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ユーザーガイド 日本語 Microsoft Windows Apple Mac OS X DxO ViewPoint 2 視点を変える補正

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ユーザーガイド

視点を変える補正

DxO ViewPoint 2

日本

(2)

目次

第 1 章 はじめに . . . . 4

1.1. はじめに . . . . 4 1.2. DxO ViewPoint 2 の新機能 . . . . 4 1.3. DxO ヘルプとドキュメンテーション(資料) . . . . . 5 1.4. システム必要条件 . . . . 5 1.5. インストール、登録、ライセンス認証 . . . . 5 1.6. アンインストール . . . . 7

第 2 章 DxO ViewPoint と制作ワークフロー . . . . 8

2.1. DxO ViewPoint モード . . . . 8 2.2. サポートされているファイル形式 . . . . 8 2.3. ホストアプリケーションでのワークフロー . . . . 8

第 3 章 DxO ViewPoint ワークスペース . . . . 10

3.1. インターフェイス . . . .10 3.2. 補正ツールパレット (共通情報) . . . .12 3.3. 部分プレビューパレット . . . .12 3.4.  メニュー . . . .12 3.5. 現在の補正内容を保存/適用 . . . .13 3.6. 補正のリセット . . . .13 3.7. プリファレンス . . . .13 3.8. 警告メッセージ . . . .14

第 4 章 ディストーション補正 . . . . 15

4.1. ディストーションについて . . . .15 4.2. ディストーションの自動補正(スタンドアロンモード) . . . .15 4.3. DxO 光学モジュールの管理 . . . .16 4.4. ディストーションの自動補正(プラグインモード) . . . . .16 4.5. ディストーションの手動補正 . . . .17

第 5 章 ボリューム歪像補正 . . . . 18

5.1. ボリューム歪像補正について . . . .18 5.2. ボリューム歪像の種類 . . . .18 5.3. 水平/垂直ボリューム歪像補正 . . . .19 5.4. 対角線ボリューム歪像補正 . . . .19

第 6 章 パース補正 . . . . 21

6.1. パース補正について . . . .21 6.2. 垂直の平行線補正 . . . .21 6.3. 水平の平行線補正 . . . .23 6.4. 長方形補正 . . . .23 6.5. 8 ポイント補正 . . . .24 6.6. 詳細設定 . . . .25

第 7 章 水平補正 . . . . 28

7.1. 水平線の傾き . . . .28 7.2. 参照となる水平線をプロットして水平線を出す . . . .28 7.3. 垂直線を参照して水平線を補正する . . . .29 7.4. スライダや数値を入力して水平線を補正する . . . .29

第 8 章 クロップ . . . . 30

8.1. 画像を自動的に切り抜く . . . .30 8.2. 手動で画像をクロップする . . . .31

キーボードショートカット . . . . 32

(3)

©2013 DxO Labs . All rights reserved .

写真の著作権 : Olivier Lambolez、Olivier Revon、NyghtFalcon 文章の著作権 : Gilles Théophile

レイアウトデザイン:degresfahrenheit .com DxO ViewPoint の詳細はこちら www .dxo .com

商標

DxO は EU や他国において DxO Labs の商標です。

Adobe、Photoshop、Photoshop Lightroom、Photoshop Elements は Adobe Systems, Incorporated の商標です。Apple、Aperture、Mac OSX と Mac のロゴはアメリカと他国におけ る Apple, Inc . の商標です。 Microsoft®、Windows、Windows Vista、Windows 7と Windows 8 は Microsoft Corporation の商標です。その他すべての商標はそれぞれの会社の商標です。

不注意を含むすべての場合において、この文章に記載されたソフトウェアを利用するしないに関わらず、このガイドに含まれる情報の結果または情報の利用に結びついた特定的、直接的、 間接的または継続するいかなるダメージにも DxO Labs は責任を負いません。

謝辞

DxO ViewPoint はコピーライトで保護された素材を利用します。 JPEG

このソフトウェアの一部には、Independent JPEG Group の技術を利用しています。 TIFF

このソフトウェアの一部には、TIFF 形式を利用しています。 Copyright © 1988–1997 Sam Leffler

Copyright © 1991–1997 Silicon Graphics, Inc .

Permission to use, copy, modify, distribute, and sell this software and its documentation for any purpose is hereby granted without fee, provided that (i) the above copyright notices and this permission notice appear in all copies of the software and related documentation, and (ii) the names of Sam Leffler and Silicon Graphics may not be used in any advertising or publicity relating to the software without the specific, prior written permission of Sam Leffler and Silicon Graphics .

IN NO EVENT SHALL SAM LEFFLER OR SILICON GRAPHICS BE LIABLE FOR ANY SPECIAL, INCIDENTAL, INDIRECT OR CONSEQUENTIAL DAMAGES OF ANY KIND, OR ANY DAMAGES WHATSOEVER RESULTING FROM LOSS OF USE, DATA OR PROFITS, WHETHER OR NOT ADVISED OF THE POSSIBILITY OF DAMAGE, AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, ARISING OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE USE OR PERFORMANCE OF THIS SOFTWARE .

QuaZIP

このソフトウェアの一部には QuaZIP 技術を活用しています。 Copyright © 2005-2011 Sergey A . Tachenov

Qt SDK

このソフトウェアは、QTframework に一部基づいています。Copyright ©John Doe 2011 . LGPL ライセンスで保護されています。 OpenSSL

この製品には Eric Young (eay@cryptsoft .com) によって書かれた暗号ソフトウェアを含みます。この製品には Tim Hudson (tjh@cryptsoft .com) によって書かれたソフトウェアを含みます。 サードパーティ製ソフトウェアの注意事項、使用、およびライセンスに関する条件はこちらです。http://www .dxo .com/thirdparty

(4)

1.1. 

はじめに

スタンドアロンアプリケーションとして起動した DxO ViewPoint 2

DxO ViewPoint をお選びいただきありがとうございます。レンズの光学ディストーション、画像の端の歪んだ被写体、歪んだパー スや傾いた水平の補正に特化した Mac と Windows 用の初めてのソフトウェアソリューションです。DxO ViewPoint は、DxO Labs が誇るレンズの光学補正と幾何学補正テクノロジーを元に、画像内の題材の自然なプロポーションを簡単かつ効率的に復 元します。 1.2. 

DxO ViewPoint 2 の新機能

ディストーション

ディストーションツールでは、レンズ歪みを補正できます。DxO光学モジュールを利用して、撮影機材にあわせた正確な補正を自 動で実行します。もし利用したレンズがDxO光学モジュールでサポートされていない場合は、手動で補正することが可能です。た る型、ピンクッション、魚眼レンズの3種類のモードで補正が可能です。

ボリューム歪みの補正

ボリューム歪像ツールは撮影パラメータを考慮して機能します。画像の端にある被写体の歪みが水平、垂直、対角線方向のどれ であっても簡単に補正することができます。

改良されたパース補正と水平補正

パース補正ツールでは、複雑なパースペクティブの問題を簡単に解決し、建築写真をより自然に仕上げることができます。水平補 正ツールでは、風景写真で傾いてしまった水平線を補正するのに利用できます。

進化したクロップ機能

第 1 章 はじめに

(5)

DxO ViewPoint 2に搭載された自動クロップツールは、より自然な結果を得られるように画像のプロポーションを簡単に維持す ることができます。補正後に利用できる最大エリアを表示します。

わかりやすく直感的なインターフェイス

DxO ViewPoint はシンプルで直感的なツールバーとコントロールパネル、広い表示エリアで構成されたワークスペースがありま す。わかりやすいアイコンが用意されているので、数クリックで補正を適用するための最適なツールをすぐに識別することがで きます。ルーペパレット を使って正確なアンカーポイントを配置し、罫線を使って補正を微調整します。表示モードは 2 種類か ら選べます。最大の精密さで補正できるシングルイメージモード(元画像と補正画像を前後に表示)と、リアルタイムで変更を 確認できる並列モード(元画像と補正画像を並べて表示)があります。

様々な起動方法

DxO ViewPoint は Mac と Windows 用の 32 または 64-bit スタンドアロンアプリケーションとして、または Adobe® Photoshop®

CS3、CS4、CS5、CS6、CC や Adobe® Photoshop® Elements® 9、10、11、Adobe® Photoshop® Lightroom® 3、4、5、

Apple® Aperture® 3 のプラグインとしても利用できます。

1.3. 

DxO ヘルプとドキュメンテーション(資料)

DxO ViewPoint 2 のチュートリアルやガイド、ウェブトレーニング等の DxO ヘルプと資料は DxO Academy(http://www .dxo .

com/jp/ の、 DxO Optics Pro > チュートリアルページで参照できます。 DxO ViewPoint 2 内でヘルプ > DxO Academy を選択

するとこのページに直接アクセスできます。

1.4. 

システム必要条件

DxO ViewPoint を利用するには、お使いのコンピューターが以下の最小限の仕様に準拠している必要があります:

Microsoft

®

Windows

®

Microsoft® Windows Vista® (32, 64 bit)、Windows 7(32, 64 bit)、Windows 8、8 .1(32, 64 bit)

Intel® Pentium® 4、Intel® Pentium® Dual Core または同等の AMD®プロセッサ

2 GB の RAM

400 MB のディスク空き容量

Macintosh

Mac OS X 10 .6 Snow Leopard、10 .7 Lion、10 .8 Mountain Lion、10 .9 Mavericks

Mac Intel® プロセッサ プロセッサ 2 GB の RAM 400 MB のディスク空き容量 1.5. 

インストール、登録、ライセンス認証

重要 : 以下に記載されたステップを実行するにはインターネット接続が必要です。

登録

ソフトウェアを有効にするにはライセンスの登録が必要です。有効化するには DxO Labs のウェブサイトhttp://www .dxo .com/CD

を参照していただき、登録手順に従ってください。DxO Labs お客様アカウントをまだお持ちでない場合は、新規のフォームに 必要事項を入力します。すでにアカウントを持っている場合はログインします。 大きい画像ファイルを加工するに は 64-bit システムと 4 GB の RAM を推奨します。 NOTE

(6)

ダウンロード

ライセンスの登録を作成するとすぐに、お客様アカウントに DxO ViewPoint のダウンロードリンクと一緒にソフトウェアについ て重要な情報が表示されます。ここで最新のソフトウェアをダウンロードできます。Win または Mac のボタンを(ご利用の環 境に合わせて)クリックするとインストーラーのダウンロードが始まります。 ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたインストールプログラムアイコンをダブルクリックして、インストールの手順に従っ て進めます。DxO ViewPoint のインストールオプション :

• Microsoft® Windows や Macintosh 用のスタンドアロンアプリケーション

• Adobe® Photoshop®用プラグイン

• Adobe® Photoshop® Lightroom® 用プラグイン • Adobe® Photoshop® Elements® 用プラグイン • Apple® Aperture® 用プラグイン 重要:シングルライセンスでは DxO ViewPoint を 2 台のコンピューターでインストールと起動が可能です。

インストール – Microsoft Windows

ソフトウェアライセンス条項に同意し次へをクリックします。完全インストールとカスタムインストールを選択できます。完全イン ストールはすべての関連あるプラグインをインストールします。カスタムインストールでは、どのプラグインをインストールする か選択できます。 インストールウィンドウ(Microsoft® Windows 版) 新規ウィンドウが開くので DxO ViewPoint をインストールしたいフォルダを選択します。 インストールボタンをクリックします。インストールには数分かかります。

インストール – Mac OS X

使用許諾契約に同意したあと、続けるをクリックします。ウィンドウが開きインストールしたいコンポーネントを選択できます。 新規ウィンドウが開くので DxO ViewPoint をインストールしたいフォルダを選択します。プログラムが自動的にプラグインをイ ンストールするフォルダを見つけられない場合、参照ボタンを使って適切なフォルダを選択します。 インストールボタンをクリックします。インストールには数分かかります。

ライセンス認証

ライセンス認証コードはソフトウェアが入っているボックスの中のインストールノートの表紙、またはオンラインお客様アカウ ント内で見つけることができます。

(7)

はじめて DxO ViewPoint を起動する際は、ソフトウェアライセンス認証ウィンドウの適切なフィールドにライセンス認証コード を入力し、ライセンス認証ボタンをクリックします。

DxO ViewPoint が正常に有効化されたメッセージが表示されます。

1.6. 

アンインストール

Microsoft Windows

Microsoft® Windowsでは、 スタート > すべてのプログラム > DxO ViewPoint 2 > Uninstall DxO ViewPoint 2 をクリックしア

ンインストールの手順に従います。

Mac OS X

Mac OS X では、インストールプログラムに含まれている Uninstall をダブルクリックしアンインストールの手順に従います。

Microsoft® Windows Vista®、Windows 7またはWindows 8でDxO ViewPointを有効化するためには管理者として開く必要があります。さらにWindows Vista®を使

ってユーザーアカウントコントロールが有効な場合、管理者としてDxO ViewPointを起動する必要があります。DxO ViewPointのWindowsデスクトップのショートカ ットアイコンを右クリックし、“管理者として実行”を選択します。この操作は毎回する必要はありません。

(8)

第 2 章 DxO ViewPoint と制作ワークフロー

2.1. 

DxO ViewPoint モード

DxO ViewPoint には 2 つのモードがあります: • スタンドアロンアプリケーションとして、DxO ViewPoint は単独で動作します。画像に補 正を適用した後、さらに加工する場合は別のアプリケーションを使います(サポートする画 像形式は下記でご確認ください)。 •プラグインとして、DxO ViewPoint は 4 つのアプリケーション内で利用できます:

• Adobe® Photoshop® CS3、CS4(32と64 bit)、CS5(32と64 bit)、CS6(32と64 bit)、

CC(32と64 bit)

• Adobe® Photoshop® Lightroom® 3、4、5 • Adobe® Photoshop® Elements 9、10、11 • Apple® Aperture® 3

2.2. 

サポートされているファイル形式

DxO ViewPoint は RGB の2億画素までの JPEG と TIFF(8 または 16 bit)ファイルを加工で きます。 DxO ViewPointはスタンドアロン アプリケーションとしてもプラグイ ンとしても同時にインストールでき るので、好きなときにどちらも使 用することができます。

メモ

DxO ViewPoint で は、DxO 光 学 モジュールを使った歪み補正を実 行します。2 重の補正を避けるた め、ホストアプリケーション内のレ ンズ補正機能を利用しないことを お勧めします。

メモ

2.3. 

ホストアプリケーションでのワークフロー

DxO ViewPoint は Adobe ソリューションを利用する写真家のワークフローにすぐに統合

で きます。Adobe® Photoshop®、Adobe® Photoshop® Lightroom®、Adobe® Photoshop®

Elements、Apple® Aperture® 用のプラグインとして利用すると、すでに開いている画像か らホストアプリケーションによって直接 DxO ViewPoint 2 が呼び出されます。

Adobe

®

Photoshop

®

Lightroom

®

3、4、5用プラグインを起動する

Adobe® Photoshop® Lightroom® 3または4、5で作業しながらDxO ViewPointで画像を補正する場合:

• プラグイン版のアプリケーションを起動するには、メニューの写真 > 他のツールで編集 > DxO ViewPoint 2を選択します。ま たは、補正したい画像の上で右クリックし、他のツールで編集 > DxO ViewPoint 2を選択しても起動できます。

•ダイアログボックスが開きLightroom調整でコピーを編集オプションを表示します。このオプションははじめにAdobe®

Photo-shop® Lightroom®で補正した画像をDxO ViewPointで補正します。

•書き出しファイル形式を選択する — 8-bitまたは16-bitのTIFFまたはJPEG(16-bit画像はより高画質ですが、ファイルサイズが大 きくなります)。一般的には、元画像の解像度を保持し、圧縮オプションは「なし」とすると良いでしょう。

(9)

Adobe® Photoshop® Lightroom® 5のダイアログボックスとプラグインオプション

Adobe

®

Photoshop

®

CS3、CS4、CS5、CS6、CC用プラグインを起動する

CS3、CS4、CS5、CS6、CCで作業しながらDxO ViewPoint で画像を補正する場合、

フィルター > DxO Labs > DxO ViewPoint 2からアプリケーションを起動します。

Adobe

®

Photoshop

®

Elements

®

9、10、11用プラグインを起動する

Adobe Photoshop Elements 9、10、11で作業しながらDxO ViewPoint で画像を 補正する場合、フィルター > DxO Labs > DxO ViewPoint 2からアプリケーションを 起動します。

Apple

®

Aperture

®

3用プラグインを起動する

Apple Apertureで作業しながらDxO ViewPoint で画像を補正する場合、

• 写真 > プラグインで編集 > DxO ViewPoint 2からアプリケーションを起動します。 • 選択した画像上で右クリックし、コンテキストメニューからプラグインで編集 > DxO ViewPoint 2でも開くことができます。

スタンドアロンアプリケーションとしてDxO ViewPointで画像を開く

DxO ViewPointアプリケーションで直接画像を補正する場合: • メニューのファイル > 開くをクリックします。 • ダイアログウィンドウでTIFFまたはJPEGファイルを選択します。 DxO ViewPointでは、しばしば 画像サイズが変更されるため、一 定サイズの画像にのみ適用できる Adobe Photoshopのスマートオブ ジェクトとダイナミックフィルタに は対応していません。

メモ

(10)

3.1. 

インターフェイス

DxO ViewPointのユーザーインターフェイスの6つの基本的な部分 DxO ViewPoint のユーザーインターフェイスは 6 つの基本的な部分で構成されています: 上部のツールバー 補正ツールパレット 画像表示 部分プレビューパレット 下部のツールバー 画像サイズインジケータ(単位:ピクセル)

第 3 章 DxO ViewPoint ワークスペース

1 2 3 4 5

上部のツールバー

DxO ViewPoint ウィンドウの上にある上部のツールバーに、ファイルを開いたり保存するツールや異なる表示モードを含みます。 左から右へ : ファイル > 開く*: ダイアログボックスが開き、画像が格納されているディレクトリから補正する画像を選択できます。 ファイル > 名前を付けて保存 *: ダイアログボックスを開き DxO ViewPoint で補正された画像を保存します。 (メモ : 一般 的な方法では、補正した画像はオリジナル画像と違う名前を付けて保存します。) 元画像と補正画像を前後に表示 : 修正した画像と始めの画像を一つずつ表示します。切り替えるにはマウスで左クリックし ます。 元画像と補正画像を並べて表示 : 補正前の画像が左に表示されます。補正後は右に表示されます。 画像が表示されていない場合は「 他のファイルを開く」を直接クリッ クしてシステムディレクトリを開き、 補正したい画像を選択することも できます。

TIP

画像表示

画像表示はアプリケーションのワークスペースの最も大きい部分で、補正するために画像を 表示します。またこのエリアにコンピューターのディレクトリから直接画像ファイルをドラッ グ&ドロップすることができます。 1 2 3 4 5 6 6

(11)

ズームフィット : 画面全体を表示します。 1:1: ズーム率 100% で画像を表示します (1 画像ピクセル = 1 スクリーンピクセル)。 拡大率ドロップダウンメニュー : 画像を拡大または縮小するための事前に設定されたズーム値を選択できます。 罫線の表示/非表示 : このボタンは画像上の構図グリッドの重ね合わせの表示/非表示を切り替えます。 マウスポインタ : 画像内を移動するために手のひらツールなど他のツールを使った後、マウスカーソルを有効にします。 手のひらツール : 拡大された画像内を移動できます。 ズームの設定を変更 : スライダまたはマウスホイールを使ってズームレベルを調整します。 回転ツール *: 画像を左右に回転します。 全画面表示 : このボタンをクリックすると、DxO ViewPoint をフルスクリーンで表示します。標準の表示に戻す場合は、右 上にあるボタンをクリックします。 * スタンドアロンアプリケーション版のみ

下部のツールバー(スタンドアロンアプリケーションモード)

このツールバーはアプリケーションウィンドウの下に、選択された補正ツールによって異なるツールが表示されます。次のコマン ドを含みます(左から右へ): •選択したツール : このアイコンは、現在使用しているツールのリマインダとして機能します。 基準線の色 : 小さい青(初期設定の色)の四角をクリックするとカラーピッカーが開き、補正している画像上の可視性を最適 化するためにキーストーンや水平補正ラインの色を選択できます。(メモ : このコマンドはクロップツールでは利用できません。 またアプリケーションは、選択した最後の線の色を記録します。) •三分割法表示 : クロップツールでのみ利用できます。このチェックボックスは画像の上の構図グリッドの重ね合わせを有効また は無効にします。 •マスキング部の非透過性 : クロップツールでのみ利用できます。クロップエリアの外側のマスクの明暗をスライダで調整できます。プレビュー : パース補正と水平補正ツールでのみ利用できます。このツールで補正適用後の画像を描画することができます。リセット : 保存されていない補正をすべて取り消し、元の画像に戻します。適用 : 下部のツールバーを閉じます。下部のツールバーを再び開くには補正パレット内でツールアイコンをクリックします。

下部のツールバー (プラグインモード)

DxO ViewPoint のプラグインモードでは、2 つめのツールバーはウィンドウの下にあり次のコマンドを含みます(左から右へ): • プリファレンス : ダイアログボックスを開きアプリケーション設定を調整できます。 ヘルプ : DxO ViewPoint のオンラインヘルプに接続します(インターネット接続が必要です)。保存 : 補正を適用し、ホストアプリケーションに戻る前にプラグインを終了します。キャンセル : DxO ViewPointを終了します。変更を保存したいかどうかを尋ねるダイアログボックスが開きます。ダイアログボッ クス内でキャンセルをクリックすると、ダイアログボックスを閉じ、DxO ViewPoint のインターフェイスに戻ります。

(12)

3.2. 

補正ツールパレット (共通情報)

下記では、ディストーション、ボリューム歪像補正、パース補正、水平、クロップのそれぞれの補正ツールパレットで共通するコマン ドの一般的な機能の説明をします。それぞれ詳細は各章を参照してください。 3.3. 

部分プレビューパレット

ツールを使わない時、画面を固 定する ボックスにチェックする と、補正ラインやアンカーポイン ト、クロップツール、手のひらツー ルで作業する時のみ有効になり ます。 部分プレビューパレットは、表示エリアの画像を拡大しな くてもパースや水平補正のアンカーポイントをより正確に置 くことができるルーペとして機能します。ルーペは 100% と 200%で画像を拡大し、右上の端にあるメニューでレベ ルを選択できます。ルーペは、マウスがロールオーバーし ている画像の部分を表示します。部分プレビューパレット は切り離して(前項を参照)、DxO ViewPoint のウィンドウ のどこにでも配置できます。 DxO ViewPointは、アプリケー ションを終了したときのパレットの位置を記憶します。 3.4. 

メニュー

Microsoft

®

Windows スタンドアロンアプリケーション :

ファイル : 画像を開いたり保存し、アプリケーションを終了します。 編集 : 元に戻す / やり直すコマンドとプリファレンスを開けます。 表示 : 全画面表示、コントロールパネルを隠す、罫線の表示/非表示。 ヘルプ : DxO オンラインヘルプ、製品のライセンス認証、アップデートの確認、バージョン情報。

Mac OS X スタンドアロンアプリケーションとプラグインモード :

DxO ViewPoint 2: バージョン情報、プリファレンスを開けます。 ファイル(スタンドアロンモード): 画像を開く、保存、名前を付けて保存コマンド。 ファイル(プラグインモード): 保存コマンド。 編集 : 元に戻す / やり直すコマンド。補正内容の保存と適用。 表示 : 全画面表示、コントロールパネルを隠す、罫線の表示/非表示。 ヘルプ : DxO オンラインヘルプ、製品のライセンス認証、アップデートの確認。 スタンドアロンアプリケーション ではファイル > 保存コマンドは 元ファイルを上書きします。ファ イル > 名前を付けて保存コマン ドは新しいファイルを作成します。

メモ

TIP

パレットの切り離し: パレットのヘッダーを掴むか、または画鋲アイコン(パレットの右上 の端)をクリックしてパレットを移動できます。DxO ViewPointのウィンドウ上のどこに でもドラッグできます。 パレットを固定する: 画鋲アイコンをクリックして初期設定の画像ワークスペース右側の 場所にパレットを戻すことができます。 全ての補正のリセット: すべての補正をデフォルトの設定にリセットします。画像を開い た時の最初の状態に戻します(3 .6を参照)。 現在の補正内容を保存/適用: 1つの画像に行った設定を保存して、その他の画像に適 用することができます(3 .5を参照)。 補正のリセット: 各ツール(ボリューム歪像、パース補正、水平、クロップ)にはパレットの 右上の端に円形矢印のリセットボタンがあります。 スライダの表示/非表示: ボリューム歪像、パース補正、水平パレットはそれぞれにいく つかの高度な設定スライダがあります。スライダを開くには、関連するパレットの右下の 端にある矢印のアイコンをクリックします。非表示にするには、矢印のアイコンをクリッ クします。 コントロールを隠す: それぞれのパレットツールを分けるラインのすぐ上にある小さい矢 印をクリックすると、ツールのコントロールを非表示にしたり表示します。 プラグインでは、保存ボタンは ファイル > 保存コマンド(上記) と同じように機能します。 その 結果、すべての補正はファイルを 上書きします。

メモ

1 2 3 5 4 6 1 2 3 4 5 6

(13)

3.5. 

現在の補正内容を保存/適用

1 枚の画像に設定した補正内容を保存して、他の画像に同じ補正を適用することができます。

現在の補正内容を保存

開いている画像に対して、補正を設定して適用した後、補正ツールパレットの右上にあるアイコン をクリックして補正内容 を保存します。

現在の補正内容を適用

新しい画像を開いて、補正ツールパレットの右上にあるアイコン をクリックして、保存した補正内容を適用します。その直 前に保存した補正内容が新しい画像に適用されます。 3.6. 

補正のリセット

補正を適用して保存していなければ、DxO ViewPoint 内で行った任意の設定を元に戻すことができます。補正内の特定の設定 をリセットする場合は、それぞれのパレットにある円形矢印のアイコン をクリックします。 3.7. 

プリファレンス

プリファレンスパネルでは複数の設定をコントロールできます: 言語 : プログラム言語を変更します(英語、ドイツ語、フランス語、日本語)。言語を変更する場合はアプリケーションの再起 動が必要です。 背景色 : 画像表示エリアのグレーの背景色を変更します。初期設定の色にする場合はスライダをダブルクリックします。 罫線サイズ : 罫線サイズを調整します。初期設定のサイズにする場合はスライダをダブルクリックします。 自然なパース補正の強さ:自然な補正の場合の強さを設定します。 画像表示サイズ : メインワークスペースの下に、画像のピクセルサイズを表示します。 24 時間毎にアップデートを自動確認する : 隣の今すぐ確認するボタンは手動でアプリケーションのアップデートを確認できます (インターネット接続が必要です)。 匿名で製品改善プログラムに参加することに同意します : DxO ViewPoint の改善のために匿名でユーザーフィードバックに参加 または不参加するかを選択します。 クラッシュレポートを送信 : プログラムのクラッシュ後に作成されるエラーレポートの自動生成と送信を有効または無効にします。 DxO ViewPoint 2 について : アプリケーションバージョンと法的な注意事項についての情報が含まれています。 保存 : プリファレンスウィンドウで行った変更をすべて保存します。 キャンセル : すべての変更を取り消しプリファレンスウィンドウを閉じます。

(14)

3.8. 

警告メッセージ

EXIF データや DxO 光学モジュールに関する警告メッセージが DxO ViewPoint のディストーション、ボリューム歪像、パース補 正パレット内に表示されます。

ディストーションパレット内の警告メッセージ ディストーションパレット :

・EXIF データ:EXIF データが利用できない場合、DxO ViewPoint はオリジナルファイルから情報をとることができます。情報が

とれない場合は、自動ディストーション補正は実行できません。手動で補正します。 ・DxO 光学モジュール:例えば同じ機材であっても複数の DxO 光学モジュールが利用できるような場合は、曖昧性のメッセー ジが表示され、DxO 光学モジュールのアップデートやダウンロードが行えます。利用できる DxO 光学モジュールが無い場合は、 自動ディストーション補正は実行できません。手動で調整します。  ボリューム歪像/パース補正パレット : もし EXIF データが無い場合は、自動補正は実行されません。手動で調整をするよう警告メッセージが表示されます。

(15)

4.1. 

ディストーションについて

すべてのレンズは量の違いはあっても、主に 2 種類の歪みを持っています: ・たる型:画像が外側に膨らむ ・ピンクッション型:画像が内側にへこむ

第 4 章 ディストーション補正

DxO ViewPointは、ディストーショ ン補正にDxO光学モジュールを 利用します。2重の補正を避ける ために、他のアプリケーションで のレンズ補正を実行しないことを お勧めします。

メモ

レンズによっては両方の現象が同時に起こります。例えばズームレンズでは短い焦点距離ではたる型の歪みが発生し、長い焦 点距離ではピンクッション型の歪みが発生します。両極端の間の焦点距離の場合は、2 種類のディストーションが複合して発生 します。

DxO ViewPoint では、様々なレンズの歪みを、カメラ/レンズの組み合わせごとに用意されている DxO 光学モジュールを使っ て自動補正することができます。または撮影したカメラ/レンズ用の DxO 光学モジュールが用意されていない場合は、手動で 補正が可能です。 DxO ViewPoint では、魚眼レンズで撮影した丸い歪みを持った画像を自動や手動で補正することもできます。 4.2. 

ディストーションの自動補正(スタンドアロンモード)

撮影した機材の DxO 光学モジュールが用意されていれば、画像を自動で補正することができます。 ステップ 1 - DxO ViewPoint のファイル > 開くから画像を開く、またはアプリケーションウィンドウに画像をドラッグ&ドロップ して画像を開きます。 ステップ 2 - ディストーションパレット内の、自動ボタンをクリックします。 ステップ 3 - 撮影機材に適合した DxO 光学モジュールがすでにインストールされているかどうかが表示されます。もしまだの場 合はダウンロードが可能です。 ステップ 4 - 選択した DxO 光学モジュールを使った補正でよければ OK をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。 DxO光学モジュールがインストー ルされて利用できる場合は、ディ ストーションパレットに撮影に利 用されたカメラモデル、レンズモ デル、オリジナル画像ファイル名

メモ

(16)

4.3. 

DxO 光学モジュールの管理

DxO 光学モジュールのダウンロードとインストール :

ディストーションの自動補正を行う時、DxO光学モジュールを管理するためのダイアログボックスが開きます。このダイアログボッ クスには、利用できる DxO 光学モジュールが表示されます。DxO ViewPoint が撮影に利用したカメラ/レンズを完全に識別で きない場合など曖昧性があった場合に、利用できる適切な DxO 光学モジュールを選択することができます。 DxO 光学モジュールダイアログボックス このダイアログボックスには、利用できる適切な DxO 光学モジュールについて、インストー ル済み、アップデートが利用可能、ダウンロード可能等の状態も表示されます。利用したい DxO 光学モジュールを選択して、OK をクリックします。アップデートや新規のモジュールの ダウンロード中は進行状況が表示されます。ダウンロードが完了するとすぐにインストール され利用することができます。アプリケーションの再起動は必要ありません。

DxO光学モジュールが利用できない場合

撮影した機材で利用できるDxO光学モジュールが用意されていない場合は、自動補正は実行されず、自動ボタンは無効になりま す。この場合は手動補正が可能です(4 .5を参照)。 4.4. 

ディストーションの自動補正(プラグインモード)

DxO ViewPoint が必要な EXIF データ情報を見つけられない場合は、撮影時の情報が得られるオリジナル画像を見つけるよ う表示します。いくつかの画像編集プログラム(Adobe® Photoshop® Lightroom® や Apple® Aperture® など)では、最適な DxO 光学モジュールを指定するために DxO ViewPoint が必要とする EXIF 情報を書き換えたりすることがあります。

ステップ 1 - DxO ViewPoint で画像を開きます。 ステップ 2 - ディストーションパレット内のダイアログボックスにオリジナルファイルへのアクセスが表示されたら、元画像を開く をクリックします。 ステップ 3 - 表示されるダイアログボックスの開くをクリックして、オリジナル画像を見つけます。 ステップ 4 - オリジナル画像を選択したら、開くをクリックします。対応する DxO 光学モジュールがまだインストールされていな い場合は、新しいダイアログボックスが開いてダウンロードを促します。すでにインストールされている場合は、カメラ/レンズ 名とオリジナル画像のファイル名が表示されます。 ステップ 5 - 補正を適用したら、右下の保存ボタンをクリックします。DxO ViewPoint が終了して、補正されたファイルはホスト アプリケーションに戻ります。 補正に利用しているDxO光学モ ジュールを外したい場合は、ディ ストーションパレットの右上にあ るゴミ箱のアイコン をクリッ クします。

メモ

(17)

4.5. 

ディストーションの手動補正

撮影した機材が、DxO 光学モジュールでサポートされていない場合は、手動で補正することができます。 ステップ 1 - DxO ViewPoint のファイル > 開くから画像を開く、またはアプリケーションウィンドウに画像をドラッグ&ドロップ して画像を開きます。 ステップ 2 - ディストーションパレット内の、手動ボタンをクリックします。 ディストーションパレット ステップ 3 - 画像の歪みを見て、たる型、ピンクッション、魚眼レンズから選択します。効果は すぐに反映されます。 ステップ 4 - 必要があれば、強さスライダを使って補正を調整します。 ディストーションパレットに表示されるEXIFデータが見つから ずに自動補正ができない場合の メッセージについての詳細は 3.8 を参照してください。

メモ

(18)

5.2. 

ボリューム歪像の種類

写真をよく見てどのような種類のボリューム歪像が発生しているかを見極めます: • 画像の端にある、人の頭のような球体のオブジェクトが伸びて平坦になってしまっている場合は、円柱のボリューム歪像が発 生しているため、水平/垂直ツールを使う必要があります。 • 画像のコーナーにある被写体が伸びてしまっている場合は、球体ボリューム歪像が発生しています。この場合は対角線ツール を使います。

第 5 章 ボリューム歪像補正

5.1. 

ボリューム歪像補正について

画像のエッジ部分の被写体が歪んでしまう現象があります。これらは室内や結婚式の写真な どでよく見られます。 「ボリューム歪像」と呼ばれるこの現象は、人物のグループを広角レンズや広角ズームレンズで 撮影した場合に発生します。レンズのカーブが画像の端にある被写体を伸ばして歪めてしまう 現象です。 光学的な品質を上げるために、 ボリューム歪像補正を実行する 前にディストーション補正を実行 することをお勧めします。

メモ

(19)

5.3. 

水平/垂直ボリューム歪像補正

ボリューム歪像パレット

補正を適用する

DxO ViewPoint で画像を開いたら、ボリューム歪像パレットの水平/垂直ボタンをクリックし ます。 補正は自動的に適用されます。

設定を微調整する

スライダを使って設定を変えることができます。 •水平方向強さスライダは、左に動かすと被写体を画像のエッジに伸ばし、右に動かすと被写体を画像の中央に圧縮します。初 期設定値は 100 になっています。 • 垂直方向強さスライダは、垂直方向に画像を縮めます。初期設定値は 0(スライダが一番左)になっています。 5.4. 

対角線ボリューム歪像補正

補正を適用する

DxO ViewPoint で画像を開いたら、ボリューム歪像パレットの対角線ボタンをクリックします。 補正は自動的に適用されます。 よくわからない場合は、両方の ツールを使って比べてみてくださ い。より自然に見える方が適切 なツールとなります。ボリューム 歪像パレット内のスライダを使え ば、自動補正をさらに調整する こともできます。

メモ

DxO VIewPointでは画像内にボ リューム歪像を検知した場合に、 ボリューム歪像パレット内にメッ セージが表示されます。補正をク リックするだけで直接問題を解 決することができます。

メモ

(20)

元画像と対角線ボリューム歪像補正後

設定を微調整する

強さスライダを使って設定を調整することができます。スライダを左に動かすと、画像はエッ ジに向かって引き伸ばされます。スライダを右に動かすと、画像は中央に向かって引き伸ば されます。このスライダの初期設定値は 150 です。 ボリューム歪像補正を実行すると、 画像の周囲全体が削られます。 この補正をかける場合は撮影時 にフレームを広く撮影しておくと 良いでしょう。

メモ

スライダ値の横にある上下の矢 印をクリックして、調整値を微調 整することができます。値を入 力することもできます。 スライダ上でダブルクリックする と、個々の設定をリセットして初期 設定値に戻すことができます。 グリッドを表示してボリューム歪 像補正の結果を確認することが できます。

TIP

TIP

TIP

(21)

第 6 章 パース補正

6.1. 

パース補正について

建築写真では、写真家と建物の位置関係はほとんどの場合、低い位置からか、高い位置から撮影することになります。どちらの 場合も、被写体が収束し、画像の端に近づくにつれて画像がますます歪みます。DxO ViewPointは、水平垂直の平行線、さらに 長方形を補正するツールを提供します。また、水平/垂直のラインを使って窓やドアをまっすぐにすることができます。また8ポイ ント補正ツールでは、それぞれのラインを個別に設定することができます。 6.2. 

垂直の平行線補正

パース補正パレット DxO ViewPointで画像を開いたら、パース補正パレットの垂直方向の平行を強制ボタンをクリックします。

アンカーポイントを配置する

それぞれが2個のアンカーポイントを持つ2本の垂直線が画像内に表示されます。画像内で、同じ面にある平行にしたい2本の垂 直線を参照として選択します。 背景となる画像の色の上で見や すくするように、補正ラインの色 を変更することができます。画 面下のツールバーにある基準線 の色のカラーブロックをクリック して、使いたい色を選択します。

TIP

(22)

アンカーポイントのひとつにマウスカーソルを置きます。アンカーポイントをクリックしてそ のまま参照する対象物の一端に移動します。2 つ目のアンカーポイントも同様に、参照する 対象物のもう一方に沿って移動します。2 本目の垂直線も同じようにアンカーポイントを移動 します。 部分プレビューパレット アンカーポイントを正確に配置するために、アンカーポイントをキーボードの矢印キーで移 動させることができます。Windows のみ、Tab キーを使ってアンカーポイントの選択を移動 することができます。ガイドラインを作成した後、マウスでラインの中央をクリックしてドラッ グして任意の位置に移動できます。

補正を確認する

補正を確認するには、下部ツールバーにあるプレビューボタンをクリックします。DxO ViewPoint は自動的に切り取られる箇所を暗く表示します。 DxO ViewPoint で自動クロップが適用された際には、画像内の暗い箇所は入らないように 調整されます(第 8 章を参照)。 画像の暗くなった部分は、最終的に自動クロップした際に消失するエリアです。 補正された画像が保存されてい ない場合は、補正のリセットボタ ン をクリックすることで変更 を解除することができます。

メモ

アンカーポイントを正確に置くた めに、画像を拡大表示すること ができます。上部ツールバーにあ るズームツールを使う、または部 分プレビューパレットのルーペを 使うことができます。手のひらツ ールを使うと、すばやく目的の位 置に移動することができます。 パース補正を実行すると、大きな エリアが切り取られます。可能な 限り大きなフレームで撮影してお くと良いでしょう。 低いアングルや高いアングルの補正を大きく実行すると、画像が切り抜かれるエリアも大きくなります。

TIP

TIP

(23)

6.3. 

水平の平行線補正

原理は垂直の平行線補正と同じです。例えばビルの上と下、窓のフレームやドアなどを参照にしてパースを補正します。 水平のパース補正を実行するには、パース補正パレットの水平方向の平行を強制ボタンをクリックします。

アンカーポイントを配置する

それぞれが2個のアンカーポイントを持つ2本の水平線が画像内に表示されます。画像内で、同じ面にある平行にしたい2本の水 平線を参照として選択します。 参照する水平な対象物を選んで補整線を配置します。 補正を確認する 補正を確認するには、下部ツールバーにあるプレビューボタンをクリックします。DxO ViewPoint は自動的に切り取られる箇所 を暗く表示します。 6.4. 

長方形補正

パース補正の 3 つ目の機能は、長方形を参照にして、垂直と水平の両方向をそれぞれ別に補正することができます。まっすぐに 撮影できなかったり、アングルが高すぎたり低すぎたりすることによって、シーン内で歪んでしまった形や、曲がってしまった空 間をまっすぐに補正します。

(24)

補正を実行するには、パースパレットの長方形を強制ボタンをクリックします。

アンカーポイントを配置する

全部で4本のラインで補正します。水平垂直それぞれにあるアンカーポイントを参照する長方 形に合わせます(参照は同じ面にあるもの、つまり撮影箇所から同じ距離にあるものを選択 した方が良いでしょう)。 各アンカーポイントは2本の線に同時に影響します。

補正を確認する

補正を確認するには、下部ツールバーにあるプレビューボタンをクリックします。DxO ViewPointは自動的に切り取られる箇所を暗く表示します。 6.5. 

8 ポイント補正

8 ポイント補正は、基本的には長方形補正と同じように作用しますが、1 点重要な点が異な ります。長方形ツールで補正する場合、正しい結果を得ようとするとラインを同じ面にある 被写体に配置する必要があります。8 ポイント補正ではそれぞれのラインを別々の面に配置 できるので、複雑なパースがある場合に、自由な補正が可能になります。また撮影ポイント から異なる距離にある被写体を補正したい場合にも便利です。 補正を実行するには、パースパレットの8ポイント補正ボタンをクリックします。

アンカーポイントを配置する

4本のラインそれぞれを補正します。水平垂直それぞれにあるアンカーポイントを参照する画 像に合わせます。各ラインは必ずしも同じ面にある必要はありません。撮影距離が異なる面 にもラインを配置できます。ライン同士はできるだけ距離を置いて配置します。 長方形ツールのアンカーポイント を操作すると、水平線、垂直線の 両方に影響します。

メモ

アンカーポイントを移動する間 Ctrl/⌘キーを押すと、プレビュー ボタンをクリックしなくても、リア ルタイムに結果が表示されます。 アンカーポイントを移動する間 Ctrl/⌘キーを押すと、プレビュー ボタンをクリックしなくても、リア ルタイムに結果が表示されます。 感覚で補正するだけでなく、グリッ ドを表示して画像内の被写体が まっすぐになっているかどうかを 確認することができます。

TIP

TIP

TIP

(25)

補正を確認する

補正を確認するには、下部ツールバーにあるプレビューボタンをクリックします。DxO ViewPointは自動的に切り取られる箇所を 暗く表示します。 6.6. 

詳細設定

パース補正パレットのスライダ パース補正パレットには 4 つのスライダがあります。 ・上/下:水平を軸として画像を補正します。画像内に参照とする線が無い場合や、元画像を生かすために完全にまっすぐにし てしまわない場合に利用できます。 ・左/右:垂直を軸として画像を補正します。 Before After

(26)

画像を水平軸、垂直軸で補正する。 • 強さ:このスライダの初期設定値は100になっています。このスライダを使うと補正の効果の強さを変更して一番自然な補正値 を見つけることができます。 パース補正の自然な仕上がりを強さスライダで調整できます。

100%と自然な補正ボタン

100%と自然な補正の、2 種類の補正モードを選択することができます: • 100%:設定した補正を 100%の強さで実行します。画像内に配置したラインに沿ったまっすぐな補正が得られます。 • 自然な補正:75%の強さで実行します。まっすぐでは不自然な場合に、より自然な結果を得られます。

(27)

100%補正と自然な補正の違い

パース補正パレットに表示されるEXIFデータが見つからずに自動補正ができない場合のメッセージについての詳細は 3.8を参照してください。

(28)

第 7 章 水平補正

7.1. 

水平線の傾き

水平線が数度だけ傾いてしまう、または柱や木などの垂直の被写体が斜めになってしまうということは、風景写真ではよくある 問題です。どちらも撮影時にカメラを水平垂直に構えられなかったことが原因です。画像全体を回転して解決することができます。 7.2. 

参照となる水平線をプロットして水平線を出す

水平ツールを使うと傾いてしまった水平線を正しい位置に直すことができます。この機能はパース補正ツールと組み合わせて使 うことができます。 このツールを使うには、水平パレット内の水平ボタンをクリックして、アンカーポイントを 置きます。 2つの丸いアンカーポイントを持った水平線が画像内に表示されます。 画像内で水平にしたい参照線を選びます。 参照する水平線を選んで補整線を配置します。 アンカーポイントのひとつにマウスカーソルを置きます。アンカーポイントをクリックして そのまま参照する水平線の一端に移動します。2つ目のアンカーポイントも同様に、参照 する水平線のもう一方に沿って移動します。

補正を確認する

補正を確認するには、下部ツールバーにあるプレビューボタンをクリックします。DxO ViewPointは自動的に切り取られる箇所を暗く表示します。 背景となる画像の色の上で見やすく するように、補正ラインの色を変更す ることができます。画面下のツールバ ーにある基準線の色のカラーブロッ クをクリックして、使いたい色を選択 します。

TIP

アンカーポイントを正確に置くために、 画像を拡大表示することができます。 上部ツールバーにあるズームツールを 使う、または部分プレビューパレット のルーペを使うことができます。

TIP

(29)

7.3. 

垂直線を参照して水平線を補正する

同様に、垂直線を参照して水平線を補正することもできます。 7.4. 

スライダや数値を入力して水平線を補正する

水平パレットの回転スライダの横にある数値(度)を使って補正することもできます。スライダが表示されていない場合は、パレッ トの右下にある小さい矢印をクリックします。 回転スライダ

(30)

第 8 章 クロップ

ディストーション、ボリューム歪像、パース補正や水平ツールを使って補正が完了すると、使える画像範囲を自動的にクロップ(切 り抜き)します。DxO ViewPoint のクロップツールは、最終的な画像の位置調整を行うことができます。 画像の暗くなった箇所は補正後失われるエリアです。 8.1. 

画像を自動的に切り抜く

DxO ViewPoint で画像を開いて、クロップパレットのクロップボタンをクリック します。調整可能なグリッドが画像内に表示されます。 補正ドロップダウンメニューから自動を選択します。このモードは、DxO ViewPoint が画像をできるだけ有効に使えるよう計算します。オリジナル画像 から利用できないエリアは暗く表示されます。 自動モードではできるだけ有効に使えるように切り抜きます。 画像下のツールバーにある三分割法表示のチェッ クで、画像内に配置の目安にするグリッドを表示 /非表示できます。

TIP

(31)

アスペクト比ドロップダウンメニューには、16/9(TVフォーマット)、5/4、5/2、2/1、3/2(APS-Cレフレックスとフルフォーマットカ メラ)、4/3(コンパクトカメラフォーマット)、1/1(正方形フォーマット)など、複数のフォーマットが用意されています。アスペクト 比ドロップダウンメニューから維持をクリックすると、オリジナル画像の比率を維持することができます。無制約を選択すると手 動で自在に調整することができます。 目的のフォーマットを選択すると、画像に表示されたグリッドは自動的に調整されます。グリッドをクリックしてフレームの位置 を変更すると、画像内の適当な位置を使うこともできます。 グリッドのサイズを変えたり位置を変更できます。 変形後の画像内でクロップチェックボックスにチェックを入れると、黒いエリアが入らないよ うに自動的に画像が切り取られます。 クロップを適用するには画面下の適用ボタンをクリックします。 変更を保存するにはファイル > 名前を付けて保存(プラグインとして利用している場合は保 存)をクリックします。 8.2. 

手動で画像をクロップする

DxO ViewPoint で画像を開いて、クロップパレットのクロップボタンをクリックします。最終 画像を自由に調整したい場合には、補正ドロップダウンメニューから手動を選択します。調整 可能なグリッドが画像内に表示されます。 グリッドの四隅や横にあるサイズ変更点を手動で動かすことで、自由に形を変更することが できます。画像内の利用する場所も自由に変更できます。 クロップグリッドは三分割されて います。画像を三分割法で位置 決めする際に便利です。 キーボードの矢印キーを使って、 クロップエリアの位置を動かすこ とができます。 適用ボタンをクリックするとク ロップが適用されますが、画像 を保存するまではやり直しがで きます。 自動または手動に関わらず、DxO ViewPoint 2は自動でクロップエ リアの向きを検出します。

メモ

メモ

TIP

TIP

(32)

キーボードショートカット

コマンド ズームフィット(画面にフィット) 100%表示 ズームイン ズームアウト 矢印ツール 手のひらツール クロップツール 画像を左に回転 画像を右に回転 グリッドの表示/非表示 アンカーポイントの移動 アンカーポイント間の切り替え クロップエリアの移動 開く 名前を付けて保存 終了 元に戻す やり直す プリファレンス 編集前の画像を表示 全画面表示 全画面表示をやめる コントロールパネルの表示/非表示 オンラインヘルプ パース補正と水平ツールを高速モード Windowsショートカット F3 F4 Ctrl + + Ctrl + - B H またはスペースバー C Ctrl + L Ctrl + R G ↓↑←→ Tab ↓↑←→ Ctrl + O Ctrl + S Alt + F4 または Ctrl + Q Ctrl + Z Ctrl + Y Ctrl + Shift + P Ctrl + D F11 F または Esc P F1 Ctrlを押して画像にアンカーポイントを 置く Mac OS Xショートカット ⌘ + 0 ⌘ + 1 ⌘ + + ⌘ + -B H またはスペースバー C ⌘ + L ⌘ + R G ↓↑←→ Tab ↓↑←→ ⌘ + O ⌘ + S ⌘ + Q ⌘ + Z ⌘ + Shift + Y ⌘ + , ⌘ + D ⌘ + Ctrl + F ⌘ + Ctrl + F または Esc P ⌘ + / ⌘ を押して画像にアンカーポイントを 置く

参照

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