デューイの<教材>開発論とその思想(山上裕子)
第六章 ラボラトリー・スクールの再検討―<教材>の視点から―
資料1.タナーによるデューイ・スクールの検討すべき観点 (L. N. Tanner, Dewey’s Laboratory School, (New York: Teachers College, Columbia University, 1997, pp.177-178.).
1.社会的なコミュニティとして組織されている。子どもたちは、ミニチュアのコミュ ニティという活動的な環境において学習する。
2.発展的なカリキュラムは、幼稚園では、子どもたちの生まれながらの興味や能力か ら始まる。
3.カリキュラムは、子どもの側面(態度)と教師の側面(知識に関する専門分野にお ける事実と総合)の二つの次元をもつ。
4.教師は、それぞれの教科の専門家である。
5.教材の社会的重要性は、教授においてもたらされる。
6.子どもたちは、手芸において、手による活動の経験をもつ。
7.子どもたちは、過去や現在の、現実の問題解決に携わる。カリキュラムの教科は、
子どもたちが作業するやり方の中で統合され、現実世界において融合される。
8.強力に組織された垂直的なテーマがある。
9.カリキュラムの考えは垂直的である。教師たちは、カリキュラムの縦の見通しをも っている。
10.教師たちは、活動と関わりをもったテーマの計画をともに立てる。
11.教師たちは、非公式そして公式に、頻繁に打ち合わせをする。
12.その学校は、試みたり観察したりする実験的態度を浸透させる。
13.カリキュラムは、連続的に発展なされ、計画は新たな困難において修正され、可 能性が見出される。
14.大学との密接な連携がある。
15.クラスは、それぞれの子どもに注意を払うことができる程度に小さい。
16.子どもの態度は、自己推進的である。
17.訓練、適切な行動に関しては、なされる作業の性質によって決定される。
18.個々の訓練の問題については、子どもは、同じ目的をもつが、さまざまな活動に導 かれる。
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デューイの<教材>開発論とその思想(山上裕子)
第六章 ラボラトリー・スクールの再検討―<教材>の視点から―
19.より幼いグループは、前日なされたことやその日の共同作業の計画されたことを再 検討することによってその日の作業が決まる。年長のグループは、独自のプロジェ クトにおいて始まる。
20.子どもたちは、あちこち部屋を動く自由があり、他者からの助けを求めることがで きる。
21.教師は、あらゆる権力をもった支配者の代わりに、進行中の活動において作業仲間 として子どもたちにみなされる。
22.子どもたちは、協働の習慣やコミュニティへの奉仕の精神をもつようになっていく。
23.教師たちは、子どもの熱望を支える。
24.学校は、カリキュラムと子どもの生活を豊かにするために、コミュニティにおける 文化的、教育的な施設を利用する。教育の高低ではなく、まさに、教育そのもので あるというデューイのアイディアは、操作の中にある。
25.子どもたちは、幸福である。
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