスタグラムについては、筆者自身が日頃、使う経験が無かったことから、文面など のチェック以外は全面的に任せるしか手段が無く、セキュリティに配慮しつつ、情報を発信して いった。SNS の利用については、学生達の方がはるかに知識や技術を習得していると思われる が、それでも授業の中に組み込む場合は、最低限の知識が教員に必要であると思われた。 ③ 絵本のへやを中心とした装飾活動 授業時に、図書館で実践しているグループ以外は、通常の教室で、次の催しの事前準備か図書 館の壁面装飾の作業を実施していた。壁面装飾については、事前に岡崎市立中央図書館などを見 学し、その児童図書館の部屋の装飾を参考にしたり、自分達が保育所の実習などを通した壁面の 様子をイメージして飾りつけを考えた。筆者からは、親子が図書館を楽しい場所と感じてもらう ような装飾にして欲しいこと、今回の授業が終了した後にも数年間は装飾を維持したいので、長 年経過しても色あせたり、外れたりしないような装飾にして欲しいことを提案して、後は学生に 任せることにした。学生達はアイディアを出し合いながらも、絵本の登場人物を題材にしたり、 壁面ではなく天井に飾りをつけるなど工夫していた。また、絵本のへやの看板には、透明のテー プで覆うなどして補強することで学生なりに長持ちするよう配慮していた。 Fig. 5 絵本のへやの壁面装飾 〈考察〉 図書館の壁面装飾の提案については、催しを実践しているグループ以外の学生達が自主的に活 動をすることを想定して考えた授業内容である。この授業の展開において、担当する筆者以外に は、直接指導する教員はいないことから実践の指導を教員がしている間にも、通常の教室で自主 的に作業が続けられるように意図したものであった。そのため、学生が自由なアイディアで装飾 の作品を作ることができた反面、図書館のどの位置にどのような方法で貼り付けたり、飾ったり するのかという面での配慮が不足し、装飾を実際に飾る際に配置や飾り方で戸惑うことがあった。
4.全体のまとめと今後の課題 ⑴ 全体のまとめ 先行研究を踏まえた考察及び本学付属図書館での実践活動を踏まえて、大学図書館における子 育て支援を含めた多様な活動の可能性についてまとめていく。 ① 大学図書館における学生による子育て支援の活動による教育効果 先行研究や本学での実践研究などを踏まえ、大学図書館を活用した学生による子育て支援活動 は、実践的な教育効果としては、次のようなものがあると考えられる。 一つは、大学図書館での活動を授業に組み込み、授業内外の時間を活用することで、学生の主 体性や自分自身で考える力が育つことが分かった。授業内に実践活動を展開することで教員の指 導のもと、より教育目標を明確にして、絵本の読み聞かせなど実践的な発表をする機会を大学図 書館で取り組むことが可能であり、また振り返りをする時間を設けることで応用力も身につくと 考えられた。さらに、授業内で実践するために、授業外での自主的な活動が生じてくる。たとえ ば、今回の実践活動においても絵本だよりなどの情報発信については、学生自身に任せ、特に指 示をしなかったにも関わらず授業外で活動をしていた。実践活動の準備も教材を集めたり、アイ ディアを話し合うことは授業外でも必要であり、授業を実践の場として、その予習としての実践 の準備と復習としての振り返りを生かした教育効果が期待できる。 二つ目は、大学図書館で実践活動をすることで、多様な情報収集のみでなく、情報発信として の応用力の養成や図書館での特色を生かした子育て支援などの実践力を身につける教育効果を得 ることが分かった。教育活動において、情報を収集することは重要な要素である。その点につい ては、図書館は豊富な絵本を抱え、さらに雑誌やビデオ、活動するために必要な知識をあつめる 書籍がそのまま利用可能となる。たとえば、今回の実践のように絵本の紹介や読み聞かせの実践 活動を考えた時、そのまま図書館の絵本を利用すれば良く、今後、大学図書館の役割に多様性が 広がれば、学生の教育効果もさらに広がっていくことが予想される。言い換えれば、学生達が、 知識と実践を行き来しながら実践的な能力を養うためには大学図書館での活動は理想の環境であ ると言えよう。 その他にも今回の実践活動を振り返ると、通路に足跡のマークをつけるアイディアを考えた り、館内全体を使った催しの実施や多人数の来訪者への臨機応変の対応、そして、学生同士では 学ぶことのできない、世代を越えた多様なコミュニケーションの能力など大学図書館で実践を通 した教育効果が得られたと考えられよう。 ② 情報発信としてのインスタグラムなどの SNS 等の活用 絵本だよりの作成については、他の図書館での絵本だよりを参考にして、自分達で工夫しなが ら絵本を選んだり、構成を組むなどの工夫をすることができたと思われる。ただ、学生が情報発 信を読み手の気持ちになって作成していくところまでは、今回はたどりつくことができなかっ た。
SNS による情報発信については、インスタグラムを活用してみたいという発想は、学生にし か思いつかなかったことである。大学図書館がインターネットを活用した情報収集の場であると 同時に、情報発信の場としても活用すべきである。ツイッターなどは今回活用をしなかったが、 個人と個人間の情報交換のみでなく、入試広報などにも貢献している現状から、利用目的や方法 を工夫することで情報交流をすることは十分可能である。そのためには、教職員や学生自身が正 しい理解と技術を身につけた上で、ホームページのコンテンツを作成したり、ツイッターやイン スタグラムなどの SNS を積極的に利用して、地域や世界に発信するような情報センターとして の機能も果たすべきであると考える。 今後は、月ごとに絵本を紹介するお便りや子育てに関する情報誌を作成して閲覧、配布するな どして、定期的な情報発信をすること。加えて、インターネットのホームページを利用した情報 提供やツイッター、インスタグラムなどのさまざまな SNS を活用した情報発信や交流の機能を もたせることで大学図書館としての可能性も広がると考えられる。 ③ 大学図書館の今後のあり方を検討する 大学図書館としての今後のあり方として、一つは、大学図書館の多様性を認め、学生が自主的 に実践力や応用力を身につける場と機会を設けるような環境構成を整えることである。大学図書 館としての役割は、そのキャンパスで学ぶ学生に最も活用してもらうために存在すべきである。 しかし、それは単に、学生のみが独占する施設という訳ではなく、文献研究で見られたように、 個々の学生が自主学習をしたり、グループワークなど協同で話し合いをする場であると同時に、 地域に住む親子など地域住民と学生の交流が自由にできる多目的なスペースを確保することが学 生の教育効果及び社会貢献の両方の面から必要であると考える。また、多様性のある大学図書館 を実現するためには、教職員及び学生、そして、地域住民を含めた多様な人材と、情報収集、発 信の場、さまざまな人の交流の場など複合的な要素をもった施設づくりが重要であると考える。 二つ目は、大学図書館の可能性の一つとして、特徴を生かした子育て支援が展開できることで ある。学生にとっては図書館というさまざまな情報の宝庫から得た情報を生かした子育て支援が 可能となる。特に図書館にある絵本を活用することで地域の保育所や子育て支援センターが実施 している子育て支援の広場や活動よりも特色を生かした活動が可能となる。たとえば、子どもに は絵本の読み聞かせで絵本に興味をもってもらうことや遊びの場とすることも可能である。一 方、保護者にとっては、図書館で子育ての雑誌や情報誌を読むことで情報収集が可能であり、自 分自身の趣味や知識を増やすことも可能と考えられよう。さらには、各大学の特色を生かしつ つ、大学図書館における利用者のニーズに沿った英語教育や芸術などと関連づけた催しや展示物 などを企画し、実施することが可能である。 本学付属図書館について言及すれば、施設面においては、保育士養成校としての特色を生かし て、児童図書室や子ども図書室などの配置と役割を明確に位置づけ、できるだけ広いスペースで 地域の親子が気軽に来訪して、学生と交流ができるような場と機能の環境整備を進めることが最 適と考えられる。さらに、他の施設や機能を組み合わせた複合施設を構築すること、たとえば売 店やパン屋、喫茶店などを組み合わせることで利便性のある環境構成が可能となる。
情報面においては、インターネットや SNS などを活用した情報発信や情報収集、ネット上で の相互交流を支援する機能を備えるなどの情報センターとしての役割も重要な役割になってくる と考える。 さらに、地域連携に関しては、本学付属図書館を拠点にして、近隣の自治体との連携も可能で あり、たとえば豊明市や名古屋市緑区と連携しながら、地域交流や地域の町おこしなどを教育活 動に組み込むことで学生と地域住民にとって相乗効果が期待できると思われる。 ⑵ 今後の課題 研究としての今後の課題は、大学図書館における可能性と広がりを他大学の実情を見学、視察 した上で検証していくこと。さらに、それらの知見を応用しつつ、本学付属図書館において何が できるか、その可能性について実践を通して検証を積み重ねていくこと。同時に施設設備面での 改善を行いながら、本学の特色を生かした学生の教育効果、地域住民との交流、情報発信の場と しての使命を追求する研究を進めることが課題であると考えられる。 引用・参考文献 ⑴ 文部科学省 科学技術・学術審議会 学術分科会 研究環境基盤部会 学術情報基盤作業部会 (2010)大学図書館の整備について(審議のまとめ)─変革する大学にあって求められる大学図 書館像─ ⑵ 同上 ⑶ 文部科学省中央教育審議会(2012)新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて─生 涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ─(答申) ⑷ 文部科学省中央教育審議会(2016)幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学 習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)補足資料 ⑸ 吉見昌弘(2013)大学を拠点とした複合型子育て支援システムの構築―学生による情報誌作成 から地域における実践活動を通して―,名古屋短期大学研究紀要 第51号,pp. 155‒169 ⑹ 日本女性学習財団 キーワード・用語解説 http://www.jawe2011.jp/kaisetsu/index.html アクセス 日2018.1.6 ⑺ 浜島幸司,岡部晋典,鈴木夕佳(2016)ラーニング・コモンズが学生にもたらす学習成果─同 志社大学良心館 LC 利用アンケート調査から─,同志社大学学習支援・教育開発センター年報 (7), pp. 3‒24 ⑻ 山田嘉徳(2017)ラーニング・コモンズの学びと活用可能性に関する一考察,大阪産業大学論 集.人文・社会科学編 (30), pp. 1‒14 ⑼ 足立祐輔(2016)ラーニング・コモンズと大学図書館,館灯 54(0), pp. 36‒40 2015年度東海地 区協議会第1回研究会 事例報告3,私立大学図書館協会西地区部会東海地区協議会 ⑽ 岩田英作,マユーあき(2016)大学附属児童図書館の展望─6館の比較を通して─,島根県立 大学短期大学部松江キャンパス研究紀要 (54), pp. 183‒192 ⑾ 川瀬綾子(2013)大学における地域子育て支援の現状と課題─京都造形芸術大学芸術文化情報 センターピッコリー(こども図書館)の取り組みを中心に─(北克一教授退官記念特集号),京 都精華大学 情報学 10(2), pp. 1‒11 ⑿ 吉田昭子(2017)大学生の選んだ「こどもたちに読ませたい本」の展示,文化学園大学・文化
学園大学短期大学部紀要 48, pp. 123‒131 ⒀ 松村敦,柿島大貴,宇陀則彦(2016)子どもの質問を利用したソーシャル絵本推薦システムの 提案,図書館情報メディア研究 13(2), pp. 23‒35 ⒁ 松村敦,濱沖肯志郎,榎本祐季,三島希(2016)ソーシャル絵本推薦システムにおける自動推 薦機能導入の試み,情報知識学会誌 26(2), pp. 211‒216 ⒂ 吉川祐加,前田博子(2013)小牧市えほん図書館における利用者評価─子ども図書館と子育て 支援施設との複合化の場合─,豊田工業高等専門学校研究紀要 45, pp. 115‒120 ⒃ 名古屋市図書館 https://www.library.city.nagoya.jp/index.html アクセス日2018.1.6 ⒄ 桜花学園大学名古屋短期大学図書館 http://libwww.nagoyacollege.ac.jp/index.html アクセス日 2018.1.7 (受理日 2018年1月9日)