DTP 応用 授業ノート - 02
1 新規ドキュメント作成
(1)マージン・段組みで新規ドキュメントを作成 ・ 「ファイル」→「新規」→「ドキュメント」をクリック
・マージンガイドの内側が「版面」 = テキストや画像をレイアウトする範囲 裁ち落とし線(赤線) ドキュメントサイズ 仕上がり線 マージンガイド 版面 190mm × 277mm 10mm 10 m m 29 7m m 210mm
・マージンガイドは印刷されない(当たり前) (2)定規ガイドを設定する ・用紙幅の中心に垂直ガイドを作成する デフォルトではドキュメントの左上端が基準点(X:0、Y:0) ・垂直ルーラーから右へドラッグ、X:105mm で手を放す (A4 ドキュメント幅の 1/2) ・原点の移動はルーラー左上端からドラッグ(黄色の▲) ここをダブルクリックすると元に戻せる (今回はデフォルトのままにする) 2 画像を配置する (1)背景の画像を配置する ・ 「ファイル」→「配置...」をクリック ( Ctrl + D, ⌘ + D ) chapter2 / parts フォルダ内にある back.ai を選択
「読み込みオプションを表示」のチェックを外し、「開く」をクリック ・マウスポインタが「グラフィック配置アイコン」に変わる
(2)配置した画像のロック ・配置した画像が動かないようにロックする ・背景画像が選択された状態で「オブジェクト」→「ロック」 ( Ctrl + L、 ⌘ + L ) 画像の左上にカギのアイコンが付く (3)複数の画像をまとめて配置 ・ロゴマークとタイトルを同時に選択・配置する ・ 「ファイル」→「配置」 Ctrl(Mac は⌘)を押しながら logo.ai、title.ai をクリック マウスポインがが変化する 2つのグラフィックを順次クリック、配置する 後で調整するので、場所は大雑把で OK
3 写真画像をドラッグで配置する ・Photoshop の画像ファイル「桜の写真」3 枚を配置 ・ドラッグしてサイズを決めてから配置する (1)複数の画像ファイルを選択 ・photo_01.psd をクリック shift キーを押しながら photo_03.psd をクリックすると ファイルを連続して選択できる (2)ドラッグして配置 ・ドラッグするとサイズが左下に表示されるので X: 38%、Y: 38% になったところで手を放す ・2 枚目、3 枚目も同様に繰り返す
4 画像編集の基礎 ・移動、サイズ変更、トリミングの基礎を学ぼう (1)画像とグラフィックフレーム(画像フレーム) ・画像を配置すると 「グラフィックフレーム」が自動的に生成される その中に画像が配置される ・画像とフレームは別々に選択できる どちらの選択なのか、区別することが重要︕ (2)画像フレームの選択 ・選択ツールで画像をクリックすると 「青い枠」が表示され、画像フレームを選択した状態になる
(3)画像の選択 ・画像の中央付近にマウスポインタを近づけると ドーナツ状のアイコンが表示される 「コンテンツグラバー」 ・コンテンツグラバーをクリックすると フレーム内の画像が選択される 「赤い枠」が表示される (4)ドラッグして変形したときの違い ① 画像フレーム 画像のサイズは変化せず、フレームだけが拡大・縮小される フレームを小さくするとカットされた状態になる ② 画像 フレームのサイズは変化せず、画像だけが拡大・縮小される 画像をフレームより大きくするとトリミングされた状態になる
単なるドラッグではアスペクト比が変化してしまう → shift を押しながらドラッグすると変化しない (5)画像とフレームを同時にサイズ変更する ① 画像フレームを選択した状態でコントロールパネルの 「自動調整」にチェックを入れてからドラッグ ② Ctrl(⌘)+shift を押しながらドラッグする ③ 画像フレームを選択後、コントロールパネルで変形
5 画像の編集 ・タイトル画像、ロゴマークをレイアウトしよう ・画像の移動は「画像フレーム」を選択した状態で (1)画像をドラッグで移動 ・タイトル画像の中心をガイドに合わせ、中央にレイアウト 上下の位置は大雑把で OK ・ロゴを右上角に合わせて配置 ・写真を移動(画像フレームを移動)
(2)ロゴマークを縮小 ・ロゴマークの画像フレームを選択 コントロールパネルの「自動調整」にチェックを付ける ・Shift キーを押しながら左下コーナーをドラッグして縮小 高さ 15mm 程度に、大雑把で OK (3)画像をトリミング ・photo_01.psd の写真だけを選択 ・コントロールパネルの拡大/縮小で 38%を 50%に変更 「拡大/縮小の縦横の比率を固定」の鎖が繋がった状態で ・写真の良い部分が表示されるようにドラッグする X:-18.5mm、Y:-9mm を目安に、だいたいで OK
(4)画像を回転する(傾けてレイアウト)
・photo_01.psd の画像フレームを選択、-5°回転 (時計回りに 5°)
・コントロールパネルを使って、photo_02.psd を 6°、 photo_03.psd を-3°、それぞれ回転しよう
(5)画像の重なり順を変える ・photo_01.psd を選択 ・ 「オブジェクト」→「重ね順」→「最前面へ」をクリック 6 テキストの配置 ・テキストフレームを作成してテキストを配置しよう ・環境設定で単位をポイントに変更しておく
(1)テキストフレームを作成・位置と大きさの調整 ・横組み文字ツールでタイトルの下をドラッグ (位置 ・大きさは適当) ・選択ツールのコントロールパネルで位置・大きさを調整 ▲位置は X,Y 大きさは W,H (2)テキストを入力 春を満喫いただける、見どころ味どころ満載の(改行) 選りすぐりのコースをご用意しました。(改行) さくら化粧した京の町を散策してみませんか。 7 テキストの配置(外部ファイル読み込み)
(1)テキストフレームを作成・位置と大きさの調整 ・一番下の方に作る ・X:25, Y:251, W:160, H:28 (2)ファイル→配置で文字を流しこむ ・横組み文字ツールでテキストフレーム(青い枠)をクリック → 縦棒カーソルが点滅する ・メニューバー「ファイル」→「配置」をクリック → text_02.txt を選択、「読込みオプションを表示」をオフにして 「開く」をクリック ※ショートカットは command (Win:Ctrl) + D ・テキストフレームの右下に注目︕
割り付けられていないテキストが残っている印。 今回はこのまま「放置」 ※InDesign では様々な方法でテキストが配置できる ファイルをドキュメント上に直接 D&D でも OK 8 テキストの編集 ・InDesign では文章を打ち込まずに他のファイル配置が多い ・制御文字を表示しておくと、作業しやすい (1)制御文字の表示 ・メニュー「書式」→「制御文字を表示」 (一番下です)
改行︓段落替え ソフトリターン︓段落内の強制改行 (2)文字の設定 ・横組み文字ツールで「春を満喫…」3行を選択 ・フォントとサイズを設定 「小塚明朝 Pro M」 13pt ※3行入りきらないが、後で調整
(3)行送りの設定
・行送り テキストの上から次の行のテキストの上までの距離 デフォルトでは「自動行送り」 フォントサイズの 175% 18pt に設定しよう
(4)行揃えの設定~中央揃え ・ 「春を満喫…」3行を選択して「中央揃え」にする コントロールパネルの「字」「段」 「段」をクリック (5)テキストフレームに「段組み」設定 ・テキストフレーム設定ダイアログを表示する 選択ツールで本文 (4 月1日…)の入ったテキストフレームを選択 「オブジェクト」→「テキストフレーム設定...」で テキストフレーム設定ダイアログを表示させる 段数:2、間隔:5mm に設定
(6)段抜き見出しの設定 ・1行目だけ、2段にまたがった表示にしよう ・横組み文字ツールで 「4月1日 (月)…ご覧いただけます。」まで 2行を選択 ・ 「段」コントロールパネルのオプション (右端のところ)をクリッ ク、「段抜きと段分割」をクリック ・ 「段抜き」を選択、「すべて」に設定 ▲1行めが2段にまたがって表示された
(7)段落境界線を設定 ・段落境界線=段落の「前後」に付けられる線 ・ 「書式」→「段落」で段落パネルを表示させる ・ 「4月1日...」の1行を選択 ・段落パネルメニューから「段落境界線」ダイアログを表示 (上図、赤丸のところをクリック)
・ 「後境界線」を選択、「境界線を挿入」にチェック ・線幅 0.5mm(単位まで入力する) 幅 「列」 オフセット 0.5mm に設定すると… (8)ベースラインシフトの設定 ・1行目の見出しテキストに「2種類の文字サイズ」を設定しよう ・異なるサイズの文字の並べ方を「ベースラインシフト」で調整 ・横組み文字ツールでテキストボックス内を5回連続クリックして 全テキストを選択 フォント︓小塚ゴシック Pro R サイズ︓9pt に設定 ・ 「4 月1日…開催予定」までを選択 サイズ︓12pt に設定
・ 「詳細は…ます。」を選択 「字」コントロールパネルで「ベースラインシフト」を -1.5 に 設定 ▲ベースラインが揃った ● 質疑・応答 ● ● まとめ ●
12pt
9pt 1.5ptInDesign の操作
・新規ドキュメント作成 ・画像の配置、編集
・テキストフレームの作成、テキストの配置 ・テキストの編集