機 械 化 を 前提 と した 間 伐 方 法 に つ い て 青 木 尊 重

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(1)九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository. [B.林業統計学の研究]1.機械化を前提とした間伐方 法について 青木, 尊重 九州大学農学部付属演習林 : 助教授. https://doi.org/10.15017/1456337 出版情報:演習林研究経過報告. 昭和44年度, pp.21-23, 1970. 九州大学農学部附属演習林 バージョン: 権利関係:.

(2) B営 肇. 林 技 術 に 関 す る 研 究. 機 械 化 を 前提 と した 間 伐 方 法 に つ い て 青 木 尊 重. は じめ に こ こ数 年 来 、r濃 密路 網 を軸 と した組 織 的 な機 械 化 営 林 」 の 作業 体 系 に つ い て.主 と して経 費 面 。能 率 面 か ら.そ の 組 合 せ の有 利 性 や将 来性 さ らには 問題 点 に つ い て の事 例 調 査 をら づ け て きfCo 今回は、近年九 大演習林に齢い て も、間伐 問題 が各 演 共 通 の 問題 と して と りあげ られ て い るの で 、 r機 械 化 を前 提 と した間伐 方法 」 に つ い て.2〜5の. 手持 資料 か ら.若 干 の 考 察 と今 後 の課 題. を述 べ る こ と とす るoな 溢 考 察 に あ だ つ て借 用 した 資料 は 、 次 の と赴 りで あ るo 1)カ. ラマ ツ の初 期 列状 間 伐の実 験 例 は.昭 和44年. 度 農 業 祭 で 天皇 賞 を授 与 さ れ だ北 海道. は十 勝 の石 井 林 業 の 社有 林 で.昭 和 ろ9年 に実 験 した もの で あるo 2)①. 一50ホ. イル タ イ プ トラク タ ーに よる列 状 間 伐 集 材 の 実験 例 は、 中尾 助 教 授 や森 田技. 官 らに よつ て粕 屋 演 習林 の生 ケ谷 団地 で昭 和44年 牟 田 事業 所 で昭 和44年. に実 験 さ れだ もの と、 熊 本 営 林署 の吉. に実 験 さ れ た もの とか らな りだ つ て い るo. 目的 「間 伐 は森 林 を健全 な状 態 に導き 、 林 木成 長 を促進 さ せ る と と もに形 質 の向 上 を はか る」 こ とが 目的 で あ ろ うが、従 来 の 間伐 法 で は農 山 村 の 労働 力 の 不足 と質 の低 下 な らび に畜 力 の不 足 な どか ら林 内搬 出 に多 ぐの経 費 を要 し、 まだ 実 行 に 齢 い て残 存 主 林 木 を損 傷 す る こ とが 多 く. この こ と か ら搬 旗 を一 層困 難 にす る原 因 と 電 な つ て 、. 採算 に 合 わ ない こ と と重 なつ て不 実. 行 の ま ま放 置 され 覧 間伐 の手 凄 くれ林 分 と なつ て 鵯林 木 の成 長 を阻 害 して い る も のが 多 々あ る よ うに判 断 さ れ るo よつ て 矯 間 伐 材 の 集運 材 コス トを大 巾 に ひ き下げ うる作 業 方式 を見 出 す な らば、 間 伐 の実 行 も よb積 極 的 に 潜 し進 ぬ られ る こ と とな ろ うoこ の た め に は、 まず 林道 や作 業 道 の整 備 が必 要 と な る ζ とは 明 白で あ る。 また 一 方 で は.林 業 の将 来 は 自走 式 の大 型 機械 に よる機械 化 が促 進 され る もの と予 想 して、 ク レー ンや トラ ク タ ー を利 用 して労 力 と畜 力 の 不足 を補 い か つ生 産 性 を高 め るだ めの一一手 段 と して 「列 状 間 伐 方 式 」 を考 え た次 第 で あ るo.

(3) 実験成果 1.列. 設 定 の 効果. 1)か. かb木 の 発 生 が 少 な く、 手 待 時 間 が わず か で す む0. 2)選. 木 の 苦労 が ほ とん どな い ので 、 移 動 時 間 が す くな い0. 5)伐. 倒 方 向 に わず らわ さ れ ない 。. 2.集. 材 作 業 の効 果. 1)集. 材 車 の 停 止 点 が 明 白 で あ る。. 2)荷. 掛 や木 寄 せ な どが 楽 で あ る。. 5)単. 位 当bの 集 材 量 も多 い。. 5損. 傷 木 の発 生 率. 1)わ 4.施. ず か な発生 率 に と どめ る ことが 可 能 。. 業 上 の 弱点. 1)従. 来 方 式 よbも 、 林 木構 成 上(質 的 に も量 的 に も)若 干 の低 下 は 免 れ え な い0. 2)一. 般 的 には 風 や雪 な どに よる被 害 の 発 生 が懸念 さ れ る の で.列 状 間 伐 を採 用 す る場 合 に. は.周 囲 の環 境 と林 分 構 造 と を よ く吟味 す る こ とが必 要 で あ る。 5.採. 算上 の 問題. S)機 械 化 チ ー ム と な るた め.従 来 の 組 構 成 と全 く異b.生. 産 性 の探 究 が やb易 い0. 2)総. 生産 費 の 低 下 へ の 足 が か り となbう る0. 5)現. 在 の 客 観情 勢 か らみ て、一 斉 大 面積 造 林 地 で は.従 来 方 式 では なか な か間 伐 にふ み き れ ない 面 を内 包 してい た もの が 、 本 方式 を採 用 す る こ と に よつ て、 あ る程 度 対 応 で きる 可 能 性 を もつ もの と考 え られ る。. 今 後 の課 題 1)今. 後の 間 伐 作業 の 機械 化 の推進 に あた つ て心 す べ き ことは 、 林 業 機 械 関係 者 だ け で な く、. 森 林 土 木 ・林 業労 働 。育 林 施業 。成 果 計算 な ど各 種 の分 野 の 関 係 者 に よつ て把 握 分 析 され か っ総 合化 さ れ て は じ めて営 林 技 術 の 一体 系 が完 成 す る もの と考 え られ るの で、IUFROで. も. 議題 となつ た よ うに 、r間伐 作 業 に関 す る総 合的 研 究 」 が とbあ げ られ ん こと を切 望 す る も の で あ る0 2)機. 械 化 作業 で は機 械 中心 に作 業 組織 が 編成 さ れ るだ め.ど. う して も セ ッ ト方 式 にふ み き ら. ざ る をえ ない こ と を銘 記 して お きた い0 5)今. 回 は.自 走 式 の集 材 機械 を 中心 に して従 来 方式 とのtstsま か な対比 を試 み た にす ぎ ない. の でも 今 一 つ の 方式 で ある架 空 線 集 材 方 式 との結 合資 料 を各 地 か ら蒐 集 して 、分 析 す る必 要.

(4) が あ るo 4>部. 分 的 な問 題 で あ るが.荷 掛 作業 に対 す る機 械 化 とか.更 新 段 階 か ら間 伐 材 の 集材 作業 を考. 慮 しだ地 持 植 付 方 式 を採 用 す る よ うな配 慮 な ど も必 要 では なか ろ うかo 5)今. 回 の資 料 は主 と して 地 形 の ゆ る やか な箇 所 での 実 験 例 の だ め全 幹 集 材 中心 となつ て しまつ. だ が噺 間 伐 対 象 地 の 地 形 や地 ぼ うに よつ て は短 材 集材 を.ま た集 材 距 離 の長 短 に よつ ては全 幹 集 材 や 短材 集 材 を.と い う よ うに ベ ラエ テ イ に と ま した もの へ と進 化 して い くこ とが墾 ま しいo 以 上 、 極 め て 乱棒 な筆 法 と ラ フ な構成 で.悩 み多 き初 期 間 伐.高 令 間伐:高 級 材 ・普通 材 な ど に っ い て の列 状 悶伐 と機械 集材 との 組 み 合 せ につ い て私 見 を述 べ てみ だ が。 これ らは何 麗 も地 形 的 に 恵 まれ た 条 件 の上 にだ つ て実 施 さ れ だ もの で あ 鉱. これ が応 用 に つ い て は幾 多 の 問題 点 を内 包. して い るの で、 今 後機 会 あ る ご と に資 料 を蒐集 し、 作 業 現 場 に も立 会 して 、検 討 整 理 を進 め てい くつ も りで あ るo. 2農. 家 林 業 の 生 産 構 造 に 関 す る基 礎 的 研 究a} 青 木 尊 重. ・河 野 正 信. わ が 国 の 林 業 の 現状 を把 握 す る な か で.農 家林 業 地 帯 と して の大 分 県佐 伯 地 方 の 特性 につ い て 論 及 し.さ らに直 規村 内 鉱り特 定 の農 林 家 を経 営 方式 別 に 袖 出 して、 生産 構 造 や所得 構 造 の分 野 か らの 分 析 を試 み だoそ の結 果 、 農 林 業 所 得 率 に論 い て は.林 業 主 業 的 グル ー プの 方 が農 業 主 業 的 グ2V‑■プ よ りも高 く、 また1H当bの. 家 族労 働 報 酬 に 溢 い て も悔 林 業 部用 め 方 が.農 業部 門 よ. bも 高 かつ だoこ の よ うに して 、農 林 業 経 営 に夢 け る林 業 部門 の果 して い る役 劉 の 一 部 に つ い て 究 明 しえ だo しか して.今 後 の 課題 と して は.今 後如 何 に農 林 業経 営 を合理 化 し.地 域 の社 会 的 経 済的 な レベ ル ア ツ プを追 究 す る かが重 要 で あ るoしrcが つ て、 次 の 事 項 を今 後検 討 した いo ①生 産 行 動 の 合理 性 の追 究o② 流通 機構 の 合理 性 の 追 求o③ 経 営 規 模 別 生 産 目的 の 合理 化 の追 求 な どに つ い て.一 歩 一 歩 着 実 な探 求 を続 け て い きだ いo 発表誌名. 研究. 九 州大 学農 学 部 附 属 演 習 林 集 報 蕉24(17P〜97P). 5自. 然休 養 林 施 業 の 研 究 青. ω. 木 尊. 重. 研 究 欝的:自 然休養林の地帯区分溺 の施業法 に関す る経営技術 の選択 に対 して、多変量解析.

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