浦安市新庁舎建設市民懇話会 第7回市民懇話会資料
浦安市新庁舎建設についての提言書
(案)
平成
18
年
3
月
目
次
はじめに
1.提言書の位置付けについて - - - 1
2.現庁舎やシビックセンターコア地区の問題点について- - - 1
3.新庁舎の必要性について - - - 2
4.庁舎機能について - - - 2
( 1) 行政機能のあり方について ( 2) 庁舎機能について 5.新庁舎の配置や本庁舎の扱いについて - - - 5
( 1) 新庁舎の配置について ( 2) 本庁舎の扱いについて 6.新庁舎の建設計画に当たっての配慮事項 - - - 6
( 1) 規模設定について ( 2) 導入施設イメージや施設の構成について ( 3) 維持管理のコストについて ( 4) シビックセンターコア地区のあり方 ( 5) 景観や環境への配慮についてについて 資料―1:浦安市新庁舎建設市民懇話会委員名簿 - - - 9
1
浦安市新庁舎建設についての提言書の位置付けについて
浦安市新庁舎建設市民懇話会(以下「懇話会」という。)は、公募により選出さ れた市民、市内関係団体及び学識経験者で構成され、各委員が市民としての生活実 感や市民活動をとおして得た意見、専門的な知識などを背景にして、個人の立場で 意見を述べ、現庁舎の問題点や新庁舎の必要性、庁舎の果すべき役割等について討 議しました。
懇話会では、市民活動や行政ニーズの多様化への対応、大地震等の災害に対する 対応など、庁舎機能に求められるものは様々なものがあることから、早急に新庁舎 の建設に向けた取組の必要性が確認されました。
なお、この提言書は、懇話会での意見を集約したものです。
2
現庁舎やシビックセンターコア地区の問題点について
現在の本庁舎や議会棟は昭和49年に建設されたものですが、その後の行政需要に 対応するために、第二庁舎や第三庁舎を暫定の施設(プレハブ)として整備し、ま た、健康センターや集合事務所、文化会館にも行政機能を配置するなど、施設が分 散しているため、窓口も分散し、市民に利用しづらいものになっています。
本庁舎は、施設も老朽化し、耐震性にも不安があるため、平成8年に耐震補強工 事が実施されたとのことですが、市民懇話会として施設を視察したところ、その後 も壁の亀裂や床のたわみなどが進行している状況であり、訪れる市民や働いている 職員にとって危険性が増しつつあるものと考えます。
本庁舎や暫定的な施設である第二庁舎は、バリアフリーの対応ができていません。 多くの市民が訪れる公共施設は、誰もが安心して便利に利用できるようにバリアフ リーの対応が必要だと考えます。
また、本来、庁舎では、防災拠点として大地震等の災害時には、迅速に救援・救 助活動や復旧活動を行うとともに、関係機関との調整など、様々な対応をしなけれ ばなりませんが、現在の本庁舎は防災拠点としての必要な耐震性能が確保されてい ないため、防災拠点は集合事務所に置かれています。やはり、防災拠点は庁舎に置 かれるべきだと考えます。
現在、第二庁舎や総合駐車場のある場所は、本来、浦安公園をつくる予定の場所 であるということです。この地区には大きな公園がなく、市民が集い憩う場所とな る浦安公園は必要であり、早急に整備する必要があると考えます。
3
新庁舎の必要性について
現庁舎やシビックセンターコア地区の問題点を解消していくためには、新庁舎の 建設が必要です。特に、次のような観点から、新庁舎の建設は先送りにできない問 題であると考えます。
○ 災害時の防災拠点となる庁舎が必要である。
○ 分散化を解消して、誰もが便利に利用できるバリアフリーの庁舎が必要であ る。
○ 市民参加や市民協働のまちづくりを進めていくために、市民がコミュニケー ションできる庁舎が必要である。
なお、新庁舎は、浦安市民のシンボルとなるようなものにすべきであると考えま す。
4
庁舎機能について
新庁舎のあり方を考えるに当たっては、今後目指すべき行政機能のあり方と、新 庁舎が備えるべき庁舎機能の2つの視点が必要です。
( 1)
今後の行政機能のあり方について
新庁舎の建設に当たっては、本市が今後どのような行政を目指していくのか が重要と考えます。新庁舎の建設に向けた取り組みと同時に、行政機能のあり 方についても、以下のような視点からの検討を行う必要があります。
○ 業務の見直しや民間活力の導入により、スリムな行政をめざす姿勢で新庁舎 を考える必要があります。
○ 来庁した人が一度に用事を済ますことができる、便利な行政サービスのシス テムをつくる必要があります。
○ 駅前行政サービスセンターを、市民がもっと便利に使えるように検討してい く必要があります。
○ 地区ごとに配置する行政機能と、庁舎に集中すべき機能を考えて、その中で 新庁舎の役割を位置付けていく必要があります。
( 2)
庁舎機能について
新庁舎が備えるべき機能として、特に、以下の7つの機能を強化する必要があ ると考えます。
○ 親しみやすく便利な庁舎にする
○ 分かりやすい案内・便利な窓口・親切な相談の機能を充実する
○ 情報技術を活用したIT化での便利さと、ヒューマンな対応を兼ね備えた庁 舎をつくる
○ 災害時の司令塔としての防災拠点機能を強化する ○ 人に優しいバリアフリーの環境をつくる
○ 市民協働の拠点となる庁舎をつくる ○ 働きやすい職場環境をつくる
① 親しみやすく便利な庁舎にする
○ 市民が親しみやすく使いやすい、便利な庁舎にする必要があります。 ○ 庁舎を訪れる目的に応じて、市民が満足できる行政サービスが提供できる庁
舎とする必要があります。
○ 市民が集まり楽しめるシビックセンターコア地区をつくる必要があります。 ○ 車やバスでのアクセスに便利で、自転車や歩行者にも訪れやすいシビックセ
ンターコア地区にする必要があります。
② 分かりやすい案内・便利な窓口・親切な相談の機能を充実する
○ 行政の 事務全 般に詳 しいゼ ネラリ ストに よる相談 や案内 の仕組 みを検 討す る必要があります。
○ 分かりやすい案内やサイン、目的に応じてどこに行けばよいのかが分かる総 合案内機能を充実する必要があります。
○ 子育て・年金・介護保険など来庁者の多い窓口を、できるだけ集約していく 必要があります。
○ 相談内容や窓口業務内容に応じて、丁寧な対応やプライバシーの確保ができ る庁舎とする必要があります。
③ 情報技術を活用したIT化での便利さと、ヒューマンな対応を兼ね備えた庁 舎をつくる
○ 情報技術を活用したIT化を進めて、窓口業務や情報提供などを効率的に行 う庁舎とする必要があります。
○ 専門職員による相談機能は庁舎に集中して手厚く対応し、オンラインでシス テム化できるものは、駅前行政サービスセンターでも対応できるようにする など、人の対応とITシステムの使い分けを検討していく必要があります。
④ 災害時の司令塔としての防災拠点機能を強化する
○ 大地震などの災害時に、救援復旧活動の司令塔の役割を果す庁舎とする必要 があります。
○ 災害時に備 えた十分 なバックア ップシス テムを構築し ていく必 要がありま す。
○ シビックセ ンターコ ア地区全体 を防災拠 点として整備 していく 必要があり ます。
なお、阪神淡路の大震災を教訓として、全市的な防災対策を行っていくこと が重要であること、観光客の多い本市の特性を踏まえた防災対策が必要なこと を付記します。
⑤ 人に優しいバリアフリーの環境をつくる
○ 施設や設備面などのハード面でのバリアフリー対応と、丁寧なサービスやサ ポート体制などのソフト面でのバリアフリー対応による、人にやさしい環境 を実現する必要があります。
○ 誰もが快適に不自由なく利用することができるように、計画段階からユニバ ーサルデザインの新庁舎を目指す必要があります。
○ 高齢者や外 国人など の情報弱 者に対す る 相談体制を充 実する必 要がありま す。
⑥ 市民協働の拠点となる庁舎をつくる
○ 市民参加や市民協働のまちづくりを推進するために、市民のまちづくり活動 への参加を促すサポート機能やまちづくり活動の情報提供機能、まちづくり の広報機能を強化する必要があります。
○ 協働という概念を柔軟に考えて、市民と行政と民間の専門団体が協働する仕 組みや体制を考えていく必要があります。
⑦ 働きやすい職場環境をつくる
5
新庁舎の配置や本庁舎の扱いについて
( 1)
新庁舎の配置について
これまでシビックセンターコア地区として公共施設を整備してきた経緯を踏 まえ、本庁舎や文化会館の立地する街区(通称、三角街区)に新庁舎を配置す ることは、妥当と考えます。
なお、新庁舎の整備に併せて、夜間にはさびしいこの地区を人が集う明るい イメージにしていく必要があります。
( 2)
本庁舎の扱いについて
新庁舎の建設に当たっては、本庁舎の利用を前提としつつ不足する部分を新 庁舎として建設する考え方と、新庁舎にすべての機能を集約する考え方があり ます。
本庁舎を今後も利用する場合のメリットは、新庁舎の規模を小さくできるこ とから、建設費が低減できることです。
しかし、本庁舎は老朽化しているため今後も利用するためには大規模な修繕 が必要であり、耐用年数が経過した後には建替えが必要となります。
本庁舎の耐用年数がくる30年後の行政需要は予測困難ですが、50年間という 長期的なコスト比較では、新庁舎に集約したほうがコスト的に有利との試算結 果があります。
これらのことから・・・・
6
新庁舎の建設計画に当たっての配慮事項
( 1)
規模設定について
新庁舎の規模については、将来人口・職員数・行政組織体制・議員数などの 基礎的な指標に基づいて基準となる面積を算定していくとのことですが、以下 の点にも留意することを望みます。
○ 新庁舎は長期的な展望を持って計画し、社会状況の変化に柔軟に対応できる キャパシティを持った規模、新たな市民サービス需要にも十分に対応できる だけの余裕を持った規模にする必要があります。
○ 国の一律の基準で規模を決めるのではなく、市民が利用しやすい庁舎、市民 が参加できる庁舎という視点を考慮していくことが必要です。
○ 効率的に業務を進めるためのゆとり、IT化の進展に対応できるスペース、 打ち合わせスペースや相談スペースなどを確保する必要があります。
○ なお、過大な規模としないように、効率的な利用やフレキシブルな利用など の工夫をしていく必要があります。
( 2)
導入施設イメージや施設の構成について
新庁舎、駐車場、議会棟の具体的な検討に当たっては、以下の点に留意した 計画とすることを望みます。
① 新庁舎について
○ 市民サービスの面から、どのような窓口が集約・統合されると便利なのかを 十分に検討して、新庁舎の施設構成を計画していく必要があります。
○ 窓口のあり方については、市民利用の多い部署は集約してオープン方式とし、 専門部署はクローズ方式にするなど、業務内容で使い分ける必要があります。 ○ 新庁舎は大規模な地震にも対応できる耐震性能を備えるものとし、新庁舎内
に災害対策本部を設置できることが必要です。
○ 市民活動のニーズに応えるフリースペース的な空間や、子育て支援のために 関連す る課 の集 約化 や一 時保 育の スペ ース などを 確保 する こと が望 ましい と考えます。
② 駐車場について
○ シビックセンターコア地区には自動車を利用して訪れる人が多く、その需要 に対応できる駐車場を確保する必要があります。できれば、利用しやすい地 上部に多くの駐車場を確保することが望ましいと考えます。
○ 駐車場を地下に整備する場合には、コスト面の検討を行い費用対効果に配慮 する必要があります。
③ 議会機能について
○ 市民に開かれた議会施設づくりを考えて、市民が訪れやすいオープンな場所 に配置することが望ましいと考えます。
○ 議会で使わない時には、市民が利用できる議場にするなどの検討が必要です。
( 3)
維持管理のコストについて
新庁舎は建設費の低減を図るとともに、日常の維持管理や大規模な修繕など 長期間の経費(ライフサイクルコスト)を低減することが重要です。
設計段階での省エネルギー対策や維持補修の容易さなどの工夫、施設完成後 の維持管理体制など、長期的な経費であるライフサイクルコストの低減策を講 じていく必要があります。
( 4)
シビックセンターコア地区のあり方
シビックセンターコア地区は、庁舎・議会・文化会館・健康センター・郷土 博物館・中央図書館・集合事務所などが浦安公園を取り囲んで配置されること になり、地区全体の一体性が重要と考えます。新庁舎の建設に併せて、シビッ クセンターコア地区の整備に当たっては、以下の点に留意する必要があります。
① 全体の空間構成について
○ シビックセンターコア地区は、浦安公園を中心にして公共施設が配置される ことになります。そこで、地区全体が一つの公園のイメージを持ち、公園の 中に公共施設が機能的・景観的に調和して立地するような整備をしていく必 要があります。
○ また、シビックセンターコア地区全体が防災拠点として機能するように整備 していく必要があります。
② 道路(市道4号線)による分断の解消について
整備する効果が損なわれるおそれがあります。そこで新庁舎の建設に併せて 浦安公園側とデッキでつないでいくことが望ましいと考えます。
○ このデッキは広場的な空間とし、公園や文化会館での催し物と一緒にイベン トなどができる空間としていくことが望ましいと考えます。
○ また、市道4号線については広域を連絡する道路として必要な空間は確保し て、歩道部分は周辺施設の空地と一体的に整備するなどの工夫により、分断 要因を解消していくことを検討する必要があります。
( 5)
景観や環境への配慮について
新庁舎の建設やシビックセンターコア地区の整備に当たっては、景観面での 配慮や環境への配慮が重要と考えます。今後、具体的な計画策定や整備の実施 においては、以下の点に留意する必要があります。
① 景観への配慮
○ シビックセンターコア地区は、浦安公園を中心として賑わいのある空間とし ていくことが重要です。
○ 新庁舎は、浦安市民のシンボル・まちのシンボルとなるものですが、周辺市 街地との調和に配慮した景観づくりが必要です。
○ この地区の景観づくりに当たっては、やなぎ通りから境川への景観、市道4 号から水門への景観が重要です。
② 環境への配慮
○ 環境への負荷の少ない循環型社会を目指す取組として、新庁舎の建設に当た っては積極的な省エネルギ ー対策や環境負荷 低減策を講じる必要がありま す。
資料―1:浦安市新庁舎建設市民懇話会委員名簿
区 分 氏 名 団体名等 性別 備考
学識経験者 小
こ
泉
いずみ
允
ま さ
圀
く に
明海大学不動産学部長 男
学識経験者 林
はやし
亜
つ ぐ
夫
お
明海大学不動産学部教授 男
学識経験者 村
む ら
木
き
美
み
貴
き
千葉大学工学部助教授 女
市内関係団体 岡
お か
本
も と
孝
た か
夫
お
自治会連合会 男
市内関係団体 木
き
邨
む ら
定
さ だ
男
お
自治会連合会 男
市内関係団体 上
う え
野
の
菊
き く
良
よ し
自治会連合会 男
市内関係団体 菊
き く
間
ま
紀
おさむ
浦安市商工会議所 男
市内関係団体 梅
う め
原
は ら
祥
さ ち
子
こ
社会福祉協議会 女
市内関係団体 戸
と
倉
く ら
恵美子
え み こ
浦安市婦人の会連合会 女
市内関係団体 芦
あ し
田
だ
由
よ し
江
え
浦安市市民活動センター運営協議会 女
公 募 安
あ
藝
き
孝
た か
彦
ひ こ
市民公募(高洲在住) 男
公 募 石
い し
井
い
麻
あ さ
美
み
市民公募(明海在住) 女
公 募 上
う え
原
は ら
章
あきら
市民公募(入船在住) 男
公 募 小
こ
林
ばやし
裕
ゆたか
市民公募(舞浜在住) 男
公 募 爾
そ の
寛
ひ ろ
明
あ き
資料―2:浦安市新庁舎建設市民懇話会の開催状況
開催回 日時 場所 議題
第1回 平成17年9月15日(木)
午後6時30分∼
健康センター 第1会議室
1.会長及び副会長の選出 2.会議の情報公開について
3.経緯・経過及び現状と課題について 4.検討体制について
5.スケジュールについて
第2回 平成17年10月12日(水)
午後4時30分∼
文化会館 第1会議室
1.現在の庁舎の問題点の確認 2.新庁舎の必要性について 3.新庁舎のあるべき姿について
※ 会議に先立ち、午後2時より庁舎及び議会棟
の現状視察を行った。
第3回 平成17年11月16日(水)
午後6時∼
健康センター 第1会議室
1.新庁舎への導入機能について
第4回 平成17年12月21日(水)
午後6時∼
文化会館 中会議室
1.新庁舎への導入機能について 2.庁舎の概ねの規模について 3.三角街区での配置について
第5回 平成18年1月19日(木)
午後6時∼
健康センター 第1会議室
1.現在の本庁舎の扱いについて 2.施設構成、空間構成について 3.景観形成、環境共生について 4.周辺まちづくりについて
5.事業実施までのプロセスについて
第6回 平成18年2月22日(水)
午後6時30分∼
文化会館 中会議室
1.浦安市新庁舎建設に係る提言書・骨子案に ついて
第7回 平成18年3月10日(金)
午後6時30分∼
文化会館 中会議室