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図1 人を感じて反応する回路

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Academic year: 2021

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人を感じて反応する回路の設計と製作

高知工科大学 システム工学群 電子工学専攻 学籍番号: 1150077 氏名: 髙石 龍舞

1. 本研究の概要

本研究では、人間の接触のみを感知して動作す る回路を目指して、PIC と複数のセンサを用いて、

人の接触を感知して LED の点灯を行う回路の設 計と製作を行う。容量検知、温度検知、カラーセン シングの 3 つを使って人が接触しているかどうかを 判断すると、それぞれのセンサに対応する色の LED が点灯する。この回路の製作を通して、回路 製作能力、プログラム記述能力、アナログ・デジタ ル回路の理解力の向上を目指し、モノを作る技術 力を身につけることを目的としている。

2.人を感じて反応する回路の設計と製作 PIC16F1938 と容量検知を行うためのタッチパネ ル、温度センサとしてサーミスタ、LM35DZ とカラー センサを使って製作した。タッチパネルに穴を開 け、そこから温度センサによる温度検知、カラーセ ンサによるセンシングを行えるように設計した。図 1 左側のタッチパネルがタッチパネル 1、右側の青い タッチパネルがタッチパネル 2 である。タッチパネ ル 1 には、タッチパネル、サーミスタ、LM35DZ が 用意され、タッチパネル 2 には、タッチパネル、サ ーミスタ、カラーセンサが用意された。それぞれの タッチパネルに対応する 3 色 LED を用意し、各セ ンサによって人が触れていると判断されればセン サに対応する色の LED が点灯する。タッチパネル による容量検知には PIC16F1938 の容量検知モジ ュールを利用している。サーミスタ、LM35DZ による 温度検知は A/D 変換を利用して電圧の変化から 温度を読み取っている。カラーセンサによる色判別 には I2C 通信を利用しており、カラーセンサは内 蔵の白色 LED の反射光を利用して各色 10bit の 分解能で RGB 値を測定し、色の判別を行ってい る。

3.プログラムにおいての工夫点

容量検知においては、設定したしきい値以上の 静電容量の変化を検知すると対応する色の LED が点灯する。これによって指のようなものの接近を 把握する。

温度検知ではサーミスタ、LM35DZ によって温度 に対応した電圧が PIC に出力される。この電圧値 が人体に対応する温度範囲であれば、それぞれ対 応する色の LED が点灯する。LM35DZ は温度検 知に時間がかかるため当初 34℃~40℃としていた しきい値を 28℃~40℃に変更した。

カラーセンサによる色判別では、測定された赤(R)、

緑(G)、青(B)、それぞれの値がしきい値以内であれ ば対応する LED が点灯する。色のしきい値の設定 は私の指の色を基準に行った。黄色人種の肌は黄 色いため赤(R)が最も大きく、青(B)が最も小さくなる ように設定した。

4.まとめ

回路の外観を図 1 に示す。タッチパネル 1 では 容量検知、温度検知によって、ある程度人以外の ものを感知して動作することを排除できた。しかし、

LM35DZ が原因で人の接触を感知するのに時間 がかかり、連続してセンシングを行えないという欠 点がある。タッチパネル 2 では LM35DZ の代わり にカラーセンサを使うことでこれらの問題を克服し ているが、カラーセンサも人の肌以外の色に反応し て動作することがあり、人の接触のみを感知して動 作するという目的を完全に達成しているとは言えな い。

図1 人を感じて反応する回路

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