• 検索結果がありません。

オープンイノベーションにおける技術戦略

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "オープンイノベーションにおける技術戦略"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)オープンイノベーションにおける技術戦略 ―アップル,グーグル,マイクロソフトの特許情報からみた技術戦略― ビジネス専攻 MOT コース・35092518-6 Arata Motoki 元木 新 主査 吉川智教 教授 Keywords : イノベーション,オープンイノベーション,技術戦略,特許,マーケットイン,プロダクトアウト 【研究の背景と目的】 企業の技術戦略の歴史的変遷を見ると,20 世紀の技術戦略は競争 力を保つために自社技術をベースとした戦略をとっていた(クローズ ド・イノベーション戦略) . 21 世紀に入り経済環境が劇的に変化する中で,オープンな開発環 境下で自社に限らず,他社との連携も視野に入れた戦略の必要性が叫 ばれている(オープン・イノベーション戦略) . このような環境を踏まえて,本論文ではオープン・イノベーション における技術戦略のあり方を明確にし,アップル社,グーグル社,マ イクロソフト社を事例として特許情報による傾向分析を行うことと した. 【論文の研究方法】 【論文の研究 方法】 オープン・イノベーションにおける技術戦略の傾向を分析する上で, 本論文における理論的枠組みを決定し(マーケットイン型企業とプロ ダクトアウト型企業の技術戦略傾向),各タイプの特徴を整理した. また,特許情報をもとに実際にどのような技術傾向があるのかを明ら かにした. 1.理論的枠組み: 理論的枠組み:マーケットイン型 マーケットイン型企業 企業とプロダクトアウト型 とプロダクトアウト型企業 企業の 1. 理論的枠組み: マーケットイン型 企業 とプロダクトアウト型 企業 の 技術戦略の理論的フレーム 技術戦略 の理論的フレーム マーケットイン型企業の技術戦略の特徴としては,製品コンセプト 起点で技術開発がスタートし,その後,要素技術の開発を実施する. プロダクトアウト型企業の技術戦略の特徴としては,テクノロジー 起点でスタートし,製品開発の段階でキーテクノロジーの摺合せで応 用技術の開発を実施する.. 2.特許情報 2.特許情報による傾向分析 特許情報による傾向分析方法 による傾向分析方法 アップル社,マイクソフト社,グーグル社の特許出願を IPC 分類 (国際特許分類)を使用することにより,各社の特許出願状況を整理 した. 【論文の構成】 はじめに―本論文の目的― 第 1 章 イノベーションとは何か 第 2 章 オープン・イノベーションにおける技術戦略のための分析 第 3 章 オープン・イノベーション時代の技術戦略の事例 アップル社 マイクロソフト社 グーグル社 第 4 章 オープン・イノベーション時代における技術戦略の提言 【研究の結論】 オープン・イノベーションにおける技術戦略の特徴 ・オープン・イノベーションにおけ る技術戦略の特徴 オープン・イノベーション環境下では,各企業の技術は集中する傾 向にある.本論文の事例で挙げたアップル社,マイクロソフト社,グ ーグル社の特許出願状況から技術集中の傾向が見られた.. 各タイプ別にどのように技術を集中させるか,また集中化した技術 をどのような形で活用していくかが重要となる. ・マーケットイン型企業の技術戦略 マーケットイン型企業の技術戦略の特徴は,アウトサイドイン思考 における製品コンセプトの明確化から始まる.その際にいくつかの技 術要素を想定し,製品コンセプトの構成要素に組み込んでいく. また,マーケットイン型企業の技術戦略は,製品コンセプトのみで 留まらず,技術要素の具体的構成要素を特定する必要がある.その中 でも特に自社に必要となるキーテクノロジーを明確化し,自社開発を 行うものは自社で行い,その他周辺技術に関しては,オープンな開発 行う.このような分業体制をとることができるのが,マーケットイン 型企業の技術戦略の特徴である. 本論文で取り上げたアップル社の特許出願傾向をみると製品コン セプトについては,スティーブ・ジョブズが特許出願を行っているこ とから把握でき,また IPC 分類の特許出願件数情報から特定の分野 に技術集中が起きていることが把握できた. ・プロダクトアウト型企業の技術戦略 プロダクトアウト型の企業の技術戦略の特徴は,自社技術の保有内 容から判断し,自社の技術面での得意・不得意,他社と比較して優位 性があるということを前提として製品開発が進んでいく.製品開発を する上で自社技術にない技術要件は,自社で新たに開発するか他社技 術の導入によって技術を補完していく.製品開発当初は,技術開発も 分業を前提として進めるよりも摺合せ的な製品開発方法によって進 められる. 本論文で取り上げたマイクロソフト社,グーグル社は,IPC 分類の 特許出願件数からいくつかの技術集中と応用技術による分散を示唆 する傾向が見られた.. [主要参考文献] Henry Chesbrough “Open Innovation ハーバード流イノベーショ ン戦略のすべて”,産業能率大学出版部 Clayton M.Christensen,Michael E.Raynor “The Innovator’s Solution” ,Shoeisha ヒューゴ・チルキー “科学経営のための実践的 MOT”,日経 BP 西村吉雄 “産学連携 「中央研究所の時代」を超えて” ,日経 BP 妹尾堅一郎 “技術力で勝る日本が,なぜ事業で負けるのか” ,ダイ ヤモンド社 一橋大学イノベーション研究センター(編) “イノベーション・マ ネジメント入門”,日本経済新聞出版社.

(2)

参照

関連したドキュメント

要とするものであり,主に医師を対象とし,一定の研修 の必要があるなど,看護師が利用するためには不向きで

2C01.pdf :2 㻟䠊䝗䜲䝒䛾኱Ꮫ䛻䛚䛔䛶ⱝᡭᩍဨ䛜ከ䛟䚸䛭䛾ᩘ䜢 ⥔ᣢ䛷䛝䛶䛔䜛

[r]

*培養開始時,3, 6, 9 及び 12 日目の HepAD38 細胞及び Hep38.7-Tet 細胞から精製した cccDNA を real time PCR 法及び southern blot 法で測定した。 HBV DNA である relaxed

[r]

ど云ことをも

(2008) The influence of the cultural dimension of uncertainty avoidance on business strategy development: A cross-national study of hotel managers, International Journal