• 検索結果がありません。

1 高齢者の現状 (1) 高齢者人口の推移 松江市の総人口は減少傾向にあり 平成 29 年の 205,249 人から平成 32 年には 202,472 人となり 平成 29 年と比較して 2,777 人減少する一方で 高齢者人口は 3,268 人増加します 第 7 期計画の最終年である平成 32 年

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "1 高齢者の現状 (1) 高齢者人口の推移 松江市の総人口は減少傾向にあり 平成 29 年の 205,249 人から平成 32 年には 202,472 人となり 平成 29 年と比較して 2,777 人減少する一方で 高齢者人口は 3,268 人増加します 第 7 期計画の最終年である平成 32 年"

Copied!
32
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第2章

(2)

1 高齢者の現状

(1)高齢者人口の推移

松江市の総人口は減少傾向にあり、平成 29 年の 205,249 人から平成 32 年には 202,472 人となり、 平成 29 年と比較して 2,777 人減少する一方で、高齢者人口は 3,268 人増加します。第 7 期計画の 最終年である平成 32 年度には、高齢化率が 30%を超えると推計しています。 (各年 10 月 1 日現在:人) 第 6 期 第 7 期 第 9 期 平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年 平成 30 年 平成 31 年 平成 32 年 平成 37 年 40 歳未満 79,553 77,145 76,339 77,431 76,765 76,098 72,281 40-64 歳 66,141 65,186 64,848 65,936 65,471 65,007 62,916 前期高齢者 27,568 27,811 27,919 28,463 28,595 28,728 37,313 後期高齢者 32,278 35,633 36,143 31,624 32,132 32,639 37,200 40 歳以上合計 125,987 128,630 128,910 126,023 126,198 126,374 125,102 65 歳以上合計 56,702 57,481 58,099 60,087 60,727 61,367 62,186 推計総人口 205,540 205,775 205,249 203,454 202,963 202,472 199,383 高齢化率 27.58% 27.93% 28.31% 29.53% 29.92% 30.31% 31.19% ※推計値は、日本の地域別将来推計人口(国立社会保障・人口問題研究所、平成 25 年 3 月推計)を参考。 65 歳以上合計=第 1 号被保険者数とする。

(2)日常生活圏域別 人口

高齢者人口の分布をみてみると、松東圏域と中央圏域が市全体の高齢化率を上回る状況となって います。 圏 域 全年齢(人) 高齢者(65 歳以上)(人) 高齢化率(%) 松 東 37,097 11,207 30.21 中 央 37,321 10,670 28.59 松 北 31,157 8,745 28.07 松南第 1 35,592 9,964 28.00 松南第 2 28,694 8,027 27.97 湖 南 33,855 9,484 28.01 合 計 203,716 58,097 28.52 資料:介護保険課調べ(平成 29 年 3 月末現在) ※圏域の設定については3ページを参照。 ※(1)は日本の地域別将来推計人口を参考にした推計値のため一致しない。

(3)

(3)日常生活圏域別 世帯の状況

高齢者の独居率は圏域ごとにばらつきがあり、中央圏域で最も高く、世帯数の約 2 割が独居世帯 という状況です。最も少ない松南第 2 圏域と比較すると、約 8 ポイント高くなっています。 圏 域 高齢者数 (人) 高齢化率 (%) 世帯数 (戸) 高齢者独居 (戸) 独居率 (%) 松 東 11,207 30.21 16,355 2,429 14.85 中 央 11,670 28.59 18,037 3,594 19.93 松 北 8,745 28.07 12,831 1,805 14.07 松南第 1 9,964 28.00 16,244 2,732 16.82 松南第 2 8,027 27.97 11,011 1,332 12.10 湖 南 9,484 28.01 13,776 1,932 14.02 合 計 58,097 28.52 88,254 13,824 15.66 資料:介護保険課調べ(平成 29 年 3 月末現在)

(4)

(4)健康状況

①要介護(要支援)の原因(平成 28 年度)

a 要介護(要支援)の原因となる疾病の割合

要介護(要支援)認定に至る原因疾病を主治医意見書からみると、男女とも高血圧や脳梗塞等の 「循環器系の疾患」が最も多くなっています。 男性は、「循環器系の疾患」、「精神及び行動の障害」、「神経系の疾患」の上位 3 つで要介護認定 の原因となる疾病全体の 56.4%を占めています。 女性は、「循環器系の疾患」、「筋骨格及び結合組織の疾患」、「精神及び行動の障害」の上位 3 つ で要介護認定の原因となる疾病全体の 55.4%を占めています。 資料:介護保険課調べ ※平成 28 年度に認定された 11,119 件について分析。 ※疾病分類にあたっては、島根県国民健康保険疾病統計表の疾病分類表の 20 項目分類による。 男性 女性

(5)

b 要介護度別にみる原因疾病

原因疾病を要介護度別で見てみると、要支援 1・2 では「関節症」及び「骨折」といった筋骨格 系及び結合組織の疾病が上位を占めています。一方、要介護 1 から要介護 5 までは、いずれも「ア ルツハイマー病」「血管性及び詳細不明の認知症」「脳梗塞」が上位を占める状況となっています。 要支援 1 要支援 2 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 第 1 位 他に分類され ないもの 骨折 アルツハイ マー病 アルツハイ マー病 アルツハイ マー病 脳梗塞 アルツハイ マー病 第 2 位 関節症 関節症 血管性及び 詳細不明の 認知症 血管性及び 詳細不明の 認知症 血管性及び 詳細不明の 認知症 血管性及び 詳細不明の 認知症 脳梗塞 第 3 位 骨折 他に分類さ れないもの 骨折 他に分類さ れないもの 骨折 アルツハイ マー病 血管性及び 詳細不明の 認知症 第 4 位 高血圧性疾患 脳梗塞 脳梗塞 脳梗塞 脳梗塞 骨折 他に分類さ れないもの 第 5 位 脳梗塞 高血圧性疾患 他に分類さ れないもの 骨折 他に分類され ないもの 他に分類さ れないもの 脳内出血 資料:介護保険課調べ ※平成 28 年度に認定された 11,119 件について分析。 ※疾病分類にあたっては、島根県国民健康保険疾病統計表の疾病分類表の 119 項目分類による。

(6)

c 年齢別にみる原因疾病

原因疾病を年齢別にみると、「脳内出血」や「脳梗塞」といった脳血管疾患が全年齢において、 上位を占めています。75 歳以上では、「アルツハイマー病」や「血管性及び詳細不明の認知症」と いった認知症が上位を占める状況となっています。 64 歳以下 65~74 歳 75~84 歳 85~94 歳 95 歳以上 第 1 位 脳内出血 脳梗塞 アルツハイマー病 血管性及び詳細 不明の認知症 血管性及び詳細 不明の認知症 第 2 位 脳梗塞 脳内出血 脳梗塞 アルツハイマー病 アルツハイマー病 第 3 位 その他の神経系 の疾患 他に分類され ないもの 骨折 骨折 脳梗塞 第 4 位 糖尿病 アルツハイマー病 他に分類され ないもの 他に分類さ れないもの 高血圧性疾患 第 5 位 血管性及び詳細 不明の認知症 骨折 血管性及び詳細 不明の認知症 脳梗塞 骨折 資料:介護保険課調べ ※平成 28 年度に認定された 11,332 件について分析。 ※疾病分類にあたっては、島根県国民健康保険疾病統計表の疾病分類表の 119 項目分類による。

d 圏域別にみる原因疾病

要介護(要支援)認定者となる原因疾病を圏域別にみると、ほとんどの圏域で「アルツハイマー 病」「血管性及び詳細不明の認知症」「脳梗塞」が上位を占めています。 松東 中央 松北 松南第 1 松南第 2 湖南 第 1 位 アルツハイ マー病 アルツハイマ ー病 脳梗塞 血管性及び 詳細不明の 認知症 脳梗塞 血管性及び 詳細不明の 認知症 第 2 位 血管性及び 詳細不明の 認知症 血管性及び 詳細不明の 認知症 アルツハイマ ー病 アルツハイマ ー病 アルツハイマ ー病 アルツハイマ ー病 第 3 位 骨折 他に分類され ないもの 他に分類され ないもの 脳梗塞 骨折 骨折 第 4 位 脳梗塞 骨折 血管性及び 詳細不明の 認知症 骨折 他に分類され ないもの 脳梗塞 第 5 位 他に分類され ないもの 脳梗塞 骨折 他に分類され ないもの 血管性及び 詳細不明の 認知症 他に分類され ないもの 資料:介護保険課調べ ※平成 28 年度に認定された 11,119 件について分析。 ※疾病分類にあたっては、島根県国民健康保険疾病統計表の疾病分類表の 119 項目分類による。

(7)

(5)認知症高齢者の状況

①認知症高齢者の日常生活自立度の状況

要介護等認定者のうち、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上の高齢者は 64.9%となっています。 認知症高齢者の日常生活自立度(%) 自立 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ M Ⅱa Ⅱb Ⅲa Ⅲb 6.1 29.0 22.3 23.8 14.7 1.2 2.7 0.2 資料:介護保険課調べ(平成 29 年 3 月末現在) ※要介護等認定データを基に算出。 ※日常生活自立度Ⅱとは、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、 誰かが注意すれば自立できる状態。

②認知症高齢者の居場所別内訳

認知症高齢者のうち、約半数が居宅で生活をしており、次いで「介護老人福祉施設」、「その他」、 「医療機関」の順となっています。また、認知症高齢者の日常生活自立度が高くなるにつれ、介護 老人福祉施設、医療機関で生活をしている人が多くなっています。 認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上の高齢者の居場所別内訳(%) 居宅 特定施設 グループ ホーム 介護老人 福祉施設 介護老人 保健施設 介護療養型 医療施設 医療機関 その他 Ⅱ Ⅱa 68.0 3.3 2.4 2.8 3.1 0.1 8.8 11.5 Ⅱb 58.6 4.3 7.3 6.0 4.4 0.1 6.8 12.5 Ⅲ Ⅲa 27.6 4.3 10.5 26.9 9.4 0.7 11.1 9.5 Ⅲb 31.0 0.7 10.8 19.4 9.4 0.7 15.1 12.9 Ⅳ 8.3 4.5 2.9 40.4 15.1 1.9 17.6 9.3 M 3.6 0.0 0.0 42.9 17.9 3.5 28.6 3.5 全体 52.0 3.9 6.2 11.5 5.7 0.3 9.1 11.3 資料:介護保険課調べ(平成 29 年 3 月末現在) 【参考】認知症高齢者の日常生活自立度 自立 認知機能障害は見られない。 Ⅰ 何らかの認知症を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している。 Ⅱ 日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立で きる。 Ⅱa 家庭外で上記Ⅱの状態が見られる。 (たびたび道に迷うとか、買い物や事務、金銭管理などそれまで出来たことにミスが目立つ等) Ⅱb 家庭内でも上記Ⅱの状態が見られる。 (服薬管理ができない、電話の対応や訪問者との対応などひとりで留守番ができない等) Ⅲ 日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。 Ⅲa 日常を中心として上記Ⅲの状態が見られる。(着替え、食事、排便・排尿が上手にできない・時間がかかる、 やたらに物を口に入れる、物を拾い集める、徘徊、失禁、大声・奇声をあげる、火の不始末、不潔行為、性 的異常行為等) Ⅲb 夜間を中心として上記Ⅲの状態が見られる。(ランクⅢa に同じ) Ⅳ 日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする。 M 著しい精神症状や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。 (せん妄、妄想、興奮、自傷・他害等の精神症状や精神症状に起因する問題行動が継続する状態等)

(8)

2 要介護等認定者数の推移

(1)第 6 期介護保険事業計画期間の認定実績

要介護(要支援)認定者数は、平成 27 年の 11,173 人から平成 29 年は 11,793 人となっており、 人数で 620 人、率にして 5.5%の増加となっています。 第 1 号被保険者※1の要介護(要支援)認定率※2は、平成 27 年の 19.8%が平成 29 年には 20.3% に増加しており、年齢別にみると、75~79 歳から要介護(要支援)認定率が高くなっています。

【第 1 号被保険者の要介護(要支援)認定率(年齢別)

平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年 第 1 号被保険者要介護(要支援)認定率 19.8% 20.1% 20.3% 65~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85 歳以上 3.2% 6.2% 13.5% 27.9% 60.7% 3.1% 6.8% 13.5% 27.7% 61.1% 3.0% 6.7% 13.1% 27.9% 60.8% 資料:介護保険課調べ(各年 3 月末現在) ※1:65 歳以上の高齢者。 ※2:65 歳以上(第 1 号被保険者)の人口に占める認定者の割合。

【要介護(要支援)認定者数と認定率(介護度別)

平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年 認定者数 認定率 認定者数 認定率 認定者数 認定率 計 11,173 人 19.8% 11,554 人 20.1% 11,793 人 20.3% 要支援 1 1,699 人 3.0% 1,758 人 3.0% 1,712 人 3.1% 要支援 2 1,266 人 2.2% 1,341 人 2.3% 1,280 人 2.2% 要介護 1 2,684 人 4.7% 2,786 人 4.8% 2,934 人 5.1% 要介護 2 1,750 人 3.1% 1,774 人 3.1% 1,846 人 3.2% 要介護 3 1,320 人 2.3% 1,351 人 2.3% 1,415 人 2.4% 要介護 4 1,365 人 2.4% 1,448 人 2.5% 1,473 人 2.5% 要介護 5 1,089 人 1.9% 1,096 人 1.9% 1,073 人 1.8% 資料:介護保険課調べ(各年 9 月末現在)

【初めて要介護(要支援)認定を受けた人の割合】

平成 27 年度 平成 28 年度 新規認定者数 1,796 人 1,928 人 第 1 号被保険者のうち 新規認定者の占める割合 4.0% 4.2% 資料:介護保険課調べ

(9)

(2)第 7 期介護保険事業計画期間の認定者数推計

要介護(要支援)認定者数は、平成 30 年で 12,023 人、平成 32 年で 12,735 人と、人数で 712 人、 率にして 5.9%増加します。 また、認定率は第 7 期計画の最終年度の平成 32 年には 20.8%にまで上昇すると推計しています。 平成 30 年 平成 31 年 平成 32 年 平成 37 年 要支援 1 1,894 人 1,959 人 2,017 人 2,246 人 要支援 2 1,241 人 1,309 人 1,369 人 1,174 人 要介護 1 2,982 人 3,065 人 3,139 人 3,523 人 要介護 2 1,911 人 1,987 人 2,068 人 2,328 人 要介護 3 1,412 人 1,448 人 1,481 人 1,714 人 要介護 4 1,499 人 1,516 人 1,523 人 1,637 人 要介護 5 1,084 人 1,111 人 1,138 人 954 人 認定者合計 12,023 人 12,395 人 12,735 人 13,576 人 認定率 20.0% 20.4% 20.8% 21.8% ※各年の認定者数の推計(第 1 号被保険者のみ)。 ※国から示された地域包括ケア「見える化」システムを用いて推計。

(10)

3 第 6 期介護保険事業計画~介護保険の状況

(1)介護保険施設等の定員の推移

介護保険施設等の定員数は、平成 12 年度の介護保険制度開始から平成 29 年度までの 18 年間で、 約 2.3 倍となっています。中でも認知症対応型共同生活介護や、地域密着型介護老人福祉施設入所者 生活介護等の地域密着型サービスは年々施設整備が進み、定員が増えています。 また、要介護度別では、特定施設入居者生活介護及び認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 以外の施設は、要介護度4、5の方の利用割合が5割を超えています。 【施設別定員の推移】 (単位:人) 資料:松江市の介護保険(各年 4 月 1 日現在)

(11)
(12)

(2)給付費の推移

施設サービス費は、平成 15 年度から平成 20 年度にかけて介護療養病床の転換により減少していま すが、その後は微増しています。一方、居宅サービスや地域密着型サービスは認定者数の増加に伴い、 年々増加しています。特に平成 28 年度は定員 18 名以下の小規模な通所介護が地域密着型サービスへ 移行したことに伴い、地域密着型サービスの伸びが顕著となっています。 給付費全体の伸びに比べ、1 人当りの平均支給月額は横ばい状態です。施設サービスが平成 18 年に 減少しているのは、地域密着型サービスが始まったことが要因と考えられます。 【年間総支給額と 1 人当り平均支給月額】 端数処理により計が一致しない場合有り 資料:介護保険課調べ

(13)

(3)サービス事業所数の推移

(単位:事業所数) サービス名 平成27 年度 平成28 年度 平成29 年度

施設サービス

① 介護老人福祉施設

18

18

18

② 介護老人保健施

8

8

8

③ 介護療養型医療施設

1

1

1

小計

27

27

27

居宅サービス

① 訪問介護

66

70

69

② 訪問入浴介護

2

2

2

③ 訪問看護

22

25

25

④ 訪問リハビリテーション

5

5

6

⑤ 通所介護

91

43

43

⑥ 通所リハビリテーション

14

13

13

⑦ 福祉用具貸与

21

20

23

⑧ 短期入所生活介護

19

19

19

⑨ 短期入所療養介護

10

10

10

⑩ 特定施設入居者生活介護

7

8

8

小計

257

215

218

地域密着型サービス

定期巡回・随時対応型訪問介護看護

0

2

2

夜間対応型訪問介護

1

1

1

認知症対応型通所介護

15

14

13

小規模多機能型居宅介護

17

17

16

認知症対応型共同生活介護

37

38

38

地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護

6

7

7

看護小規模多機能型居宅介護

1

2

2

通所介護(小規模)

49

52

小計

77

130

131

その他のサービス

① 居宅介護支援・介護予防支援

80

78

81

小計

80

78

81

合計

441

450

457

資料:介護保険課調べ(各年4 月 1 日現在) 事業所数について全体的には大きな増減はなかった。平成 28 年度から利用定員が 18 人以下 の小規模な通所介護事業所が地域密着型サービスに移行したため、通所介護の事業所数が大き く減っている。

(14)

(4)サービス利用量の推移

① 施設サービス

a 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

日常生活において、身体上または精神上常時介護が必要で、在宅介護が困難な方が入所する施設 です。第 6 期中の施設整備はなく、利用実績も大きな変動はありませんでした。 介護老人福祉施設 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 施設利用延人数 12,840 人 12,444 人 12,840 人 12,420 人 12,840 人 12,288 人 施設定員数 1,070 人 1,070 人 1,070 人 1,070 人 1,070 人 1,070 人 ※施設定員数については、各年度末時点での整備定員数 ※平成 29 年度の数値は見込み

b 介護老人保健施設

医療機関から退院した方に対し、リハビリテーション等の医療サービスを提供し、在宅復帰を支 援します。第 6 期の初年度に 180 床整備しました。利用実績は大きな変動はありませんでした。 介護老人保健施設 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 施設利用延人数 8,554 人 7,548 人 8,554 人 7,692 人 8,554 人 7,680 人 施設定員数 712 人 712 人 712 人 712 人 712 人 712 人 ※施設定員数については、各年度末時点での整備定員数 ※平成 29 年度の数値は見込み

c 介護療養型医療施設

病状が安定していて長期にわたって療養を必要とする高齢者等に対し、医学的管理のもとに介護 や必要な医療の提供を行う施設(病院)です。第 6 期中の転換はなく、利用実績は約半分となりま した。 介護療養型医療施設 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 施設利用延人数 672 人 516 人 672 人 396 人 672 人 264 人 施設定員数 56 人 56 人 56 人 56 人 56 人 56 人 ※施設定員数については、各年度末時点での整備定員数 ※平成 29 年度の数値は見込み

(15)

②居宅サービス

a 訪問介護(介護予防を含む)

ホームヘルパーが自宅に出向いて介護や家事などの身の回りの援助をします。計画では平成 29 年度は総合事業への移行を見込み、予防給付の減を見込んでいましたが、総合事業への移行が進ま ず平成 28 年度を超える実績となっています。 訪問介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 9,816 人 9,204 人 10,404 人 9,276 人 5,508 人 9,336 人 介護給付 回数 488,541 回 484,296 回 519,110 回 541,584 回 552,628 回 613,560 回 延人数 18,936 人 19,896 人 19,572 人 20,784 人 20,268 人 22,836 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

b 訪問入浴介護(介護予防を含む)

浴槽や設備機器を装備した移動入浴車などが自宅を訪問し、入浴介護を行います。大きな変動は ありませんでした。 訪問入浴介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 回数 0 回 0 回 0 回 0 回 0 回 0 回 延人数 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人 介護給付 回数 2,868 回 2,856 回 3,088 回 2,412 回 3,748 回 2,136 回 延人数 540 人 528 人 540 人 480 人 576 人 444 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

c 訪問看護(介護予防を含む)

看護師や保健師などが居宅を訪問し、療養上の世話や看護の支援をします。予防給付は回数・人 数ともに計画を超えています。 訪問看護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 回数 11,619 回 14,172 回 13,488 回 16,980 回 15,449 回 18,720 回 延人数 2,040 人 2,196 人 2,376 人 2,628 人 2,736 人 3,012 人 介護給付 回数 86,064 回 89,316 回 101,114 回 99,312 回 128,220 回 112,332 回 延人数 8,400 人 9,540 人 8,772 人 10,356 人 10,332 人 11,928 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

(16)

d 訪問リハビリテーション(介護予防を含む)

リハビリの専門家が居宅を訪問し、日常生活を送るために必要な機能訓練の指導・助言をします。 平成 29 年度は予防・介護ともに閉殻を超える実績を見込んでいます。 訪問リハビリテーション 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 回数 2,616 回 2,544 回 3,544 回 2,628 回 3,652 回 3,024 回 延人数 204 人 252 人 240 人 264 人 228 人 312 人 介護給付 回数 15,944 回 13,596 回 17,769 回 15,072 回 19,347 回 19,128 回 延人数 1,428 人 1,260 人 1,548 人 1,380 人 1,668 人 1,776 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

e 居宅療養管理指導(介護予防を含む)

医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士などが居宅を訪問し、介護方法等についての指導・助言等 の療養上の管理・指導を行います。 居宅療養管理指導 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 744 人 588 人 852 人 624 人 984 人 612 人 介護給付 延人数 9,240 人 8,916 人 9,480 人 9,552 人 10,248 人 9,504 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

f 通所介護(介護予防を含む)

デイサービスセンター等で、入浴・食事の提供・機能訓練等のサービスを日帰りで受けられます。 計画では平成 29 年度は総合事業への移行を見込み、予防給付の減を見込んでいましたが、総合事 業への移行が進まず実績は徐々に増えています。 通所介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 10,896 人 10,524 人 11,745 人 11,484 人 6,316 人 12,024 人 介護給付 回数 333,531 回 352,080 回 239,718 回 250,872 回 258,747 回 259,908 回 延人数 30,264 人 31,752 人 21,204 人 22,860 人 22,428 人 23,736 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

g 通所リハビリテーション(介護予防を含む)

介護老人保健施設や病院・診療所等で必要なリハビリを日帰りで受けられます。予防・介護とも に計画を下回る実績となっています。 通所リハビリテーション 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 2,724 人 2,472 人 2,928 人 2,424 人 3,384 人 2,340 人 介護給付 回数 61,550 回 61,632 回 63,755 回 62,496 回 65,985 回 64,032 回 延人数 7,596 人 7,584 人 7,860 人 7,704 人 8,139 人 7,800 人

(17)

※平成 29 年度の数値は見込み

h 短期入所生活介護(介護予防を含む)

家庭での介護が一時的に困難になった場合に、介護保険施設などに短期間入所し、食事や入浴等 の日常生活の介護が受けられます。介護については計画を上回る実績となりましたが、予防は計画 の半分程度となりました。 短期入所生活介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 日数 2,028 日 1,476 日 3,179 日 1,188 日 5,315 日 1,632 日 延人数 324 人 240 人 480 人 240 人 756 人 312 人 介護給付 日数 55,116 日 56,532 日 54,544 日 61,080 日 53,733 日 64,512 日 延人数 6,276 人 6,480 人 6,240 人 6,540 人 6,288 人 6,696 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

i 短期入所療養介護(介護予防を含む)

介護老人保健施設や医療施設に短期間入所して、医療上のケアを含む日常生活上の支援や機能訓 練、医師の診療等が受けられます。予防・介護ともに徐々に実績が少なくなっています。 短期入所療養介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 日数 130 日 132 日 114 日 96 日 206 日 96 日 延人数 24 人 36 人 24 人 24 人 48 人 12 人 介護給付 日数 12,286 日 10,824 日 13,176 日 10,128 日 13,937 日 8,940 日 延人数 1,536 人 1,452 人 1,608 人 1,272 人 1,692 人 1,152 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

j 特定施設入居者生活介護(介護予防を含む)

特定施設(有料老人ホーム等)に入居している高齢者に、日常生活上の支援や介護を提供します。 第 6 期計画中に 50 床を整備しました。 特定施設入居者生活介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 588 人 420 人 696 人 432 人 792 人 396 人 介護給付 延人数 5,016 人 4,188 人 5,208 人 4,704 人 5,112 人 4,740 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

k 福祉用具貸与(介護予防を含む)

車いす、介護ベッド等日常生活に必要な福祉用具をレンタルできます。予防・介護ともに計画を 越えた実績となりました。 福祉用具貸与 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 9,168 人 9,636 人 10,320 人 10,764 人 11,400 人 11,940 人

(18)

介護給付 延人数 33,816 人 34,752 人 36,096 人 36,708 人 37,956 人 40,056 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

l 特定(介護予防)福祉用具販売

入浴や排泄に使用する用具の購入費用について保険給付されます。 特定福祉用具販売 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 504 人 396 人 576 人 372 人 648 人 456 人 介護給付 延人数 1,008 人 804 人 1,164 人 852 人 1,308 人 840 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

m 住宅改修(介護予防を含む)

居宅への手すりの取り付けや段差の解消等の小規模な改修費用について保険給付されます。 住宅改修 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 540 人 444 人 564 人 420 人 588 人 468 人 介護給付 延人数 960 人 636 人 1,188 人 624 人 1,452 人 564 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

n 居宅介護支援・介護予防支援

介護保険サービスを利用するための介護サービス計画作成及び各種申請代行を行うものです。予 防支援は、平成 29 年度から介護予防訪問介護と介護予防通所介護の総合事業への移行を見込みま したが、両サービスとも移行が進まず計画を超える実績となっています。 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 介護予防支援 延人数 24,204 人 23,472 人 26,124 人 24,528 人 18,504 人 25,848 人 居宅介護支援 延人数 50,472 人 53,256 人 52,884 人 54,972 人 55,452 人 57,744 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

(19)

③地域密着型サービス

a 定期巡回・随時対応型訪問介護看護

日中・夜間を通じて、1 日複数回の介護と看護が一体的に連携した定期訪問と随時対応サービス が受けられます。第 6 期計画中に 4 事業所の整備を計画しましたが、整備できませんでした。また 稼働中であった 2 事業所も現在稼働していないため、実績が伸びませんでした。 定期巡回・随時対 応型訪問介護看護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 介護給付 延人数 360 人 0 人 840 人 120 人 1,344 人 0 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

b 夜間対応型訪問介護

安心して在宅生活を送るための巡回や通報システムによる、夜間専用の訪問介護が受けられます。 夜間対応型訪問介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 介護給付 延人数 876 人 768 人 924 人 744 人 1,032 人 1,296 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

c 認知症対応型通所介護(介護予防を含む)

認知症の高齢者等を対象に、専門的なケアが提供される通所介護です。事業所数は徐々に減っ ていますが、実績は伸びています。 認知症対応型通所介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 日数 633 日 264 日 972 日 156 日 1,481 日 720 日 延人数 96 人 48 人 132 人 24 人 180 人 120 人 介護給付 日数 26,313 日 24,588 日 29,501 日 24,036 日 32,086 日 25,212 日 延人数 2,268 人 2,220 人 2,424 人 2,268 人 2,544 人 2,484 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

d 小規模多機能型居宅介護(介護予防を含む)

「通い」を中心に、利用者の選択に応じて「訪問」「泊まり」のサービスを組み合わせて多機能 なサービスが提供されます。予防・介護ともに計画を超える実績となりました。第 6 期計画中に 1 事業所を整備しました。 小規模多機能型居宅介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 240 人 276 人 252 人 324 人 264 人 396 人 介護給付 延人数 3,252 人 3,312 人 3,360 人 3,504 人 3,588 人 3,612 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

(20)

e 認知症対応型共同生活介護(介護予防を含む)

(グループホーム)

認知症の高齢者等が介護を受けながら共同生活する住宅です。第 6 期計画中に 2 事業所を整備し ました。 認知症対応型共同生活介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 予防給付 延人数 12 人 12 人 12 人 24 人 12 人 12 人 介護給付 延人数 6,744 人 6,588 人 6,960 人 6,576 人 7,176 人 6,672 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

f 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(小規模特別養護老人ホーム)

定員が 30 人未満の小規模な介護老人福祉施設に入所する人が、日常生活上の世話や機能訓練等 を受けられます。第 6 期計画中に 1 事業所を整備しました。事業所整備が遅れているため、実績が 伸びなかったものと思われます。 地域密着型介護老人 福祉施設入所者生活介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 施設利用延人数 1,980 人 1,500 人 2,328 人 1,968 人 2,676 人 2,196 人 施設定員数 194 人 165 人 223 人 194 人 223 人 194 人 ※施設定員数については、各年度末時点での整備定員数 ※平成 29 年度の数値は見込み

g 看護小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護と訪問看護のサービスを一体的に提供することで、利用者のニーズに応 じた柔軟なサービスが受けられます。第 6 期計画中に 5 事業所を整備する予定でしたが、1 事業所 しか整備できませんでした、併せて稼働中だった 1 事業所が現在休止中のため実績が伸びませんで した。 複合型サービス 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 介護給付 延人数 216 人 0 人 432 人 17 人 864 人 135 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

h 地域密着型通所介護

デイサービスセンター等で、入浴・食事の提供・機能訓練等のサービスを日帰りで受けられます。 平成 28 年度から利用定員が 18 人以下の小規模な通所介護事業所が、地域密着型サービスに移行し ています。 通所介護 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 計画 実績 計画 実績 計画 実績 介護給付 回数 回 回 118,071 回 106,860 回 127,443 回 119,544 回 延人数 人 人 10,440 人 11,184 人 11,040 人 12,768 人 ※平成 29 年度の数値は見込み

(21)

4 介護予防日常生活圏域ニーズ調査結果

(調査の趣旨) 第 7 期計画の策定にあたり、日常生活圏域における高齢者の実態を把握することを目的 として、要介護状態になる前の一般高齢者を対象に高齢者の各種リスクや社会参加状況を 把握することで地域課題を特定し、効果的な介護予防のための取り組みを評価するもので す。

(1)心身機能

各種リスクの該当者の割合(%) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

a 運動器の機能低下の状況

運動器の機能低下の該当者の割合を全体でみると、75~79 歳から高くなっています。 圏域別でみると、松東圏域では 80~84 歳、85 歳以上が他の圏域と比べて最も高くなっています。 また、松南第1圏域と松南第2圏域では 75~79 歳が低く、湖南圏域では 85 歳以上が 21.1%と 他の圏域と比べて最も低くなっています。 運動器の機能低下者の割合 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査 【調査の実施状況】 実 施 時 期:平成 29 年 1 月 16 日~平成 29 年 1 月 31 日 対 象 者 数:4,221 人(市内在住で要介護認定者を除く、65 歳以上の高齢者) 回収数(率):2,959 人(70.1%)

(22)

b 転倒リスク

転倒リスクの該当者の割合を全体でみると、75~79 歳から高くなっています。 圏域別でみると、松南第1圏域では 80~84 歳が他の圏域と比べて最も高く、松南第2圏域では 85 歳以上が 68.4%と最も高くなっています。また、湖南圏域では、85 歳以上が 31.6%と他の圏 域と比べて最も低くなっています。 転倒リスクの該当者の割合 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

c 低栄養の傾向

低栄養の傾向の該当者の割合を全体でみると、80~84 歳から高くなっています。 圏域別でみると、松南第1圏域では 80~84 歳が 14.0%と他の圏域と比べて最も高く、松南第 2圏域では 85 歳以上が 21.1%と最も高く、松南第1圏域と湖南圏域では、65~69 歳が 10.9% と高くなっています。また、松東圏域では、どの年齢も他の圏域と比べて低くなっています。 低栄養の傾向の該当者の割合(圏域別) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

(23)

d 口腔機能の低下

口腔機能の低下の該当者の割合を全体でみると、70~74 歳から高くなっており、85 歳以上で は 27.2%となっています。 圏域別でみると、松南第1圏域では 75~79 歳が 29.3%と他の圏域と比べて最も高く、湖南圏 域では 85 歳以上が 36.8%と他の圏域と比べて最も高くなっています。また、中央圏域では 85 歳 以上が 14.3%と他の圏域と比べて最も低くなっています。 口腔機能の低下者の割合(圏域別) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

e IADL(手段的自立度)の低下

IADL(手段的自立度)の低下者の該当者の割合を全体でみると、80~84 歳から高くなっ ており、85 歳以上は 33.8%となっています。 圏域別でみると、松南第2圏域では 80~84 歳が 21.5%と他の圏域と比べて最も高く、松東圏 域では 85 歳以上が 45.0%と他の圏域と比べて最も高くなっています。また、松南第2圏域では 85 歳以上が 15.8%と他の圏域と比べて最も低くなっています。 IADL(手段的自立度)の低下者の割合(圏域別) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

(24)

f 閉じこもり傾向

閉じこもり傾向の該当者の割合を全体でみると、75~79 歳から高くなっています。 圏域別でみると、湖南圏域では 80~84 歳が 31.0%、85 歳以上が 57.9%と他の圏域と比べて 最も高くなっています。また、中央圏域では 70~74 歳と 80~84 歳で他の圏域と比べて最も低 くなっています。 閉じこもり傾向の該当者の割合(圏域別) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査 外出を控えている状況(圏域別) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

(25)

g 認知機能の低下

認知機能の低下の該当者の割合を全体でみると、70~74 歳から高くなっています。 圏域別でみると、湖南圏域では 75~79 歳が 50.0%、80~84 歳が 58.3%と他の圏域と比べて 最も高く、松南第2圏域では 85 歳以上が 73.7%と他の圏域と比べて最も高くなっています。ま た、中央圏域では、どの年齢も他の圏域と比べて低くなっています。 認知機能の低下者の割合(圏域別) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

h うつ傾向

うつ傾向の該当者の割合を全体でみると、年齢での傾向はみられません。 圏域別でみると、松南第1圏域では多くの年齢層で他の圏域と比べて高く、松南第2圏域では 85 歳以上が 57.9%と他の圏域と比べて最も高くなっています。また、松東圏域では多くの年齢 層で他の圏域と比べて低くなっています。 うつ傾向の該当者の割合(圏域別) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

(26)

(2) 社会参加の状況

a 地域での活動への状況

地域での活動へ週1回以上参加の割合を全体でみると、「スポーツ関係のグループやクラブ」 が 15.5%と最も高く、次いで「趣味関係のグループ」が 11.0%となっています。 圏域別でみると、松南第1圏域では「ボランティアのグループ」が 6.1%、「趣味関係のグルー プ」が 13.9%、湖南圏域では「スポーツ関係のグループやクラブ」が 17.0%と他の圏域と比べ て高くなっています。また、松東圏域では「ボランティアのグループ」「スポーツ関係のグルー プやクラブ」「趣味関係のグループ」と多くの項目で他の圏域と比べて低くなっています。 地域での活動へ週 1 回以上参加している人の割合 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査 ※「全く参加していない」の判定条件 「ボランティアのグループ」「スポーツ関係のグループやクラブ」「趣味関係のグループ」「学習・教養サークル」 「老人クラブ」「町内会・自治会」の全てに「参加していない」と回答された人

(27)

b 地域づくりの活動への参加意向

地域づくりの活動へ参加したい人の割合を全体でみると「参加者として」は 56.0%となってお り、「企画・運営(お世話役)として」は 32.4%となっています。 圏域別でみると、松南第2圏域では、「参加者として」が 59.8%と最も高く、「企画・運営(お 世話役)として」でも 34.1%と高くなっています。松北圏域では「参加者として」が 55.3%、「企 画・運営(お世話役)として」が 30.6%とどちらもやや低くなっています。 地域づくりの活動への参加意向(圏域別) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

c 生きがいの有無

生きがいがある人の割合を全体でみると、80.9%となっています。 圏域別でみると、湖南圏域が 83.2%と最も高く、松東圏域が 79.4%と最も低くなっています。 生きがいの有無(圏域別) 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

(28)

(3)住まいの状況

アパートやマンションの多い中心市街地を含む中央圏域では民間賃貸住宅が多く、県営住宅や市 営住宅の多い松南第 1 圏域では、公営賃貸住宅への居住者が多いという状況でした。 圏 域 持 家 (%) 民間賃貸住宅 (%) 公営賃貸住宅 (%) 借 間 (%) その他 (%) 松 東 96.2 1.2 0.9 0.4 1.3 中 央 87.0 6.9 3.3 0.5 2.3 松 北 94.1 1.4 3.2 0.3 1.0 松南第 1 81.3 4.9 11.0 0.9 2.0 松南第 2 94.3 1.0 2.7 0.4 1.6 湖 南 93.1 3.7 1.9 0.3 1.0 合 計 90.7 3.3 3.9 0.5 1.6 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

(4)暮らしの状況

現在の暮らしの状況が苦しい(大変苦しい、やや苦しい)という人は、27.4%となっています。 圏域別にみると、松南第 2 圏域が多いという状況でした。 圏 域 大変苦しい やや苦しい ふつう ややゆとり がある 大変ゆとり がある 無回答 松 東 5.7 19.7 66.6 6.6 0.9 0.5 中 央 6.0 20.3 63.8 7.6 1.8 0.3 松 北 4.8 24.7 62.6 6.8 0.0 1.1 松南第 1 4.4 21.6 66.2 6.3 0.6 0.8 松南第 2 5.3 27.1 59.6 5.6 1.0 1.5 湖 南 6.0 20.5 68.0 4.1 0.6 0.8 合 計 資料:第 7 期日常生活圏域ニーズ調査

(29)

5 在宅介護実態調査結果

(調査の趣旨) 要介護者の在宅生活の継続や、介護者の就労継続に有効なサービスのあり方やサービス 整備の方向性を検討するために、在宅で生活をしている要支援・要介護認定をうけている 高齢者を対象として認定調査員による調査を実施しました。

(1)介護者のニーズ

a 要介護度別・介護者が不安に感じる介護

主な介護者が不安を感じる介護は、要介護1以上では「認知症状への対応」が最も高く、ま た介護度が上がるにつれ「日中、夜間の排泄」を不安に感じる割合が高くなる傾向が見られま す。 【調査の実施状況】 実 施 時 期:平成 28 年 12 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 対 象 者 数:700 人(在宅で要介護・要支援の更新、変更申請中の方) 有効回答数 :633 人

(30)

b.要介護度別・就労継続見込み(フルタイム勤務+パートタイム勤務)

就労している介護者(フルタイム勤務・パートタイム勤務)の就労継続見込みについては、 要介護度が重篤化すると「問題なく続けていける」の割合が下がり、「問題はあるが、何とか 続けていける」、「続けていくのは、かなり難しい」が増加しています。

c.在宅生活の継続に必要と感じる支援・サービス(フルタイム勤務)

就労している介護者(フルタイム勤務)が、在宅生活の継続に必要と感じる支援・サービス としては、外出同行(通院、買い物など)、見守り声かけ、配食、掃除・洗濯などの割合が高 くなっています。

(31)

d.効果的な勤め先からの支援(フルタイム勤務+パートタイム勤務)

就労している介護者(フルタイム勤務・パートタイム勤務)が、効果的と考える勤め先から の支援としては、介護休業・休暇等の制度充実、制度を利用しやすい職場づくり、労働時間の 柔軟な選択などが上位を占めています。

(32)

参照

関連したドキュメント

[r]

近年、日本のスキー・スノーボード人口は 1998 年の 1800 万人をピークに減少を続け、2020 年には 430 万人にまで減 少し、20 年余りで 4 分の

平成 28 年度については、介助の必要な入居者 3 名が亡くなりました。三人について

視覚障がいの総数は 2007 年に 164 万人、高齢化社会を反映して 2030 年には 200

都内人口は 2020 年をピークに減少に転じると推計されている。また、老年人 口の割合が増加し、 2020 年には東京に住む 4 人に

二酸化窒素の月変動幅は、10 年前の 2006(平成 18)年度から同程度で推移しており、2016. (平成 28)年度の 12 月(最高)と 8

本協定の有効期間は,平成 年 月 日から平成 年 月

○ また、 障害者総合支援法の改正により、 平成 30 年度から、 障害のある人の 重度化・高齢化に対応できる共同生活援助