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ISSN 2186-8611

Working Paper Series

Faculty of Economics Saitama University, Japan

埼玉大学 経済学部

No.9 宮﨑雅人

都道府県における予算編成過程に関する分析 2015年5月

(2)

都道府県における予算編成過程に関する分析

宮﨑雅人

埼玉大学大学院人文社会科学研究科・准教授

概要

本稿の目的は,都道府県における予算編成過程の今日の特徴を明らかにすることである。

分析の結果,次の点が明らかになった。

1に,野口他(1978)が大規模組織の特徴として指摘した増分主義的傾向は弱まっている ことが明らかになった。近年の地方自治体における地方税を中心とした歳入の減少と義務 的経費を中心とした歳出の増加を反映し,予算余剰が小さくなっているため,増分主義的 傾向が弱まっているものと思われる。第 2 に,財政部門による予算編成過程における機械 的なコントロールのうち,増分主義的傾向は弱まっている一方で,枠配分的傾向は強まっ ていることが明らかになった。したがって,施策担当部門や企画部門に対する財政部門の 相対的な力の強さは大きくなっているといえよう。第3に,野口他(1978)は組織規模が小さ くなるにしたがって首長の影響力が強くなると結論づけていたが,組織規模の大きな都道 府県レベルにおいても首長の影響力が大きくなっていることが明らかになった。第 4 に,

財政制約の下で地方自治体は,歳入増ではなく歳出の見直しによって財源を捻出し,民生 費に対応していることが明らかになった。こうした予算余剰がない中での民生費への対応 からも,予算編成における増分主義的傾向は弱まっているといえる。

Keywords:増分主義,枠配分,首長,民生費

(3)

はじめに

本稿の目的は,都道府県における予算編成過程の今日の特徴を明らかにすることである。

地方自治体の予算編成過程については,野口他(1978)が都道府県および市・特別区に対して 実施したアンケート調査と面接調査の結果から次のように結論づけている。第 1 に,組織 規模が大きくなるにしたがって,調整すべき項目が増大し,問題がより複雑化するため,「合 理性の限界」が重要になり,実質的な意思決定の多くを内部官僚組織にゆだねざるを得な い。そして内部官僚組織も細分化,専門化されており,問題を単純化してある程度機械的 なルールに頼らざるを得なくなる。第 2 に,組織規模の拡大は個別的変動を「平均化」す る効果をもつため,機械的ルールのもたらすデメリットが相対的に軽減される。以上から,

大規模組織は内部官僚型,小規模組織は外部環境型としてタイプ分けし得るとしている。

野口他(1978)は,大規模組織では各施策部門が細分化・専門化し,財政部門が個々の施策

を十分把握できないため,財政部門のコントロールは統一的・機械的とならざるを得ず,

増分主義的傾向が強くなり,必然的に枠配分方式が支配的となるとしている。一方,小規 模組織では,首長が予算の各項目を詳細にレヴューすることが可能であり,財政部門のコ ントロールが相対的に弱く,増分主義的傾向は弱く内容審査的となり,個別積み上げ方式 が可能なかわり,各経費の変動は大きくなるとしている。

また,西山(1995-1996)は,全国の市町村について層別系統抽出法によって抽出した1074 団体を対象に調査を行い,基本計画・実施計画の策定と予算編成方針の作成,予算編成に おける首長の役割,経費の査定方法,国庫補助金と予算編成,予算編成の方法,予算編成 における都道府県や議会との関係,予算編成と住民との関係などについて質問している。

特に調査結果に関して,先に挙げた野口他(1978)が指摘した予算編成過程の特徴と関連づけ ていえば,義務的経費以外の経常的経費は増分主義による査定が中心的な方法であること を明らかにしている。

増分主義仮説は歳出の分析において通説的位置を占めていたが,Willoughby(2014)20 世紀後半には説明力を失ったと指摘している。また,これらの研究が行われた1970年代や 1990年代とは異なり,地方自治体は予算編成に際して景気の低迷や義務的経費の増大とい った制約条件下に置かれており,かつてのような意思決定が行われているのか疑問が残る。

しかし,日本の地方自治体の予算編成過程において増分主義が説明力を失ったのかという 点について,十分に検討がなされているとは言い難い。

そこで,本稿においては,異時点の予算編成過程の比較を念頭に,市町村だけではなく 都道府県も含めて調査を行った野口他(1978)とあえてほぼ同じ調査票を用いて得られた調 査結果の分析を行う。このことを通じて今日の特徴を明らかにしようとするものである。

あわせて予算編成過程における増分主義以外の特徴についても検討する。

本稿は次のように構成されている。1において調査および調査結果の概要について説明す る。2においては,調査結果から読み取ることができる増分主義的傾向の変化について論じ

(4)

る。3においては,上限・「枠」の決定方法の変化について議論する1。4においては,首長 の影響力の変化について論じる。5においては民生費における変化について検討を行う。

1 調査および調査結果の概要

今日の都道府県における予算編成過程の特徴を,比較を通じて明らかにするため,野口 他(1978)とほぼ同じ調査票を用いてアンケート調査を実施した。調査票は20128月に岩 手県,宮城県,福島県を除く44都道府県の財政課長宛に送付し,38団体から回答を得た(回 収率86.4%)2

野口他(1978)によれば,設問の設計にあたって考慮した視点は次の通りである3

予算編成における首長,各部局,議会などの役割。

編成の方法(積上げ方式か枠配分方式か,査定にあたって考慮される要因は何か,等。

中長期計画と予算編成の関連。

財政環境悪化の予算編成に対する影響。

このような視点に基づき作成されたアンケートの構成は次のようになっている。

予算編成一般について

中長期計画との関連,首長の影響力,議会との関係,住民ニーズの吸収方法,財政部 門による予算規模の見通し,上限提示の有無,その他(編成日程,補正要因等)

目的別分類の民生費について

民生費の「単独分」(地方公共団体独自の施策および法定基準への上乗せ施策)に占め る比率,今後の福祉に対する考え方等

性質別分類の建設事業費について

「枠」の有無,「枠」の作り方,首長の影響力,査定考慮要因,補助金や起債との関連

性質別分類の人件費,物件費について

人件費における給与水準や職員数につき,その決定要因と決定主体,物件費の決定方 法等

予算編成方式の変化について

財政危機が予算編成に及ぼす影響,今後の対策等

本稿においては,野口他(1978)1970年代の調査結果から指摘した予算編成過程の特徴 を踏まえ,これらの中でも特に予算編成の方法,上限・「枠」の決定方法,首長の影響力,

民生費について詳しく検討を行う。

なお,回答のあいまいさを防ぐために,野口他(1978)は昭和52年度の当初予算に対象を 限定したが,本稿においても調査の対象を平成24年度の当初予算に限定した。

さて,以下では1970年代と2010年代とで傾向が大きく異ならない調査結果について,

いくつか見ていきたい。

(5)

まず予算編成と中長期計画との関連について質問した問 1の回答結果は表 1の通りであ る。野口他(1978)における同一の質問に対する回答結果についてもあわせて載せている。今 後,同じ形式で異時点の調査結果の比較を行っていく。この表から読み取ることができる ように,「中長期計画がガイドライン」だとする比率が 7 割強を占めている。「計数的なも のは予算編成時に決定される」という傾向には,大きな変化は見られない。したがって,

野口他(1978)が設問の設計にあたって考慮した 3 番目の視点から見た予算編成過程の実態

は,1970年代と2010年代とで変わっていないといえる。

次に財政部門,企画部門の職員数について問 3 で質問した。これに対する回答結果につ いて平均値をまとめたものが表 2 である。職員数の平均値に大きな変化はなく,職員数全 体が減少する中で,両部門の規模が維持されていることをこの表から読み取ることができ る。

さらに,普通建設事業費の査定において補助対象事業に補助金がつくか否かの見込みが 与える影響について質問した問37に対する回答結果は表3の通りである。この表から読み 取ることができるように,補助対象事業に補助金がつくか否かが査定に影響を与えないと する団体は稀であり,ほとんどの団体は査定に当たって補助金がつくか否かの見込みの影 響を受けていると考えられる。同様の傾向は問34に対する回答結果からも読み取ることが できる。表4は査定の際に考慮する要因として尋ねた14の項目のうち「補助金獲得の可能 性」に関する回答をまとめたものである。「十分考慮する」という比率は 1970 年代と大き く変わることなく,「ある程度考慮する」とあわせて8割強となっていることがわかる。

最後に,最近の地方財政危機に対して考えられる財源対策はどれかと質問した問53の回 答のうち「最も重要」とした結果をまとめたものが表 5 である。財政危機に対しては「歳 出を抑えるべく既定経費の洗い直し」が「最も重要」とされており,財政危機への対応に 大きな変化は見られないことを読み取ることができる。

2 増分主義的傾向の変化

ここまで1970年代と2010年代とで傾向が大きく異ならない調査結果について述べてき たが,ここからは傾向が大きく異なる調査結果について述べていきたい。まずは野口他

(1978)において大規模組織の特徴とされた予算編成過程における増分主義的傾向である。

よく知られるように,Wildavsky(1964)によって提起された増分主義の概念は,予算編成 に携わる当事者が採る予算手法のことを意味しており,膨大な予算費目の決定を前にして,

特別な事情のない限り特定の予算費目について急激な変動を極力回避するという理念を前 提に,その増分のみに関心を集中させるという財務官僚(およびアメリカの場合は議会歳 出予算委員会)の予算編成上の実践的な行動様式を抽出したものである。同書の刊行以後,

アメリカ連邦予算過程を説明するキー概念として,さらには州・地方政府や日本をも含む 他国の予算編成過程を説明する有力な理論として,急速に普及していった4。ここで用いて

(6)

いる増分主義も彼の主張に基づくものである。

野口他(1978)は,クリサインによる予算編成の意思決定の二つのパターン,すなわち内部 官僚モデルと外部環境モデルを用いて,地方自治体の類型化を行っている。内部官僚モデ ルにおいては,予算編成に関わる意思決定主体のうち行政官-内部官僚-が重視され,か つ,彼らの意思決定についての「合理性の限界」が強調される。「合理性の限界」があるが ゆえに,問題を単純化してある程度機械的なルールに頼らざるを得なくなる。その際に用 いられる機械的なルールというのが増分主義的なルールであるとされる。

しかし,先述の通り,増分主義の有効性については否定的な見方もあり,今日の予算編 成において有効であるか否かは検証すべき事柄である。そこで,1970年代と 2010 年代の 比較によって,これに関する検証を行う。

6 は各担当部門要求の前の段階で財政部門が持っている予算全体の規模に対するおお よその見通しのパターンについて質問した問 4 に対する回答結果をまとめたものである。

この表から読み取ることができるように,「前年度予算規模と税収の伸び悩み等によって見 通しをつくる(積み上げなし)(以下,「積み上げなし」と略す)という回答の比率が低く なり,「歳入や歳出に関するおおよその積み上げによって見通しをつくる」(以下,「積み上 げあり」と略す)という回答の比率が高くなっている。

また,物件費の決定方法についても同様に増分主義的な回答の比率が低くなっている。

7は問49に対する回答結果をまとめたものである。「物件費全体を前年度予算額と標準 的単価上昇率から決める」という回答は全くなくなり,「標準単価と数量から個別に積み上 げる」という回答の比率が高くなっていることがわかる。

これらの調査結果から2010年代においては,野口他(1978)が大規模組織の特徴として指 摘した増分主義的傾向は弱まっているということがいえるであろう。

3 上限・「枠」の決定方法の変化

次に上限・「枠」の決定方法の変化について検討を行う。野口他(1978)は大規模組織の特 徴として,増分主義とともに,「上限の提示」や「枠配分」のような機械的予算編成方式を 挙げていた。これに関する変化について見ていきたい。

8は財政部門が各担当部門の予算要求前に提示する事項について質問した問5に対す る回答結果をまとめたものである。「標準単価」を挙げた比率が最も高いが,「要求限度」

を挙げた比率が特に増加していることがわかる。

また,6では財政部門の各担当部門への要求限度の提示の仕方について質問している。

これに対する回答結果をまとめたものが表 9 である。この表から読み取ることができるよ うに,9割弱の団体において上限が提示されている。そして,注目すべきは上限を「一律に 提示する」という団体が多数派ではなく,「上限は示すが,一律ではない」という団体が過 半数を占めているという点である。

(7)

さらに,問30 では普通建設事業費の査定方法について質問している。表10 はこれに対 する回答結果をまとめたものである。この表から読み取ることができるように,「枠を各施 策担当部門に提示し,その範囲内で要求をまとめさせる」という回答の比率が最も高く,

次いで「枠をもとに要求限度を定めて提示し,各施策担当部門からの要求をこの枠をもと にして査定する」という回答の比率が高い。野口他(1978)において示された調査結果とは大 きく異なり,枠やそれをもとにした要求限度を提示する団体の比率が 8 割弱を占める結果 となっている。

そして,具体的な枠の区分の設定について問31で質問している。これに対する回答結果 をまとめたものが表 11 である。枠の区分については,1970 年代と同様に「補助事業,単 独事業別」とする団体が最も多く,逆に「目的事業別」とする団体が1970年代と比較して 大きく減少している。

さらに,その決定方法について問32で質問しているが,補助事業費についての回答結果 を表12,単独事業費についての回答結果を表13でまとめている。これらの表から読み取る ことができるように,1970年代の調査結果とは異なり,前年度実績を基準として枠が決定 される傾向は必ずしも強くない。

これらの調査結果から2010年代においては,野口他(1978)が大規模組織の特徴として指 摘した財政部門による予算編成過程における機械的なコントロールのうち,増分主義的傾 向は弱まっている一方で,枠配分的傾向は強まっているということがいえるであろう。

4 首長の影響力の変化

さらに,首長の影響力の変化について検討を行う。野口他(1978)によれば,大規模組織で は組織の細分化,専門化のために,首長の影響力は形式的なものとされた。しかし,これ についても調査結果からは1970年代の調査とは異なる特徴が浮かび上がる。

8 では,復活折衝・首長査定の段階で,財政部門の予期しない事情によって予算の規 模,内容が変化するかどうかについて質問している。これに対する回答結果をまとめたも のが表14である。「規模,内容ともに変化がある」という回答の比率が増加し,「内容にお いて変化がある」という回答とあわせると,全体の 7 割程度が「変化がある」と回答して いる。

そして,首長が最も影響力を発揮する段階を問17で質問しているが,これに対する回答 結果をまとめたものが表 15 である。この表から読み取ることができるように,「復活折衝 の段階」という回答の比率が低下しているが,「その他」についても自由記入欄から内容を 把握してみると,「知事査定・知事最終調整」といった回答が6団体(15.8%)あり,これ らをあわせると全体の 39.5%となる。したがって,予算編成の最終段階において首長の影 響力が最も発揮されると回答した団体が最も多いということになる。ただし,「その他」の うち「全ての段階」という回答も 5 団体(13.2%)あり,首長の予算編成に与える影響が

(8)

特に強まっているところもあるといえる。

次に具体的な経費として普通建設事業費について,査定の際に考慮する要因として14 項目を問34で質問している。そのうち「首長の政策」に関する回答をまとめたものが表16 である。この表から読み取ることができるように,「十分考慮する」という比率は 1970 代と比較して低下しているものの,8割程度となっている。また,枠の決定に実質的な影響 を与える主体(財政部門を除く)について,問33で質問している。これに対する回答結果 をまとめたものが表 17 である。1970 年代の調査結果と同様に,首長の影響力が最も高い となっていることをこの表から読み取ることができる。これらの結果から,普通建設事業 費の予算編成に関しては,首長の影響力はかなりあるものと考えられる。

また,問47で一般行政職員の増減を決定する際に実質的な影響を与える主体を質問して いる。その回答のうち「最も重要」と回答したものについてまとめたものが表 18 である。

この表から首長は職員数の増減にも影響を与えていることを読み取ることができる。

野口他(1978)は,調査結果から組織規模が小さくなるにしたがって首長の影響力が強くな

ると結論づけていたが,これらの調査結果からは,組織規模の大きな都道府県レベルにお いても首長の影響力が大きくなっているということがいえるであろう。

5 民生費における変化

次に民生費における変化について検討を行う。1では触れなかったが,問18で質問した 法定基準への上乗せや国の施策にはない独自の福祉施策の実施状況については,1970年代,

2010年代ともに100%の団体が「行っている」と回答しており,変化は見られない5 しかし,上乗せや独自の施策の予算額が民生費に占める比率は低下している。問21でこ れに関して質問しているが,それに対する回答結果をまとめたものが表19である。この表 から読み取ることができるように,5%未満」とする団体の比率が最も高くなり,5%以 10%未満」とする団体の比率も若干低下している。

ただし,1977年度における都道府県の民生費総額は1.1兆円であったのに対し,2012 度におけるそれは7.3兆円となっており,割合の低下はこれら施策の予算額の減少を必ずし も意味しない。問23では前年度と比較したこれら施策の予算額の増減について質問してい る。それに対する回答結果をまとめたものが表20である。「増加した」とする団体が1970 年代に比べて減少しているものの,6割の団体が「増加した」としている。

また,これら施策の財源については問22で質問している。そのうち金額の大きい方の財 源に関する回答結果をまとめたものが表21である。「税の自然増収」という回答は1970 代と比較して大きく低下し,「民生費以外の経費の合理化」という回答が増加していること がわかる。また,「その他」についても自由記入欄から内容を把握してみると,「全体の中 での見直し」といった回答が 8 団体(21.1%)あり,民生費以外あるいは民生費を含めた 経費の見直しによって財源が賄われているという状況であるといえる。

(9)

さらに,問26で近年の財政危機を契機とした福祉見直しに関して,どのようなことを行 うと考えているかについて質問している 6。これに対する回答結果をまとめたものが表 22 である。この表から読み取ることができるように,「個別福祉施策の見直しを行い,支出の 増加を抑える」という回答の比率が増加し,計画通りの支出や増収を図るという回答の比 率が減少している。

これらの調査結果から,財政制約の下で地方自治体は,歳入増ではなく歳出の見直しに よって財源を捻出し,民生費に対応しているといえる。

おわりに

本稿においては,今日の都道府県における予算編成過程の特徴を,比較を通じて明らか にした。得られた知見は次の通りである。

1に,野口他(1978)が大規模組織の特徴として指摘した増分主義的傾向は弱まっている ことが明らかになった。河音(2006)が指摘するように,増分主義的予算過程は予算余剰の存 在を前提としてこそ,予算過程に携わる全ての諸主体にとってベターオフな関係を成立せ しめるものであった。しかし,財政赤字問題をはじめとした予算資源の制約という事態に 有効に機能するメカニズムを有していない7。近年の地方自治体における地方税を中心とし た歳入の減少と義務的経費を中心とした歳出の増加を反映し,予算余剰が小さくなってい るため,増分主義的傾向が弱まっているものと思われる。野口他(1978)も,実質収支の悪化 が従来のルーチン的な意思決定プロセスを変更させるシグナルとして機能すると述べてお 8,財政悪化が増分主義的傾向を弱める可能性を指摘している。

2 に,財政部門による予算編成過程における機械的なコントロールのうち,増分主義 的傾向は弱まっている一方で,枠配分的傾向は強まっていることが明らかになった。した がって,施策担当部門や企画部門に対する財政部門の相対的な力の強さは大きくなってい るといえよう。そして,こうした背景にも,近年における歳入の減少と歳出の増加がある ものと思われる。

3に,野口他(1978)は組織規模が小さくなるにしたがって首長の影響力が強くなると結 論づけていたが,組織規模の大きな都道府県レベルにおいても首長の影響力が大きくなっ ていることが明らかになった。この背景には,地方分権改革やいわゆる「改革派知事」の 登場があるのかもしれないが,より詳細な検討が必要である。

4 に,財政制約の下で地方自治体は,歳入増ではなく歳出の見直しによって財源を捻 出し,民生費に対応していることが明らかになった。こうした予算余剰がない中での民生 費への対応からも,予算編成における増分主義的傾向は弱まっているといえる。

最後に,本稿に残された課題である。野口他(1978)において組織規模の大きさから「合理 性の限界」によって生じるとされた,増分主義的傾向,枠配分的傾向,形式的な首長の影 響力という三つの特徴は,都道府県の組織規模に大きな変化がないにもかかわらず,変化

(10)

が生じていることが明らかになった。こうした変化の要因については,十分に分析を行っ ていない。また,こうした変化はいつ頃から生じたのかという点についても,二つの調査 結果の比較からだけでは明らかにすることができない。これらの点については稿を改めて 分析を行いたい。

参考文献

河音琢郎(2006)『アメリカの財政再建と予算過程』日本経済評論社

西山一郎(1995)「わが国の市町村における予算編成過程-1994 年の調査-(1)『香川大 学経済論叢』Vol.68(23) , pp.3-40.

――――(1996)「わが国の市町村における予算編成過程-1994 年の調査-(2)『香川大

学経済論叢』Vol.69(1) , pp.1-60.

――――(1996)「わが国の市町村における予算編成過程-1994 年の調査-(3)『香川大

学経済論叢』Vol.69(23) , pp.3-143.

野口悠紀雄・新村保子・竹下正俊・金森俊樹・高橋俊之(1978)「地方財政における意思決定 の決定」『経済分析』No.71, pp.1-190.

Wildavsky, Aaron B. (1964), The Politics of Budgetary Process, First Edition, Little,

Brown and Co. 〔A.ウィルダフスキー/小島昭訳(1972)『予算編成の政治学』中央大学勁

草書房〕

Willoughby, Katherine G. (2014), Public Budgeting in Context: Structure, Law, Reform and Results, Jossey-Bass.

(11)

表 1 中長期計画と予算編成との関連

(単位:%)

中長期計画はな い。

中長期計画により おおよそのガイド ラインが示され,

計数的なものは予 算編成時に決定さ れる。

中長期計画に基づ き各年度ごとの実 施計画が計数的に 示され,政策的経 費は,ほぼそれに 基づいて決定され る。

その他

1977 14.3 71.4 7.1 7.1

2012 5.3 78.9 5.3 10.5

2 財政,企画部門の職員数の平均値

(単位:人)

財政部門の 職員数の

平均値

企画部門の 職員数の

平均値

1977 23.5 21.1

2012 23.2 22.5

3 補助事業についての考え方

(単位:%)

全体について事 業内容の重要度 で決めているの で,補助対象事業 に補助金がつく かつかないかの 見込みは査定に 影響を与えない。

主として事業内容 で決められるが,

補助対象事業に補 助金がつくかつか ないかの見込みも 査定に影響を与え る。

事業内容よりも補 助対象事業に補助 金がつくかつかな いかの見込みが,

査定にかなり影響 を与える。

その他・無回答

1977 0.0 85.7 11.9 2.4

2012 2.6 76.3 5.3 15.8

(12)

表 4 建設事業費の査定において補助金獲得の可能性を考慮する度合い

(単位:%)

十分考慮する。 ある程度考慮す る。

ほとんど考慮し ない。

無回答

1977 59.5 38.1 2.4 0.0

2012 60.5 21.1 2.6 15.8

5 財政危機に対する財源対策

(単位:%)

歳出を抑える べく既定経費 の洗い直しを 行う。

歳出を抑える べく新規施策 はできるだけ 行わない。

歳入を増やす べく超過課税 や新税の創設 を行う。

歳入を増やす べく手数料や 使用料の引き 上げを行う。

無回答

1977 78.6 7.1 11.9 0.0 2.4

2012 71.1 0.0 0.0 0.0 28.9

6 財政規模の見通し作成パターン

(単位:%)

持っていない。 歳入や歳出に関す るおおよその積み 上げによって見通 しをつくる。

前年度予算規模と 税収の伸び悩み等 によって見通しを つくる(積み上げ なし)。

その他・無回答

1977 7.1 35.7 52.4 4.8

2012 5.3 71.1 15.8 7.9

(13)

表 7 物件費の決定方法

(単位:%)

物件費全体 を前年度予 算額と標準 的単価上昇 率から決め る。

物件費のグ ループ別金 額を決め る。

標準単価と 数量から個 別に積み上 げる。

予算の規模 に大枠があ るため,物 件費も他の 経費とのバ ランスで決 める。

物件費全体 を前年度予 算額と同額 にする。

その他・無 回答

1977 45.2 9.5 14.3 4.8 7.1 19.1

2012 0.0 2.6 39.5 15.8 0.0 42.1

8 財政部門が各担当部門の予算要求前に提示する事項

(単位:%)

財政環境

国あるいは 都道府県の 指示,指導事

中長期計画 との関連

各経費ごと の要求要領

予算編成の 日程

1977 92.9 59.5 59.5 100 66.7

2012 78.9 31.6 68.4 86.8 84.2

当該年度の

重点施策 要求限度 標準単価 その他

1977 52.4 69.1 92.9 11.9

2012 60.5 89.5 92.1 2.6

9 上限提示の仕方

(単位:%)

一律に提示する。 上限は示すが,一律 ではない。

提示しない。

1977 31.0 38.1 31.0

2012 34.2 52.6 13.2

(14)

表 10 普通建設事業費の査定方法

(単位:%)

各施策担当 部門に枠的 な制限を課 さず,要求 を提出さ せ,財政担 当部門の持 つ枠をもと に査定す る。

枠をもとに 要求限度を 定めて提示 し,各施策 担当部門か ら要求をこ の枠をもと にして査定 する。

枠を各施策 担当部門に 提示しその 範囲内で要 求をまとめ させる。

特に枠を持 たず,要求 の内容によ り査定を行 う。

特に単年度 の枠はな く,中長期 計画に基づ く実施計画 により査定 を行う。

その他

1977 28.6 23.8 9.5 23.8 11.9 2.4

2012 2.6 36.8 42.1 7.9 0.0 10.5

11 枠の区分の設定

(単位:%)

区分はない 各施策担当

部門別 目的事業別 補助事業,単 独事業別

1977 3.9 23.1 38.5 80.8

2012 9.7 32.3 3.2 58.1

継続事業,新

規事業別 その他 無回答

1977 3.9 15.4 0.0

2012 3.2 9.7 3.2

12 補助事業費の枠の決定方法

(単位:%)

補助金の見通 しから決定さ れる。

補助事業費の 前年度実績と 歳入見込み伸 び率を考慮し て決定され る。

補助事業費の 前年度実績と 物価上昇率を 考慮して決定 される。

補助事業費の 前年度実績そ のままを総枠 とする。

その他

1977 53.9 42.3 0.0 3.9 0.0

2012 41.9 6.5 0.0 0.0 51.6

(15)

表 13 単独事業費の枠の決定方法

(単位:%)

歳入見込みか ら単独事業費 以外の経費を 先取りして決 定される。

単独事業費の 前年度実績と 歳入見込み伸 び率を考慮し て決定され る。

単独事業費の 前年度実績と 物価上昇率を 考慮して決定 される。

単独事業費の 前年度実績そ のままを総枠 とする。

その他

1977 11.5 80.8 3.9 0 3.9

2012 0.0 22.6 0.0 6.5 71.9

14 復活折衝・首長査定の段階での予算の変化の有無

(単位:%)

規模,内容ともに 変化がある

内容において変化 がある。

ほとんど変化がな い。

無回答

1977 33.3 11.9 54.8 0.0

2012 60.5 10.5 21.1 7.9

15 首長が最も影響力を発揮する段階

(単位:%)

中長期計画 策定の段階

予算編成方 針作成の段

各担当部門 の要求段階

財政担当部 門の査定段

1977 7.1 2.4 4.8 9.5

2012 7.9 5.3 7.9 10.5

復活折衝の

段階 その他 無回答

1977 71.4 4.8 0.0

2012 23.7 42.1 2.6

16 普通建設事業費の査定において首長の政策を考慮する度合い

(単位:%)

十分考慮する。 ある程度考慮す る。

ほとんど考慮し ない。

無回答

1977 100.0 0.0 0.0 0.0

2012 78.9 5.3 0.0 15.8

(16)

表 17 「枠」の決定に実質的な影響を与える主体

(単位:%)

首長 企画担当部

各施策担当

部門 審議会 国あるいは

都道府県 その他

1977 76.9 0.0 38.5 0.0 50.0 7.7

2012 71.0 3.2 6.5 0.0 38.7 9.7

18 一般行政職員の増減に影響を与える主体

(単位:%)

首長 財政担当部

人事担当部

企画担当部

各施策担当

部門 議会

1977 35.7 4.8 42.9 2.4 4.8 0.0

2012 73.7 0.0 5.3 0.0 5.3 0.0

審議会 労働組合 国あるいは

都道府県 その他 無回答

1977 0.0 0.0 4.8 4.8 0.0

2012 0.0 0.0 0.0 10.5 5.3

19 上乗せおよび独自の施策の予算額が民生費に占める比率

(単位:%)

5%未満 5%以上

10%未満

10%以上 15%未満

15%以上 20%未満

20%以上 無回答

1977 31.0 31.0 14.3 7.1 14.3 2.4

2012 60.5 23.7 5.3 2.6 2.6 5.3

20 前年度と比較した上乗せおよび独自の施策の予算額の増減

(単位:%)

増加した 減少した 変わらない 無回答

1977 95.2 0.0 4.8 0.0

2012 63.2 21.1 10.5 5.3

(17)

表 21 上乗せおよび独自の施策の財源

(単位:%)

税の自然増

起債

超過課税ある いは新税の 創設

収益事業(競 馬・競輪等)

の収入

1977 76.2 2.4 0.0 0.0

2012 2.6 0.0 2.6 0

手数料・使用 料等の引き 上げ

民生費以外 の経費の合 理化

その他 無回答

1977 0.0 4.8 16.7

2012 0.0 31.6 42.1 21.1

22 財政危機と福祉施策

(単位:%)

他の経費の増加を 抑制しても,計画 通り福祉の充実を 推進する。

支出水準を下げな いように,なんと か増収をはかる。

個別福祉施策の見 直し等を行って,

福祉関係支出の増 加を抑える。

無回答

1977 38.1 35.7 23.8 2.3

2012 18.4 2.6 55.3 23.7

本稿の作成にあたり,38団体の職員の方々にアンケート調査にご協力いただいた。ここ に記して謝意を表したい。なお,本研究は,埼玉大学平成24年度研究機構プロジェクト研 究費(プロジェクト番号A12-09)の助成を受けて行ったものである。

1「枠」とは,財政部門が予算規模について予算編成方針作成の段階であらかじめ持ってい る見通しのことを意味する。

2 調査票は付録1,単純集計結果は付録2に示した。

3 野口他(1978), pp.3-4.

4 河音(2006), p.166.

5 上乗せ・独自施策として,心身障害者(児)医療費給付事業を挙げた団体が多かった(19

団体)。野口他(1978)においても,都道府県については金額の大きい独自施策として「身障

者医療」を挙げた団体が最も多かった。したがって,1970年代と2010年代とで事業内容 の傾向は異ならないといえる。

6 野口他(1978)においては,オイルショック後の財政危機による「福祉見直し論」を受けて

の対応について質問をしている。

7 河音(2006), p.7.

8 野口他(1978), p.27.

(18)

2/12 頁

Ⅰ 予算編成一般について

1.中長期計画はない

2.中長期計画によりおおよそのガイドラインが示され、計数的なものは予算編成時に決定される 3.中長期計画に基づき各年度ごとの実施計画が計数的に示され、政策的経費は、ほぼそれに基づいて決定される 4.その他

1.持っていない

2.歳入や歳出に関するおおよその積み上げによって見通しをつくる

3.前年度予算規模と税収の伸び悩み等によって見通しをつくる(積み上げなし)

4.その他

1.財政環境 2.国あるいは都道府県の指示、指導事項 3.中長期計画との関連 4.各経費ごとの要求要領 5.予算編成の日程 6.当該年度の重点施策 7.要求限度 8.標準単価 9.その他

首長査定 (  月  日頃)

予算案議会提出

問6 財政担当部門は、各担当部門の要求に対してどのような形で上限を提示しますか。

   〔1つだけ○〕 ※なお、「1.一律に提示する」とお答えの方は、具体的に内容をお書きください。

(    月)

問3 財政担当部門ならびに企画担当部門の職員数は何人ですか。〔各数値回答〕

問5 財政担当部門では、各担当部門の予算要求前に下記の事項のうちどれを示しますか。

   〔いくつでも○〕

②企画担当部門

①財政担当部門

問4 財政担当部門では各担当部門要求の前の段階で予算全体の規模に対するおおよその見通し    を持っていますか。また、その見通しは、主として次のどのパターンで決定されますか。

   〔1つだけ○〕

(    月)

(    月) (    月) (  月  日頃) (  月  日頃)

予算案可決

問2 当初予算の編成にあたっては、概ね下記のような手順を踏むものと考えられますが、

   貴団体の編成日程の概略をお教えください。また異なる場合は相異点を簡明にご記入ください。

予算編成方針の提示 各担当部門要求締切 財政担当部門原案提示 復活折衝 問1 予算編成と中長期計画との関連は、次のどれにあたりますか。〔1つだけ○〕

具体的に

相違点があれば具体的に

具体的に

具体的に

具体的に

付録1

(19)

3/12 頁

1.経常的経費と臨時的経費(あるいは、義務的経費と投資的経費) 2.既定経費と新規経費 3.目的別分類による経費 4.性質的分類による経費 5.所管別経費

6.事業別経費 7.「1」~「6」のような区分を設けず、個別施策ごとに考える

1.規模、内容とも変化がある 2.内容において変化がある 3.ほとんど変化がない

1.首長の意向 2.各施策担当部門の意向 3.議員の意向 4.その他

【① 与党に対しては】

1.詳細にする 2.主要事項についてのみする 3.しない

【② 野党に対しては】

1.詳細にする 2.主要事項についてのみする 3.しない

1.予算委員会で一括審議する 2.常任委員会で個別審議する 3.「1」と「2」の併用 4.その他

1.0回 2.1~3回 3.4~7回 4.8回以上 問11 予算審議の方式は、次のどれですか。〔1つだけ○〕

問12 過去10年間で当初の歳入・歳出予算案が議会で修正または否決されたことがありますか。

    〔1つだけ○〕

問7 財政担当部門の原案作成段階で意識される経費区分には、いろいろのものが考えられ    ますが、強いて言えば次の中のどれにあたりますか。〔2つまで○〕

問8 復活折衝、首長査定の段階で、財政担当部門の予期しない事情によって、予算の規模、

   内容が変化しますか。〔1つだけ○〕

問9 変化の要因となるのは、主として次のどれですか。〔1つだけ○〕

問10 予算編成の段階で議会筋にどの程度の事前調整をしますか。〔各1つだけ○〕

問8で「1.規模、内容とも変化がある」または「2.内容において変化がある」を選択された方にお聞きします

具体的に

具体的に

問10へお進みください 問9へお進みください

(20)

4/12 頁

1.給与改訂 1.給与改訂 1.給与改訂 1.給与改訂 2.補助金の確定 2.補助金の確定 2.補助金の確定 2.補助金の確定 3.起債額の確定 3.起債額の確定 3.起債額の確定 3.起債額の確定 4.交付金の決定 4.交付金の決定 4.交付金の決定 4.交付金の決定

6.その他 6.その他 6.その他 6.その他

1.首長が直接 2.各施策担当部門 3.広報・公聴担当部門 4.各種審議会 5.議会 6.その他

1.議員あるいは政党(国会議員を含む) 2.首長の後援会 3.各種業界団体 4.住民運動団体 5.有力者 6.利害関係者個人 7.マスコミ 8.その他

1.首長交代はない 2.財政担当部門の権限が強まった 3.財政担当部門の権限が弱まった 4.あまり変わらない 5.その他

1.中長期計画策定の段階 2.予算編成方針策定の段階 3.各担当部門の要求段階 4.財政担当部門の査定段階 5.復活折衝の段階 6.その他

5.税収見込みの変更 5.税収見込みの変更 5.税収見込みの変更 問13 当初予算は、どのような過程を経て最終予算になりますか。平成22年度の補正について     補正時期、補正金額をお教えください。また、主たる要因を選んでください。

    〔金額・時期は各数値回答、「主たる要因」は各1つだけ○〕

    ※なお、専決処分については議会報告した時期に含めてください。

問14 住民のニーズはどのような窓口を通じて予算に反映されますか。

    最も重要と思われるものをお選びください。〔1つだけ○〕

億円 時期

5.税収見込みの変更

問15 この場合誰が(あるいは、どのような形で)働きかけますか。〔2つまで○〕

問16 最近5年間に首長交代によって財政担当部門の権限に変化がありましたか。〔1つだけ○〕

問17 首長が影響力を発揮する場合は、種々あると考えられますが、最も影響力を発揮する     場合を強いてあげれば、次のどの段階ですか。〔1つだけ○〕

億円

①補正予算

当初予算 金額

金額

主たる要因

②補正予算

時期

金額 億円

主たる要因

③補正予算

時期

金額 億円

主たる要因

④補正予算

時期

金額 億円

主たる要因

具体的に

具体的に

具体的に

具体的に

具体的に 具体的に 具体的に 具体的に

(21)

5/12 頁

Ⅱ 目的別分類の民生費について

1.行っている 2.行っていない

問18で「1.行っている」を選択された方にお聞きします

問18で「1.行っている」を選択された方にお聞きします

1.首長 2.首長のブレーン 3.企画担当部門 4.各施策担当部門 5.議会 6.審議会 7.住民 8.その他

問18で「1.行っている」を選択された方にお聞きします

1.5%未満 2.5%以上10%未満 3.10%以上15%未満 4.15%以上20%未満 5.20%以上

問18で「1.行っている」を選択された方にお聞きします

税の自然増収 起債

超過課税あるいは新税の創設 収益事業(競馬、競輪等)の収入

手数料、使用料等の引き上げ 5 5

3 3

上乗せ基準または独自の基準

問21 これらの上乗せや独自の施策に必要な総予算額は、平成24年度予算の民生費において     どの程度の比率を占めていますか。〔1つだけ○〕

問22 これらの上乗せや独自の施策の導入あるいは拡充の時には、財源としてどのようなものを     振り向けてきましたか。金額の大きい方と、小さい方をそれぞれお答えください。

    〔金額の大小別に各1つずつ○〕

1 1

4 4

2 2

問18 貴団体では、法定基準への上乗せを行ったり、国の施策にはない独自の福祉施策を     行っていますか。〔1つだけ○〕

問19 それらの上乗せや独自の施策の内容や金額などについて金額規模の大きいものを選び、

    下の表にご記入ください。なお、他団体で採用例があるため導入したものは、右端の欄に     ○をご記入ください。

○欄 平成24年度予算の当該施策予算額 施策名

百万円

百万円 百万円

問20 上乗せや独自に行っている施策の導入時の主たる発案者は誰でしたか。〔1つだけ○〕

百万円 百万円

具体的に 問19へお進みください 問26へお進みください

表  1  中長期計画と予算編成との関連  (単位:%)      中長期計画はない。  中長期計画によりおおよそのガイドラインが示され,計数的なものは予 算編成時に決定さ れる。  中長期計画に基づき各年度ごとの実施計画が計数的に示され,政策的経費は,ほぼそれに基づいて決定され る。  その他  1977 年 14.3  71.4  7.1  7.1  2012 年 5.3  78.9  5.3  10.5  表   2 財政,企画部門の職員数の平均値 (単位:人) 財政部門の 職員数の 平均値 企画部門
表  7  物件費の決定方法  (単位:%)  物件費全体 を前年度予 算額と標準 的単価上昇 率から決め る。 物件費のグループ別金額を決める。 標準単価と数量から個別に積み上げる。 予算の規模に大枠があるため,物件費も他の経費とのバランスで決 める。 物件費全体を前年度予算額と同額にする。 その他・無回答 1977 年 45.2  9.5  14.3  4.8  7.1  19.1  2012 年 0.0  2.6  39.5  15.8  0.0  42.1  表   8 財政部門が各担当部門の予算要
表  10  普通建設事業費の査定方法  (単位:%)  各施策担当 部門に枠的 な制限を課 さず,要求 を提出さ せ,財政担 当部門の持 つ枠をもと に査定す る。 枠をもとに要求限度を定めて提示し,各施策担当部門から要求をこの枠をもとにして査定する。 枠を各施策担当部門に提示しその範囲内で要求をまとめさせる。 特に枠を持たず,要求の内容により査定を行う。 特に単年度の枠はなく,中長期計画に基づく実施計画により査定を行う。 その他 1977 年 28.6  23.8  9.5  23.8  11.9  2
表  13  単独事業費の枠の決定方法  (単位:%)  歳入見込みか ら単独事業費 以外の経費を 先取りして決 定される。 単独事業費の前年度実績と歳入見込み伸び率を考慮して決定され る。 単独事業費の前年度実績と物価上昇率を考慮して決定される。 単独事業費の前年度実績そのままを総枠とする。 その他 1977 年 11.5  80.8  3.9  0  3.9  2012 年 0.0  22.6  0.0  6.5  71.9  表   14 復活折衝・首長査定の段階での予算の変化の有無 (単位:%) 規
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参照

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