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平成
28
年3
月修了修 士(工学)学 位 論 文
中小企業における組織能力獲得のための 組織学習の実践
Practice of the organization learning to get the organizational capability in the production field of the small and medium enterprises
平成
28
年3
月10
日高知工科大学大学院 工学研究科 基盤工学専攻 起業家コース
学籍番号
1185103
久 保 田 智 大Tomohiro Kubota
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論文要旨
本研究は、中小企業の生産現場において組織能力を獲得するための組織学習につい て論考したものである。中小企業の生産現場では人的資源が乏しく、業務遂行が組織 能力の獲得に繋がらないという問題があった。そこで、中小企業の生産現場における 組織能力の形態を明らかにし、組織能力形成のための組織学習の方法論を構築するた めの実践研究を行った。実践研究の場としたのは筆者が勤務する山本貴金属地金㈱の 貴金属材料を製造する生産現場である。実際の生産現場にて技能者と共に実践研究を 行った結果、山本貴金属地金㈱の生産現場における組織能力とは組織学習によって質 と量が向上した技能の総和による変動対応能力であるということを定義することがで きた。さらに組織学習の方法論については、その組織に応じた組織学習の方法を組織の メンバー全員で定義することが重要であるとの結論が得られた。
本研究の成果は、ヒトが少ない、作業が一人作業で技能者個人への依存度が高過ぎ る、といった原因から様々な課題を抱える中小企業の生産現場において、組織能力を 獲得するための一つのモデルケースとして重要な役割を果たすものであると考える。