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平和への取組

広島市国際平和推進部(平和推進課)

平 成 2 1年 (2 0 0 9) 4月

1 広 島 平 和 記 念 都 市 建 設 法 に お け る 都 市 建 設 の 理 念 1 2 行 政 計 画 に お け る 平 和 の 推 進 の 位 置 づ け 1 3 主 要 事 業 2 (1)被 爆 体 験 の 継 承 2 (2)核 兵 器 の 廃 絶 に 向 け た 取 組 の 推 進 5 (3)平 和 の 創 造 1 0 (4)市 民 が つ く り だ す 平 和 の 推 進 12 4 組 織 13 http://www.city.hiroshima.jp/ ( 原 爆 と 平 和 )

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広島平和記念都市建設法における都市建設の理念

広島平和記念都市建設法における都市建設の理念

広島平和記念都市建設法における都市建設の理念

広島平和記念都市建設法における都市建設の理念

広島平和記念都市建設法は、原爆により壊滅した広島市の復興を促進するため、憲法第95条に 基づく特別法として、昭和24年(1949 年)8月6日に公布・施行された。同法は、「恒久の平和 を誠実に実現しようとする理想の象徴として、広島市を平和記念都市として建設することを目的と する。」(第1条)と、広島市の都市建設の理念を掲げている。

行政計画における平和の推進の位置づけ

行政計画における平和の推進の位置づけ

行政計画における平和の推進の位置づけ

行政計画における平和の推進の位置づけ

(1) 基本構想(平成10年(1998 年)6月改定)

都市像 「国際平和文化都市」 3つの都市づくりを推進 広島市は、被爆という悲劇の歴史を乗り越えた平和を象徴し人間を賛歌する都市とし て、被爆の体験を原点に核兵器の廃絶を訴え続けるとともに、生命の尊さと一人ひと りの人間の尊厳が保たれ良好な環境のもとに生活の安寧が確保されるよう、世界の 国々や地域、人々との交流や協力を通じて世界恒久平和の実現に貢献する都市をめざ す。

(2) 第4次基本計画(平成11年(1999 年)11月策定。目標年次2010年)

①平和平和平和平和をつくりだすをつくりだすをつくりだすをつくりだす、、、世界、世界に世界世界にに に 世界平和世界平和の世界平和世界平和ののの創造創造創造創造 被爆体験 被爆体験被爆体験の被爆体験のの継承の継承継承継承 開開かれた開開かれたかれたかれた都市都市都市の都市ののの創造創造創造 創造 へのへのへのへの貢献貢献貢献貢献 核兵器核兵器核兵器核兵器のないのないのない世界のない世界世界世界ののの実現の実現実現実現 ②環境と共生する都市の創造 国際交流の推進 にににに向向向けた向けたけた取けた取り取取りりり組組組みの組みのみのみの推進推進推進推進 ③安全で、快適な美しい都市 メッセ・コンベ 平和平和平和平和ののの創造の創造創造創造 の形成 ンション機能の 充実 市民市民市民市民がつくりだすがつくりだすがつくりだす平和がつくりだす平和平和平和ののの の ④健康で、幸せに暮らせる社 推進推進推進推進 会の形成 ⑤豊かな人間性をはぐくみ、 人が輝く社会の形成 ⑥活力ある広島経済の創造 ⑦多様な活動と交流を支え る活力ある都市の創造 平和都市 文化都市 国際都市

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【基本方針】

1 被爆体験の継承 被爆資料や被爆証言等の収集に努め、後世において利用しやすいよう整備を図るなど、ヒロシマ の被爆体験を国内外の次の世代に継承する。 2 核兵器のない世界の実現に向けた取り組みの推進 被爆都市として「核兵器のない世界の実現」に向け、世界平和都市連帯賛同都市など国内外の都 市やNGO、国際連合などと連携し、核兵器の廃絶を世界に訴え続ける。 3 平和の創造 飢餓や貧困、人権問題、放射線被曝、環境問題など人間の生命や生活の安寧、健康を脅かすよう な人類共通の諸問題の解決に向け貢献していくとともに、平和に関する研究・調査や情報受発信、 平和文化の振興を通じて世界恒久平和を推進し、世界の人々に生きる勇気と希望を与える「平和 首都機能」の創造を図る。 4 市民がつくりだす平和の推進 核兵器の廃絶や世界恒久平和の実現を求める市民等の活動を支援するとともに、日常の生活活動 の中から積極的に平和をつくりだしていけるよう、市民の「心の平和」を育て、心豊かな市民が 暮らす真の平和都市の実現を図る。また、平和についての学校教育の推進などに取り組む。

主要事業

主要事業

主要事業

主要事業

(1) 被爆体験の継承

① 被爆体験継承プログラム 被爆体験の風化や若い世代を中心とした平和意識の低下・希薄化が強く懸念される状況に対 応し、平成13 年(2001 年)度から、「若い世代に向けての被爆体験の継承」をプロジェクト のテーマとした「被爆体験継承推進プログラム」を作成し、被爆体験の意味の整理やこれか らの時代に対応した表現方法、伝達手法などの検討を行いながら、全庁的な連携のもとに被 爆体験の継承を推進している。 〔事業項目〕 「若い世代への継承事業」 平和学習の強化/修学旅行の誘致・支援/サダコ・折り鶴の活用/被爆建物・樹木の活用/ 被爆体験の学問的整理 「継承の基礎づくり事業」 被爆資料等の調査収集・整理/被爆体験のデジタル化/民間の活動との連携 ② 修学旅行生への被爆証言講話等の実施 修学旅行で来広する児童・生徒等を対象に、被爆者による証言講話や原爆記録ビデオの上映 等を行っている。 また、申込みにより随時開催している講話に加え、平成19年(2007 年)度から、8月6日 前後に平和記念公園を訪れる国内外の人々を対象とした定時の講話会を開催している。 〔平成20年度実績〕 2,000件 163,349人

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③ ヒロシマ ピース ボランティア事業の実施 市民参加による被爆体験の継承を推進するため、平成10年(1998 年)度に平和記念資料館 の展示解説や平和記念公園とその周辺の慰霊碑の解説等を行うボランティアの募集を開始し、 平成11年(1999 年)度から活動を行っている。 〔登録者数〕 210人(平成21年4月1日現在) ④ 国内原爆展の開催 原爆被害の実相を伝え、核兵器廃絶の世論を醸成するため、平成8年(1996 年)度から国内 の主要都市で年間3都市程度、被爆資料及び写真パネルの展示、被爆体験証言等を内容とす る原爆展を開催している。平成21年(2009 年)度は静岡市、浜松市で開催することとして いる。 〔これまでの開催都市〕 新潟市、小樽市、札幌市、北広島市、仙台市、盛岡市、山形市、宇都宮市、水戸市、横浜市、 千葉市、浦和市、前橋市、福島市、葛飾区、目黒区、川崎市、岐阜市、名古屋市、長野市、 松本市、西宮市、奈良市、大津市、神戸市、京都市、大阪市、徳島市、松山市、高知市、高 松市、福岡市、北九州市、大分市、佐賀市、熊本市、宮崎市、鹿児島市、秋田市 ⑤ 被爆証言者ビデオテープの作成・活用 被爆者は高齢化とともに減少の一途をたどりつつあることから、被爆体験を後世に残すため、 昭和61年(1986 年)から証言をビデオテープへ記録し、そのテープの貸出などを行っている。 また、平成7年(1995 年)度には、在韓韓国人被爆者の証言ビデオテープを作成し、平成 17年(2005 年)度及び平成18年(2006 年)度には、ろうあ被爆者の証言ビデオテープを作 成した。平成21年(2009 年)度は20人の被爆者の証言を収録する予定である。 〔制作数〕 971本(平成21年4月現在) ⑥ 原爆展・平和学習用資料の普及・活用 原爆展又は平和学習を行う国内の団体・個人に、ヒロシマ・ナガサキ原爆写真ポスター・パ ネル、市民が描いた原爆の絵、原爆記録ビデオ等を貸し出している。 〔平成20年度実績〕 ポスター:407件 パネル:53件 ビデオ:763件 ※ポスターの内訳:ヒロシマ・ナガサキ原爆写真ポスター 134件、市民が描いた原爆の絵 114件、 子どもたちの平和の絵ポスター 31件、サダコと折り鶴ポスター 128件 ⑦ 平和に関するデータベースの運用 被爆の実相と被爆体験を後世に継承し、保存・活用を図るため、平成4年(1992 年)度から原 爆の被害、平和に関する研究、平和への取組、その他平和に関する資料を収集・整理し、体 系化したデータベースを構築している。平成11年(1999 年) 8月からは、インターネット

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経由で閲覧できるようシステムを拡充した。 ⑧ 折り鶴の保存・展示 折り鶴に込められた平和への願いをより広く世界の人々に伝えるため、平成13年(2001 年) 度に、佐々木禎子さんの生涯や彼女のエピソードをきっかけとした国内外の平和運動などを 紹介する「サダコ展」を開催し、この展示の内容をまとめたポスター(26枚セット)の貸 出を行っている。また、寄贈者の名前やメッセージ等を「折り鶴データベース」として記録 し、ホームページで公開している。平成14年(2002 年)度からは、旧日本銀行広島支店で これらの折り鶴の展示を行っていたが、旧日本銀行広島支店の改修工事が行われるため、平 成 21年度は旧市民球場に折り鶴を暫定的に展示し、この他にも折り鶴の海外展示を行う。 また、折り鶴の長期保存・展示である「折り鶴ミュージアム(仮称)」の整備についても、展示 内容等についての検討を行っていく。 ⑨ 被爆建物等保存・継承の推進 現在、広島市内に残っている被爆建物等を被爆の実相を語る貴重な資料として保存・活用す るため、被爆建物等の台帳を作成し、啓発を図るとともに、民間の行う保存工事に対して1 件当たり3,000万円までの補助金を交付している。 また、平成12年(2000 年)度から新たに、被爆樹木の樹勢回復事業に着手し、被爆樹木のカ ルテや処方箋を作成するとともに、必要な樹勢回復措置を講じている。 〔登録件数〕151件(建物 90件、橋梁 6件、樹木 55件)(平成21年 4 月現在) ⑩ 原爆被災説明板の整備 被爆体験の風化を防ぐため、被爆当時の状況を記した写真付きの「原爆被災説明板」を市内 各所に設置し、被爆体験の継承を図っている。 〔設置数〕 45基(平成21年4月現在) ⑪ 平和記念公園めぐり 城下町時代から続く広島市の中心的繁華街であった、現在の平和記念公園一帯の被爆前の様 子を伝えるマップ及び旧町説明板を作成するとともに、観光ボランティアガイド等によるガ イドツアーの実施などにより、観光客や修学旅行生などの来広者に被爆の実相をより深く伝 える。 ⑫ 広島平和記念資料館の管理運営 広島平和記念資料館は、「原子爆弾による被害の実相をあらゆる国の人々に伝え、ヒロシマ の心である核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に寄与する」ことを目的に、昭和30年(1955 年)に開館し、①原子爆弾による被災及び平和に関する資料の収集、保管、展示及び供用、 ②原子爆弾による被災に関する調査研究、③平和学習、被爆体験の継承等平和を考える場の

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提供などを行っている。 なお、平和記念資料館には、修学旅行生をはじめ世界各国から年間100万人以上の人が訪 れている。 〔平成20年度の入館者実績 1,357,233 人(うち外国人 181,727 人)〕 ⑬ 平和記念資料館展示整備等基本計画の策定 平和記念資料館の建物整備や展示更新の今後のあり方を中長期的視点から示した「広島平和 記念資料館更新計画(平成19年(2007 年)1 月策定)」を具体化し、事業を実施に移すた め、詳細な展示整備等基本計画を策定する。 平成21年(2009 年)度は、被爆体験証言活動等について検討し、計画の策定を行う。 ⑭ 「平和記念資料館学習ワークブック」の作成 ヒロシマを訪れる修学旅行生や市内の児童が、平和記念資料館の観覧を通して、より効果的 に被爆の実相を学び、平和に向けた自主的な取組のきっかけとしてもらうとともに、本市へ の観光誘致及び平和記念資料館の入館者増加対策の一策とする目的で、「平和記念資料館学 習ワークブック」を作成する。 〔作成部数〕小学生用:200,000部、指導者用:17,000部

(2) 核兵器の廃絶に向けた取り組みの推進

① 核兵器の廃絶に向けた国際世論の醸成 ア 2020ビジョンキャンペーンの展開 世 界 の 核 兵 器 を 巡 る 状 況 は 依 然 と し て 危 機 的 で あ り 、 人 類 は こ こ 数 年 の う ち に 「 核 兵 器 を 廃 絶 す る の か 」 そ れ と も 「 全 て の 国 が 核 兵 器 を 保 有 す る の か 」 を 決 断 す る 重 大 な 岐 路 に 立 っ て い る 。 こ う し た 中 、 平 和 市 長 会 議 で は 、 2003 年 (平 成 15 年 )秋 よ り 2020 年 ま で の 核 兵 器 廃 絶 を 目 指 す 具 体 的 な 行 動 指 針 「 2020 ビ ジ ョ ン ( 核 兵 器 廃 絶 の た め の 緊 急 行 動 ) 」 を 策 定 し 、 世 界 的 に 展 開 し て い る 。 こ の 取 組 は 、 「 欧 州 議 会 」 、 「 全 米 市 長 会 議 」 、 「 核 戦 争 防 止 国 際 医 師 会 議 (IPPNW ) ) 、 「 全 米 黒 人 市 長 会 議 」 、 「 都 市 ・ 自 治 体 連 合 ( UCLG) 」 、 「 全 国 市 長 会 (日 本 ) )、 「 日 本 非 核 宣 言 自 治 体 協 議 会 」 か ら 賛 同 決 議 を 得 て い る 。 主 な 取 組 と し て 、 2008 年 4 月 、 ス イ ス ・ ジ ュ ネ ー ブ で 開 催 さ れ た 「 NPT( 核 不 拡 散 条 約 ) 再 検 討 会 議 準 備 委 員 会 」 で 、 2020 年 ま で の 核 兵 器 廃 絶 へ の 道 筋 を 示 す 「 ヒ ロ シ マ ・ ナ ガ サ キ 議 定 書 」 を 発 表 し た 。 同 議 定 書 は 、 NPT を 補 完 す る も の と し て 、 2010 年 の NPT 再 検 討 会 議 で の 採 択 を 目 指 し て い る 。 そ の 実 現 に 向 け 、 平 和 市 長 会 議 加 盟 都 市 の 首 長 等 に よ る 賛 同 署 名 活 動 を 展 開 す る と と も に 、 各 国 政 府 に 対 し 同 議 定 書 へ の 理 解 と 賛 同 を 要 請 し て い る 。 ま た 、 都 市 レ ベ ル の 取 組 と と も に 、 核 保 有 国 に 対 し て 都 市 を 攻 撃 目 標 と し な い よ う 求 め る 「 CANT プ ロ ジ ェ ク ト 」 市 民 署 名 活 動 を 展 開 し て お り 、 市 民 が 暮 ら す 都 市 を 標 的 と す る こ と の 非 人 道 性 を 訴 え 、 核 保 有 国 の 政 策 変 更 を 求 め て い る 。

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平 成 21 年 ( 2009 年 ) 度 は 、 平 成 22 年 ( 2010 年 ) の NPT 再 検 討 会 議 で の 「 ヒ ロ シ マ ・ ナ ガ サ キ 議 定 書 」 の 採 択 に 向 け 、 2009 年 5 月 に ニ ュ ー ヨ ー ク で 開 催 さ れ る 「 NPT 再 検 討 会 議 準 備 委 員 会 」 に 出 席 し 、 各 国 政 府 代 表 等 に 核 兵 器 廃 絶 に 向 け た 取 組 を 要 請 す る と と も に 、 平 和 関 連 NGO 等 と の 情 報 交 換 等 を 通 じ 、 2020 ビ ジ ョ ン キ ャ ン ペ ー ン の 一 層 の 拡 充 ・ 強 化 を 図 る 。 ま た 、 二 大 核 超 大 国 の 一 つ で あ る ロ シ ア に よ る 核 兵 器 廃 絶 の イ ニ シ ア テ ィ ブ を 要 請 す る た め 、 同 国 諸 都 市 を 訪 問 し 、 平 和 市 長 会 議 へ の 加 盟 要 請 を 行 う と と も に 、 「 ヒ ロ シ マ ・ ナ ガ サ キ 議 定 書 」 へ の 賛 同 要 請 等 、 2020 ビ ジ ョ ン キ ャ ン ペ ー ン へ の 理 解 と 協 力 を 求 め る 。 合 わ せ て 、 日 本 国 内 の 未 加 盟 都 市 を 訪 問 し 、 平 和 市 長 会 議 の 活 動 紹 介 と 加 盟 要 請 を 行 う 。 さ ら に 、 平 成 21 年 ( 2009 年 ) 8 月 に 長 崎 市 で 開 催 さ れ る 第 7 回 平 和 市 長 会 議 総 会 で は 、 「 ヒ ロ シ マ ・ ナ ガ サ キ 議 定 書 」 採 択 の た め の 具 体 的 な 行 動 を 始 め と す る 2020 年 ま で の 核 兵 器 廃 絶 に 向 け た 活 動 方 針 を 決 定 す る と と も に 、 加 盟 都 市 間 や 平 和 関 連 NGO 等 と の 更 な る 連 携 強 化 に 努 め る 。 今 後 も 世 界 の 都 市 と 市 民 、 NGO 等 と の 連 携 を 一 層 強 化 し 、 2020 年 ま で の 核 兵 器 廃 絶 に 向 け て 全 力 で 取 り 組 む 。 URL: http://www.mayorsforpeace.org/jp/ecbn/index.html イ 「広島・長崎講座」の開設・普及 被爆体験を学問的なレベルで若い世代に継承する「広島・長崎講座」を世界の大学に開 設・普及させるため、ホームページなどを通じて国内外にPRするとともに、新たに講座 を設置する大学へ講師派遣や資料提供などの支援を行う。 URL: http://www.mayorsforpeace.org/jp/hnpc/hnpc_top.htm ウ 国際平和シンポジウムの開催 市民の平和意識の高揚を図ることを目的に、核軍縮について考え、世界に「和解」の道を 提示してきたヒロシマの新たな行動などについて討論する「国際平和シンポジウム」を長 崎市と連携して開催している。平成20年(2008 年)度は、「核兵器廃絶への道~NGO とミドルパワーの可能性~」をテーマに長崎市で開催し、難民を助ける会理事長 長有紀 枝氏による特別報告や、核問題の専門家等によるパネルディスカッションなどを通じて、 核兵器のない平和な世界に向けた市民意識を喚起するとともに、被爆地から広く世界に核 兵器廃絶のメッセージを発信した。平 成 2 1 年 ( 2009 年 ) 度 は 、 8 月 1 日 に 広 島 市 で 開 催 さ れ る 予 定 で あ る 。 エ 海外原爆展の開催 被爆50周年(1995 年)に、米国スミソニアン協会国立航空宇宙博物館で計画されていた被 爆資料を展示する企画展が中止されたことを踏まえ、同年7月、ワシントンD.C.のアメ

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リカン大学において「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」を開催した。以後、海外において被爆 の実相を伝えていくため、原爆展を継続的に開催している。平成21年(2009 年)度には、 ロシアで開催する予定である。 〔これまでの開催都市〕 米(ワシントン D.C.、コロンビア、ニューヨーク、ボストン、サンタバーバラ、マーフ リーズボロ、オーバリン、アトランタ、コンプトン、セントポール、ポートランド、シ カゴ)、イタリア(ペルージア、アッシジ、コモ)、インド(ムンバイ、ニューデリ ー)、英(リーズ、コベントリー、マンチェスター)、カザフスタン共和国(セミパラ チンスク、アルマティー)、スイス(ジュネーブ)、オーストリア(ウィーン)、ロシ ア(ボルゴグラード)、カナダ(オタワ、バンクーバー)、ニュージーランド(クライ ストチャーチ、ウェリントン、オークランド)、仏(オバーニュ、ナント、パリ)、独 (ハノーバー)、ブラジル(サンパウロ) このほか、平成9年(1997 年)5月から8月までスペインのバルセロナにおいて、これま での被爆の実相を伝える写真パネルや被爆資料に加え、絵画、彫刻、ポスターなどの展 示を通じて平和のメッセージを伝える「ヒロシマ展」を開催した。この展示会は、引き 続きスペインのバレンシア、イタリアのアオスタで開催された。 また、平成12年(2000 年)度には、沖縄県名護市で行われた主要国首脳会議に合わせ、 沖縄で、平成20年(2008 年)度には、北海道洞爺湖地域で開催された主要国首脳会議 に合わせ、北海道でヒロシマ・ナガサキ原爆展を開催した。 カ 全米における原爆展の開催フォローアップ 平成19年(2007 年)度、平成20年(2008 年)度に行った全米における原爆展での現 地主催者とのネットワークを活用し、引き続き米国で、原爆写真ポスターの展示や被爆 体験証言を内容とする原爆展を開催する。 キ 国外原爆写真展用資料の提供 原爆写真展を開催する国外の都市や団体等に、原爆写真ポスター及び原爆記録ビデオを 提供している。 〔平成20年度ポスター及びビデオ提供実績〕 25か国 201件 ク 平和に関する国際会議等への出席 平和に関する国際会議等に参加し、核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を求める「ヒロ シマの心」を伝え、核兵器廃絶を求める国際世論の醸成に努めるとともに、参加者等と 意見交換を行い、国際的な平和活動の動向の把握と協力関係の強化に努めている。

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<平成 11 年(1999 年)度> オランダ・ハーグ市で開催された「ハーグ平和アピール 1999」に広島市長が出席した。 <平成 12 年(2000 年)度> 米国・ニューヨーク国連本部で開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議に広島市長 が平和市長会議の代表団とともに参加した。 <平成 16 年(2004年)度> 米国・ニューヨーク国連本部で開催されたNPT再検討会議準備委員会、中国・北京で開 催されたIPPNW(核戦争防止国際医師会議)北京大会に広島市長が出席し、スピーチ を行った。 <平成 17 年(2005 年)度> メキシコ・メキシコシティで開催された非核地帯条約締約国会議へ広島市長が出席してス ピーチを行うとともに、米国・ニューヨーク国連本部で開催されたNPT再検討会議にも 平和市長会議の約 200 人の代表団とともに参加し、各国政府代表者に核兵器廃絶を訴え、 核兵器廃絶を願う国々との連携強化などを図った。さらに、イタリア・トリノで開催され たイタリアAFS50周年記念式典でのノーベル平和委員会委員長との公開対談、フラン ス・パリで開催された国際人権法擁護協会(ADIF)国際会議に広島市長が出席し、 2020年までの核兵器廃絶の実現を訴えた。 <平成 18 年(2006 年)度> ニュージーランド・ウェリントンで開催された「平和と軍縮への脅威」国際会議、フィン ランド・ヘルシンキで開催された IPPNW 世界大会及びイタリア・ローマで開催されたノ ーベル平和賞受賞者世界サミットに広島市長が出席し、スピーチを行った。また、オラン ダ・ハーグで平和市長会議主催の「国際司法裁判所(ICJ)での勧告的意見10周年記 念会議」を開催し、2020ビジョンの新たな取組として、「誠実な交渉義務推進キャン ペーン」と「都市を攻撃目標にするな(Cities Are Not Targets)プロジェクト」を展開す ることを決定した。 <平成 19年(2007年)度> NPT再検討会議準備委員会(オーストリア・ウィーン)、ゲルニカ-ルモ空爆70周年 記念式典(スペイン・ゲルニカ-ルモ)、パグウォッシュ会議50周年記念行事(カナ ダ・パグウォッシュ)、「2007 核のない未来賞」授賞式(オーストリア・ザルツブ ルグ)、AFSワールドピースフォーラム(アメリカ・ニューヨーク)、都市・自治体連 合(UCLG)総会(韓国・済州)、平和市長会議地中海沿岸都市サミット(イタリア、 フィレンツェ)などに広島市長が出席し、スピーチを行った。 <平成20年(2008年)度> NPT再検討会議準備委員会(スイス・ジュネーブ)に広島市長が出席し、「ヒロシ マ・ナガサキ議定書」を発表するとともに、欧州・地中海地域平和市長会議加盟都市 会議(スイス・ジュネーブ)、平和市長会議ドイツ加盟都市会議(ドイツ・ベルリ ン)などにも出席し、「ヒロシマ・ナガサキ議定書」への賛同促進、2020ビジョ

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ンキャンペーンへの理解と協力を求めた。 ケ 核実験に対する抗議 広島市長は、核実験に対し、昭和43年(1968 年)以降、実施国へ抗議文を送付し続け ている。平成8年(1996 年)9月に国連総会で包括的核実験禁止条約(CTBT)が採 択され、核爆発を伴う核実験は禁止されたが、米国・ロシア・英国は「核爆発を伴わず CTBTに違反しない」と主張して臨界前核実験を行っており、これに対しても抗議文 を送付し、実験の即時中止を求めている。 また、こうした核実験のほか、米国の核兵器生産体制整備の動きや北朝鮮の核開発など 核兵器をめぐるさまざまな問題などにも抗議や要請を行っている。 【年次別核実験抗議回数の推移】 〔通算抗議回数〕 593回(平成21年4月現在) ② 世界平和都市連帯の推進 平和市長会議 平和市長会議は、昭和57年(1982 年)に開催された第2回国連軍縮特別総会において、広 島・長崎両市が、世界の都市が国境を越えて連帯し共に核兵器廃絶への道を切り拓こうと 「核兵器廃絶に向けての都市連帯推進計画」を提唱し、設立された。(設立時の名称は「世 界平和連帯都市市長会議」。平成13年(2001 年)に改称。) 以来、この趣旨に賛同する世界の都市の加盟を得ながら、強固な都市間連携のもと、核兵器 廃絶と世界恒久平和の実現を目指し、国連や核保有国等への要請活動、国際世論の喚起など に取り組んでいる。現在、加盟都市は世界の134か国・地域の2,817都市に上り、会 長は広島市、副会長は長崎市をはじめとした10都市が務めている。平成2年(1990 年)に国 連広報局 NGO に、平成3年(1991 年)には国連経済社会理事会にカテゴリーⅡ(現在は「特殊 協議資格」と改称)の NGO として登録された。 平和市長会議では、昭和60年(1985 年)8月に広島・長崎両市で第1回総会を開催して以降、 4年に1度総会を開催し、核兵器廃絶に向けた都市の役割などについて議論するとともに、 会議の最終日には合意事項をアピールとして採択している。 平成17年(2005 年)8月には第6回総会を広島市で開催し、2020年までの核兵器廃絶 を実現するため、「2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」の新たな取組を決定 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 68 70 72 74 76 78 80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 0 2 4 6

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した。 平成19年度(2007 年度)は、会長、副会長都市が集う理事会をイタリア・フィレンツェ市で 開催し、今後の行動計画や平成21年(2009 年)に開催予定の第7回総会の運営方針、さらに は活動資金の確保方策やキャンペーン展開のための体制強化などについて審議を行った。 今後もより多くの都市への加盟呼び掛けと都市連帯の輪の更なる拡大、加盟都市間の連携強 化を図ることとしている。 〔加盟都市数〕134か国・地域2,817都市 (平成21年(2009 年)4月1日現在) ③ 国際連合等との協力関係の強化 ア 国連軍縮広島会議の開催 国連の主催による国連軍縮会議をこれまで平成4年(1992 年)と6年(1994 年)、8年(1996 年)の3回開催している。平成8年(1996 年)7月の会議では、包括的核実験禁止条約(C TBT)締結後の核軍縮の問題などについて討議するとともに、会議に合わせて、公開シ ンポジウムを開催した。 イ 国連軍縮フェローズの受入れ 国連軍縮フェローシップは、国連加盟の開発途上国などの中堅外交官等を対象に軍縮問題 に関する認識を深めるために国連が実施している研修であり、その研修生(フェローズ) を昭和58年(1983 年)から被爆地の広島・長崎両市で受け入れている。本市では、平和 記念資料館の見学、原爆映画の上映、被爆者の証言等を行い、被爆の実相を伝えている。

(3) 平和の創造

① 国際協力・国際貢献の推進 被爆50周年に、つくり出す平和の一環として創設された「ひろしま国際協力基金」の運用 益を活用して、アジア諸地域の都市問題の解決に向けた国際協力事業を実施するとともに、 本市や広島県、関係機関で「放射線被曝者医療国際協力推進協議会」を設置し、広島が蓄積 している原爆被爆者治療の実績及び放射線障害に関する調査研究の成果を、世界の被曝者医 療に活かすための取組を行っている。 ② 平和問題に関する研究・調査の推進 広島平和研究所の設置 平成10年(1998 年)4月に広島市立大学の附置機関として設置された広島平和研究所は、世 界初の核兵器による被爆を体験した都市としての歴史を背景に、学術研究活動を通じて、核 兵器の廃絶に向けての役割を担うとともに、地域社会が直面する諸問題の解決にも寄与し、 世界平和の創造、維持と地域社会の発展に貢献する国際的な平和研究機関を目指している。 研究領域 (1)平和の理論と平和研究の方法論 (2)広島・長崎の原爆体験

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(3)核兵器及び通常兵器の開発、生産、展開、拡散、軍縮、廃絶 (4)アジア太平洋地域における戦争、平和、紛争処理 (5)アジア太平洋地域における平和思想・文化・運動の発展、変遷 URL(広島平和研究所):http://serv.peace.hiroshima-cu.ac.jp ③ 平和情報の受発信 ア インターネットによる平和情報の発信 平成7年(1995 年)度から、平和宣言や核実験に対する抗議文などの平和に関する情報をイ ンターネットで発信しているが、平成10年(1998 年)度に、ホームページ「ヒロシマ・ピ ース・サイト」を開設し、情報発信機能の強化を行った。 その後、平成12年(2000 年)度に、子ども向け平和学習ホームページ「キッズ平和ステ ーション」を、また、平成13年(2001 年)度には、ホームページ「広島平和記念資料館 バーチャル・ミュージアム」を稼動させ、広く国内外に被爆の実相を伝えている。 URL(総合トップページ):http://www.pcf.city.hiroshima.jp/ イ 平和宣言の普及 平和記念式典で広島市長が行う平和宣言を広く普及するため、市長が平和宣言を行ってい る模様をインターネットを通じて動画で世界に発信している。平和宣言は、学校、図書館、 主要自治体などへ送付し、英文の平和宣言を各国の在日大使館、各国国連代表部、平和市 長会議の加盟都市等へ送付するとともに、8か国語に翻訳したものを平和記念資料館等で 配布している。また、平成6年(1994 年)度から、中高校生向けに平和宣言の解説書『平和 宣言を読む』を作成し、市内の中高校生等に配布している。 ウ 国内ジャーナリスト研修 若手を中心とした国内のジャーナリスト及び海外報道機関の日本駐在ジャーナリストを対 象に、夏季に10日間程度、被爆の実相の基礎的な知識や被爆地広島の課題等について総 合的、体系的に学ぶ研修プログラムを平成14年(2002 年)度から開設している。研修参 加者には、研修の成果を報道や論説活動等を通じて広く国内外に発信してもらい、被爆体 験の継承と「ヒロシマの心」の普及を図っている。 エ ポケット版ヒロシマ平和情報の作成 来広者を案内する際など必要に応じてデータを印刷しこれを携帯して活用できるように、 広島の原爆被害の状況をはじめ、被爆後の復興から今日に至るまでのヒロシマの歩みや平 和市長会議の取組などに関する情報をまとめたデータ集を平成 20 年(2008 年)度に作成し、 広島市ホームページで公開している。平成 21 年(2009 年)度は、資料集各編(記念碑、被 爆建物等)を作成するとともに、各編を英語、中国語、ハングルに翻訳する。

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④ 平和文化の振興 アニメーションにより世界恒久平和を希求する「ヒロシマの心」を発信するため、昭和60 年(1985 年)度から隔年で「愛と平和」をメインテーマとした「広島国際アニメーションフェ スティバル」を開催している。 また、現代美術の分野で人類の平和に貢献した現代作家を顕彰する「ヒロシマ賞」を平成元 年(1989 年)度に創設し、3年に1回授与している。 このほか、原爆犠牲者の慰霊と世界恒久平和の実現を願い、毎年8月に広島交響楽協会と 「平和の夕べコンサート」を開催している。

(4) 市民がつくりだす平和の推進

① こども平和キャンプの開催 平成6年(1994 年)度から小学校4年生~6年生を対象に開催してきた「キッズ平和スクー ル」に替えて、平成19年(2007 年)度から、似 島 臨 海 少 年 自 然 の 家 、 三 滝 少 年 自 然 の 家 と共同で、小・中学生(小学校4年生~中学校3年生)を対象に夏休みを活用して「こ ども平和キャンプ」を開催し、広島の歴史や被爆の実相等の学習、平和記念資料館見学、遺 構見学などを通して、戦争や平和について学ぶ場を提供している。 ② 中・高校生ピースクラブの開催 平成14年(2002 年)度から中・高校生を対象にピースクラブを開催し、原爆被害の実相等を 講座、実習により学ぶ場を提供している。 ③ ヒロシマ・ピースフォーラムの開催 多角的な議論を通して、被爆体験の意味を深く理解するとともに、平和活動を自主的、積極 的に行うことへの動機づけを与えることを目的に、平成14年(2002 年)度から「ヒロシ マ・ピースフォーラム」を開設している。18歳以上の広島市内に在住若しくは通勤・通学 している人を対象に学識経験者等による講義やグループ討議等を行っている。 ④ 平和アピール草の根支援事業 核兵器廃絶の思いを伝える海外へのメッセージなどをボランティアの手で翻訳し、言語の壁 を取り除くなど、市民による世界平和の実現に向けた取組を支援する事業で、平成11年 (1999 年)度から実施している。 ⑤ ひろしま子ども平和議会の開催 平成 21 年(2009 年)度から、平和学習のために広島を訪れる青少年に対し、全国から集う青 少年との交流の中で平和メッセージを発信する機会を提供するため「ひろしま子ども平和議 会」を平和記念式典への出席者を対象に 8 月 6 日と、修学旅行生を対象に 9 月から 11 月に

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開催する。 その他、小・中学生を対象とした「子どもたちの平和の絵コンクール」を開催し、教育委員会に おいても「こどもピースサミット」の開催や地域の被爆体験・戦争体験者からの継承学習などを 実施している。

【広島市】

市 長 市民局 国際平和推進部 平和推進課 (国際交流課) 市立大学 広島平和研究所

平和施策クロスセクション(C.S)

【(財)広島平和文化センター】

会 長 理事長 常務理事 総務部 総務課 (広島市長) 施設課 国際部 平和連帯推進課 国際交流・協力課 留学生会館 平和記念資料館 学芸担当 啓発担当 国際会議場 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

参照

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