Ⅰ 緒 言 ピーマンを含むトウガラシの成熟果には,高い抗 酸化活性があるカロテノイド類が多く含まれる6). 特に赤色果実に含まれる主要なカロテノイドである カプサンチン6)は,高い抗酸化活性9)とともに抗 腫瘍活性8)や血中脂質改善作用1)などが報告され ており,カプサンチンの健康増進に果たす役割が注 目されている.また,カプサンチンは成熟果の主要 な赤色色素成分であり,多く含むことで濃赤色にな り,商品価値が高まる.このように,付加価値が高 い野菜であるトウガラシであるが,京都府で栽培さ れている大型の万願寺とうがらしは,辛味がない生 食用トウガラシであり,基本的に未熟果(青トウガ ラシ)が利用され,成熟果(赤トウガラシ)の利用 はほとんど行われていない.その理由は,成熟果か ら得られた種子は発芽が可能であるため,種子の流 出を防ぐ必要があることと,熟果に含まれるカプサ ンチン含量が低く3), 6),色づきが悪く,商品性が劣 るためと考えられる.そこで,カプサンチン含量が 高く,良食味で,大型の成熟果用 F1品種の育成を 行うこととした.京都府育成の万願寺とうがらし品 種‘京都万願寺 2 号’と,開花 60 日後果実のカプ サンチン含量が万願寺とうがらしの約 3.6 倍の遺伝 資源‘S3586’3)を交雑した後,葯培養で倍加半数 体系統(Doubled Haploid,以降 DH 系統)を作出し, さらに‘京都万願寺 2 号’との交配を行い,カプサ ンチン含量が万願寺の 2 倍以上で良食味の赤トウガ ラシ‘DMSM188’を育成した.本報では‘DMSM188’ の育成経過と特性について報告する. Ⅱ 材料および方法 1 ‘DMSM188’の育成 種子親として‘大明’の葯培養により作出した細 胞質雄性不稔系統 DDH9 に‘京都万願寺 2 号’を連 続戻し交配して雄性不稔万願寺 2 号を育成した.雄 性不稔系統の維持系統には,‘京都万願寺 2 号’を 用いた.花粉親を育成するため,果実に辛味があり, 円錐型で小型,カプサンチン含量の高い遺伝資源 ‘S3586’(信州大学植物遺伝育種学研究室遺伝資 源)10)を種子親に,京都府育成の甘トウガラシ品種 ‘京都万願寺 2 号’11)を花粉親にして 2010 年に人工 交配を行い,2011 年に葯培養法12)により F1世代由 来の DH 系統を作出した.2012 年に辛味遺伝子に連 鎖した DNA マーカー7)および稔性回復遺伝子に連 鎖した DNA マーカー4)による辛味がなく稔性回復 遺伝子を持つ系統の選抜を行うとともに,マーカー 選抜した DH 系統のカプサンチン含量や果実特性調 査を行い,カプサンチン含量が高く果実が大型の系 2018 年 7 月 31 日受領 2018 年 12 月 12 日受理 Correspondence: [email protected] 〔原著論文〕
高カプサンチン含有大型赤トウガラシ F1
品種
‘DMSM188’の育成
小西あや子・尾崎耕二・末留 昇
京都府農林水産技術センター生物資源研究センターBreeding of High Capsanthin-containing Red Pepper ‘DMSM188’
Ayako Konishi, Koji Ozaki and Noboru Suetome
分加熱した後,室温まで冷却し,22.5mL の 1%塩化 ナトリウム水溶液を加えた.その後,ヘキサン : 酢 酸エチル(9:1 v/v)15mL による抽出を 3 回行い, 集めた上層を減圧乾固した後,5mL の 3% ピロガ ロール-エタノールに溶解し,分析サンプルとした. すべての分析サンプルを 0.45µm のメンブレンフィ ルター(Minisart-RC)でろ過した. 3)カプサンチンの分析 カ プ サ ン チ ン 含 量 は 合 田 ら の 方 法2)に よ り, HPLC(LC-10A,島津製作所)で測定した.検出器 には DAD 検出器(島津製作所),分析カラムには Cosmosil 5C18-AR Π(ナカライテスク)を使用した. カラム温度は 40℃,移動相は A 液としてアセトン, B 液として蒸留水を用いたグラジエント,流量 1mL /分とした.グラジエント条件は,A 液 70%(0~ 5min),A 液 70-90%直線グラジエント(5~10min), A 液 90%(10~13min),A 液 90-100%直線グラジ エ ン ト(13~33min),A 液 100 %(33~38min) と した.けん化処理によるカプサンチンの損失はβ-カロテンの損失量で補正した. 4)還元型アスコルビン酸含量 凍結した果実サンプルに 2 倍量の 5% メタリン酸 を加え,ミキサーで 60 秒間磨砕した.磨砕液を遠 心分離した後,上澄みをメタリン酸で 5 倍希釈し, RQ Flex Plus 10(MERCK)およびリフレクトクァン ト・アスコルビン酸テスト(MERCK)で測定した. 5)遊離糖含量 凍結乾燥果実をミルで粉砕し,80% エタノールで 抽出した.抽出液を 0.45µm のメンブレンフィルター (Minisart-RC)でろ過し,分析サンプルとした.遊 離糖は HPLC(1260 Infinity,アジレントテクノロ ジー)で測定した.検出器には 1260 RID,分析カラ ムには Asahipak NH2P-50 4E(Shodex)を用いた. カラム温度は 40℃,移動相は 70% アセトニトリル, 流量 1.0mL/分とした. 6)遊離アミノ酸含量 呈味性に関わる成分とされる,果実中に遊離の形 統を選抜した.雄性不稔京都万願寺 2 号に,選抜し た DH 系統を花粉親とした組み合わせ交配を行い, F1を作出した.2013 年から 2014 年に F1の系統選抜 を行い,カプサンチン含量が高く,万願寺とうがら し に 似 た 果 型 を 持 ち, 辛 味 果 実 が 全 く な い, ‘DMSM188’を選抜した. 2 果実形質および収量調査 2015 年と 2016 年に生物資源研究センターのビニ ルハウス栽培により,‘DMSM188’の収量調査を行っ た.対照品種には‘京都万願寺 2 号’を用いた.耕 種概要は第 1 表のとおりであり,追肥および病害虫 防除は生育状況に合わせて適宜実施した.果実の収 穫は,果実表面積の 2/3 以上が赤く着色したことを 目安に行った.収量調査は,現地の出荷規格に合わ せて分類して行った.2015 年の 7 月 14 日から 8 月 17 日に収穫した秀品のうち,各系統とも中庸な大き さの 60 個を供試し,果実形質調査を実施した. 3 果実の成分分析 1)供試材料 2014 年から 2017 年に,生物資源研究センターの ガラスハウスにおいてロックウール水耕栽培を行っ た‘DMSM188’および‘京都万願寺 2 号’から開 花 60 日後の成熟果 3~5 果実を採取し,種子と胎座 を取り除き細断した後混合し,-30℃ で凍結保存し た.カプサンチン含量およびその他の成分分析は, それぞれ 6 反復のサンプルについて行った.2015 年 には,開花 40,50,60 および 70 日後の果実を採取し, カプサンチン含量の経時的変化の調査に供試した. 2)カプサンチンの抽出およびけん化 カプサンチンの抽出は原口ら5)の方法により行っ た.凍結したサンプル 1g を少量の海砂とともに乳 鉢で磨砕し,3% ピロガロール-エタノール で抽出 した.抽出はサンプルの色がなくなるまで繰り返し, 抽出液を合わせて 50mL に定容した.抽出液 10mL に 1mL の 60%水酸化カリウムを加え,70℃ で 30 播種日 定植日 畝幅 株間 (月/日) (月/日) (m) (cm) N P2O5 K2O 2015 2/16 4/27 1.5 70 主枝V字4本 3.2 2.3 2.9 6株2反復 2016 2/4 5/6 1.5 70 主枝V字4本 2.9 2.2 2.7 5株3反復 模 規 培 栽 法 て 立 仕 次 年 基肥 (kg/a) 第 1 表 ‘DMSM188’の育成地における栽培概要 小西ら:高カプサンチン含有大型赤トウガラシ F1 品種‘DMSM188’の育成 21
して,‘S3586’と‘京都万願寺 2 号’の F1世代由 来の DH 318 個体から,辛味遺伝子および稔性回復 遺伝子に連鎖した DNA マーカーで,辛味がなく稔 性回復遺伝子を持つ 53 個体を選抜した.それらの 個体から自殖種子を採種し,倍加半数体自殖第 1 代 (DHS1)の栽培試験を行い,果実が大きく着果良好 な 34 系統を選抜した.雄性不稔京都万願寺 2 号に, 選抜した DHS1を花粉親とした組み合わせ交配を行 い,F1を作出した.F1の選抜は,カプサンチン含量, 果実形質,着果率の点で優れた,‘SM188’を花粉 親とする‘DMSM188’を選抜した. 2 ‘DMSM188’の果実形質および収量 果実形質調査の結果を第2表に示した.‘DMSM188’ は,1 果あたりの果実重,果実長,果実径,果肉厚 のすべてが‘京都万願寺 2 号’より有意に小さく, 全体的に‘京都万願寺 2 号’より小型の果実であっ た.また,‘DMSM188’の果実長/果実径比率は‘京 都万願寺 2 号’より大きく,やや細長い果実であっ た(第 2 図). 2015 年および 2016 年の収量調査の結果を第 3 表 に示した.可販果(秀品+優品+良品)を年次ごと に比較したところ,2016 年調査では‘DMSM188’ の可販果の重量が‘京都万願寺 2 号’より有意に少 で存在するアミノ酸の含量を定量した.凍結乾燥果 実をミルで粉砕し,80% エタノールで抽出した.抽 出液を 0.45µm のメンブレンフィルター(Minisart-RC)でろ過し,分析サンプルとした.遊離アミノ 酸は HPLC(1260 Infinity,アジレントテクノロジー) で測定した.検出器には 1260 FLD,分析カラムに は ZORBAX Eclipse Plus C18(アジレントテクノロ ジー)を用いた.カラム温度は 40℃,移動相は A 液として 10mM リン酸-ホウ酸緩衝液(pH8.2),B 液としてアセトニトリル:メタノール:蒸留水= 45:45:10 を用い,流量 1.5mL/分で送液した.グ ラジエントの条件は,B 液 2%(0.0~0.5min),B 液 57%(0.5~20.0min),B 液 100%(20.0~23.5min), B 液 2%(23.5~25.0min)とした.分析サンプルは オルトフタルアルデヒドおよび 9- フルオレニルメ チルクロロフォルメートで誘導体化した後カラムに 注入された. Ⅲ 結果および考察 1 ‘DMSM188’の育成経過 ‘DMSM188’の育成経過を第 1 図に示した.種子 親として‘大明’の葯培養により作出した細胞質雄 性不稔系統 DDH9 に‘京都万願寺 2 号’を連続戻し 交配して雄性不稔万願寺 2 号を育成した.花粉親と 果実長/ 果実径比率 DMSM188 31.9 19.5 2.6 7.50 2.1 京都万願寺2号 50.5 21.0 3.3 6.45 2.4 有意差Z ** ** ** ns ** 果肉厚 (mm) 果実重 (g) 果実長 (cm) 果実径 (cm) z **は t 検定により品種間に 1%水準で有意差あり,ns は有意差なし(N = 60) 第 2 表 ‘DMSM188’と‘京都万願寺 2 号’の果実形質 SM188 (DHS1) S3586×京都万願寺2号 F1 倍加半数体(DH) DDH9z×京都万願寺2号 F1 ×京都万願寺2号 BC1F1 雄性不稔京都万願寺2号 (BC8F1) × 京都万願寺2号 DMSM188 × 第 1 図 ‘DMSM188’の育成経過 z ‘大明’の葯培養により作出した細胞質雄性不稔系統 ‘DMSM188’ ‘京都万願寺2 号’ 第 2 図 ‘DMSM188’と‘京都万願寺 2 号’の開花 60 日後 果実形状 スケールはそれぞれ 5cm
号’より有意に高く,3 年間の平均値が‘DMSM188’ で 8981mg/kgDW,‘ 京 都 万 願 寺 2 号 ’ で 3634mg/ kgDW と 2 倍以上の含量であった.カプサンチン含 量は両品種ともに果実の成熟に伴い増加したが, ‘DMSM188’は‘京都万願寺 2 号’より早い段階で 増加し,早くから色づき,濃赤色の果実であった(第 2,4 図). 2)その他の果実成分特性 アスコルビン酸含量調査の結果を第 5 図に示し た.いずれの調査年においても,‘DMSM188’のア スコルビン酸含量は‘京都万願寺 2 号’より有意に 高かった.3 年間の平均では‘DMSM188’が 182mg/ 100gFW,‘京都万願寺 2 号’が 148mg/100gFW であ り,約 1.2 倍であった. 遊離糖含量調査の結果を第 6 図に示した.2015 年 および 2016 年調査では,‘DMSM188’と‘京都万 願寺 2 号’の遊離糖総量に有意差が見られなかった が,2017 年調査では‘DMSM188’の遊離糖総量が‘京 なく,2015 年調査では‘DMSM188’の可販果数が‘京 都万願寺 2 号’より有意に多かった.また,上果収 量(秀品+優品)を年次ごとに比較したところ,2 年間ともに‘DMSM188’の上果の重量が‘京都万 願寺 2 号’より有意に少なかったが,上果数には有 意差がなかった.‘DMSM188’の収量性は‘京都万 願寺 2 号’と比べやや劣る傾向があったため,本系 統に適した裁植密度や施肥,仕立てなどをさらに検 討し,収量を確保していく必要がある. 3‘DMSM188’の果実成分特性 1)カプサンチン含量 カプサンチン含量調査の結果を第 3 図に示した. 開花 60 日後果実のカプサンチン含量には,調査年に よる変動が見られた.この原因としては,調査に用 いた果実の着果から着色期の総日射量に違いがあっ たと推測された.しかし,いずれの年においても ‘DMSM188’のカプサンチン含量が‘京都万願寺 2 (g/株) (本/株) (g/株) (本/株) DMSM188 2816.7 102.7 5479.0 221.9 京都万願寺2号 3748.5 91.7 5896.6 158.3 DMSM188 2738.5 106.4 4140.2 182.2 京都万願寺2号 3755.3 105.8 5610.9 172.2 有意差x 2015年 ** ns ns ** 2016年 ** ns ** ns 上果収量z 品種 調査年次 2015年 2016年 可販果収量y z 上果:秀品+優品 y 可販果:秀品+優品+良品 x **は t 検定により同一年次の品種間に 1%水準で有意差あり,ns は有意差なし 第 3 表 ‘DMSM188’と‘京都万願寺 2 号’の収量 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 16000 2014年 2015年 2016年 カプサンチン含量(mg/kg D W) DMSM188 京都万願寺2号
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第 3 図 ‘DMSM188’と‘京都万願寺 2 号’のカプサン チン含量 **:t 検定により品種間に 1%水準で有意差あり 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 16000 40日後 50日後 60日後 70日後 カプサンチン含量(mg/kgDW) 開花後日数 DMSM188 京都万願寺2号 ** ** ** 第 4 図 ‘DMSM188’と‘京都万願寺 2 号’のカプサン チン含量の経時的変化(2015 年) **:t 検定により品種間に 1%水準で有意差あり 小西ら:高カプサンチン含有大型赤トウガラシ F1 品種‘DMSM188’の育成 23FW,‘京都万願寺 2 号’が 199g/100gFW であり,約 1.3 倍であった. 以上のことから,‘DMSM188’は消費者の健康増 進に寄与することが期待される機能性成分であるカ プサンチンを‘京都万願寺 2 号’の 2 倍以上含むこ とに加え,アスコルビン酸も多く含む.また,食味 に関連する糖やアミノ酸の含量が高く,‘京都万願 寺 2 号’とは異なる特徴を持つトウガラシであると 考えられる. Ⅳ 摘 要 赤トウガラシ新品種‘DMSM188’を育成した. 本品種は‘京都万願寺 2 号’と遺伝資源‘S3586’ の交配後代から作出した DH 系統と雄性不稔京都万 願寺 2 号を交配した F1品種である.‘DMSM188’ の果実は全体的に‘京都万願寺 2 号’より小型であ り,可販果収量が少ない.果実に含まれるカプサン チン含量が‘京都万願寺 2 号’の 2 倍以上で,アス コルビン酸含量が‘京都万願寺 2 号’より高く,遊 離糖および遊離アミノ酸含量も高い品種である. 謝 辞 本研究に際し,信州大学の松島憲一博士および南 峰夫博士に遺伝資源‘S3586’を分譲していただき ました.また,京都教育大学の南山泰宏博士には細 胞質雄性不稔系統‘DDH9’を分譲していただきま した.ここに深く感謝申し上げます. 都万願寺 2 号’より有意に高かった.3 年間の平均 値は,‘DMSM188’が 6.4g/100gFW,‘京都万願寺 2 号’5.8g/100gFW であった.3 年間のデータをもと に品種間差の有無を調べるため,2 品種の遊離糖総 量を二元配置分散分析法で検定した結果,品種間お よび年次間に有意な差があった. 遊離アミノ酸含量調査の結果を第 7 図に示した. 定量した遊離アミノ酸のうち,甘みやうま味に関わ るとされるアスパラギン酸(Asp),グルタミン酸 (Glu),セリン(Ser),グリシン(Gly),トレオニ ン(Thr),アラニン(Ala)の含量の合計で比較した. いずれの調査年においても,‘DMSM188’の遊離ア ミノ酸含量は‘京都万願寺 2 号’より有意に高かっ た.2 年間の平均では,‘DMSM188’が 268g/100g 0 50 100 150 200 250 2015年 2016年 2017年 アスコルビン酸含量(mg/100g FW) DMSM188 京都万願寺2号
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第 5 図 ‘DMSM188’と‘京都万願寺 2 号’のアスコル ビン酸含量 *:t 検定により品種間に 5%水準で有意差あり 0 1 2 3 4 5 6 7 D MSM 1 88 京都万願寺2号 D MSM 1 88 京都万願寺2号 D MSM 1 88 京都万願寺2号 2015年 2016年 2017年 遊離糖含量(g/100g FW) スクロース グルコース フルクトース*
第 6 図 ‘DMSM188’と‘京都万願寺 2 号’の遊離糖含量 *:t 検定により遊離糖総量に 5%水準で品種間の有意差あり 0 50 100 150 200 250 300 350 DMSM188 京都万願寺2号 DMSM188 京都万願寺2号 2017 年 2016 年 遊離アミノ酸含量(g/100g FW) Asp Glu Ser Gly Thr Ala * ** 第 7 図 ‘DMSM188’と‘京都万願寺 2 号’の遊離アミ ノ酸含量 Asp:アスパラギン酸,Glu:グルタミン酸,Ser:セリン,Gly: グリシン,Thr:トレオニン,Ala:アラニンを示す **,*: t 検定により遊離アミノ酸含量(上記 6 種類の合計) にそれぞれ 1%,5%水準で品種間の有意差あり5711-5716, 2002
7) Lee, C. J., E. Y. Yoo, J. S. Shin, J. Lee, H. S. Hwang and B. D. Kim: Non-pungent Capsicum contains a deletion in the capsaicinoid synthase gene, which allows early deletion of pungency with SCAR markers, Mol. Cells, 19, 262-267, 2005
8) Maoka, T., K. Mochida, M. Kozuka, Y. Ito, Y. Fujiwara, K. Hashimoto, F. Enjo, M. Ogata, Y. Nobukuni, H. Tokuda and H. Nishino: Cancer chemopreventive activity of carotenoids in paprika
Capsicum annuum L., Cancer Letters, 172, 103-109,
2001
9) Matsufuji, H., H. Nakamura, M. Chino, and M. Takeda: Antioxidant activity of capsanthin and the fatty acid esters in paprika(Capsicum annuum), J. Agric. Food Chem., 46, 3468-3472, 1998
10) 松島憲一・辻 旭弘・Orapin Saritnum・南 峰夫: トウガラシ(Capsicum spp.)遺伝資源の特性評 価,信州大学農学部 AFC 報告,7,77-86,2009 11) 南山泰宏・古谷規行・稲葉幸司・浅井信一・中 澤 尚:辛味果実の発生しない甘トウガラシ新 品種‘京都万願寺 2 号’の育成,園学研,11, 411-416,2012 12) 山口和典・湯地健一:ピーマン葯培養における 無移植法の開発,園学研,64(別 2),28-29, 1995 引 用 文 献
1) Aizawa, K. and T. Inokuma: Dietary capsanthin, the main carotenoid in paprika(Capsicum annuum), alters plasma high-density lipoprotein-cholesterol levels and hepatic gene expression in rats, Br. J. Nutr., 102, 1760-1766, 2009 2) 合田幸広・中西俊元・坂元史歩・佐藤恭子・米 谷民雄・山田 隆:HPLC による市販パプリカ(ト ウガラシ)色素中の色素成分の分析,食衛誌, 37,20-28,1995 3) 小西あや子・松島憲一:甘トウガラシの機能性 を高める育種素材の評価,園学研,10(別 1), 2011
4) Gulyas, G., K. Pakozdi, J. S. Lee, Y. Hirata: Analysis of fertility restoration by using cytoplasmic male-sterile red pepper(Capsicum annuum L.)lines, Breed. Sci., 56, 331-334, 2006
5) 原口健司・河村眞也・上野義栄:赤色万願寺と うがらしの食品素材としての利活用法検索,京 都府中小企業技術センター技報,34,44-49, 2006
6) Hornero-Mendez, D., J. Costa-García and M. I. Mínguez-Mosquera: Characterization of carotenoid high-producing Capsicum annuum cultivars selected for paprika production, J. Agric. Food Chem., 50,