Ministère de l'Écologie, du Développement durable, des Transports et du Logement
www.developpement-durable.gouv.fr
1
LCA
の政策活用に関する
国際ワークショップ
METI International Workshop on Future Utilization of Visualized Information of Environmental Impacts in Product Life Cycle & Corporate Value Chain
2013
年2月27日 東京
シルバン・シュバシュ (Mr. Sylvain Chevassus) 環境・持続可能な発展・エネルギー省フランスにおける製品
の環境フットプリント
表示の進捗状況
French developments on product
environmental footprint display
・本資料は、フランス環境・持続可能な発展・エネル ギー省からご提供いただいた「LCAの政策活用に関する 国際ワークショップ」（2013年2月27日）の発表用資料 を、グリーン・バリューチェーン国際ルール化等支援事 業の受託者である、みずほ情報総研（株）が仮訳したも のです。 ・本資料の位置づけは、あくまで参考のための「仮訳」で あり、用語・用法の厳密な精査は施しておりません。 ・内容の確認については、必ず原典をご確認ください。 資料 5
2
フランスにおける製品の
環境情報表示制度：五本の柱
1. 法的根拠: 「グルネル法1＆2」
2. 2008年から民間イニシアティブを支援
3. ADEME / AFNORマルチステークホルダー技術
プラットフォーム（専門知識及び標準化）
4. フットプリント及びコミュニケーションについての
国家施行テスト： 2011～2012年
5. EUや国際的な方法論との調和化の取り組みへ
の貢献
3
ADEME / AFNOR マルチステークホルダー
技術プラットフォーム
670の 組織 1000人弱の専門家General platform
with industry and
stakeholders
Methodological
working group
Sector working groups
(product categories)
Communication
format working
group
Database governance
committee
General platform
with industry and
stakeholders
Methodological
working group
Sector working groups
(product categories)
Communication
format working
group
Database governance
committee
産業界及び ステークホルダーとの 一般プラットフォーム コミュニケーション WG 部門別 WG （製品カテゴリ） 方法論 WG データベース管理委員会4 方法論の文書（商品／セクターカテゴリールール）を作成するため の一般的なガイドライン 消費財の環境影響の算定に関する一般的な方法論（2013年に改 定予定: 使用後処理、製品寿命、流通段階、ウォーターフットプリン ト、EUの「PEF（製品の環境フットプリント）」との整合性） ライフサイクルアプローチ: ISO 14040＆14044への準拠 製品及び包装 マルチクライテリアのアプローチ: 必須のカーボンフットプリント指標 ＋その他の指標 公開汎用データベース 全文書は英語版でも入手可能: http://affichage-environnemental.afnor.org/ http://www.boutique.afnor.org
5
部門別WG
1.
食料品、ペットフード
2.
電気・電子製品
3.
掃除用品、園芸用品
4.
ボディケア用品
5.
衣料品、布地、靴、バッグ
6.
建設用品
7.
家具
8.
製紙及び文具
9.
食器、陶器、調理用品
10.
スポーツ用品、アウトドア用品、おもちゃ
11.
非電気製品、金物類
6
作成済＆検証済PCR
食料品、飲料、ペットフード 靴 リュックサック シャンプー トイレットペーパー テレビ 洗剤 寝具 紙おむつ 木製家具 ソファ ソファベッド バイク プリンタ用紙 スポーツ用ボール作成中
衣料品 文房具 おもちゃ 乳製品 食用油 ボディ・ソープPCR（製品種別規則）に関する取り組み
各PCRで扱われる方法論の主要課題
機能単位
取り扱う環境課題
指標
含めるライフサイクル段階
使用後処理
炭素貯蔵
製品と共製品への配分
一次 / 二次データの適用範囲
構築中のフットプリント制度
公開二次データベース ADEME と管理委員会により チェック・検証されたデータ 手法 BP X30-323、横断的な方法論、及びPCR WG + ステークホルダープラットフォーム による検証 計算ツール BPX準拠 ADEME + データベース 管理委員会 ADEME/ AFNOR プラットフォーム 及びWG公開二次データベース
2011年：データベース管理委員会の設立 2012年中期：IT構造の構築（ILCDフォーマット） 3つのデータ供給方法（モード）: 1. 既存データベース（Ecoinvent、PE、Quantis、Cycleco）との協力: 適合及び統合 2. 自社の（共）製品: いくつかのセクター（食料品、製紙、化学製品・・） 3. 業界別のリクエストに統合（検証後） 今後のスケジュール： PEからのデータ（エネルギー、輸送、スチール、アルミニウム、 プラスチック、皮、燃焼、及び埋立関連）の統合（「モード1」データ） 2013年中期：オンライン版（初版） 2013年末: Cyclecoからのデータ（布地関連）の統合（「モード1」データ） 2014年: Agri-BALYSE及び製紙データの統合（「モード2」データ）食料品データ関連のプロジェクト
フランス農業生産関連: Agri-BALYSEプロジェクト（2010～13年） - ADEME、INRA、ART、及びフランスの農業技術機関が主導 野菜（出荷まで） : 31の製品カテゴリ 、71製品（従来品、オーガニック品等） 動物（出荷まで）: 18の製品カテゴリ（乳製品と卵を含む）、48製品（放牧型、 集約型等） →LCIは119件（2013年） 食品加工関連 : ACYVIAプロジェクト（新規）(2013～15年) - ADEME、Quantis、ART、及びフランス技術機関の主導（適用範囲はフランス） ワインの製造 （及び共製品）、肉（牛肉、鶏肉、豚肉、及び共製品）、 チーズ、果実＆野菜、油、シリアル、ビール、インスタント食品 ADEMEが、Quantis、ART及び主要産業界とともに、WFLDB（World Food Life Cycleデータベース）に参加 技術的な適用範囲: 農業＆食品加工
11
フットプリント及びコミュニケーションについての
国家施行事業（2011～2012年）
要求事項 :
•算定 + 最終消費者へのコミュニケーション
•以下への準拠：BPX 30-323、LCAアプローチ、
PCR（既に採用されている場合）
•絶対値でのカーボンフットプリント
•マルチクライテリア（少なくとも一つ以上の環境指標）
•テスト項目: 技術的な実現可能性、コミュニケーション、コスト
、手法、データのアクセス等
以下の点は企業の自由裁量（flexibility）とした:
•コミュニケーションのフォーマット及び媒体
•追加する環境指標の選択
12
施行テスト: 幅広いセクターと製品
• 食料品………... • 飲料品………... • ボディケア用品……….. • 衣料品、靴、家庭用布製品………... • 文房具、出版編集……….. • 電気・電子製品、家具…... • 建築資材………... • スーパーマーケット………...… • その他………...…….13
施行テスト: 多種多様な企業
全セクターから230の応募者
168企業を選定; 2011年7月１日からプロジェクト開始
企業規模
:
従業員50人未満が30% 従業員500人以上が25% 食料品セクターから70社
海外企業:
Agricom（チリ）、Bogota Chamber of Commerce
（コロンビア）、H&M（スウェーデン）
多国籍企業のフランス支社:
Nestlé、Coca-Cola、Pepsico、Colgate-Palmolive、
Heineken、Levi Strauss、Procter and Gamble、Unilever、
J&J、 Henkel 他
14
15
Nescafé と Nespresso 3つの環境指標 : - 気候 - 再生不能な天然資源の枯渇 - 水 3つのコミュニケーション手段 - 携帯 : アプリケーション プロキシ製品 - 雑誌 （「Croquons la vie」） -インターネット : www.nestle.fr www.nescafe.fr www.nespresso.com/ecolaboration www.croquonslavie.fr
20 パックの後ろ側 : • 定義 • 詳細情報掲載のURL (www.indice-environnemental.fr) • 2Dコード : 詳細情報へのアクセス Environmental Indiceマークをパックの 前側に配置: 消費者向けの簡易で直接的 な情報 Environmental Index
Casino、Bio Intelligence Service、及び以下の連携企業 により作成
